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2026年4月の14件の記事

2026年4月29日 (水)

ネットカジノのカモ寄せインフルエンサー?

 話せば長くなる。要するに前立腺肥大症の関係で、いやそれにしても珍しく、4月27日の未明、ほぼ眠れなかった。傍聴したい裁判が何件もあったのに、休んだ。

 

 28日の未明も、同様に眠れない。思いついて午前3時過ぎ、ずいぶん前に処方を受けた精神安定剤の残りを1錠、服用してみた。

 効かないか…と思ううち、ひと息吐く毎に、なんかこう、すべての輪郭がぼやけてくるというか、あれれ、なんだこの感覚…と思ううち、ぐっすり眠ってしまった。

 

 まだまだ睡眠不足だが頑張って、10時~11時、東京地裁726号法廷(20席)で「偽計業務妨害」の審理へ。絶対どうしてもこれは傍聴したくて。

 わりと珍しめの氏名で、私の超絶マニアックデータにはこう出てくる。

  2009年 東京地裁 脅迫
  2013年 東京高裁 偽計業務妨害

 それらは傍聴せず、以下を傍聴した。7月のことだ。

  2025年 東京地裁 偽計業務妨害(勾留理由開示)

 東大卒だそうで、とと、とんでもない被告人、と思えた。東京地裁へ通常第一審として出てきたら傍聴したい!

 同年12月の東京地裁の開廷表に、同姓同名の「偽計業務妨害」の審理の期日を見つけた。しかし傍聴できず、次の期日を調べ、またも傍聴できず、そうして2026年4月28日、第何回目かの期日、絶対どうしても傍聴したいじゃないか、ねえ。

 

 傍聴人はぱらぱらと数人。うち少なくとも3人は警察官かと。最後に来た1人が証人カードを書き始めた。なるほど、今日は警察官の証人尋問なのだ。

裁判官 「被告人は、出頭できないと…?」

 うっそ!

弁護人 「昨日来る予定だった飛行機が、落雷で欠航…」

 ええ~? ところが…。

裁判官 「裁判所にも同じように(連絡が)…事実上、確認…確かに欠航が…九州…7時30分頃出て、夜9時過ぎ、東京…欠航に…一応、理由はある話…いずれにせよ、今日はこれで」

 え~っ、頑張って出てきたのに…。

 このあと三者で打ち合わせ、次回期日は追って指定、つーことで数分で終わってしまった。こんなこともあるよね~💦

 

 でもまだ帰れない。3月25日にイチかバチかに賭けたりして第1回を傍聴したあの事件、「不同意わいせつ、児童買春,児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律違反、性的姿態等撮影、性をめぐる個人の尊厳が重んぜられる社会の形成に資するために性行為映像制作物への出演に係る被害の防止を図り及び出演者の救済に資するための出演契約等に関する特則等に関する法律違反」、あれの第2回公判が14時30分からあるのだ。

 

 午前も午後も何件か傍聴して14時頃、私は急に翻意した。
 「不同意わいせつ …」は今日は追起訴のみ。追起訴はまだ続くらしい。ならば…。

 

 14時30分から東京地裁416号法廷(42席)で「常習賭博」の判決。

 「オンラインカジノに280億円か 「カリスマ」を常習賭博容疑で逮捕―警視庁」と2025年5月29日付け時事通信。
 「ネットカジノ常習賭博、男に有罪 60億円超賭け投稿も、東京地裁」と2026年4月28日付け共同通信。

 こっちを傍聴することに。
 被告人は非身柄。水色の長ワイシャツに黒ズボン。

裁判官 「主文。被告人を懲役1年4月に処する。この裁判が確定した日から3年間その刑の執行を猶予する」

 裁判所が罪と認めた事実は…。

裁判官 「2年8カ月間にわたり…約60億円…掛け金…賭場に…賭博の…アフィリエイト収入を得た…」

 カモ寄せのインフルエンサーとして認められ、そこそこ遊ばせてもらった、のかどうか、分からない。
 被告人の配信を見てネットカジノに引っかかった人たちの負け総額はいくらか、もちろん分からない。14時34分閉廷。

 

 この日16時から、「田淵正文被告はセクシーすぎる〝選挙ガール〟募集&動員を否定 検察はLINE消去を指摘」などと報じられた「公職選挙法違反」の判決があった。

 何度か傍聴してきたんで、判決も傍聴するつもりだった。が、疲れてしまい、15時15分頃に裁判所から去った。

 「公職選挙法違反」の判決、ニュースで確認しとこう、と思いきや、どうも報道されてないみたい。そんなもんだよね~。

2026年4月26日 (日)

交差点は事故が多く、事故った車が歩道へ突っ込み

 当ブログ容量オーバーが判明。あわててほとんどの画像を削除した。が、まだ0.01%ほどオーバーしてるらしい。よくわかんないけど、もっと削らねばならぬらしい。

 なので、さらに削れるところは削ろうと、少しずつやってる。面倒な一方、すっかり忘れていたことをしばしば発見し、有用な作業となっている。

 2008年11月19日の記事がいかにもタコにも長く、かつ、その中で、のちの重大事件につながる部分があった。その部分を切り取り、こっちへ移す。若干の加除訂正等をする。

 

   🚗  🚙  🚌

 

 交通事故について、ちょっと言っておくと、11月18日のResponseにこんな記事が。以下はその一部

強引に右折しようとして出会い頭衝突、歩道にも突っ込む 
 13日夕方、愛知県名古屋市中村区内の市道で、交差点を進行してきた乗用車とタクシーが出会い頭に衝突。押し出された乗用車が歩道に乗り上げ、信号待ちをしていた歩行者に突っ込んだ。この事故で歩行者3人が軽傷を負っている。

 こんなことさえ、珍しくないんだよ。事故の大半は、交差点およびその付近で起こってるんだから。

 交差点は、当たり前だが、人と車が交差する場所だ。交差点およびその付近が、場所別では最も交通事故が多い。

 そうして、生身の人間と、2㌧もある鉄の塊が交差すれば、人間はひとたまりもない。私が傍聴してきた交通事故の裁判の、死傷被害者のほとんどは、青信号を横断中の歩行者だ。

 法律上は「被害者には何ら落ち度がない」と言ってもらえる。
 だが、何ら落ち度がなくても、生命や健康な日常は一瞬で奪われる。賠償金が何億円出ようと、加害者が懲役何十年になろうと、奪われた生命や健康は戻らない。私が交通省大臣だったら…。

 

   🚗  🚙  🚌

 

 私が交通省大臣だったら、どうしたいと、17年半前に私は考えていたのか。たぶん…。

1、横断歩道は車道に白線をペイントしただけ。不注意な車両が突っ込んでくることも普通にあり得る。運転者の側の注意に自らの命を預けていいのか。気をつけろぉ! との趣旨をくり返しくり返し広報する。

2、歩道にガードレールを。交差点の歩道には頑丈なボラードを。

 

 言うまでなく、交通省なんてものはない。

 そうして2019年5月、まだご記憶の方もおいでだろう。琵琶湖のそばの交差点で、車両同士の交通事故が起こり、一方の車両が交差点角の歩道へ突っ込んだ。そこには信号待ちの保育園児らがいて…

 

 歩道で信号待ちをするとき私は、信号柱など頑丈そうな構造物、太い街路樹などの陰に隠れるように立つ。
 歩行者信号が青になり、横断歩道へ進み出るとき、右左折車が、あるいは完全信号無視の直進車が、突っ込んでこないか、キョロキョロ確認する。

 めんどくさい? いやいや、慣れれば普通だ。
 みっとない? いやいや、誰も私なんぞ気にしない。みなさん、スマホか歩行者信号の灯火しか見ていないので…。

 そして、ほとんど誰にも届かないだろうけど、以上のようなことを私は言い続けていく。ま、世の中そんなもんかなと思う、残念ではあるが。

2026年4月24日 (金)

自転車は加害者ではなく被害者になれ?

 「「大型トラックのようだった」大町市の国道でひき逃げ 自転車の女性が後ろから来た車にはねられ大けが 車はそのまま走り去る【長野】」と4月24日付けテレビ信州。

 映像を見ると、歩道がある。「自転車に反則金」騒動で、「書を捨てよ町へ出よう」ならぬ「歩道を捨てよ、車道へ出よう」となる自転車が増えれば、同じ割合で、交通死傷事故も増えるだろう。

 

 車の側が前をよく見てれば事故は起きない? あんた馬鹿ですかと私は言いたい。

 前をよく見ない運転者は、あるいは、いつもよく見るけど常時見続けはしない、という運転者はいくらでもいる。
 交通死傷事故で刑事裁判の法廷へ出てくる運転者(被告人)は、みんな前をよく見ていない。ま、厳密には、前方の煙突をぼんやり見ていて、というケースはあった。

 検察官、裁判官は「前をよく見ずに事故った運転者(被告人)を処罰すればいい。車道を走った自転車の側に何ら落ち度はない」という立場なわけで、「落ち度がないほうの勝ちだ!」という人に、私のほうからはかける言葉がない。

 自転車が歩道を走っての事故は、歩行者が被害者になりがち。自転車は加害者ではなく被害者になりやがれ、そんな考えの方もおいでだろう。

 

 あと、反則金を払わないとどうなるか。

 払わなければ、罰金、裁判、前科、逮捕、どの記事もそんな感じだ。

 反則金の制度は、納付率が100%に近くないと成り立たない。
 ゆえに警察は、「払わないとヤバいぞ」という方向へ広報したがる、何十年にもわたり。当然だ。

 テレビ新聞も、その他メディアも、みんなその方向だ。AIで拾ったネタをつなげて記事にする人も、当然にそっち方向になる。

 面白いよねえ、と私は思う。反則金とは何か、払わないとどうなるか、私のほうでは、https://driver-web.jp/articles/detail/40184、ここなどで書いた。
 そのうちまた。

2026年4月22日 (水)

女性たちがゴゴゴと動き始め、男たちはどこへ!?

 日経新聞の夕刊の、「プロムナード」という日替わりエッセイの、4月21日のタイトルは「声を上げるということ」で、書き手は高橋久美子さんだ。
 こう始まる。

 4月8日、国会議事堂前で行われた改憲反対や戦争反対を訴えるデモに参加してみた。この日、全国47都道府県、約150カ所で抗議は行われ、議事堂前には3万人が集まったそうだ。こういうのに自分から行くのは初めてのことだった。

 

 残りは紙の新聞で読んだ。ちょい事情があって拙宅へ朝夕刊が届くのだ。ありがとうございます。
 残りの部分に、こうあった。

 こんな臆病者でもデモに行くという事態。会場はまさに、私のような人で埋め尽くされていた。みんな明らかに初めてっぽい雰囲気で、いつもなら家でネトフリを見ているのに今日はやむにやまれず来たというような若者だった。それも素敵な女性が多かった。

 

 どなただっけ、別の方も、あのデモの参加者は女性が多かったと言っていた。お洒落な靴の女性が多かった、らしい。

 ああ、やっぱりそうか! なのである。

 

 あれっ、おかしいな、と気づき始めたのは1年ほど前だっけ、どうだっけ。ここ数カ月は明らかにおかしい。4月になり、うっわ、となった。

 何がって、東京地裁の傍聴人に、女性が増えたのだ。今や傍聴人の男女比は、平均的には、女性のほうが多いように思われる。
 昨日、ある法廷で、ふと数えてみたところ、傍聴人12人中男性は4人(私を含む)だった。

 女子高の団体が来たとか、女性が多い会社の新人研修とか、そゆのじゃない。荒野の一匹傍聴人の女性や、お友達と2人連れの女性ばっかりだ。ま、3人連れもあるけど。

 そんな女性から、私はときどき声をかけられる。私はよくこう尋ねる、自分のことは棚に上げw

今井 「あの、傍聴マニアの方ですか?」
女性 「(笑って)初めてなんです」
今井 「えっ、なぜ(裁判所へ)来たんですか」
女性 「前から来たいと思ってたんです」

 だいたい皆さんそんな感じだ。今日が3回目、嵌まってしまった、という女性もいた。少し話した。明るく知的で素敵な女性だった。

 

 デモに、裁判傍聴に、女性が多い。昔は考えられなかったよね。
 いったい何が起こっているのか。社会の奥深いところで、何かがゴゴゴと動き始めている、そんなものを感じる…。

 じゃあ、男たちはどこへ? 家でネトフリを見てる? スマホかゲーム機をいじってる?
 かつて寺山修司氏は言った、「書を捨てよ、町へ出よう」と。今、「スマホを捨てよ、デモへ行こう、裁判所へ行こう」かも。

2026年4月20日 (月)

人類はスマホ耽溺派と非耽溺派に分かれる!

 ゲームやネットへの耽溺(たんでき)は、人格や脳にどんな影響を与えるか、世界の学者さんたちが研究しているようだ。

 研究の成果は、テレビや新聞、ネットニュースに、どうもあんまり出てこない。でも、本はけっこう出版されている。私は何冊か読んだ。

 2008年に読んだ1冊、『脳内汚染』(岡田尊司著、文春文庫)に、興味深いことが書かれていた。
 要するに、ゲームやネットを長時間やる子どもたちに、統計的に有意に高い割合で認められる傾向のうち、前頭葉の機能に関係があるとされる項目として、以下のようなことがあるという。

(1)「あまり考えず行動したり、危険なことをしてしまう」慎重さの欠如

(2)「イライラしやすく、かっとなると暴言や暴力になってしまう」爆発性

(3)「じっとすわっていることができず、たえず動きたがる」多動、抑制欠如

(4)「怒ったり、泣いたり、感情の波が激しい」気分易変性

(5)「反省をするのは苦手である」自己反省力の低下

(6)「飽きっぽく計画的に物事ができない」無計画、持続的努力の困難

(7)「気が散りやすく、よそ見、忘れ物、ミスが多い」注意散漫

(8)「自分の興味のあることには、ものすごく集中する」関心の限局性、固執性

(9)「人付き合いや集団は苦手である」非社交性、孤立傾向

(10)「自分には特別なところがあると思う」自己中心性、責任転嫁

(11)「何事にも気力がなく、興味ややる気がわかない」無気力・無関心

 

 2008年に読んでから約18年が経った。私は裁判傍聴に耽溺してきた。被告人の多くが、上掲項目のうちいくつかに該当するぞ、と確かに思える。

 また、上記項目のいくつかは、いわゆる発達障害にダブるように思える。

 発達障害的な傾向のある人は昔から一定割合いて(私もばりばりそうらしい)、しかし昔は生身の人と人との間でもまれ、多くの場合、せいぜい「ちょっと個性的ね」「あの人、変わってるわよね」で済んだ。

 ところが近年、生身の人から離れてゲームやネットに耽溺し、「障害」が重度になる人が増えた、といえないだろうか。

 

 これからどうなるか。

 ゲームやネットの耽溺派と、非耽溺派に、明らかに分かれそう。もちろん、人間のことゆえ、スパッと境界線は引けないだろうけど。

 そうして、上記傾向のいくつかを利用し、騙して煽って、金を稼ごうとする者、選挙で票を得ようする者、よくいえば知恵者、平たくいえば悪魔が、社会を、世界を動かす(滅ぼす)ことになっていくんじゃないか。

 その流れにどう抗えるか…。

 

 そういえば昔、電車内で新聞を読む人がいたよね。かなり混んでるときは、新聞を縦長に折って。

 いつ頃からだっけ、ほぼ全員が手にスマホを持つようになった。
 8人掛け前後の座席を、立って眺めると、6人はスマホ、2人は目を閉じてる、ということが多い。
 8人なら8人全員がスマホってことはあまりない。たまにあると「おお、惑星直列ならぬスマホ直列!」と、心の中でガッツポーズだ(笑)。

 ところが、これもいつ頃だっけ、ま、私が裁判所の往復に利用する路線での話になるが、読書派をぽつぽつ見かけるなあ、という時期があった。
 最近、読書派は減ったように感じる。そうでもないかな、どうだろ。

 

 前にも言ったけど、座席に座って本を読み、ふと気付いたら、両隣の女性が読書、ということがあった。
 3人連続、読書! なんと脅威の「読書直列」、あの記録が破られることはもうないだろう、ふふ。

※追記: 4月22日、私は座席に座って読書。私の右側の男性が読書。その男性の前に立つ男性が読書、ということがあった。残念ながら直列ではないものの、3人が固まるのも超珍しい! 4人が並ぶか固まるかしたら、絶対「どっきり」を疑うよね。

2026年4月18日 (土)

3万円 ならいいかなと 17歳

 当ブログ容量オーバーが判明。やばい。画像が断然重いようで、急ぎ画像だけ拾ってざくざく削除した。

 さらに、古いアフィリエイトやアクセスランキングのバーを、また、ややこしいばかりでつまんない記事などを、少しずつ削除しつつある。

 古い記事には「えっ、そんな大事なのをすっかり忘れてたよっ!」となる裁判やデータや、報道の引用などがよくあり、刺激的だ。なんで忘れるかね、と思うがしかし、刺激的なことが次々積み重なり過ぎると、やっぱり少しは忘れが出るんだねえ。

 2008年9月1日の記事は、やたら長い。印象的な1件と、昼食の部分を、切り抜いてこっちへ移す。若干加筆等する。

 

 11時から地裁419号法廷(梅田健史裁判官)で、「児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律違反」の新件。

 被告人の氏名は「××こと△△△」で、「××」の部分も含め、AV女優か何かのよう。30分前から長蛇の列か! と思ったら、ぜぇんぜん。これも裁判員裁判用の広い法廷なのに、ぱらぱらとしか埋まらない。
 嗚呼、怒濤の夏休みが終わったのだなぁ! しみじみため息が出た。

 被告人は、黒いスーツにワイシャツ、ネクタイの、ちょい小太りの男性だった。あの氏名で男性、そ、そんな…。

 事件は、普通に児童買春だった。「被害者」は「平成2年」生まれで17歳。児ポ法の「児童」は18歳未満をいうのだ。

(定義)
第二条  この法律において「児童」とは、十八歳に満たない者をいう。
2  この法律において「児童買春」とは、次の各号に掲げる者に対し、対償を供与し、又はその供与の約束をして、当該児童に対し、性交等(性交若しくは性交類似行為をし、又は自己の性的好奇心を満たす目的で、児童の性器等(性器、肛門又は乳首をいう。以下同じ。)を触り、若しくは児童に自己の性器等を触らせることをいう。以下同じ。)をすることをいう。
一  児童 
二  児童に対する性交等の周旋をした者
三  児童の保護者(親権を行う者、未成年後見人その他の者で、児童を現に監護するものをいう。以下同じ。)又は児童をその支配下に置いている者
   (以下略)

 冒陳によれば、被告人は「強制わいせつ」と「児ポ法違反」とで前科2犯だという。前刑は2004年7月の、懲役10月と聞こえた。執行猶予とは聞こえなかった。もしかして、強わいで猶予判決で、児ポ法で実刑、本件でまた実刑か?

 「被害児童」の調書について、検察官が要旨を述べた。

 知り合ったのは確か去年の11月中。北口の公衆トイレの前に立っていたら、「何してるの、3万円でどう」と言われた。3万円ならいいかと思ってホテルへ行った。セックスして約束どおり3万円くれた。「君のことが気に入った」と言うので、これからも今日と同じ3万円で援助交際をすることにした。どうせ援助交際するなら、見ず知らずの人より少しは知ってる人のほうがいいと思って…。

 なっ、なるほどねえ!

 今年4月28日まで、20回にわたり、1回3万円で性交したという。
 性交したホテルは「ガネーシャ」と聞こえた。ガネーシャ、オウム真理教の凶悪テロ事件のとき聞いたっけ。

 罪状認否は、「(起訴状の内容に誤りは)ございません」。
 ところが弁護人は、被害者の調書のうち20カ所近くを不同意とし、残りについて信用性を争う、とした。最初から18歳未満とは被告人は知らなかった、という主張なのだ。被害児童のプロフやミクシィにも、18歳だか19歳だか書かれていたという。

 情状証人(被告人の父親)の尋問も被告人質問も次回と決め、11時44分閉廷。

 

 しっかし、なぜ警察も検察も、売春、買春といわず「援助交際」というんだろう。パンツとパンティの呼び分け(『裁判中毒』参照)のように、「児童」の売買春は「援助交際」と呼ぶ決まりなんだろうか…。

 

 先週食べそびれたラーメンをどうしても食べたくなり、家裁の地下へ。ラーメン大盛り420円(370円の50円増し)。

 麺はわりと好きなんだが、薄いメンマが6本と、少々のネギと、小さい海苔、だけ。スープは普通盛りと同量のようで、麺を食べ終えると丼の底に深さ2cmほどしか残らない。なんか、うむぅ。

 裁判所(家裁じゃないほうの合同庁舎)へ戻り、阿曽山大噴火さんに尋ねたところ、彼は裁判所の地下でA定食470円を食べたという。裁判所の定食は、いつからだっけ、小鉢が2つ付く。う~ん、今週中に一度、試してみようか、A定食を。
 てゆっか、これだけ裁判所へ通ってて、裁判所地下のA定食を一度も食べたことがないって、考えてみればおかしなことだし、ねぇ。

 

 そのラーメンの画像はTwitterのほうへ。いわゆるガラケーによる写真だ。

 追記: 「児ポ法違反」の判決は懲役1年4月、未決20日算入訴費不負担、でした。

2026年4月16日 (木)

新年度、被告人の手錠腰縄が消えた!

 4月13日(月)、本年度の初登庁を我々は勝ち取った! だから我々って誰だょw

 

 前年度から引き続き、女性傍聴人が多い。特に若い女性が。
 私の場合、傍聴マニアを自称できる状況になってからで丸23年、ここんとこ急に、明らかに女性が増えた。

 4月11日、選挙ウォッチャーちだい氏がTwitter(旧X)にこう書いている。

国会前で平和を求め、高市政権を痛烈に批判するデモに、なぜ若い女性の参加者が多く、オシャレな靴が多かったのか。

 んなこと普通は信じられないが、東京地裁の傍聴マニアからすると「えっ、そっちも!?」なのである。社会の地下深くでゴゴゴと何かが動いているのか。
 男どもが感じず、女性たちが無意識のうちに感じるとすれば、戦争の足音?

 

 さて、新年度、驚愕の“変化”を発見した!!! まだご存知ない方、腰を抜かすと思いますよ。

 

 4月13日(月)、東京地裁、入る法廷、入る法廷に、見慣れないパーティション、高さ180cmぐらいの、従来のものより幅が狭くて3つ折りのものが置かれていた。なんか真新しい感じ。
 この法廷、遮蔽を必要とする事件は今日はないようなのに、どしてっ?

 

 傍聴席20席の法廷で、裁判官席(法壇)の斜め後ろにそのパーティションが、3つの板部分が開かれ、置かれていた。そこには身柄の被告人が出入りするドアがある。ドアを隠すように。
 あんなとこで被害関係者が傍聴するのか? うそでしょ。

 裁判官が登壇し、少し待ち、そのパーティションの向こうに誰かやってきた。
 裁判官が何か言い、パーティションの向こうにカチャカチャと、そう、手錠を外す音が!

 そして被告人が、刑務官2人に同行されてパーティションの向こうから現れ、被告人席へ、なんと手錠腰縄なしで!

 

 52席の法廷では、裁判官の斜め後ろではなく、弁護人席(または検察官席)の斜め後ろ(そこが身柄の被告人の出入口)にパーティションが広げて置かれ、壇上の裁判官が「解錠してください」と言い、カチャカチャと音が…。

 

 つまり要するに、手錠腰縄の姿を傍聴人に見せないため、のパーティションなのだねっ! 新年度からそゆことになったのだね!

 いや、あるマニア氏(女性)は、2月か3月にも見たと思う、と。私は見てない。もし本当にマニア氏が見たなら、それは試験的なものだったのか、分からない。

 「殺人」の共犯とされ懲役10年を食らった人(まじ無実)は言っていた、手錠腰縄の姿で傍聴人たちの前へ引き出されるのは屈辱だった、と。
 その意味では、けっこうな「改革」だ。

 しかし…。

 

 裁判員裁判の第1号事件の第1回公判は2009年8月3日だった。以来、儀式の冒頭はだいたいこうだった。ちょと違うこともある。

1、裁判長が1人で登壇
2、被告人が刑務官2人に伴われ、手錠腰縄で入廷
3、裁判長の指示により刑務官が手錠腰縄を外す
4、左右陪席裁判官と、裁判員が入廷
5、審理が始まる

 被告人の手錠腰縄姿を、傍聴人は普通に見るのに、裁判員には見せないのである。
 しかも、スーツを着せ、ネクタイもどき、革靴もどきを着用させたり、つまり、長く勾留されているように見せない、裁判員らの目を欺く、そんなことをずっとやってきた。

 そうしてこれからは、被告人の手錠腰縄姿を傍聴人にも見せない、被告人の人権を守ったような気分になる。冤罪の反省はなく、そっちへ突き進む、うむぅ。

 

 もうひとつ、大きな異変があった。

 法廷前の壁の開廷表から、私が見た限りすべて、書記官の氏名が消えたのだ。

 かつて、東京高裁の開廷表に立会(りっかい)検察官の氏名があった。いつからだっけ、消えた。
 かつて、東京地裁の開廷表に、その裁判部で立会する検察官らの氏名があった。そっちは、私はあまり意識してなかったが、近頃は消えてたような。

 いずれ裁判官の氏名も秘匿される、かもね。

 現在、罰金の事件の多くは略式で処理される。略式は法廷を開かない。国民の目の届かない密室で処理される。
 そのうち、相場的に執行猶予で決まりの事件も、略式で処理されるようになるんじゃないか。

 水が低きへ流れるように、国家は国民の目の届かないところへ流れていく、それでは歌っていただきましょう美空ひばりさん『川の流れのように』。

 

 追記: 4月13日(月)、ほんと久しぶりに、ひどい二日酔いを得た。昼頃に裁判所へ行く頃には吐き気は何とか収まったが、この日は酒を抜いた。ワクチンを接種したとか、突発性難聴で点滴治療を受けたとか、でないのに酒を抜いた。よっぽど懲りたんだねえ。

2026年4月13日 (月)

自転車の違反、起訴されやすい人は

 自転車の違反に反則金、4月1日にスタートした。

 

 反則金とは何か、運転免許を持っててもよく知らない方が多い。運転免許を持たない自転車乗りの方は、知ってるほうが変人でしょ。
 反則金と罰金と放置違反金の区別がついてないメディア記事もときどき見かける。

 その区別について、ネットでは私は以下の記事を書いた。

交通違反の「罰金」、「反則金」、「放置違反金」、その決定的な違いは?

 この記事、私としてはめちゃくちゃわかりやすく書いたつもり。

「笞」(ち。むち打ち)
「杖」(じょう。つえ打ち)
「徒」(ず。現在の拘禁刑)
「流」(る。いわゆる島流し)
「死」(し。「絞」と「斬」)

 そんな昔の刑罰にまで言及するほどマニアックではあるんだけども、めっちゃくちゃわかりやすく。

 反則金とは何か、払わないとどうなるか、については、以下の5本の記事に、わかりやすく分けた。

反則金を払わないと逮捕される? そもそも反則金って何?【交通違反の基礎知識・その1】 

慌てずにすむ反則金の払い方、「青切符」以外に「ピンク切符」も!? 【交通違反の基礎知識・その2】 

軽い交通違反…出頭拒否を続けると逮捕される?【交通違反の基礎知識・その3】

「違反が事実ならアウト」は大ウソ。交通違反の不起訴の93%は「起訴猶予」【交通違反の基礎知識・その4】 

データで見た「青切符の人の不起訴率は100%に近い」という事実【交通違反の基礎知識・その5】 

 

 「その5」で、もとが青切符で起訴(公判請求)されやすいのはどんな人か、私の印象をこう書いた。

・担当の検察官と感情的にモメる。検察官を激怒させる。
・道交法は悪法、警察は悪の組織と決めつけて反発。不起訴になったら、自信をもって同じ違反をくり返しそう。
・不起訴をゲットしてユーチューブでネタにするつもり。
・担当の検察官がだいぶ変わり者…。

 記事は、要するに取締りに対して何か言いたいことがある人、泣き寝入りしない人のことを、私としては想定した。

 んが、自転車で青切符を切られた人のことも想定するなら、次の要素を加えておくのが親切かと。

・以上の記事をチラ読みした誰かから「反則金を払わず、いちおうどこかへ出頭するにしても、とにかくゴネてればチャラになるらしいよ」と聞き、「反則金を払わない=チャラ、よしゃ😃」となった人

 そういう人を公判請求して「自転車の違反、反則金払わず正式裁判に、全国第1号」と全国報道させる、きっとやるだろうと思いますよ。

 違反か違反でないか、逃げられるかダメか、そういう零百(0-100)思考は捨てましょう。

2026年4月11日 (土)

自転車に反則金、この悪手をカバーするには

 4月1日、「自転車の違反に反則金」がスタートした。

 警察庁の多くの方もご承知のように、じつはこれ、悪手(あくしゅ)と言わざるを得ない。ほんとうは「少額の違反金」のはずだった。web記事では私はこう書いた。

「青切符」導入は警察庁の“野望”? 交通ジャーナリストが暴く4月1日スタート「自転車に反則金」の裏側
自転車違反のペナルティは「違反金」か「反則金」か。警察庁が立ち上げた有識者検討会の報告書を警察庁自身が否定…前代未聞の内紛が?

 

 2026年4月1日、「自転車の違反に反則金」はスタートしてしまった。
 警察にとってシンプルにいちばん困るのは、自転車の運転者が現場で警察官に逆らうこと、反則金を納付しないことだろう。これは困る。

 警察官に逆らうとヤバイぞ、反則金を払わないと逮捕されるぞ、そういう認識、恐怖、びびりを、運転者たちに植え付ける必要がある。そのためには、どうするのが効果的?

 

 「一時停止違反の「青切符」と反則金納付書破る…53歳の女を公務執行妨害容疑で現行犯逮捕(島根)」と4月10日付けTSKさんいん中央テレビ。

 青切符(交通反則告知書)も反則金納付書も、交付された後は、運転者本人のもの。破こうが燃やそうが本人の勝手だ。「公務執行妨害」になどなり得ない。しかし、

「青切符、反則金、ナメちゃいけない。警察に逆らうとヤバイぞ!」

 と国民をびびらせる効果は一定程度あるだろう。

 

 「たった「5000円」の反則金払わず逮捕! 交通違反の放置は絶対NG! 埼玉県警「逃げ得は許さない」 悪質な反則金未納付者への対応強化」と4月9日付けくるまのニュース。

 ずばりのタイトルである。記事本文には、不納付だけで逮捕、とは読めない部分もあるが、それは、不納付は逮捕の理由になり得ないと知っている者ならわかる、という程度かと。

 反則金の制度は、納付率が100%に近いから成り立つんであって、不納付が増えたら検察も(もちろん警察、裁判所も)家裁もパンクする。

 車、バイクの運転者たちでさえ「反則金の納付は義務」と信じ込んでいる人が多いようだ。自転車はなおさらと思われ、「反則金払わず逮捕」のニュース報道(宣撫。せんぶ)はこれからどんどんあるだろう。

 

「ながらスマホの自転車、反則金払わず逮捕 全国で第1号」

 そのニュースはいつ出るか、こう言ってはなんだが、私はわくわくしている。馬鹿なマニアである、お許しを。

 ちなみに車、バイクに反則金制度がスタートしたのは1968年7月1日。当時の第1号逮捕の新聞報道、の写しが手元にある。もうだいぶ前、図書館(国会図書館だっけ)へ250ccオートバイで通い、縮刷版を次々あさり、関係報道をいぃっぱいコピーしたのだ。マニアの財産だ、うふふ。

2026年4月 9日 (木)

女の子を酔わせて「お持ち帰り」を居酒屋スタッフがお手伝い

 女の子を酔わせて「お持ち帰り」をスタッフがお手伝いする、旨のことがイラストとともにある、居酒屋のポスター、らしきものをTwitter(旧X)に見た。約17時間で「27.5万件の表示」とある。

 そこのスレッドっていうのか、少し見たら、「二十歳未満ノ者ノ飲酒ノ禁止ニ関スル法律についての言及があった

 おお、その法律、すっかり忘れてた。4ヵ条の短い法律だ。e-gov法令検索から引用しよう。太字は私(以下同)。

 

第一条 二十歳未満ノ者ハ酒類ヲ飲用スルコトヲ得ス
 未成年者ニ対シテ親権ヲ行フ者若ハ親権者ニ代リテ之ヲ監督スル者未成年者ノ飲酒ヲ知リタルトキハ之ヲ制止スヘシ
 営業者ニシテ其ノ業態上酒類ヲ販売又ハ供与スル者ハ二十歳未満ノ者ノ飲用ニ供スルコトヲ知リテ酒類ヲ販売又ハ供与スルコトヲ得ス
 営業者ニシテ其ノ業態上酒類ヲ販売又ハ供与スル者ハ二十歳未満ノ者ノ飲酒ノ防止ニ資スル為年齢ノ確認其ノ他ノ必要ナル措置ヲ講ズルモノトス

第二条 二十歳未満ノ者カ其ノ飲用ニ供スル目的ヲ以テ所有又ハ所持スル酒類及其ノ器具ハ行政ノ処分ヲ以テ之ヲ没収シ又ハ廃棄其ノ他ノ必要ナル処置ヲ為サシムルコトヲ得

第三条 第一条第三項ノ規定ニ違反シタル者ハ五十万円以下ノ罰金ニ処ス
 第一条第二項ノ規定ニ違反シタル者ハ科料ニ処ス

第四条 法人ノ代表者又ハ法人若ハ人ノ代理人、使用人其ノ他ノ従業者ガ其ノ法人又ハ人ノ業務ニ関シ前条第一項ノ違反行為ヲ為シタルトキハ行為者ヲ罰スルノ外其ノ法人又ハ人ニ対シ同項ノ刑ヲ科ス

 

 未成年者の親権者または監督する立場の者が、未成年者の飲酒を制止しなかったら科料(※)、飲食店側が20歳未満の者に酒類を販売、供与したら50万円以下の罰金…。  ※刑法第17条により千円以上1万円未満

 酒に関しては「酒に酔つて公衆に迷惑をかける行為の防止等に関する法律」なんてのもある。一部引用する。

 

(節度ある飲酒)
第二条 すべて国民は、飲酒を強要する等の悪習を排除し、飲酒についての節度を保つように努めなければならない。

 

 私は遵法精神が旺盛だ。強要なんて絶対しない。女性との飲食でワインのボトルをとった場合、相手のグラスにはお上品にちょろっと注ぎ、自分のグラスには、ついうっかりなみなみ注ぐ(笑)。

 歓談中、テーブルに置いたグラスのプレート部分に、常に手をかけている。万が一にも奪われないように。この作法は昔、イタリア映画でおぼえた。フランス映画だったかも。

 

(罰則等)
第四条 酩酊者が、公共の場所又は乗物において、公衆に迷惑をかけるような著しく粗野又は乱暴な言動をしたときは、拘留又は科料に処する。
 前項の罪を犯した者に対しては、情状により、その刑を免除し、又は拘留及び科料を併科することができる。
 第一項の罪を教唆し、又は幇助した者は、正犯に準ずる。

 

 拘留は刑法第16条により1日以上30日未満だ。拘留には執行猶予がつかない。つまり必ず実刑ってこと。
 拘留又は科料、軽く感じるかもしれないが、刑罰があるってことは、逮捕、勾留できるってこと。ナメちゃダメっすよ。

 あと、「お持ち帰り」での性行為には、刑法のこんな規定が関係する。太字は私。

 

(不同意わいせつ)
第百七十六条 次に掲げる行為又は事由その他これらに類する行為又は事由により、同意しない意思を形成し、表明し若しくは全うすることが困難な状態にさせ又はその状態にあることに乗じて、わいせつな行為をした者は、婚姻関係の有無にかかわらず、六月以上十年以下の拘禁刑に処する。
 一 暴行若しくは脅迫を用いること又はそれらを受けたこと。
 二 心身の障害を生じさせること又はそれがあること。
 三 アルコール若しくは薬物を摂取させること又はそれらの影響があること
 四 睡眠その他の意識が明瞭でない状態にさせること又はその状態にあること。
 五 同意しない意思を形成し、表明し又は全うするいとまがないこと。
 六 予想と異なる事態に直面させて恐怖させ、若しくは驚愕させること又はその事態に直面して恐怖し、若しくは驚愕していること。
 七 虐待に起因する心理的反応を生じさせること又はそれがあること。
 八 経済的又は社会的関係上の地位に基づく影響力によって受ける不利益を憂慮させること又はそれを憂慮していること。
 行為がわいせつなものではないとの誤信をさせ、若しくは行為をする者について人違いをさせ、又はそれらの誤信若しくは人違いをしていることに乗じて、わいせつな行為をした者も、前項と同様とする。
 十六歳未満の者に対し、わいせつな行為をした者(当該十六歳未満の者が十三歳以上である場合については、その者が生まれた日より五年以上前の日に生まれた者に限る。)も、第一項と同様とする。

(不同意性交等)
第百七十七条 前条第一項各号に掲げる行為又は事由その他これらに類する行為又は事由により、同意しない意思を形成し、表明し若しくは全うすることが困難な状態にさせ又はその状態にあることに乗じて、性交、肛門性交、口腔性交又は膣若しくは肛門に身体の一部(陰茎を除く。)若しくは物を挿入する行為であってわいせつなもの(以下この条及び第百七十九条第二項において「性交等」という。)をした者は、婚姻関係の有無にかかわらず、五年以上の有期拘禁刑に処する。
 行為がわいせつなものではないとの誤信をさせ、若しくは行為をする者について人違いをさせ、又はそれらの誤信若しくは人違いをしている
 十六歳未満の者に対し、性交等をした者(当該十六歳未満の者が十三歳以上である場合については、その者が生まれた日より五年以上前の日に生まれた者に限る。)も、第一項と同様とする。

 

 そのうち「大学生、新入生歓迎コンパで“お持ち帰り性交等”に拘禁刑7年」なんてニュースが出そう。お持ち帰りを手伝った飲食店スタッフは共犯になるのか幇助犯にとどまるのか、ケースバイケースですかね。

 とにかくね、酒は合法危険ドラッグといえる。酒で脳の前頭葉辺りが一時的に壊れ、大変なことをやらかした者が続々と刑事裁判の法廷へ出てくる。自分の(又は他人の)人生を台無しにした者もいる。
 酒はほんとヤバイですぞ!!!

2026年4月 7日 (火)

人気TV番組からの出演依頼詐欺!?

 東京から遠い某都市の、ローカルテレビ局、というのか、そこのある番組(生放送)へ出演依頼の、というか出演の打診のメールがあった。「自転車に反則金」の件で。

 

 私でさえ聞いたことのある、人気番組のはず。交通費、宿泊費が出るという。おお、ご当地へは久しく行ってない。前日朝から行ってご当地の裁判所で傍聴、いいね。

 2025年の自転車取締りについてのデータ(情報公開でゲット)が手元にある。都道府県別の取締り件数の、ご当地はX位です、ご当地で圧倒的に多い取締りは信号無視です…などと話したらウケるよね。

 

 けど、待て待て、詐欺グループはプロフェッショナルだ。次々いろんな詐話(さわ)をつくり出す。詐話創作スタッフを高給優遇してるはず。

 人気番組への出演をエサに「うひょー」と舞い上がらせ、「スタッフのパソコンがウィルスにやられた。会計処理のために、申し訳ないが新幹線グリーン車と高級ホテルの宿泊代を先に仮払いしてほしい」とか何とか、まずは10万円ほど振り込ませ、カモ認定できたらさらに…という新手(あらて)の詐欺かもっ!

 そう思ってメールを何度も読み返した。添付ファイルを開かせようとするのは怪しいが、うむぅ、そこ以外は、どうも、日本語的にも、疑うに足るものは特にない、かな。

 

 いやいや、それ以前に、私のほうには、絶対に遅れちゃならぬ大事な締切り原稿が、じつはあるのだ。そっちを完遂すると、テレビ用の準備が間に合わない、バタバタするとろくなことはない…。

 なので、申し訳ないけれどもと、お断りのメールをした。
 その後、その番組スタッフから返信はなかった。無反応だった。お忙しいのかしら。

 

 番組の放送日から数日が過ぎ、あっ! と思い至った。
 やっぱり詐欺メールだったのか!? 出演をお断りしたあと無反応なのは、詐欺だから? 詐欺は効率が大事。引っかからない者は相手にせず、次のカモを狙うはず。

 有名芸能人を名乗って近づき、舞い上がらせ、金を巻き上げる詐欺もある。テレビ出演の依頼で舞い上がらせる詐欺、十分にあり得る。私が最初の、未遂の被害者か? すっごいネタを拾ったぞ!

 

 まずは、詐欺であることを確認しなければ。

 メールには、担当者名、プロダクション名、電話番号等があった。が、もしも詐欺ならそんなものは信用できない。

 私はTV局へ電話した。詐欺の可能性がある、確認したい、要件を話すと、ずーいぶん待たされた。そのTV局独特の保留音がいい加減うんざりするほどに。
 やっと保留音が終わったと思ったら、担当者は不在だという。さらに長々待たされた。ははあ、やっぱり詐欺メールだったんだね~!

 

 だが…。

 長々待たされた末、番組のディレクター氏だっけ、話すことができた。出演者のアポ取りはプロダクションのアポ取り担当がやっており、だったかな、とにかくそのアポ取り担当氏が、私にそんなメールを送信したらしい。

 一件落着、詐欺メールではなかった。んもぉ、勘弁してよねっ。 ←あんたが勝手に興奮しただけやん(笑)。

2026年4月 5日 (日)

作業報奨金47万7千円を豪遊で使い果たし

 昨年だったか、当ブログ容量オーバーが判明した。やばい。画像が断然重いようで、急ぎ画像だけ拾ってざくざく削除した。

 さらに、古いアフィリエイトやアクセスランキングのバーを、また、ややこしいばかりでつまんない記事などを、少しずつ削除しつつある。

 古い記事には「えっ、そんな大事なのをすっかり忘れてたよっ!」となる裁判やデータや、報道の引用などがよくあり、刺激的だ。なんで忘れるかね、と思うがしかし、刺激的なことが次々積み重なり過ぎると、やっぱり少しは忘れが出るんだねえ。

  2008年5月16日付けの記事、その日に傍聴した裁判を次々簡記した記事が、やたら長いので、印象的な1件をこっちへ移す。

 

 もう帰ろうかと思ったが、なんとなく、14時20分から東京簡裁・刑事2室3係(田中芳和裁判官)728号法廷、「住居侵入」の新件へ。

 被告人(身柄、拘置所)は67歳。紺地に白いストライプのスーツは、ものすごく古そうで、ある意味チョーおしゃれだ。

 今年3月、カネがなくなり3日食っておらず、何か食い物を窃取しようと、マンションの外壁工事の足場を上り、住人らに発見され、110番通報により臨場した警察官から「そこを動くな!」と大声で言われて隣のビルへ飛び移り(わお!)、現行犯逮捕されたんだという。

 

 それだけなら「あそう」で終わるのだが、なんと、98年3月に千葉地裁・松戸支部で「殺人」により懲役10年を言い渡され、満期出所して間もなくの犯行だそうな!

 被告人質問によれば…。今年1月15日に、作業報奨金47万7000円くらいをもらって出所したという。へぇ!

 ところがそのカネを、親族の元への複数回の往復旅費に3万円程度使ったほかは、「歌が好きなものですから」「女性がいる飲食店」で、1回3万円ぐらいずつ「豪遊」して使い果たし、アパート(保護施設?)に入ったときは3~5千円しかなく、生活保護費を2回もらってすぐ失踪し、ホームレスとなり、またカネがなくなり、本件犯行…という展開なのだった。

 前科は、1960年(って被告人が20歳頃だよ)の「強盗傷害」を皮切りに「窃盗」「銃刀法違反」「傷害」「公務執行妨害」等々、最終前科の「殺人」も含めて8犯。さすがに、ぴしっと起立の姿勢が良かった。

裁判官 「矯正教育を受けて、なにも感じなかったの?」
被告人 「マジメにやろうと思ってはいるんですよね。社会へ出ると、中で考えてることとちょっと違うんで、つい…」
裁判官 「1月15日に出所するとき、何を考えてたの」
被告人 「まず住居を定めようと…」
裁判官 「(作業報奨金を)計画的に使おうという気持ちはなかったんですか」
被告人 「最初は(計画的に)使おうと…。だんだん、だんだん違うくなってきちゃったんですよね」

 求刑は懲役1年。

被告人 「これから(服役する)刑を最後に、マジメになる覚悟です」

 15時13分閉廷。

 

 最近はどうか知らないが、刑務所では、なーんも考えず決まりに服従することのみ叩き込まれ、自分で考えて行動を選択する能力を失い…という話を聞いたことがある。
 こういう事件を傍聴するたび、私は検察官の毎度のセリフを思い出す。

検察官 「徹底した矯正教育を施す矯正施設において長期間、徹底した矯正教育を施す必要があります。よって、第3に求刑です。被告人を懲役×年に処するを相当と思料します」

2026年4月 3日 (金)

反則金の違反、青切符のサインを拒否して逮捕!

 2026年4月1日、自転車に反則金、がスタート。

 自転車の違反で青切符(反則切符ともいう)を切られ、5、6枚でひと綴りの何枚目だっけ、交通事件原票の下のほう、供述書(甲)の欄に、署名押印(以下、サイン)を求められる人が、これから全国で続出することになる。

 

 あのサインは任意だ。サインしてもしなくても、押印だけしなくても、本人の自由だ。

 ところが、反発する者を現場で屈服させておきたい、あきらめて反則金を払わせたい、屈服させられないと上司から叱られる、といった事情があるのだろう、なんとしてもサインを取ろうとする警察官がいる。特に昔はよくいた。

「サインしたらアウト。サインしなければチャラになる」

 なんて思い込んぢゃう違反者もいたもんだ。

 

 それでだ、そのサインについて、2008年5月9日の当ブログ記事に、すっごい報道を私は引用していた、のを発見した。その記事からその部分を切り取り、こっちで述べよう。

 

 以下は、2008年5月8日付け日刊スポーツ、の一部である。んもぉびっくりの判決なんで、よく噛みしめて読んでほしい。

速度違反で違法逮捕と60万円賠償命令
 速度違反をしたとして逮捕された新潟県上越市の農業男性(46)が、逮捕は違法として県に慰謝料など約240万円を求めた訴訟の判決で、新潟地裁高田支部は8日、60万円の支払いを命じた。

 庄司芳男裁判官は「男性に証拠隠滅や逃亡の恐れはなく、逮捕の必要性を欠いていた」と違法性を指摘した。

 判決によると、男性は2006年5月、上越市で乗用車を運転中、23キロオーバーの速度違反をしたとして上越署員に反則切符への署名などを求められた。

 男性は免許証を提示し連絡先を示したが、署名は拒否。署員から「違反事実を認めないと、逮捕もあり得る」と迫られたが、拒否し続け、逮捕、約25時間、身柄を拘束された。
 男性は「警察が反省しないと意味がない。判決を真摯(しんし)に受け止め、謝罪してほしい」と話している。

 

 違反切符へのサインを拒否し、逮捕された、と読める報道だ。取締りの現場で警察官に逆らって逮捕されたことが、民事の裁判になり、なんと警察側が負け、報道される、非常に珍しい!
 ま、とりあえずそこまで。いま忙しいのでっ💦

2026年4月 1日 (水)

医療費見直し、差額分給付系の詐欺電話がきたよっ!

 諸君、まーた面白い電話、と言っちゃ申し訳ないか、興味深い電話を受けましたぞ!

 21時過ぎ、家電に「非通知」の着信あり。普通はそんなもの無視するんだが、お晩酌がちょと進んだか、つい受話器を取っちゃった。

 

 取ったらすぐ切れる、かと思いきや、意外にも人間(そうだなあ、40歳前後の日本人男性)の声が。

 あっ、詐欺電話か、なのに非通知って大胆。ま、いいや、せっかくなので、どんな手口か知ろうと、話を合わせることに。

 ここ、も少し言っておくと、私は最初っから詐欺電話と見切ってる。まずは詐欺かどうか見極めねば、なんて人は今時ちょと困ったもんだと私は思う。

 

 架け子は「今井さん」と言い、私が住む自治体名を言った。そこまでは知ってるわけだ、ま、いいでしょ。
 そんで、おそらく外国からの電話なのだろう、声がかすれて割れて、聴き取りにくいのなんの。尋ね尋ねてメモったところによれば、おおよそこんな内容だった。

 こちらは夜間対応窓口です。医療費の見直しについて、提出が必要な書類を1月7日付けで送った。提出は3月16日まで。

 えーっ、ぜんぜん知らなかったです。

 厚生労働省…軽減措置…見直し…差額分を戻す…給付金という形で…2万8369円…。

 ほんとですか、ありがとうございます!

 本日中までの手続きだったので、この時間帯の電話になってしまった…。

 うわー、お手数かけて申し訳ないです。

 銀行口座に振り込む…どの銀行に口座があるか…あとで銀行の対応窓口から電話がある…携帯電話の番号は…。

 ははあ、それをまず知りたいわけですか。ほかに何を知りたいんですか?

 なに言ってんですか。

 この電話、ミャンマーからですか? カンボジア? そこでふつっと切れると思った。以前は切れた。が、今回の架け子は頑張った。

 ミャンマー? そんなのありません!

 ないって、ビルマ? 私はつい笑ってしまった、だってもうバレバレですよぅ。そこでふつっと切れた。悪態をつくことなく切れた。

 

 切れてから、私は反省した。小馬鹿にするようなことを言ってしまった。申し訳ない。架け子氏は本当に追い詰められ、切羽詰まっていたのかも。そういえば、何度も聞き直す私に対し、ひたすらてきぱき先を急ぎたいことがその口調から感じられた。

 

 今後、非通知の電話にもなるべく出てみようと思った次第…。

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