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2025年11月の15件の記事

2025年11月30日 (日)

賽の河原の不断の努力

 日経新聞夕刊一面(いちめん)下のコラム、11月26日は作家・多和田葉子さんの「人の心と鉄道駅」だった。紙の新聞で読んだ。
 この方、ドイツ在住の作家さんで『ゴットハルト鉄道』などの著作があるという。


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 「刃物で切りつけられ、複数の人々が負傷 ドイツ北部ハンブルク中央駅」と今年5月25日付け朝日新聞。この事件について、多和田葉子さんは上記コラムの中でこう書いてる。

 …無差別襲撃の犯人は心を病んだドイツ人で、犠牲者がそれ以上増えずにすんだのは、シリア人とチェチェン人の難民のおかげだった。2人は駅の中でパニックが起こったことに気づき、人々が先を争って逃げていく中、逆に犯人に駆け寄り、とびかかって地に押し伏せ、すでに十数人の通行人を刺していたナイフの動きをとめた。

 

 えっ、そんなことがあったの? ネットを調べたら「シリア人とチェチェン人がハンブルク中央駅で精神的に病んだナイフを持った犯人を止めた」という詳細な記事がヒットした。
 「その女性」はすでに18人を「ナイフ攻撃で負傷」させており「そのうち7人が重傷、4人が生命に関わる危険な状態だった」という。

 

 日本と違ってドイツは「難民」の問題が大きいと聞く。ドイツの匿名掲示板やSNSは当然に、こんな投稿で盛り上がってるんだろうか。

「そのシリア人とチェチェン人らが無差別襲撃の犯人だ! 罪もないドイツ女性を犯人に仕立てやがった! なのにオールドメディアは嘘ばっかり! 真実はYouTube(※デマ扇動家のAI動画)にある!」

 

 ぼんやり思うんだけど…。

A、 どんだけ厳罰化されても、最悪事故(事実上無差別殺傷事件)がどんだけ報道されても、飲酒運転をする者はいる。続々と刑事裁判の法廷へ出てくる、被告人として。

B、 警察、自治体、メディアがどんなに注意喚起をしても、特殊詐欺にころっと引っかかってしまう人はいる。続々といて「被害総額は11月時点で昨年を超えた」とか毎年のように報じられる。

C、 ファクトを提示されてもそんなものは見ず、デマに扇動され犬笛に踊る者が、古今東西一定数どうしようもなく湧いてくる。

 

 どうすりゃいいのか。

 Aについては、体内に基準以上のアルコールを保有しては運転できない、そういう装置を全車に義務付けるか。無理なら、夜間や明け方などは特に飲酒運転で居眠りして突っ込んでくる車があることを予想しつつ…。よく言われる「かもしれない運転」である、かもしれない歩行、それも大事と思う。

 

 Bについては、詐欺グループは熟練のプロフェッショナルたちだ。加えて、どんなに注意喚起されても他人事、という問題が大きくあるように思われる。特殊詐欺の裁判を次々傍聴して「ああ、こんな連中が!」と震撼してもらうことが、手っ取り早く有効かと。

 また、他人事を自分事にすべく、詐欺メール、詐欺バナー等を見破ったら10ポイント、詐欺電話の番号や振込先口座を通報したら50ポイント、受け子や出し子らしき不審者を見つけて通報したら200ポイント、今まさに騙され振込等をしそうなっている者を救助したら千ポイント、騙されたふり作戦で逮捕に至ったら1万ポイントなどを付与し、累計ポイントにより豪華景品等を…。
 高齢者の日々に張りが出て、認知症の予防にも有用かと。

 

 Cについては、たとえば人口の1割とか一定割合の者がそこへ堕ちるのは、人類の特性というのか、どうしようもない。「あなたそれ間違ってますよ。ここがこう事実に反します」などといくら説明しても、まったく効かない聞かない。
 連中が振りまくデマを、ちらっと信じそうな人たち(人口の2割か5割か)に対し「デマですよ、事実はこうですよ」と、飽きずたゆまずお知らせしていく、それしかないんじゃないかと。

 

 賽の河原(さいのかわら)、いまどき死語だろうか。

 平和とか人権とかいうのは、河原で小さな石を積み上げるようなもの。完成する前に鬼が出てきて崩すんだけど、くじけずまた石を積む、そうたとえることができるのでは。
 以下は日本国憲法第12条前段。

 この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。

 不断の努力、終わりはないのである。「国民の義務はなんですか?」と国が言うとき、けして出てこない義務、これを日本国憲法に明記させた方々を私は尊敬する。

2025年11月28日 (金)

盗撮モンスターで人生を終えるのか

 2023年7月13日以降の刑法第176条~第183条違反、新しい条項、法律の運用を見たいのだが、私はあまり傍聴していない。性犯罪は大人気、だいぶ早く行かねばならず、ぎっしり満席は好きじゃないので。

 

 東京地裁で13時20分から「性的姿態等撮影、性的姿態等撮影未遂」の判決。
 13時03分に行ってみた。まだ行列は短く、私は5番目だった。

 

 被告人(保釈中)は、メタルフレームの眼鏡、マスク、小顔でスリム、首は細く長め、せいぜい30歳前後。
 証言台のところに立つとき、指先の伸び方がちょっと…。若いのに服役経験あり?

裁判官 「主文。被告人を懲役2年8月に処する。未決勾留日数中50日をその刑に算入する」

 証拠により罪と認めた犯罪事実は、なんと12件もあった。すべて、駅構内また付近のエスカレーター、階段での女性スカート内の盗撮だった。
 SNSで盗撮情報(獲物情報?)を交換し、特定の女子高生を狙ったりもしたんだという。

裁判官 「…下着の臀部を覆っている部分を…下着の陰部を覆っている部分を…」

 昔はそんな言い方をしなかった。やはり2023年7月13日施行の、盗撮新法「性的な姿態を撮影する行為等の処罰及び押収物に記録された性的な姿態の影像に係る電磁的記録の消去等に関する法律」によりそんな言い方が登場したのだ。

 11件は既遂、1件が未遂。未遂ので捕まってスマホ等を調べられ、過去の11件が出てきたのかな。性犯罪はそういうのが多い。

 

裁判官 「(公訴事実の)第1から第7まで…懲役…第8から第12…拘禁刑…」

 2025年6月1日から、懲役、禁錮が「拘禁刑」になった。そこをまたいで、盗撮をやりまくった…。
 それを、まとめて懲役刑とした、へえ、そういう運用なんだ。勉強になりました!

 被告人には累犯前科があるという。
 令和元年11月(2019年)、条例違反(盗撮か)で懲役1年2月、2021年1月終了。令和3年(2021年)6月、同じく懲役1年4月、2022年9月終了。

 

 その累犯前科の事件、私の超絶マニアックデータにあるかもっ。帰宅後、調べてみた。なかった。

 んが、同姓同名で2011年に「住居侵入、窃盗」が。
 23歳、無職、尾行欄にこうある。「下着盗と盗撮のモンスター! 保護観察付き執行猶予判決の確定前から再犯」。
 その判決を傍聴していないが、ダブルで服役、出所して盗撮専門になった、のか…。

 同一人物なら、今ほぼ37歳。マスクのせいか、そうは見えなかったが。

 

 盗撮モンスターで人生を終えるのか。いやそんなことはあるまい。どこかでピタッと止まるはず。なぜヤメられなかったのか、なぜヤメたのか、その激白には大きな価値があると思う。ぜひ発表してほしい。私が媒体を紹介できる、かもしれない。紹介料は取りません。

2025年11月26日 (水)

負けたらテキーラのダーツゲーム

 帰り際にちらっとこんなのを傍聴してみた、東京地で「住居侵入、不同意性交等」(合議)の新件。

 

 52席の傍聴席はほぼ満席。女性が多かった。

 被告人は非身柄。黒スーツに黒か濃紺のネクタイ。きちーんとした短髪で、いかにも真面目な会社員風、か。年齢は40代そこそこ。

 起訴状、検察冒陳、甲乙号証の要旨告知で出てきたことを拾ってつなげると、要するにだ、会社の同僚ら6人で、お洒落なバーで飲食、それからダーツバーへ。負けたらテキーラを飲むというゲームでだいぶ飲んだ。
 女性の1人(A女)が泥酔、歩けなくなった。

 被告人は、もう1人の女性(B女)とともにA女をタクシーに乗せ、ビジネスホテルへ。B女がA女の氏名等を書いて宿泊の手続きを。被告人とB女とで、A女を部屋へ運び…。
 そのとき、A女の顔が被告人に近づき、キスを求められてるのかと被告人は思ったりしたという。

 部屋を出る際、被告人はカードキーを抜いた。

 1階へ降りてB女は帰り、被告人は部屋へ戻った。カードキーで中へ。これが「住居侵入」だ。
 そうして被告人は、泥酔してベッドに横たわるA女に対し、性交をした。

 被告人は眠ってしまい、目が覚めてベッド上に精液を見て、大変なことをしてしまったとあおざめたそうな。自身もだいぶ泥酔だったらしい。

 被告人が去ってどれぐらい経ったのか、目を覚ましたA女は、ダーツバーの途中から記憶がなく、ここはどこ? の状態だった。
 しかし下半身が裸で、違和感が…。友人に相談し、警察に相談し、ホテルの防犯(監視)カメラを調べてもらったら被告人の姿が…。

 

 被告人には妻子がいる。甲19号証によれば、「被告人の家族のために、厳しい処分までは求めない」とA女は言ってくれてるそうだが、実刑か執行猶予か、どうだろ。

 

 毎度申し上げるが、アルコールは、たぶん大麻よりよっぽどヤバイ薬物だ。合法ドラッグの極み、かも。
 劇毒物たるアルコールにより一時的に脳の前頭葉のどこかが壊れ、大変なことをやらかし、人生をしくじる者が続々といる。死ぬ者もいる。他人を殺傷してしまうこともある。酒酔い運転もそうだ。被害者になってしまうこともある。
 そんな事件が続々と刑事裁判の法廷へ出てくる。

 今回の事件でいちばん悪い、元凶は、負けたらテキーラというゲームを提案した者だ(もしや被告人本人かも)、そういう飲み方は酒に対する冒涜だと、ま、これは私の独自の考えだ。

 アルコールをどれぐらい摂取すれば脳はどのぐらい壊れるか、体調等はどう影響するか、個人差が大きいようだ。

「盗めるシチュエーションで盗まないのは損だ。レイプできる状態の女がいるのにレイプしないのは、もったいない」
「盗みはご先祖に恥ずかしい。レイプは男の恥だ」

 個々人のもともとの考えがどうか、にもよるだろう。そんなの関係なく、ひらすら理性が外れ、動物になってしまう場合もあるだろう。

 

 これから忘年会のシーズン。諸君、飲み過ぎはマジでヤバイですぞ。ヤバイと分かってても飲むほどに抑制が外れ、ばかばか飲んでしまうこともある。
 泥酔して路上で寝込む者を襲う窃盗犯、色情犯は普通にいる。泥酔して車道に寝込み、ひき逃げされる、普通にある。
 「一気イッキ」と囃(はや)す奴、「負けたらテキーラのゲーム」を言い出す奴、そんな奴らに近寄るな! そんな店へ行くな!

 SDGs、Sustainable Drinkers Goals、持続可能な飲酒を! あと、二日酔い防止にはミヤフローラEX、これは(私の場合は)効きますぞ。

2025年11月22日 (土)

道交法違反を1日に5件傍聴

 東京地裁でなんと1日に5件、「道路交通法違反」を傍聴した。私としては初体験かも。どんなのが法廷へ出てきたか、ふり返ってみよう。

 

 11時~12時、速度違反、新件。

 被告人は中国籍の会社員男性だった。速度違反で中国籍は珍しい。

 首都高、中央環状線、外回り、目黒区内、10.63kp(キロポスト)付近の固定式オービスによる85キロ超過(測定値145キロ)。
 あそこは外回りと内回りにオービスがあり、首都高でいちばん活躍している。「「とある野球選手」が超過80キロのスピード違反。贖罪寄付100万円も、懲役刑に」、あれもそうだ。

 求刑は、相場どおり懲役3月。直ちに判決。懲役3月、執行猶予2年。速度違反の執行猶予は昔は普通に3年だったが、近年は2年が当たり前になったね。

 

 13時15分~13時30分、速度違反、判決。

 被告人は、しゅっとして素敵な女性だった。女性の速度違反といえば「「つきまとい男から逃げたくて」…首都高を176キロで走行した女性に判決。情状酌量の余地はある?」なんてのがあった。

 んなことより、これも上記中国籍の被告人の事件と同じオービス、によるこっちは超過80キロだった。

裁判官 「主文。被告人を拘禁刑3月に処する。この裁判が確定した日から2年間その刑の執行を猶予する」

 2025年6月1日より後の違反なので、懲役ではなく拘禁刑なのだ。

 判決理由のなかに「贖罪寄付100万円」と出てきた。えっ? もしや…。
 そう、この被告人は、執行猶予付きでも拘禁刑を受けると、歯科医師法による処分を受ける、だから罰金刑を求めたんだそうだ。

 「首都高は速度超過80km/hが運命の分かれ目。スピード違反を罰金で解決できない職業とは?」で書いたあのこと、テレビ、新聞、YouTuber、インフルエンサーはどうも言わないんだよねえ。

 

 14時30分~15時30分、酒酔い運転、新件。

 被告人は、お洒落ヘアの大柄な男性だった。飲みに誘われ、車を運転して出かけ、だいぶ飲み、車内で仮眠しようと思ったが、早く帰って家でゆっくり休みたいと運転を開始、ドライブレコーダーの録画によれば、左右にふらついたり、信号が青になってもなかなか発進しなかったり、急に低速になったり、とうとうトラックと接触事故を起こして発覚…。

 ま、あるあるの事件だ。私は途中でそっと出た。あっちは何だろう、と気になって。

 

 14時30分~15時30分、速度違反か無免許、新件。

 被告人は、よく日焼けして、なんだかふてくされ系の若い男性だった。違反歴がだいぶあり、捕まるたびに気をつけようと…。

被告人 「思ってましたけど、注意が甘かったです…ちょっと注意が疎かだった部分があった…気づいたら(速度が)出ちゃってたって感じなんで…」

 オービスで首都高で超過80キロ以上なのか、一般道で軽い速度違反で捕まって無免許が発覚か、不明なまま15時12分、私はそっと出た。

 

 15時30分~16時30分、酒気帯び運転、新件。

 開廷表の被告人氏名は女性風。傍聴席は20席。やばい。それで早々こっちのドアそばへ張り付いた次第。

 被告人は素敵な感じの中年女性だった。会社役員だという。酒気帯び運転なんか全くしなくていい、なんだかどうも不思議な事件だった。

 求刑は相場どおり懲役5月。直ちに判決。懲役5月、執行猶予2年! 酒気帯びで執行猶予2年は、私は初めてかも。悪質性がめっちゃ低いと裁判官も思ったのだろう。

 

 この日はほかに、動画配信がらみの「脅迫」とか、教員(白人男性)による生徒への「暴行」(もしや無罪?)とかいろいろ傍聴した。裁判傍聴は刺激的だ。

2025年11月20日 (木)

万引き窃盗、密かに厳罰化!?

 東京簡裁の刑事係は、東京高地簡裁合同庁舎において、かつて3つの法廷を常用としていた。826、728号、534号法廷の3つだ。

 ところが2023年、2つに減らした。826号法廷は地裁民事に譲った。そういえば開廷が減ったもんねえ、と思っていた。

 

 そうして最近、なんか、開廷が激減した。どしてっ? ここんとこ偶然に少ない? もしも偶然でなければ…。

 私はこんな仮説を立てるね。ずばり、これまで執行猶予付き懲役刑としていた万引き窃盗を、罰金処理とした!

 

 以下は刑法だ。

(窃盗)
第二百三十五条 他人の財物を窃取した者は、窃盗の罪とし、十年以下の拘禁刑又は五十万円以下の罰金に処する。

 

 おおまかに言えば、窃盗は、微罪処分 → 不起訴 → 略式で罰金30万円 → 公判請求して執行猶予付き懲役 → 懲役の実刑、というふうに量刑相場の階段をのぼってきた。 ※2025年6月1日から懲役は拘禁刑に変更。

 公務員や国家資格等を持つ人は、執行猶予付きでも懲役刑だとダメージがでかい。でも、そうじゃない人たちからすれば、何十万円もの罰金刑より、執行猶予付き罰金刑のほうが断然ありがたい。

 

 けど、罰金刑(執行猶予付き懲役刑ぎりぎりなら罰金50万円)とされたら、痛いよね。30万円を食らったあとに、また50万円。そのダメージは計り知れない。 ※一部の富裕層を除く。

 罰金判決、略式命令には、刑訴法の定めにより、必ずこのセンテンスが付く。

裁判官 「その罰金を完納できないときは金5千円を1日に換算した期間被告人を労役場に留置する」

 「金」の1文字を言わないことが少し前に続いたが、最近また復活したかも。罰金額が大きいと換刑の金額も大きくなる。

 

 財産刑を自由刑に換え、自由を奪う期間を、罰金の額に応じて決めるんである。換刑処分という。
 労役場留置に執行猶予はない。払えなければ、いわゆる実刑である。

 万引き病(窃盗症、クレプトマニア)の場合、経済的には裕福な人は、やっぱり少数派だ。多くは金銭的に貧困な方々だ。
 財布に大きなダメージを食らうか、100日の実刑か、どっちか、って執行猶予付き懲役刑より、ぜって重いでしょ。

 運用面での厳罰化、そっちへ舵を切った? というのが私の仮説である。

 

 運用面での厳罰化は、すでにある。
 酒気帯び運転、無免許運転は、かつては罰金前科が2回ぐらいあって公判請求され、正式な裁判の法廷に被告人として立たされ、執行猶予付き懲役刑、それが当たり前だったが、いつからだっけ、軽い物損事故を伴ってたりすると、さくっと執行猶予付き懲役刑、そんな裁判をしょっちゅう傍聴するようになった。

 酒気帯び、無免許の罰金の相場は現在、普通車で初犯で30万円だ。被告人の多くは、日々働いており、30万円は痛いとはいえ出せない金額じゃないように見受けられる。 

「うわ、運用の厳罰化だ。でもこの厳罰化を、検察も裁判所も、警察も、世間に報せないんだなあ。へえ~」

 と私はおどろき、メルマガや雑誌に書いてきた。ネットでも書いたと思う。

 

 はてさて、簡裁刑事の開廷が激減したのは、窃盗について運用の厳罰化が動きだしたから、という仮説は当たりか外れか。学生さん、卒業論文にどうですかね。

 

※追記: 2024年の検察統計から、公判請求(正式な裁判への起訴で通常は懲役求刑)と、略式命令請求(法廷を開かず罰金処理)のデータを見てみる。

 窃盗  公判請求=2万3960人 略式命令請求=5707人
 道交法違反  公判請求=7274人 略式命令請求=3万4348人

 窃盗の、運用面での厳罰化は、多くの被告人たちにとって実質的な厳罰化といえると同時に、司法の負担軽減という面もあると。 

2025年11月18日 (火)

12歳女児に目隠し、食べ物を当てるゲームと騙して自己の陰茎を口腔内に

 東京高地簡裁合同庁舎で最近傍聴したのを少し。

 

 東京地裁、「有印公文書偽造、犯人隠避教唆、偽造有印公文書行使、犯人隠避」、判決。

 なんと駐車違反の除外標章の事件だった。持病ある妻用に交付された除外標章をカラーコピーして息子にも与え…。
 父親は懲役1年6月、息子は懲役1年、両名に対しそれぞれ執行猶予3年、偽造の除外標章を没収

 

 東京地裁、「器物損壊」、新件。

 中野区内のスーパー2店の、それぞれ2階と3階の駐車場の障害者用のスペースに、障害者の店舗利用のため駐車した車両の、運転席ドアに何らかの方法で引っかきキズをつけ…。
 70代後半の被告人は「私はやっていません」と否認。

 

 東京高裁、「不同意性交等」、判決。

 被告人は目隠しヘアの若者。塾の生徒である12歳女児に対し、食品を口に入れて当てるゲームとか言い、騙すための食品をいっしょに買い、被告人宅で、目隠しをして、その口腔内に自己の陰茎を入れて口腔性交を…。

 原判決は懲役4年控訴棄却、当審未決50日算入

 YouTuberだっけ、通りかかった女性に対し、バッグの中身を当てるゲームだと言い、バッグに穴を開けて勃起した陰茎を入れ、触らせたという事件もあった。そういうの、性犯罪の界隈で流行ってるんだろうか。

 

 東京簡裁、「窃盗」、新件。

 訪問介護先の高齢者宅へ行く度に、その高齢者のキャッシュカードで現金合計230万円を引き出し…。
 同種前科2犯、服役経験もあるのだという。

 傍聴席に妻と思しき女性がいて、その腕の中で1歳に満たないという乳児がぐっすり眠り続けていた。

 

 東京簡裁、「窃盗」、新件。

 それなりに有名企業で、社員が壁にかけた上着のポケット、の財布から現金2万円を抜いた…。
 その社員は、度々現金が減るもんだから、何円札が何枚と数えて写真撮影し、動画撮影モードのiPadを置いていたら、被告人が映っており…。

 被告人は若めの女性。同種服役前科2犯。私は傍聴ノートに「文句ありげーな動物顔」と書いた。人間味のない表情、というほどの意味だ。もちろん、シチュエーションのせいもあるのだろう。

 

 東京地裁、「道路交通法違反、無免許過失運転致傷、犯人隠避教唆」、審理。

 第1回公判は被告人が2人だった。私は傍聴ノートに「腐れヤンキー、ヤリ放題」と書いてる。いつ分離されたのか、今回は目立つタトゥーでイケメンの被告人1人だった。

 弁護人による情状立証が始まるはずが、検察官は言うのだった。

検察官 「先日、公務執行妨害の容疑で逮捕、勾留され…麻薬及び向精神薬取締法違反で逮捕され…現在捜査中、まだ続いている…」

 普通はそっちも併合するのだが、弁護人は、併合の利益を失っても先に本件を判決まで終わらせたい、それが被告人の意向であると。裁判官、困っちゃうよね。

 

 
 東京地裁、「危険運転致傷」、審理。

 なんと、いわゆるあおり運転らしかった。被告人が、そして情状証人が、悪い意味じゃなく、ただ者ではないのだった。追っかけよう!

 

 東京簡裁、「道路交通法違反」、判決。

 びっくり、普通自動二輪車としてのペダル付き電動自転車、いわゆる電動モペットの無免許運転だ!
 法律的に無罪でもおかしくないのに、若い被告人は気づくはずもなく、国選弁護人は眠そうに知らん顔、検察官、裁判官は承知だろうに知らん顔、ひっでえ事件、の結末を見届けにきたのだ。

 5万円でも減額したら大したもんだ、と思ったら、求刑どおり罰金25万円。裁判官は、自己正当化なのか、言い渡しを終えてからぐずぐずと、言い訳じみた、説教臭いことを述べた。これが裁判なんだ、とはいえ、正直ひっでえなと私は思ったス。
 あとで詳しく雑誌に書きたい。せめて私が書かなければ誰も知らず埋もれて終わる。

 

 こんなのに遭遇するから、裁判傍聴はヤメられない止まらない、カルビーのかっぱえびせん、古いですか💦

2025年11月17日 (月)

国交省が本気で踏み間違い事故防止を!?

 「踏み間違い死亡事故の88%は高齢者…加害者には厳罰!で問題は解決するのか」とwebドライバーに書かせてもらった。

 アクセルとブレーキの踏み間違いにより事故が発生するのも、高齢者によるその事故が重大死傷事故になりやすいのも、当然といえる。防止装置が発明され、販売されている。しかし世間はあんまり興味を示さないようだ。
 高齢者による重大踏み間違い事故が、いつまでも報じられ続ける…。

 

 昨日、偶然に、国土交通省のwebサイトで以下のようなPDFファイルを発見した! 

 

    令 和 7 年 6 月 1 7 日
    物流・自動車局車両基準・国際課
    審 査 ・ リコ ー ル 課

ペダル踏み間違い時加速抑制装置の搭載を義務づけます!
  ~道路運送車両の保安基準等の一部改正について~

1.主な改正の概要

⑴ 「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」の義務付け
電気自動車を含め、オートマの乗用車(クラッチペダルのない乗用車)には、「ペダル踏み間違い時加速抑制装置に係る協定規則」に適合する装置を備えなければならないこととします。(詳細は別紙参照)
【適用時期】
新型乗用車:令和 10 年9月1日(輸入車は令和 11 年9月1日)

⑵ 農耕トラクタ等の特殊自動車の安全対策等

① 令和6年8月に開催された農林水産省農作業安全検討会での検討の結果等を踏まえ、農耕トラクタの運転者席に座席ベルトを備えなければならないこととします。
【適用時期】
新型車、継続生産車:令和9年1月1日

② 林野庁において推進している高性能林業機械の導入への対応として、大型特殊自動車及び小型特殊自動車に備える灯火器及び後写鏡については、一定の条件のもと、作業時に取り外しを可能とすることとします。

2.公布・施行
公 布 : 令和7年6月17日
施 行 : 令和7年6月17日(一部、同年6月23日、同年7月6日)

 

 乗用車については「新型」限定、2028年(輸入車は2029年)9月からとはいえ、ついに義務付け!

 私は紙の日本経済新聞の朝夕刊を、隅々までではないが毎日読んでいる。YouTubeで民放のニュースを、ざっとだが見ている。
 けれど、こんな重大発表を、しっ知らなかった。

 お役所のこうした文書に「!」が付くって珍しいんじゃないか。もしや国交省は、強い抵抗に逆らってここまで到達したことに、興奮してるとか?
 抵抗ってなに。分かんないけど、防止装置の後付けを、または最初からの組み込みを、嫌う事情があったんじゃないかなあ、と思えて。

2025年11月15日 (土)

鬼畜美容外科医のようやく判決、ところが!

 11月11日、ピンぞろの日、凄い日だった、あんな日もあるよね~。そして11月14日…。

 

 「性的暴行で逮捕4回…美容外科医が初公判で語った「悪どい手口」」と2022年10月26日付けFRIDAY。
 第1回公判は2022年10月4日、追起訴で続行、だった。それからがもう追起訴、追起訴、追起訴、鬼畜なことをどんだけやったんだ! 懲役10年いくかも、10年超えるかも、さらに追起訴、追起訴、追起訴…。

 2年以上過ぎて2025年11月15日、とうとう判決、と相馬獄長さんからだっけ教わった。ありがとうございます。

 

 10時からかぁ。前立腺肥大症の関係で、朝一は苦手なのだ。パスしようか。いやいやこれは見届けておきたい。

 でもでも、罪名が「わいせつ略取、準強制性交等、準強制わいせつ、強制わいせつ、児童買春,児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律違反、準強姦」ゆえ、これがどんな事件か知らない人たちも集まるだろう。大きな団体、グループが来てたら大変だ。30分前に、行列の人数が傍聴席数(52席)を超える可能性あり。ひー!

 なわけで私は、ええい、と思い切り、普段より1時間半ほど早い電車に乗った。混むねー!

 

 裁判所(東京高地簡裁合同庁舎)に着き、開廷表を確認。なっ、ない、期日がない。またかょ、がーん!

 いや、あった、10時じゃなく15時からだった。手帳を見ると15時だった。うむぅ、どうしたもんだか。

 

 とはいえ、10時から、うわ、この事件、期日を調べようと思ってたのだ、こうして偶然遭遇するとは! なんてことがあったり。
 しかし、ワンフロア間違えて別の法廷へ入り、あれっ?となってなかなかたどり着けなかったり、波瀾万丈というか。

 

 そうして15時、法廷は38席の通称警備法廷。満席にまでは至らなかったんじゃないか。

 2022年11月の傍聴ノートを見ると、被告人について私は「黒スーツ、でかい男、手もでかい、ロン毛を後ろで縛り、先が金髪、やさしそうな目と眉、イケメン系」なんて書いている。

 けれど今日、「黒スーツ、少し不満そう、目をパチパチさせ、なんか駄目な動物みたい、膝を曲げ、前屈み、精神が壊れちゃったのでは、剛毛、伸び坊主、下唇突き出し」などと書いた。

 裁判官3人が登壇し…。

裁判長 「今日は弁護人が出廷しません」

 なにぃー!

 どういう事情でそうなったか、相馬獄長さんが note に書くかも。私のほうでさらっと言うなら、弁護人が突然辞任し、新たな弁護人から選任届けが出ているが、その弁護人は今日来られない、本件は弁護人の立会が必要であり、実質的な裁判手続きは行えない、あらためての期日は追って指定、つーことで15分間で閉廷。

 

 何のために無理して頑張って出てきたのか。でも私は「ちぇっ、ついてねえ」とか思わない。イライラムカムカなんて全くしない。「こんな日もあるよね~」と、どこか楽しんで受けとめる。どうやらこれが、幸運な人生の秘訣のひとつらしい。

 ちなみに、秘結は便秘の意味だとか。間違えたら大変だ!

 

 あそうそう、裁判所地下の書店、至誠堂さんで、先週だっけ注文した『主婦である私がマルクスの「資本論」を読んだら 15冊から読み解く家事労働と資本主義の過去・現在・未来』を買いました。

2025年11月12日 (水)

ペダル付き電動バイク(電動モペット)の無免許運転!

 11月11日、ピンぞろの日、凄い日だった!

 

 この日、12時~14時、衆議院第1議員会館で、統一教会と日本(ニッポン)会議が激推しのスパイ防止法、を批判する院内集会があった。私はこう思った。

「今日の傍聴予定は15時からの過失運転致死傷、事故歴5回、ながらスマホで多重事故を起こし2歳男児を死亡させたというあの事件の弁論のみ。ちょうどいい。院内集会へ行き、終わって食堂で何か食べ、それから歩いて東京地裁へ行こう。議員会館の食堂は久しぶりだなぁ。よしっ」

 

 ところが、ま、要するに、原稿書きで大失敗をやらかしたことに気づいた。がーん、ショックぅ~。どう取り戻す? それで、院内集会は泣く泣くパスすることにしたの。

 とはいえしかし、15時からのを傍聴するため裁判所へどうせ行くんなら、午後一(ごごいち)からのを何か傍聴しよう、電車賃がもったいないもん、という貧乏根性で出かけたわけ。

 そしたら、なんと、15時からの期日は取消し、変更になっていた。なんだそれぇ~、ぐわーん。である。

 

 ところがところが、東京簡裁に13時30分~14時30分、近年珍しく「道路交通法違反」の新件があった。被告人氏名は片仮名で、私の知識からは、ベトナム人風だ。ほう。傍聴した。
 被告人は若いベトナム人だった。検察官が起訴状を朗読した。

検察官 「被告人は、公安委員会の運転免許を受けないで…」

 あーあ、無免許か、つまんない。だぁが…!

検察官 「…普通自動二輪車、カッコ、ペダル付き電動バイク、を運転…」

 うわお、いわゆる電動モペットの事件だ。その無免許の裁判は私は初めてだ!

 しかもっ! ややこしいので詳細は省くが、道交法的に無罪でおかしくないのに、被告人は日本の道交法のことなど全く知らず、弁護人(たぶん国選)はどういうつもりなのか無罪主張をせず、検察官も裁判官も、私の見立てによれば、じつは内心、後ろめたさを感じてるのに隠し、普通に型どおりの罰金刑で処理しようとしているのが明らか、というトンでもない事件だった!

 

 15時からのあれが期日変更と知っていれば、今日は裁判所へ来なかった。12時~14時の院内集会へ行ってれば、これを傍聴できなかった。
 人間万事塞翁が馬、とかいうが、こんなこともあるんだね~。

 

 ほかに少し傍聴して帰ろう、と思ったが待て待て、こんな日だ、16時からの「過失運転致傷」、もしや凄い事件かも。
 頑張って裁判所に居続け、傍聴してみた。ごくごく普通に、信号交差点での、右折出口横断歩道上での事故だった。検察冒陳まで聞いて、私はそっと出た。

 

 帰途、駅の券売機でパスモにチャージしようとしたら、返却口から千円札が出てきた、わお。
 直前にこの券売機を離れた女性がいて、声をかけ、千円札を渡した。フィリピーナ風の女性だった。「ありがと」と言われ、私はにっと微笑んだ。

 こんな日もあるよね~

2025年11月11日 (火)

立花孝志、勾留理由開示と鑑定留置理由開示

 兵庫県警が立花孝志「NHKから国民を守る党」党首を逮捕した。
 11月11日付け神戸新聞「立花孝志容疑者の口裏合わせや証拠隠滅警戒、逮捕を決断 兵庫県警」はこう報じている。

 一連の捜査は、警察庁の判断も仰ぎ、神戸地検とも協議。最高検の意向も踏まえて進めていた。

 被疑者(起訴後は被告人)がどう抗弁、抵抗しても、ドバイなどへ逃亡しない限り、確実に有罪にできると踏み、逮捕したのだろう。

 

 私は「名誉毀損」の裁判を、けっこう狙って傍聴してきた。

 名誉毀損がらみの民事裁判多数と、刑事裁判だけど中身がほぼ分からない数件と、すでに一審を傍聴した事件の控訴審数件を除き、いったいどんなのを傍聴してきたっけ、罪名に「名誉毀損」の4文字が含まれる刑事裁判を、超絶マニアックデータからだーっと拾ってみた。74件もあった。

 

 んまあ、じつにいろんな事件がある。
 交際のもつれ的な事件が多いが、そうじゃない恨みが動機のもの、政治がらみのものもある。

「名誉毀損程度では普通は逮捕勾留されない」なんてネットでは言われたりしているようだが、「身柄(拘置所)」「身柄(留置場)」「保釈中」というのがだいぶある。
 懲役の実刑判決も、けっこうある。

 

 立花孝志被疑者の場合、「勾留理由開示」の法廷へ、まずは出てくるかもね。
 「勾留理由開示」の裁判とは何か、当ブログ「ルフィ事件の勾留理由開示」で簡単に書いた。

 立花被疑者の事件では、一件(いっけん)記録から被疑事実は優に認められ、関係者と通謀して罪証隠滅のおそれが優に認められ、執行猶予中の身でもあることからドバイへの逃亡のおそれが、とか裁判官が勾留理由を開示、被疑者が10分間陳述(好き放題演説)をし、30分間足らずで閉廷、そんな感じになるのかな。

 

「被告人は双極性障害の躁(そう)状態が続き心神耗弱の状態だった」
「数々の動画をご覧いただけば明らかなとおり被告人は是非善悪の弁別能力が欠如しており、心神喪失のド真ん中である」

 などと弁護人が主張する可能性も視野に、精神鑑定をやるかも。「鑑定留置理由開示」の裁判については、当ブログ「「殺人」の鑑定留置理由開示」で書いた。

 どっちも絶対、傍聴券抽選になるでしょ。外れる可能性がめっちゃ高い抽選を目指して神戸地裁へ夜行バスで行こう、とまでは私は思わねっす💦

 

 過去の報道によれば、立花被疑者は2022年1月20日に東京地裁で、「脅迫、不正競争防止法違反、威力業務妨害」により懲役2年6月、執行猶予4年、罰金30万の判決を食らっている。

 立花孝志被告人(当時)は東京高裁へ控訴し、さらに上告。2023年3月23日に東京スポーツが「立花孝志氏の懲役2年6月、執行猶予4年の判決が確定へ 最高裁が上告棄却」と報じた。

 控訴、上告したため、刑の確定が1年2カ月延び、猶予期間の満了は2027年3月になった。現在、ばりばり猶予中なわけだ。
 罪名は今回と違うが、似たような事件だ。今回はもう執行猶予はないだろう。刑務所行きは、ほとんど確定といえるんじゃないか。


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 下獄すれば、派手な街宣活動も、YouTubeで派手に暴れることもできない。人気は急速に萎む(しぼむ)だろう。
 派手に目立ってドーパミンを得る日々から、閉所へ隔離、、、急速に鬱(うつ)の状態へ移行するんではないか、私はそこが心配だ。同情はしにくいけども。

2025年11月10日 (月)

刑務所を出て、無施錠の家やクルマを探して徘徊

 最近傍聴したのを少し。

 

 東京地裁の52席の法廷で「重過失傷害」の審理。

 被告人(非身柄)は、知人から借りたスポーツタイプ(前傾姿勢)の自転車で、雨天時、車道左側を、ウインドブレーカーのフードをかぶり、路面を見て走行し赤信号を看過。青信号の横断歩道へ出てきた歩行者に衝突し、後遺症の残る重傷を負わせた…。あるあるの自転車事故である。

 幸運にも個人賠償責任保険に加入しており、1千万円が支払われることで示談。それとは別のお詫びとして20万円を振込み。求刑は禁錮1年4月。 ※2025年6月1日以降の事件なら拘禁刑

 

 東京地裁の20席の法廷で「覚醒剤取締法違反」の判決。

 被告人(非身柄)は50歳代か、ちょと強面(こわもて)な感じだ。判決は懲役2年、執行猶予3年訴費不負担。

裁判官 「初犯は1年6月というのがおおむね相場なんですが…」

 そうそう、懲役1年6月、執行猶予3年が鉄板相場なので、慣れた人たちは「イチロクサンネン」というようだ。

 被告人は10年以上前に同種の服役前科があるという。10年以上前で、今回2年は重くない?
 あとで私のデータに当たってみた。9年前に、駐車取締りの警察官に対する公務執行妨害で懲役10月、未決30日算入という、同姓同名(珍しめ)の事件を私は傍聴していた。その影響もあるのか。

 

 東京地裁の42席の法廷で「道路交通法違反」の審理。

 今回気づいた、弁護人はあの有名俳優さんにそっくりじゃん! 弁護士会でも有名でしょ。俳優名は今は伏せとこう。

 オービスⅢ(スリー。東京航空計器(TKK)のループコイル式)の測定値を否認する事件だ。「確立された採証法則」のとおり、今日はTKKのK氏を証人尋問。
 検察官は、なんと50分間も。昔、同種の否認事件が東京簡裁で多かった頃、20分程度で終わることもよくあったのに。

 弁護人は22分間。測定の「誤差」にこだわっていた。私のネット記事「オービスの測定値はホントに信頼できるのか?まさかの「抜け落ち」を発見した【知らないと損する交通違反】」を見ていないことが明らかと思えた。もしそうなら、他の全ての事件と同様、あっさり無残に有罪とされるだろう。残念だ。

 

 東京地裁の52席の法廷で「道路交通法違反」の新件。

 この被告人(身柄、留置場、33歳)はインドネシア人だ。そういうのも傍聴しておこうと。傍聴人は私を含め2人ぽっち。

 今年2月に入国、9月、在留資格はあったが帰国しようと思い、その旅費を得るために飯場(はんば)仕事か何かやり、仲間らとクルマで戻る途中、運転の友人の足が吊った。それで自分が運転をした、日本の運転免許証はないのに。

被告人 「(通訳人を介して)9月11日父が亡くなった…チケット買うお金がなく…チケットのお金を稼ぐため仕事した…15日は(インドネシア)へ帰るつもり…」

 ところが9月13日に無免許運転で逮捕され、勾留されたまま11月に第1回公判…。母と妻と子どもに早く会いたいと泣いた。

 

 東京地裁の20席の法廷で「住居侵入、窃盗」の新件。

 被告人(身柄、留置場、46歳)は証言台のところに、手を独特のお椀型にしてピシッと立った。窃盗、強盗等で複数の服役前科があり、少年時の前歴も4件あるという。

 婚姻歴なし、母親と同居。府中刑務所を出てから酒を飲んだりパチンコをしたり、ある日、パチンコで交通費も使い果たして正午過ぎ、セキュリティが緩いアパートを探し、無施錠の玄関ドアから侵入…。

乙3号 「中から声が聞こえていた…2、3人いると思った…危険性を当時は考えていなかった…」

 同種の追起訴があるそうで続行。
 帰宅後、被告人氏名でネット検索してみた。犯行場所的にも被害金額的にもずばりこの事件と思われる報道がヒットした。
 それによると、当時被害者宅へは買取業者が訪問しており、奥の部屋で着物や宝飾品を査定中だったという。やばい業者でなければいいんだが…。

 

 同じ法廷で「常習累犯窃盗」の新件。

 服役を繰り返し、離婚歴あり。網走刑務所を出所後、生活保護を受けつつ、朝から無施錠の自動車を探して徘徊。荷下ろし中の自動車内から現金3812円入りの財布等3点在中のリュック時価1650円相当を窃取し、現場にいた警察官から声をかけられ…。

 これも、年齢的にもその他あれこれ的にもずばりこの事件と思われる報道がヒット。被害車両は駐車中のリサイクル収集車だという。まさかこれも高齢者狙いの訪問業者だったりして?

2025年11月 8日 (土)

未必の故意による無差別殺傷事件、なぜ危険運転でさえないのか

 11月4日(火)、この日は手帳に傍聴予定がなかった。

 しかし家人から言いつけられた、15時頃に都心の某所へ来いと。じゃあ、ちらっと、ちょっとだけ、裁判所へ寄ってみよっかな…。 → 裁判傍聴依存症Yes・Noチェック✨

 

   💥 💥 💥


 13時15分~13時30分、東京地裁710号法廷(52席)で「公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例違反、建造物侵入、神奈川県迷惑行為防止条例、性的姿態等撮影」の判決。
 女子トイレへ侵入しての盗撮と、東海道線か東急東横線での電車内痴漢かな、ほかに何だろ、まずはこれを傍聴してみることに。

 被告人は身柄(拘置所)、べたついた感じの濃い髪、地味なおっさんだ、50歳ぐらいか。
 傍聴人は、私のほかに、母娘と思しき女性1組のみっ。おかしい。さっき1階の開廷表にひとだかりがなく、今日はやけに傍聴人が少ないように感じたが、それもしても、おかしい。他に何か強烈な事件があるのかっ?

 13時18分、裁判官が来ない。書記官は何も言わない。来ないあなたを、私待ぁつぅわ、いつまでも待ぁつぅわ。
 「1320出るっ!」と傍聴ノートに書いて私は出た。


   💥 💥 💥

 出て13時30分~14時30分、東京地裁104号法廷(98席)で「過失運転致死傷、児童買春,児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律違反」の判決。
 交通死傷事故と、児ポ法、そんな組み合わせは初めてだ。しかも104号法廷は普通使わない。いったい何?

 法廷付近には腕章の職員が多数いて、一般傍聴人の行列があった。私は40番目ぐらいだったか。 ※ 法廷内には、検察官側に特別傍聴席が4席、弁護人側に記者席が20席もあった。

 被告人は身柄(拘置所)。例の官給品のジャージ上下、メガネ、禿げ坊主、地味顔、ま、30歳ぐらいか。

 検察官席は、前列に6人。若いメガネ君と、太めの中堅男性、この2人が検察官と思われる。弁護士バッジの年配男性と、そして女性が3人。うち1人が、すごい目つきで被告人をにらんでいる。後列には7人か。
 対する弁護人は1人。昔からよく国選をやってる、ちょとイケメンな中年男性だ。

 裁判長が、広い法廷の中央、証言台のところに被告人を立たせた。被告人の両手が軽く丸まっている。ヤンキー系に多い形だな、と傍聴席最前列から見る私。

裁判長 「主文。被告人を懲役7年6月に処する。未決勾留日数中250日をその刑に算入する」

 交通事故の法定刑は上限が7年だ。上限の7年に、または6年6月に、児ポ法で6月または1年をのせた、そんな感じなのだろう。 ※2025年6月より前の事件なら拘禁刑

 被告人は大型貨物の運転手で、数日前から高熱を発していたのに、会社に対し運転交代を申し出ることもなく、11tの大型貨物に12t超の貨物を積載し、意識が遠のいたり、車線逸脱をくり返したりしながら、とうとう首都高5号池袋線下り、高島平付近で、渋滞停止中の車列に、75~80キロメートル毎時の速度で突っ込み、3台を炎上させるなどし、3人死亡、1人は高次脳機能障害、2人軽傷の重大事故を…。

 未必の故意による、通り魔的無差別殺傷事件! そう思えた。

 しかし危険運転ですらなく、単なる交通事故の扱い、なぜ?
 「自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律」の第2条(危険運転致死傷)の「次に掲げる行為」に、「体調不良」や「政令で定める疾病」がないんである。
 ま、こんな男をたとえ死刑に処したって、殺された人は戻らないとはいえ。

 裁判長が上訴権を継げると、被告人は小さく肯いた。控訴するんだろうか。
 検察官席の前述の女性が、すごい目つきで被告人をにらみ続けていた。13時42分閉廷。

 あそうそう、児ポ法違反のほうは、4日後に神田警察署内で、児童の性的な姿態等の動画、画像複数が保存された携帯電話1台を所持、だった。


   💥 💥 💥


 それから私は東京地裁828号法廷(20席)、13時30分~14時30分の「道路交通法違反」の新件へ。

 13時48分頃、弁護人から被告人質問の最中だった。被告人は非身柄、フード付き黒色ジャンパーにジーンズ、60代ぐらいの男性だ。

 何か医療関係の集荷の仕事で、職場の人間関係のストレスから、飲酒して運転開始、途中コンビニで酒類を買い、さらに飲酒して運転を続け、対向車線へはみ出したり、蛇行したり、縁石に乗り上げたり、青信号で発進しなかったり、とうとう停車車両に追突…。
 呼気検査の結果は「基準値の4倍以上」だったという。

 前科なし。求刑は懲役1年2月。直ちに判決、懲役1年2月、執行猶予3年、訴訟費用(国選弁護人の費用)は被告人の負担とする。14時15分閉廷。


   💥 💥 💥

 15時~16時、東京地裁710号法廷(52席)で「食品衛生法違反」の新件あり。これは珍しい。私は傍聴したことがない。

 だが、検察冒陳で切り上げて出ても、家人の御用に遅刻してしまう。叱られる。怖い。後ろ髪引かれつつ、裁判所をあとにしたのであった。「食品衛生法違反」、なんだったろう、誰か教えて~💦

 

 帰宅後、いつものように被告人氏名でネット検索。
 13時15分からの判決の被告人については、2018年8月に同姓同名の男(41歳)の逮捕報道があったようだ(転載らしきものがヒット)。性犯罪のあるある中のあるある、深夜住宅街を帰宅のため独り歩きの若い女性に背後から抱きつき、下半身を触ったというものだった。

 13時30分からの判決については、すでにいろいろ報道されていた

2025年11月 6日 (木)

無罪の証拠を隠して有罪、しかし逆転無罪に

 髙野傑弁護士のTweet(現ポスト)を拝見し、あっ、そういえば、となった。

 伝説のメルマガ「今井亮一の裁判傍聴バカ一代」、2010年8月19日発行の第225号「証拠隠しが濃く疑われる事件 逆転無罪!」を、適宜加除訂正のうえここにアップしよう。

   🐱  🐱  🐱

 8月17日(火)16時から東京高裁506号法廷(岡田雄一裁判長)で「公務執行妨害」の判決。

 

 原審は東京地裁(江見健一裁判官)。午前3時頃の新宿歌舞伎町で、警察官多数と被告人の仲間多数とで混乱状態となり、応援に駆けつけた警察官に対し被告人が暴行、という公訴事実だった。

 被告人のほうは「暴行なんか加えてない。こっちが理不尽にも投げ飛ばされた」旨の主張をしていた。
 後述するように、冤罪っぽい事件なのだが、原審判決を私は傍聴してない。とくに前科とかなければ、懲役1年、執行猶予3年ぐらいだろう。
 その後、被告人は控訴した。

 

 控訴審は、第1回が今年3月25日。今日の判決が、控訴審として6回目の公判になるはず。

 「これ、おかしいっスよ!」と、阿曽山大噴火さんがずっと追っかけていた。私も何度か傍聴してきた。どこがおかしいって…。

 歌舞伎町は、監視カメラ(俗称防犯カメラ)のメッカともいえる地域だ。現場はコマ劇場の前付近であり、当然、複数の監視カメラにさらされている。検察官はその録画映像を出し、法廷で取り調べ(再生)がおこなわれた。私も見た。

 ところがっ! 本件犯行と関係ない映像も提出されてるのに、ズバリ、本件犯行とその直前の映像が約38秒間だけ、ぬわいのだ!

 あの監視カメラの映像は、1週間で上書きされ、警視庁の生活安全課で管理され、捜査員は、理由を告げて映像のコピーをもらう、というふうなシステムになっているところ、本件のその約38秒間についてだけ、出てこないんである。

 理由は? 警察官が証人出廷して以下の旨を述べた。

警察官 「本件犯行の立証には不必要だった。プライバシーに関係するものが映っていた。どんなプライバシーかは言えない」

 なんだそれ。再生映像には、当然にいろんな人が映っていた。犯行(があったとされる)場面の約38秒間だけ、とんでもないプライバシーが映っていた? んな阿呆な話があるかいナ(笑)。


 被告人は控訴した。で、今日、控訴審判決なのである。

 被告人は、私が初めて傍聴したときからずっと、非身柄で黒スーツ。頭髪が、ホスト風というのか、「お前、その前髪、切れよっ!」と私は小一時間、説教したくなる感じ(笑)。

 16時00分、傍聴人はぜんぶで11人だったかな。16時01分、裁判官3人が登壇し…。

裁判長 「主文。原判決を破棄する。被告人は無罪

 おお~! 無罪が無罪になったことに驚く私(笑)。

 同時に、3人ほど傍聴席から出た。阿曽山さんによると、うち1人か2人は検察庁の職員らしく、間もなく傍聴席に戻ったという。
 検察庁としても、この事件はムリスジと承知してたわけかな? それでも有罪主張で押しまり、「やっぱ無罪でした!」と御注進、哀れだ。

 裁判長は、当法廷で取り調べられた証拠を説明し…。

裁判長 「被告人が公務執行妨害を行ったことを十分認められるようにも見える」

 とまぁ、いちおう検察側と一審の江見裁判官の顔も立てたうえで、こう続けた。

裁判長 「しかしながら子細に検討してみると…」

 映像の「欠落部分」について、こう述べるのだった。

裁判長 「(欠落部分には本件と)高度な関連性が認められ、重要な意味合いを持つ映像が含まれていると…(欠落部分を証拠採用するかは)当事者双方の弁論を経て決められるもの…捜査段階で消去してしまうのは許されない…」

 そうして…。

裁判長 「個人のプライバシーが含まれる映像もあったかと思われるが、他の部分にはまったく関係ない人物が含まれている…(警察が言う)理由は、いささか説得力を欠くと言わなければならない。意図的かどうか…妨げられたと言わなければならない…(欠落を)被告人に不利な形で考慮することはできないというべきである。被告人の供述を信用できないものとして排除するのは困難である。被告人が暴行を行ったことを、合理的な疑いを超えて認定できる証拠はない…犯罪の証明がないことに帰する。よって…」

 16時28分、言い渡しは終わった。被告人は「ありがとうございます」と頭を下げた。

 この逆転無罪は、この逆転無罪は、警察による証拠隠しが濃く疑われる、ニュース性のある事件と思うのだが、被告人氏名ではもちろん、「東京高裁 無罪」で検索しても拾えない…。

   🐱  🐱  🐱

 こんなヤバイ事件を検察官はなぜ起訴したのか。原審はなぜやすやす有罪だったのか。

 検察が無罪の証拠を隠して有罪を勝ち取ることは合法、そこが日本の刑事司法の背骨に、普通に連綿とあるから、との認定は論理則、経験則等に照らして合理的と言わなければならない。 ←高裁判決によく出てくる言い回し(笑)。いやちょと待て、ここ1年ほど聞かないかも。偶然かな。今後、気にしてみよう。

2025年11月 3日 (月)

放置違反金の電子納付「駐禁Pay」に中国が不快感

【駐禁pay】

 駐車違反の金銭ペナルティ「放置違反金」、あれはコンビニでも払える。今月から電子納付もできるようになった。
 警察庁発表の名称は「放置違反金Pay」。ネットでは「駐禁Pay(チューキンペイ)」との略称で呼ばれる。

 これに対し中国政府が、同国の国家主席・習近平氏の日本語読み「シュウキンペイ」に酷似していると不快感を示した。
 高市早苗首相は大使館を通じて直ちに謝意を伝え、略称を「サナPay」とすべく閣議決定した。

 これに異議を唱えたのが目立ちたい系YouTuberだ。
 「なんでだ、ずるいぞ、参政Payにしろ」「いやへずまPayだろ」「N党Payなら払わなくてもセーフ。党が保証する」などと騒動が起こっている。ネットでは「略称じゃなくなってるし」との声も聞かれる。

 

【最低賃金、最高賃金】

 政府は、最低賃金の引き上げにともない、最高賃金の制度を検討すべく有識者の懇談会を招集した。
 「最低賃金の5倍はひどい。2万倍は譲れない」「富豪経営者の報酬を時給換算することは果たして妥当か」「グローバルの時代、世界中の国が最貧国の最低賃金の10倍程度とすべきだ」など早くも熱を帯びた議論が展開され、海外からも注目されている。

 

【デマの功罪】

 デマ。デジタル大辞泉(小学館)では「政治的な目的で、意図的に流す扇動的かつ虚偽の情報」「事実に反するうわさ。流言飛語」などとされる。
 陰謀論もデマに含めてよいだろう。しかしデマ(以下、陰謀論も含む)は無くならない。なぜか。

 偉(えら)くないのに偉ぶりたい(偉ぶる魂)、芸もないのにとにかく目立ちたい、そういう連中がもっと手っ取り早く、かつ有効に利用できるのがデマといえる。

 しかも大衆(群衆、愚民ともいう。以下同)はデマに踊りやすい。意外性があってイメージしやすいデマを繰り返し大声で言えば、群衆の多くが必ず踊る。

 もちろん、デマが事実に反する証拠はいくらでもある。だが、イメージしやすい大声のデマに比べれば、真実の証明は、要するにめんどくさい。大衆はめんどくさいものを好まない。デマは栄える、当然すぎるほど当然である。

 デマによってのみ成立するものに、排外主義、差別主義がある(それらは主義主張の体をなしていないと思うが、とりあえず主義としておく)。
 排外主義、差別主義は、デマを力強く叫んで大衆を熱狂させる、踊らせる。民主主義社会の選挙において排外主義、差別主義は必然的に力を持つ…。

 

 なーんてことも、ふと思いついたりしている次第💦


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2025年11月 1日 (土)

高校教室内の体罰動画がネットに

 「滝沢ガレソ」という人が、10月31日午前8時09分付けで、X(エックス、旧Twitter)にこんなポスト(旧Tweet)をしている。

【話題】高校教師の体罰動画が拡散、物議を醸す

■私立桐陽高校 @静岡県沼津市
・授業中に居眠りした生徒の髪を掴み「何寝てんだよ!」と頭をひっぱたく
・「あした退学届を持ってこい」と闘魂指導
→≪これはやりすぎだろ≫≪そうか?昔はこれぐらい普通だったぞ≫と指導方法に賛否

あなたの判定は?

 

 その動画が添付か貼付かされている。1分21秒間にわたる、教育的には体罰というのか、刑法的には明らかに暴行罪の犯行シーンだ。

 現在、「2,220.3万 件の表示」となっている。2220万3千件だ。返信は5803、リポストが1.7万、いいねが9.6万、ブックマークが2.2万。すごい。

 

 こういう、または女子の着替えを盗撮するなどの「教師」は、一定の割合で必ず混ざっているのかなと私は想像する。

 そんななか、ある日のリアルな犯行シーンが、たとえば回転寿司店で皿上の寿司や醤油差しなどに「イタズラ」してキャッキャ喜ぶ動画と同じように、ネットに出てきたわけだ。趣旨はだいぶ異なるけども。

 ・撮影した(たぶん)生徒
 ・動画を「滝沢ガレソ」という人に渡した者
 ・暴行を受けた(居眠りしたらしい)生徒
 ・動画内の奥の方で笑っている生徒

 そっちの氏名や住所等個人情報暴きが、これから始まるんじゃないか。
 目立ちたい系YouTuber、迷惑系YouTuberは、方向性としては、暴行犯である「教師」ではなく、生徒のほうの自宅へ凸撃しそう。自殺者がでるんじゃないか、心配だ。

 高校のほうは、血相を変えて犯人(撮影者、動画を流出させた者)探しをやりそう、学校へのスマホ持ち込みを厳禁しそう。教育委員会もその方向かな、と私は想像する。

 

 「滝沢ガレソ」という人は、同日午後10時56分付けで「【悲報】Amazonで大人気“#タオル研究所”の社長のパワハラがエグい 」とのポストもしている。

 伊澤タオル株式会社のwebサイトに「第三者委員会による調査結果、処分および再発防止策に関するお知らせ」(10月30日付け)がある。
 その、全体で28ページ目、ノンブル的には25ページ目、「2 伊澤氏の行動傾向等」にすごいことが書かれている。こんな調査をやり、公表する、なかなかできることではないでしょ。立派な会社だ。

 

 とまれ、その代表取締役社長のような人も、一定の割合でいるのだろうと私は想像する。陰謀論に易々と嵌まってしまう人も一定の割合でいる。一定の割合で存在し続ける。

 しかし、だからしょーがない、ではなく、そういう人を増やさないよう、少しでも減らすよう、どうすべきか、そういう人による被害をどう防ぐか、生じた被害をどうフォローしていくか、という考え方をしなきゃいけないのかな、と私は漠然と思う。


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