「盗みたかった訳ではない」
タイトルが秀逸! とはこれをいうのだ。以下は3月23日付けSTVニュース。
「盗みたかった訳ではない」 コンビニでお茶2本を盗んだ女を逮捕 所持金は当時0円 札幌市
札幌・中央警察署は22日、窃盗の疑いで住所・年齢などが不詳の成人の女を現行犯逮捕しました。
女は22日午前7時半ごろ、札幌市中央区北5条西4丁目のコンビニエンスストアで、お茶2本(販売価格合計276円)を盗んだ疑いが持たれています。
警察によると、女が持っていたトートバッグにお茶2本を入れ、会計をせずに店を出た所を店員が発見し、その後、警察に通報し、逮捕に至ったということです。
調べに対して女は「盗みたかった訳ではない」と容疑を否認してます。
事件当時、女の所持金は0円で身分証明書なども持っていなく、警察は女の詳しい動機などを調べています。
「盗みたかった訳ではない」、実にキャッチーだ。
コメント欄があるサイトに転載されれば「じゃあ盗むなw」等々、蔑(さげす)みの嘲笑がどどっと湧き、蔑み言葉、嘲(あざけ)り表現を競う、楽しいイベントみたいになりそう。
しかし我々傍聴マニアは、蔑まず嘲らず、あれこれぐずぐず思う。
「住所・年齢などが不詳の成人の女」ってことは、お婆ちゃんなのかどうか、見た目が少年法の「少年」では到底ないのだな。
また、前科があれば指紋の登録があるはず。前科はないのだな。いや、前科のときも戸籍がなかったのかも。「××警察署留置番号×号こと氏名不詳の女」として有罪判決を受けたのかも。
どう見ても普通に日本人のようだが、戸籍がない、ということはたまにある。
「盗みたかった訳ではない」、そのとおりに被疑者は述べた、とは全く限らない。
こういうセリフは、記者クラブ記者を集めて警察が発表した(記者レクをやった)中から、キャッチーな部分を拾っただけ、ということは普通にあるでしょ。
「盗みたかった訳ではない」という趣旨を被疑者が述べたとして…。
じゃあ、なぜ盗んだのか、ざまざま事情はあるだろう、けれども、本人の認識では「盗む意思はなかったが、気がついたら盗んでいた」ということが、どうやら本当にあるようだと、特に簡裁の「窃盗」の裁判をたくさん傍聴してきて、思う。
そこんとこ、「低級動物霊 vs 霊格の高い守護霊」をお読みいただければ。
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