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2026年3月の14件の記事

2026年3月31日 (火)

自転車に反則金、嵐を呼ぶぜ

 「ついにキタ!自転車の取り締まりに違反金制度で「大きな市場」が生まれる」と2021年4月に。

 「自転車違反のペナルティは「違反金」か「反則金」か。警察庁が立ち上げた有識者検討会の報告書を警察庁自身が否定…前代未聞の内紛が?」と2023年10月に。

 

 いま読み返してみると、どっちもまったくそのとおり。記事中、ちょと古いのは、自転車違反の取締り件数だ。2022年は2万4549件だったが、そのあと、なんと、こうなった。

2023年 4万4207件
2024年 5万1564件
2025年 6万0163件

 ひぃ~、である。かつて年間10件だったこともあるのにぃ!

 

 2021年5月の記事に書いたように、「少額の違反金」とすべきだった。警察庁もそのつもりで進めていた。

 ところが! 2023年10月の記事に書いたように、ひっくり返してしまった。卓袱台(ちゃぶだい)にご飯をのっけてからの、まさかの卓袱台返し。
 ひっくり返しての反則金、やらないはずだった反則金、なのである。混乱を招くだろう。格好良くいえば、嵐を呼ぶぜ

 

 反則金の不納付が増えるだろう。
 反則金の納付は任意。不納付は刑事手続きへ進む。警察は検察に送致する。少年の事件は家裁へ送致される。検察、家裁は自転車違反のため増員できる? だからこそ、警察としては、

「反則金を払わなければ逮捕だ! 裁判で有罪だ!」

 全国民がそう勘違いするよう、記者クラブメディアを使って喧伝するだろう。かつ、分かりやすく悪質なケースを次々逮捕し、大きく全国報道させることで、国民をびびらせ、納付をうながそうとするだろう。

 

 あと、人定をどうするのかって問題がある。
 何より、たとえ100万件を取り締まっても、検挙率としては微少、極小だってこと。そのことの社会的影響は…。

 ま、4月1日の全国一斉大報道を見たうえで、次の締切り原稿に書かせてもらえれば。

2026年3月28日 (土)

12歳と15歳女子の児童ポルノを5千円で販売

 前記事からの続きだ。

 一(いち)か八(ばち)かで14時41分頃、東京地裁513号法廷に私は入った。人と人との間の席に座った。
 被告人は身柄(拘置所)、髪が長めで若めの男だった。検察官から被告人質問の最中だった。

 歌舞伎町で職質され大麻所持が発覚。自宅を家宅捜索されてMDMAが見つかった。それは売人がオマケにつけてくれたもので、覚醒剤の成分が含まれているとは知らなかった。SNSで「高収入」の仕事を見つけ、最初は現金を受け取る仕事をした、逮捕の頃は他人名義のキャッシュカードでATMから現金を引き出す仕事をした、報酬は1万円か2万円…。
 刑務所へまっしぐらの日々を暮らしていたわけだ。

 求刑は懲役6年。弁護人は全部執行猶予を求めた。
 執行猶予を付すには、主刑を3年まで下げねばならない。そこまで下げる理由はないように思われた。

 

 次回判決と決め、ちょうど15時閉廷。これで傍聴人総入れ替えってことは、絶対ないとは限らないが、まあ、なかろう。なかった。

 ほぼ満席の傍聴席の、ほぼ全員が次の事件の席取りでいる、と私は想像したが、残ったのは私や阿曽山大噴火さんを含め4人ほどだった。なんだよぅ(笑)。

 

 15時を数分過ぎて「不同意わいせつ、児童買春,児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律違反、性的姿態等撮影、性をめぐる個人の尊厳が重んぜられる社会の形成に資するために性行為映像制作物への出演に係る被害の防止を図り及び出演者の救済に資するための出演契約等に関する特則等に関する法律違反」の新件が開廷。

 被告人は身柄(留置場)、スキンヘッド、メガネ、50代だろうか、黒スーツのボタンをきちんと留めている。人定質問で「無職」と答えた。

 検察官(どうも有能らしいお姉さん)が、2月18日付けの起訴状を読み上げた。
 公訴事実は2つ。1つは、12歳の少女に対するあれこれで、もう1つは、15歳の少女に対するあれこれ4件。合計5件全部がそれぞれ「児童買春,児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律違反」(私は児ポ法と略す)に該当し、罪名及び罰条の段で検察官は…。

検察官 「児童買春,児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律7条4項…児童買春,児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律2条3項3号…児童買春,児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律2条1項4号…」

 と読み上げた、5件全部について、一度も引っかからず。官僚って凄いな! 私は感動した。

 黙秘権告知のあと、被告人の意見(認否)。追起訴分の審理が後日ならばと、

被告人 「保留させていただきます」

 弁護人の意見は「留保」。この日の手続きは、本起訴分の検察冒陳(冒頭陳述)までで終わった。冒陳によれば、12歳と15歳とどっちの動画か、両方か、被告人は編集してアダルトサイトで5千円で販売したそうだ。

 この事件は報道されてる。「女子中学生のAV撮影疑い 会社代表の51歳男逮捕、契約書不交付か」と1月9日付け中日スポーツ。「不同意わいせつなどに問われたGACKTのFC運営会社元代表 初公判で起訴内容を保留」と3月25日付け東京スポーツ。

 

 次回は4月下旬、追起訴分の審理のみと決め、15時18分閉廷。さらに追起訴の可能性があるという。前科は罰金1犯のみというが、実刑かもね。

 児童ポルノを5千円で買った者がどうなったか、ちらり出るかも。追っかけようか、いやいや、どうしよう、、、

2026年3月26日 (木)

性をめぐる個人の尊厳が重んぜられる社会の形成に資するために性行為映像制作物への出演に係る被害の防止を図り及び出演者の救済に資するための出演契約等に関する特則等に関する法律違反

 だいぶ何年も前、夏休みの終わり頃だったか、東京地裁(東京高地簡裁合同庁舎)1階フロア、開廷表のところで、男子学生風の2人の、こんな会話が聞こえた。

「窃盗より、こっちがいいな、国際的な協力の…」
「文字数かよっ」

 レポートを書くに当たり、「窃盗」2文字より「国際的な協力の下に規制薬物に係る不正行為を助長する行為等の防止を図るための麻薬及び向精神薬取締法等の特例等に関する法律違反」のほうがいいというのだ。なるほど~。

 

 そんな学生君がひっくり返りそうな罪名を、3月25日、東京地裁の開廷表に発見した。普通、最後まで全部読めないでしょ。私は読んでメモった!

「不同意わいせつ、児童買春,児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律違反、性的姿態等撮影、性をめぐる個人の尊厳が重んぜられる社会の形成に資するために性行為映像制作物への出演に係る被害の防止を図り及び出演者の救済に資するための出演契約等に関する特則等に関する法律違反」

 

 最後の「性をめぐる…」を私は初めて見る。傍聴したい!

 東京地裁513号法廷。開廷は15時。14時35分頃に行くと、すでに行列があった。私は9番目ぐらいだったか。法廷は20席。ほっ。ところが…。
 法廷のドアは施錠されていなかった。そっと開けて見ると、前の薬物事件の被告人質問の最中だった。傍聴席は17席ほど埋まっていた。

 

 さあ、ここで傍聴マニアの脳はフル回転するのだ。以下、要点のみ記そう。

 約17人の多くは、15時からのを傍聴したくて席取りでいるはず。
 だが、色情事件の前に入れ替えになる(傍聴人をいったん全員出す)可能性がある。
 入れ替えで出されたら、法廷前に大行列、もう傍聴できない、、、そうなる可能性がある。
 入れ替えかどうか、裁判所は突然に言いだすことが普通にある。

 9番目ぐらいに並んだ場合、傍聴できない可能性がある。いま法廷に入って席をとった場合、入れ替えで追い出され、傍聴出来ない可能性がある。どうするっ?

 一(いち)か八(ばち)か、薬物事件の傍聴席に私は座った。つづく…。

 

 申し訳ない、今日はここまで。締切り原稿がやばいのですぅ。なお、15時からのは「女子中学生のAV制作疑い 51歳逮捕、自身が相手役に」、この事件でした。

2026年3月23日 (月)

「盗みたかった訳ではない」

 タイトルが秀逸! とはこれをいうのだ。以下は3月23日付けSTVニュース。

「盗みたかった訳ではない」 コンビニでお茶2本を盗んだ女を逮捕 所持金は当時0円 札幌市
札幌・中央警察署は22日、窃盗の疑いで住所・年齢などが不詳の成人の女を現行犯逮捕しました。
女は22日午前7時半ごろ、札幌市中央区北5条西4丁目のコンビニエンスストアで、お茶2本(販売価格合計276円)を盗んだ疑いが持たれています。
警察によると、女が持っていたトートバッグにお茶2本を入れ、会計をせずに店を出た所を店員が発見し、その後、警察に通報し、逮捕に至ったということです。
調べに対して女は「盗みたかった訳ではない」と容疑を否認してます。
事件当時、女の所持金は0円で身分証明書なども持っていなく、警察は女の詳しい動機などを調べています。

 

 「盗みたかった訳ではない」、実にキャッチーだ。

 コメント欄があるサイトに転載されれば「じゃあ盗むなw」等々、蔑(さげす)みの嘲笑がどどっと湧き、蔑み言葉、嘲(あざけ)り表現を競う、楽しいイベントみたいになりそう。

 

 しかし我々傍聴マニアは、蔑まず嘲らず、あれこれぐずぐず思う。

 「住所・年齢などが不詳の成人の女」ってことは、お婆ちゃんなのかどうか、見た目が少年法の「少年」では到底ないのだな。

 また、前科があれば指紋の登録があるはず。前科はないのだな。いや、前科のときも戸籍がなかったのかも。「××警察署留置番号×号こと氏名不詳の女」として有罪判決を受けたのかも。
 どう見ても普通に日本人のようだが、戸籍がない、ということはたまにある。

 

 「盗みたかった訳ではない」、そのとおりに被疑者は述べた、とは全く限らない。
 こういうセリフは、記者クラブ記者を集めて警察が発表した(記者レクをやった)中から、キャッチーな部分を拾っただけ、ということは普通にあるでしょ。

 

 「盗みたかった訳ではない」という趣旨を被疑者が述べたとして…。

 じゃあ、なぜ盗んだのか、ざまざま事情はあるだろう、けれども、本人の認識では「盗む意思はなかったが、気がついたら盗んでいた」ということが、どうやら本当にあるようだと、特に簡裁の「窃盗」の裁判をたくさん傍聴してきて、思う。

 そこんとこ、「低級動物霊 vs 霊格の高い守護霊」をお読みいただければ。

2026年3月21日 (土)

裁判官マップ、傍聴マニアが投稿するなら

 「裁判官2500人を可視化「裁判官マップ」公開、口コミ投稿に「圧力になる」と懸念も…開発者の弁護士に聞く」と3月18日付け弁護士ドットコムニュース。
 こうある。

開発したのは、インターネットの誹謗中傷問題に取り組む田中一哉弁護士だ。生成AIサービスを使い、今年2月から一人で開発に着手し、約1カ月で公開したという。

 そのきっかけについて田中一哉弁護士は、

Googleマップの口コミに関する名誉毀損訴訟だったのですが、裁判所は「Googleマップの口コミは、一般的に、投稿した個人の主観的な事実の認識、評価を示すものと理解されており、閲覧者において、直ちに投稿された事実や評価を信用するというものではない」として請求を棄却しました。

この判決を読んだとき「それなら裁判官の口コミサイトを作ったらどうだろう」と思ったのが出発点となりました。

 なるほど。

 

 私なんかだと、あの裁判官、この裁判官について、こんなクチコミを投稿したい。

■声が小さい! 検察官、弁護人にはかろうじて聞こえるのか知れないが、傍聴席まで声がよく届かない。公開の裁判といえるんかーぃ。

■期日を守らない! 9時50分からの判決言渡しを、9時46分に初めて9時48分に終わる。「少し早いですがお揃いのようですので」といつも始めるけど、それ、公開の裁判といえるんかーぃ。

■やんちゃな女性裁判官! 男社会をのぼっていくには男以上にやんちゃでなければ、ということなのか、、、

■手続き至上主義! 1つ1つ丁寧に手続きを踏むことにこそ歓びを見出してるような裁判官がいる。裁判自体は検察追認のテンプレートなのに。

■偉ぶり王! 被告人をあからさまに見下す裁判官、いるよね。中国人の被告人を特に見下したり。

■証拠減らし! 検察書証に対し弁護人が同意・不同意の意見を言う前に、証拠等関係カードを見て、検察官による証拠請求を減らそうとする、毎回念入りにそれをやる裁判官、いるよね。「証拠を減らそう会」か何かのメンバーなのかな?

■被告人を被告と! 民事は原告vs被告、刑事は検察vs被告人なのに、メディアの誤報に慣れてか、刑事の裁判で被告人を被告と呼ぶ裁判官がいる。

■法服を袖まくり! やたら暑い法廷で、袖まくりの裁判官、それは全然オッケーと私は思いますけど。

2026年3月18日 (水)

電車内痴漢1回で拘禁刑5年!

 締切原稿がヤバいんだけど、仕方ないでしょ、13時30分から東京地裁でオービスⅢLx(スリー、エルエックス)、超過84キロの否認事件、の論告弁論、行かざるを得ないでしょ。

 

 その法廷の傍聴席は42席。「道路交通法違反」の審理なんぞ、がらがらに決まってる。なので余裕をこいて、13時15分、わりと近めの法廷(52席)で「不同意性交等」の判決を傍聴した。

 被告人は身柄(拘置所)。黒髪たっぷり、可愛い顔立ちの若者だ。

裁判長 「主文、被告人を拘禁刑5年に処する。未決勾留日数中40日をその刑に算入する。主文は以上です」

 前科は、2018年に電車内痴漢で罰金20万円、のみだという。今回、どんなレイプをやったんだろう。

 

裁判長 「平日朝…満員電車…スカートの上から…スカートの中へ手を入れ…下着の上から…(さらに)3、4分間…膣に手指(しゅし)を挿入…駅…離れ…再度近づき…エスカレートさせての犯行…若年(じゃくねん)の被害者が嫌がっていないと思って…慰謝の措置を全く講じていない…」

 そうそう、性犯罪者てえのは、被害女性が驚愕と恐怖で固まってしまってるのを見て、「嫌がってない」と思うんだよね。なんなら「俺の指使いにめろめろになってる、うふふ」とか思うんだよね。

 んな馬鹿がいるはずない? いやいや、性犯罪の被害女性に対し、こんなこと言う匿名男がネットにたくさんいるでしょ、同じだと思う。

「嫌ならヤメろとはっきり言えばいい。手を掴んで痴漢です!と叫べばいい。私人逮捕して警察へ突き出せばいい。なぜそうしなかった。おかしいだろ」

 

 にしても、裁判長は電車内痴漢についてばっかり述べてる、どんな性交等をしたんだ? と傍聴席で思っていたら、電車内痴漢だけで終わった。え?

 そうして「あっ、そうか!」となった。以下は刑法第177条の第1項のみ。

第百七十七条 前条第一項各号に掲げる行為又は事由その他これらに類する行為又は事由により、同意しない意思を形成し、表明し若しくは全うすることが困難な状態にさせ又はその状態にあることに乗じて、性交、肛門性交、口腔性交又は膣若しくは肛門に身体の一部(陰茎を除く。)若しくは物を挿入する行為であってわいせつなもの(以下この条及び第百七十九条第二項において「性交等」という。)をした者は、婚姻関係の有無にかかわらず、五年以上の有期拘禁刑に処する。

 

 「身体の一部」である手指を膣に挿入したから、不同意性交等罪、5年以上の有期拘禁刑なんだね!

 昔はそゆのは「強制わいせつ」とされ、楽勝で執行猶予だった。2023年7月13日から施行された改正刑法、その威力をこんな形で爆発させているのか!

裁判長 「法定刑の下限…酌量減軽すべきとはいえず…」

 

 現時点で慰謝の措置が、つまり被害弁償が全くないそうだ。被告人は、痴漢愛好者たちの匿名掲示板とか見て「痴漢なんぞどうせ執行猶予」とナメていたのか。あるいは、本人にも親にも金がないのか。

 控訴して、なんとか金をつくって100万円ほど被害弁償すれば、逆転執行猶予…。いや、もしかして駄目かも。被告人は控訴するはず。控訴審を傍聴したい!

 

 とか思いつつ私は非常階段を駆け下り、13時30分から「道路交通法違反」。
 首都高での超過80キロ台は、求刑は懲役3月で決まりだ。ところがなんと!

検察官 「第3に求刑です。被告人を禁錮2月に処するを相当と…」

 ええっ!? 懲役じゃなく禁錮で、3月じゃなく2月、てことはつまり…そう、それなんですよ、全国の検察官、裁判官諸氏は仰天するんじゃないか。私はびっくり仰天しましたよぅ。
 詳しくはまたの機会に。もう原稿に戻らねば!   ※犯行日が2025年6月1日より前だから、懲役だの禁錮だの、なのね。

2026年3月16日 (月)

収益性の悪い裁判所は閉庁って!

 「国立美術館・博物館に重いノルマ。未達成なら閉館含めた再編も──国が突きつけた、第6期中期目標の衝撃」と3月4日付け美術手帖。そんなら、いずれ…。

 

 UPニュースのお時間です。

 裁判所にも収益性が突きつけられることとなりました。自己収入額の割合が裁判所経費の4割を下回る場合、「社会的な役割を十分に果たせていない裁判所」と見なされ、閉庁を含めた再編の対象となります。

 

 罰金は国の一般財源となるため、拘禁刑ではなく罰金の判決が推奨されます。可能な限り多額の罰金を科すこととなります。

 被告人が罰金を完納できない場合の労役場留置については、従来は財産刑を自由刑に換えて執行する、換刑処分とされていましたが、今後は、政権と懇意の大手人材派遣会社に登録させ、罰金相当額を現金またはサナエトークン等で納入するまで過酷な労働に従事させることとなります。

 

 そのほか、内務省司法局は次のような収益事業を提案しています。

・ これまで国が負担することの多かった国選弁護人の費用を、必ず被告人に負担させる

・ 刑事、民事の当事者、弁護人、代理人弁護士、証人等から、制令で定める金額の入廷料を徴収する

・ 裁判の傍聴は有料とする。傍聴席着席料金は、事件の人気度により制令で定める

・ 有名芸能人の薬物事件、性犯罪事件についてはその傍聴券をオークション制とする。 

・ 執行猶予がほしい被告人には、政令で定める金額の執行猶予金を納付させ、執行猶予とする

・ 「勝訴!」「不当判決!」などの通称「びろーん」を地下の売店で販売する

・ 裁判所前の歩道で「勝訴饅頭」「無罪焼き」などを販売する

・ 推し裁判官、推し書記官のうちわ、Tシャツ、キーホルダーなどを販売する

 

※ UP=うそぴょん ←こうやっていちいち断らないと、今時のネット耽溺者は本気にして「×番目の提案はおかしい!」とか興奮しちゃうおそれがあるので💦

2026年3月13日 (金)

騙された若い外国人たちを次々罰金刑に

 「【独自】「バイク王」から約4800万円詐取など疑い “電動アシスト自転車”装いペダル付き電動バイク“モペット”239台販売か 「レガリス」男性社長ら5人書類送検 警視庁」と3月13日付けTBS NEWS DIG。一部抜粋すると…。

ペダル付き電動バイク、いわゆるモペットを電動アシスト自転車と装い、バイク卸売り大手の「バイク王」におよそ240台販売し、5000万円近くをだまし取ったとして、警視庁が服飾雑貨販売会社の社長ら5人を書類送検したことがわかりました。

 「モペット」はママだ。こんな部分もある。

「レガリス」の販売サイトでは、「日本仕様で道路交通法に準ずるアシスト比率」などと表示し、「バイク王」側に国内で合法に走行できる電動アシスト自転車だと誤って認識させていたということです。

 こんな部分も。

任意の調べに社長は「日本の規格に合う車両だと思っていたので、免許不要や公道走行可能と掲載し、だますつもりはなかった」と容疑を否認しています。

 

 うおお!である。

 本件と同型車両か、レガリスやバイク王から購入したか、そのへんは明らかではないが、ペダル付き電動バイク、いわゆるモペッドの無免許運転の刑事裁判「道路交通法違反」を、私は東京簡裁で3件傍聴した。

 被告人はみな若い外国人。ベトナム人の男性はこういう趣旨を述べた。

被告人 「買ったときも、日本の友人からも、大丈夫、免許は不要と言われました。ペダルをこぎながら運転すれば電動アシスト自転車なので大丈夫と。なのでそのように乗ってました。免許が必要と、警察の人から初めて聞きました」

 

 無免許運転は過失犯の処罰規定がない。無罪を争うのか! 私は興奮した。

 ところが…! 過失犯の処罰規定がないことを、若い外国人たちは全く知らないようだった。弁護人は、知ってるけど言わない、どうもそんな感じだった。検察官、裁判官は、当然に知ってるだろうに、相場どおりの罰金刑に填め込む、それしか考えてないようだった。

 警察も馬鹿じゃないので、無免許で取り締まるに当たっては、免許が必要との認識が未必的にもあったという調書を録取し、署名押印させているはず。
 そんな調書がもしなければ、検察官が指揮して作成させるはず。

 だからこうして法廷へ出てきのだ。出てくればもう、真実がどうであれ、助からない。無罪を争ったって徒労。無駄な負担を強いるだけだ。
 ゆえに、弁護人も検察官も裁判官もあんな様子だった、と解することができる。

 しっかし、ひっでえなあ、私は傍聴席で大いに呆れた。ある意味、ニッポンすごいぞ。

 そこへ、今回のTBSニュースなのである。うおお! なのである。ま、とりあえずそこまで。

2026年3月11日 (水)

レイプモンスターの美容整形外科医、懲役25年!

 「性的暴行で逮捕4回…美容外科医が初公判で語った「悪どい手口」」と2022年10月26日付けFRIDAY。

 第1回公判は2022年10月4日だった。私も傍聴した。そのときの罪名は「わいせつ略取、準強制性交等」だった。
 追起訴続々、2023年も追起訴続々で終わった。2024年も追起訴続々で終わった。追起訴は永遠に続くかに思われた。

 いつからだっけ、罪名は「わいせつ略取、準強制性交等、準強制わいせつ、強制わいせつ、児童買春,児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律違反、準強姦」になった。
 相馬獄長氏が何度かレポートしている

 2025年11月14日、ようやく判決…ところが、弁護人が交替して続行に。

 

 そうして2026年3月11日、東京地裁の429号法廷(警備法廷。38席)で14時から判決。

 13時30分頃に行くと、行列の私は5番目か6番目程度だった。開廷5~1分に続々と傍聴人が来たが、満席には至らなかった。私の記憶によれば、記者席はなかった。現時点で報道はないようだ。

 被告人は身柄(拘置所)。上記2025年11月14日に感じた以上に、なんというか、精神がだいぶ破壊されてしまった、そんなものをばりばり私は感じた。相馬獄長氏のnoteにある顔画像、あのイメージは全くない。崩れ果てた、そんな感じだ。
 逮捕からだと3年8カ月の勾留は、こうまで人間を破壊するのか。

 被告人席に座り、下唇を突き出し、目を閉じ、少し揺れている。刑務官2人のうち1人(すごくエキゾチックなイケメン)が、じーっと見張り…。

 

 弁護人の請求により再開。被害者21名のうち、さらに7名と示談ができたという。
 それを踏まえて、被害者「Uさん」が追加の「心情の意見陳述」。「U」は頭文字ではない。被害者は「Aさん」から「Uさん」まで21名なのだ!

 検察官席の後ろ、板のパーティションで囲われた中から、若い女性の声が聞こえ始めた。こんな部分を私はメモった。

Uさん 「5月28日…陳述…その後、判決が何度も延びて…全く反省していないことがよく分かりました…今年に入って、30万円入るから宥恕(ゆうじょ。寛大な心での許し)文言を書いてほしいと…あれだけのことをして…断りました…すると今度は100万円払うから宥恕をと…宥恕しないなら追加は払わない…許すなら払う、許さないなら払わない…相手の気持ちを無視して自分勝手な欲望を押しつける、同じです」

 被告人は被告人席で、ややうつむき、下唇を尖らせて目をパチパチさせていた。

 

 再開したので、改めての論告。

検察官 「求刑を変更…懲役27年…」

 変更前の求刑を、どうも私は知らないらしい。28年だったのか、30年だったのか。

 被告人に、改めて最終陳述の機会が与えられた。法廷中央、証言台のところの椅子に被告人は座り…。

被告人 「はい、えー、ちょと待って…あ、えー、あー、うん、あのぅ…まず、判決が2回延びて、すみません…」

 前の弁護人を業務上横領と恐喝で懲戒請求、告訴をしている、という話が出てきた。その意味が分かるほどには私はこの事件を追っかけてない、申し訳ない。
 こんな部分もあった。

被告人 「支援者の方から、いろいろ性犯罪の本を…プラトン、ゲーテ、孔子、孫子…良くないマスメディア…洗脳…もっと財産があれば、もっと謝罪できた…」

 4、5分ほどか、だーっとしゃべり「以上でございます、はい」と終えた。

 

 7分間休廷して、判決。

裁判長 「主文。被告人を懲役25年に処する。未決勾留日数中840日をその刑に算入する」

 証言台のところに座っている被告人の、頭が前へがっくり垂れた。さらに垂れた。もしや、泣いてる? いや、やっぱ泣いてる? 不明だ。

裁判長 「…起訴、追起訴…すべての事実について有罪…被害者は合計21名…うち17名は患者…4名は看護士や事務員…」

 麻酔薬で眠らせての犯行をだいぶ何年もやっており、動画撮影していたことから、続々と発覚したのだ。性犯罪はそういうのが多い…

2026年3月 9日 (月)

高級店が次々出店しては消えていく理由

 「「いつの間にか富裕層」になる人はアルファードに乗らない…資産1億円を超えた"普通の会社員"が選ぶクルマ」と2月13日付けPRESIDENT Online。

 そういえば、こんな話を聞いたっけ。

 東京都の港区で、金がありそうに見える人は、金がない。金がなさそうに見える人は、ビルをいくつも持ってる。

 こんな法則がある、とも聞いた。

 気前が良いのは貧乏人。金持ちはケチ。

 もちろん、一概には言えないんだろうけど。

 

 そういえば…。昔、私は引越しのアルバイトをよくやった。チップをもらうことがよくあった。千円かそこら。非常にありがたかった。
 大きく事業をやり儲かってる、ような話をする人ほど、チップは出なかった。

 総合すると、見栄を張りたがる人はちょっと、、、という話になるのかな。よくわかりません~。

 

 最近、こんな話を聞いた。

 お金持ちが馬鹿息子に手を焼いたとき、飲食店とか商売をやらせるのよ。息子は、調子にのって、セレブや芸能人相手(のつもり)の高級焼き肉店とか始める。でも、才覚なんかなくて、見栄っ張りなだけ。赤字赤字で結局つぶれる。

 そしたら、親はどうすると思う? また別の店を持たせるの。
 どうせつぶれるのに、もったいない? 親は自分の会社に飼っときゃいいのに? あなた馬鹿ね。

 そんな息子を会社に入れたら、取引先の信用をなくす、会社の金をカジノに100億円溶かしたり、そうなることが分かってるから、1千万か2千万出しても商売をやらせるのよ。どうせつぶれる店でもそっちに熱中させるほうが安上がりでしょ。でも何とか繁盛してほしい、続いてほしい、おやごころよねえ。

 銀座や麻布十番や六本木なんかで、お洒落な高級店が開店しましたとかちらっとテレビに出るでしょ。でもすぐ消える、あれはそういうわけなのよ。

 

 どこまで本当なのか。若干の実例があったとしても、すべてがそうとは全く限らない。いろんな人がいろんなことを言いますね、つーことで。

2026年3月 7日 (土)

「公わい名人」と呼ばれた時期もあった

 「草間リチャード 公然わいせつの真相は“度胸試し”報道「本当にもったいない」“DASH功労者”の軽率行動にファン落胆」と1月15日付けFLASH。

 

 そういえば私は、草彅剛さんが「公然わいせつ」と大報道されたとき、当ブログに記事を書いたっけ。
 探したらあった、2009年4月23日付けの「不特定多数の者が容易に覚知し得る状態で」だ。

 

 そこに、『この裁判がすごい』(裏モノJAPAN 2009年5月号別冊 鉄人ノンフィクション)に「交通ジャーナリストの今井です。最近は、もっぱら“公然わいせつ”にハマってます。」という記事を私が書いたと出てくる。

 ああ、そんなの書いたっけ。PCの中を探してみた。見つかった。その記事中にこんな部分がある。

 どういうわけだか、最近は公然わいせつにハマってる。簡裁の道交法が最優先、それは動かないが、地裁の道交法を捨てても公然わいせつの法廷へ行く。
「今井さん、また公然わいせつですか。どうしちゃったんですか。もう〝公わい名人〟ですね、きゃっ」
 と傍聴仲間の娘さんから笑われたりしてる

 

 たくさんの、バラエティに富む「公然わいせつ」を紹介した中に、こんな部分がある。以下、「ン」と「ん」を「✨」に痴漢もとい置換する。

◆女性にセ✨ズリを見せたい

 こっちは67歳。捜査段階の調書を検察官が一部読み上げた。私は吹き出しそうになってしまった。

「女性にセ✨ズリを見せて驚いた顔を見て興奮する。女性がちらちら見ていたので私も興奮して、しごいてれば射精するかと。ち✨ぽを出してセ✨ズリすれば捕まることはわかっていた。しかしち✨ぽを出してセ✨ズリするのを女性に見せて興奮する癖があるので、ち✨ぽを出してセ✨ズリしてしまった」

 「それ」などの代名詞を使わない、見事な、というか爆笑の調書である。110番通報をした女性の調書は「公園で平然とち✨ち✨ん出して、しこることしてた。変態です」と表現されてるそうだ。罰金10万円。満つるまで算入。

 

 代名詞を使わない調書、つくづく見事だと思う。「しこる」と、女性は言ったのだろう。そのまま録取する、優秀な警察官だと私は思う。

 

 当時は東京簡裁、東京地裁に「公然わいせつ」の公判が多かった。今、めっちゃ少ない。男たちは陰茎を出さなくなったのか、そうだとすれば、なぜっ!?

 いやいや、認知件数はそう減っておらず、不起訴がやたら増えたとか?
 よし、法務省の統計を調べよう。東京地検の罪名別月表も見てみよう、なーんて今回はしません。4月から自転車に反則金、あれが始まる関係で忙しいので~。

2026年3月 6日 (金)

捜査書類を保管しても組織のプラスにならない

 「【独自】鹿児島県警で捜査書類の紛失多発 2023年に内部文書に記載、処分はゼロ」と3月4日付け西日本新聞。

 これってば、警察の不正、不祥事について、警察発表を報じるんではなく、新聞記者が掘り起こして報じるという、タブーをやってのけたわけだ。西日本新聞は、何年か前にもそういう記事を打った。やるよねえ、と私は思う。

 

 今回の記事中に、こんな部分がある。

問題の文書は、県警が捜査の留意点の周知などを目的に捜査担当課にメール配信した「刑事企画課だより」の「No20」(23年10月2日付)。

 

 おお、「…だより」! その存在を私は読者氏から教わり(ありがとうございます!)、警察庁発の「交通指導だより」をどどっと開示請求、じつに興味深い事実を発見したことがある

 西日本新聞には、さらにこんな部分が。

2ページには「再審や国賠請求等で廃棄せずに保管していた捜査書類が組織的にプラスになることはない」とし、不要な記録の速やかな廃棄を促す記述がある。

 

 たっ、確かに。
 保管しといても、再審や国賠請求等で警察、検察が不利になるだけだ。実際、袴田事件ほか多くの再審無罪は、検察が隠し続けていた捜査書類がとうとう明らかになった結果だった。
 長く保管していたがために、組織のメンツが大いに傷ついたわけだ。

 しかし、だからって「…だより」で「速やかな廃棄を促す」って、おいおいである。

 いや、警察の独断でそんな大胆なことを「…だより」に書くとは、うーん、私としては、ちょっと考えにくい。検察のほうからご指示、教唆(きょうさ)があったんではないか。

 とすれば、鹿児島地検が独断でやるとは考えにくい。袴田事件の再審無罪に超ムカついたあの検事総長が、全国の地検に対し…とか? 妄想は広がる。

 

 記事にはこんな部分もある。

文書の1ページに「県内で捜査書類の紛失・誤廃棄が多発。急増中」と説明。「個人情報を含む捜査情報を記録したノートなどを、現場や立ち寄り先に置き忘れる事案も複数発生」ともあり…(後略)

 

 やばい警察官がいる部署で「多発」はわからないじゃないが、県警全体で「多発」「急増」って、そんなことがあり得るんだろうか。
 とんでもない人物が幹部になり、現場警察官たちは嫌んなっちゃったとか、いろいろ憶測してしまう。

 

 あ、そういえば昔、全国の運転者諸氏からの質問や相談を私が受けていた頃、交通取締りに納得いかず否認したら、それきり音沙汰なしになってしまった、違反的には呼出しなく不起訴とは考えにくく、いったいどうしたんだろう、ということがあった。
 のちに、警察官が精神的に病んだか、捜査関係の文書を廃棄したとか報道があり、「あっ、もしやそれかも!」となったっけ。遠い記憶であり、細部はちょと違うかも。

 ま、いろんなことがありますね。

2026年3月 3日 (火)

でっち上げ冤罪の被害者、村木厚子・元厚労次官の連載が始まった

 日経新聞の朝刊に「私の履歴書」というコーナーがある。

 3月から、元厚生労働次官、村木厚子さんの連載が始まった。
 村木厚子さんは、でっち上げ冤罪の被害者を体験した、希有な元次官だ。日弁連の解説をぜひどうぞ

 

 3月3日は連載の第3回目、「取り調べ 「大した罪じゃない」に怒り 検察はストーリーありき」。紙の新聞に、こんな部分が。

 私にはまったく心当たりがない。自分の知っていることをきちんと話せば、分かってもらえると思っていた。しかし検察にとって大事なのは、ストーリーに沿った有罪の証拠を集めることなのだ。
 質問に私が答え、検事がメモする。しかし、私の言ったことのほとんどは調書にならない。検事が必要だと思ったところだけが、調書にされる。緊張の連続だった。

 

 的確で分かりやすい書きぶりだ。

 検察はなぜそんなことができるか。ずばり、裁判官は検察官を(警察官をも)基本的に疑わないからだろう。

 被告人の言い分はすべて、捜査段階の調書に記載されている。調書に記載がないことを、法廷で被告人が言いだした場合、それは刑責を免れるために思いついた嘘だ、と信じ込んでいる、信じ込むのが仕来りである、そういうものが、長く刑事裁判を傍聴していると、ひしひし感じられる。

裁判官 「捜査段階における供述調書が、本件の立証の重要な部分を占める。よってその信用性については子細に検討しなければならない」

 とか言い、無罪方向の解釈については、石橋を叩いて叩いて叩き割るかのように子細に叩く、有罪方向の解釈については、ピコピコハンマーでピコピコ叩いてよしとする、そんなものがひしひしと感じられる。

 

 結局、裁判官は、日本の優秀な警察、検察をまずは大いに信頼しており、裁判が始まれば早々と有罪の心証を得る、得た心証をもとに、必要な証拠を遺漏(いろう)なく拾って有罪とする、それが基本なのだな、と。

 ごくまれに、「多くの裁判官は有罪とするだろうに、この裁判官は証拠を公平、適切に見て無罪とした!」というケースに遭遇することがある。おお! と感動する。

 

 でっち上げ冤罪といえば、250日間の勾留体験、有罪確定体験の江口大和弁護士(元)だ

 なぜ「ハシビロコウ」なのか、同書の最後のほうに出てくる。

 でっち上げ冤罪で今も無期懲役の牢獄にいるのは、北陵クリニック事件(メディア的には仙台筋弛緩剤殺人事件)の守大助さんだ。

 唯一の証拠である写真の測定値、そのチェックが一切ないことに、誰も疑問を持たず、誤測定を訴える者を続々と有罪とし続けるオービス裁判とか、なんといいますか、もう…。

2026年3月 1日 (日)

東京地裁、伝統の事件番号に異変が!

 東京だけは「東京都警察本部」といわない。「警視庁」という。そのトップは、東京だけは「警察本部長」といわない。「警視総監」という。

 

 マネたわけでは全然ないと思うが、東京地裁(本庁。以下同)だけ、事件番号が特殊だ。
 事件記録符号(地裁刑事の通常第一審は「わ」)の前に、漢字を1文字加える。たとえば、2025年に最初に受理した事件なら…。

刑法犯  令和7年刑(わ)第1号
特別法犯 令和7年特(わ)第1号
合議事件 令和7年合(わ)第1号

 東京地裁の立川支部も含め他の地裁の通常第一審は、私が知る限り全事件こうだ。

全事件  令和7年(わ)第1号

 全国あちこちの裁判所で私は見てきたし、念のため大阪地裁に電話で確認したし、東京地裁の刑事部の職員氏にも確認した。

 なお、もう20年近く前になるか東京地裁で、シンプルな事件(執行猶予が決まりな事件)で即決裁判手続きってのが流行った。「またか」という感じでよくあった。その事件番号には

「刑」も「特」もなく、こうだったりしたよね。

即決裁判手続き 平成×年(わ)第×号

 ちょいマニアなことをいえば、千の位が5だったこともある。「おお、今井君、よく憶えてたね」となる書記官氏もおいでだろう。

 

 さあ、それでだ、2026年から、東京地裁刑事の通常第一審が、なんと、New事件番号になったよ!

 2026年の、最初の事件番号はこうだ。

合議事件 令和8年(わ)第1号
合議以外 令和8年(わ)第10001号

 

 「刑」「特」「合」はナシになったのだと、刑事部の職員氏からも聞いた。

 諸行無常、だいせんじがけだらなよさ、ひとつの時代が過ぎ去ったのだ。そして、私もいずれ過ぎ去る、よきかな。

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