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2025年7月の13件の記事

2025年7月31日 (木)

誰も知らない、夏休み、傍聴席争奪戦

 7月22日(火)から、東京都千代田区霞が関の東京高地簡裁(以下東京地裁)は、恐怖の夏休みに突入した!

 

 夏休み(夏期休廷の期間)は開廷がガクッと減る。
 私の手帳に傍聴予定がほとんどない。あっても、なるべく行きたくない。恐怖の夏休みだから。

 

 7月30日(水)、東京地裁へ私は出かけた。
 11時30分から気になる判決がある。どうしても傍聴したいわけじゃない。パスしよう。いや、でも、もう2週間も休んでるから、と出かけたわけ。

 

 10時59分に法廷へ。20席の傍聴席の、すでに18席が埋まっていた! 壁の開廷表には…。

 1100~1110 「法人税法違反、地方法人税法違反、消費税法違反、地方税法違反」、判決。
 1110~1120 「覚醒剤取締法違反」、判決。
 1120~1130 「常習累犯窃盗」、判決。
 1130~1140 「性的姿態等撮影」、判決。

 

 脱税事件の判決(被告会社は罰金2500万円、被告人は懲役1年2月、執行猶予3年)は、傍聴席に関係者がいたようで、終わると数人が出た。
 そのため覚醒剤の判決(同種を含む服役前科4犯。懲役2年、未決10日算入)が始まるとき空席が少しあった以外、ずっと満席!

 

 常累盗の判決(累犯2犯を含む服役前科3犯。懲役2年2月、未決20日算入)が11時23分に終わり、私は席と出入口ドアとの中間に立った。裁判官が言った。

裁判官 「申し訳ないんですけど、次の法廷の準備がありますので…」

 聞き終える前に私は、席の鞄を引っつかみ、即出てドアそば1番に立った!

 映画でいえば観客の入替え、あれをやることがたまにある。せっかく早々と席をとっていても、入替えでもたつくと、傍聴できなくなる可能性あり、そいつに我々マニアはおびえるのだっ。 ←我々って誰だよ(笑)

 

 私の後ろに、みるみる行列がのびた。

 引率らしき若い弁護士(男女)と、中学生ぐらいの女子5人、合計7人が、行列に加わらず、法廷前にばらばらと立った。
 裁判官と取り決めがあり、優先的に傍聴できることになってるんだろうか。それとも、傍聴するつもりはなく、ここで仲間とか待ってるんだろうか。

 間もなくドアの施錠が解かれ、傍聴人たちが雪崩れ込んだ。
 4席に特別傍聴席の札があった。被告人2人の関係者席を4つを取る(札を置く)、それが「準備」だったんだね。

 残り16席。行列は20人ほどになっている。そこへ、行列に加わらなかった7人も座ろうとした。

傍聴人 「ここはさっきこの人が座ってたから!」

 という声(弁護士2人ではない)が聞こえた。さっきの席など関係ないのに。
 誰がどう我慢したのか、特にトラブルはなかったようだ。が、しかし、我慢のきかない者もいるだろう。
 「恐怖の夏休み、血みどろ傍聴席争奪戦争に気をつけろーっ」なのである。

 引率らしき弁護士2人は、そういう事情を知らなかったのだろう、知ってるほうがおかしい。
 だ、か、ら、私のようなマニアによる傍聴案内は極めて貴重なのだと思う。いま、本を書いている。今年中に書き上げたい。

 

 11時30分からの盗撮の、第1回公判を私は傍聴している。2人で組んでの悪質な盗撮だ。
 同種で懲役1年、執行猶予3年、付保護観察、の判決を受けている被告人は、今回は懲役1年2月、未決50日算入(求刑1年6月)。
 同種で罰金前科のみ、のほうの被告人は、今回は懲役1年、執行猶予3年(求刑1年)。

 

 この法廷は続けて11時40分から「麻薬及び向精神薬取締法違反」の審理(だっけ?)があるのに、ほとんど残らなかった。
 みんなどこへ行ったんだろ。早々と昼食?
 あとで分かった。別の法廷で11時45分から「不同意性交等」の判決があるのだった。なるほど~。

 
 麻薬(たぶん大麻リキッド)の被告人は、透き通るような白い肌の若い女性だった。
 6年前に大麻で執行猶予判決を受けている。そのときいっしょに捕まった男と、切れずにまたやったのだった。
 求刑は懲役2年「の実刑」&麻薬を没収。

 

 ほかに何を傍聴したか、長くなる、ページを改めよう。

2025年7月28日 (月)

石の上にも三年、桃栗三年柿八年、交通違反で43年

 交通違反・取締りを取材・研究し続けて43年ぐらいになる。

 当初、私はこう考え、憤っていた。

 道路交通法の目的は交通の安全と円滑、事故防止を図ることだ。ところが現実の取締りは、取締りのための取締りに堕している。けしからーん!

 

 突っ込んで調べるうち、こんな仮説を思いついた。

 善良な運転者の日常的な運転もしばしば違反になるよう、ばさっと大きく違反の網をかけておき、運悪くひっかかった一部の運転者からカネを吸い上げる。一部でも母数(運転免許保有者数と違反暴露度)が膨大ゆえ、莫大なカネが集まる。それを警察の縄張りへ流し込み、かつ、交通安全、事故防止のために警察は頑張ってますという外形をつくる、それが交通取締りの本質だ。

 

 当該仮説に疑問を抱かせるものはなく、仮説は普通の認識として落ち着いていった。
 わざわざ声高に言うまでもない、当たり前の認識…。日本では太陽はおおむね東からのぼり、西へ沈む。雨の降る日は天気が悪い、ま、そんな感じか。

 そもそも交通取締りは、こういう論法の上にあるのだね。

 交通安全のため道交法はある。道交法に違反する行為は危険なのだ。個々の違反の危険性は関係ない。よって危険性のない違反をびしびし取り締まれば交通安全のためになる。

 

 抽象的危険犯というやつだ。

 そうして、いつ頃からだったか、私は自分を、交通違反・取締りのマニア、略して「交通違反マニア」と称し始めた。

 交通違反・取締りが大好きでしょーがない、もっとあれこれ知りたくてたまらい、アホなマニアである、若干自嘲気味に言えば(笑)。
 調べて新しいことを発見したら大喜びだ。雑誌やWebに記事を書けば原稿料をもらえる、ありがたい。



 そんなところから社会を見ると、という話は長くなる、また今度。
 石の上にも三年。桃栗三年、柿八年、交通違反で43年。見えてくるものがある、あなたは何が見えてきましたか? つーことでひとつ。

2025年7月25日 (金)

無関心な人をこそ恐れよ

 伝説のメルマガ「今井亮一の裁判傍聴バカ一代(いちだい)」、2019年7月発行の第2282号「セレブな慶大生の大麻事件、なんと誰も知らない驚きの展開に!」、その編集後記に書いたことの一部を、加除訂正等してここに再掲しよう。

 6年を経た今も、てか今こそ重要と思うので。

 

  ☕  ☕  ☕


 何でネット検索していたんだったか、こんなのを発見した。
 日本基督教団公式サイトの2010年6月19日の記事から一部抜き出す。

「敵を恐れることはない。せいぜい君を殺すだけだ/友を恐れることはない。せいぜい君を裏切るだけだ/無関心な人をこそ恐れよ/殺しもしないし/裏切りもしない/だが彼らの無言の同意があればこそ/地上に裏切りと殺戮とがあるのだ」
    (中略)
 赤十字の創始者の一人J・S・ピクテ博士が言ったそうだ。「無関心は長期的には、弾丸と同じく人を殺す」。

 

 全くそのとおりだと思う。
 そして同時に、その「摂理」に人間社会は人類は逆らえないんじゃないか、とも。

 ならばみんな関心を持てばいいのか?
 いやぁ、どうだろ、無関心で裏切りや殺戮を生んできた人たちが急に関心を持てば、裏切りや殺戮が加速するだけなんじゃないか。

 

 選挙だって、若者たちの尻を叩いて投票所へ行かせても、推しのアイドル名を書いた無効票がどっと増える、ならまだいいほうで、SNSで拡散された面白フェイク、デマ煽動にのって…となる可能性は大いにあるんじゃないか。

 

  ☕  ☕  ☕

 

 6年前に私は、のんきなことを書いていたもんだ(笑)。

 大学の政経学部に「国民分断学科」「世論誘導学科」「牧民学科」「心理戦学科」「SNS攻撃ゼミ」「SNS工作の実務ゼミ」「カルト&マルチ利用ゼミ」とかあったら、大人気になるんでは。

2025年7月23日 (水)

暴力で育てた息子の暴力で、父親は人生を終え

 伝説のメルマガに、いやはや何ともな事件を発見した。
 書き手(私だよっ)の許可を得て、一部転載しよう。若干、加除訂正等する。時期は伏せる。

   ☕  ☕  ☕


 東京地裁の広い法廷で「傷害」の判決を傍聴した。

 被告人は身柄(拘置所)。20歳代か、きれーぃな濃い短髪の男性だ。
 メガネ、ワインカラーのセーターにジーンズ。被告人席に姿勢良く堂々と座り、真面目一直線風に見える。

 傍聴人は、私と、被告人の母親と思しき女性と、官らしき中年男性、合計3人ぽっちだ。
 裁判官が登壇。被告人を法廷中央、証言台のところに立たせ(座らせたかも)判決を言い渡した。

裁判官 「主文。被告人を懲役2年6月に処する。未決勾留日数中40日をその刑に算入する。主文は以上です」


 若いのに実刑だ。刑務所行きだ。いったい何をやらかしたのか。

 3カ月ちょい前の正午過ぎ、都内の被告人方で、56歳の実父に対し、拳(こぶし)で顔面を複数回殴り、倒れたのち足で顔面を複数回踏みつけるなどの暴行を加え…。

裁判官 「症状固定までに約6カ月間を要し、意識障害を伴う脳挫傷、急性硬膜下血腫…等の傷害を負わせ…現時点でも呼びかけに応じない状態…」

 つまり実父は、いわゆる植物状態ってことか。
 被告人は引きこもりで、働けとかうるさく言われてカッとなり? そうじゃなかった。なんと…。

裁判官 「幼少期に被害者から暴力をふるわれ…以降、距離を置いていた…今回…(距離を置く態度に)立腹した被害者から肩を押されたり足を蹴られたり…溜まっていた怒りが爆発して…」

 前回(第1回)を傍聴したマニア氏によると、被害者はひどい「虐待パパ」「DV親父」だったらしい。
 暴力で育てた息子の暴力で、人生を終える、すじが通っているというか。

 裁判官が判決理由を述べる間、被告人は証言台のところの椅子に座っている。
 両手を、両太股の上部に添えるように置き、両肘を外側へ張り、姿勢良く堂々と座り続けている。

裁判官 「一定の酌量の余地がないとは言えないが、このような苛烈な暴行…考慮するにも限度がある…母親が歎願書…前科がない…認めて反省…被告人に有利な事情を最大限に考慮しても、主文の刑はやむを得ない…」

 定型文で言渡しを終え、裁判官は少し間をとった。刑務所へ行くこの若者に、何か言葉をかけるのか。いや、何も言わず閉廷を宣した。

 

   ☕  ☕  ☕

 

 にしても暑い、もはや熱いというべきか。

船長 「この惑星の環境は、人類の生存には適さないようだ。調査の結果、巨大火山の噴火も迫っている。残念だが、次の惑星を探そう。さあ、出発だ。みんな、準備せよ」

船員 「船長! 超長期の冷凍睡眠に、もう疲れました。私の家族はこの惑星に残ります」

船長 「そうか。だが、この惑星には、排外主義の虐殺民族がうようよいるぞ。それでも残るか。よし、ならば、M41パルスライフルセントリーガン UA571-C(いずれも『エイリアン2』で使用)を与えよう。幸運を祈る!」

 なんつって。

2025年7月21日 (月)

俺の公約: 消費税廃止、物品税復活!

 秋の新番組、「俺の公約👊」ってどうですかね。または「わたしが総理大臣になったら💓」。

 

 もしも自分が総理大臣になったら、議員になったら、これをやります、抵抗は激しいだろうけど頑張ります、という政策を視聴者の方々から寄せてもらい、有識者委員会があーだこーだ検討するんである。

 スタジオ観覧席にはリアル政党の議員たちがずらっといて、「うちで採用し、実現させたい!」と思ったら政党名の札を挙げるんである。
 複数の政党が札を挙げた場合は、後日、「ここをこう直し、具体的にこう実現させます」と、各政党のプレゼンテーション大会を放送する。

 基本、そういう企画だ。面白そうでしょ。

 

 なわけで、先ずは私めが一発。

 国税庁のwebサイト、「ホーム/国税庁等について/組織(国税局・税務署等)/税務大学校/租税史料/NETWORK租税史料/物品税の解説展」、その冒頭にこんなことが書かれている。

 平成元(1989)年4月、消費税の創設に伴っていくつかの税金が廃止されました。その中の一つが物品税です。

 こうもある。

 物品税の税収内訳は、その後の経済成長に伴って、少額の消費財に係る税収から家電や乗り物などの大型消費財に係る税収へと比重が変わっていきました。昭和50年代以降は、物品税の税収の半分以上を乗用車、カラーテレビ及びクーラーのいわゆる「3C」に係る税収が占め、特に乗用車に係る税収は第1位の座を不動のものとしていました。

 

 当時、物品税は贅沢(ぜいたく)税とも奢侈(しゃし)税とも言われた。昔は1ドル360円だった。そりゃ別の話か(笑)。

 なわけで、消費税は廃止、あるいは食品のは廃止、食品以外は5%に、とかやるのに伴って、物品税、ふっかーつ!

 

 高額自家用車、高額腕時計、高額宝石、高額ワイン、高額スーツ、高額バッグ、高額不動産、飛行機のファーストクラス、宇宙旅行等々に、20% or more を課税する。

 おかげで消費税廃止の恩恵を受けた一般国民は、上級国民様が購入したそれらをテレビなどで目にし、「うわあ、いいなあ、うらやましいなあ」と目一杯、褒め称える。

 

 消費税廃止&物品税復活、それで足りないなら、所得税だっけ、そいつに手を付けよう。

 聞く所によると、年収1億円までは税率が上がり続け、1億円から逆にぐんぐん下がるという。
 その税率、下がらせません。ぐんぐん上げます。

 でもって、昔の「高額納税者番付」を復活させる。
 毎年、テレビ新聞が番付を発表し、一般国民は「うわあ、すごいなあ」と称える。「あれっ、あの人、番付に入ってないよ。脱税してるんでは?」となったりする。

 番付を復活させると犯罪者らに狙われる?
 いやいや、今時の犯罪者は、高齢者や、詐話(デマ)に引っかかりやすい一般国民を狙う。大物は狙わないでしょ。

 てゆっかさ、番付の発表を止めたのは、富裕層の税金を下げ、「えっ、あの超お金持ち、それしか税金払ってないの?」と見破られるのを怖れたから? なんて深読み✨(笑)。


 さてさてどうです、年間公約大賞で優勝、副賞は総理大臣の椅子?
 うーん、その椅子は石破茂さんに譲りますわ。あの人、自民党内で嫌われ者と言われるだけあって(自民の中では😖)大した人ではないかと私は感じてる。

 ひめゆりの塔をデマで貶めた自民議員が、なんと今回の選挙でまた当選。ひめゆりの塔へ出かけて献花した石破首相を恨み、引きずり下ろそうと頑張ったりしているようだ。
 自民党の首相を応援したくなる日がくるとは、真夏の悪夢、、、

2025年7月19日 (土)

参院選、選挙区と比例代表、投票どうする?

 7月20日(日)は第27回参議院選挙の投開票日だ。

 

 33年前、第16回参議院選挙に係る「参議院比例代表選出議員の選挙における政党その他の政治団体の名簿による立候補の届け出の手続き及び確認団体の申請の手続きについて事前説明会」なる告知を新聞で見て、私は出かけたことがある。
 めっちゃ刺激的だった! そのいわば潜入レポートをwebに書いた

 今回、久々に「事前説明会」へ行ってやろう、うふふ、と日経新聞朝刊の社会面の下欄を毎朝注目していたのに、まさか見落とした? 告知を発見できぬまま、気がつけばもう、、、大失態である。

 

 ところで、諸君、おかしいと思わないか。

 たとえば東京選挙区の場合、定数は6人(今回は補欠選挙もあるので合計7人)なのに、投票用紙に書けるのは1名のみ。
 比例区は、多くの政党があるのに、書けるのは1政党(または1候補者の氏名)のみ。
 馬鹿にしてない? と私は思う。

 

 ま、それは措き、私は明日、比例代表の投票用紙には「ラサール石井」と書こう、いろいろ悩んだが、今回はそうしよう、そうしなきゃ、と決めました。

 

 ラサール石井さんは、社民党から立候補している。「社民党」と書かず、「ラサール石井」と書けば、社民党の候補者のなかでも特にラサール石井さんを支持する、という扱いになるんだそうだ。

 なんで社民党なの?

 昔、警察のNシステムの問題で、社民党(当時は社会党だったか、以下同)の議員(福島みずほさん)にお世話になったことがある。運転免許の行政処分についてだったか、別の議員さんに質問主意書を出してもらい、政府の公式見解を得たこともある。

 そういえば、速度取締りについてだったか、国会(確か地方行政委員会)で質問してもらった(議事録に残してもらった)こともある。
 国会の傍聴は当時(今も?)、議員の紹介が必要だった。いつも社民党のお世話になった。

 

 その後、別の党の議員と、確か駐車取締りの民営化についてだったか、議員会館の事務所で話したことがある。
 結局、警察が嫌がることに議員はなかなか手を出せない、選挙違反の取締りで仕返しを食らうから、というぶっちゃけ話を聞いた。
 その議員さんは、後にだいぶ大物になった。

 福島みずほさんほか社民党の議員さんは、そんなことぜんぜん言わなかったなあ…。ま、時期の違いもあるのかもしれないが。

 選挙に出るに当たって、よりによって消滅寸前の弱小政党、社民党から、という侠気(おとこぎ)に惚れて、比例は「ラサール石井」と書きます。

 

 投票所での投票順序は、選挙区→比例、なのだが、当ブログでは順序が逆になる、申し訳ない。

 東京選挙区は、前述のとおり定数6人(+1人=7人)のところ、なんと32人も立候補してるんだねえ! どど、どうしゅるっ?

 

 比例代表を社民党のラサール石井さんとしてしまった以上、選挙区は共産党の候補者、それしかないでしょ。

 裁判だけでなく、国会も地方議会も私は傍聴してきた。共産党は、どう転んでも政権は取れっこないけど、議会には、いてもらわないとやばい、というのが私の、いわばまとめだ。

 だいたい、自民党の裏金とか、政権の不正に関するスクープは、ほとんどみんな共産党の「しんぶん赤旗」によるのでは。
 しかも共産党は政党助成金を、潔く受け取らない。

 東京選挙区の32人のうち、共産党は吉良佳子さんのみ。
 吉良佳子さん、どんな方か私は存じ上げないが、選挙区の投票用紙には「吉良佳子」と書く、それしかないよね。

 

 ところで、選挙の終盤、参政党だけでなく多くの政党が「外国人問題」を言い始めたとか。
 それはね、たぶんこういうことではないか、と私は見る。

 人種的な差別主義の根本は結局、「僕は偉い」でしかない。
 そこに科学的な根拠などなく、デマを根拠とせざるを得ない。

 そんなくだらないものが、古今東西、なぜ幅を利かすのか。
 大衆(群衆)を煽動しての選挙、政権奪取、維持、拡大に、大いに役立つから。

 そうしてたぶん、ちっとも偉くないのに、あるいは、べつに偉ぶる必要などないのに、「僕は偉い」と偉ぶりたがる男がやっぱり多く、偉ぶる魂の者たちを徹底的に煽って議席を得ようとするデマゴギーが力強く現れ、その力強さに衝撃を受け、焦り、他の政党も「外国人問題」を言い始めた、そんな感じではないのかな。

 社民党も共産党も、デマに組みせず、差別主義は駄目と力強く言ってる。

 

 こう書いているうちに、3年前の参院選で私はどう投票したか。なんか思い出したような。
 選挙区は立民党の「塩村あやか」、比例代表は「共産党」と書いたような。
 塩村あやかさん、あの人も議会には必要な人と私は思う。1人1票、なんとかしなければ。

2025年7月17日 (木)

燃え落ちるのを待つしかないのか!

 火事、火災のテレビニュースがよくある。
 視聴者のスマホ動画があるせいだろう。テレビは“絵”があってこそのニュースなのだ。

 

 かつて私は、木造2階建ての住宅が全焼するのを、窓から炎が出始めた頃から間近で(規制線の内側で)目撃したことがある。
 消防車が来ればすぐ鎮火だろう、と思った。隣家は、最悪でも外壁が少し焦げる程度ですむだろう、と思った。

 ところが! 消防車が何台も来て道路はホースだらけになり、じゃんじゃん放水しても火の勢いは衰えず、みるみるうちに住宅は全焼。

 ご存知だろうか、木材はいきなり燃えるわけじゃない。木材から、燃えるガス、みたいなのがもわもわとわきだし、ガスに火がついて木材が燃える、そんな感じで燃える。
 まさにそういう過程を、うわあ~! と思いつつ間近に見た。
 隣家は、半焼というのか、もう住めるような状態ではない無残なことになってしまった。幸いなことに死傷者はナシ。

 

 この火災を目撃して私はつくづく思った。火災の悪魔に対して放水は無力なのだな、と。

 もちろん、放水がなければ隣家は完全に燃え落ちていたろう。隣家だけでなく、付近一帯が焼失したかも。
 したがって放水には一定程度の効果を認めることができる。

 しかし、あの火災を間近に見て、「無力!」という言葉がどうしようもなく浮かんだ。そういうこととご理解いただきたい。消防の現場の方々を責めるつもりは毛頭ない。
 

 そうしてさらに、じりじりしながら私は思うのだった。

 火元の家はもう助かりっこないんだから、隣家を救うために、壊してしえばいいのに。
 家の所有者を探して破壊許可証に書名押印をもらい、大臣の破壊許可を得て破壊命令を発布するには何週間もかかるとか? 

 偉い消防官僚の頭は「火災には江戸時代から放水だ」で固まって動かないんじゃないか。
 「5時間後に鎮火しました」とかニュースは言うが、それ、燃え尽きたんだろ!

 

 放水に加え、ぶ厚い防火板をクレーンで運んで火元を囲み、酸素の流入を減らし、一酸化炭素の泡を注ぎ込むとか、そういう新しい方法、資機材、特殊車両の開発に、兆円規模を費やしたらどうなんだ。

 これ、じつは消防の現場の方々こそが、密かに強く思い続けてるんじゃないか。

 

 新しい消火技術を開発、世界に安く輸出する、援助する、世界各地の山火事も消してさしあげる、そんな日本になったら凄いよね。

 自衛隊は「国際救助隊(International Rescue Organization)」に転身し、日本国憲法がいうところの国際社会における「名誉ある地位」を占める、、、夢想は広がる。

2025年7月14日 (月)

赤いランエボは100~120キロの速度で左カーブへ!

 「小沢樹里 関東交通犯罪遺族の会」というX(元Twitter)の、プロフィールのところにこうある。

【埼玉県熊谷9人致死傷の遺族】
両親死亡。
弟妹が重体重傷(PTSD高次脳機能障害)

 

 その事故、いや、事故とは到底いえない、無差別殺傷事件が適当だと思う、いったいどういう事件だったのか、一審・さいたま地裁の「危険運転致死傷」(裁判員裁判)の第1回公判を傍聴したときの傍聴ノートと、報道、をもとに記しておこう。

 

 OとSは運送会社でTの先輩だった。
 とくにOは給料日前にはしばしばTに金を借り、Tを「金庫番」と呼んでいた。
 このTが、のちに「危険運転致死傷」の被告人として起訴されることになる。

 

 2008年2月の日曜、Oのゴルフ仲間(SとTを含む)が、Oの知り合いの飲食店に、全員それぞれ車を運転して集まった。

 午後1時半ごろから夕方まで飲酒。
 Tは生ビール1杯と焼酎の割り物を7杯飲んだ。足もとがふらつき、先輩のOとケンカしたり、他人が残したラーメンを食べたり。

 OとSとTの3人は、他の店でさらに飲もうという話になった。
 Tは自車(赤いランサー・エボリューション)を運転、OとSは別のクルマで出発した。

 午後7時過ぎ、キャバクラの駐車場に到着。開店準備をしていた店長が言ったそうだ。

店長 「よくこんな状態で運転してきたな。仕事も家庭もダメになるよ。(Sに)あなたがいちばんしっかりしてるようだから言うけど、酔ってるお客さんはお断りなんですよ。あなたが責任持ってくれるならいいけど」

 キャバクラの駐車場で3人はTのランエボに乗り、エンジンをかけて暖をとった。
 Tは車好きで、以前に乗っていたスカイラインGTRは雨の日にスピンして全損。ランエボもかなりチューンナップし、ターボも付けていた。

  「まだ(キャバクラ開店まで)時間あるんですよね、ひとまわりしてきましょうか」
S  「うん」
  「そうしようか」

 車内でそんな会話があったと検察官は言う。

 

 SとOを同乗させ、Tは運転を開始した。
 やがて、片側1車線、制限40キロ、左へゆるくカーブする場所にさしかかった。

 それまで60~70キロで走行していた赤いランエボは、カーブの手前で突然加速、100~120キロの速度で左カーブへ!
 Tとしては、先輩2人対し自車の性能、自己の運転テクを見せつけたかったのか。

 赤いランエボは黄色のセンターラインを超え、対向の白いセダンに衝突した。
 セダンはスピンして停止。車内の母娘は頸椎ねんざ等で全治5日間。

 赤いランエボはさらに2台目の車、青い軽ワゴンに正面衝突!
 軽ワゴンは大破、押し戻されて左側のブロック塀を破壊し、横転した。
 ともに56歳の夫婦は死亡。その21歳の息子は腰椎骨折などで加療約6カ月、双子の娘(21歳)は顔面の全ての部分が骨折、加療期間不明…。

 そう書けば短いが、言語に絶する被害だったそうだ。いま思い出しても涙が出てくる。

 Tの体内保有アルコールは、血液1ml中2.2mg。呼気換算で1.1mg、基準値0.15mgの7倍を超える。

 

 2008年6月、Tらに酒を飲ませた飲食店主が「道路交通法違反」(酒類提供罪)で懲役2年、執行猶予5年とされた。

 T本人は「危険運転致死傷」で起訴され、2008年11月、さいたま地裁で懲役16年とされた(求刑は20年)。

 SとOは全国初の「危険運転致死傷幇助」で起訴され、2010年2月、懲役2年とされた(求刑は8年)。
 控訴審判決を私は傍聴。控訴棄却だった。

 

 「危険運転致死傷幇助」については、2016年12月に「道路交通法違反(車両提供&要求依頼同乗)、危険運転致死傷幇助」の控訴審判決を私は東京高裁で傍聴したことがある。

 無免許でかつ危険ドラッグを使用した男に、自車(セルシオ)を運転させ、かつ同乗したという事件で、一審・長野地裁の判決は懲役6年。東京高裁の判決は控訴棄却だった。

 

 以上、未決算入(未決勾留日数の算入)については捨象した。

 私としては、交通殺傷事件、交通無差別殺傷事件、という考え方を検討してみていいんじゃないかと思う。


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2025年7月12日 (土)

わたし、いま、汚いからシャワーを浴びる

 「英会話教室経営の52歳男 音読中の女子高校生に後ろから抱きつき…携帯電話で撮影か 「数人の教え子に同様の行為などをした」趣旨の供述 千葉県警」と7月12日付けTBS NEWS DIG。

 「教室」となってるけど、要するに塾かと。
 当方の超絶マニアックデータの備考欄に「塾」の1文字があるものを見てみた。
 いろいろあるなかで、性犯罪は以下だ。

■陰茎露出で中学教師を懲戒免職になり、上京して塾を共同経営。中学生男女に年60~80回見せた。

■28歳で大学8年生。塾講師のアルバイトで知った女性に対し。よくしゃべりまくる被告人。

■学習塾講師、別の学習塾の女児9歳をエレベータで触り。犯人性を否認。

■自分が経営する塾の小3男児2人に、自己の陰茎を露出して手淫をさせ、写真を撮らせ…。

■75歳、学習塾で女児を触った。頼まれてマッサージをしたと。

■妻子あり、書道塾経営。娘と同じ年頃の少女に強制わいせつ未遂。

 

 こんな変わり種も。塾長と塾生3人、合計4つの裁判を傍聴した。

■リアルナンパアカデミー(ナンパ塾)、ウオッカで泥酔させ集団強姦、みな女性を獲物としてしか見ていない。

 

 そして、、、

■68歳塾講師が11歳女児の胸を3回触り、女児が可哀想!

 この事件について、当時のメルマガから一部、飛び飛びに拾おう。

 

 被告人は身柄(拘置所)。例の官給品のジャージ。シチュエーションのせいか固く怖い感じの高齢男性だ。
 被告人席(弁護人席の前のベンチ)に刑務官に挟まれて座るとき、体を、さらに頭部を、ぐいっと裁判官のほうへ向けた。傍聴席から顔を見られないように、だろう。

 検察官の冒頭陳述によれば、被告人は大卒。会社員の後、塾講師に。婚姻歴あり。異種の罰金前科4犯。
 甲3号証は被害女児の調書だった。検察官が読み上げた。

甲3号 「(本件の2カ月ほど前から)被告人の授業を受けるようになった…自分に近づき、左胸に手のひらを…帰宅後、母親に…■■先生に胸を触られたと…恐怖を思い出して涙が出そうになり、目がうるうるしてしまった…」

 そして…。

甲3号 「(事件後)眠れない日が多くなった…信用している男の人以外の男の人を見ると、怖くなる…逆恨みされるかもしれない…」

 甲6号証は母親の調書。

甲6号 「被告人から2回、お菓子をもらった…2回目はチョコ…この先生、私に好かれようとしている…チョコいらない、ママにあげる…」

 そんなことが前にあり、本件当日、被害女児はこう母親に言ったのだという。

甲6号 「シャワーを浴びたら話があると(娘が言い)…先に話して…わたし、いま、汚いからシャワーを浴びる…(話を聞いてから)初めてなの? 2、3回目と答えた…」

 

 被告人質問で、被告人はよくしゃべった。

 被告人としては、被害女児が授業に集中してないと思い、注意しようと胸を触ったのだそうだ!
 3回目、被害女児はリュックを胸の前に抱えていたという。だが! 被告人によれば、それは教室の冷房が効きすぎて寒かったせいと思い、リュックの間から手を差し込んで胸を触ったのだという。なんだそれっ!

 ただ、大半が聴き取れない。発した声を、なるべくマスクの内側で消す、背後の傍聴席に届かせない、そういう特殊な発声術を用いているようだった。

 

 被害女児の親権者からの意見陳述書を、検察官が読み上げた。

陳述書 「…以来、生活が一変しました…被告人が否認したことでさらに…報道され…小学生の女の子ならこれくらいの嘘はつけると…」

 それ、Yahoo!ニュースの匿名投稿かもね。

陳述書 「警察、検察…(への出頭)以外は一歩も外出できなかった…娘は…先生が辞めさせられると思ってなかなか話せなかったと…」

 相手の立場を思いやり、責任感のある、良い子だったのか。

陳述書 「…塾に防犯カメラはなく…巡回は80分に1回まわってくる…眠れず、食が細くなり…ストレスから体を掻いてしまい…反抗期が悪化した…検察へ行く日…階段から落ち、骨折寸前の…発覚して4カ月、否認し続けた…保身のために…娘も裁判に出なければいけないかもと言われ…」

陳述書 「私も娘を車で送迎…まさか送り届けた先でこうなるとは…お菓子…自分のお勧めの曲をホワイトボードに書き、ノートに書かせていた…警察に2回、検察に3回、トータルで12時間…極度の緊張…具合が悪くなり…受験(中学受験)…どうなるかわからない…受験の妨害をされた…正しい判断をしていただきたいと思います」

 

 求刑は懲役何年だと思う?
 懲役6月(ろくげつ)だった。たった6月って!

 じつはこの事件、罪名は「強制わいせつ」でも「不同意わいせつ」でもなく「暴行」なのだ。
 わいせつ目的を被告人は徹底的に否認し、「強制わいせつ」で起訴すれば女児の証人尋問は必至…そういう検察の判断だったのかも。

 

 判決も傍聴した。
 普通に懲役6月、執行猶予3年
 被害の重さ、ではなく、罪の重さ、を検察も裁判所も大事にするのだな、と思えた。

 判決までずっと勾留したのに、未決算入(未決勾留日数の算入)はなかった。
 相場的に算入するほどではなかったのか、20日程度算入が相場なのに、裁判官がムカついて算入しなかったのか、わからない。

2025年7月 9日 (水)

群衆に幻想を与える術を心得ている者は、容易に群衆の支配者となり

 百回は大げさとしても、3回程度は熟読して政界に打ち出でた者は、必ずや、1回読んだとさえ絶対に言わないだろう、という闇の書物、禁断の書物がある。

 日本語版は『群集心理』(ギュスターヴ・ル・ボン著、櫻井成夫訳、講談社学術文庫)である。
 「群衆」の部分は、大衆、民衆、国民たち、有権者たち、と読み替えてOKだと思う。

 愚民ども、と読み替えるのは違うと思う。愚民と賢民に分けて済むような話ではない。

 少し引用しよう、としたが見つからない。どこに埋もれてしまったのか。
 探すうち、『100分de名著 ル・ボン 群集心理』(武田砂鉄著、NHK出版)が見つかった。

 そこから、ほんの一部を引用する。

 

📖  これまで群衆が、真実を渇望したことはなかった。群衆は、自分らの気にいらぬ明白な事実の前では、身をかわして、むしろ誤謬でも魅力があるならば、それを神のように崇めようとする。

📖  およそ推理や論証をまぬかれた無条件な断言こそ、群衆の精神にある思想を沁みこませる確実な手段となる。断言は、証拠や論証を伴わない、簡潔なものであればあるほど、ますます威力を持つ。

📖  断言は、たえず、しかもできるだけ同じ言葉でくりかえされなければ、実際の影響力を持てないのである。真実の修辞形式はただ一つ、反復ということがあるのみ、とナポレオンがいった。断言された事柄は、反復によって、人々の頭のなかに固定して、遂にはあたかも論証ずみの真理のように、承認されるに至るのである。

📖  意見や信念が伝搬するのは、感染の作用によるのであって、推理の作用によることはあまりない。現在、労働者たちのいだく考えは、酒場で、断言、反復、感染の結果、形づくられるのである。どの時代の群衆の信念も、これとは別の方法でつくられたことは、ほとんどなかった。

 

 労働者 → ネット民
 酒場 → SNS
 断言、反復、感染 → 加えて、批判者に対する中傷攻撃

 て感じですかね、現代においては。

 

📖  群衆に幻想を与える術を心得ている者は、容易に群衆の支配者となり、群衆の幻想を打破しようと試みる者は、常に群衆のいけにえとなる。

 

 いけにえ、兵庫県でそんなことが起こらなかったっけ…。

 「群衆に幻想を与える術を心得ている者」とは、アメリカにおいてはドナルド・トランプ氏、日本においてはN党の立花孝志氏、参政党の神谷宗幣氏か。
 ル・ボン氏の全著作をAIに読み込ませ、アメリカと日本の、そして世界の行方を、仮想ル・ボン氏に語らせる、ことも可能だったりして?

 いや、でも、私はAIを信用してない。
 可搬式について質問したとき、あまりにもアホなことを、しかしじつに真っ当らしく言ってのけるのに驚愕したから。

2025年7月 7日 (月)

空調ファン付きベストを試着してみた!

 うちは東京電力と30A(アンペア)の契約だ。

 エアコン、ヘアドライヤー、電子レンジなど高負荷の家電を一度に3台使うと、安全ブレーカーがバチッと落ちることがある

 ということを前提に、暑い! もうたまらん! 自分用の扇風機を買うことにした。
 珍しくネットで調べたところ、だいぶ郊外のDIY店がいちばん安いようだった。

 運動がてら自転車で出かけた。
 空いたペットボトルに水道水を入れ、粗塩を適宜放り込み、よく振って飲みつつ。

 

 私の場合、いつもと違う道を行くのが好きだ。
 このへんをこっちへ進めば、たぶんあの辺へ出るだろう、との見通しで、全く未体験、初めての地域へ踏み込んだ。
 へえ、こんなところにこんな家々があったのか、戸建ての車庫にドイツ車が目立つなあ、、、なんかこう、幸せ伝達物質が脳内にちらっと出てくるのが感じられた。

 

 DIY店で、空調ファン付きベストっていうんですか、現場仕事の方々がほとんどみんな着用している、あれの試着用のが展示してあった。

 どんなもんなんだろ、試着してみた。
 前ファスナーを閉め、裾のスイッチを押してみた。

 うっわ、こうくるのかっ、いいねっ!

 スイッチの最初が最強(つよ)で、次が強、弱、最弱、切、バイクのギアチェンジでいえばロータリー式だ。
 こりゃあ、優れもんだわ、おっどろいた。

 暑さは観測史上最高を日々更新し続けるだろう。

 とりあえず地域課の警察官全員に行き渡ったらいいと思う。
 イターリアのファッションブランドが空調ファン付きのお洋服を売り出す日は近いと思う。

2025年7月 5日 (土)

参院選挙、無関心層と愉快犯層と怨念層とお馬鹿層

 衆院選と参院選がごっちゃになり、都議選なんかも混じり、よく分からなくなってた。
 4月18日付けの日経新聞をたまたま見て、「えっ、そうだったの!」となった。

 

 比例区、比例代表選挙は、

 ・衆院選 各地域のブロックごと=定数が複数の選挙区が多い。
 ・参院選 複数定員どころか全国区!

 選挙区選挙は、

 ・衆院選 選挙区は狭い=定数1の選挙区が多い。
 ・参院選 基本的に都道府県単位=定数が複数の選挙区が多い。

 

 なので、参院選は衆院選に比べて人気投票、つまり知名度勝負になりやすい面があるんだそうだ。なるほど~。

 

 参院選の比例区は、候補者名を書いてもいいし、政党名を書いてもいい。
 私は今回は、社民党の「ラサール石井」と書こうかと現時点では思ってる。

 

 ところで、こういう分け方をよく聞く。

 ・投票する政党を決めている人
 ・無党派層

 でもそれ違うんじゃないか、と私は思う。

 ・無関心層:選挙になんぞ興味がない
 ・愉快犯層:与党は駄目、野党は頼りない、どうせ何も変わらない、ならおもろい奴に投票してやれ
 ・怨念層:こんな国はぶっ壊れてしまえ。最悪カルトに投票してやれ
 ・お馬鹿層:ただただ刺激的なものに惹きつけられ

 

 今回の参院選は、無関心層の少なからぬ部分が、愉快犯層に転じそう。
 怨念層の受け皿がありそう。
 お馬鹿層を強く惹きつける連中が出てきてる、ように見受けられる。

 したがって、今回は投票率が上がるかもねっ。

 常々思うことがある。
 たとえば定数2の選挙区選挙、でも有権者は1票のみ。おかしいでしょ。馬鹿にしてんのか、と想うのは私だけ?

2025年7月 3日 (木)

東京高裁の辻川靖夫裁判長、珍しいことを!

 7月2日、11時40分、東京高裁の2つの法廷で、こんなのがあった。

 1件は「住居侵入、窃盗」の控訴審判決。
 1件は「無免許過失運転致死、道路交通法違反、詐欺、組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律違反」の控訴審第1回。

 

 控訴審の判決は、もちろん裁判長のキャラにもよるけれども、けっこう詳しく中身が分かることがある。
 控訴審の第1回は、控訴趣意書等の提出を確認して2、3分で終わることが多い。せいぜい原判決後の情状に限って数分、被告人質問をやる程度だ。

 普通は判決のほうを傍聴するよね。

 

 だが、今日の第1回のほう、私は一審・東京地裁の判決を傍聴していた。1月16日の当ブログにこう書いた。

 バーを開店する、出資すれば毎月20万円支払うと騙し、合計800万円を詐取。無免許運転をくり返し、路上横臥者を礫過、血が流れているのを見ながら逃走。横臥者は多臓器損傷で死亡。
 懲役5年、罰金50万円(換刑1日5千円)、懲役刑につき未決320日算入、犯罪被害財産の回復で350万円追徴。

 そんな中身より先に、被告人の容貌、容姿を私は強烈に思い出した。獰猛な動物のよう、というか…。

 

 なので第1回のほうの控訴審を傍聴した。

 弁護人は、だいぶ前からよく見かけるスリムなお年寄りだ。国選弁護人をよくやってる。
 開廷前、弁護人が書記官に小声で何か話しかけた。「この部の裁判長はいつもあんなことをするの?」みたいなことを。

 裁判長は辻川靖夫裁判官だ、あんなこと? なんだっけ。
 昨年の終わり頃からか、私は辻川裁判長の裁判をけっこう傍聴してきた。でも、特に思い当たらない…。

 

 間もなく被告人(身柄拘置所)が入廷、裁判官3人が登壇して開廷。

 普通、控訴趣意書の提出を確認、控訴の理由は量刑不当とか確認し、検察官の意見を求め…というふうに進行する。
 ところが辻川裁判長は、いきなり弁護人に対し言った。

裁判長 「弁護人、弁論をどうぞ」

 弁護人は、組織犯罪処罰法について事実誤認と、量刑不当の主張でありその理由はこれこれと述べた。

 ええーっ。傍聴マニアになって23年、そんなやり方、初めて見るよっ。良いと思います。
 そうして気付いた、あそうか! いつも判決を私は傍聴してたから、知らなかったんだねえ。

 

 続いて被告人質問。検察官は、原判決後の情状に限って応じており…。

裁判長 「(弁護人からの請求は)8分となってますが、原判決後の事情に限って5分ほどで…」

 これに対し、弁護人が述べた。

弁護人 「5分…裁判長から…制限…不当と思います」
裁判長 「そういうこと言ってる時間、もったいないですから…」

 あらら~!

 弁護人は、一般的なことを少し尋ね、被告人はきっぱりパキパキ答え、終わった。
 終えてから、さっきの5分のことで文句を言い始めた。

弁護人 「5分に限定…」
裁判長 「5分ほどと申し上げました」
弁護人 「…言いますけどね、一般論…」
裁判長 「一般論はけっこうです…ですから5分ほどと…いま(の被告人質問は)3分…あなた、それ(5分ほど)を使わなかったんですよ」

 裁判長は検察官に対し、反対質問があるか尋ねた。

検察官 「いえ、特にございません」

 私はねえ、こういう珍しいシーンに裁判傍聴の醍醐味を覚えるのだ。裏街道、はぐれ旅、である、ふふ。

 

 帰宅後、超絶マニアックデータを見て気付いた、同じ11時40分からの「住居侵入、窃盗」の控訴審判決、あの被告人と同姓同名の侵入窃盗を3事件、私は過去にメモっていた。

 うち2事件をちらっと傍聴していた。
 データの尾行欄に「ホストらしい。お客の女といっしょに何かを盗んだ?」(2012年4月)、「尖った外人顔のヤンキー」(2016年10月)とある。

 今回、そっちも傍聴したかったなあ、と言ってちゃきりがないのだ。手の指の間から、たくさんのものがさらさらとこぼれ落ちていく、それが人生だと、私は裁判傍聴から学んだ、うむ。

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