大腸ポリープ切除と青い空と芋焼酎
「大腸がんの内視鏡検査とポリープ切除体験記」の、体験自体は2016年の夏だった。
10年を経て2026年の夏、自治体の検診の検便で陽性となり、前回と同じ素敵な女医さんのクリニックへ。
そのクリニックは、元のビルが建て替えで引っ越していた。新しいクリニックは、んまあ、センス良く落ち着いた感じにお洒落で、至れり尽くせりというか。
10年前と同様に手術を受け、摘出したポリープは5個。だいぶ時間がかかったらしい。私はぐっすり眠っていたという。
1個ぐらい悪性でも仕方ないか、と思ったが、5個とも良性だった。ただ、小さなポリープが3個残っており、1、2年後にまた来るよう言われた。3年目になる前に、と。
今回、手術の3日前から酒と、玄米や牛蒡やキノコや海藻等、繊維質のものを摂取するなと言われ、しっかり守った。
手術後1週間も、ほぼ同様。はんぺん、卵豆腐、ふやかしたうどん、そんなのばっかり食べた。はんぺんの美味さにちょっと目覚めた。
丸10日間、酒を抜いた! 11日目、軽い運動を兼ねて、遠くのディスカウントストアへ芋焼酎(1.8か2リットルの紙パック)を買いに自転車を走らせた。
ひっさしぶりに飲める。今夜は茄子焼きと、ラッキーにも半額でゲットできたシャケの焼いたので、芋の水割りをちびっといこう。
見上げれば、青い空に白い雲。幸せだな~、という思いがわいてきて、なんか泣きそうになった。あ、そうか、大腸がんですと宣告されることを、じつは心の奥の方で不安に思ってたんだなぁ…。
玄米とか消化の悪いものはよく噛んで食べるよう、強く言われた。
意識して、奥歯でよぅくすりつぶすと、舌の奥の両側が、かなりの旨味を感じるのだな、と気づいた。
清酒(濁りじゃない、いわゆる日本酒)は、舌の上に広く拡げて味わうと、格別な美味さを感じると、以前から承知していたが、食べ物もそうなのか。
そんな感じで芋焼酎をちびちび飲んでいたら、缶酎ハイ(もちろん甘味のないやつ)を飲む気がなくなってしまった、すっかり。不思議だ。
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