人を殺すのは、端的に言って気持ち悪いことですから
「「助けてくれと叫んでいた」東京・町田市で70代女性が腹など刺され死亡 40歳の男を殺人未遂の疑いで現行犯逮捕 「誰でもいいから殺そうと…」と供述 警視庁」と9月30日付けTBS NEWSDIG。合掌。
過去に傍聴した刑事裁判「銃砲刀剣類所持等取締法違反」を私は思い出す。
正当な理由なくナイフ1本を携帯、の事件だ。携帯のうえ何をやらかしたかは措き…。
弁護人 「毎日働くことは考えなかったですか?」
被告人 「いろいろ考えましたが、完ぺきに自己否定になってしまい、情けないんですが自虐的な生活に……表へ出るのが怖くなってしまい……血湧き肉躍るような仕事をいつもしたいと! しかし仕事やってると嫌~な気分になり、誰にも会いたくない、いつもいつも逃げ回っている……」
弁護人 「自殺したいというのは?」
被告人は大きな声でハキハキと答えた。
被告人 「自らを捨てたかったんです、破棄ですっ! 僕は理想がものすごく高いんです! ケチな人間のくせに、たえず人と自分を比べてしまうんですね!」
うーむ、極端な自己誇大感と劣等感との間で苦しみ抜いてたったことなんだろうか。
弁護人 「死刑になるような重大事件も考えたということですが……」
当然、考えたんだろうねぇ。
弁護人 「やめたのはどうしてですか?」
被告人 「人を殺すのは、端的に言って気持ち悪いことですから、できませんでした」
人を殺して己の人生を仕舞いたい、そんなことを考える者が一定数いて、うち一部が実際に、、、
こういう人たちを、レイシズム、ヘイト、ニッポン凄いぞ、などが掬(すく)い上げ、伸張する、そんな面もあるように思えて。
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