俺のマイナカード
マイナカード(マイナンバーカード)には懲りた! という話をしとこう。
あれはもう10年も前か、もっとずっと前か、複数の出版社から、経理の関係でマイナンバーが必要と通知がきた。
当方の経理担当からもうるさく言われ、ま、どんなものかいっぺん試してみるか、という冒険心もあり、手続きに出かけた。
顔の写真が必要だそうで、写真の自販機というか、ほら、あれに500円か投入し、マイナ用の写真をゲット。
申請者はあまりおらず、スムーズだった。
暗証番号を2つ決めるよう言われたっけ。大切に保管してください、非常に重要なカードなので、無闇に持ち歩かないように、などと言われた。
マイナカードがあればコンビニで住民票をとれる、役所の窓口より手数料が100円だか安いという。
よぅし、と冒険心で挑戦。痛感した、こいつは、仕組みを熟知している者向けの仕組みだ、素人は手を出すな、と。降参して窓口へ戻った。
さて、この非常に重要なカードをどうする。
冷凍庫の底に隠すか。台所の引出しの、スプーンや何かの下に?
いや、手慣れた侵入盗犯(空き巣狙い)はそういうところを真っ先に探すとも聞く。うむぅ。
そこで私は、どんな侵入盗犯も、想像もつかないだろう場所に隠した。ふふ。
そうして、侵入盗の被害を受けないまま、数カ月が過ぎ、数年が過ぎ、あるとき、マイナカードが必要になった。
諸君のご想像どおり、忘れた、隠し場所を。私が思いつきそうな場所を必死に探したが、人間は成長するものだ、昔の私と今の私と、やっぱり考えが違ったようだ。どうにもこうにも見つからない。
ちなみに2つの暗証番号は、とっくの昔、たぶん10億年前に忘れたよ(笑)。
役所に電話した。再発行のためには、警察に遺失届けを出さねばならないという、ええっ。
私は交番へ行った。無くしてはいない、隠し場所を忘れただけだ、必ず自宅内にある、なのに遺失届けを強要されたのですと、必死に説明した。だぁって、虚偽の届け文書を作成し、公務所に提出して行使したと逮捕されては困るもん。
遺失届けの原本か副本を出したら、たっぷりの書類が届いた。最新の顔写真を貼付(ちょうふ)し、新たに申請書を郵送せよと。
写真の自販機は、だいぶ値上がりしていた。私はデジカメで自撮りし、量販店の何ちゅうのあの機械で安くプリントし、貼付した。
1週間か2週間経ち、また書類が届いた。顔写真に不備があるのでやり直せ、と。背景に柱の一部か何か映っていたのが駄目らしい。
もうね、私はね、すぽーん、となった。マイナカード、要らねっ!
出版社等からの書類や、税務署の書類には、住民票に小さく記載されたマイナンバーを書き写して対応した。何ら問題ない。
とりあえず以上、覚え書きとして。
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