誰も知らない、夏休み、傍聴席争奪戦
7月22日(火)から、東京都千代田区霞が関の東京高地簡裁(以下東京地裁)は、恐怖の夏休みに突入した!
夏休み(夏期休廷の期間)は開廷がガクッと減る。
私の手帳に傍聴予定がほとんどない。あっても、なるべく行きたくない。恐怖の夏休みだから。
7月30日(水)、東京地裁へ私は出かけた。
11時30分から気になる判決がある。どうしても傍聴したいわけじゃない。パスしよう。いや、でも、もう2週間も休んでるから、と出かけたわけ。
10時59分に法廷へ。20席の傍聴席の、すでに18席が埋まっていた! 壁の開廷表には…。
1100~1110 「法人税法違反、地方法人税法違反、消費税法違反、地方税法違反」、判決。
1110~1120 「覚醒剤取締法違反」、判決。
1120~1130 「常習累犯窃盗」、判決。
1130~1140 「性的姿態等撮影」、判決。
脱税事件の判決(被告会社は罰金2500万円、被告人は懲役1年2月、執行猶予3年)は、傍聴席に関係者がいたようで、終わると数人が出た。
そのため覚醒剤の判決(同種を含む服役前科4犯。懲役2年、未決10日算入)が始まるとき空席が少しあった以外、ずっと満席!
常累盗の判決(累犯2犯を含む服役前科3犯。懲役2年2月、未決20日算入)が11時23分に終わり、私は席と出入口ドアとの中間に立った。裁判官が言った。
裁判官 「申し訳ないんですけど、次の法廷の準備がありますので…」
聞き終える前に私は、席の鞄を引っつかみ、即出てドアそば1番に立った!
映画でいえば観客の入替え、あれをやることがたまにある。せっかく早々と席をとっていても、入替えでもたつくと、傍聴できなくなる可能性あり、そいつに我々マニアはおびえるのだっ。 ←我々って誰だよ(笑)
私の後ろに、みるみる行列がのびた。
引率らしき若い弁護士(男女)と、中学生ぐらいの女子5人、合計7人が、行列に加わらず、法廷前にばらばらと立った。
裁判官と取り決めがあり、優先的に傍聴できることになってるんだろうか。それとも、傍聴するつもりはなく、ここで仲間とか待ってるんだろうか。
間もなくドアの施錠が解かれ、傍聴人たちが雪崩れ込んだ。
4席に特別傍聴席の札があった。被告人2人の関係者席を4つを取る(札を置く)、それが「準備」だったんだね。
残り16席。行列は20人ほどになっている。そこへ、行列に加わらなかった7人も座ろうとした。
傍聴人 「ここはさっきこの人が座ってたから!」
という声(弁護士2人ではない)が聞こえた。さっきの席など関係ないのに。
誰がどう我慢したのか、特にトラブルはなかったようだ。が、しかし、我慢のきかない者もいるだろう。
「恐怖の夏休み、血みどろ傍聴席争奪戦争に気をつけろーっ」なのである。
引率らしき弁護士2人は、そういう事情を知らなかったのだろう、知ってるほうがおかしい。
だ、か、ら、私のようなマニアによる傍聴案内は極めて貴重なのだと思う。いま、本を書いている。今年中に書き上げたい。
11時30分からの盗撮の、第1回公判を私は傍聴している。2人で組んでの悪質な盗撮だ。
同種で懲役1年、執行猶予3年、付保護観察、の判決を受けている被告人は、今回は懲役1年2月、未決50日算入(求刑1年6月)。
同種で罰金前科のみ、のほうの被告人は、今回は懲役1年、執行猶予3年(求刑1年)。
この法廷は続けて11時40分から「麻薬及び向精神薬取締法違反」の審理(だっけ?)があるのに、ほとんど残らなかった。
みんなどこへ行ったんだろ。早々と昼食?
あとで分かった。別の法廷で11時45分から「不同意性交等」の判決があるのだった。なるほど~。
麻薬(たぶん大麻リキッド)の被告人は、透き通るような白い肌の若い女性だった。
6年前に大麻で執行猶予判決を受けている。そのときいっしょに捕まった男と、切れずにまたやったのだった。
求刑は懲役2年「の実刑」&麻薬を没収。
ほかに何を傍聴したか、長くなる、ページを改めよう。

