福祉関係の職員に対し暴れる人たち
開廷表の被告人氏名でネット検索してみた。えっ? となった。
生徒の頃、行政に働きかけてニュースに? 英検? 司法試験? 何とか政治塾? 選挙に関与? 大した経歴がやたら出てくる。
そんな「公務執行妨害」を東京地裁の20席の法廷で傍聴してみた。
被告人は身柄(拘置所)。なんか、のけぞってる。生年月日をメモし、あとで確認した。上記ヒットの多くに生年月日があり、この被告人と一致した。
じつは子持ちで、児童福祉法、児童虐待の防止等に関する法律の関係で家庭訪問した3人(児童相談所の職員とか児童心理司)に対し、顔を殴ったり髪をつかんでひっぱったり蹴ったりしたんだという。
裁判官 「起訴状の内容にどこか間違ってるところはありますか?」
被告人 「いえ、間違いありません。すべて認めます。申し訳ありませんでした」
検察官によれば、生活保護を受給。詐欺と文書偽造か何かで前科1犯。
検察官 「午後5時40分頃…居住実態の確認…家庭訪問…突然『死んでやる』と言いだし…ハサミを…『お前ら、止めようとしないのか』…ベランダ…飛び降りる素振り…止められると、反転…『ぶっ殺してやる』…止められると…髪をつかんでひっぱり…『(警察に)通報するのか』…罵声を浴びせ…」
とにかく大暴れしたらしい。
今回の期日は、検察官の立証(書証の要旨告知)までで終わった。その間、被告人は、のけぞって検察官を見据えたまま、ぴくりとも動かなかった。瞬きぐらいは、したのかな。
次回は来年2月。弁護人は、精神保健福祉士の証人尋問を考えているそうだ。
児相とか役所の福祉課とか、大変な人物を相手にしている(場合がある)んだなあ、と思えた。
そのあと私は少し時間が空き、東京地裁の42席の法廷で「器物損壊」の、審理の期日をちらっと傍聴してみた、どんな事件だろ、と。
被告人は身柄(拘置所)、白髪混じりでメタボ系の、60代ぐらいかな。
被告人と証人との間にだけぶ厚い板のパーティションを立て、証人尋問をやっていた。
検察官 「××区役所へ…(被告人が)午後3時頃に来庁…」
証人 「だいぶ顔が紅潮…目つきも鋭く…イラついているようでして…通常、来庁者カードを書いていただく…(被告人は)拒否して…中央待合室で、どかっと座り…貧乏揺すり…目つきが鋭い…」
別の職員が生活保護の説明をしていたところ…。
証人 「(被告人の語気は)終始強く、威圧的…にらみつけるような…」
検察官 「そのあと…」
証人 「『いっちょやってやるか』…アクリル板に、いわゆるパンチを…」
役所の福祉課へ来て暴れる、そういう事件はけっこうある。生活保護の受給者であることに深く引け目を覚えるタイプの人がいて、偉ぶり強がり暴れがち、そんな面もあるのかなと、私は漠然と感じたりなんかしている。
15分ほどでそっと退出。東京地裁の52席の法廷で「偽造有印公文書行使」の判決を傍聴。
これ、「不同意性交等」でも「殺人」や「傷害致死」でもないのに、合議事件なのだ。もしや? と思って。
被告人は非身柄。暗色スーツにネクタイ。シャツの襟をラフに開けてる。がっちり太って、目つきがヤンキー系か。なんか偉そうな感じ。
裁判官 「主文。被告人を懲役1年に処する。この裁判が確定した日から3年間その刑の執行を猶予する…駐車違反…除外標章様のものを没収…」
ビンゴ、やっぱり、駐車取締り逃れの偽造の除外標章の事件だった。8月15日、中日スポーツが「「セコすぎる」「ショック」大相撲元幕内の照強、偽の駐車禁止除外標章使用疑い逮捕にネットは驚きや悲しみ「つまらん罪状で栄光に泥を」「何してんだよ」」と報じてる。この事件だ。
除外標章の事件は、私はこれで3件目だ。
1件目は、前科のほうで有名な社長氏の事件。2件目は、元時津風親方の事件。3件とも、犯行現場は墨田区内だ。ふむぅ。
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