2月18日(水)の続きだ。
14時30分~、東京地裁514号(20席)で「道路交通法違反」の新件。
この法廷、朝いちから夕方までの5件は、「過失運転致傷、道路交通法違反」が1件と、「道路交通法違反」が4件、すべて新件。
ここまで詰まることは滅多にないけど、最近どうも交通違反・事故の地裁刑事が多い。首都高のオービス事件は激減したのに…。
とまれ、本件の被告人は非身柄、62歳、会社役員。町内会の総会に出て懇親会で飲酒、自宅近くのコンビニへ行くため普通乗用車を運転、電柱に衝突して酒酔い運転が発覚、呼気検査の結果は0.74mg。
ああ、また酒酔いか、オービス激減と入れ替わるように、増えたなあ。検察冒陳まで聞いて私はそっと退出。
15時~、東京地裁722号法廷(52席)で「過失運転致傷」の判決。
被告人は非身柄。70歳ぐらいか。主文は禁錮10月、執行猶予3年、訴費負担。
2024年の10月末、午後7時頃、普通乗用車を運転して、漫然10キロの速度で青信号の交差点を左折。出口横断歩道を、左方から右方へ横断中の15歳男子(受験生)に自車左側面を衝突させ、加療約3カ月を要する左ちゅうとうこつ(肘頭骨か)骨折の傷害を負わせた…。
それって、つまり、被害男子が左から突っ込んできた???
注意義務は車の運転者のみにある。青信号の横断歩道上で、歩行者は何ら注意しなくていい。目の前を横切ろうとしている車に突っ込んでも、何ら落ち度はない、という「常識」ゆえに起こったように思われる交通事故が、続々と法廷へ出てくる。
てか法廷へ出てくる交通事故は、ほとんどが青信号の横断歩道上で起こっている。
そんな「常識」を、誰が広め、固く植え付けたんだ! 私は残念で悔しくてならない。
15時08分、非常階段をワンフロア上り、東京地裁818号法廷(52席)で、13時30分からの「暴行、脅迫」の審理を途中から傍聴してみた。第1回は7月。どんな事件だろう、と。
被告人は身柄(拘置所)。60歳代かなあ。リモートで証人尋問が行われていた。証人は被害者の1人らしい。別室にいて、証言の様子を裁判官、書記官、検察官、弁護人だけが手元のノートPCで見る形だ。声は被告人、傍聴人にも聞こえる。中年男性の声だった。
弁護人(年配男性)からの尋問が、んまあ、すごかった! 私は傍聴ノートにこう書いた。
「すっげでかい声 糾問調 完全に自分の考え 押しつけ 証人が知らないことをぶつけ なんだこれーw」
裁判官 「証人に対する質問をしてください。弁護人の意見を述べる場ではありません」
と裁判官が何度も言うのだが、弁護人は、なんだか証人を小馬鹿にしたように、でっかい声でわめき続ける。
検事を定年で辞め、弁護士登録し、シンプルな自白事件を少し扱っただけ、かしら。「こりゃヤメ検だよね~」とノートに書いて私はそっと出た。
15時30分~、東京地裁416号法廷(42席)で「不同意わいせつ」の判決。
被告人は非身柄。長身で、グレー地に黒のイラストと赤い大きな英文字のトレーナーを着て、ややのけぞり、目を閉じている。なんかちょっと偉そう。
検察官席の付近が広くパーティションで覆われ。被害者と参加人弁護士がいるのだ、きっと。
裁判官 「本日は…(判決言渡し)ですが、その前に?」
検察官 「前回の被告人質問を踏まえて、被害者がさらに陳述をしたいと…」
再開して、パーティションの中から、若めの女性の声で意見陳述が始まった。
被害者 「改めまして…ありがとうございます…なぜ、もう一度…私たち被害者の痛み、苦悩が、誰にも届いていない…374名の重み…口だけの謝罪…流し作業…なんなのか…」
こんな部分もあった。
被害者 「性嗜好の歪み? 笑わせないでください! 374名が犠牲に…(前回は被告人の母親を尋問したのか)幼少期は真面目? 笑わせないでください!」
よく通る、良い声で、かつれつよく、激しく叩きつけるような陳述が、15分間も続いた。
「374名」ってなんなの? 帰宅後いろいろネット検索してみたが、どうも見つからなかった。報道されるのは、ほんとにごくごく一部なのだ。
この陳述も踏まえたいと、判決言渡しは3月になった。傍聴しなければ!