28日(月)の午後、29日(火)の午後、どうしても傍聴したい事件が何件もあった、のだが、すっぱり断念した。28日昼前に出すはずの締切り原稿が終わらず。
30日(水)朝に仕上げて送信、疲れ果てて眠り、同日午前のあの重要事件もパスした。
でも、じつに良い原稿が書けた。大したもんだと自画自賛。
自画自賛だけじゃ困るけど、しかし自画自賛できないような原稿を書いてる者は駄目だと思う。
30日(水)午後、裁判所へ行った。
最初の狙いは13時30分から、「“モノ言う株主”「趣味は炎上」のインフルエンサー田端信太郎がメルカリ社員をSNSで侮辱した疑いで書類送検…被害者は複数? 本人を直撃すると「事実です」」などと報じられた「侮辱」の審理。
色情でも殺人でもないし、女性被告人でもないし、審理の期日だし、傍聴席は52席だし、13時30分は「地裁の刑事の新件」が多くスタートする時刻、ま、大丈夫だろうと…。
13時15分から3フロア下の42席の法廷で「無免許過失運転致傷」の判決、まずはこれから傍聴した。
傍聴人は私を含め3人ぽっち(笑)。運転免許の停止中に、二輪車でか常習的に配達の業務を行い、自転車を左折時に巻き込んだか事故った事件。普通に拘禁刑10月、執行猶予3年。
「累積点数が69点」と出てきた。停止中の無免許運転は、停止の理由となった違反の点数に、無免許の点数を足す、それもあって大きな点数になったのだろう、と一般的には推測できる。
13時22分頃に出て「侮辱」へ。なんと、廊下に10人ほどか人がいて、52席の法廷はほぼ満席だった。少しだけ空席があり、からくも座れた。この事件と承知で傍聴に来た人が多かったようだ。やばいやばい。
今日は論告弁論。まずは検察官が論告。冒頭にこんな部分があった。
検察官 「被告人は…強い表現、過激な表現を使うことが、注目を集めるため必要であり…と…」
そうして(以下、表記は不明)、「クソ人材」「バカ」「クソ」「無能」「お前がバカ人材じゃ、このクソ地雷が」「ほんとこいつクソ地雷の人材やで」「クソの無能」等々の言葉をぶつけたんだそうだ。
目立ちたい、アテンションを得たい、そのために口汚く罵倒しまくった? 法律がどうこうの前に、人としてアウトじゃん、私はそう感じた。
求刑は罰金20万円。
14時03分、弁護人(高野隆弁護士か)が証言台のところへ出てきて、壁の大型モニターを使いつつ、最終弁論を始めた。90分間の予定だという。ひ~。
こんな部分があった。
弁護人 「クソ…人糞を意味する…しかし一般に、クソが直ちに人糞とは解されない…クソ野郎…否定的ではあるが、最大限の侮辱行為とまでは言えない…どのような表現をするか、表現者の自由…逸脱する場合のみ許されない…」
なるほど。侮辱的な表現があったからと直ちに国家がしゃしゃり出て刑罰を科す、そりゃまずいよね。
ただ、だからといって、注目を集めるために、特定個人に対しクソ地雷だのクソな人材だのぶつけ、表現の自由だと居直るのは、如何なものか。
これで無罪なら“目立ちたい系”、“アテンション系”は大喜び、かもね。
この日は他の法廷にいろいろあり、14時32分頃に私はそっと退出。
以下、一部をちらっと。
15時から東京高裁622号法廷(42席)で「建造物不退去」の判決。
珍しい罪名だ。私は過去に何件か傍聴した。本件は何だろう。
ところが、被告人の不出頭はいいとして、弁護人が現れない。ぜんぜん来ない。
裁判長 「期日を忘れてるのはひどいねえ…弁護人が期日指定…忘れるとは、とんでもない話だわね」
15時30分から東京地裁818号法廷(52席)で「暴行」の新件。
まさか! そのまさかだった。この被告人の事件を私は過去に5件、傍聴した。最初の2件が駐車監視員に対する「公務執行妨害」で、かつ被告人が非常に個性的だったため印象深く、「うわ、また出てきた!」と傍聴し続けたのだ。あと3件は「暴行」だった。
今回は、コインシャワーの利用規則に違反して管理者と口論になり、という事件だった。
これは全く私の妄想的想像だが、この人は幼い頃から虐待され、蔑まれ続け、そのことが当人の自尊心を異様に高め、現実と折り合いが付かない部分を妄想で固めるようになり、本来は悪い人ではないのだが、天涯孤独、自尊心を傷つけられるとトラブルになりやすく、路上生活と刑務所生活とを行ったり来たり、、、
似たような孤独者はたくさんいて、少なからぬ部分は、排外ヘイト、偽愛国なんかに夢中になり、日々の不満、不安をやり過ごしているのではないか、なんて想像してみたり、、、
次回期日は追って指定となった。