傍聴人の脅威の読書率、そして尋常じゃない危険運転
8月26日(水)13時15分~17時、東京地裁の813号法廷で「危険運転致死等」(裁判員裁判)の第1回公判があると、東京地裁のwebサイトで見てしまった。
事件番号は「令和6年合(わ)第119号」。2024年夏前の起訴だ。いったいどんな事件? 「等」は何?
ちよと事情があり(来週明かせるかと)自宅で安静にしていたい、のだが、期日を見てしまったからには、行かざるを得ないじゃないか。頑張って行きました。
12時18分頃に裁判所へ着いた。だいぶ早い。1階の開廷表をメモし始めると、マニア氏(女性)から声をかけられた。久しぶりぃ。
今日は危険運転へ来たんだ、それもう並んでるわよ、えーっ、30人ぐらい、ぃええーっ!!!
ありがと! と言い残し大急ぎで813号法廷前へ。
すでに大行列、私は32番目だった。うっわ、危ないところだった。てか私はなぜか13時30分からと思い込み、1時間以上前だからと余裕をこいていたのだ。馬鹿ですか!
開廷表では「危険運転致死、道路交通法違反」だった。
行列はどんどん伸びた、どんどん。
その様子をメモったり、持参の新書『炎上社会を考える 自粛警察からキャンセルカルチャーまで』を読んだりするうち、ふと思いついて顔を上げ、数えてみた。1番か32番(私)までの傍聴人のうち、本を読んでいる人を。
32人中9人が読書。約28%!
地下鉄電車内では、私を含め見渡す限りだいたい3人程度、数%だ。傍聴人の読書率、高っ!
てことはつまり、一般人に比べて傍聴人は明らかに、明らかに、だから明らかに何だよっ、明らかに、読書率が高い…。 ←バッキャロォw
13時07分、ドアの施錠が解かれた。すぐに満席。入れない人がだいぶいたろう。
13時09分、裁判長1人が登壇。被告人が、パーティションの陰でカチャカチャと手錠を解かれ、入廷。
ちょうどその頃だった、傍聴人用のドアの向こうに怒鳴り声が!
怒鳴り声 「なんでだよっ!!! 整理券出すとこもあんだよ!!!」
もっとたくさん怒鳴っていた。中年男性の声だった。
さて、まずは人定質問。被告人は長身スリムな27歳。声、小っさ。裁判長が「国籍」がどうこう言った。外国籍なのだろう。でも通訳は無し。
本件には予備的訴因があった。「過失運転致死、道路交通法違反」だ。開廷表には記載がなかった。
起訴状朗読と、検察官の冒頭陳述、弁護人の冒頭陳述から、聞き取れたところをまとめると…。
2024年4月某日午前2時37分頃、大田区蒲田で普通乗用車(タイムズカーシェアのレンタカー)を運転するに当たり、その時点までの大量の飲酒(6軒ハシゴ、最後は服を脱いで日本酒を一気飲み)により、正常な運転が困難な状態だった。
運転開始後、車線をまたいだり、急発進、急減速をくり返したり、時速約125キロで走り、赤信号11カ所のうち9カ所を無視。 ※レンタカーゆえすべてドラレコに記録されていたのか?
同日午前2時51分頃、世田谷区若林付近、片側2車線、制限50キロの道路(言及はなかったが環状7号線)を、漫然時速約115キロで北上。
横断禁止のその道路の、中央分離帯から歩道へ向かって(被告人車両からすれば右方から)横断し始めた被害者(当時30歳、女性)に衝突し、多発外傷で死亡させ、救護義務、報告義務に違反して逃走した。
弁護人は、運転が困難な状態ではなかったので危険運転は成立しないと主張。
また、制限50キロで走行していても、衝突は避けられなかったと、過失運転致死についても無罪を主張。
被害者の行動は付近の防犯カメラに記録されていたという。
被害者は、自宅前のその道路(横断禁止)を、自宅を背に横断し始め、中央分離帯で1分半近く立ち止まり、それから自宅方向へ戻り始めたとき、約115キロの被告人車両が激突した…。
被害者の血中からは抗不安薬や抗うつ剤が検出され、血中アルコールは2.06mgだったという。呼気換算だと1.03mg。酒気帯び運転の罰則は0.15mgから。
加害者も被害者も尋常じゃない、、、そう思えた。合掌。舌足らずではありますがこのへんでもう寝ます。
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