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2026年1月の15件の記事

2026年1月31日 (土)

兄のプーマと弟のアディダスと

 「「弟」アディダス、「兄」プーマに完勝 規模3倍、時価総額は9倍」と1月27日付け日経新聞。これを紙の夕刊で読んだ。

 1924年、ドイツ南東部のバイエルン州、ヘルツォーゲンアウラハという町に、ダスラー兄弟(兄はルドルフ、弟はアドルフ)がスポーツシューズの工房を構えたという。

 兄弟は政治思想が異なり、ナチスが台頭するや「互いに口を利かないほど険悪な関係となった」そうな。
 ナチスに対し、どっちがどんな思想だったのか、記事は触れてない。やばすぎるんだろうね~。

 第2次大戦が終わっても兄弟仲は修復されず、1948年に兄が工房を飛び出し「プーマ」を創業した。弟は翌1949年、「アディダス」を設立。
 へえ~、知らなかったよぅ。

 事業は両者とも順調に伸び、雇用も拡大した。結果的に小さな町は2つの陣営に分かれた。

 そうして…。

 54年のW杯で当時の西ドイツ代表監督は、靴やユニホームの提供を依頼しにプーマに出向いた。ただ資金提供を求められ、プーマを率いるルドルフが憤慨した。
 この申し出をアディダスのアドルフは快く引き受けた。西ドイツはこの大会で初優勝し、それ以降アディダスはドイツ代表の公式スポンサーを務めることになった。

 一方のルドルフも、70年のW杯で、「サッカーの神様」、ブラジル代表のペレにスパイクを提供。

 世界の視線が集中するキックオフ直前、ペレが靴ひもを結び直すパフォーマンスを仕掛けてブランド認知を高めた。

 へえ~、ペレさん、やりますねえ。
 紙の新聞の記事はまだ続く。さらにいろいろあったそうな。

 

 で、交通違反へどうつながるんだ? つながりません(笑)。
 つながらないけれども、紙の新聞を見て「へえ~」と思うこともある、そゆことね。

 ま、無理につなげようとするなら、可搬式オービス。

・ 超高性能な外国製を使い、速度違反金、速度取締りの民間委託へ、さらに違反金と民間委託を他の違反へも広げ、8割ほど不起訴で終わってる軽微な交通事故からも警察限りでNewペナルティを徴収、という巨大市場を目指す一派。

・ 国産の可搬式に執着する一派。

 二派がいて、結果、巨大市場は台無しに、ですかね。

 後者は阿呆やなあ? その意見に私は賛成しない。巨大市場につながるアイテム、税金で多数購入することになる可搬式に、外国製を採用しては霞が関官僚の恥、なにより財務省が許さない、そんな事情があり、仕方なかったんではないか…。

2026年1月29日 (木)

出費を減らして健康に、究極のライフハック!

 長年にわたりスーパー等でお買い物をしてきた方々は、実感しておいでだろう、色んなものの価格がどんどん、どんどん上がってる。
 インスタントコーヒーなんてもう、セレブ御用達だよっ。どうしゅる?

 

 私は若い頃、トラック運転手のアルバイトをよくやった。
 酒類の問屋へ2tトラック(主に平ボディ。緑ナンバー)で行き、主にビール(1ケース大びん20本)を百数十ケースかもっとか手積みし、小売店を回って少しずつ下ろす。奧のほうの狭い倉庫へ手で運んで高々と積み上げる。空きびんのケースを引き取りトラックに積む。
 夏は汗が噴きだす。黒や紺のTシャツが汗の塩で白くなる。

 あの頃、明らかに腕が太くなった。手もがっちり大きくなった。体幹も鍛えられたろう。思ったもんだ。

「筋トレをやって金をもらう、お得だなあ(笑)」

 

 あれから何十年、スーパーで思うようになった。

「今買いたくなってるこれ、生活習慣病の原因で有名なやつじゃん。金を払って病気になる、大損じゃん」

 菓子パン、洋菓子、スナック菓子、甘味飲料、カップラーメン、加工肉、揚げ物、ハンバーガー、ドーナツ、あとなんだっけ、裏書きにマーガリン、植物性油脂、果糖液糖等々あるやつ、買わない=食べない!

 健康とお財布に良いうえ、自己コントロール能力も鍛えられる。一石三鳥とはこのこと、究極のライフハックである!

 メーカーさんには申し訳ないけど、定期的な血液検査で、基準値150までの中性脂肪が300をちょい超えた者として、このライフハックに賭けたいですぅ💦

 

 関連して、ついでにちょっと、今回の衆院選挙について。
 食料品に限り2年間だけ消費税をゼロに、と高市早苗が言いだしたでしょ。世間の少なからぬ方々がこう思うのかな。

「とりあえず2年間だけでも助かるわあ。2年後に8%に戻る? そこは、さらに2年、続けてほしいよね」

 馬鹿ですか、阿呆ですか。2年後には10%、間違いないでしょ。食料品以外も10%から15%に上がるでしょ。財務省と話をつけて「食料品に限り…」と発表した、論理則・経験則等に照らして明らかでしょ。

 

 食料品に限り2年間だけ消費税をゼロに、これ、もしも実施されたら、2年間の終期には食料品の買い溜め特需が起こるは必至。
 あまり買い込んでも、腐らせたらつまらない。そこで、長期保存がきく食料品が馬鹿売れしそう。

 パンもあるけど、やっぱ缶詰需要が爆発するんでは。意外な食料品の缶詰を売り出したら大ヒット間違いなしだ。
 缶詰メーカーの株、今のうちに、おっと、ここはおくちにチャックしとこうょ、ふふ。

2026年1月27日 (火)

外国人の不起訴率、調べてみたら

 アメリカのトランプ大統領の影響かどうか、日本でも排外主義と陰謀論が大流行、選挙で勝ちたいなら外国人を叩け、みたいな感じらしい。

 

 「外国人は7割が不起訴!」と盛り上がっている。7割が不起訴、ほんとなの?

 2024年(それが最新)の検察統計年報から、交通違反、事故を除く犯罪の、外国人被疑事件の既済(きさい)人数を見てみる。※印は内数だ。

起訴 9759人
 ※公判請求 8287人
 ※略式命令請求 1472人

不起訴 1万2723人
 ※起訴猶予 9348人
 ※嫌疑不十分 2914人

 公判請求とは、つまり正式な裁判への起訴。通常は懲役、禁錮、拘禁刑を科す。
 略式命令請求とは、いわば罰金処理だ。法廷を開かない。

 シンプルに「不起訴 ÷(起訴+不起訴)= 不起訴率」でもって計算すると、外国人の不起訴率は56.5%。あれっ? 7割じゃないょ。

 

 年報には来日外国人被疑事件のデータも載っている。そっちも見てみよう。

起訴 7989人
 ※公判請求 7153人
 ※略式命令請求 836人

不起訴 1万0054人
 ※起訴猶予 7478人
 ※嫌疑不十分 2273人

 同様に計算すると、こっちの不起訴率は55.7%。ほぼ変わらない。どうなってんの? 排外主義の基本はデマだから、ま、いいのか。

 

 ところで、来日外国人とは、警察庁によれば我が国にいる外国人から定着居住者(永住者等),在日米軍関係者及び在留資格不明の者を除いた者」だそうだ。主に、いわゆるインバウンド、主に観光で、ほか学会やイベントなどで来日した方々か。

 

 ちょっと待て、検察のデータは、外国人と来日外国人と別々のデータなの? もしや…。

 どうにも気になり、法務省へ電話してみた。外国人のデータには来日外国人を含む、言い換えれば、来日外国人分は内数だという。へえ、そうなんですか。私はこの統計が大好きなんです、毎年楽しみにしてます、ありがとうございますと、つい口走ってしまった。受けたようだ、わはは。

 

 酒飲んで寝て、起きて気づいた、ちょっと待てよ、内数? 外国人のデータから、来日外国人分を引いた、つまり警察庁の用語を借りれば「定着居住者」の分はどうなるの?

起訴 9759-7989=1770人
 ※公判請求 8287-7153人=1134人
 ※略式命令請求 1472-836=636人

不起訴 12723-10054=2669人
 ※起訴猶予 9348-7478=1870人
 ※嫌疑不十分 2914-2273=641人

 定住居住者の不起訴率は60.1%。来日外国人の55.7%より若干高い程度だ。

 てゆっかさ、外国人の起訴の81.9%、不起訴の79.0%を、来日外国人が占めてるんだね。へえ~、知らなかったです。
 

 いちおう、念のため、全体のデータ(交通違反事故を除く)を見ておこう。

起訴 10万5817人
 ※公判請求 6万8141人
 ※略式命令請求 3万7676人

不起訴 15万6264人
 ※起訴猶予 10万6499人
 ※嫌疑不十分 3万5784人

 ここに外国人が含まれるのか、また法務省に電話。含まれるんだという。外国人は内数で、そのまた内数が来日外国人なわけだ。お忙しいところ何度も電話してごめんなさいね~。

 全体(1/10弱外国人を含む)の不起訴率は、59.6%。ほぼ変わらないじゃん。

 だからつまり検察は、少なくとも起訴or不起訴に関しては、日本人、外国人、来日外国人、特に区別も差別もせず普通に処理している、といえるんでは。

 

 このデータ、排外主義者に教えてあげる? うーん、無駄だと思いますよ。排外主義の闇に堕ちてしまった人は、デマにしがみついてヘイトを叫ぶばかり、山本リンダさんじゃないけど、もおどっおにっもっ止っまらっない、だと思いますよ。

 ただ、排外主義、ヘイトのデマを信じちゃいそうな人に対し真実を教えてあげるのは、それは良いと思う。

2026年1月26日 (月)

1発の銃弾と10万の動員、陰謀論と排外主義

 『陰謀論と排外主義 ~分断社会を読み解く7つの視点~』(扶桑社新書、1000円+税)。

 「七人の侍」「竹林七賢人」とかあるが、黒猫ドラネコ、山崎リュウキチ、藤倉善郎、選挙ウォッチャーちだい、清義明、古谷経衡、菅野完という個性ある各氏を集めたところが素晴らしいと思う。
 物事には色んな角度がある。昨今最重要のトレンドについて、7つの角度から、いわば最前線に立つ各氏各様の語りを1冊に詰めた新書、こぉれわ面白いわ、お勧めだわ。


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陰謀論と排外主義 分断社会を読み解く7つの視点 [ 黒猫ドラネコ ]
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 菅野完氏による7ページの「あとがき」はこう始まる。ルビを丸カッコ内に入れる。

 一発の銃弾は十万の動員に勝る。

 濱口雄幸(はまぐちおさち)首相を銃撃した佐郷屋留雄(さごうやとめお)が残した言葉だ。

 佐郷屋が放った銃弾は、その後、血盟団事件、5・15事件、そして2・26事件とうちつづく戦前の「右翼テロ時代」の幕開けを告げるものだった。佐郷屋の行動と言葉は戦後の右翼にも強い影響を与え、戦後も右翼は政治家を殺し続けた。…(中略)…山上徹也(やまがみてつや)は、統一教会2世としての苦しみから安倍晋三に恨みを募らせる一方、ネット上の各所に「ネトウヨ」としか言いようのない足跡を残している。

 そうして今、新しいフェーズに入った。

 2024年11月の兵庫知事選、2025年7月の参院選、10月の宮城県知事選で我々が目撃したように、今や日本の選挙は、デマ・誹謗中傷、そして陰謀論と排外主義によってその帰趨(きすう)が決せられることが常態となってしまった。

 7ページ目の結びはこうだ。

 本書全体を通して明らかになったのは、陰謀論と排外主義がもはや単なる一過性の現象やサブカルチャーではなく、現実の社会を揺り動かす巨大な政治的エネルギーとなってしまっているという悲しい現実だ。一発の銃弾ではなく十万の動員が、今、まさに、社会を変えようとしている。

 この小さな一冊が、その奔流に抗う一助となることを、執筆陣の一人として願ってやまない。

 このまとめがずしんとくる一冊である、お勧めである。陰謀論ならぬ陰毛論、きゃは、とか言ってる場合じゃないょ。 ←んなこと言ってんのあんただけですからぁー、残念っ😵

2026年1月24日 (土)

安倍元総理銃撃裁判、行為責任主義とは

 「安倍元総理銃撃事件・山上徹也被告に無期懲役の判決 「不遇な生い立ちが大きく影響したとは言えない」判決を聞いた山上被告は…」と1月22日付けTBS NEWS DIG。
 事件数で1万2千件ほど傍聴してきたマニアの立場から、ちらっと述べてみたい。

 

 統一教会の問題に深入りせず、求刑どおり無期懲役、そうならざるを得ない、これは裁判だったと読むことができる。

 

1、行為責任主義

 平たく言えば、やったことの責任のみを問う、ほかは切り捨てる、とでもいうか。

 たとえばオービス(無人式の速度違反自動取締り装置。監視装置ともいう)はその典型だ。

 首都高にはたくさんのオービスがある。オービスの何百メートルか手前から、普通に走ってる一般車両をがんがんあおり、あおられた運転者が怖くなって速度を上げ、オービスの赤いストロボを浴びる、それを楽しむ連中がいる。匿名掲示板で自慢しているのを私は見たことがある。

被告人 「恐怖で出した速度です。出したくて出した速度じゃない。どうか酌んでください」

 深夜、助手席に妻または交際女性を同乗させているときの恐怖は如何ばかりか。恐怖のあおりをされ続けながら、頑として、制限速度で、または少し超えた程度の速度で走り続ける猛者(もさ)は、なかなかいないだろう。

 しかしその主張が全くこれっぽっちも通らず、超過速度が何十キロ台か(あと車両区分、高速道路または自専道か一般道路か、及び前科という外形的なもの)だけで相場通りの刑とされる裁判を、私はさんっざん傍聴してきた。

裁判官 「そのような暴走車はオービスに写っていない。暴走車の存在をうかがわせる証拠はなんらない。仮に存在したとしても、速度違反は危険であり許されない。殺されるかと思ったと言うが、本当に殺すのか、止まって確認していない」

 いろんなことを言って、量刑相場どおりの判決を言い渡す。
 オービスだけじゃない。「いっくら何でもこれは相場どおりはひどいだろ」という事件が、行為責任主義を理由に相場通りの刑に処されていくのを、私はさんざん見てきた。

 元総理銃撃殺という重大事件で、行為責任主義を崩したら、他の裁判への影響が大きすぎる。崩す勇気のある裁判官は、これまたなかなかいないんではないか。

 

2、検察が無期懲役と決めたから

 裁判官も書記官も検察官も次々と移動し、何年かして戻ってきたり、私は法廷の居残り組、の1人。居残り佐平次だ(笑)。

 だんだんと分かってくる。何を犯罪とし、どう処罰するか、それは検察が決める。裁判所の主な(主な、ですよ)役割は、処罰のための法律手続きを整えること。有罪の理由を拾って有罪判決を書くこと。

 元総理が、選挙運動の最中に、公衆の面前で、手製銃により銃撃殺された、カルト宗教がらみで、こんな超弩級の重大事件をどう裁くか、検察(最高検)が決定した有罪理由と刑に、裁判官が逆う? 逆らえる?

 

 以上、奈良地裁の裁判を傍聴せず、というか奈良へ行かず、報道等をチラ見した範囲での、べつにどうってことない一般論でした~💦

 

 奈良地裁へは私は2015年に4期日(きじつ)通った。付近を、商店街を、だいぶ歩いた。鹿も見た。中国人観光客に食いついて罵声を浴びせる者は見かけなかった。居酒屋へは寄らず、地元のスーパーで割引きのお惣菜と酒類を買ってベンチ飲みしたり。楽しかったなあ。

 

 おっと! 無期懲役と言えば、守大助さんである。彼は今、無期懲役の牢獄にいる。私は昨年末、1通だけ年賀状を書いた、守大助さんへ。
 日経メディカルの「筋弛緩剤中毒は誤診。そもそも事件が存在していなかった 「筋弛緩剤中毒事件」は無罪だと断言できる根拠」とかお読みいただければ。

2026年1月22日 (木)

駐車車両のタイヤの上に、現金105万2千円を置き!

 東京地裁で「組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律違反」の新件(第1回公判)を傍聴。

 被告人は身柄(留置場)、40代前半、無職、なーんか偉そうで悪そうな感じが。銀行等の預金通帳とキャッシュカードを匿流詐欺グループに売ったんだろうか。

 いや、違った。初めて聞く手口の犯行だった!

1、 親族が至急に現金を必要としている、というあるあるの詐欺電話を詐欺グループ(の架け子)がかけた。

2、 その親族の上司を名乗る受け子が、埼玉県の和光市だっけ路上で、騙された被害者から現金を受け取った。

3、 被告人は指示を受け、黒色のアルファードを運転して埼玉県和光市のコインパーキング、三井のリパークへ行き、指示された枠に駐車。

4、 受け子はそのコインPへ行き、指示にしたがい、赤いカラーコーンのある枠に駐車した白色のライトバン、の助手席側のタイヤの上に、現金105万2千円が入った紙袋を置いた。

5、 被告人はその紙袋を回収し、駐車料金を精算機で精算してアルファードを発進させ…。

 

 弁護人は2人。何度かお見かけしたような中堅男性と、ずいぶん昔からお見かけする、長身でお洒落ぇ~な中年男性。
 最近受任したばかりなのか「まだ整っておらず」と、公訴事実に対する認否は留保。証拠意見も留保。

 次回期日がなかなか決まらない。私はそっと出て…。

 

 そばの非常階段を3フロア降り、東京地裁の別の法廷で「傷害」の審理を傍聴。

 これ、さっきスマホ検索したところ、自転車の男性(61歳)を車道上で転倒させ殺人未遂で逮捕、という報道がヒットした。交通トラブルなら私のジャンルといえる。

 被告人は非身柄。スーツにネクタイ、普通に会社員か公務員風のおじさんだ。弁護人が少なくとも2人。もう1人は弁護士か司法修習生か。
 今日は、同意書証の要旨告知から。甲9号証、被害者は「回復見込みのない意識障害」と出てきた。ええっ。
 今後どうするか、とりあえず打ち合わせの日程を長々検討しはじめた。私はそっと出て…。

 

 エレベーターで3フロア上がり、南側へ70mほどか歩き、東京地裁の別の法廷へ。ドアは施錠されておらず、「過失運転致傷」の新件の、最終弁論が始まるところだった。

 被告人は黒スーツの、がっちした若者だ。こう言っちゃなんだが、ネクタイが若者風で安そう。
 どうやらバイクとの事故で、被害者は鎖骨を骨折したらしい。

 治療費は保険で支払い済み(または支払い見込み)だが、そのほかに誠意を示すべく「弁護人を通じて示談の打診」をしており、次回判決の期日に、再開を請求したい旨を弁護人は述べた。

 被告人は前科前歴なし、交通違反が1件のみ、姉が証人出廷したという。執行猶予で決まりのシンプルな事件だ。

裁判官 「どうしましょうか、今日判決することも…」

 示談ができてもできなくても判決に影響しない、ゆえにそんなことを言うわけだ。検察官は応じた。
 ところが弁護人は、あくまで示談にこだわり、1カ月ほど先の期日を求めた。うーん。

 

 同じ法廷で続けて「道路交通法違反」の新件。

 被告人は60代前半の「飲食店従業員」。俳優顔のお洒落な男性だ。弁護人の隣の席から、法廷中央、証言台へ歩く際、靴がカツカツと良い音をたてた。

 前科4犯、うち2犯は同種。昨年2月確定、無免許運転、懲役5月、執行猶予3年…。
 同年10月、飲食店関係者が運転する車両に同乗して出かけ、その関係者は、被告人が無免許であることを知らなかったようで、降車して被告人に買い物を頼み、被告人は運転してドラッグストアへ。その駐車場でか倉庫にぶつけ、申告せず歩いて立ち去り、戻って車両を運転して移動させ…。

 今回は執行猶予なしの拘禁刑、前刑の猶予は取り消され、ダブルで服役、間違いないだろう。粛々と行くのだ刑務所へ。
 「乙号証の一部不同意、任意性は争いませんが…」と若めの弁護人が言うのを聞きながら、私はそっと出た。もう帰らねば。帰って原稿を書かねば。

2026年1月20日 (火)

身障者スペースの駐車車両に引っかき傷

 今年傍聴したのを少し。

 

 東京地裁で「有印公文書偽造・同行使」の判決。

 「元時津風親方に有罪 偽造標章で路上駐車―東京地裁」と時事通信が既に報じてる。
 懲役1年6月、執行猶予3年、偽造した標章1通を没収。

 執行猶予について、鈴木悠裁判官はやけに長々説明した。よっぽど心配なのか…。

 

 東京地裁で「公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例違反」の判決。

 罰金30万円、訴費負担。
 例によって例のごとく、朝の埼京線、池袋→新宿間の、電車内痴漢だった。
 被害者は40歳の女性。その「股間を着衣の上から右手で触った」という公訴事実に対し、被告人は「触れたことはない。仮に触れたとしても意図的ではない」と争ったそうだ。

女性 「やめろよっ」
被告人「もうやらない。当たっちゃっただけなんで」
女性 「逃げんなよっ」

 とかいうやりとりがあったと裁判官。
 被告人は前科、前歴なし。着衣の上から股間を触った程度では罰金30万円が相場、普通は簡裁で略式で処理するが、否認なので地裁のほうへ、ということなのか。

 

 東京地裁で「器物損壊」の審理。

 2つのスーパーの駐車場で、身障者用スペースに駐車している車両に引っかき傷が付けられた、監視(俗称防犯)カメラの録画等から被告人が犯人である、という事件だ。

 この日は弁護人による冒頭陳述から。
 被害車両のそばを通ったことは認めるが、意図的に通ったのではない。身障者の標章を確認することはあったが、傷を付けるまで考えたことはない、と無罪主張。
 今後は証人尋問を重ねることになりそう。次回期日は追って指定。

 

 昔、清涼飲料水がビンから缶に移行し、缶のポイ捨てが社会問題になってた頃か、駅前ロータリーの歩道の縁(ふち)に空き缶が1本あり、通りかかったホームレス風の男性が、なにか呪詛の言葉を吐き捨てながらその空き缶を思いっきり車道へ蹴り出した、のを目撃したことがある。

 本件「器物損壊」の被害車両には実際引っかき傷があったそうだ。身障者の標章なしに、身障者スペースに駐車する車両に対し、正義の怒りを発動し、、、という人がいるのかもねえ。
 その種の正義の怒り、あちこちで炸裂してるのかも。

 

 ここでいったん切る。現在21時05分。もう眠くて。お先に~。

2026年1月18日 (日)

『取調室のハシビロコウ』(江口大和著、時事通信社)!

 要するにだ、

1、建築関係の若い社長が、もっと若い社員Aに、会社の車を無免許運転させた。これは無免許者への車両提供罪に当たる。

2、Aは助手席に同僚Bを同乗させ、激突事故を起こした。Bは死亡した(合掌)。

3、Aは「会社の車は自分が無断で運転した。Bがふざけてハンドルをつかみ事故った」と供述。しかし良心の痛みに耐えかねたか、裁判で真相を自白。実刑判決を受け下獄した。これを【第1裁判】としよう。

4、Bを「犯人隠避」の、社長を「犯人隠避教唆」のそれぞれ被告人とする【第2裁判】がおこなわれ、Bは短い実刑、社長は執行猶予付き懲役刑とされた。

5、社長の車両提供罪を隠すよう入れ知恵したとして江口大和弁護士が「犯人隠避教唆」で逮捕され、【第3裁判】で有罪、執行猶予付き懲役刑とされた。

 

 私は偶然に【第2裁判】の判決を傍聴し、【第3裁判】を途中から傍聴、さらにその控訴審を4期日傍聴した。
 控訴審(控訴棄却)の有罪論法に私はひっくり返ったね。

裁判長 「しかし…だからといって…あり得ないとは必ずしもいえない」
裁判長 「およそあり得ない事態とはいえない」
裁判長 「現実的に考えられないとまでは必ずしもいえない」

 そんな論法を持ち出されちゃ誰だって有罪だ。というか、そんな論法を持ち出すしかない、ずたぼろの有罪だったんだね。
 【第1裁判】も【第2裁判】も江口犯人説で有罪を確定させちゃったんで、司法的にもう後戻りできなかったのだろう。

 「無免許死亡事故、そこに隠されたまさかの冤罪!」というweb記事で私はレポートした。【第2事件】の判決言渡し後、法廷内ですんごいことがあったんだよ。

 

 そうしてだ、【第3裁判】の江口大和氏(※)が本を書いた。『取調室のハシビロコウ  黙っていたら、壊された。ある弁護士の二五〇日勾留記』(時事通信社)である。 ※執行猶予付きでも懲役刑が確定したので弁護士資格を失った。

 私は2025年12月、東京地裁地下の至誠堂書店に予約し、2026年の初登庁日である1月13日に現金で購入した。

 「はじめに」に、こんな部分がある。

 本書には、いくつかの新しさがある。
 まず、検察官の取調べの実態について、当事者としての体験をもとに…。

 刑事弁護をよくやっていた弁護士が、自ら逮捕、勾留、冤罪の被害者を体験するんである。場面場面で奥さん、担当弁護人の独白も出てくる。こんな言い方、申し訳ないけど、おもしろっ!

 上記web記事にも書いたように、世間のすべての人は本件の報道を見て「ひっでえ弁護士がいたもんだ」と強く思ったろう。
 誰も知らない、呆れた冤罪の、その被害者である、なんと弁護士が、リアルに淡々とレポート、お勧めしますわ。

2026年1月15日 (木)

不幸な事故はいつまでも起こり続けざるを得ない…

 ちょと調べ物をして、なんと、2007年4月20日(金)に書いた記事が、下書きのままだったことに気づいた!
 せっかくなので、2026年1月15日(木)にアップしよう。

   🚭 🚻 🚭

 警察庁へちょっと寄ってから、東京地裁・刑事12部(井口修裁判官?)515号法廷で、4月11日に傍聴した業務上過失致死の第2回公判。

 検察官が訴因を変更し…。
 14時39分~14時54分、被告人の上司を証人尋問。
 14時54分~15時54分、被告人質問。
 論告(求刑は禁錮3年)、弁論、最終陳述で、16時17分閉廷。

 いや~、これは! いやはやなんとも!

 検察官の立場、裁判官の立場、被告人の立場、弁護人の考えが、くっきりハッキリ伝わってきて、あ~、これじゃあ、被害者・遺族と加害者、双方にとって不幸な事故は、いつまでも起こり続けざるを得ないな~、弁護人の考えが事故防止にはいちばん有用と思うが、そんなの法廷は必要としない、にしても偉そうに書面上の正義ばっか振りかざす検察官は最悪だな~、あ~あ、とため息が出た。

 そのへん、詳しく書いてる暇がない。
 あと1時間か2時間、机に向かう時間があれば、あれとこれが片づくのだが、と後ろ髪引かれつつ裁判所へ出かけ、ということを4日間くり返すと、検察統計でいえば、未済(みさい)が既済(きさい)をどんどん上回っていく…。

 そんな忙しいなか、道路交通法専門なのになぜわざわざ業過を傍聴に出かけたのか? それがねぇ、今日のメインはオービス事件だったんだが、手帳のメモミスで…(泣)。

 

 ともあれ、強く思うのは、新車情報、海外の珍しい情報など、交通社会の最新の話題を提供しつつ、身近な事故を分析して、被害者にも加害者にもならないためには、どうすればいいか、スタジオのタレントさん、専門家らと考える、「加害者をやっつけろ。ギャー」でストレス発散して終わらない、そんな1時間番組を日曜夜9時あたりに、車のメーカーら、あるいは損保会社らは、なんでやらないのかってこと。

2026年1月12日 (月)

可搬式オービスのミッシングリンク!

 2006年2月スタートの当ブログ、容量オーバーが判明。

 頑張って画像はすべて削除した、と思う。さらに、不要な記事、意味不明な記事等を少しずつ削除している、こうして新たに記事を書きつつ。
 削除の過程で「あっ、昔こんな裁判を傍聴してたんだ!」と発見したり、、、

 今回、2007年4月8日の記事に仰天した。今ふり返ると「うわあ!」なのである。

 

 2007年4月7日付け読売新聞の「オービス通過したら“ねずみ捕り”…大阪府警が新作戦」という記事、今検索したら、おそらくは全文が「SOARISTO工房」というサイトの4月8日付けの記事に載っている。

 読売の記事は、マニア的には突っ込みどころ満載、なのだがそこは措く。
 重要なのは「移動式の小型オービス」「光オービス」「レーザー光線を使う」「試験的な取り締まりを約20回実施」という部分である。

 可搬式オービスについての、私なりのまとめ記事を、もっと短く拾えばこうなる。

1、警察庁は2006年、放置違反金という新しいペナルティと、駐車取締りの民間委託をスタートさせた。

2、速度違反についても、速度違反金、取締りの民間委託へ進むはずだった。が、長く沈黙した。

3、2013年、ようやく動きだした。速度監視員に持たせる可搬式オービスは、超高性能な外国製のはずだった。が、なかなか進まない。

4、2016年、突然に国産の可搬式が登場。警察庁は全国へ売り込んだ。国産をゴリ押しした。

5、その後、速度違反金、民間委託へぜんぜん進まない。なんと、国産の可搬式は取締りに向かないのだった。

6、じゃあ外国製で進めればいいのに警察庁はそうせず、「見せる取締りで速度抑止を」と、高価な国産可搬式のカカシ利用を言わせ始めた。

7、少子高齢化、自動運転への動きなどで、速度違反は落ち目の違反になってしまった…。

 

 この流れからは、警察庁の強い意志がうかがえる。すなわち、全国の速度監視員が持つことになる、つまり税金で大量に購入することになる可搬式は、絶対に国産で、という強い意志、執着だ。

 上記3の部分で、なぜ外国製を出したのか。
 当時私は「外国製は当て馬、民間委託等は国産の可搬式でやるんだろ」程度に思っていた。上記4で国産が出たとき「ああ、やっぱりね」と思った。5、6へ進むにつれ、警察庁の中に2つの勢力があるのだなと拝察した。

A: 速度違反金、速度取締りで新たな時代へ、新たな巨大市場へ向かいたい一派(いっぱ。以下同)
B: それなりに大きな税金事業は国内企業でなければなりません、という一派

 Bの一派には、新たに大きな事業を始めるにあたり外国企業へ税金を流すのは霞が関官僚の恥! 笑いものになる! なんて事情もあったのかも。いや、恥とか笑いものとか超え、財務省が許さん! だったりして。

 

 それでだ、2006年から2013年まで、空白の7年間、Bの一派は何をやっていたのか。
 国産の可搬式を開発しようと必死に頑張ったんだろう、でも、だめだったんだねえ、と普通は想像できる。

 そこんとこ、2007年4月の読売新聞記事が、具体的な話を報道していたのである、国産の「光オービス」で行くつもりで、大阪で動きだしていたと。
 2006年~2013年の空白、ミッシングリンクを埋める新聞報道があのときあったとは、「うわあ!」なのである。

 

 まあね、外国製のあの超高性能な装置をしっかり導入すれば、可搬式だけでなく、固定式、車載式、定置式(いわゆるネズミ捕り)の測定機もすべて外国製になりかねない。

 でもそこは目をつぶり、駐車違反に続いて速度違反も、違反金&取締りの民間委託へ進んでいれば、それ自体大きな市場であるうえ、他の違反へ、自転車の違反へ広げ、さらには軽い交通事故(ほとんど不起訴)をも「事故違反金」に取り込むことができたはず。警察庁のもとに超巨大市場が誕生していたはず。というかそういう計画だったはず。

 なのに、国産に執着したがために…私が言うのもなんだが、残念でならない、いや皮肉なんかじゃなしに。

2026年1月10日 (土)

平均寿命と健康寿命の差は8~12年

 「α-20億人の未来(9)α世代の過半、人生100年超 老いも制度も壁越えろ」と1月10日付け日本経済新聞。紙の新聞を、ながらスマホならぬながら新聞で読んだ。こんな部分が。

 現在の年金制度は男性の平均寿命が66歳の時につくられた。

 へえ~、ってこれみんな知ってたの? 年金制度ができたとき、どんどん集まり貯まるもんだから偉い官僚たちが、あれこれ理由をつけて湯水の如く費消した、なんて話は聞いてたけど。

 

 幸せに長く生きるには健康寿命を延ばすことが鍵を握る。今は平均寿命と健康寿命の差が8~12年あり、医療財政の圧迫要因にもなっている。

 確かに。私が国会議員なら、国保、社保の金額をいじるより先に「健康大国構想」とかぶちあげるね。

 健康のためには、ぶらぶらじゃなくすたすた歩くのが効くそうだ。
 酸素をたくさん取り入れ、下半身の筋肉ポンプで全身へ血液を回す、毛細血管へも回す、それが良いのだそうだ。
 国民に万歩計を配り、何千歩でクーポン1枚、酎ハイ1杯無料券とか。注意深く歩き、特殊詐欺の受け子、その見張り役、空き巣狙いなんかを見つけて通報したら報奨金とか、インセンティブを、つーのもありかと。

 

 ご存知のとおり私の場合、「死ぬときはぽっくり死ね」と家人から命じられている。裁判所の傍聴席でいつの間にか息を引き取ることを推奨されている。

 家人は本気であり、下半身の筋肉に効く、スイスのMBTのシューズを買い与えてくれる。私が裁判所へ履いていく2種類のシューズはMBTの高いやつだ。


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 これを履いて電車内で立ってるだけでも下半身が鍛えられる。すぐにふくらはぎがかちかちになるよ。

 

 「毎朝「スプーン2杯」水で薄めて飲むだけ…血糖値を下げ脂肪を減らすコンビニで買える調味料の名前」と1月9日付けPRESIDENT Online。

 確かに酢は利く。ミツカンの純玄米黒酢を薄めて飲み続けたら、血圧が劇的に下がった、驚いた

 その後、酢タマネギの威力に驚いた。今は、普通のタマネギじゃなく、なんていったか、ほら、紫色のタマネギを使ってる。漬け酢が真っ赤になり、ポリフェノールぅって感じだ(笑)。

 健康寿命、である。

2026年1月 8日 (木)

船の解体で「日本すごいぞ」

 「老朽船を30年ぶり国内解体 日本郵船検討、環境条約で海外委託難しく」と1月8日付け、紙の日経新聞で読んだ。2面の7段組の大きな記事だ。
 冒頭の部分がネットで読める

 老朽化した船を解体する施設が世界的に不足する懸念が出てきた。2025年に発効した条約により厳しくなった環境規制に適合する施設が少ないためだ。日本の海運会社は海外に解体を頼ってきた。日本郵船は国内で約30年ぶりに解体する検討に入った。
 「これからものすごい量で古くなった船が出てくるのに」。日本郵船の曽我貴也社長は船の解体施設の不足に危機感を抱く。

 今井がなんでそんなの読んだ? 昔、船乗りだったので、ってうそうそ。紙の新聞だと、朝食(繊維質スープと納豆)を食べながら、ながらスマホならぬ“ながら読み”をついしちゃうのだ。

 船の寿命は「20~30年」だそうで、紙のほうには「南アジアに依存」としてこう書かれている。

 船の解体はインド、バングラデシュの2カ国で世界の7割ほどのシェアを持つ。パキスタンやトルコも盛んだ。日本では1990年代以降、本格的な船の解体は実施されていない。 

 へえ~、である。まったく知らんかったよねえ。

 それでだ、愛知県知多市に、船の解体の世界最大規模の拠点を計画しており、2028年にも事業を始めるんだそうだ。
 船の鉄は品質が良く、知多市のその拠点の周辺には、鉄鋼会社の高炉や電炉や集積しているという。へえ~。

 コペンハーゲンの海運業団体BIMCOは、今後10年間に見込まれる船の解体数は約1万5000隻と過去10年の2倍になると資産する。

 

 日本すごいぞ、てえことになったらいいね。お友達企業、中抜き、丸投げ、献金、パー券等の連中が群がってくる(すでに群がってる)だろうけど、そんな連中にぐずぐずにされませんように。

2026年1月 6日 (火)

死んで異世界に来てしまったか

 2006年2月4日に当ブログはスタートした。今年は2026年。間もなく丸20年になる。アクセスカウンタは現在350万8375

 当ブログは私にとって、日々のガス抜き、備忘録、日記みたいもの、といえるか。であれば、これは書いておかねばなるまい。

 

 正月に、伊豆は下田の観音温泉で1泊した。

 聞いたことない? 私もだ。行ってびっくり、特に温泉が尋常じゃない。
 源泉掛け流し、透明で無味無臭のようだが、高アルカリで超軟水、ぬるぬる、尋常じゃない。

 大浴場のつくりが、天井が、尋常じゃない。
 露天風呂では星が見える。私は近眼、メガネを外していたが、あれは何かの星座でしょ、あっ、あれは航空機か、ゆっくり流れるのはもしや人工衛星? 湯につかりながら、まぶしい月を見上げる、極楽だ。

 各部屋にあるらしい、檜(ひのき)造りかな、やはり源泉掛け流しの内風呂、これが最高だったね。
 宿泊客はかなり多いのに、大浴場はがらがら。みなさん、内風呂で大満足だったのか。
 どんな人がなぜここで温泉宿を始めたのか、そこがまた…!

 私はね、死んで異世界に来てしまったか、と一瞬感じましたよ。

 

 そんな温泉宿は高いんだろ? 正月によく泊まれたな?

 おっしゃとおり。ところが、誰も(私も)想像もつかない人脈つながりというか、泊まれちゃったのである。人生、何が起こるかわからない、ほんとに。
 ま、一生一度の思い出ってことで。

 

 今年、私は72歳になる。72歳、信じられない。なっちゃうんだねえ、72歳に。
 おかげさまで――中等度の前立腺肥大症と、髪が少しずつ薄くなること以外は――健康だ。
 健康の秘訣、基本は、歩くこと、玄米食、牛蒡(ごぼう)や豆や野菜やキノコや海藻をよく摂ること、かな。本をよく読むことも、脳の健康に良いかも。
 今年もよろしくご指導ください。

2026年1月 3日 (土)

魔法の呪文、こんな日もあるよね

 新年早々、いろいろ思いついた!

 

🚩 敗北と勝南

 「敗北」があるなら「勝南」があっていいじゃないか。でも聞いたことがない。うわ、新語を発見したぞ。
 と思ったら日刊スポーツに2021年1月12日、「勝南桜「敗北」の対義語へ改名で通算10勝目標に」との記事が。うむーん。

 

🚩 逆張り王選手権大会

 アテンション・エコノミーが花盛り。デマでも何でもとにかく派手に目立つことで議員や首長になれる時代が到来した。悪目立ちが効くようだ。そんなアテンション・エコノミーに対抗して、あるいはその類型のひとつとして「逆張りエコノミー」、どうだ。

 新春特別企画、「逆張り王選手権大会」。

 「反ワクチン、反マスク」があるなら「反人権、反自由」、、、いや、それはもう反リベラルとして普通に世界を覆いつつある。うーん、この企画はもう少し寝かそう。 ※「うーん、こ」、雲古、わざとじゃないです~💦

 

🚩 ー・一問題

 音引きの「ー」、漢数字の「一」。
 よぅく見ると、漢数字のほうが若干、長さが長い? 位置がわずかに高い? もしや同じ文字(記号)?

 この記事はゴシック体で書いている。コピーして一太郎の明朝体の文書に貼りつけ、拡大してみた。おお、漢数字の「一」の右端に、お習字の「とめ」というのか、あの部分が小さくある。音引きの左端に、あれはなんていうの、独特なアクセントがある。

 んが、横書きのゴシック体を普通に読むぶんには区別がつかない。
 「交通違反バカ一代」は「ばか・いちだい」だが、「ばかぁよ」と読む人がいたとかご指摘をいただいたことがある。

  三-二=一、三-一=二、これはまだいい。音引きが入るとややこしい。
 ならば、音引きは「~」にするか。「スポ~ツ」「エコノミ~」、慣れれば普通になるのかしら、う~ん。 追記:いっそ音引きを廃止する手も。「スポォツ」「エコノミィ」「プゥチン」、いいかもしんない。

 

 みっつとも、俺ってば新年早々すごいこと思いついた、と思ったんだけどしかし、なんかどうも…。ま、こんなこともあるよねぇ。

 そうそう、これが大事なのです、こんなこともあるよね。

 たとえば裁判所へ急ぎ出かけるとき、交差点へ近づいたら信号灯火が黄色から赤色へ、自動改札をいつものように通ろうとしたらなぜかエラー音が、駅のホームに着いたとき電車のドアがちょうど閉まり…。

 くそっ、ついてねえっ! 俺をバカにしてんのか、ナメてんのか、ふざけんな! ではなく、そんなこともあるよね、こんな日もあるよね、そんな人もいるよねぇ、はっきり言ってこれは魔法の呪文です。試してみてください。

2026年1月 1日 (木)

恐竜は氷河期に、人類はスマホ期に滅びた?

 謹賀新年。

 汝が深淵を覗き込むとき、深淵もまた汝を覗き込んでいる、謹賀深淵、ニーチェ、とか言わずに謹賀新年、うむっ。 ←言うてもうたやん(笑)

 

 ところで、資本主義は、とにかく利益を追求するんだという。

 ハンバーガーを大量販売で財を築くには、大量の牛が必要。なのでアマゾンのジャングルを大規模に伐採、牧草地に、とはもうずいぶん昔、言われた。
 安い木材で使い捨ての家具を大量販売するため、紙を大量消費させるため、東南アジア等の森林の何割かを消失させたり。欧米の貴婦人に人気の毛皮で儲けるため、特定の動物をほぼ絶滅させたり、地域の生態系を破壊したり、などと。

 特定の動植物の絶滅、地球規模の温暖化、大気汚染、河川&海洋汚染等の各種公害、そうした損失を他者に負わせて、資本家は果てしなく儲けようとする。

 アメリカでは国民の肥満が深刻な問題になっているというが、おくちにおいしいだけの各種ジャンクフード(&ドリンク)産業が大繁栄、と引き換えじゃないのか。
 自動車による交通死傷事故も、コラテラル・ダメージ(Collateral damage)の面を否定できないのでは。

 「人口ゼロ」の資本論 持続不可能になった資本主義』、これ読んだ。面白い。 資本家、資本主義についてこんなことが書かれている。

 いつかは雷が落ちるにちがいないということは、だれでも知っているのであるが、しかし、だれもが望んでいるのは、自分が黄金の雨を受けとめて安全な所に運んでから雷が隣人の頭に落ちるということである。われ亡きあとに洪水はきたれ! これがすべての資本家、すべての資本家国家の標語なのである。だから、資本は、労働者の健康や寿命には、社会によって顧慮を強制されないかぎり、顧慮を払わないのである。

 

 赤穂浪士の合い言葉は、山、川。資本主義の合い言葉は、われ亡きあとに、洪水はきたれ、である。

 そうして今、人類にとってこれが最後になるだろう、究極の「公害」が、大きな成果を上げつつある。

 すなわち、スマホ、SNS、ショート動画なんかによる、大きくいえば人間破壊だ。
 目立ったもん勝ち、いっときの刺激、アテンションエコノミー、そういうのに大半の人間は勝てない、分断&脳機能の退化へまっしぐら。

 テレビ、新聞は、そこに警鐘を鳴らすことを、なかなかやりにくいだろう。
 なぜなら、「分断と脳機能の退化」を公害として垂れ流し、富を築こうとする者たち、がよこす広告費がでかいから、という面は否定し難いだろうから。
 警鐘を鳴らせば、激しい攻撃が予想される。攻撃者の犬笛は、視聴者、読者の少なからぬ部分、の脳に響くだろう。

 

 恐竜は氷河期に滅びた(諸説あり?)、人類はスマホ期に滅びた、1万年先にそう言われるかも。
 んなことも踏まえ、地味に頑張っていきまっしょい。 ※いきましょう+わっしょい=いきまっしょい。

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