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2026年5月の14件の記事

2026年5月30日 (土)

栃木の強盗殺人、末端者が組織を出し抜いた?

 特殊詐欺、匿流強盗は、リモート詐欺、リモート強盗ともいえる。

 犯罪用通信アプリをスマホに入れさせ、何から何まで上位者が操る。どんな馬鹿でも実行できる。刑事裁判の法廷へ日々出てくるのは、もうほっとんど、実行役つまり使い捨ての末端者だ。
 検察官は必ず述べる、「氏名不詳者らと共謀し…」と。

 

 ところが栃木の強盗殺人事件は、ちょっと様子が異なる。
 指示役がすぐに特定されて捕まり、その上位者も間もなく特定されて指名手配され…。おかしい。

 そこで気になるのが、たとえば以下の報道だ。5月18日付け時事通信のタイトルと冒頭部分はこうだ。

次男宅で実家の情報盗まれる 付近に不審車両も、関連捜査―高齢女性殺害・栃木県警
 栃木県上三川町の民家で住人の富山英子さん(69)が殺害された強盗殺人事件に絡み、4月に富山さんの次男宅から、富山さん宅の住所が書かれた書類や貴金属類が盗まれていたことが18日、捜査関係者への取材で分かった。1階の窓が叩き割られるなど手口が酷似していたという。

 

 こんな言い方は何だが、氏名不詳者らがプロフェッショナルに指示した、本来のちゃんとしたリモート強盗で、その「富山さん宅の住所が書かれた書類」をゲットした実行役、あるいはその周辺者が、こう思いついたんではないか。

「この仕事は、得た金品のほとんどを氏名不詳の上位者らに吸い上げられてしまう。つまんねえ。よしゃ、この『書類』をもとに俺らで強盗をやっちまおうぜ」

 そう考えると、あれこれすとんと腑に落ちる。
 ただ、もしそうだとすると、組織を出し抜いて勝手なことを企んだその男、海外へ逃げ、顔も氏名も公開手配されたその男は、生きて日本へ戻れるかどうか…。

 

 ちなみに、使い捨ての末端者を次々利用する商売(犯罪)は、昔からいろいろあった。ラーメン屋台とか、裏ビデオ店、裏パチ、裏スロ、裏カジノとか…。

2026年5月28日 (木)

日本国憲法ってなかなか凄いことを定めてる

 基本的人権、「なんだそれ」な方は多いんではないか。

 

 日本国憲法に、基本的人権という語は、2度だけ出てくる。

 まずは、「第三章 国民の権利及び義務」に、こう出てくる。

第十一条 国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない。この憲法が国民に保障する基本的人権は、侵すことのできない永久の権利として、現在及び将来の国民に与へられる。

 

 次は「第十章 最高法規」に、こう出てくる。

第九十七条 この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であつて、これらの権利は、過去幾多の試錬に堪へ、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである

 

 「第十章 最高法規」は、3つの条文から成る、短い章だ。残り2つ、こう定めている。②は第2項の意味だ。

第九十八条 この憲法は、国の最高法規であつて、その条規に反する法律、命令、詔勅及び国務に関するその他の行為の全部又は一部は、その効力を有しない。
 ② 日本国が締結した条約及び確立された国際法規は、これを誠実に遵守することを必要とする。

第九十九条 天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。

 

 総理大臣も国会議員も、この憲法を尊重し、擁護する、そゆ義務を負ってるんである。日本国憲法って、なかなか凄いことを定めてるでしょ、ね。

 

 ところで、今、てか昔から、自民党の中に、日本国憲法は屈辱だ、大日本帝国憲法を、またはその現代版を、と熱望する一派がいて、いきなりは流石に難しいので、とりあえず「改正」で道筋をつけたいと、ずーっと頑張ってきたそうな。

 今、その勢力の申し子ともいうべき高市早苗議員が、あろうことか総理大臣になってしまい、参政党や維新の協力を得て、まさに神風が吹いた、千載一遇のチャンス、やり放題やれそう、となり、、、

 今どきの表現なら「今ココ!」であると、私はそんなふうに認識していると、今のうちに言っておきたい。

 

 日本国憲法の前文の趣旨を実現するために、これが最善でしょ、ということについては過去記事をご参照いただければ。

2026年5月26日 (火)

自転車違反の取締り、これから出てくる報道は

 自転車の違反に反則金、4月1日にスタートした。

 

 交通違反・取締りに熱中し続けて40数年の私からすると、ネットで拾えるTV新聞の記事は、主に、主に、ですよ、次の2つかな。

 1、警察発表のまんま
 2、警察発表についての解説

 

 一方、私は独自路線だ。「「青切符」導入は警察庁の“野望”? 交通ジャーナリストが暴く4月1日スタート「自転車に反則金」の裏側」なんてのを書いたり。

 

 6月中に発売の『ラジオライフ』に書いたように――その原稿があり当ブログの更新が滞っていたのだ、ごめんね――どうだろ、秋頃から、かなあ、こんな報道がどんどん出てくるんじゃないかな。

「自転車の違反で職務質問を受け、氏名住所等を言わず立ち去った男を逮捕!」

「自転車の違反で取締りを受け、違反切符に友人の氏名等を書いた高校生を逮捕!」

違反切符を破いた女を逮捕!

「反則金を払わず逮捕!」

「反則金の未納者を20人逮捕!」

 そうして来年度から、自転車の取締りをどっと増やす、そゆ作戦と私は読む。

 

 自転車の違反に反則金、これはね、せっかく設けた有識者検討会の、その結論をつぶして持ち出したんである。

 有識者検討会が採用しなかったように、自転車の違反に反則金、これはやっぱよろしくないと私も思う。
 私の立ち位置から言えば、反則金を払わず争えば統計的にはほぼ100%不起訴、その事実が周知されたら、まじやばいでしょ。

 …とか言ってるのは、しかし、私だけらしい。世の中って面白いなあ、と思う。

2026年5月22日 (金)

傍聴席の異邦人

 2009年7月に、下書きに入れたまま忘れていたこれ…。少し加筆する。

 

   ☀  ☀  ☀

 土日連続、有酸素散歩約1時間。

 各散歩の終わりに公園のベンチで休憩し、『異邦人』(アルベール・カミュ著。窪田啓作訳。新潮文庫)を、解説を含め読み終えた。ムルソーはマルチェロ・マストロヤンニ氏が演じた、マリイは誰だっけ、アンナ・カリーナ氏だっけ、などと映画『異邦人』の微かな記憶を辿りつつ。

 

 作中にこんな部分がある。

 弁護士は一方の袖をからげながら、断固たる調子で、「これがこの裁判の実相なのだ。すべて事実だが、また何一つとして事実でないのだ!」といった。検事は無表情な顔をして、記録の見出しを鉛筆でつついていた。

 すべて事実だが、また何一つとして事実でない…。そんなものを、私も東京地裁の裁判傍聴で感じることがある。

 いわばこの事件を私抜きで、扱っているような風だった。私の参加なしにすべてが運んで行った。私の意見を徴することなしに、私の運命が決められていた。

 被告人はそう感じてるんじゃないかなぁ、と傍聴席で感じることがある。

 

 検察官は、有罪&相場の刑罰に必要な、最低限の証拠のみを法廷へ出す。
 弁護人は、とにかく何でもかんでも被告人に有利に解釈する。
 裁判官は、紙の上で、有罪&相場の刑罰を整える、まさに、整える。

 そこに真実はなく、被告人もいない…。傍聴席でそう感じることがある。

 

 『異邦人』がガリマール社から刊行されたのは、1942年6月、カミュが28歳のときだという。私が古書店で買った文庫本は、1954年発行、1998年5月、なんと101刷り

 白石浩司さんの解説にこうある。

 『異邦人』は、フランスの旧植民地アルジェリア生まれの、中央文壇とはなんの関係もなかったひとりの文学青年を、一躍文壇の寵児にしたすぐれた小説である。
    (中略)
 ムルソーはロカンタンと同様、作者が非常な愛着をもって造形した人物であるが、そればかりでなく、1930年代の青年たちの歓びや苦しみを一身に具現している典型的人物なのだ。

 これはすごい作品なんだね。

 

 現代の日本の青年たちの歓びや苦しみを一身に具現する、典型的な人物とは、なーんて妄想を広げる私は、傍聴席の異邦人(L'étranger)。おっ、珍しく上手に決まったね(笑)。  ※こんな映画があるとは知らなかった。

2026年5月19日 (火)

脳内に「痴漢→快感」の回路が出来上がり

 伝説のメルマガ「今井亮一の裁判傍聴バカ一代(いちだい)」の第2374号「電車内痴漢をなぜやったのか、なぜ線路へ飛び降り逃げたのか」(2020年2月22日発行号)の編集後記に書いたこと、こっちへも、と思って下書きに保存し、ころっと忘れてた。

 少し手を加え、今ここに。

 

 

 痴漢もの、レイプもの、幼児陵辱もの、SMもの、いろんなAV(アダルトビデオ。※)等がある。 ※DVDでもビデオという決まりらしい。技術的なことは私はよくわかんない。

 で、たとえばこんなことが言われる。

 痴漢をやりたい男はいっぱいいて、痴漢もののAVで欲望が発散される。現実の痴漢犯罪の抑止になっている。

 果たしてそうか? と私は裁判傍聴を重ねて感じ始めた。

 

 若い男(年齢だけではないかも)の脳内は、結局は性的欲望、性欲でいっぱいといえる。

 たまたま、たとえば痴漢もののビデオ等に接し、「うわあ、すげえ!」と興奮し、のめり込むことはあるでしょ。

 

 毎日、痴漢もので“抜く”、自慰行為をして射精する、快感を得る、得続ける。

 痴漢で射精、痴漢で射精、やがて脳内に、「痴漢→快感」という回路、太い回路が出来上がる。 ※このへん、裁判傍聴で知った条件反射制御法の影響を私は受けている。

 

 そうして、ストレス(不快)をため込む日々が続いたとき、おとなしそうな好みの女性を電車内で見つけたとき、脳内のその回路に強い電気信号が走り、リアル痴漢を実行…そういうことってあるんじゃないか。

 表現の自由がどうこうとはまたべつに、あるいは同時に、そういうことも考えるべきか、なーんて、裁判を傍聴して悩む人、ほかにも10人以上いるよね? いてください~。

 

 加えて、痴漢犯罪者および痴漢犯罪予備軍が集まる匿名掲示板があるのだと、裁判傍聴で私は知った。
 痴漢できる路線、区間、号車、何番ドア付近、時間帯などの情報を交換するらしい。

 掲示板の参集者らが1人の女性を狙った、という事件もあった。
 東京の××線の××駅から××駅の間はやり放題とか掲示板で知り、地方からわざわざ上京した被告人もいた。

 そういう性欲男が、全体の中では一部としても、けっこうぼろぼろいるのだと、女性諸氏はご存知なのだろうか…。

2026年5月17日 (日)

月収280万円のDV男、離婚して養育費は月2万円

 2009年6月11日の記事が、いかにとやせむ、長すぎる。その一部を切り取り、こちらへ移す、若干の加除訂正等をして。

 

 11時から東京地裁719号法廷(江見健一裁判官)で、5月20日に第1回(818号法廷)を傍聴した「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律違反、傷害」の第2回。

 被告人(DV元夫)と被害者(元妻)の言い分が真っ向から食い違ってる事件だ。

 719号も20席。ヤバイぞと10時40分過ぎに法廷前へ。んが、法廷前はガラーン。そばの待合室に2人居るのみ。

 10時55分過ぎか、続々と傍聴人がきた。20人超えたんじゃないか。11時ちょうどにドアの施錠が解かれ、たちまちぎっしり満席。

 

 この日は11時10分から、4月22日に第1回を、5月11日に第2回を傍聴した「名誉毀損」(報道された事件)の判決が地裁716号法廷である。途中ちらっと抜けてそっちへ…と思ってたが、ムリっ。

 検察官が甲号証を何点か追加請求。

 弁護人(どえらく淡々として頭良さそうな男性)は、甲11号証、員面(司法警察員面前調書)を一部不同意とし、しかし書面は用意しておらず、「1ページ目、×行の『会うこと』から、×行の『すすめました』まで…」という具合に、淡々と延々と述べ始めた。いつまで続くんだ?

裁判官 「(甲11の員面は)ぜんぶで何ページあるんですか?」
弁護人 「21ページ…」

 ぬわにぃ~っ!! 私が目をむくより早く、裁判官が体を起こしてペンを投げた(といっても手元の机上に)。

裁判官 「延々続けるつもりですか?」

 どこを不同意とするか、検察官には伝えてるそうで(口頭で延々と伝えたんだろうか)、正式にはあとで書面で出すことにして、不同意部分を除いた部分について検察官が要旨を告知、という形で進行…。

 そして被告人質問。検察官からの最後の質問が圧巻だったというか。

検察官 「月2万円、養育費、精一杯ですか」
被告人 「これから何十年も払っていくことを考えると…」
検察官 「収入(月収)は?」
被告人 「280万円…」

 にっ280万? じつは被告人(20歳代後半、罰金前科1犯)は「会社役員」だそうで、犯行場所つまり犯行時の住居は東京湾岸のいわゆるタワマンなのである。

検察官 「現在、交際している人は居ますか」
被告人 「居ません」
検察官 「沖縄へ行くとき同伴していた人、妊娠してますが、誰の子ですか」
被告人 「私の子です」
検察官 「終わります」

 ええっ!? そんな話を、検察官はどっから仕入れてきたんだー!?

 続いて被害者(元妻)の意見陳述。ま~、見たこともない素敵な洋服の、背の高い女性だった。モデルさん?
 ずっと不動だった被告人が、陳述の途中、シャツの袖をいじったり、ベルトの辺りをいじったり、ニヤニヤしたり…。

 求刑は懲役1年。12時11分閉廷。

※2026年5月17日追記: 判決も傍聴した。懲役1年、執行猶予4年、付保護観察。些細なことから爆発的に激昂して暴力をふるい、興奮が収まると劇的に優しくなって謝罪し、二度としないと誓う、そのくり返し、というところを重くみたのか。

2026年5月16日 (土)

やり残したことはありますか?

 2009年6月8日の、やたら長い記事、その中程に、前代未聞というべき珍しいシーンが出てくる。その部分を切り取り、若干の加除訂正をして以下に移すこととした。

 

 6月5日(金)東京地裁、傍聴席20席の法廷はぎっしり満席だった。2、3席空けばすぐまた埋まる。まるで夏休みのようだ。

 判決が連続4件、うち3件目は…。

 

 16時15分から「公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例違反、傷害」の判決。

 

裁判官 「(被告人を証言台の前に立たせ)判決の前に、何か言いたいことがありますか? やり残したこととか」

 ええっ? 最終陳述は前回で終わってるはず。判決期日にわざわざそんなことを言うって!

弁護人 「ど…どういう手続きなんでしょうか?」

 弁護人は、ときどき見かける、私が“格闘技系”と勝手に呼んでる人だ。

裁判官 「んーとね、どうしようかな、うん…今回とくに定まった住所もなく、このまま社会に戻ったあと、どうするんだ? と前回…。昔勤めてた池袋の会社へ戻ってきていいんだと…」

 確実に戻れるのか、という趣旨のことを裁判官は尋ねた。

被告人 「…連絡は取り合ってるんですけど…」
裁判官 「その結果(確実に戻れるならそのこと)を、この法廷に出すつもりはないのかな。はっきり言えば、(戻れるというのは)あなたの主観だけども、客観的な…(メモしきれず)…はないと?」
被告人 「戻ってきていいとは言われてたんですけど」
裁判官 「それ、一筆書いてもらうとか? 証拠がないんだよ…」

 ええっ? 釈放後に確実に仕事を始められるなら執行猶予を付ける、無職(&たぶん住所不定)の状態になるなら実刑、猶予か実刑かぎりぎりなので、安心して執行猶予を付けられる証拠があるなら出しなさい、とチャンスを与えてるようにしか、私が不勉強なのかどうか、聞こえないんですけどっ。

 一般に、裁判は紙の上で行われる。大事な情状は、本人の供述だけでは足りない、雇用主なら雇用主から一筆もらってほしい、あるいは法廷で証言してほしい、ということが確かにあるやに思われる。

 そして、一般に弁護人は、特に国選弁護人は、そういう頭がなく、機微が分からず、ありきたりな弁護しかしないことが、多いとまでは言わないけども、珍しくない。本件については詳細を知らないので何とも言えないが。

弁護人 「これは、調書に残すんでしょうか?」

 調書というのは、あれ、何ていうんだっけ、もう忘れちゃった。その期日にどんな手続きがあったか、書記官が簡潔に記載して記録に綴じ込む、そういう書類のことだ。

裁判官 「今のは調書に残りません。再開するかどうか決めるに当たって、事実上の取調べということなんで」

 裁判官は、弁護人と被告人で相談するよう言い、2人はその場でひそひそ話した。そして…。

弁護人 「事前に書面で申し上げたとおりです」

 最終弁論要旨のとおり、ということだね。すると…。

裁判官 「ほんとにそれでいいんですか? 刑の変わる可能性もありますんで。どうですか、ほんとにいいんですか?」

 執行猶予か実刑か、よっぽどぎりぎりなわけ?

被告人 「…しか…その会社…」

 何言ってるのか、ほとんど聴き取れない。

弁護人 「あの…不勉強か知れませんが、これはどういう手続きなんでしょう」
裁判官 「職権で再開するか決める…規則33条1項で当然できると思います。(調書には)結果だけ…経緯については残す必要ないと思います」

 刑事訴訟規則の、これのことかなぁ…いや、わかんない、別の規則かも。

(決定、命令の手続・法第四十三条)
第三十三条
 決定は、申立により公判廷でするとき、又は公判廷における申立によりするときは、訴訟関係人の陳述を聴かなければならない。その他の場合には、訴訟関係人の陳述を聴かないでこれをすることができる。但し、特別の定のある場合は、この限りでない。

 

 また弁護人と被告人がひそひそ話した。

被告人 「会社…というのが…へんな感じでヤメるようになってて…」

裁判官 「かえって聞きにくい(被告人は言いにくい)こと聞いちゃったかな? そうすると、とくに思い残すこと、やり残したこと、ない?」

 もう完全に、これで実刑が決まった、と聞こえる。被告人はどれくらい分かってるんだろうか。

被告人 「………でヤメたので、直接行って頭を下げて……って言えば、はい…」

 逮捕、勾留され長く姿をくらましていても、戻ればすぐまた雇ってもらえる、そういう業界、そういう関係、らしい。

裁判官 「今、労役場留置中だから、直ちに釈放されることないから、しょーがないのかな?」

 ん? 労役場留置中? てことは、前の罰金を払ってないまま本件をやったわけか、あら~。

裁判官 「じゃ、よろしいでしょうか」
弁護人 「それは、どう聞いてよろしいのでしょうか…」

 弁護人は、だいぶ戸惑ってるようだった。しかしきっぱり言った。

弁護人 「弁論再開、請求しません」

 ようやく判決が言い渡された。

裁判官 「主文、被告人を懲役8月に処する。主文は以上です」 ※8月=はちげつ

 判決理由によると、朝8時頃、総武線の電車内で痴漢をし、手をつかまれて振りほどき、勢いよくホームを走り、駅員を突き飛ばした(手で突いて転倒させた)という事件らしい。

 前科は、聴き取れたところによれば、2004年7月に痴漢で罰金30万円。同年11月に客引きで…(聴き取れず)。2005年3月に風営法で罰金20万円。2007年11月に痴漢で罰金50万円。その納付もしないうちの本件痴漢。駅員は宥恕の意思を示している…。

 

 公判請求が初めてで、懲役8月程度で実刑とは、私が1600件ほど傍聴してきた限りでは、だいぶ異例だ。

 罰金刑を受けても受けても次々と犯行を重ね、最後の罰金を払わず、同種犯行に及び、駅員を突き飛ばして逃走を図った、そのへんは悪質ゆえに、実刑が相当、でもでもしかし、稼働先が決まっているなら執行猶予を、ということだったのか。

 こんなシーンを目撃できるのが裁判傍聴の醍醐味だ、と興奮する私は裏街道、独り旅、じゃないよね?

2026年5月15日 (金)

長年の夢を突然絶たれ、懸命の努力が水泡に!

 ご当地のマニア氏から期日を教わり(ありがとうございます!)、芸能系でなく、傍聴券抽選でもなく、かつ午後の開廷だったので、5月13日(水)、行ってきました、横浜地裁へ。

 以下は同日付の毎日新聞の、冒頭部分だ。■は私。

被告「米兵に憧れ現実を軽視」 米軍基地侵入事件初公判
 米海軍横須賀基地に許可なく立ち入ったなどとして、日米地位協定に伴う刑事特別法違反罪などに問われた元住友商事社員、■■■■被告(46)の初公判が13日、横浜地裁(高橋康明裁判官)であった。■■被告は「間違いございません」と起訴内容を認め、検察側は拘禁刑10月を求刑、弁護側は執行猶予付きの判決を求めて即日結審した。

 

 罪名を、私はぜんぶメモったどー! 「日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第六条に基づく施設及び区域並びに日本国における合衆国軍隊の地位に関する協定の実施に伴う刑事特別法違反、偽造無印私文書行使」。初めて見る法律名であり、かつ、長っ。

 長いその罪名を「日米地位協定に伴う刑事特別法違反罪」と略すんだね、上掲報道によれば。「無印…」は、詐欺や横領で時々ある。

 45分ほど前に行くと、すでに行列が少しあった。

 10分ちょい前に法廷のドアが空き、どどっと傍聴人が雪崩れ込んだ。
 数えなかったけど、傍聴席は40~50席か。記者席が10数席あった。マニア氏によると、14席か。
 司法修習生も何人か、早々行列したうえで、傍聴席に座った。バーの中に修習生の席はなかった。

 

 被告人は非身柄。きちーんとした短髪で、がっちりむっちりな体を黒スーツに包み、姿勢が良い。お見事って感じ。

 起訴状朗読の最後に検察官は、罪名及び罰条を述べた。私は聞き逃さずメモった。長い法律名の、2条だった。以下だ。

(施設又は区域を侵す罪)
第二条 正当な理由がないのに、合衆国軍隊が使用する施設又は区域(協定第二条第一項の施設又は区域をいう。以下同じ。)であつて入ることを禁じた場所に入り、又は要求を受けてその場所から退去しない者は、一年以下の拘禁刑又は二万円以下の罰金若しくは科料に処する。ただし、刑法(明治四十年法律第四十五号)に正条がある場合には、同法による。

 

 偽造文書については、刑法の161条1項と、159条3項だった。いずれも法定刑は「一年以下の拘禁刑又は十万円以下の罰金」だ。
 たとえば酒気帯び運転は「三年以下の拘禁刑又は50万円以下の罰金」。それと比べると、だいぶ軽い犯罪なのだ。

 

 さあ、それでだ、なんでそんなことをやったのか。んまあ、びっくりな、報道からは想像もつかない中身だった。

 単なる米軍好き、面白半分、イタズラ気分、などではなく、失われた青春の輝き、とでもいうか、そんなものもちらり感じさせる、独特な事件だった。
 とにかく、被告人はだいぶんに有能優秀な人物、なのだね。

 詳しくは『ドライバー』に書きたい。なぜ車雑誌に? じつは駐車違反が大いにからむのです。

2026年5月12日 (火)

盗撮ハンターも、ゴミ集積所からの下着ドロも、健在!

 5月11日(月)の夕方、都心の某所で草取りのお手伝いを命じられ。

 

 草取りは夕方頃から。そしたら我々マニアは考えるじゃないか。どうせ都心へ出るなら、午後からでもちらっと東京地裁へ、と。
 今日は傍聴予定がない。連休明けだから開廷は少ないだろう。傍聴席争奪戦になるはず。適当に何か少し傍聴できればいいや、と。ねえ。

 そしたら、なんとびっくり、東京地裁の刑事の開廷が98件も!
 平時はだいたい50~60件、70件だと多い、40件だと少なめ、のところ98件、びっくりだ。弁護士さんたちも連休は10(日)まで、だったのだね。

 

 13時過ぎ、811号法廷(20席)へ行くと、もうドアの施錠が解かれており、傍聴人が10数人いた。なんでっ?

 13時10分~13時20分、被告人が女性氏名の「覚醒剤取締法違反、麻薬及び向精神薬取締法違反」が入ってるのだった。

 被告人(身柄、拘置所)は、長身でちょっと個性的女性俳優風。ただ、ちょっと、ぽやーんとした感じが。
 精神疾患があり、ダイエット目的で薬物を、だという。

 判決は、拘禁刑1年8月、未決20日算入、拘禁刑の一部である6月につき執行猶予2年、付保護観察、覚醒剤1袋没収。

裁判官 「ですから、1年と1カ月ちょっとを服役し、いったん社会へ出る…」

 と説明し、被告人は「はい、はい」と応じていた。しかしっ…。

 被告人は2024年3月に「麻薬及び向精神薬取締法違反」で懲役2年、執行猶予3年を受けてるんだという。本件を控訴、上告しても、猶予明けまで延ばせないはず。
 だから「1年と1カ月ちょっと」じゃなく3年ちょいを服役するわけだ。そんなに服役させ、釈放して、これから6カ月間は保護観察付き執行猶予2年ですって、古い温泉旅館の、今となっては意味不明の増築通路、みたいな? そうでもないのかな?

 

 13時13分閉廷。私以外の傍聴人がどっと出た。13時30分からの何か新件へ行くんだね、なんだろ。

 私は残った。13時20分~13時30分、「恐喝」の判決、これを傍聴したくて811号法廷へ来たのだ。もしかして盗撮ハンターかもしれないから。

 被告人(非身柄)は若い。20代か。ずばり盗撮ハンターだった!
 共犯者とともに盗撮犯から120万円を脅し取り、のちに共犯者が120万円、被告人が20万円を被害弁償したという。

 判決は、懲役2年、執行猶予4年。13時22分閉廷(期日の2分前に開廷していた)。

 盗撮ハンター、滅多に報道されないけど、地道に盗撮犯を食ってる、その可能性は大いにありだよね。

 

 中央廊下を北側へ急ぎ、816号法廷(20席)、13時30分~、「暴行、傷害、銃砲刀剣類所持等取締法違反」の新件。
 んもぉ、とっくにほぼ満席!

 

 あわてて非常階段を1フロア上り、715号法廷(52席)へ。13時30分~13時40分、「不同意わいせつ」の判決。

 こっちはガラガラだった。…んが、廊下の開廷表をメモっていると、後ろを、総務課の黄色い腕章を付けた職員が1人、小走りで奧の法廷へ。なんだっ?

 

 715号の奧の716号法廷(20席)は、13時30分~14時30分、「建造物侵入、窃盗、住居侵入」の新件が入ってる。傍聴人はパラパラ程度。うむぅ。どうするどうするっ? 私は「建造物侵入、窃盗、住居侵入」を選択した。

 被告人は身柄(警察留置場)、40代。なんと、女子寮のマンションのゴミ集積所へ窃盗の目的で違法に侵入し、「パンツ」など在中のビニール袋(4点で時価500円相当か)を窃取したんだという。

 その犯行スタイル、だいぶ何年も前に傍聴した。自室から大量の女性下着が発見され、多くをゴミ集積所から…という事件だった。そうやって集めた女性下着の量を自慢し合う匿名掲示板があることを、そのとき知った。以来、すっかり忘れていたが…。

 追起訴があり続行。13時45分閉廷。

 

 地下の至誠堂書店で、注文してあった『新書 世界現代史 なぜ「力こそ正義」はよみがえったのか』(講談社現代新書)を買い、エレベータで8階へ。

 

 14時30分~、816号法廷で「道路交通法違反」の新件。被告人(在宅)は、黒スーツにネクタイ、目かぶりヘアの、なんかホスト風の若者だ。

 東京からだいぶ遠い県で水産高校を卒業、漁師を3年やり、バーで2カ月働き、上京を決め、その送別会で酒を飲み、普通乗用車を運転、そこから先がちょっとややこしいのだが、ま、公訴事実は、物損事故の報告義務違反と、酒気帯び運転(0.23mg)。

 某県での事件だけども、被告人は上京してホストクラブに勤務。なので、東京地裁で裁判をやるわけだ。

 

 検察官からの被告人質問(反対質問)が始まったところで私はそっと退出、草むしりへ。

2026年5月10日 (日)

陰謀論者が集まって自説を開陳するイベント!

 「訪日客戻らぬ地方空港 半数でコロナ前下回る 日中関係悪化で減便」と5月10日付け日経新聞、を紙の新聞(朝刊)で読んだ。1面トップの記事だ。
 こうある。

 日中関係や中東情勢の悪化で国際線の減便・運休が広がり、空港の収益下振れ圧力が強まる。

 「高市発言や、イスラエル・アメリカのイラン攻撃による情勢の悪化」とは書かない、書けない、誰にも都合がある、商売がある、忖度がある、そして空には雲がある、よし、うまくまとまった(笑)。

 

 この記事で私が「えっ…?」となったのは、結びの部分、こうだ。

 地方空港に詳しい慶應大学の加藤一誠教授は「空港だけで外国人客を誘致するのは限界がある。地元自治体や経済界などが一体となって魅力ある地域づくりをする必要がある」と指摘する。

 「限界がある」って、そもそも外国人客の誘致を、空港だけでやろうとしてたの? それが普通なの?

 空港から誘われ、空港へ来る外国人、レストランとか売店とか、季節のイベントなんかを目的に? そんな旅行需要ってあったのか…。

 

 交通違反、裁判傍聴、情報公開にばっか夢中になってると、世間のことに、こんなにも疎くなるのか。いやいや、あらびっくり新聞のほうが間違ってることも、ないわけじゃなかろうよ、だって、たとえば刑事裁判の被告人を、頑として「被告」と誤報し続けるし、反則金を払わないとどうなるか、ほんとのことを徹底的に避けるし、ねえ、と強がっておこう(泣)。

 とりあえずこの件は、「よくわかりません」の引き出しに入れときますわ。

 

 そんな日経新聞は夕刊の最終ページに週1回、書評のコーナーがある。

 いつの夕刊だったか、「ファンタジー作家 小谷真理」氏が『陰謀論百物語』(荻原浩著、文芸春秋刊、2200円)を取り上げていた。

 「大変貌する現代をあざやかに切り取る短編集」だそうで、小谷氏はこう書いている。

 一番の傑作は、やはり表題作だろう……陰謀論者が集まって自説を開陳するイベントが企画されるという設定……そのバカバカしさ、おもしろさを存分に紹介しつつ、陰謀論現象自体を陰謀論的に検証していく。この痛烈なる社会風刺の鋭さとレトリックには、心底痺れた。

 こう結ばれている。

 このほか、「忖度」の意味を探求する「ああ美しき忖度の村」や、コロナ時代に浸透したマスクを素材にした「モンクコング対ゴネラ2021」など、抱腹絶倒。笑いを引き出す洞察力に、脱帽だ。

 うぅ、めちゃくちゃ私が好きそうじゃないか。東京地裁地下の至誠堂書店に注文しようか、どうしよぉ。


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2026年5月 8日 (金)

運転者の義務履行を期待しないのであります!

 当ブログ容量オーバーが判明。画像はほぼ前部削除した。が、まだ足りない。少しずつ可能な限り削っている。その作業中、うむぅとなった。2009年4月9日の記事は、いくらなんでも長すぎる。そこで、記事の真ん中辺りをざくっと切り取り、こちらへ移すことに。若干、手を入れる。

 びっくりするシーンが出てきますよ。

 

   5⃣  4⃣  3⃣  2⃣  1⃣

 

 10時30分から同じ東京高裁506号法廷(門野博裁判長)法廷で「道路交通法違反、自動車運転過失傷害」の第1回。

 飲酒交通事故。約半年間、勾留されてるんだという。判決の期日を決めて2分ほどで閉廷。

 

 私は急ぎ、東京地裁432号法廷(水野智幸裁判官)へ。11時から「自動車運転過失致死」の新件があるのだ。

 非常階段で4階の中央廊下へ降り、うわっとなった。大廊下の南端に、主に学生らしき男女が13人くらい、たむろしている。やばい!

 私は432号への細い通路へ入り、開廷表をメモ。やがて続々と人が集まってくる気配が。法廷のドアの小窓から中を覗くと、「窃盗未遂」の新件をやっていて、数席だけ空いていた。
 どうしよぉ、10時57分、空いてる席に私は座った。

 被告人はちょと妙な感じだなと思ったら、鳥取刑務所でIQ15と判定されたことがあるんだそうだ。
 次回期日を決めて11時頃に終わり…。

 

 遺族を待ち、11時10分頃から「自動車運転過失致死」の新件。

 中型貨物で右折時、青信号の横断歩道を横断していた被害者(年配女性)に、約15~20キロで衝突、頭蓋内損傷などにより死亡…。

 死亡被害者の夫の意見陳述が、なんともいえなかった。検察官から開示されたドライブレコーダの記録の中に、衝突される直前の、夕食の買い物の袋を持って横断する妻の姿が…と。

 求刑は禁錮3年。

 驚いたのは弁護人の弁論である。
 自分の命は自分で守ることが大事、当職は車に一時停止を期待しない、横断歩道が青信号であっても、運転者の義務履行を期待しないのであります! と高らかに。

 私の隣に遺族がいて、「ふざけるな」という主旨の怒りの呟きが聞こえた。

 

 弁護士が述べたことを、私も常に言っている。交差点およびその付近はいちばん事故が多い。交差点で事故った車が信号待ちの通行人へ突っ込んでくることもある。ゆえに私はいつも、頑丈そうな遮蔽物の陰で信号を待つ。

 青信号の横断歩道へは、ついうっかり歩行者を見落とした左折車、右折車が突っ込んでくる。ついうっかり赤信号を見落とした直進車が突っ込むこともある。青信号の横断歩道を歩くのは、じつは断崖絶壁の際(きわ)を歩くようなのもの。ゆえに私はいつも、ひやひやきょろきょろ横断する。

 しかしそれを言うのは、まだ生きている者に対するメッセージとして、だ。切なる願いとして、だ。

 遺族の前で、被害者があたかも間抜けであったかのように、と受け止められかねない形で言うって、どうなの、それで量刑が軽くなる可能性などまったくないのに。被害者は、警察とメディアがふりまいたといえる「横断歩道聖域幻想」の犠牲者なのに。
 次回判決。12時10分閉廷。

 

 今日はお弁当を持ってきた。裁判所通いを始めてから初めてかな。天気も良いし、ぶらぶら日比谷公園へ。

 天気が良く、日比谷公園はさすがに人が多かった。ベンチはみな埋まっていた。OLさんたちに倣って私も、大きな石の上に座ってお弁当。

 ビタミン、ミネラル、繊維質たっぷりのお弁当。それはネ、さつま芋を蒸(ふ)かしたやつ、半切れ。ひぃ~。
 出がけに台所に蒸かし芋を見て、そろそろ食べないと腐っちゃうぞと、ラップに包んで鞄に落とし込んだのだ。

 

 今日は、あのギターのおじさんがいた。ギターをじゃらーんとかき鳴らし、狂言か謡(うた)いか詩吟か密法の呪文のように唸る歌の、聴き取れた歌詞の一部は…。

 膝詰め談判/飛び道具のように/汗を流した/万能の神/隣に座ったのに/すれ違って/零点何秒の差だよ/夜討ち朝駆けって/今日のご予定は足の向くままさ…。

2026年5月 6日 (水)

春節でハッカー休暇、GWで詐欺メール休暇?

 「中国の春節期サイバー攻撃7割減 大型連休、ハッカー休暇?」と5月1日付け共同通信。こんな部分がある。太字は私。

 プルーフポイント社が2~3月、契約している日本の企業や個人に、アマゾンやマイクロソフトPayPay(ペイペイ)などをかたって送り付けられたメールを分析。その結果、1月下旬から2月上旬にかけて、1日平均計約130万通のメールが送られていたが、春節に入ると約35万通に激減していたことが判明。春節が終わった後も平日には攻撃が多く、土日になると減る傾向がみられた。

 

 そうか、結局、生身の人間がやってる部分が大きいのかと、なんかほっとするよね。

 

 とか言ってたら、ぎょぎょっ! PCのメールソフトに日々着信する大量の詐欺メールが、5月の連休(GW)に入って急減、激減! ここ1、2日か、ゼロって! ※少し見落としてたらごめんなさい。

 てぇことは、あの日々大量の詐欺メールは、GWに家族でかお出かけするような、生身の日本人がやっている、とすればこれも、なんかほっとするよね。

 

 いや、お出かけなんぞしない、ひきこもりの詐欺メール師もいるはず。中国からの詐欺メールもあるはず。
 それらもゼロになるって、おかしくない? うーん、どうなってんだろ。

 内情に詳しい人がいて、貴重な情報なので、有料の媒体に書いてたりするのかな。

 

 最近受信した、ちょっとおニューな詐欺メールを、Twitter(旧X)に投稿しときます。当ブログは残り容量がヤバく、画像を載せられないのだ💦

2026年5月 4日 (月)

性犯罪者の母親は泣き崩れ、激しく叫ぶように泣き続け

 2009年1月末頃の当記事があまりにも長く、冒頭部分を切り取り、こちらへ。

 

  ✨  💡  💢


 1月14日に第1回を傍聴した、清水健太郎さんの「自動車運転過失傷害、道路交通法違反」の判決、の傍聴券(先着順)の締切りが9時45分。前回は定員割れぎりぎりかそれくらいだった。今回9時36分頃に行ったら、9時30分頃にもう定員に達したという。なんでだよっ!

 1月23日に第1回を傍聴した、被害者参加の「恐喝、傷害」の論告・弁論は、第1回は傍聴券じゃなかったのに、今回は傍聴券でしかも抽選。なんでだよっ!

 

 傍聴人は私1人という簡裁の道交法、を長く傍聴し続けてきた私は、こういう不自由に慣れてなくて…。昨夜また3時間しか寝てないのに、ムリして出てきたのに…。

 しょーがない、罪名に「公然わいせつ」が入ってる新件を傍聴しようかと地裁425号法廷へ。

 

 その前に9時50分から「窃盗、傷害」の判決。波床昌則裁判官。波床さんは良いよね~。私もあんな髪型にしたい。無理? なぜ無理なんだ…。

 歩行中の女性(50歳)の後方から原付バイクで追い抜きざま手提げバッグをひったくり窃取し、追跡してきたその女性を突き飛ばして路上に転倒させ、加療2週間の傷害を負わせたんだという。

 それって、ほんとは「事後強盗傷人」じゃないの? 逮捕時の報道も「強盗傷害の現行犯」となってる。
 懲役2年、執行猶予4年

 

 続いて10時から「強姦、住居侵入、公然わいせつ」の新件。合議。裁判長は波床昌則裁判官、右陪席は丸山哲巳裁判官、左陪席は豊島栄子裁判官。右左陪席はあの江東区のバラバラ殺人と同じだ。

 被告人(身柄、留置場)は24歳、建築業(大工)。
 聴き取れたところによれば、離婚歴あり。同居の内妻との性行為に飽き…。

 2006年10月午前9時頃、練馬区内のアパートに侵入、21歳(?)女性に自慰行為を見せ、いったんは逃げたが戻り、玄関に射精。

 2007年3月午前4時頃、襲う相手を物色し、コンビニを出た女性を尾行、練馬区内のマンションに入ったところを背後をから首を絞めて失神させ、踊り場へ連行し、「おとなしくしていれば5分ですむから、俺、病気持ってないから、外に出すから」と強姦し、膣内に射精。

 2007年10月午前4時頃、板橋区内のマンションのエレベータ内で、24歳の女性らが容易に覚知し得る状態でことさらに自己の陰茎を露出して示し、「処女なの? エッチしたことあるの?」と言葉をかけながら自慰行為をして射精、精液を被害女性の靴に付着させた。

 その3件が今回の公訴事実だ。前科として、2008年9月に別の「公然わいせつ」で罰金10万円。他に「公然わいせつ」の前歴が複数…。

 

 検察官は、被害女性らの生々しい恐怖の供述調書を長々と読んだ…。
 被告人の父親が情状証言。終始うつむいていた。

 私の2つ隣の席で、女性がずっとすすり泣いていた。よくは見なかったが、被告人の母親じゃないかな。
 被告人質問の途中で、11時が近づいた。被害者参加の「恐喝、傷害」の傍聴券は抽選。もぅいいや、とそのまま残ることに。
 求刑は懲役6年。反省・悔悟してヤメるチャンスは何度でもあったわけで、どうしたって実刑は免れないだろう。

 

 11時までの予定が、11時25分閉廷。留管の制服警察官により再び手錠・腰縄を付けられる被告人を、傍聴席で父親と母親(と思しき女性)が立って見ていた。すぐに女性が、「あーっ!」というか、なんともいえない声を上げて激しく泣きだした。

 そのあと、女性は一般待合室の前に崩れ、激しく叫ぶように泣き続け…。父親がしゃがんで介抱していた。犯罪は被告人の家族にも大きな被害をもたらすのだ…。

 以前、似たような光景を見たことがある。あれは「強姦未遂」の被害女性だった…。

2026年5月 1日 (金)

日本国憲法の前文を嘲笑し第9条をぶっ壊そうとする者たちは

 日本国憲法、である。

 電車内では29歳と口走る私だが、じつはもう72歳。黙っているのは無責任と思い、大胆に大雑把に、ちらっと述べておこう。

「時代は変わり、環境問題も出てきたんだから、1回ぐらい改正してもいいんでは?」

 などと言うのは、はっきり、ど阿呆だ。んなのは相手にせず、話を進める。

 

 「憲法改正」を望むのは、以下の2者しかいないでしょ。

A、1945年(昭和20年)に大日本帝国が無条件降伏したことにムカつく。あの雄々しく勇ましき大日本帝国を取り戻したい。
B、アメリカ製の兵器をもっと買わせつつ、アメリカの侵略戦争の先兵として日本を使いたい。

 「改憲派」は、日本国憲法の前文を嘲笑し、なんとしても第9条を壊そうとする。それ以外に「改憲」の理由はない。

第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
  前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

 

 そこんとこ踏まえたうえで、以下は日本国憲法の前文の、2段落目だ。太字は私による。

 日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意したわれらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふわれらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

 ものすごいことを決意し、思っちゃったもんである。

 「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼」し、「国際社会において、名誉ある地位を占め」るために、ずばり、これしかないでしょ、という策がある。

 詳しくは2022年12月4日の記事「日本が世界から賞賛、信頼される日」に書いた。是非お読みいただきたい。

 

 あと、むかぁ~しから私が言ってる、第12条前段ね。こうだ。

第十二条 この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。

 

 憲法がせっかく大事なことを定めても、国民の不断の努力がなきゃ、絵に描いた餅だよ、と言ってるんである。

「さあ、ここで問題です。国民の義務は教育、勤労、納税とよく言われますが、じつはもう1つ、はっきりとした義務があるのです。政府が高らかに言うことが絶対にない義務、さてそれは何でしょう」

 憲法記念日のワイドショーで、、、無理かなあ。

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