「性的暴行で逮捕4回…美容外科医が初公判で語った「悪どい手口」」と2022年10月26日付けFRIDAY。
第1回公判は2022年10月4日だった。私も傍聴した。そのときの罪名は「わいせつ略取、準強制性交等」だった。
追起訴続々、2023年も追起訴続々で終わった。2024年も追起訴続々で終わった。追起訴は永遠に続くかに思われた。
いつからだっけ、罪名は「わいせつ略取、準強制性交等、準強制わいせつ、強制わいせつ、児童買春,児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律違反、準強姦」になった。
相馬獄長氏が何度かレポートしている。
2025年11月14日、ようやく判決…ところが、弁護人が交替して続行に。
そうして2026年3月11日、東京地裁の429号法廷(警備法廷。38席)で14時から判決。
13時30分頃に行くと、行列の私は5番目か6番目程度だった。開廷5~1分に続々と傍聴人が来たが、満席には至らなかった。私の記憶によれば、記者席はなかった。現時点で報道はないようだ。
被告人は身柄(拘置所)。上記2025年11月14日に感じた以上に、なんというか、精神がだいぶ破壊されてしまった、そんなものをばりばり私は感じた。相馬獄長氏のnoteにある顔画像、あのイメージは全くない。崩れ果てた、そんな感じだ。
逮捕からだと3年8カ月の勾留は、こうまで人間を破壊するのか。
被告人席に座り、下唇を突き出し、目を閉じ、少し揺れている。刑務官2人のうち1人(すごくエキゾチックなイケメン)が、じーっと見張り…。
弁護人の請求により再開。被害者21名のうち、さらに7名と示談ができたという。
それを踏まえて、被害者「Uさん」が追加の「心情の意見陳述」。「U」は頭文字ではない。被害者は「Aさん」から「Uさん」まで21名なのだ!
検察官席の後ろ、板のパーティションで囲われた中から、若い女性の声が聞こえ始めた。こんな部分を私はメモった。
Uさん 「5月28日…陳述…その後、判決が何度も延びて…全く反省していないことがよく分かりました…今年に入って、30万円入るから宥恕(ゆうじょ。寛大な心での許し)文言を書いてほしいと…あれだけのことをして…断りました…すると今度は100万円払うから宥恕をと…宥恕しないなら追加は払わない…許すなら払う、許さないなら払わない…相手の気持ちを無視して自分勝手な欲望を押しつける、同じです」
被告人は被告人席で、ややうつむき、下唇を尖らせて目をパチパチさせていた。
再開したので、改めての論告。
検察官 「求刑を変更…懲役27年…」
変更前の求刑を、どうも私は知らないらしい。28年だったのか、30年だったのか。
被告人に、改めて最終陳述の機会が与えられた。法廷中央、証言台のところの椅子に被告人は座り…。
被告人 「はい、えー、ちょと待って…あ、えー、あー、うん、あのぅ…まず、判決が2回延びて、すみません…」
前の弁護人を業務上横領と恐喝で懲戒請求、告訴をしている、という話が出てきた。その意味が分かるほどには私はこの事件を追っかけてない、申し訳ない。
こんな部分もあった。
被告人 「支援者の方から、いろいろ性犯罪の本を…プラトン、ゲーテ、孔子、孫子…良くないマスメディア…洗脳…もっと財産があれば、もっと謝罪できた…」
4、5分ほどか、だーっとしゃべり「以上でございます、はい」と終えた。
7分間休廷して、判決。
裁判長 「主文。被告人を懲役25年に処する。未決勾留日数中840日をその刑に算入する」
証言台のところに座っている被告人の、頭が前へがっくり垂れた。さらに垂れた。もしや、泣いてる? いや、やっぱ泣いてる? 不明だ。
裁判長 「…起訴、追起訴…すべての事実について有罪…被害者は合計21名…うち17名は患者…4名は看護士や事務員…」
麻酔薬で眠らせての犯行をだいぶ何年もやっており、動画撮影していたことから、続々と発覚したのだ。性犯罪はそういうのが多い…