捜査書類を保管しても組織のプラスにならない
「【独自】鹿児島県警で捜査書類の紛失多発 2023年に内部文書に記載、処分はゼロ」と3月4日付け西日本新聞。
これってば、警察の不正、不祥事について、警察発表を報じるんではなく、新聞記者が掘り起こして報じるという、タブーをやってのけたわけだ。西日本新聞は、何年か前にもそういう記事を打った。やるよねえ、と私は思う。
今回の記事中に、こんな部分がある。
問題の文書は、県警が捜査の留意点の周知などを目的に捜査担当課にメール配信した「刑事企画課だより」の「No20」(23年10月2日付)。
おお、「…だより」! その存在を私は読者氏から教わり(ありがとうございます!)、警察庁発の「交通指導だより」をどどっと開示請求、じつに興味深い事実を発見したことがある。
西日本新聞には、さらにこんな部分が。
2ページには「再審や国賠請求等で廃棄せずに保管していた捜査書類が組織的にプラスになることはない」とし、不要な記録の速やかな廃棄を促す記述がある。
たっ、確かに。
保管しといても、再審や国賠請求等で警察、検察が不利になるだけだ。実際、袴田事件ほか多くの再審無罪は、検察が隠し続けていた捜査書類がとうとう明らかになった結果だった。
長く保管していたがために、組織のメンツが大いに傷ついたわけだ。
しかし、だからって「…だより」で「速やかな廃棄を促す」って、おいおいである。
いや、警察の独断でそんな大胆なことを「…だより」に書くとは、うーん、私としては、ちょっと考えにくい。検察のほうからご指示、教唆(きょうさ)があったんではないか。
とすれば、鹿児島地検が独断でやるとは考えにくい。袴田事件の再審無罪に超ムカついたあの検事総長が、全国の地検に対し…とか? 妄想は広がる。
記事にはこんな部分もある。
文書の1ページに「県内で捜査書類の紛失・誤廃棄が多発。急増中」と説明。「個人情報を含む捜査情報を記録したノートなどを、現場や立ち寄り先に置き忘れる事案も複数発生」ともあり…(後略)
やばい警察官がいる部署で「多発」はわからないじゃないが、県警全体で「多発」「急増」って、そんなことがあり得るんだろうか。
とんでもない人物が幹部になり、現場警察官たちは嫌んなっちゃったとか、いろいろ憶測してしまう。
あ、そういえば昔、全国の運転者諸氏からの質問や相談を私が受けていた頃、交通取締りに納得いかず否認したら、それきり音沙汰なしになってしまった、違反的には呼出しなく不起訴とは考えにくく、いったいどうしたんだろう、ということがあった。
のちに、警察官が精神的に病んだか、捜査関係の文書を廃棄したとか報道があり、「あっ、もしやそれかも!」となったっけ。遠い記憶であり、細部はちょと違うかも。
ま、いろんなことがありますね。
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