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2026年9月の10件の記事

2026年9月26日 (土)

判決言渡しの最中に傍聴人同士が声を出してモメ!

 傍聴席に関して、東京地裁で珍しいことが起こった、1件じゃなく2件も。興奮のうちにご報告しよう。

 

 その日は、てかその日も、13時30分から刑事の新件が複数あり。
 706号法廷(52席)では「東大院元教授、収賄認める 検察、懲役2年求刑 接待事件初公判」などと報じられた「背任」の新件が、713号法廷(52席)では「女子中学生のAV撮影疑い 会社代表の51歳男逮捕、契約書不交付か」などと報じられた「不同意わいせつ、児ポ法違反、性的姿態等撮影、AV新法違反」(だったかな)の審理があった。

 ※児ポ法=「児童買春,児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律」
 ※AV新法=「性をめぐる個人の尊厳が重んぜられる社会の形成に資するために性行為映像制作物への出演に係る被害の防止を図り及び出演者の救済に資するための出演契約等に関する特則等に関する法律」

 

 私は、714号法廷(20席)、「傷害、恐喝」の新件を選んだ。この被告人は、山口組系の傷害致死等(裁判員裁判)で懲役10年を服役している。出所後の再犯なのだ。

 

 13時15分頃に714号へ。すでにドアが開いており、傍聴席はまあまあ埋まっていた。上記713号の前では行列が伸び始めていた。

 後で気づいた。この714号は13時20分~13時30分、「覚醒剤取締法違反、麻薬及び向精神薬取締法違反」の判決。被告人氏名は女性風だった。
 いま傍聴席にいるのは、女性被告人の判決を見てすぐ隣の713号法廷の行列に加わろう、そゆ人が多いかも…。

 

 714号の、私は検察官側の前列の端っこへ。そこには何か紙が置かれていた。あっ、被害者の席か、直ちにそう思い、私は斜め後ろの席へ。

 間もなく、一般傍聴人にはちょっと見えないような女性が来て、その紙を手に取り、そこに座った。けど1、2分ほどでか立ち上がった。
 するとっ! 間髪入れずにその席へ、ある傍聴マニア氏がどかっと座った。女性は紙を持ったまま、所在なさげにしている。書記官は何も言わない。ふうん…?

 

 やがて裁判官が登壇。若く可愛い女性被告人(非身柄)を証言台のところに立たせ、「覚醒剤取締法違反、麻薬及び向精神薬取締法違反」の判決言渡しが始まった。
 このとき満席だったと思う。色情事件と女性被告人の事件は大人気なのだ。

 途中、びしっとスーツの男性が着て、上記傍聴マニア氏に対し、要するに、紙が置いてあったろう、どいてくれ、という趣旨を言った。マニア氏は紙などなかったと断固動かない。どけ、嫌だ、という趣旨のやりとりがくり返された。
 横倉雄一郎裁判官は言渡しを中断。壇上から声を発して制した。スーツの男性は出て行った。

 女性被告人に対する判決は、拘禁刑2年6月(ろくげつ)、執行猶予5年、付(ふ)保護観察。
 同種で懲役2年、執行猶予4年の判決を受け、その猶予満了から約1年7カ月での本件犯行だという。実刑を覚悟していたのだろう、女性被告人は泣いた。体が震えていた。

 その言渡しが終わる前に、マニア氏は出て行った。

 

 ふり返るに…。問題の席に置かれ、女性が手に取ったあの紙は、特別傍聴席であることを示すために書記官が置くいつもの紙とは違った。女性は、立ち上がるときなぜ紙を元に戻さなかったのか。戻す暇もなく、間髪入れずマニア氏がどかっと座ったのか。

 ともあれ、傍聴席をめぐり裁判進行中に傍聴人同士が声を出してモメる、というシーンを私は初めて(と思う)はっきり見た。

 「傷害、恐喝」は、六本木のバーを主な舞台とする、いかにもヤクザ風な事件と思えた。被告人(身柄)はじつに男前で、きっぱりしていた。求刑は「拘禁刑3年6月の実刑」…。

 

 もう1件は418号法廷(20席)で起こった。

 15時30分~16時、「麻薬及び向精神薬取締法違反」の新件。こちらはネットで「ラッパーD.O、麻薬取締法違反容疑で3度目の逮捕 大麻やコカインを所持か」などと報じられてる事件だ。

 15時頃に行くと、先に1人いた。私は2番目。行列はどんどん伸びた。

 15時10分頃、「うわ、被告人だ!」とすぐわかる男性と、弁護人と思しき男性と、女性2人ほどだっけ、来た。そばの一般待合室に入り、被告人ともう1人が中央廊下へ歩き去った。

 15時20分頃、ドアの施錠が解かれ、間もなくぎっしり満席に。

 

 15時25分頃、さっきの一行(いっこう)が来た。弁護人と被告人はバーの中へ。
 女性2人と男性1人は席がない。傍聴席の後ろ、壁際に立った。立ち見は許されないのに。

 弁護人が書記官(おっそろしく笑顔が素敵な女性)に何か話した。書記官の表情に、困った苦笑が見てとれた。

 これだよ! 多くの弁護人は、被告人の身内が傍聴席に座れるかどうかを全く気にしていない。早くに来ているのに、待合室かどこかでのんびりし、傍聴席が満席になってから法廷へ来る、東京地裁のあるあるであーる!

 

 壁際の3人のうち男性1人は去った。女性2人が立ち続ける。

 15時30分、高森宣裕裁判官が登壇。書記官がひそひそと何か告げた。

裁判官 「本来であれば、椅子は増やさないんですけど…」

 被告人席のそばの、刑務官が多い場合の備えての、がっしり重い椅子を2つ、書記官が(検察官も手伝って)傍聴席の後ろへ移動した。
 壁際の女性2人は、並んでその椅子に座った。立ち見を超え、座って傍聴できることに…。

 

 その女性2人は、被告人の身内とかじゃなく、司法修習生か何かそっち方面だったのではないか、バッヂは見えなかったが。

 なんであれ、行列に並ばずのんびりしていた者に、椅子を与えて傍聴させる、東京地裁の刑事裁判においては大珍事といえる。 ※だいぶ昔にそんなことがあったような記憶がうっすらあるような。だいぶ昔のことだ。

 1日に2件も傍聴席に関する驚きのシーンに遭遇するとは、1990年代なら「世紀末だあ!」とか叫んだよね(笑)。

2026年9月24日 (木)

アテンション弁当、話題性で勝負の客寄せ弁当

 ローソンの「一点突破すぎ!敷き詰めごはん」が話題らしい。

 私はただちに思った。うっわ、見た感じ、味も形も有害添加物(でも日本国の基準ではOK)で固めた、ウインナソーセージ? プラス白米、つまり白い炭水化物、最悪じゃん。こんなのが397円、どうかしてるよ!

 

 でも、これはこれでいいのだ。「食べ物」じゃなくて食商品、換金手段だから。
 大事なのは、お客の健康と、株主への配当と、どっちか、明らかでしょ。

 

 さらに思った。アテンション・エコノミーと言われる。目立ったもん勝ち。良識ぶった世間をびっくりさせることをやれば、それがどんなに馬鹿げていても、儲かる。選挙でやれば票が集まる。議員になれる。

 そんな風潮を踏まえての、これはアテンション弁当、目立ち弁当、話題性で勝負の客寄せ弁当、そゆことではないのか。

 セブンイレブンもファミリーマートも、負けてなるかと頑張るかも。
 白飯の真ん中にぽつんと赤い梅干し、日の丸弁当? いや、「日本人ファースト! 愛国弁当」と呼び、参政党とコラボで売り出すかも。
 面白弁当、アイデア募集、採用された方にはその弁当を1年分進呈、いらねーよっw、とかウケそう。

 

 そんな違いは、さまざまな事象についてさまざまあるはず。ま、自分なりに思う範囲で、できる範囲で、しのいでいこうじゃないか。

 

 あそうそう、9月20日に日経新聞が「日本人の身長 伸び悩むワケ 中韓との差拡大、3つの仮説」と報じた。私は紙の新聞で読んだ。
 子どもらだけでなく妊婦さんの、栄養や睡眠が足りない、そこも原因ではないかという。

2026年9月21日 (月)

可搬式オービス詐欺に注意、という詐欺?

【要確認】道路交通法違反に伴う反則金納付のお願い(自動速度取締機記録分)

 というタイトルの詐欺メールが、どの程度にか出回っている、旨の情報を、私は今年6月にどこで見たんだっけ。
 注意を呼びかけているサイトがあるという。これだろ。

https://www.fraudnavi.com/2026/06/08/%e8%ad%a6%e8%a6%96%e5%ba%81-%e4%ba%a4%e9%80%9a%e7%ae%a1%e5%88%b6%e8%aa%b2%e3%80%800354718824-03-5471-8824-%e3%80%8c%e5%8f%8d%e5%89%87%e9%87%9115000
%e5%86%86%e3%80%8d%e3%83%a1%e3%83%bc%e3%83%ab/

 なにこの「%」だらけの長々しいURLは。こういうのってヤバイ系では?

 

 そのサイトによれば、詐欺メールには「移動式自動速度取締装置(可搬式オービス)」とあるそうな。
 そこだけでもう、警察のわけがない、詐欺メールは無知な詐欺師(笑)による、とわかる。

 どこが怪しいか、上記サイトに箇条書きされたものを見ると、そのサイト自体も、ネットで拾える程度の、誰でも思いつきそうな知識しかないようだ。

 

 いま、そのサイトの「編集部について」とかいろいろクリックしてみた。
 なんと、「次へ」とか「見る」とか、やたらちりばめられている。

 それらをいくつかクリックしてみた。当方のセキュリティソフトがぜんぶ弾(はじ)いた。

 「編集部について」には、そのサイトを誰が運営しているのか、住所や電話番号、一切すっきりない。

 「お問い合わせ」をクリックしてみた。こちらのメールアドレスを打ち込ませるようになっていた。
 ははあ、打ち込んで送信したら、ヤバイことなるんだな?

 

 しっかしネットは、詐欺師とヘイターと、政権批判への攻撃者(人間とは限らない)だらけ、その片隅で、便利なところ、良いところだけ、こっそり利用させてもらいたいと思う。

2026年9月18日 (金)

ばりばり知的障害の賽銭ドロ、シャブ密輸一部無罪、そして追尾式の!

 私にとっては超重要、絶対見逃せないあの事件、横浜地裁で16時30分から第1回公判と手帳にある。マニア氏から教わったのだ。超ありがとうございます!

 

 けど、第1回が16時30分から? もしや14時30分では? 急に不安にかられた。耐えられず、念のため13時30分頃に横浜地裁へ。
 不安は杞憂だったが、いやはや濃ゅいのを次々傍聴しましたぞ!

 

 14時~14時30分、405号法廷(45席)で「窃盗」の審理。

 被告人は身柄。同行の官の制服が、東京地裁では見かけない(記憶にない)タイプ。近寄って階級章を見て、拘置所の刑務官と判明。
 弁護人の隣に座った被告人は50歳ぐらいに見える男性で、その表情が、仕草が、すっとぼけて、可愛いというか、極めて独特なのだった。

 まずは検察官請求の書証について、次々とたくさん却下。へえ。
 公訴事実は、別所熊野神社での、千円札1枚の、賽銭(さいせん)ドロだった。

 検察官(お洒落な若め女性)の論告は、17分間ほどかかった。弁護人が説得力ある無罪主張を緻密におこなったせい、と思われる。
 被告人には知的障害があり、しかし責任能力は十分にある理由のひとつに、壇上にいるのが裁判官であると認識していることを挙げた。私はびっくりした。そんなことを挙げるとは、知的障害はそうとうひどいのだな!

 被告人には「同種前歴1件」があると聞こえた。前科についての言及はなかった。てことは、罰金求刑なのだな。
 と思ったら、どっこい、求刑は懲役10月(じゅうげつ)、ええっ!
 弁護人の最終弁論を一部拾うと…。

弁護人 「訴訟能力がなく…回復の見込みがない…母は令和3年(2021年)に死去…兄も死去…司法解剖…ネズミに顔をかじられ…黙秘権を全く理解できていない…(調書への)署名押印の意味…拒否出来ること…理解できていない…泥棒は悪い…なぜ悪い…言えない…周囲に迎合的な言葉をくり返し、その場をやりすごす…理解していなくても、はいはいと相づちを打つ…記憶力にも大きな問題…公訴は棄却されるべき…」

 でもまあ、こうなったからには「泥棒は悪い」と理解していること等を拾い、有罪なんだろうな、裁判だもの…。
 と思ったら、なんと! 前代未聞、まさかの、判決期日は追って指定! 結審して、次回は判決だけなのに、追って指定、どしてっ???

 

 15時~15時40分、403号法廷で「覚醒剤取締法違反、関税法違反」(裁判員裁判)の判決。

 被告人は身柄(拘置所)。小顔でツル禿げで男前の白人男性。通訳の言語はスパーニシュと聞こえた。メキシコ国籍か。

 主文は、懲役11年及び罰金350万円、未決660日算入、罰金の換刑は1日1万円、覚醒剤106袋を没収…。
 これで終わりと思うでしょ普通。ところが続きがあった。

裁判長 「営利目的…輸入…令和6年(2024年)8月13日付け追起訴…これについては、被告人は無罪」

 要するにだ、パーム油のタンクの底に覚醒剤合計53万1822gを隠匿し、コンテナに積んで横浜の本牧埠頭(ほんもくふとう)から密輸入、発覚してコントロールド・デリバリー捜査の対象になっていると知らず、千葉県内で、被告人らが、パーム油を抜いて覚醒剤を取り出したところを、秘匿配置の警察官らに逮捕された、という事件で…。

 被告人は、密輸入については、関わっているとの証拠も共謀の証拠もない、よって無罪…。
 こういう一部無罪は、私は初めて傍聴する!

 

 そうして16時30分~17時、405号法廷で、私にとっては超重要、絶対見逃せない「虚偽有印公文書作成、同行使」の新件!

 被告人は非身柄。水色の半袖ワイシャツ、ノータイ、濃いグレーのズボン。がっちりむっちりで、顔も腕もよく日焼け、と見えた。

 「神奈川県警の不適正な取り締まり 元警察官、初公判で「当時は許容」」と9月17日付け朝日新聞。要するにそんな感じだ。
 公訴事実を認めてあっさり終わるのかと思ったが、シンプルな“尻尾切り”では終わらないようだ。いいねっ!

 甲7号証、パトカーのドラレコ影像が再生された。
 ほら、交通警察24時とかで、違反車両をパトがぐわっと追い上げ、追いついたと思ったらマイク(拡声器)で停止を命じる、あれに、パトがぐわっと加速するときの、すっごいエンジン音を加えた、そんな感じだった。

 そんな取締りをやっても、必ずスムーズに有罪にできる、どんなふうに? という裁判を私は東京で傍聴したことがある。今回の神奈川県警のケースにからめ、「これは氷山の一角か!追尾式速度取り締まりは不正をやり放題・・・警察官の法廷証言で明らかに」としてネット記事に書いた。
 ま、さ、に、あれなのですよ。なんかこう、じーんとしてしまった。意味不明? すんません。

 

 先日、YouTubeの録画撮りがあり、3本のうち1本として追尾式の件も…。
 いっ今井がYouTubeに? その怖ろしい話はまた今度~💦

2026年9月16日 (水)

賽の河原でポケットの子石を握る

 2025年11月に私は「賽の河原の不断の努力」として、ちょっと新聞の社説のようなことを書いていた。

 

 ファクトを提示されてもそんなものは見ず、デマに扇動され犬笛に踊る者が、古今東西一定数どうしようもなく湧いてくる。

 たとえば人口の1割とか一定割合の者がそこへ堕ちるのは、人間の特性というのか、どうしようもない。「あなたそれ間違ってますよ。ここがこう事実に反します」などといくら説明しても、まったく効かない聞かない。

 連中が振りまくデマを、ちらっと信じそうな人たち(人口の2割か5割か)に対し「デマですよ、事実はこうですよ」と、飽きずたゆまずお知らせしていく、それしかないんじゃないかと。

 

 賽の河原(さいのかわら)、いまどき死語だろうか。

 平和とか人権とかいうのは、河原で小さな石を積み上げるようなもの。完成する前に鬼が出てきて崩すんだけど、くじけずまた石を積む、そうたとえることができるのでは。
 以下は日本国憲法第12条前段。

 この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。

 不断の努力、終わりはないのである。「国民の義務はなんですか?」と国が言うとき、けして出てこない義務、これを日本国憲法に明記させた方々を私は尊敬する。

 

 ここで忘れてならないのが、デマを振りまく行為、積み上げた子石を派手に崩す行為が、収益に、票に、確実につながること、そうした行為をやり放題やらせて莫大な金を稼ぐプラットフォームが存在すること、かと思う。
 そのプラットフォームは中毒性が強いこと、なんかも挙げられるか。

 ま、とりあえず、ポケットに手を入れて子石を握り、感触を確かめようか。なーんて、社説臭いですか(笑)。

2026年9月13日 (日)

偉ぶり障害、俺様障害、I’m great disorder

 ご年配の方、の多くはご存知、あの『菊と刀』のルース・ベネディクト氏、彼女が『レイシズム』で述べていること、ずばりそこに尽きるように私は思う。以下、■を付して一部抜粋。

 

■科学者が個々のファクトについて指摘をしても、レイシストの信仰はびくともしない。

■本質においてレイシズムとは、「ぼく」が最優秀民族(ベスト・ピープル)の一員であると主張する大言壮語である。

■自分にそれほどの価値がないとか、あるいは他人から批判されているとか、そういうものすべてを無視することができる。自分がそれまでにやってきた恥ずかしいこと、思い出したくないことをすべて消し去ることができる。

■自分の至らないところを指摘されたとしても、相手を「劣等な人種」と言ってしまうことで痛みを無化できる。母親の子宮の中にいるような究極のポジションが手に入るのだ。

■難しいことを考えなくて済む、というアドバンテージもある。人間の生死、過去や未来についての現実の困難から身をかわすことができる。

■どれほど学問から縁遠いひとであっても暗記できるような、たった一文を盾にする――「ぼくは選ばれし人間」。だからレイシストの言葉は政治を動かす最高の武器となる。

 

 この“素晴らしき効能”の選挙利用を大々的に始めた、それが「日本人ファースト」の参政党といえるんではないか。
 効きの凄さに驚き、自民党も取り入れた。

 お笑い芸人を目指して駄目、なんとか目立って有名になりたくて、奇天烈(きてれつ)扮装や顰蹙(ひんしゅく)言動で頑張ったが駄目、そこでレイシズムと偽愛国へ進み、議員になってしまった者もいる。

 小学生男子がきゃっきゃ喜びそうな迷惑行為で名を上げたが、逮捕され執行猶予付き懲役刑を受けてしぼみ、正義ぶっての外国人攻撃へ進み、やはり議員になってしまった者もいる。

 

 そんな状況等々を見ていて、諸君、私は思いつきましたぞ。

 さまざまな性格、個性が、強弱濃淡あるけれども、あまりに偏りすぎて、社会生活が困難になる、社会に害を為す、そういう状態にまでなったものが「人格障害(personality disorder)」と呼ばれる、私の理解によれば。

 

 ならば、いま、偉ぶり障害、俺様障害、I'm great disorder、IGD(以下単に俺様障害)という呼び方、くくりがあっていいんじゃないか。

 レイシストも、俺様障害のひとつわかりやすい症状といえる。ほかに、こんなのがある。

 ・女性を蔑視、見下す
 ・DV男
 ・選択的夫婦別姓制度など言語道断
 ・性的少数者に対する攻撃
 ・家父長制を強要
 ・パワハラ、カスハラ等々各種ハラスメント
 ・モンスターペアレント等々各種モンスター

 みんな、俺様障害、I'm great disorder だ。

 

 なぜそうなってしまうのか。

 うつ病にウイルスが関係してるとか言われる。トキソプラズマという寄生虫は、宿主の行動に影響を与えるという。
 俺様障害にも、何らかのウイルス、細菌、寄生虫の分泌物なんかが関係してるんではないか。

 温暖化、異常気象で、それらウイルス等が活発化した?
 陰謀論に凝り固まった人が死亡。脳を調べたら、アニサキスみたいなのがウヨウヨ?

 加えて、やっぱり、俺様障害の者を増やし、症状を深刻化させることで、本人と、何よりそのSNSのプラットフォームの、大きな収益につながる、本人および所属政党、応援政党が選挙で確実に票を得られる、そこが重要だろうと私は思う。舌足らずですが、とりあえず以上。

2026年9月11日 (金)

詐欺で懲役3年、仮釈放されオービス80超過

 2、3週間前か、マニア氏から教わり(ありがとうございます!)、東京地裁の20席の法廷で10時から「オービス80」、女性を尋問(職業は伏せる)と手帳にメモった。

 

 しかしその日は台風で大雨の予報が!

 電車が動かず、期日は流れるかも。いや、都心の電車はほぼ大丈夫らしい。
 もしも否認なら絶対に見逃せない。近年、否認は希少なのだ。いや、だったらなぜ警察官やメーカー社員以外を尋問するんだ。いやいや、超過80キロも出ていなかったことの証人?

 頑張って行き、なのに無知な引率者により中学生の団体の「埋め尽くし傍聴」にやられたら、心が悪魔になりそう。
 いやいや10時はさまざま新件がスタートする時刻だ。裁判員裁判の新件もあるかも。一般傍聴人はそっちへ行くだろ。いやいやそっちにあぶれた団体が押し寄せたら…。

 心が千々(ちぢ)に乱れるまま寝たら、被告人から手紙がきたか、そんな夢を見て、ああ、もう、これはダメだ、と出かけることに。幸運にも、駅まで雨が止んだ。

 

 10時から「道路交通法違反」の審理。開廷表の氏名に見覚えあり。前々回の期日を私はメモっていたのかな。

 傍聴席(20席)には、マニア氏が言った証人(女性)と、私のほかに女性が2人、合計4人ぽっち。

裁判官 「前回は検察官の立証まで…今日は弁護人の立証…どうされます?」

 弁護人は情状証人の尋問と被告人質問を請求した。なーんだ、自白事件だったのか~。

 首都高の中央環状線、中目黒付近のオービス(東京航空計器のループコイル式)による超過80キロ(測定値140キロ)の事件だった。
 通称山手トンネルのあそこは、内回りにも外回りにもオービスがある。あそこのオービスは稼ぎ頭らしい。

 証人(交際相手)にも被告人にも、なんというか一般世間とは異質な印象を私は受けた。幼少時から良くない環境で生きてきたのか、と。お互いを大事に、幸せになってほしい、と余計なお世話、すみません。

 論告で、被告人は前科2犯、3年間服役、仮出所から間もない犯行と出てきた。求刑は鉄板相場の拘禁刑3月。

 

 そのあと、約20分後か、別のフロアの別の法廷(52席。常習累犯窃盗の新件)から途中で出てきたカップルは、あっ、さっきのオービス事件の被告人と証人ではないか! 特徴的な髪型と衣服でわかる。間違いない。

 2人は仲よさそうに、小廊下を出て中央廊下を横切り、向こう側の小廊下へ入って行った。せっかく裁判所へ来たので、いろいろ傍聴してみようとてか。いいね~。

 

 帰宅後、超絶マニアックデータ内に被告人氏名を発見。前々回の期日ではなく…。

 2020年5月、同姓同名の被告人の「詐欺」の判決を私は傍聴していた。懲役3年、執行猶予5年。不動産業者に勤務時、売買で顧客を騙し、全額弁償、と備考欄にある。
 その氏名でネット検索すると、同姓同名の被疑者が特殊詐欺の出し子をやり、だまされたふり作戦で逮捕、という2022年の報道が。

 仮に同一人物だとして、2022年のがどうなったのか、とにかく2020年の判決の執行猶予は取り消されたのだろう。

 

 今回の「オービス80」は、詐欺とは異質だ。拘禁刑3月、執行猶予5年で済むか。

 あるいは、規範意識のとぼしさ、犯罪行為へのハードルの低さから実刑とされるか。ま、実刑でも拘禁刑2月だろう。これを機に心機一転、犯罪から遠ざかり、幸せになってほしい。私は72歳。そんなふうに思う、お年頃なのかしら。

2026年9月 8日 (火)

大腸ポリープ切除と青い空と芋焼酎

 「大腸がんの内視鏡検査とポリープ切除体験記」の、体験自体は2016年の夏だった。

 

 10年を経て2026年の夏、自治体の検診の検便で陽性となり、前回と同じ素敵な女医さんのクリニックへ。
 そのクリニックは、元のビルが建て替えで引っ越していた。新しいクリニックは、んまあ、センス良く落ち着いた感じにお洒落で、至れり尽くせりというか。

 10年前と同様に手術を受け、摘出したポリープは5個。だいぶ時間がかかったらしい。私はぐっすり眠っていたという。

 1個ぐらい悪性でも仕方ないか、と思ったが、5個とも良性だった。ただ、小さなポリープが3個残っており、1、2年後にまた来るよう言われた。3年目になる前に、と。

 

 今回、手術の3日前から酒と、玄米や牛蒡やキノコや海藻等、繊維質のものを摂取するなと言われ、しっかり守った。
 手術後1週間も、ほぼ同様。はんぺん、卵豆腐、ふやかしたうどん、そんなのばっかり食べた。はんぺんの美味さにちょっと目覚めた。

 

 丸10日間、酒を抜いた! 11日目、軽い運動を兼ねて、遠くのディスカウントストアへ芋焼酎(1.8か2リットルの紙パック)を買いに自転車を走らせた。
 ひっさしぶりに飲める。今夜は茄子焼きと、ラッキーにも半額でゲットできたシャケの焼いたので、芋の水割りをちびっといこう。

 見上げれば、青い空に白い雲。幸せだな~、という思いがわいてきて、なんか泣きそうになった。あ、そうか、大腸がんですと宣告されることを、じつは心の奥の方で不安に思ってたんだなぁ…。

 

 玄米とか消化の悪いものはよく噛んで食べるよう、強く言われた。

 意識して、奥歯でよぅくすりつぶすと、舌の奥の両側が、かなりの旨味を感じるのだな、と気づいた。
 清酒(濁りじゃない、いわゆる日本酒)は、舌の上に広く拡げて味わうと、格別な美味さを感じると、以前から承知していたが、食べ物もそうなのか。

 そんな感じで芋焼酎をちびちび飲んでいたら、缶酎ハイ(もちろん甘味のないやつ)を飲む気がなくなってしまった、すっかり。不思議だ。

2026年9月 5日 (土)

万引き女性が続々と刑務所へ

 先日の午後、氏名の最後の1文字が「子」の、なんか久しぶりに、女性の万引きを2件傍聴した。

 

 東京簡裁で「窃盗」の新件。

 被告人は非身柄。いっかにも高齢者、79歳。圧迫骨折で腰かどこかひどく痛いそうな。
 赤いヘルプマーク付きの高齢者用椅子付きカートにすがり、被告人席から法廷中央の証言台のところの椅子へ、ゆっくりよろよろと移動した。

 公訴事実は、自宅近所のローソンでの、ソーメン1袋、販売価格473円相当の、万引きだった。 ※揖保乃糸かも。

 ソーメンだけを、カートに備え付けのバッグに入れ、他の商品は精算して、その日は普通に退店。
 翌日、店長が防犯カメラ(実質監視カメラ)をチェックするうち、本件万引きに気がつき、翌日も来店した被告人を見つけて声をかけ、警察に連絡したそうな。

 中卒後、「水商売」で働き、離婚歴あり、現在は単身。生活保護を受給。同種前科が5犯。

  2023年11月、窃盗(万引き)、懲役1年6月、執行猶予3年
  2025年6月、窃盗(万引き)、懲役2年、執行猶予4年、付保護観察

 捜査段階の調書では「お金を惜しんで」となっており、今回精算した商品の中に酒と煙草があった、そこを若い検察官は突っ込んだ。嗜好品をやめれば金を惜しむ必要はない、と。
 被告人はゆっくり高齢者風に述べた。

被告人 「申し訳ないけど…お酒、煙草、なかなかヤメられないんですよ」

 孤独な老後の、日々の愉(たの)しみなのか…。
 論告を、検察官は6分間もやった。上記2件の前科を何度も何度も何度もくり返した。

検察官 「もはや長期間の矯正施設への収容…徹底的な矯正教育の実施が…」

 求刑は拘禁刑2年。保護観察付き執行猶予中の犯行ゆえ、今回は実刑しかあり得ない。けれども、こんなのを刑務所へぶち込んでどうすんだ? ともいえる事件なので、実刑が正当であることを強弁したかったのか。

 弁護人の最終弁論は2分間。投げやりでつぶやき調子の早口も、その姿勢も、「手癖の悪い年寄りがいるんだよ。とうとう刑務所行きだ。ま、自業自得だわな」という内心の、無言のアピールかに、私には見えた。
 判決はきっかり1週間後。

 私は傍聴ノートに赤ペンで書いた。社会との関わり、自分の存在の確認、それが、ドキドキ感も達成感もお得感もある万引きなのではないか、この人にとって、と。

 

 帰宅後、データを見てみた。2023年6月の判決と、2024年1月の判決の期日が記録されていた。どっちも私は傍聴していない。

 

 

 東京地裁で「常習累犯窃盗」の判決。

 被告人は身柄(拘置所)。黒のパンツスーツ、インナーも黒、長身で姿勢が良く美人系でスリム、というより激痩せの、50代か60歳前後に見える女性だった。

裁判官 「主文。被告人を拘禁刑2年に処する。未決勾留日数中70日をその刑に算入する。以上が主文になります」

 同種前科4犯。

  2020年4月、東京簡裁、窃盗、懲役1年、執行猶予3年、猶予は取消しとなり2022年9月19日その刑の終了
  2020年10月、東京簡裁、窃盗、懲役10月、2021年9月19日その刑の終了
  2023年9月、東京簡裁、窃盗、懲役1年2月、2024年11月18日その刑の終了

 「万引き」という語は私の傍聴ノートにないが,

裁判官 「摂食障害が影響していることは十分承知していますが…」

 と出てきたところからして、万引きなのだろう。
 食べ吐きの快感に目覚め始めた女性は――途中ちょっと端折るけど――続ければいずれ刑務所行きと、イメージしてほしい。

 最後に裁判官がこんなことを言った。

裁判官 「お医者さんに本心、言えなかった、いいかっこしたかった…私も公判廷で聞いて、つらい思いをしました」

 被告人が「はい」とおじぎした。 ※常累盗の法定刑の下限は3年だが、初めて罪名が常累盗になる場合、酌量減軽で下限より下げるのが一般的といえる。

 

 閉廷後、カチャカチャと再び被告人に手錠、腰縄が。そのとき弁護人(見たことのない中年男性)が軽くニコニコと言った。

弁護人 「控訴、します? 控訴は?」

 被告人が返答を拒んでも、明るく軽く弁護人は尋ねた。被告人は答えず去った。泣きそう、と見えた。   

 帰宅後、データを見てみた。2020年4月の期日と、おそらくは上記2番目の事件だろう、2021年3月の高裁の期日があった。どっちも私は傍聴していない。

2026年9月 3日 (木)

偽愛国と排外主義で時代のヒーローに!

 だんだんと明らかになってきたんじゃないかな。

 

 たとえば、「塩入清香さんによると、君が代の「君」はイザナキの「キ」とイザナミの「ミ」を取っているから男女を表す」のだそうだ。

 しょんな馬鹿な、誰も信じないだろ、鼻で笑うだろ?

 

 いやいや! 偽愛国や排外主義のもと、こういうトンデモやデマをくり返し堂々と、おもしろおかしく広言し、あるいは、むちゃくちゃ迷惑、逮捕すれすれ(時に逮捕)なことを堂々とくり返しやってのけ、そうして――ここが大事――批判する人たち、特に自由や権利や平和を言う人たち(オールドメディアならぬオールドピープル)を、力強く蹴散らし見下す、偉ぶる、、、

 どうやらそれがネット時代のヒーロー像、ヒロイン像である、と明らかになってきたんじゃないか。

 

 時代のヒーローには「推し活」が湧く。
 馬鹿ばかしいトンデモをもっと言え、批判者らをめっちゃ刺激する形でわめけと、面白がって応援する。

 芸人を目指したが売れず、方向転換。奇天烈扮装、ぶっ飛び主張など試行錯誤を経て、偽愛国と排外主義に行き着き、そこに特化して派手に暴れ「推し活票」を集め、なんと議員になっちゃった人もいるとか。

 

 今や、偽愛国、排外主義、プラス、事実をもとに「それは間違っている」とかいう普通の人たちを面白おかしく蹴散らし見下す、これが、時代のヒーローに成り上がるための、確実な近道と、明らかになってきたんじゃないか。

 

 どうすればいいか。
 まずは何か名称を与えるべきでは、と私は思う。名称が独り歩きして変なレッテル貼りになってしまうおそれもあるけれども、やはり、漠然と危うく感じているより、名称があるほうがいいと思う。

 たとえば、政治的ぽく見えるが、左翼でも右翼でもない下翼(げよく)とか。名称についてアイデアを出し合ううち、そのものの本質がさらに見えてくる、てこともあると思う。

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