栃木の強盗殺人、末端者が組織を出し抜いた?
特殊詐欺、匿流強盗は、リモート詐欺、リモート強盗ともいえる。
犯罪用通信アプリをスマホに入れさせ、何から何まで上位者が操る。どんな馬鹿でも実行できる。刑事裁判の法廷へ日々出てくるのは、もうほっとんど、実行役つまり使い捨ての末端者だ。
検察官は必ず述べる、「氏名不詳者らと共謀し…」と。
ところが栃木の強盗殺人事件は、ちょっと様子が異なる。
指示役がすぐに特定されて捕まり、その上位者も間もなく特定されて指名手配され…。おかしい。
そこで気になるのが、たとえば以下の報道だ。5月18日付け時事通信のタイトルと冒頭部分はこうだ。
次男宅で実家の情報盗まれる 付近に不審車両も、関連捜査―高齢女性殺害・栃木県警
栃木県上三川町の民家で住人の富山英子さん(69)が殺害された強盗殺人事件に絡み、4月に富山さんの次男宅から、富山さん宅の住所が書かれた書類や貴金属類が盗まれていたことが18日、捜査関係者への取材で分かった。1階の窓が叩き割られるなど手口が酷似していたという。
こんな言い方は何だが、氏名不詳者らがプロフェッショナルに指示した、本来のちゃんとしたリモート強盗で、その「富山さん宅の住所が書かれた書類」をゲットした実行役、あるいはその周辺者が、こう思いついたんではないか。
「この仕事は、得た金品のほとんどを氏名不詳の上位者らに吸い上げられてしまう。つまんねえ。よしゃ、この『書類』をもとに俺らで強盗をやっちまおうぜ」
そう考えると、あれこれすとんと腑に落ちる。
ただ、もしそうだとすると、組織を出し抜いて勝手なことを企んだその男、海外へ逃げ、顔も氏名も公開手配されたその男は、生きて日本へ戻れるかどうか…。
ちなみに、使い捨ての末端者を次々利用する商売(犯罪)は、昔からいろいろあった。ラーメン屋台とか、裏ビデオ店、裏パチ、裏スロ、裏カジノとか…。
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