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2025年11月 8日 (土)

未必の故意による無差別殺傷事件、なぜ危険運転でさえないのか

 11月4日(火)、この日は手帳に傍聴予定がなかった。

 しかし家人から言いつけられた、15時頃に都心の某所へ来いと。じゃあ、ちらっと、ちょっとだけ、裁判所へ寄ってみよっかな…。 → 裁判傍聴依存症Yes・Noチェック✨

 

   💥 💥 💥


 13時15分~13時30分、東京地裁710号法廷(52席)で「公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例違反、建造物侵入、神奈川県迷惑行為防止条例、性的姿態等撮影」の判決。
 女子トイレへ侵入しての盗撮と、東海道線か東急東横線での電車内痴漢かな、ほかに何だろ、まずはこれを傍聴してみることに。

 被告人は身柄(拘置所)、べたついた感じの濃い髪、地味なおっさんだ、50歳ぐらいか。
 傍聴人は、私のほかに、母娘と思しき女性1組のみっ。おかしい。さっき1階の開廷表にひとだかりがなく、今日はやけに傍聴人が少ないように感じたが、それもしても、おかしい。他に何か強烈な事件があるのかっ?

 13時18分、裁判官が来ない。書記官は何も言わない。来ないあなたを、私待ぁつぅわ、いつまでも待ぁつぅわ。
 「1320出るっ!」と傍聴ノートに書いて私は出た。


   💥 💥 💥

 出て13時30分~14時30分、東京地裁104号法廷(98席)で「過失運転致死傷、児童買春,児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律違反」の判決。
 交通死傷事故と、児ポ法、そんな組み合わせは初めてだ。しかも104号法廷は普通使わない。いったい何?

 法廷付近には腕章の職員が多数いて、一般傍聴人の行列があった。私は40番目ぐらいだったか。 ※ 法廷内には、検察官側に特別傍聴席が4席、弁護人側に記者席が20席もあった。

 被告人は身柄(拘置所)。例の官給品のジャージ上下、メガネ、禿げ坊主、地味顔、ま、30歳ぐらいか。

 検察官席は、前列に6人。若いメガネ君と、太めの中堅男性、この2人が検察官と思われる。弁護士バッジの年配男性と、そして女性が3人。うち1人が、すごい目つきで被告人をにらんでいる。後列には7人か。
 対する弁護人は1人。昔からよく国選をやってる、ちょとイケメンな中年男性だ。

 裁判長が、広い法廷の中央、証言台のところに被告人を立たせた。被告人の両手が軽く丸まっている。ヤンキー系に多い形だな、と傍聴席最前列から見る私。

裁判長 「主文。被告人を懲役7年6月に処する。未決勾留日数中250日をその刑に算入する」

 交通事故の法定刑は上限が7年だ。上限の7年に、または6年6月に、児ポ法で6月または1年をのせた、そんな感じなのだろう。 ※2025年6月より前の事件なら拘禁刑

 被告人は大型貨物の運転手で、数日前から高熱を発していたのに、会社に対し運転交代を申し出ることもなく、11tの大型貨物に12t超の貨物を積載し、意識が遠のいたり、車線逸脱をくり返したりしながら、とうとう首都高5号池袋線下り、高島平付近で、渋滞停止中の車列に、75~80キロメートル毎時の速度で突っ込み、3台を炎上させるなどし、3人死亡、1人は高次脳機能障害、2人軽傷の重大事故を…。

 未必の故意による、通り魔的無差別殺傷事件! そう思えた。

 しかし危険運転ですらなく、単なる交通事故の扱い、なぜ?
 「自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律」の第2条(危険運転致死傷)の「次に掲げる行為」に、「体調不良」や「政令で定める疾病」がないんである。
 ま、こんな男をたとえ死刑に処したって、殺された人は戻らないとはいえ。

 裁判長が上訴権を継げると、被告人は小さく肯いた。控訴するんだろうか。
 検察官席の前述の女性が、すごい目つきで被告人をにらみ続けていた。13時42分閉廷。

 あそうそう、児ポ法違反のほうは、4日後に神田警察署内で、児童の性的な姿態等の動画、画像複数が保存された携帯電話1台を所持、だった。


   💥 💥 💥


 それから私は東京地裁828号法廷(20席)、13時30分~14時30分の「道路交通法違反」の新件へ。

 13時48分頃、弁護人から被告人質問の最中だった。被告人は非身柄、フード付き黒色ジャンパーにジーンズ、60代ぐらいの男性だ。

 何か医療関係の集荷の仕事で、職場の人間関係のストレスから、飲酒して運転開始、途中コンビニで酒類を買い、さらに飲酒して運転を続け、対向車線へはみ出したり、蛇行したり、縁石に乗り上げたり、青信号で発進しなかったり、とうとう停車車両に追突…。
 呼気検査の結果は「基準値の4倍以上」だったという。

 前科なし。求刑は懲役1年2月。直ちに判決、懲役1年2月、執行猶予3年、訴訟費用(国選弁護人の費用)は被告人の負担とする。14時15分閉廷。


   💥 💥 💥

 15時~16時、東京地裁710号法廷(52席)で「食品衛生法違反」の新件あり。これは珍しい。私は傍聴したことがない。

 だが、検察冒陳で切り上げて出ても、家人の御用に遅刻してしまう。叱られる。怖い。後ろ髪引かれつつ、裁判所をあとにしたのであった。「食品衛生法違反」、なんだったろう、誰か教えて~💦

 

 帰宅後、いつものように被告人氏名でネット検索。
 13時15分からの判決の被告人については、2018年8月に同姓同名の男(41歳)の逮捕報道があったようだ(転載らしきものがヒット)。性犯罪のあるある中のあるある、深夜住宅街を帰宅のため独り歩きの若い女性に背後から抱きつき、下半身を触ったというものだった。

 13時30分からの判決については、すでにいろいろ報道されていた

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