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2026年7月の16件の記事

2026年7月30日 (木)

クソ好き男を精神分析する!

 前記事からのつづき。

 東京地裁531号法廷(52席)で13時15分~16時45分、「侮辱」の新件。
 地裁の刑事の新件は人気なうえ、13時15分からの新件は滅多にない。恐怖の夏休み、大変なことになりそう。

 

 11時30分過ぎ、531号のそばの一般待合室へ私は行った。無人だった。

 ちょと事務作業をしつつ、おにぎりを食べた。今日は特別、いつものオニギラズではなく、白米とシャケのおにぎり(自作)だ。
 食べたら座ったまま目を閉じ、うとうとして、法廷前がにぎやかになり始めたら並ぼう、10番目ぐらいでもいいや、そう考えた。

 

 11時45分、法廷前から人声が。早っ。公務員か新人社員風な、若い女性2人と中年男性1人。警察関係かな。にしても、開廷の1時間半前って、早すぎだろっ。

 だがこの3人は、並んでいるのではなかった。12時頃、検察官が1人来て、いっしょに去った。
 悪気はないとしても、恐怖の夏休みに、早々行列のふりを装うのは勘弁してくれえ!

 そんなことがあり、行列4番目の私はドアそば1番に繰り上がった。眠くてたまらない。

 

 12時15分頃からか、行列が伸び始めた。12時52分頃、私のカウントで52人を超えた。

 12時55分頃、やけにうるさい、強引そうな中年男性が2人来た。並ばずに、こんなことを、よく通る声で言った。

「(たぶん被告人本人が)隠しておくのもなんだから、10時頃にTweetしますって…(だからこんなに並んでる)たぶん20何人かの法廷でしょ、困ったな~」

 うち1人は、あっ、維新の会の音喜多駿・元議員か。被告人の知り合いらしく思われた。

 

 13時05分頃、ドアの施錠が解かれた。検察官側の取置席(特別傍聴席)が2席あった。だから一般傍聴席は50席だ。

 裁判所の職員が、20人ずつ、10人ずつ、という感じで人数を絞って入廷させた。それは良い。一気に雪崩れ込めば大変なことになるだろうから。

 

 こうして、「“モノ言う株主”「趣味は炎上」のインフルエンサー田端信太郎がメルカリ社員をSNSで侮辱した疑いで書類送検…被害者は複数? 本人を直撃すると「事実です」」など多数ヒットがある事件の、第1回公判が始まった。

 被告人は非身柄。50歳、黒スーツに黒っぽいネクタイ。長身で日焼けして濃い坊主頭で大きなプラフレームの眼鏡、声がでかく、やたら迫力がある。

 公訴事実は2件。メルカリの、氏名の読みからして男性と女性、各1人に対し、「男としてクソを出せ」「女の腐ったような人材」「クソな無能」「クソジライ(地雷?)の人材」「ほんとこんなクソな無能を」などとX(旧Twitter)で侮辱したんだという。

 「クソ」が大好きな界隈(かいわい)、確かにあるようだ。「クソゴミ」「ゴミクソ」と連発する人もいる。『クソ好き男を精神分析する』なんて新書が出たらいいね。

 

 被告人は、迫力たっぷりの無罪主張だった。

 検察官の冒頭陳述のあと、弁護人3人のうち1人、どなただっけ超有名な年配弁護人(高野隆弁護士?)が証言台のとこへ出てきて、右に左に位置を変えながら(裁判員裁判における弁護人の作法か)、長々と冒頭陳述をおこなった。
 要するに、言論の自由の範囲内だ、可罰的違法性がない…。

 

 14時24分、被告人質問が始まった。まずは弁護人(2人目のヨシダと名乗る女性)から主質問。被告人はどんなに立派な経歴の人物か、経歴紹介が始まった。

 うわあ、これはもう楽勝で有罪でしょ、と私は思った。
 裁判所的には、言論の自由はもちろん大切だが、「クソ」を連発しての罵倒は言論の自由とは別物、刑法の侮辱に優に当たる、とされるでしょ。

 興味を失うと同時に、私は眠気が爆発。数秒間、気を失う、というのじゃなく、ほんとにぐっすりという感じで居眠りしてしまった。

 14時55分、主質問が終わり、10分間休廷。「ねた~」「よくねた~」と傍聴ノートに書き、私は法廷を後にした。

 

 15時30分~16時30分、東京地裁、民事の634号法廷(20席)で「××××(ホテル名)宿泊時の更衣室、プールサイド、風呂場、シャワーサンダル使用の恫喝、強要事件の損害賠償」の弁論(本人及び証人尋問)。

 原告は本人訴訟(代理人なし)。外見も含め、じつに何というか個性的な人だった。こんな部分があった。

原告 「僕はこんな裁判、100いくつできる人間ですんで、とことんやります!」

 これも途中で出て、とっとと帰る!

 アルベルト・モラヴィア作『眠くて死にそうな勇敢な消防士』ならぬ、眠くてたまらないのに裁判所へ出かけてしまった、勇敢な傍聴人…。

2026年7月28日 (火)

恐怖の夏休み、神社本庁、流血ブリザード!

 7月27日(月)11時~11時30分、東京地裁513号法廷(傍聴席は20席)で、ドリフトチーム「日本マジキテル連合」代表とされる被告人の「道路交通法違反、犯人隠避教唆」の第2回公判、追起訴。

 今日の傍聴予定はこれのみ。追起訴だけだし、何より恐怖の夏休みだし、ちょと持病の関係で午前はつらい。パスしようか。いやいや、こういうのは私が見届けねば。

 夏休みとはいえ、たかが交通違反の審理の期日、一般傍聴人は相手にしないだろう。でもでも恐怖の夏休み、早めに行こう。

 

 10時30分頃、1階フロアはがらがらだった。18台のタブレット開廷表にも空きがあった。513号のが終わったらどこへ行こうか、ちらっと確認し、エレベータで5階へ。

 10時35分頃、私はのけぞった。うっわ、なんだこれ! 513号に大行列、優に30人超えか! 傍聴席は20席なのに、たかが交通事件の審理なのにっ!
 ドリフト族の仲間たちも、少しはいたかもしれないが、ほぼ全員、いつもの若い女性たちと、夏休みの傍聴人だ。なんでっ!?

 

 千円を渡し、席を譲ってもらおうか、2千円がいいか、5千円? など考えつつ、さっき確認した別の法廷へ。
 地裁416号法廷(42席)、11~12時、「麻薬及び向精神薬取締法違反」の新件。なんとこっちも大行列、50人を超えてるか!

 

 1階へ降りてさらに開廷表を確認すると、今日11時からの地裁刑事の開廷は、513号と416号の2件のみなのだった!
 すべての傍聴人がその2つの法廷へ押し寄せたのだ! だから1階フロアはがらがらだったのだ。長年、言い続けてきた、恐怖の夏休み…。

 

 もう帰ろう、本気でそう思った。が、待て待て、念のため地裁民事の開廷表をチェックしてみた。
 10時30分からだっけ、2つの法廷で弁論(本人及び証人尋問)の期日があった。うち1件、被告は「神社本庁外」、おおっ。 ※外=ほか

 

 東京地裁606号法廷で「慰謝料請求事件」。
 東京の有名な神社の、神社本庁から派遣された宮司(ぐうじ)が、祝詞(のりと)をまともに読めず、大事な祭礼を途中で抜けたり…。神社本庁の側は、だったら宮司本人を訴えればいいじゃないか、という主張、のように思われた。

 次回判決、11月29日。主文が気になる。見届けようか。

 

 それが11時12分に終わり、もう1件の民事、404号法廷、原告も被告も個人名の「損害賠償請求事件」へ。

 原告席と証言台のところを広くパーティションで覆い、尋問をやっていた。若めの女性の声が聞こえた。
 被告席には、代理人弁護士と、派手な髪色の地味な男性、この人が被告か。 ※刑事は検察官vs被告人、民事は原告vs被告

 パーテの中から「…ゅうけつブリザード」と何度も聞こえた。「ライブ」「バンド」「パフォーマンス」とも聞こえた。「流血ブリザード」か。ライブ会場でのトラブルらしい。

 

 私は途中で出て、1階の開廷表をチェック。13時15分~16時45分、地裁531号法廷(52席)で「侮辱」の新件があった。
 事件番号的に、昨年秋頃の起訴だ。この時間の取り方からして、公判前整理手続きを経て、今日は公判手続きをだいぶ進めるのだろう。

 被告人氏名でスマホ検索、「“モノ言う株主”「趣味は炎上」のインフルエンサー田端信太郎がメルカリ社員をSNSで侮辱した疑いで書類送検…被害者は複数? 本人を直撃すると「事実です」」など多数ヒットが。よし、午後はこれを必ず傍聴しよう。

 

 11時30分すぎ、531号のそばの一般待合室へ。さあ、そこからまた恐怖の夏休みが始まるのだった。次号へつづく!

2026年7月26日 (日)

クレカで金地金81.2万円を購入、してません!

 夕方だっけ、通称家電(いえでん)、刑事裁判的には加入電話に着信あり。発信者不明…。

 普通、発信者不明の電話など詐欺かと思って出ない人が多いでしょ。出ないような者は相手にしない。詐欺は効率よくやらねば、第1のふるい、そゆことかと。私は出た。

 

 三井住友フィナンシャルグループを名乗る電子音声が言った、クレジットカード(以下、クレカ)の未払いがある、さらに聞きたい方は8番を押せと。押せばオペレーターにつながると。

 おう、詐欺だ詐欺だ! 私は8を押した。だいぶ呼び出し音があり、人間の男が出た。声からして30歳代かなあ。

 未払いがあるという、ご本人様確認が必要と言われ、かねて準備の偽名等をすらすら告げた。
 名前の部分に何か引っかかったか、確認すると言われ、けっこう待たされた。

 再度名前を確認され、きっぱりと偽名を私は告げた。架け子側は、名簿屋の名簿が少し間違ってると受けとめたか、詐話(詐話)は続くことになった。

 

 いわく、3月9日に私は三井住友のクレカを新規契約し、3月26日に田中貴金属から金地金(きんじがね)82万2千円を購入、その金が支払われていない…。

今井 「購入してませんけど」
架子 「えっ、購入されてない?」
今井 「してません」
架子 「クレカの下4桁は6290…三井住友銀行の大阪中央支店で、運転免許証で契約…請求書やお手紙をお送りしているはずですが」
今井 「えっ、届いてませんが」
架子 「ご住所は…」

 この流れで私の住所を私に言わせるのかな、と私は思った。が、架け子のほうで言った。

架子 「大阪府門真市中町1-12」
今井 「いやそれ違います」
架子 「お電話番号の市外局番は東京ですよね」

 近年全国的に多発しているクレカ詐欺だろう、放置すると81万2千円を請求される、金融機関の信用情報にも影響がある、あなたが不正契約の被害者であれば、被害届けを出してほしい、受理されると受理番号が発行され、法的な証明になる…。

 

 大阪へ来られるか、すぐには行けない、交通費は出ますか、出ません、というやり取りのあと、電話で被害届けを出せるという話になった。

架子 「緊急マニュアルを持ってきますので、30秒ほどお待ちください」

 保留音になり、しかしすぐにまたつながった。架け子は三井住友カード、東京本店の××と名乗り、警察に伝えるべき7項目をメモするよう言った。

 おうおう、すでにメモしながら対応していた私は、新たなメモ紙を用意し、言われるがままにメモった。

1、ファイルナンバー、765786、これで情報を警察と共有できる
2、カード名義人、×××(偽名)
3、新規申込日、2026年3月9日
4、申込み店舗、三井住友銀行、大阪中央支店
5、カード番号、下4桁、6290
6、申込者住所、大阪府門真市中町1-12
7、未払い金額、81万2千円、2026年3月26日、大阪市の田中貴金属、心斎橋店、クレカで購入

架子 「では復唱してください」
今井 「え、いいっすよ。ちゃんと書きましたから」

 あくまで復唱するよう言う。詐話に信憑性を持たせるためか。しょーがない、私は復唱した。

架子 「被害届けを受けてくれる警察署が定められています…防犯カメラとか調べる必要があるので…管理捜査権…大阪府警…」

 

 そうして…。

架子 「遠方での被害が多発している…全国の警察と連絡をとり…緊急通報…専用回線へつなぐことができます…緊急回線ならその電話ができます…必ずこう伝えてください…『偽造された運転免許証で、三井住友銀行のクレカを不正契約されたので、被害届けを出したいです』と…先ほどの1から7を伝えてください」
今井 「ははあ、なるほど」
架子 「契約していないことを、きちんと…個人情報が漏れていると、きちんとお伝えしてください」

 

 ここらで、その緊急回線へつながれ、架け子が交替した。今度の男(やはり30歳代ぐらい)は「大阪府警刑事部捜査2課の××」と名乗った。

架子 「なぜ個人情報が漏れたか、心当たりはありますか」
今井 「さあ…マイナンバーカードでしょ、あれは漏れるでしょ」

架子 「すぐに被害届けを出したほうがいいケースだと思います」

 携帯電話の番号を問われた。私はすらすらと偽の番号を言った。

架子 「録音録画…証拠保全のため…1対1で…第三者の声が入ると証拠能力がなくなってしまいます…お近くにどなたかおいでますか?」

 なるほど、本格的な詐話に入る前に、そこは確認しておくのだな。誰もいない、1人だと私は答えた。

架子 「録音録画をとるのは…近年、遠方の方が多い…犯罪防止特別協定…様々な企業が…警察の専用システム…」

 なるほど、架空の舞台設定というか詐欺ワールドのようなものが、しっかり構築されてるんだね。

 で、携帯電話のメーカーだっけ契約先だっけ問われ、録画通話のためのアプリが入っているか問われた。

今井 「え? ケースタイプ? フェースタイプ? よく聴き取れなくて…ズームサン? zoom? サンはsanですか?」

 FaceTime、Zoom、LINE、らしい。

 

 ここらでもう私は疲れてしまった。右手でメモしながら左手に受話器、その左手が痺れてきた。そこで投げやりにこんなことを私は言った。

今井 「もう、なんかめんどくさいです。もういいです。捜査するならそっちが(東京へ)来ればいいじゃないですか」

 その投げやりな態度を、架け子は高圧的に叱ってきた。私は、ついこう口走ってしまった。

今井 「最終的に(私は)いくら払えばいいんですか、それが知りたいんですよ」

 架け子は「じゃ来て下さいね、お願いします」と言い、ふつっと電話は切れた。

 

 2人の架け子とも、言葉尻等にヤンキー臭はなく、人間的には普通に真面目そう、と思えた。日本へ帰れるんだろうか、最後には殺されてしまうんじゃないか、私は重い気分になった…。
 こういう電話、やっぱり出ないほうがいいかも。

2026年7月24日 (金)

遺産相続詐欺の被害高齢者、さらに騙され覚醒剤の運び屋を

 最近傍聴した中から、特に印象深かった事件を、2件だけ。

 

 東京地裁、「電子計算機使用詐欺」、新件。

 恐怖の夏休みに加え、開廷表の被告人氏名が女性名、42席の傍聴席はぎっしり満席!

 と思いきや1席だけ空いていた。レジ袋がくしゃっと置かれ、隣の席に、なんというかちょっと個性的な大柄男性が…。黄色い腕章を付けて裁判所の職員(若い女性)が1人いたが、声をかけなかった…。

 

 被告人は、可愛い少女のような、でも大卒で、ある国家資格を有する、30代の女性だった。

 179円の飲料水のバーコードを、洋生菓子等、販売価格合計3390円相当に貼り付け、セルフレジでそのバーコードをスキャンし、合計3211円の支払いを免れた…。
 従業員に声をかけられ、発覚したんだという。

 値引きシールを惣菜に貼って店員を騙した「詐欺」は傍聴したことがある。セルフレジを騙すと「電子計算機使用詐欺」になるんだぁ。初めて傍聴する。

 この手口を、被告人はネットで知ったらしい。すでに流行してるのか?

 前科はないそうで、執行猶予は決まりと私なんかは思う。でも弁護人(もしや私選?)は万全の弁護活動を考えており、続行となった。
 被告人はぶかぶかの衣服を着ていたが、首を見て私は感じた、重い摂食障害!? その関係の情状立証をするのかも。

 8月12日からこの裁判官は夏期休暇に入るという。次回は9月となった。

 

 東京高裁、「覚醒剤取締法違反、関税法違反」、判決。

 被告人は身柄、半袖ワイシャツに黒ズボンの、お年寄り~。80歳代か。補聴器のポウチを腰に巻き、耳にイヤホンを。

裁判長 「主文。本件控訴を棄却する。当審における未決勾留日数中150日を原判決の刑に算入する」

 覚醒剤の密輸入で、事実誤認の主張。原判決は不明だが、懲役10年±2年、罰金300万円±100万円、てとこじゃないかな相場的に。

 

 おっどろいた。遺産詐欺というのか、数億円、数十億円の遺産をあなたに受け取ってほしい、あなたが指名された、とかメールがきて、「間違いかと思います」とか何でも返信したら、カモ認定され、とことんむしりとられる、ならまだいいほうで、違法薬物の運び屋にされることもある。
 本件はまさにそれだった!

 被告人は現役時代に外国語を普通に使う仕事に従事していたようだ。「ハッサン」なる者が遺産相続の窓口だったようで、400万円を送金、そのうえで、手続きがどうとかで南アフリカへ渡航し、何かの書類にサインし、スーツケース(被告人が見た限り、中身は何やら書類と子ども用の古着)を日本へ持ち帰るよう言われた。

 そのスーツケースに覚醒剤が隠匿されていたのだ。量は、申し訳ない、この日の私はひどい睡眠不足で、少し気を失ったらしく、メモできてない、記憶にもない。

 

 そんなのがなぜ有罪で、控訴審は被告人(弁護人)の無罪主張を退けたのか。

 ずばり、最初に有罪と決め、なのであらゆことを有罪方向へ傾け、歪め、有罪と解釈しまくって有罪とする、ばりばりそのパターンと私は呆れた。
 高額の遺産相続などあり得ない、騙されるはずがない、違法なブツの運び屋としての認識があったはずだ、違法なブツから覚醒剤だけ除外できる理由はない、よって覚醒剤の密輸入の故意が認められる、みたいな。

 

 そういえば、何年か前、香港のお年寄りだっけ、その種の詐欺にまんまと騙され、家族が止めるのも聞かず、大金を送金したうえに、覚醒剤の運び屋に仕立て上げられ…。

 欧州のどこかの国の女性が、ラブラブ詐欺っていうのか、まんまと騙され、彼氏の仕事の通訳のため日本へ行ってくれと言われ、スーツケースを託され…。

 東南アジアの若い女性が、彼氏の親か親戚から、誕生日に日本旅行をプレゼントされ、憧れの日本旅行、親友(同じく若い女性)を誘い…。

 そんなのもあったよねえ。それらを通じて、私は痛感したもんだ。

「どんな理由であれ、運び屋が無罪になれば、犯罪組織の宣伝に使われる。どんな事情があろうと、覚醒剤を運んだという外形的な事実だけで有罪にするのだ。日本をナメんな!」

 ま、そんな感じなのかな、と。

2026年7月22日 (水)

夏休みの東京地裁、行列がばらけ…!

 事情を話せば長くなる、やめとく。なんと12日ぶりで、裁判所(東京高地簡裁合同庁舎)へ、それも午前から出かけた。

 

 どうしても見届けておきたいストーカー行為等の規制等に関する法律違反」の判決(東京地裁)がありまして。

 被告人は珍しい部類の氏名といえる。ネット検索でSNSがヒットする。見事に、女子アナや女子アイドルの賞賛ばっか。
 普通、思うでしょ、芸能系のストーカー事件なのかっ? 審理の期日を何度か傍聴したが、そんな話はぜんぜん出ない。判決で、何かちらっと出るか?

裁判官 「主文。被告人を拘禁刑10月(じゅうげつ)に処する。未決勾留日数中180日をその刑に算入する。これが主文です」

 一般女性1人に対する事件だった。女子アナも女子アイドルも関係なかった。
 ただ、というか、「強盗、強盗致傷、強制わいせつ」で懲役6年の服役前科あり…。

裁判官 「検察官の求刑は相当であると判断し、主文の刑としました」

 そうそう、本件は求刑も10月なのだ。求刑どおりの実刑判決はなかなかない。

 

 この日の裁判所は、いつものように女性(特に若い女性)が多く、そこに、教員か弁護士に率いられてのグループ傍聴の中高校生が多い、という印象だった。

 外国人氏名の「出入国管理及び難民認定法違反、建造物侵入、有印私文書偽造」、普段は不人気なそんな事件さえ、中高校生数人のグループが3つもあり、20席の法廷は満席近くまで埋まった。

 んなことよりこの事件、なんと、「日大で替え玉受験を試みた疑い 中国籍の塾講師を再逮捕」などと報じられた事件だった。
 主文は、拘禁刑2年6月、未決70日算入、執行猶予5年。

 

 午後、凄いシーンを目撃した。

 どう説明していいのか、こう説明しよう。ようく聞いてほしい。

 13時15分から東京地裁725号法廷(52席)で詐欺の判決。これを傍聴しようと私は、13時00分頃に行ったわけ。

 725号の先、小廊下の突き当たり右側の726号法廷(20席)の付近が、やけににぎわっている。なんだ? 開廷表を見に行くと、13時20分から薬物の判決、13時30分から何かの新件だったかな。
 ははあ、初めて傍聴に来たなら、726号を狙いたくなくよね。

 ところが、傍聴人の出入口ドアのほう(平時はそこに行列ができる)に行列はない。ぱらぱらと数人がたむろしているのみ。
 で、当事者の出入口ドアのほうに、10数人の行列が出来ている。

 

 そんな小廊下へ、20人弱の“夏休みの団体さん”が、若い女性(弁護士バッヂは見えず)に率いられて、やってきた。
 おお、725号は52席、楽勝だね。

 いや、女性は各員の希望を挙手で聞き、10人ちょいを726号へ向かわせた。そして、残る数人を連れてどこかへ行ってしまった。725号は、13時15分からの判決のみ。あとは何もない。一般傍聴人向けじゃない、確かに。

 

 その10人ちょいは、いかにも「どうしていいか分からない」という様子で、当事者の出入口ドアのほうの行列の、反対側の壁際に並んだ。

 A 傍聴人入口  数人がたむろ
 B 当事者入口  10数人が行列
 C 反対側の壁際 10人ちょいが行列

 法廷は20席だ。すでに軽く20人を超えている。あと数分で傍聴人入口のドアが開くはず。行列はBもCものびる。どうなるんだこれ?

 

 と思っていたら、いっかにもヤクザか半グレという感じの主に男たちが、6人だっけ、やってきた。半袖半ズボンから刺青が見えている。歩き方、話し方、いっかにも…。

 約6人は、AとBの間を通り、法廷前の開廷表を見に行った。目指す事件は726号法廷らしい。13時20分か13時30分の事件の被告人の、仲間なのだろう。

 どうするんだ? と見ていると、約6人は、Bの行列の後ろについた。

 傍聴人入口のドアが開けば、A、B、Cが動きだすはず。約6人は傍聴できないぞ。うわあ、これは大変なことになるかもっ!

 

 725号の傍聴は捨てよう。726号がどうなるか見届けよう! と決めた13時12分、725号法廷のドアが開いた。

 ちょうど、その被告人と関係者と弁護人が来た。弁護人は、昔むかぁしから刑事弁護をやり、私生活的にも大変な(一部の傍聴マニアだけが知っている)ことがあった弁護士だ。

 私は、開いたドアからいったん離れたが、その弁護士(弁護人)がどうにも気になり、なんか弾かれたように725号法廷へ。

 

 最初、傍聴人は少なかったが、間もなくどっと埋まった。さっきのCの人、プラスさっき別行動になった数人、そしてもしやBの少なからぬ人たちが、どっとやってきたのかな。

 だとすれば、しまった、726号がどうなるか、約6人が何をするか、はりつくべきだった。そんなことを言ってちゃきりがないとはいえ、やっぱりこれは見届けるべきだったか。

 人生は選択の連続。時に誤ることもある。それもまた人生の醍醐味というべきか、うむ。

 

 あそうそう、そのあともその女性が率いたグループに遭遇したが、女性は、法廷の傍聴席数を知らずに案内をしているようだった。
 かつ、非常階段に傍聴人を1人も見かけなかった。

 つまり、そう、私のあの記事を誰も読んでいない、と推認することができる。ま、そんなもんだよね。

2026年7月20日 (月)

続く吐き気の、まさかの原因は!

 ご報告しとこう。

 木曜の午後だっけ、軽い吐き気をおぼえた。

 

 前日、家人作の切り干し大根が冷蔵庫に残っていて、食べた。
 食感は普通、しかし味も臭いもない。ははあ、腐る(糸を引いて腐臭を放つ)直前、こうなるんだよね。不思議だよね、と食べた。あれが…?

 けど、発熱や下痢はなし。
 その夜は350ccで6%の糖類なし缶酎ハイ(90円+税)を、1本しか飲まず、寝た。

 

 金曜、断続的に吐き気あり。起きているのがつらく、ほとんど寝て過ごした。
 さすがに酒は抜いた。もしや今年初めてかも。

 

 土曜朝、少ぅし良くなったかな。9時頃、自転車でかかりつけ医へ。
 連休の関係でか、待合室はほぼ満席。東京地裁のわいせつ裁判の傍聴席状態。

 えーっ、と見てるうちに1人、2人と空いた席へ。まさに東京地裁のわいせつ裁判の…。

 

 あそこに入って待つ元気はない、もういいや、パス。
 自転車でついでにいくつかスーパーを回り、お買い物して帰った。

 

 さらに少し良くなった、かと思いきや、起きてパソコンに向かうと間もなく吐き気があり、ベッドに横になり、うとうと、のくり返し。なんだこれ~。
 土曜夜も酒を抜いた。2日連続の快挙。

 

 どう考えてもおかしい。もしや、運動不足か?
 そういえば以前、運動不足から激頭痛になって、大学病院へ行ったり大変だったじゃないか。

 夜中にふとそう気づき、横向けに寝た状態で、片腕を大きく回してみた。すごくつらくて、背中の辺りがバキバキ、メキメキする感じというか。
 30回ほど回し、疲れて寝て、今度は逆側を…。

 

 日曜朝、ほぼ治った!

 やっぱ運動不足だったのか。そういえば今週、いろいろあって1日も裁判所へ行かなかった。
 裁判所行きは、重い鞄を持って駅まで徒歩で往復し、電車に乗り、裁判所内の、私の歩測で約100mの中央廊下を歩き、非常階段を上り下り、運動になるのだ。
 それを1週間サボったうえに、やっぱあの切り干し大根と、暑さに負けたってのもあるのか。

 日曜午後、さすがに暑すぎて有酸素散歩は危険と判断、自転車でかなり遠くへ買物に。
 帰ってシャワーを浴び、すっかり治りました!

 

 運動不足は諸悪の根源、まーちがいないっ、と思う。

2026年7月18日 (土)

玄米食に世界が注目!

 「牛丼280円の時代はもう二度とやってこない…世界中を巻き込む牛肉獲得戦争で生まれる「1杯1000円」の可能性」とPRESIDENT Online、ってこれ昨年8月の記事じゃないか。でもぜんぜん古くないね。

 

 私も昔、280円の牛丼、牛めしにはずいぶんお世話になった。

 けど、世の中どうしても流行り廃れ(はやり・すたれ)がある、場合がある。。

 そもそも、安い外食ってもう無理なのでは。
 先日、府中の運転免許試験場へ行った際、念のためにと地下の食堂を見てみた。サバの味噌煮定食が850円だっけ? 私の食堂歴からは信じられない高額だ。
 食堂はがらーんとしていた。

 

 貧富の差、これはもうとどまりようがないのでは。
 富裕層から献金、パー券がどばどば入る政党が、政権を握り続けるんだから、当然だ。

 

 私は提案したい。我々は(※)もう外食をやめようではないか。 ※主語が大きいのはインチキ野郎の可能性あり。ご注意を(笑)。

 私の場合、外で昼食をとるのは、午前から裁判傍聴へ出かけたときのみ。
 裁判所での昼食は、もう何年も、栄養満点のお弁当(おにぎらず)だ。

 

1、玄米400cc、小豆100cc、芽ひじき、やや多め水で炊く
2、炊き上がったら、三島の炊き込みワカメと国産金胡麻をぶっかけ、よく混ぜる
3、まぜ終えたものを、半分に切った海苔に適宜(てきぎ)のっける
4、たたんで、おにぎらず、とする

 これがじつに美味いんだわ。しみじみ美味い。

 当ブログは容量オーバーでもう画像を載せられない。なのでTwitter(旧X)のほうに載せときます

 白米との栄養比較の一覧表のスクリーンショットも。これを見ると、白米を食べるのが馬鹿馬鹿しくなっちゃう、人もいるでしょ。 ※ただしこのスクショ、どこのサイトにあったのか失念、申し訳ない。

 私が国民健康省の大臣になったら、玄米食をどっかん普及させる。
 外食は玄米の食堂ばっか。白米は外国人観光客向けの高額寿司店等で使用。

 日本人が急に健康になった、なぜだっ! 世界が注目しますぞ。

2026年7月16日 (木)

自民党と共産党が党名をトレード

 昔、「うそぴょんニュース」なる企画を思いつき、さまざまネタを書きためていた、らしい。いま偶然に発見した。
 たくさんあるなかから、少し抜き出そう。

 

■自民党と共産党が党名をトレード!?■

 日本共産党の志位和夫・幹部会委員長は、新しい困難な時代に向け党の閉塞感が問題になるなか、党大会において、自由民主党と党名をトレードする計画を発表した。

「われわれこそが真に自由と民主主義を渇望する政党である。現在自由民主党と称している団体は、思想・信条および情報の私有を否定し、政官財で共有し、彼らなりの共産主義社会をつくろうとしている。逆転した名称は国民の混乱を招く」

 これに対し小泉純一郎首相は、閣議のあと記者団に囲まれ、こうコメントした。

「党名もいろいろ。いいんじゃないですか? 『しんぶん赤旗』を『しんぶん白旗』とするならトレード応じますよ(笑)」

 実現すれば、議員はもとより秘書、党職員らの名刺を始め、大量の各種印刷物等を一斉につくり直す必要に迫られる。党名トレードの情報を受け、関連印刷会社の株が急騰している。また、全国の古紙回収業者の軽トラックが永田町に集結し始めている。

 

 党名なんか関係ない、大事なのは中身だ? いやあ、6~8割ぐらいの有権者は、どうでしょね。このトレードが実現したら、日本はひっくり返っちゃうんでわ。

 

■皮膚に埋め込む住基チップで国民監視!?■

 米食品医薬品局(FDA)は、体の表面にスキャナーをかざせば患者の体質や治療歴を専用のデータベースから引き出すことができ、データベースに接続して患者の病歴や投薬歴、血液型などの医療情報が閲覧できる、医療用電子認識票「ベリチップ」を承認した。「ベリチップ」は米粒大で、上腕部の皮膚の下に埋め込む。処置は数分ですむという。

 一方、日本の総務省と警察庁は、さらに情報量が多く、住民基本台帳コードや交通違反歴等々あらゆるデータが入る小豆大の「住基チップ」を全国民の上腕部に埋め込む法案を今国会に提出する予定だ。

 これにより、飛躍的な福祉の向上が期待できるとともに、スキャナーを全国津々浦々30mおきに設置することで、監視カメラとは比較にならない防犯効果も期待できるとしている。

 野党は、「行政行為を利権手段として天下り先を転々と渡り歩く官僚こそ監視されるべきだ。官僚チップを埋め込むべきだ」と反発。裏ガネの行方を監視するため税金に埋め込む針先大の「税金チップ」も必要だとの声も出ている。国会での激しい論戦が予想される。

 

 いま、多くの国民の右手または左手に、スマホが埋め込まれている…。

2026年7月14日 (火)

科料と罰金、裁判官はなぜ間違えた?

 7月10日(金)の午後、東京は霞が関の裁判所ビル内の廊下で、マニア氏から聞いた、その日の午前、最高裁で珍しい事件の判決を傍聴したと。

 「「法定刑にない科料は違法」 最高裁が簡裁の略式命令を一部破棄」と毎日新聞が報じてる。最高裁のサイトに判決書きがアップされてる

 

 「性的姿態等撮影」の法定刑に科料(かりょう。過料と区別するため「とがりょう」と読むことも)はない。ないのに科料の判決を言い渡したのは違法。
 また、換刑処分(労役場留置)を1日5千円としたが、40万円なら80日であり、しかし刑法第18条が科料の労役場留置は1日以上30日以下と定めているので、そのことも違法。

 

 なんでそんなポカミスが起こったのか。

 キーボードを打つ際、科料と間違えて罰金と入力した? 指が自動的に動いちゃった?

 どうだろ、略式命令はテンプレートに罪名、日付、被告人氏名、金額等を入力するようになっていて、科料と間違え罰金のテンプレートをクリックしちゃったんでは?

 

 気になるのは、判決書きの、換刑処分のところに「端数が生じたときは、それを1日に換算する。」という部分だ。

 罰金は通常、万円単位であり、端数は生じない。端数についてのカッコ書きは入れないはず。

 罰金で端数のカッコ書きがあるのは、たとえば無免許と信号無視と別々に捕まり、罰金30万9千円に処されるような場合とか、換刑1日20万円で罰金額に1桁万円があるような場合とか、そうそうないはず。

 法務省の統計によれば、2024年度(それが最新)の、科料刑の執行の既済件数、人員は、1200件、1041万4千円だ。1件平均約8678円。件数としては非常に少ない。

 

 略式命令のテンプレート集は、道路交通法違反と過失運転致傷が冒頭にあり、そのほか主な罪名があり、罪名がないとか普段あまり使わないものが下のほうにごじゃごじゃっとあり、間違ってクリックした、とはマニアの妄想的深読み(笑)。

 

 ミスといえば、私のほうも大変なミスをやってしまった。

 1954年生まれの私は、6月20日で72歳だよっ! 73歳のご生誕記念日とか書いて阿呆ぶりをさらしてしまった。

 なぜこんなミスが起こったのか。

 もうすぐ72歳だ、72歳かあ、と思っているうち、誕生日を迎え、73歳になったよん、と思っちゃったんだねえ。
 だいたい、年齢は毎年変わる。特に誕生日の前後において正確に把握することは、一般に困難というべき、でしょでしょ。

 

 あっ、そんなことより! 最高裁のその判決を傍聴したマニア氏によれば、開廷表にこうあったそうだ。

申立人 検事総長 畝本直美

 畝本直美、史上初の女性検事総長。袴田事件の再審無罪が迫り、激しい批判、非難が予想され、男系男子の連中はみんな嫌がり、「女性のほうがダメージを軽減できる。女にやらせとけ」となったんでは。
 これはマニアの深読みでも何でもなくて、普通みんなそう考えるよね。

2026年7月12日 (日)

AI作成のネット記事がすでに!?

 4月1日、自転車の違反が反則金制度の対象になった。

 ネットには、たーくさんの記事があふれた。私はなるべく読んだ。気付いた。

 

 興味を引くタイトルなんだけども、中身はといえば、ネットで拾った程度のゆるい情報が少しあり、あとは、もっともらしいきれい事の一般論をずるずる長々とくり返す、そんな記事がちらほら…。

 もしや! と思った。もしや、旬(しゅん)の話題に刺激的な見出しを打ち、クリックさせれば成功(目的達成)、記事の中身は当たり障りなくテキトーにAIで!?

 

 前にも言ったけど、私はAIとやらを試したことがある。Grokとかいうのを。

 可搬式オービスについて、いくつか尋ねたところ、驚いたね。
 ネットに転がってるネタと、デマとを、もっともらしく組み合わせ、じつに上手にきれいにまとめる、そのもっともらしさ、きれいさに私は驚いた。AIってこういう奴なのか、怖ろしいな、と。

 

 ジョージ・オーウエル氏の、近未来ディストピア小説の決定版、金字塔というべき『1984年』(NINETEEN EIGHTY-FOUR)に、プロレ階級は、党の機械がつくった、中身のない小説、やはり党の機械がつくったもの悲しい歌で日々の暮らしを慰めつつ、奴隷動物のように生きる、といふうな部分がある。

 リアル現代も、ディストピアへ向かってないか? そんなことをちらり感じた次第。

 

 あそうそう、可搬式オービスについてのGrokの回答を今回見た限りでは、Grokは私の記事を知らないようだ。
 私の記事はネットにもあり、引っかからないはずはないと思うが、私しか言ってないことが多く、「1人しか言ってないことは無視。複数が言ってるデマをもっともらしくまとめるべし」という感じなんだろうか。

 だとすれば、私はまだまだ、いわば独自の価値を持つ記事を書き、原稿料をいただけそう。ありがたいことです。

2026年7月10日 (金)

懲役を拘禁刑にしたので原判決破棄!

 本日、裁判所(東京高地簡裁合同庁舎)内の廊下で、マニア氏(傍聴歴20年!)から、しゅんごい事件の話を聞いたよっ。

 

 東京高裁、4つの犯行から成る性犯罪、の判決。

 被告人氏名は「非表示」。少年か、父親か、学校の教員か。

 検察控訴、ええっ! 検察控訴は滅多にありませぬぞえ。

 

 控訴審の判決は、原判決破棄、懲役7年、原審未決220日算入。

 原審の判決は何だと思う? ぬわんと、拘禁刑7年、その未決算入が220日だったんだろう。

 

 拘禁刑の登場は2023年7月13日。4つの性犯罪のうち2つは、その前の犯行なのに、原審は、懲役ではなく拘禁刑にしちゃったんだという。そんなポカミスもあるんだね~。

 

 検察控訴でも破棄判決でも、どっちでも、控訴審における未決勾留日数は、全部算入(法定算入)となる。
 3カ月かかったなら90日。被告人からすれば、棚からぼた餅、だよね~。

 

 そういう珍しいケースが今井は大好きだろ、傍聴できなくて悔しかっただろ?
 事件の中身に全く関係のない、いわば「お役所手続き的」なことで破棄自判になった控訴審判決を私は過去に何件か傍聴してる。なのでべつに悔しくないもん、えーん💦

シン 北風と太陽 2.0

 こんなAIショート動画、そのうち登場しそう…。

 

 お空のうえで、北風君が太陽さんに言いました。

 下の道を歩く、あの素敵な女性を、ナンパしようぜ、どっちが勝つか、勝負だ!

 北風君は、女性のそばへ行き、威張りました、「えっへん、僕は偉いんだぞ、凄いだろ」。

 しかし女性は見向きもしません。

 

 そこで北風君は、外国人、特に韓国、中国の人、イスラム教の人は根っからの犯罪者だ、俺がやっつけてやる、どうだい、頼もしいだろと、めいっぱい偉ぶりました。
 根っからの犯罪者だとする根拠がとくにないので、ネットであれこれデマを拾い、大声で並べ立てました。くり返し、くり返し、大声で。

 女性はますます顔を背け、足早に去りました。

 

 くっそ、あのオンナは駄目だ、クズだ! 北風君は言いました、太陽よ、次はお前がやってみろ、お前なんかどっこも偉いとこがない、純粋日本人かどうかも怪しい、鼻をも引っかけられないに決まってる、げはは。

 

 太陽さんは女性のそばへ行き、少しも偉ぶることなく、普通に優しく誠実にふるまいました。
 女性は太陽さんを見て微笑みました、素敵な笑顔でした。

 

 それを見た北風君は激怒しました。攻撃対象に女性も加え、ますます偉ぶるようになりましたとさ。

※ シンとか2.0とか、意味分かってません~💦

2026年7月 8日 (水)

高齢者の免許更新、体験したっ!

「私、29歳ですから」

 電車内でそう自称する私を「あなた、昭和29年生まれでしょ」と見破った者はいない。

 

 なわけで、6月20日に私は73歳になった。免許更新、どうしよう、そのことである。 ←池波正太郎さん風

 70歳を超えてからは、運転した記憶がない。高齢者講習とかめんどくさいらしい。いっそ、更新をパスするか?

 ふり返れば、18歳のとき静岡県三島市の、「公認」とか何も知らず非公認の教習所へ通い、沼津の運転免許試験場で普通免許を取得。以来、私生活も仕事も、オートバイとクルマととも生きてきた。その免許を、捨てるのか?
 諸行無常、捨てるのもいいか。

 

 とは思ったがしかし、「高齢者の免許更新がどうなってるのか、体験しておいでよ。チャンスじゃないの」というアドバイスに「おっしゃるとおり」となり…。

 

 70歳から75歳未満までだっけ、私はそのカテゴリーに入る。
 高齢者講習を受けろと案内のシールハガキがきた。

 6月中だったか、自動車学校へ行って予約し、高齢者講習を受けた。

 座学が1時間ほどと、実車だ。実車の講習が終わり「完璧ですね。試験なら合格です」と言われた。お~。

 

 そうして本日午後、その修了証を持って、更新手続きをどこでしようか悩んだ末、運動を兼ねて、府中の運転免許試験場へ行ってきた、自転車で!

 どういうわけか、がらがらだった。たまたまなのか、昔に比べて運転免許人口が減ってることが、こいういう形で現れてるんだろうか。

 各所各所の職員の方々が、間違えようのない的確な案内をしてくれて、じつにスムーズに進んだ。

 

 じつは、目の検査がちょと不安だった。
 疲れてるとき、刑事裁判の法廷で、視力の弱まりを感じることがある。今日、いつもより睡眠時間が3時間も少ないうえ、仮眠せず頑張って原稿を1本仕上げた。目の検査、やばいかも。

 なので、検査の直前、メガネを外して目とその周辺をよくもみ、くわっと目を見開いて検査を受けた。
 右、上、左、はいけっこうです。簡単だ~。

 しかし、私の前のおじさんは、どっちかの目の視力に問題があるとかで、別室での検査へまわされていた。ザル検査ではないのだね。

 

 写真を撮り、次は新しいの免許証の交付(受け取り)。
 えっ、講習は? 職員氏に尋ねた。私は自動車学校で高齢者講習を受けてるんで、府中の試験場では、適性検査(目の検査)だけでオッケーなんだそうだ。まじっすか~!

 新しい免許証が出来上がるのを待つ間、鈴木エイトさんの『アンビバレント』を少し読み進めた。こっ、これは凄い本だ、感動の連続というか、やっぱりねえ、専門取材者の本は凄いですわ。

 

 家人から頼まれた買物等あり、少し遠回りして帰った、自転車で! 足の疲れが尋常じゃない。

 たしか5年前も自転車で府中へ来たはず。5年前はここまで疲れなかったように思う。現在20時ちょい過ぎ。もう寝ます~。

2026年7月 6日 (月)

青柳勤裁判長の逆転執行猶予に俺は泣いた!

 青柳勤氏が東京高裁で部総括判事をやっていた頃、すっごいのを傍聴した。私はこういうのに痺れるのだ。当時のメルマガ記事を縮めてここに再掲しよう。

 

 ほぼ満席の東京地裁718号法廷(事件は「強姦致傷」だもの)の向かい、東京高裁720号法廷(青柳勤裁判長)で「窃盗」の控訴審判決。こっちはがらっがらだ。

 万引きをくり返して1年ほど前に北関東の某裁判所で懲役10月、執行猶予3年。約半年後の万引きで懲役6月(ろくげつ)の実刑判決を受け、どうか再度の執行猶予を、という事件だ。

 開廷時刻を過ぎても被告人が来ない。来るはずなのに来ないんだという。弁護人が被告人の携帯電話に架電しても出ないという。

 うわぁ、私は心底不安になった。来る途中、電車飛び込んでたりして!? なぜそんな不安にかられたか、2週間前の控訴審第1回にさかのぼる。

 

    ★  ★  ★

 

 その日、母親の証人尋問が行われた。今後、被告人をどう監督していくか弁護人は尋ね…。

証人  「そうですね~、ま、お互い、職を持ってる。この人(被告人)の休みにあわせて(自分も休みを取り)買い物についていく…摂食障害っていう病気、常に安定させないと…なんつーんですか?」
弁護人 「一審、摂食障害…食べ物を盗むの、くり返す…」
証人  「拒食と過食が交互にきてる、拒食になると、ほとんど(食べ物を)口にしない、1kg増えてもパニックになる。起きてるとおなかがすくので安定剤、大量に飲んで2日、3日、寝っぱなしのことも…今はずっといいです」

 弁護人は3分間で質問を終えた。やる気のない、ゆるい質問と私は聞いた。
 巨体の検察官(この人は個性的で私は好きだ)が立ち上がった。

検察官 「娘さん、だいぶ盗みをくり返してる」
証人  「はい」

 前科となったもの以外にも、いろいろあるらしい。

検察官 「病気のせいだから仕方ないという気持ちはありませんかねっ!」
証人  「あ~、それは思っておりませんけど、たぶんそのせいもあると…」
検察官 「ここで証言…それに伴う責任あるんだと、分かってますかっ! あなたの責任、どういう責任があるかっ!」
証人  「やっぱり、何でしょうね~、食べ物、欲しくなる…」

 なんかぜんぜん当事者感がないというか、「こりゃダミだぁ」の典型といえる。

検察官 「あなたの責任! ここにきて証言したことの責任ですっ! もしあなたのせいで(刑が)軽くなって、また万引きしたら、それはあなたにも責任が…!」

 ん? なんか妙な言い方だな…。裁判長が介入した。

裁判長 「あなたの責任は、娘さんをしっかり監督して、二度と窃盗、犯させないと…大丈夫ですか? 記録に残りますよ。しっかりみる約束できますね?」
検察官 「また娘さん、やったら、あなたの責任でもあるんですからねっ。さっきから聞いてると軽すぎますよっ!」
証人  「はい…」

 私は傍聴席で思った。なんだその突っ込み方は。もしや、裁判長も検察官も、逆転執行猶予の腹づもりなのっ!? 裁判長が、「あのね…」としてこう言った。

裁判長 「摂食障害を安定させることが極めて重要です。できるだけ、最大限の努力をして、(万引きを)二度とさせないように…わざわざあなたを呼んだのは、しっかり監督してもらうためです!」

 私は傍聴ノートに書いた、「逆転執行猶予、決まりか~!」と。

 そして被告人質問。被告人は40歳、暗く痩せた女性だ。弁護人は主質問を9分間やった。こんな部分があった。

被告人 「(自分の摂食障害は)過食、嘔吐、下剤濫用…ですね。食べないときは全く食べないし、食べるときはイッキに食べて吐く…」
弁護人 「刑務所、行かない形で更生したいと…今までと何が違うんですか?」

 そうそう、一審判決は懲役6月にまで下げてるのだ、さらに逆転執行猶予を得るには、一審後に何か新たな大きなことがないといけない。

被告人 「子どものためっての、今だんだんと感じてきたってのが…(今までは)お祖母ちゃんに預けっぱなし…」

 子どもがいるとは、なんか意外。というか、そんなことを今ごろ「だんだんと感じてきた」って…。
 検察官は、どこの病院へ通院しているのか尋ねた。被告人によれば、近くの医大の病院へ通っており、しかし摂食障害の専門医はいないという。

検察官 「正直、ちっともよくなってないようですけど、専門の病院へ行こうとは?」
被告人 「そういう病院、行きたいんですけど、宇都宮にないんです」
検察官 「正直、ダメなような気がする…今日ここへ来て、変わったことないですか」
被告人 「ここへ来て…深く深く反省してるし…」

 うーん、裁判的には全くダメダメだ。検察官は呆れたように「ハイ終わりますっ」と言い、席に座った。座るや、体を2つに折るように、検察官席(机)に突っ伏してしまった!
 そのbody languageを私流に超訳するなら、「裁判長は逆転執行猶予にするつもりなのに、んもぉ~っ!」か。この巨体の検察官のこういうところが私はとても好きだ。

 裁判長は、ドスの効いたどでかい声で、たたみかけるように言った

裁判長 「この程度盗んでも大きな会社だから問題ないと思ってる? スーパーってね、薄利多売って言ってね、今回、595円、これ盗まれたら、10倍くらい売らないといけないの。お店、どれだけ売っても利益上がらない、現につぶれちゃったスーパーだってあるんだよ。もう二度とやらない、大丈夫なのねっ? 今後、約束して下さいよっ?」

被告人 「はい…」
裁判長 「え? 聞こえないっ!」
被告人 「二度と人のもの盗ったり、迷惑はかけません!」

 昼休みに12分間食い込んで閉廷。裁判長は、判決期日には被告人といっしょに母親にも来るよう言った。異例だ。
 どうです、特に新たな情状はないんだけども逆転執行猶予にするつもりだな、と思えるでしょ。私はびんびん思えた。傍聴びんびん物語である。

 

 閉廷後の廊下で、弁護人が被告人に、明るく軽い調子でこんなことを言うのが聞こえた。

弁護人 「かなり厳しく言ってたので、軽くなる可能性はあります。6月が短くなるか…」

 ある裁判官から聞いたところによれば、窃盗の実務上の下限は懲役8月だという。それより低い6月を、さらに下げる? さっきの裁判長、検察官の様子からして、逆転執行猶予では?
 しかし弁護人は廊下で、被告人に対し明るくきっぱり言うのだった。

弁護人 「でも執行猶予は僕はないと思います」

 言われた被告人は、暗く無言だった。甘い見通しを伝えないほうがいいってことはあるにしても…。

 

    ★  ★  ★

 

 そんな控訴審第1回から2週間後の、判決。来るはずの被告人が来ない。連絡がつかない…。

 摂食障害でクレプトマニア(窃盗癖者)は、自己評価が低く、自殺しやすいらしい。執行猶予を取り消されてダブルで刑務所へ堕ちるのに耐えられず、うわぁ、裁判所へ来る途中、電車に飛び込んだりしてないだろうな? と私は心底心配になったわけ。

 

 定刻を10分ちょい過ぎて、被告人と母親が来たっ。
 東京駅からタクシーに乗り、なぜか最高裁のほうへ行き、渋滞に引っかかったそうな。私がどんなにほっとしたか。

 そうして控訴審の判決が言い渡された。

裁判長 「主文、原判決を破棄する。被告人を懲役6月に処する。この裁判確定の日から3年間その刑の執行を猶予し、その猶予の期間中、被告人を保護観察に付する」

 ああ、やっぱり。裁判長は「情状特に酌量すべきものがあるから」としていろいろ言ったが、結局、特段の事情はないように思えた。最後に、ドスが効いてどでかい、しかし暖かみのある声で、こう言った。

裁判長 「もうヤメようよっ! ねっ! ヤメて下さいっ!」

 これは被告人の心に深く届いたろう、そう思えた。私は涙が出そうになった。正直、ちょと泣けた。青柳裁判長、なんでこんなことをやったのか。定年が近いのかしら…。

 

 その日の午後、1階のエレベータホールでのことだ。

 上階行き(8階以上に停止)のエレベータを待つ私のそばへ、スーツ姿の青柳勤氏(裁判中じゃないので氏)が。
 上階行きはなかなか来ない。エレベータホールの端っこの、18階まで各階止まりの箱の、あっ、ドアが開いてる。私はダッシュ。乗りかけてドアを押さえ、青柳氏を見た。
 青柳氏はその箱に乗ってきた、「ありがとうございます」と。しかも、私が8階で下りるときも「ありがとうございます」と小声で言った。

 「ありがとうはこっちですょ、さっき涙が出そうになりました」と言いたいのを堪え、私はその箱を出たのだった。

2026年7月 4日 (土)

れいわ山本太郎氏のオービス69キロ超過、もしや…

 れいわ新選組の山本太郎氏が、高速道路でオービスにより速度149キロ(制限80キロで69キロオーバー)と測定、撮影され、罰金8万円、免許停止90日になったという件。

 Yahoo!ニュースなんかチラ見すると、太郎叩き一色(いっしょく)、みたいな。あの人は憎まれキャラなの?

 

 ま、それは措き、マニアな私は、どうも妙な感じがする。

 そのオービスは、手元のオービスマップによれば、東京航空計器(TKK)の固定式だ。もしや、測定値について、何か引っかかることがあったのでは?

 この話、ネット記事に書こうかな、と思う。書くなら急がねばならないが、うぅ…。

2026年7月 2日 (木)

百均のアームカバーにダニが!?

 まったく予想だにしなかった、まっじですか!? ということがあった。

 

 東京地裁(高地簡裁合同庁舎)のエアコンは、個々の法廷の温度に合わせた空調ができない。暑すぎたり、寒すぎたり、普通にある。
 夏、半袖の時期には、防寒具としてのマスクと、アームカバーが欠かせない。

 いわゆる百均(ひゃっきん)で、アームカバーを買った。ゆるゆるで、着脱が楽そうなやつ。110円。

 

 自宅で、夜、半袖Tシャツで寝ようとして、ちょと寒い、でも長袖じゃ暑そう、となった。
 そうだ! と思いつき、アームカバーを付けて寝た。ちょうどいい。

 

 翌日、腕が痒い…。虫刺されだ。見ると、食い口(くいくち)が2つ並んでる。ぎょっ、ダニですか!?

 もうだいぶ長く、私はダニに悩まされてない。ダニとは無縁だ。なのに突然…。体はどっこも何ともない。腕だけ。ま、こんなこともあるのか。
 その後、虫刺されはなく、日々が過ぎた。

 

 最近、同じアームカバーをまた買った。予備として。
 台風で涼しい夜、そのアームカバーを付けて寝た。

 翌朝、腕が痒っ! 見ると、食い口が2つと、少し離れて5つ、これ間違いなくダニでしょ!

 

 その後、アームカバーなしで寝た。ダニ被害は無し。腕にも体にも無し。

 疫学的に推理するに、アームカバーの工場にダニがいて、段ボールかビニ袋に紛れ込んだまま輸出され、生き残ったやつが…とか?

 

 輸入貨物のコンテナからヒアリが発見された、とかあったでしょ。ダニも…。いや本件のダニが外国由来と決まったわけじゃないが。

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