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2026年6月の15件の記事

2026年6月30日 (火)

人間は2種類、自己誇大感が強い者と…

 裁判所へ向かう電車内で、唐突に思いついた。

 

 人間は2種類にわかれる。人間は2つのタイプしかいない、なーんてよく言われるよね。私も思いついたにょ。

 A:自己誇大感が強い者
 B:べつにそんなことない者

 

 結局、Aは、本当は自信がないのだろう、いわゆる劣等感が奥底にあるのだろう。幼少時、無償の愛をぞんぶんに受けることがなく、虐待のなかで育ったんではないか。

 Aの特徴は、いつも、または折々、偉そうなこと、やたら偉ぶること。

 

 でも、じつはちっとも偉くない。誇れるものもない。じゃあ、どうする。
 男、日本人、国家、国旗など、だれもがことさらに誇ったりしないものを、ことさらに誇り、偉ぶる、、、

 でもでも、それだけじゃ弱い。誰も相手にしてくれない。そこで…。

 男、日本人、国家、国旗など、それらをネタに、それらじゃない者、なさそうな者、それらを批判する者、に対する攻撃にこそ興奮し、頑張るんである。
 自己誇大感は大いに満足…。

 たいへん舌足らずではありますが、ま、そんなことを電車内でふと思いついた次第。

 

 そうして東京は千代田区霞が関の裁判所へ行き、まずは東京高裁で、「ポルシェ時速200キロ超の死亡事故、懲役12年判決「常軌逸する」」この事件の控訴審判決を傍聴した。
 事件名は「危険運転致死(予備的訴因 過失運転致死、危険運転致死)」だ。

 被告人は不出頭。前回(控訴審第1回)も不出頭だった。

裁判長 「主文。本件控訴を棄却する。主文は以上であります」

 当然だろうと思った。てか私は、こういうのは、未必の故意による無差別通り魔殺人事件、というべきではないかと…。

 だってさ、鋭利頑丈な刃物で相手身体の枢要部を深々と複数回突き刺せば、「殺すつもりはなかった」は通用しないわけでしょ。交通量がそれなりにある一般道で、時速200~268キロでかっ飛ばせば、「事故って死傷者が出るとは思わなかった」は通用しないでしょ、うーん。

2026年6月28日 (日)

ながら安全アプリから新しい戦争へ

 徒歩で、自転車で、バイクやクルマで、ながらスマホ、危ないよね。スマラー殺人の被害者にもなっちゃうし。

 そこで私は思いついた、「ながら安全アプリ(仮)」である。

 人間が前方を注視する必要はない。アプリが常に前方の安全を確認してくれる。電車のホームから線路へうっかり落ちるとか、歩行者にぶつかるとか、渋滞停止の車列に突っ込むとか、アプリが防止してくれる。

 スマラーは、存分にスマホに耽溺(たんでき)できる。これ絶対、売れるでしょ。

 

 でもねえ、そんなアプリを入れて安全にながらスマホをやる人は、なんというか、はっきり申し上げて、人間として馬鹿になるよね。

 考えてみれば、今の世の中って、人間を馬鹿に馬鹿に仕向ける方向へ進んでない?

 氷河期を待つことなく、人類はスマホ期で、なによりAI期で滅びる、かも。

 

 戦争は大きく様変わりすると、この際、予言してみたい。

 従来の大砲、戦艦、戦闘機の時代じゃない、これからはドローンの時代だ、ロボット兵士の時代だ、戦争は様変わりした、とか言われる。

 しかし、ドローンもロボットも、物理的な破壊や殺戮はもう古い。

 電子装置へのウイルス戦、AI戦で、敵国の鉄道、金融機関、上下水道、発電所、各種生産設備、流通網、商業施設、交通信号機等々を大混乱におとしいれ、敵国民をデマで踊らせ、洗脳し、自滅させる、それが新しい戦争ってことになるんでは。

 

 ああ、難しいことを考えたら、私の96KBの脳が疲れた。もう寝よう、おやすみなさい~。

2026年6月26日 (金)

ナチュラルの大阪拠点へガサ入れで特別公務員暴行陵虐

 「元警察官が捜査対象に暴行を加えた罪 検察側が拘禁刑1年を求刑「身勝手な動機で著しく不適切」 弁護側は『執行猶予付き判決』求める 判決は7月29日予定」と6月24日付けMBSNEWS。

 単なる「暴行」などではなく「特別公務員暴行陵虐」のはずなのに、そこはスルー。ま、結局、メディア報道は基本的に、まったく興味も関連知識もない人たちに対し、表面の一部をさらっと伝えるのみ、特にテレビは映像さえあればオッケー、そんなもんなのである。文句を言うのは筋違いだと私は思う。

 

 この公判を傍聴した、ご当地(大阪地裁)のマニア氏から、ちらっとご報告をいただいた。

 うっそ、まっじすか、そんな話、メディア報道には――私が知る限りだが、そして当然だが――ぜんぜん出ないじゃん、いや、出んやないかぃ、ひ~、である。こうだ。

 

開始直後、否認に関する証拠提出を撤回すると弁護人から発言が有って、直ぐに結審へ。

上からの命令で、スマホを確実に押さえろと言われてガサに入り、スマホのロックを解除するよう被疑者に迫ったものの、嘘の番号を言われたり挑発されたりで、額にスマホを押し当ててロック解除を迫ったって事件でした。

それが被疑者事務所内の監視カメラに捉えられ、それを証拠に告訴されちゃったんですね。

裁判官から、最後に言っておきたいことはと聞かれて被告人。

我々のせいで、性風俗に売られる女性を救えなくなったのが無念です。
家宅捜索の際、どこまでの有形力が許されるのか基準を示してもらわないと、我々のような警察官がでてしまう。
事件をつぶしてしまって、本当に申し訳ないと・・。

報道には出て来ない事件の裏側、久しぶりに堪能しました。

 

 うわお、である。

 「堪能」という語、食いつきたがりーやのヘイマンボな人たちは、食いつくかもしれないが、じつに適切な語だと私は思う。だから裁判傍聴に嵌まってしまうのである。 

 さらに、こうも。

顔認識が強制できるよう身体検査令状も用意してたそうで、押さえつけてスマホの顔認証を試す程度の事は、当然に許されると認識してたようです

 へえ~、なるほど~、である。ご報告ありがとうございますっ!!!

 判決は普通に執行猶予と私は予想します。

2026年6月24日 (水)

留学帰りの娘が母親の万引き病に万全態勢!

 今は少し遠ざかっているが、10年ほど前、万引き病(クレプトマニア、窃盗症)の裁判に私は熱中していた。
 深く心に残る裁判を1件、伝説のメルマガ2015年11月17日付けの第1598号「留学帰りの娘が母親の万引き病に万全態勢!」から、ここに載せとこう。一部加除訂正等する。

   ★  ★  ★

 2015年7月の第1522号「次はもう実刑と言われたのにまた万引き!」で、万引きで執行猶予中の万引きの判決(東京地裁)をレポートした。

 夫が癌なのでどうか再度の執行猶予に、というふうな主張だった。娘がアメリカに留学中で、大学を卒業したら現地の企業に就職が決まっている、という話も出てきた。

 でも、何があろうと、執行猶予中の再犯なら次は実刑、それが裁判のお約束だ。地裁判決は懲役10月だった。
 前刑は懲役1年、執行猶予3年。猶予は取り消され、そっちもあわせて服役することになる。

 

 そうして2015年11月、その懲役10月の「窃盗」の、控訴審を東京高裁622法廷(42席、井上弘通裁判長)で傍聴した。

 被告人は非身柄。柔らかそうな髪、メタルフレームの眼鏡、60代ぐらいのおばさんだ。なんだか表情が乏しい。
 弁護人席側の傍聴席に、グレーのもわっと大きめのタートルのセーターに黒のタイトスカート、長い黒髪の、素敵な若い女性がいる。被告人の娘か。

 弁護人は弁1~16号証を取調べ請求。多いね。検察官はほぼすべてを「必要姓なし、関連性なしで不同意」とした。ま、そんなもんである。

 裁判長は、16のうち5つの書証を採用し、こう述べた。

裁判長 「それから証人は、(立証趣旨が)原判決後の情状、医療…の態勢…被告人の生活状況の限度で採用します」

 

 傍聴席の素敵な若い女性が立ち上がり、バーの中へ入った。被告人の娘だった。

弁護人 「今回の(原審)判決の後、お母さんはどんな診断を受けましたか?」
証人   「前頭側頭型認知症との診断を受けました」

 クレプトマニアじゃなくて、認知症? このとき私は「前頭側頭型認知症」というのを初めて聞いたんだっけ。

弁護人 「いま思い返してみて、思い当たる変化はありますか?」
証人  「医師からいろいろ質問されて、あ、いまなら分かるということが…まず、私は高校生のとき、14歳からアメリカの高校へ留学…年1回、帰るたびに、どんどん物が散らかって、母の部屋に服が散乱して…あと、母の感情がたかぶったり、怒りっぽくなったり泣き出したり…外を歩くとき服装が乱れてきたり…毎年(自分が日本へ)帰ってくるたびに…変化がすごく分かりやすく…」

 私はあとでネットで調べた。なるほど前頭側頭型認知症(ピック病とも呼ばれる)は、そんな症状を呈するんだという。アルツハイマー型なんかと違い、もっとずっと若く発症することが多いそうだ。

弁護人 「あなたが小学生の頃のお母さんは、どんなお母さんでしたか?」
証人  「もともとはすごい社交的で、いつもおめかしして、友人も多く、部屋もきれいで、掃除が大好きなお母さんでした」

弁護人 「万引き問題を知ったのは?」
証人  「今回、母が逮捕されてからです…すごいショックでした。普段の性格から、ぜんぜん信じられない…娘だから頑張らなきゃと思って…」

 ここで証人は泣いた。被告人席の母親(被告人)は、表情に変化はない。

証人  「なんで万引きをくり返しているのか、自分でインターネットで調べて、原因を探しました」

 調べればクレプトマニアがヒットする。娘は母親を連れ、同種裁判でよく聞く横浜の大石クリニックへ。そしたらどうもクレプトマニアとは違う、認知症のようだ、と言われた。

 認知症? 途方に暮れた娘は、現在の弁護人に相談。認知症の専門医を紹介してもらってそっちへ。
 前頭側頭型認知症のせいで万引きをくり返していたのだと知るや、自治体の福祉係に相談し、介護保険、デイサービスと、娘はどんどん手を打った。

 同時期、父親つまり被告人の夫が末期癌(現時点でか余命3カ月)で、築地の癌センターへ通えず、自宅へ引き取り、こっちも介護保険を申請して自宅での医療ケアを…。

 アメリカで大学に進学し3年生になっていた娘は、7月の原判決(懲役10月)を知らされて帰国し、母と父のために奔走したのだった。それも、なんちゅうか尋常じゃない奮闘ぶりといえた。

証人  「母が行きそうなお店、スーパーとか…母の写真と医師の診断書を持って、10軒くらい…もし迷惑をかけたら一報をお願いしますと…○○警察署、××警察署へも相談に行きました」
弁護人 「警察はどんなことを言ってくれましたか?」
証人  「すごい親切で(泣く)、まず、母が裁判中(懲役10月に対し控訴中)だってことにすごいびっくりしてらっしゃって、警察には誰が認知症ってデータがないから、報せないと分からないって、長い時間、話を聞いてくれて…」

 じつは被告人は、7月の原判決後に3回も万引きしてるんだという。そんなの完全にアウトじゃん!
 ところが、娘の奔走のおかげで、事件になってないのだった! なっ、なんて娘だ。こっちが泣けてくるょ。

証人  「父はもう歩けない…ベッドで…父はほんとは自分の治療を…でもすごい母のこと心配して、自分の目の黒いうちは母の見守りを私といっしょにしてくれると…」

 このへんで娘は泣いた、かなり泣いた。被告人席の被告人は、ずっと無表情のように見えたが、少しわなわなし、ハンカチで目の辺りを拭いた。表情は変わらないように見えるが…。

証人  「母がやっと周りの人を信頼して頼ってくれるようになって、買い物代行サービスも最近…お買い物は週1回、私といっしょに…」

 原判決後、万引きをくり返す意外な原因がわかった。そこで、二度と万引きしないよう手を打ち、もし万引きしてもカバーできるよう、万全な態勢をつくった。こんな身内はいませんよ。これは逆転執行猶予の可能性ありだねっ!

 逆に言えば、検察官は窮地に立たされたことになる。

検察官 「認知症の人はみんな盗みをやるんですか?」

 あんたバカですか(笑)。認知症のうち前頭側頭型認知症だと、さっき言ってたじゃん。娘は答えた。

証人  「前頭側頭型認知症は特別で…記憶はあるが脳の一部が縮小して、衝動が抑えられない…前頭側頭型認知症…万引きは必ず出てくる症状といっていいと医師が…」
検察官 「GPSでどうするんですか」

 さっき娘は、母親にGPS(機能付きの携帯電話か発信器)を持たせ、母親の位置を知ることができるようにしたと言ってた。娘は平日は働いており、位置が分かってもどうしようもないじゃないか、と検察官は突っ込んだ。娘は答えた。

証人  「万が一、母が外へ出たとき、すぐ母に電話して、デイサービスにも連絡して、電話1本で迎えに行ける態勢になってます」
検察官 「(母親の)部屋は散らかってると?」
証人  「はい」
検察官 「(万引きして)物が増えたら、分かるんですか」

 本件の万引きは食品じゃない。婦人服等9点、販売価格2万7518円相当なのだ。娘はきっぱり答えた。

証人  「分かります。逮捕されてから毎日チェックしてます」
検察官 「散らかったままで?」
証人  「(きっぱりと)そうです!」

 母親に対する愛情の深さ、娘自身の有能さがばりばり感じられ、私はほんとに感動した。

 裁判長は、一家の生計について尋ねた。父親は何かを自営しており、寝たきりだけども月60万円の収入があり、娘は、母親のケアーの態勢が整ってから10月に就職し、月給は手取り約20万円、十分な経済力といえるだろう。

 さらに裁判長は、原判決後の、事件化されてない万引き3件の時期について尋ねた。娘いわく、8月下旬と9月下旬と10月上旬。
 くり返すが、原判決(懲役10月)が7月。控訴して、8~9月、3回万引き、しかし娘の話を聞いていた店側はすぐ娘に連絡し、被害届けを出さなかった。

 ケアーの態勢が整ってるとは言えないんじゃないか、との問いに、娘はきっぱり答えた。

証人  「いまのような万全な態勢までに…介護保険が通ったのは9月の万引きのあと…介護サービスの受け入れ状態が10月上旬は整ってませんでした」

 ちょっとでもスキがあれば、被告人は1人で出かけて万引きしてしまう、それを防ぐべく娘が万全の態勢をつくりあげたのだ。
 これでは分が悪いと思ったか、検察官は定番の尋問を持ち出した。

検察官 「この認知症にかかっていれば万引きしても仕方ない、連絡して処罰しないでほしいと、こういうことですか?」

 万引きでも何でも、犯罪はあくまで遵法意識の欠如と身勝手な利欲から生まれるのだ、認知症とか他の要素のせいにしちゃいけないんである、刑事行政的には。
 万引きしといて、認知症のせいだから許してくれは、刑事裁判的には、盗人猛々しいんである。

 そこんとこ、娘は少しは配慮するのか。いや、きっぱりこう答えた。

証人  「そうです!」

 俺は傍聴ノートに書いた。ほ~!

 

 こうして2015年11月の期日は終わった。翌12月、弁護人が弁論。2016年1月、判決が言い渡された。

裁判長 「主文。本件控訴を棄却する」

 上告審で救済されなければ、母親は今回の懲役10月と、前刑の懲役1年と、あわせて下獄する。
 留学帰りの娘がつくりあげた万全の態勢は水泡に帰し、前頭側頭型認知症は取り返しのつかないところまで進んでしまうだろう。

 裁判所は何を守りたいのか。はい、量刑相場です。そゆことだと私は見る。

2026年6月22日 (月)

「危険だから違反」と考える人はカモ

 「“Uber配達員”が「ながらスマホ」で突っ込んできて大パニック! 謝りもせずそのまま通り過ぎていきました。このような運転は青切符制度の対象ではないのでしょうか?」と6月20日付けFINANCIAL FIELD。

 

 なーんか妙な記事、と私は感じる。

 タイトルからおかしい。謝るとか、通り過ぎるとか、「青切符制度の対象」とは関係がない。
 「表示回数を増やせそうなタイトルをつくってアレクサ」と入力して出力されたものに、交通違反や取締りのことをよく知らない人間が手を加えた、みたいな。本文も、どうもそんな感じがする。

 ネット記事は、ま、そんなもんだよ? かもしれないけど…。

 

 交通違反&取締りを考えるときに大変重要な、基本的なこと、そこを、僭越ながら私のほうで補っておきたい、すみません。

 ものすごくシンプルに言うと、ってこれ何度も言ってきたけど、こうだ。

1、交通安全のために道路交通法を定めた。
2、よって、その定めに違反する行為は危険な行為なのである。
3、個別具体的な危険性は抜きに、とにかく違反行為を取り締まる。

 私の妄想じゃない。そゆのを「抽象的危険犯」という。Yahoo!で検索すると、冒頭に「約263,000件 1ページ目」と出る。

 

 自転車に反則金、この制度に最初から疑問や不信感を生じさせず、スムーズに定着させるため、今年いっぱいは警察も、悪質、危険、迷惑性の高い違反、取締りを受けたほうもあきらめやすい違反、に重点をおくだろう、と私は想像する。

 自転車に反則金、これはじつは悪手(あくしゅ)と警察自身もわかっているはずなので、今後どうなるか分からないところはある。

 けれども今後、悪質、危険、迷惑性を抜きに、抽象的危険犯としての交通違反、に対する取締りをどっと増やす可能性はある。そのとき、「危険だから違反」「危険な違反が取締りを受ける」と考える人はカモになりますぞ。

 

 あと、、、ってヤメとこう。今回はここまで。締切り原稿に戻ります~。

2026年6月20日 (土)

可搬式オービス、LSM-310が盗まれた!

 6月20日は私のご生誕73周年記念祭である。各国の交通違反担当大臣、裁判傍聴大臣などから祝電が届いている、わはは。

 はっきり言って、自分が73歳になるなど、かつて想像もつかなかった。

 心身の調子は、今がいちばん良いのではないかと思う。
 ただ、ここ1、2年、急に筋力が衰えたような感じがある。

 なので、裁判傍聴に出かける際、電車の駅まで自転車を利用していたところ、6月から歩くことにした。
 鞄(現在はサムソナイトのソフトアタッシェ)に、いったい何が入ってるのか、5kgは優にあると思われ、きつい。きついのが良いのだろう。

   💡  💡  💡

 そんな6月20日未明、ご生誕73年目の初日、いきなり、んぎょぎょっ!!!となった。

 「速度違反車を取り締まるための装置「移動式オービス」が盗まれる 監視にあたっていた警察官2人が目を離した隙に… 全国でも前例なし」と6月20日0時48分付けTBS NEWS DIG。

 6月19日21時18分付けの同サイト「埼玉県加須市の国道で“移動式オービス”盗まれる パトカー内で速度取締中の警察官が目を離した隙に盗まれたか 埼玉県警」は、こう報じている。

 

埼玉県加須市の国道で、速度違反した車を取り締まるための装置=「移動式オービス」が盗まれました。

警察によりますと、きのう(18日)午後7時ごろ、加須市岡古井の国道で、速度違反した車を取り締まるための装置=「移動式オービス」を歩道上に設置し、警察官2人が少し離れた場所から監視にあたっていました。警察官2人はパトカーの車内から30分おきに撮影されたデータを確認していましたが、目を離した隙に移動式オービスの本体が盗まれたということです。

盗まれた移動式オービスの中には違反車両であるおよそ10台のデータが入っていたとみられていますが、データを閲覧するには専用の機器やIDが必要で、悪用するのは困難だということです。

移動式オービスが盗まれるのは全国でも前例がないということで、警察は「犯人確保に向けて捜査を尽くす。今後同様の盗難被害がないように指導を徹底する」としています。

 

 それぞれのニュースにある装置は、東京航空計器(TKK)のLSM-310。入札関係、契約関係の書類では「可搬式」だ。「移動式」はネット用語というか、オービスマップ用語だ。

 警察は「可搬式」と記者発表するのだと、複数の都道府県警から私は聞いた。メディアのほうが、オービスマップ利用者に配慮してか「移動式」と言い換えて報じるのだ。それほどに、速度違反は日常的にあふれてるってことなんだわね。

 

 ま、それは措き、固定式のオービス(国産)が破壊されることは、だいぶ昔に2回だかあった。2018年には外国製の固定式の筐体が焼損させられた。

 今回、可搬式がなんと盗まれた、んぎょぎょっ!!!である。
 私のようなマニアとしては「警察官2人はパトカーの車内から30分おきに撮影されたデータを確認していましたが、目を離した隙に」という部分が非常に興味深い。
 オービスの歴史に刻まれる珍事といえる。

 

 あっ、言っときますけど、犯人は私じゃないですからねっ。埼玉へは、2024年1月に「建造物不退去」の判決を傍聴に行って以来、ご無沙汰だと思う。

「LSM-310の性能がどれほどのものか、実験してみたくて盗んだ。ついては今井さん、取扱説明書を送ってください」

 なんてお願いされても、強い心で、応じませんっ!

2026年6月18日 (木)

「痴漢されたい女の子じつは多い」

 被告人氏名でネット検索すると、3カ月前の事件(らしきもの)がヒットする。電車内で、座席の女子高生の前に立ち「公然わいせつ」をやらかし逮捕、と。

 その氏名の被告人の「不同意わいせつ」の新件を、東京地裁の傍聴席20席の法廷で傍聴した。

 

 被告人は非身柄。50歳代、無職。ぼさぼさヘアで、ヒゲ…。

 「公然わいせつ」の話は出ず、電車内の痴漢事件のみだった。
 片手をつり革に、片手でスマホの女子高生(17歳)に対し、パーカーの上からいきなり乳房を揉み、ちょっと間を置き、女子高生がパーカーを脱ぐや、今度はTシャツの上から乳房を複数回揉んだ…。

 同種3犯を含む前科5犯。

 少し前に、電車内での女子高生に対する「公然わいせつ」で罰金刑を受けており、今回の犯行はその確定前だという。

 もう二度とやらないと誓っても誓っても、またやる…。
 本件の数日前、被告人のスマホに「痴漢されたい女の子じつは多い」などの検索履歴があるという。うわあ。

 

 男の性欲に都合の良い妄想を、男自身が無から生むことは、あんまりないんではないか。いわゆる男尊女卑、男子男系などを畑とし、AVや匿名掲示板の匿名投稿などが、種をまき、煽って育てる、そういう面が否定できないんではないか。

 とにかくね、性犯罪者の脳内は、自己の性欲に都合の良い妄想に満ち、満ち満ちてあふれ性犯罪になる、そういうものを傍聴席で感じる。

 

 求刑は拘禁刑2年6月。電車内痴漢1件の求刑としては、従来になく重い。被告人は最終陳述で、

被告人 「ほんとに、被害者の方に、申し訳ない…心からお詫びを…今後は(性癖の)治療に専念し…」

 などと長々述べた。

 次回判決。執行猶予がつくだろう。いちばん重くて、拘禁刑2年6月、執行猶予5年、付(ふ)保護観察だろう。

 被告人は、心からの反省悔悟を裁判官は酌んでくれたと思うかも。だがそれは、とんでもない勘違いですぞ。
 被告人は、こういう「正式な裁判」は初めてだそうで、ならば、電車内痴漢1件程度では執行猶予が決まりなのだ。

 次にまたやった場合、もっと深く格段に深く反省悔悟し、高額の被害弁償をしても、今度は実刑が決まり(事実上の決まり)だ。
 その趣旨を、次回、違う言い方で、裁判官は述べるだろう。傍聴しよう。

 

※追記: 傍聴した。検察官が弁論再開を請求。他県での同種事件で、そっちの地裁へ起訴、こっちへ移送になる予定だという。次回期日は追って指定。2件併せても執行猶予、膣に指を入れていたらさくっと実刑、かなと。

2026年6月16日 (火)

いつもきれいで可愛いママへ…

 東京地裁、最近やたら傍聴人が多い。

 1階にタブレット開廷表が合計18台(常時少なくとも1台は故障中)あるけど、んもぉ人だかりで大変っ。

 そんななか、我が軍は、傍聴席20席の法廷における「ストーカー行為等の規制等に関する法律違反」の審理の期日の、傍聴を勝ち取った!

 

 被告人氏名で検索すると、あるSNSがヒットする。多数の主に女子アナの投稿に対し、とにかく「大好きです!」が強烈に伝わるだけ、何らの個性も感じられない、そんな返信投稿を重ねている。

 もしや、女子アナに対するストーカーか! と期日を調べて傍聴してみたのだ。

 

 累犯1犯を含む前科2犯、それらは女子アナが被害者だったのか、分からないが、とにかく本件の被害者は、普通に子育て中のママさんのようだった。
 上記女子アナへの投稿は、前刑の逮捕の前かと見ることができる。その後投稿はぴたり止まっている。

 

 今回、勤務先の社員寮が、被害者が住むマンションに近く、幼い子を自転車で保育園等へ送る姿をか、何度か見かけ、好きになり…。

 いつもきれいで可愛いママへ…大好きだよ、愛しているよ…エッチ…ごっくん…ザーメン…上の口、下の口…結婚して夫婦になりたい…子どもたちの前でママを犯してやりたい…アナル…顔射…ママのおしっこも飲みたいよ…愛し続けていくよ…等々、等々を書いた手紙を、3回にわたり、被害女性の自転車のある部分にひそませたのだという。

 それらの手紙は、アダルトビデオを視聴したのちに書いたのだという。

 

 AVに刺激された妄想を、自慰行為的に書き連ね、単にイタズラ気分で、ならば、ストーカー規制法の構成要件から外れる、おおむねその方向でか、弁護人は「無罪であります」と主張した。
 被害者との関係を期待しないからこそ、手紙に自分の氏名等を書かなかった…などと。

 でも、どうなんだろ。氏名等を書けば、

 ・直ちに逮捕される
 ・こんなに愛してる自分を被害者は受け容れてくれる

 どっちか半々と思い、いや、後者が8割と思うがしかし、前科を考えれば、2割のリスクといえども、と怖れて氏名等を書かなかった、と考えるのが合理的かどうか。

 そうした妄想を、AVは、つくり育てる面があるようだ、と色情裁判も多く傍聴してきて私は感じる。

 

 なんにしても、一般論として、性犯罪者は、被害者の恐怖等を想像しにくく、自分の欲望に都合よく妄想したがる、とは言えるんではないか。

 求刑は懲役10月。次回判決。

 被告人は拘置所の刑務官2人に挟まれて被告人席に座り、終始、難しい顔でうつむき、目を閉じていた、満席の傍聴人(うち半分=10人は男子高校生)から見つめられ…。

 

 地下の至誠堂書店へ。鈴木エイトさんの『アンビバレント』(講談社)が、おお、平積みになっていた。買った。

 帰りの電車内で、眼鏡を外して同書を顔に近づけ、読み始めた。分かりやすくて面白い! 何を熱読しているか、回りの乗客諸氏にバレちゃったかも、わはは。

 ちなみにアンビバレント、コトバンクに「相反する感情が同時に存在する様」とある。それそれ、まさにそれが、人間を考えるときに最も重要なことで、かつ、多くの人に、特に検察官や裁判官の職務に、最も理解されにくいこと、ではないかと。

2026年6月14日 (日)

出し子の報酬は3%、リクルーターは1.5%、受け子は7.5%

 東京地裁の傍聴席20席の法廷で「窃盗、電子計算機使用詐欺」の、審理の期日を傍聴した。この日は追起訴だった。

1、高齢者宅へ架け子が次々に電話し、介護保険料の還付金がある、医療費の還付金があると騙す
2、騙された高齢者を銀行やコンビニへ誘導し、ATMを操作させる
3、高齢者が指示に従って操作すると、高齢者の口座から詐欺グループの口座へ数十万円が振込入金される
4、その詐取金を、他人名義のキャッシュカードを用いて出し子が引き出す

 本件被告人(体のあちこちにタトゥーあり。身のこなしがヤンキー)はその出し子だ。

 リクルーター(既に逮捕)から誘われ、2つのグループの出し子をやったという。
 どっちのグループも、出し子の報酬は、引き出した金額の3%。リクルーターは、出し子が引き出した金額の1.5%だという。

 追起訴が続々あるそうで、30分かからず閉廷。

 

 別の20席の法廷で「詐欺未遂、詐欺」の、これも審理の期日を傍聴した。やはり追起訴。

1、高齢者宅へ、警察官等々に成りすました架け子が次々に電話し、「犯罪に関与していないか調べる必要がある」などと騙す
2、警察官に成りすました受け子がその高齢者宅を訪問し…

 という手口で、本件被告人(がっちり大柄。怖~い顔で女性検察官を見つめてる)は受け子。77歳の女性から現金100万円とキャッシュカード3枚を受け取り、自分の取り分を抜いた残りを、運搬役に渡したという。

 この事件の報酬は、受け取った現金の7.5%、だから7万5千円か。
 ATMを操作して現金を引き出すだけより、被害者宅へ出かける受け子のほうが、報酬は格段に高いんだね。勉強になります。ま、グループによっても違うんだろうけど。

 本件も追起訴続々、30分かからず閉廷。

 

 どうです、どっちも特殊詐欺としてごくごくありふれた手口、詐話(さわ)だよね。
 そんなしょぼい詐欺に、ころっと引っかかる高齢者が続々と、ほんとにもう続々といる。馬鹿なの?

 

 いや、馬鹿なんじゃない!

 そのこと、https://x.com/zousan202201/status/2064674141463290287/video/1、この動画に出てくる長谷部参考人が言う「無関心」、ずばりそこだと私は思う。

 自分の仕事、恋愛、身近な人間関係、家事育児、家賃等の支払い、暮らし、将来等々のことで、いわば心のメモリーは埋まっており、その他のことは、程度の差はあるものの、無関心。人として普通でしょ。

 特殊詐欺に無関心な人たちには、警察やメディアがどんなに注意を呼びかけても届かない。注意のチラシや何かをちらっとでも見る人は、もともと少しは関心があるのだ。まったく無関心な者は、一瞥(いちべつ)して通り過ぎる、あるいは一瞥さえしない。

 

 こっちの動画(https://x.com/zousan202201/status/2057002717680468033)で奥田ふみよ議員は「平和の最大の敵は無関心である」と言っている。
 詐欺被害の最大の敵も、無関心、間違いない。

 関心の領域を、少しずつ広げる、それが結局、人生を社会を良くするんではないか。メモリーがいっぱいに思えても、くだらないことを捨てるか、圧縮してゴミ箱フォルダへ移せば、だいぶ空きができるのでは。

 なーんてことを傍聴席でしみじみ思ったりするタイプの、私は裁判傍聴マニアなのである。きゃー、ヘンタイ、あはは。

2026年6月12日 (金)

地下鉄、ドア脇の風神雷神

 いったいアレは何だったんだ!!!

 

 夕方、都内の地下鉄の、何線だっけ、狭めの車両のやつ。車内はかなり混雑していた。
 新宿に着いてドアが左右に開き、どっと乗客が吐き出される、はずが、のたのたしている。

 なんとびっくり、身長は170cmちょいか、学校(体育系の部活)帰りの男子高校生風が、体前側面(たいぜんそくめん)に、ぎっしり何か詰まっていそうな、真っ黒で重そうなどでかいリュックを備えつけ、スマホに熱中しつつ、開いたドアの左右に、互いに向き合って立っているのだった。見事な左右対称。

 乗降客は、その真っ黒で重そうなどでかいリュックとリュックの、間を通るしかない。

 寺の山門の風神・雷神かよっ! または、ホルムズ海峡かよっ

 

 降車してホームからふり返ると、男子高校生風は、同じ陣形でスマホに熱中していた。

 あっ、撮影しよう、と思う間もなく電車のドアは左右から閉じた。手に常時スマホがくっついていれば、すぐ撮影できたろうに、残念。

 

 しっかしアレは何だったのか。

 偶然にあのような左右対称の陣形になったとは考えにくい。テレビのドッキリ? YouTuberが何かを企んだ? ま、いろんなことがありますね。

2026年6月10日 (水)

アイドルのライブのチケットにからむ事件

 最近傍聴したのを少し。

 

 東京地裁720号法廷(42席)で「盗品等保管」の控訴審判決。

 被告人(女性氏名)は不出頭。高裁は被告人の出頭を要しない。

裁判長 「主文。本件控訴を棄却する。当審における未決勾留日数中150日を原判決の懲役刑に算入する」

 窃盗や覚醒剤等々で累犯前科2犯か。ナンバーのない普通乗用車(プリウス。時価約30万円相当)を盗品と聞いて譲り受け、自分でナンバーを取り付けた、と一審(水戸地裁かな)ではぜーんぶ認め、懲役10月、罰金20万円に。

 ところが「盗品と知らなかった」と控訴。原審の供述を180度変える理由は、明らかにされていないんだという。いったい何があったのか。

 

 東京地裁533号法廷(20席)で「脅迫、公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例違反」の新件。

 被告人は身柄(警察留置場)、30代女性。これはびっくりな事件だった。

 要するにだ、アイドルか何かのライブの、個々人が正規に勝ったチケット、の交換がよく行われているらしく、被告人は自分が買ったチケットを本件被害者Aに譲り、Aが買ったチケットをもらおうとしたら、じつはAはチケットを入手しておらず、転売のチケットを入手しようとしたができず、頭にきた被告人が、脅しの文言を含むメールを送り、つきまといに当たることをした、というふうな事件と私は聴き取った。

 Aは被害者。一方、被告人は、逮捕されずっと勾留され、仕事も住居も失った。ファンとしての活動はもうできず、生き甲斐も失った…。

 長く裁判傍聴をやってると、「被害者になったもん勝ちの法則」が確かにあることを時々感じる。本件もそれなのかどうか、しかし刑事裁判はそんなこととは別次元にある。

 

 被告人質問で検察官は、本件が略式処理のはずの事件だったことを明かした。被告人は、きちんと裁いてほしくて略式に応じなかったという。
 てことは? そう、求刑は罰金20万円だった。判決は「罰金20万円、未決勾留日数中の1日を金5千円を換算して刑に満つるまで算入」だろう。

 ところが弁護人は、罰金刑の、きわめて希有な執行猶予を求めた。満つるまで算入で罰金は払い終えたことになるとしても、罰金の実刑は実刑。執行猶予のほうが刑罰としては軽い、そゆことか、うーん。

 なんにしても、人気アイドルのライブのチケットにからむトラブルが、ときどき法廷へ出てくる。何倍も何十倍も埋もれてるんじゃないか。
 次回判決、裁判官は何を言うか何も言わないか、傍聴しよう!

 

 東京簡裁826号法廷で「住居侵入未遂、住居侵入」の審理。

 色情系の臭いがする…ビンゴだった。

 容姿が好みの女性社員の、机の上にたまたまあった鍵の番号を、上司である取締役(被告人)が見て、合鍵をつくり、その女性宅(マンションの1室?)へ、女性社員の留守中に度々侵入し…。

 女性社員の精神的ショックは大きく(そりゃそうだろう)、仕事は続けられず、引越を余儀なくされ、引っ越しても不安は消えず…。

 あるあるな事件の、これもまた1件といえる。ただ、被告人は意外にも身柄(拘置所)だった。
 5分ほど休廷して判決。懲役2年6月、執行猶予4年。4年は長い。身柄のことと併せ、よっぽど悪質なあれこれがあったのか…。

 

 それから私はお向かいの警察庁へ。長年やってる大事な開示請求を、今年はころっと忘れていたことに気づき(やばっ!)、4件を請求してきた。印紙合計1200円。

2026年6月 8日 (月)

ストーカーの検挙、激増した!?

 警視庁(いわば東京都警察本部)の2022年の統計の、第68表「ストーカー規制法違反等の措置状況」、これについて2023年11月に書いた。

 今、2026年6月。2024年分の第68表「ストーカー規制法違反等の措置状況」のデータを、2022年分と比べてみよう。

 「ストーカー行為等に係る相談」は、2022年が1207件、2024年は1455件。250件ほど増えた。

 以下、法律にもとづく措置だ。各条がどんな規定か、2023年11月の記事のほうに書いた。気になる方はご参照ください。「ストーカー行為等の規制等に関する法律」。

 

 「警告書の交付(第4条)」は、504件から、438件へと減った。

 「禁止命令等(第5条)」は、164件から、399件へ、約2.4倍に増えた。

 「援助の実施(第7条)」は、742件から、717件へ、少し減った。

 

 「ストーカー行為罪(第18条)」による検挙は、166件から、248件へと1.5倍に増えた。

 「禁止命令等違反(第19・20条)」による検挙は、16件から、52件へと3倍以上に増えた。


 第18条はこうだ。

第十八条  ストーカー行為をした者は、一年以下の拘禁刑又は百万円以下の罰金に処する。

 第19条、20条はこうだ。

第十九条 禁止命令等(第五条第一項第一号に係るものに限る。以下同じ。)に違反してストーカー行為をした者は、二年以下の拘禁刑又は二百万円以下の罰金に処する。
 前項に規定するもののほか、禁止命令等に違反してつきまとい等又は位置情報無承諾取得等をすることにより、ストーカー行為をした者も、同項と同様とする。

第二十条 前条に規定するもののほか、禁止命令等に違反した者は、六月以下の拘禁刑又は五十万円以下の罰金に処する。

 

 2024年は集計方法を変更したため単純な比較はできないというが、ま、そんな感じ。

 

 「ストーカー行為等の規制等に関する法律違反」は、東京地裁の法廷へもときどき出てくる。

 「不同意わいせつ」や「不同意性交等」と並んで、傍聴人に人気が高い。傍聴席はぎっしり満席、ドアの外に空き待ちの行列が。

 そんな裁判を、ストーカー男(または女)はいっぺん傍聴してみれば、と思うがしかし、傍聴しないだろうねぇ。

2026年6月 6日 (土)

盗撮犯が968件・720人から102件・44人へ激減!?

 先日、久しぶりに警視庁へ。

 文書を1件(2年分)開示を受けたついでに、「警視庁の統計」の一部をコピーしてきた。

 

 その一部を今ちらっと見て、ぎょ仰天!!!

 「第67表 迷惑防止条例違反の検挙状況」の、「触れる行為」つまり痴漢と、「盗撮行為」つまり盗撮の、2023年と2024年のデータがこうなっていた。

 

痴漢 2023年=813件・746人 2024年=725件・676人

盗撮 2023年=968件・720人 2024年=102件・44人

 

 盗撮犯が、げっ激減!? いったいどうしたんだっ!? びっくりするでしょ、びっくりしたよぅ。

 

 5分以内に私は気付いた。2023年7月13日、盗撮新法こと「性的な姿態を撮影する行為等の処罰及び押収物に記録された性的な姿態の影像に係る電磁的記録の消去等に関する法律」が施行されたから、と解される。

 盗撮事件の、東京地裁における開廷表の罪名は、ぜんぶかどうか「性的姿態等撮影」だ。そっちで検挙するようになり、「迷惑防止条例違反」での検挙は激減したんだね。なーんだ。

 うちの資料の棚に、2022年の同データがあった。盗撮は986件・789人だ。

 

 2023年7月13日、盗撮新法が施行され、刑罰は3倍になったこと、盗撮犯たちは知ってるか。いや、ほとんど知らないんじゃないかな。

 以前は罰金刑で済んだ事件が、執行猶予付き懲役、いや拘禁刑になることもあるだろう。執行猶予付きでも拘禁刑前科1犯。医師は医業停止、公務員は失職…。

 男の性欲、性的好奇心、性的工夫心(くふうごころ)は止まらないのだ。

2026年6月 4日 (木)

自称左官業72歳が北陸道で190キロ! TKKの半固定式!

 180キロまで目盛りのある速度計を見せて6月3日、テレビ金沢がこう報じた!

 

北陸道で時速190キロ スピード違反で金沢の72歳男を逮捕 容疑を否認


こちらは自動車の速度計です。多くの車は最高速度が180キロ程度に設定されています。2日に逮捕された金沢市の男が、北陸自動車道で出していた速度は時速190キロ。男は警察の調べに対し容疑を否認しています。

道路交通法違反で逮捕されたのは、金沢市寺町に住む自称・左官業の72歳の男の容疑者です。
この容疑者は、ことし3月に、石川県白山市の北陸自動車道下りで、法定の最高速度を90キロ超過する時速190キロで車を運転した疑いが持たれています。

現場付近に設置された自動取締装置、いわゆるオービスが反応したことから石川県警が捜査。
容疑者を特定し、総合的に判断して逮捕したとのことです。
調べに対して男は「速度違反はしていません」と、容疑を否認しています。

 

 自称・左官業の72歳が190キロでかっ飛んだ?

 犯行車両について「車」としか出てこない。190キロの速度を出せる、出せそうな、出せそうだがじつは出ない…どんな車両だったのか、ま、そこは措き…。

 

 犯行日が3月で、逮捕は6月2日。なかなか出頭に応じない被疑者を逮捕、ということはあるけれども、ちょっと早くない?

・被疑者は出頭せず、何かモメ、警察も引っ込みがつかなくなった。
・被疑者は出頭して190キロと知り、否認、その後の出頭に応じなかった。

 というあたりが、とりあえず一般的には推測できる。

 

 注目は、その「オービス」が、あの東京航空計器(TKK)の、半固定式、オービスⅤーHKらしいってこと!

 石川県警は、ほしくもない半固定式を、いくらか補助があったのだろう、購入させられ、実績を上げろと尻を叩かれ、自称・左官業の72歳の男から何か痛いところを突かれるなどして、つい逮捕しちゃった…?

 じつは190キロは誤測定(誤表示)で、無実の証拠があるなら、検察官は不起訴とするだろう。

 有実ならもちろん、無実でもその証拠がなければ、検察官は起訴するだろう。
 じつは190キロも出せなくても「当時、瞬間的に強い追い風が吹いた可能性は否定できない」とかなんとか、有罪を勝ち取るだろう。

 その裁判、傍聴したい!!!

2026年6月 2日 (火)

いつか起こる、スマラー殺人事件!

 タイトルの意味は「この世界で君も僕みたいに迷子なの?」あたりかと某学生君(女子)に教わった。これである。

 https://www.youtube.com/watch?v=5DU1B_XkyIk&list=RD5DU1B_XkyIk&t=3s

 ちなみにこれはリミックス、オリジナルは以下、ということでいいのかな。

 https://www.youtube.com/watch?v=VASywEuqFd8

 

 さて、いずれ近いうちにこんな殺人、または殺人未遂、傷害の事件が起こるんではないか、という話を。

 電車内のほぼ全員の手にスマホがあるなかで、たとえば、わりと空いてるときに、座席の向かい側の乗客に対しまっすぐにカメラのレンズを向け続けるスマラーがいる。あるある、ならぬ、いるいる、でしょ。

 断りもなく真っ直ぐに撮影され続けて愉快なはずがない、といった想像力は、もちろんスマラーにはない。そうして、世の中にはいろんな人がいる。

「なんで俺を撮るんだ! 刑務所帰りの男をチューチューブとやらにさらして、笑いものにしようってか!」
「と、撮ってませんけど」
「そんだけカメラを向け続けて、撮ってませんだと? ふざけてんのか、ナメてんのか!」
「ふん(と迷惑そうに顔をそむける)」

 かーっとなって苛烈な暴行を加え、、、いずれ起こるんじゃないか。

 

 あと、世の中には、「24時間監視されている」「集団ストーカーの被害を受けている」という人たちが、本当にいる。

「連中は、監視していることをわざと臭わせる。臭わせ、奴らはよくやる」
「ほら、俺の前に割り込んできたあのクルマも、今すれ違ったクルマ、みんな集団ストーカーの連中だ。ナンバーでわかる。わざと、すぐわかようなナンバーを付けている」

 そうして、こう受けとめる人も、すでにいるでしょ。

「前を歩く女、少し離れて後ろから来る男、さっきすれ違った女、今、前からくる男、みんな組織の連中だ。互いにスマホで連絡を取り合って、俺を笑いものにしている! 俺と目を合わせず、ニヤニヤ顔をわざと俺に見せつけてる!」

 とうとう我慢できず、護身用に携帯していたナイフで刺す、、、いずれ起こるんじゃないか。

 スマラーの特徴として、スマホに熱中し、周囲の状況に興味を示さない、ということがあるように思われる。大量殺傷は容易かも。

 

 そんな事件、海外では既に起こってるのかな。

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