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カテゴリー「報道にコメント」の287件の記事

2026年4月 3日 (金)

反則金の違反、青切符のサインを拒否して逮捕!

 2026年4月1日、自転車に反則金、がスタート。

 自転車の違反で青切符(反則切符ともいう)を切られ、5、6枚でひと綴りの何枚目だっけ、交通事件原票の下のほう、供述書(甲)の欄に、署名押印(以下、サイン)を求められる人が、これから全国で続出することになる。

 

 あのサインは任意だ。サインしてもしなくても、押印だけしなくても、本人の自由だ。

 ところが、反発する者を現場で屈服させておきたい、あきらめて反則金を払わせたい、屈服させられないと上司から叱られる、といった事情があるのだろう、なんとしてもサインを取ろうとする警察官がいる。特に昔はよくいた。

「サインしたらアウト。サインしなければチャラになる」

 なんて思い込んぢゃう違反者もいたもんだ。

 

 それでだ、そのサインについて、2008年5月9日の当ブログ記事に、すっごい報道を私は引用していた、のを発見した。その記事からその部分を切り取り、こっちで述べよう。

 

 以下は、2008年5月8日付け日刊スポーツ、の一部である。んもぉびっくりの判決なんで、よく噛みしめて読んでほしい。

速度違反で違法逮捕と60万円賠償命令
 速度違反をしたとして逮捕された新潟県上越市の農業男性(46)が、逮捕は違法として県に慰謝料など約240万円を求めた訴訟の判決で、新潟地裁高田支部は8日、60万円の支払いを命じた。

 庄司芳男裁判官は「男性に証拠隠滅や逃亡の恐れはなく、逮捕の必要性を欠いていた」と違法性を指摘した。

 判決によると、男性は2006年5月、上越市で乗用車を運転中、23キロオーバーの速度違反をしたとして上越署員に反則切符への署名などを求められた。

 男性は免許証を提示し連絡先を示したが、署名は拒否。署員から「違反事実を認めないと、逮捕もあり得る」と迫られたが、拒否し続け、逮捕、約25時間、身柄を拘束された。
 男性は「警察が反省しないと意味がない。判決を真摯(しんし)に受け止め、謝罪してほしい」と話している。

 

 違反切符へのサインを拒否し、逮捕された、と読める報道だ。取締りの現場で警察官に逆らって逮捕されたことが、民事の裁判になり、なんと警察側が負け、報道される、非常に珍しい!
 ま、とりあえずそこまで。いま忙しいのでっ💦

2026年3月21日 (土)

裁判官マップ、傍聴マニアが投稿するなら

 「裁判官2500人を可視化「裁判官マップ」公開、口コミ投稿に「圧力になる」と懸念も…開発者の弁護士に聞く」と3月18日付け弁護士ドットコムニュース。
 こうある。

開発したのは、インターネットの誹謗中傷問題に取り組む田中一哉弁護士だ。生成AIサービスを使い、今年2月から一人で開発に着手し、約1カ月で公開したという。

 そのきっかけについて田中一哉弁護士は、

Googleマップの口コミに関する名誉毀損訴訟だったのですが、裁判所は「Googleマップの口コミは、一般的に、投稿した個人の主観的な事実の認識、評価を示すものと理解されており、閲覧者において、直ちに投稿された事実や評価を信用するというものではない」として請求を棄却しました。

この判決を読んだとき「それなら裁判官の口コミサイトを作ったらどうだろう」と思ったのが出発点となりました。

 なるほど。

 

 私なんかだと、あの裁判官、この裁判官について、こんなクチコミを投稿したい。

■声が小さい! 検察官、弁護人にはかろうじて聞こえるのか知れないが、傍聴席まで声がよく届かない。公開の裁判といえるんかーぃ。

■期日を守らない! 9時50分からの判決言渡しを、9時46分に初めて9時48分に終わる。「少し早いですがお揃いのようですので」といつも始めるけど、それ、公開の裁判といえるんかーぃ。

■やんちゃな女性裁判官! 男社会をのぼっていくには男以上にやんちゃでなければ、ということなのか、、、

■手続き至上主義! 1つ1つ丁寧に手続きを踏むことにこそ歓びを見出してるような裁判官がいる。裁判自体は検察追認のテンプレートなのに。

■偉ぶり王! 被告人をあからさまに見下す裁判官、いるよね。中国人の被告人を特に見下したり。

■証拠減らし! 検察書証に対し弁護人が同意・不同意の意見を言う前に、証拠等関係カードを見て、検察官による証拠請求を減らそうとする、毎回念入りにそれをやる裁判官、いるよね。「証拠を減らそう会」か何かのメンバーなのかな?

■被告人を被告と! 民事は原告vs被告、刑事は検察vs被告人なのに、メディアの誤報に慣れてか、刑事の裁判で被告人を被告と呼ぶ裁判官がいる。

■法服を袖まくり! やたら暑い法廷で、袖まくりの裁判官、それは全然オッケーと私は思いますけど。

2026年3月16日 (月)

収益性の悪い裁判所は閉庁って!

 「国立美術館・博物館に重いノルマ。未達成なら閉館含めた再編も──国が突きつけた、第6期中期目標の衝撃」と3月4日付け美術手帖。そんなら、いずれ…。

 

 UPニュースのお時間です。

 裁判所にも収益性が突きつけられることとなりました。自己収入額の割合が裁判所経費の4割を下回る場合、「社会的な役割を十分に果たせていない裁判所」と見なされ、閉庁を含めた再編の対象となります。

 

 罰金は国の一般財源となるため、拘禁刑ではなく罰金の判決が推奨されます。可能な限り多額の罰金を科すこととなります。

 被告人が罰金を完納できない場合の労役場留置については、従来は財産刑を自由刑に換えて執行する、換刑処分とされていましたが、今後は、政権と懇意の大手人材派遣会社に登録させ、罰金相当額を現金またはサナエトークン等で納入するまで過酷な労働に従事させることとなります。

 

 そのほか、内務省司法局は次のような収益事業を提案しています。

・ これまで国が負担することの多かった国選弁護人の費用を、必ず被告人に負担させる

・ 刑事、民事の当事者、弁護人、代理人弁護士、証人等から、制令で定める金額の入廷料を徴収する

・ 裁判の傍聴は有料とする。傍聴席着席料金は、事件の人気度により制令で定める

・ 有名芸能人の薬物事件、性犯罪事件についてはその傍聴券をオークション制とする。 

・ 執行猶予がほしい被告人には、政令で定める金額の執行猶予金を納付させ、執行猶予とする

・ 「勝訴!」「不当判決!」などの通称「びろーん」を地下の売店で販売する

・ 裁判所前の歩道で「勝訴饅頭」「無罪焼き」などを販売する

・ 推し裁判官、推し書記官のうちわ、Tシャツ、キーホルダーなどを販売する

 

※ UP=うそぴょん ←こうやっていちいち断らないと、今時のネット耽溺者は本気にして「×番目の提案はおかしい!」とか興奮しちゃうおそれがあるので💦

2026年3月 7日 (土)

「公わい名人」と呼ばれた時期もあった

 「草間リチャード 公然わいせつの真相は“度胸試し”報道「本当にもったいない」“DASH功労者”の軽率行動にファン落胆」と1月15日付けFLASH。

 

 そういえば私は、草彅剛さんが「公然わいせつ」と大報道されたとき、当ブログに記事を書いたっけ。
 探したらあった、2009年4月23日付けの「不特定多数の者が容易に覚知し得る状態で」だ。

 

 そこに、『この裁判がすごい』(裏モノJAPAN 2009年5月号別冊 鉄人ノンフィクション)に「交通ジャーナリストの今井です。最近は、もっぱら“公然わいせつ”にハマってます。」という記事を私が書いたと出てくる。

 ああ、そんなの書いたっけ。PCの中を探してみた。見つかった。その記事中にこんな部分がある。

 どういうわけだか、最近は公然わいせつにハマってる。簡裁の道交法が最優先、それは動かないが、地裁の道交法を捨てても公然わいせつの法廷へ行く。
「今井さん、また公然わいせつですか。どうしちゃったんですか。もう〝公わい名人〟ですね、きゃっ」
 と傍聴仲間の娘さんから笑われたりしてる

 

 たくさんの、バラエティに富む「公然わいせつ」を紹介した中に、こんな部分がある。以下、「ン」と「ん」を「✨」に痴漢もとい置換する。

◆女性にセ✨ズリを見せたい

 こっちは67歳。捜査段階の調書を検察官が一部読み上げた。私は吹き出しそうになってしまった。

「女性にセ✨ズリを見せて驚いた顔を見て興奮する。女性がちらちら見ていたので私も興奮して、しごいてれば射精するかと。ち✨ぽを出してセ✨ズリすれば捕まることはわかっていた。しかしち✨ぽを出してセ✨ズリするのを女性に見せて興奮する癖があるので、ち✨ぽを出してセ✨ズリしてしまった」

 「それ」などの代名詞を使わない、見事な、というか爆笑の調書である。110番通報をした女性の調書は「公園で平然とち✨ち✨ん出して、しこることしてた。変態です」と表現されてるそうだ。罰金10万円。満つるまで算入。

 

 代名詞を使わない調書、つくづく見事だと思う。「しこる」と、女性は言ったのだろう。そのまま録取する、優秀な警察官だと私は思う。

 

 当時は東京簡裁、東京地裁に「公然わいせつ」の公判が多かった。今、めっちゃ少ない。男たちは陰茎を出さなくなったのか、そうだとすれば、なぜっ!?

 いやいや、認知件数はそう減っておらず、不起訴がやたら増えたとか?
 よし、法務省の統計を調べよう。東京地検の罪名別月表も見てみよう、なーんて今回はしません。4月から自転車に反則金、あれが始まる関係で忙しいので~。

2026年3月 6日 (金)

捜査書類を保管しても組織のプラスにならない

 「【独自】鹿児島県警で捜査書類の紛失多発 2023年に内部文書に記載、処分はゼロ」と3月4日付け西日本新聞。

 これってば、警察の不正、不祥事について、警察発表を報じるんではなく、新聞記者が掘り起こして報じるという、タブーをやってのけたわけだ。西日本新聞は、何年か前にもそういう記事を打った。やるよねえ、と私は思う。

 

 今回の記事中に、こんな部分がある。

問題の文書は、県警が捜査の留意点の周知などを目的に捜査担当課にメール配信した「刑事企画課だより」の「No20」(23年10月2日付)。

 

 おお、「…だより」! その存在を私は読者氏から教わり(ありがとうございます!)、警察庁発の「交通指導だより」をどどっと開示請求、じつに興味深い事実を発見したことがある

 西日本新聞には、さらにこんな部分が。

2ページには「再審や国賠請求等で廃棄せずに保管していた捜査書類が組織的にプラスになることはない」とし、不要な記録の速やかな廃棄を促す記述がある。

 

 たっ、確かに。
 保管しといても、再審や国賠請求等で警察、検察が不利になるだけだ。実際、袴田事件ほか多くの再審無罪は、検察が隠し続けていた捜査書類がとうとう明らかになった結果だった。
 長く保管していたがために、組織のメンツが大いに傷ついたわけだ。

 しかし、だからって「…だより」で「速やかな廃棄を促す」って、おいおいである。

 いや、警察の独断でそんな大胆なことを「…だより」に書くとは、うーん、私としては、ちょっと考えにくい。検察のほうからご指示、教唆(きょうさ)があったんではないか。

 とすれば、鹿児島地検が独断でやるとは考えにくい。袴田事件の再審無罪に超ムカついたあの検事総長が、全国の地検に対し…とか? 妄想は広がる。

 

 記事にはこんな部分もある。

文書の1ページに「県内で捜査書類の紛失・誤廃棄が多発。急増中」と説明。「個人情報を含む捜査情報を記録したノートなどを、現場や立ち寄り先に置き忘れる事案も複数発生」ともあり…(後略)

 

 やばい警察官がいる部署で「多発」はわからないじゃないが、県警全体で「多発」「急増」って、そんなことがあり得るんだろうか。
 とんでもない人物が幹部になり、現場警察官たちは嫌んなっちゃったとか、いろいろ憶測してしまう。

 

 あ、そういえば昔、全国の運転者諸氏からの質問や相談を私が受けていた頃、交通取締りに納得いかず否認したら、それきり音沙汰なしになってしまった、違反的には呼出しなく不起訴とは考えにくく、いったいどうしたんだろう、ということがあった。
 のちに、警察官が精神的に病んだか、捜査関係の文書を廃棄したとか報道があり、「あっ、もしやそれかも!」となったっけ。遠い記憶であり、細部はちょと違うかも。

 ま、いろんなことがありますね。

2026年3月 3日 (火)

でっち上げ冤罪の被害者、村木厚子・元厚労次官の連載が始まった

 日経新聞の朝刊に「私の履歴書」というコーナーがある。

 3月から、元厚生労働次官、村木厚子さんの連載が始まった。
 村木厚子さんは、でっち上げ冤罪の被害者を体験した、希有な元次官だ。日弁連の解説をぜひどうぞ

 

 3月3日は連載の第3回目、「取り調べ 「大した罪じゃない」に怒り 検察はストーリーありき」。紙の新聞に、こんな部分が。

 私にはまったく心当たりがない。自分の知っていることをきちんと話せば、分かってもらえると思っていた。しかし検察にとって大事なのは、ストーリーに沿った有罪の証拠を集めることなのだ。
 質問に私が答え、検事がメモする。しかし、私の言ったことのほとんどは調書にならない。検事が必要だと思ったところだけが、調書にされる。緊張の連続だった。

 

 的確で分かりやすい書きぶりだ。

 検察はなぜそんなことができるか。ずばり、裁判官は検察官を(警察官をも)基本的に疑わないからだろう。

 被告人の言い分はすべて、捜査段階の調書に記載されている。調書に記載がないことを、法廷で被告人が言いだした場合、それは刑責を免れるために思いついた嘘だ、と信じ込んでいる、信じ込むのが仕来りである、そういうものが、長く刑事裁判を傍聴していると、ひしひし感じられる。

裁判官 「捜査段階における供述調書が、本件の立証の重要な部分を占める。よってその信用性については子細に検討しなければならない」

 とか言い、無罪方向の解釈については、石橋を叩いて叩いて叩き割るかのように子細に叩く、有罪方向の解釈については、ピコピコハンマーでピコピコ叩いてよしとする、そんなものがひしひしと感じられる。

 

 結局、裁判官は、日本の優秀な警察、検察をまずは大いに信頼しており、裁判が始まれば早々と有罪の心証を得る、得た心証をもとに、必要な証拠を遺漏(いろう)なく拾って有罪とする、それが基本なのだな、と。

 ごくまれに、「多くの裁判官は有罪とするだろうに、この裁判官は証拠を公平、適切に見て無罪とした!」というケースに遭遇することがある。おお! と感動する。

 

 でっち上げ冤罪といえば、250日間の勾留体験、有罪確定体験の江口大和弁護士(元)だ

 なぜ「ハシビロコウ」なのか、同書の最後のほうに出てくる。

 でっち上げ冤罪で今も無期懲役の牢獄にいるのは、北陵クリニック事件(メディア的には仙台筋弛緩剤殺人事件)の守大助さんだ。

 唯一の証拠である写真の測定値、そのチェックが一切ないことに、誰も疑問を持たず、誤測定を訴える者を続々と有罪とし続けるオービス裁判とか、なんといいますか、もう…。

2026年2月14日 (土)

交通取締りの、ありがちな不正が、なぜこんな大ごとに?

 「独自」として朝日新聞が、2月14日午前4時付けで「交通違反取り締まりで不正か 神奈川県警が違反2700件取り消しへ」と報じた。

 読売新聞は同日午前5時付けで「神奈川県警の不適切取り締まり、小隊ぐるみで虚偽調書作成か…発覚のきっかけは対象者からの相談」と報じた。

 毎日新聞は同日午前10時08分付けで「神奈川県警、交通違反2700件取り消しへ 反則切符など虚偽記載か」と報じてる。

 

 朝日はなぜ「独自」と打ったのか、そこは措き、ちらっとだけコメントしとこう。

 私は40数年にわたり、てかもう50年近く、交通違反、取締りを取材、調査、研究してきた。

 全国の読者諸氏からの、4千件を優に超えるご質問、ご相談に対応し、現職、元職の警察官諸氏から話を聞き、酒を飲み、そっち方面の書籍等を読みあさり、交通違反、取締り関係の行政文書を約25年にわたって開示請求し続け、交通違反の裁判を、主に東京高地簡裁で、ほか全国あちこちの裁判所で傍聴し続ける等々の日々を暮らしてきた。こう言っちゃなんだが、幸運な人生だと思う。

 

 神奈川県警の今回のケースは、車間距離不保持の違反の、車間距離について嘘の書類をつくった、というのが発端らしい。
 そんな不正は、べつに普通でしょ、と思う。普通が言い過ぎなら、ありがち、か。

 

 驚くのは、なぜこんな大ごとになってしまったのか、過去の2700件も洗い出す必要はないだろうに、なんで? そこである。

 その巡査部長が、あまりにも堂々とやりすぎて、成績を上げすぎた、という要素はひとつあるのかもしれない。
 取締りを受けた側のドライブレコーダーによる、動かぬ証拠、その威力が大きかったのかも。

 でも、それっぽっちでこうまで大ごとになる(する)か?

 たとえば、巡査部長をえげつなくかばう一派(いっぱ)がいて、その一派に前々からムカついていた一派があり、なーんていろいろ想像しちゃう。
 警察組織は、けして一枚岩(いちまいいわ)ではない、場合があるようだ。

 

 ところで、違反点数を取り消すというけど、その点数のせいで運転免許の停止等の処分を食らい、経済的に、人生的に、大きなダメージを受けた人もいるだろう。
 損害の賠償を求めて民事の裁判をやったら、どうなるか。

 よほど特別な事情がない限り、きっと負ける(警察側が勝つ)と私は推測する。負かす(警察側を勝たせる)ずばりの論法とは…。

 

 とりあえずここまで。原稿がぜんぜん進まず、今週は裁判所行きを全休してしまった。なのに進まず、もう2月半(なか)ば、大変なのです💦

 高速道路交通警察隊のパト、のたぶんドライブレコーダー(的なものかな)と、追尾式速度取締りに用いるストップメーターの画像、いずれも2008年に私が撮影したものを、x(Twitter)のほうにアップしときました。当ブログは容量オーバーで、画像を載せられないので。

2026年2月 3日 (火)

ありがちな不正で兵庫県警はなぜ書類送検した?

 ん? 珍しい“現象”を発見しましたぞ。

 以下は2月2日17時37分配信の、Yahoo!ニュースのサイトにある共同通信の記事だ。

交通違反捜査で虚偽報告か 兵庫県警の2人書類送検
 信号を無視したバイクに関する交通違反の捜査報告書に、目撃していないうその内容を記述したとして、兵庫県警が虚偽公文書作成・同行使の疑いで、地域部に所属していた男性巡査部長と男性巡査長を書類送検していたことが2日、情報公開請求で分かった。
 県警によると2人は昨年1月20日夜、赤信号で交差点を通過するバイクをパトカーから目視したとして、運転の男性に交通反則切符を交付。報告書に「赤信号で停止線を越えた」と記載した。
 ところが別の担当者が現場を訪れると、停止線は建物に遮られパトカーの場所からは見えないことが判明。2人は県警の調べに虚偽だと認め「功績を残したかった」と説明したという。昨年12月に書類送検された。

 

 以下は2月2日19時16分配信の、神戸新聞の記事だ。

交通違反の捜査報告書にうそを記載 容疑で巡査部長ら2人を書類送検「功績を残したかった」 兵庫県警
 ミニバイクの信号無視に関する捜査報告書にうそを記載したとして、兵庫県警は2日までに、いずれも30代男性で本部地域部門に勤務する巡査部長と巡査長を、虚偽公文書作成・同行使の疑いで神戸地検に書類送検した。昨年12月10日付。県警は同月16日、2人を本部長訓戒としている。
 神戸新聞社の情報公開請求に対し、県警が明らかにした。
 監察官室によると、2人は昨年1月下旬、東播地域をパトカーで巡回中、信号無視で交差点を横切るミニバイクを発見し、停止させて違反切符を切った。捜査報告書には「違反車両が停止線を通過するのが見えた」と記載していた。
 だが後日、別の警察官が現場を確認したところ、パトカーの位置から停止線は建物の陰になって見えない状況だった。
 2人は「検挙して功績を残したかった」と説明。信号無視は実際にあったため、違反切符は有効に取り扱われた。県警は2人が関与した他の書類も調べたが、虚偽記載は確認されなかった。

 

 共同通信と神戸新聞が、それぞれ独自に開示請求をし、それぞれ独自に報じた、かに見える。
 同じことを報じながら、微妙に異なる、どこがどう異なるか、我々交通違反マニアには非常に興味深い。 ※我々って誰だよっ(笑)

 

 40数年にわたり交通違反・取締りを取材、調査研究してきた私からすると、この報道、「なんで?」と思わざるを得ない。

 一般的には、現認がいい加減だったのに、しっかり現認したかに嘘の報告書等を作成する、それは、なんちぅか、特段珍しい話じゃない。ま、普通にあり得ることだろう。

 珍しいのは、そんなことでなぜ「虚偽公文書作成・同行使」で立件し、送検までしたのか、そのことである。
 なにか、よっぽどの裏事情があったに違いない、と私は想像する。

 

 取締りは昨年1月20日夜。書類送検は同年12月10日付け。その間、いったい何があったのか。
 もしや、巡査部長と巡査長または上司等が、もっとトンでもないことをやらかし、昨年1月のしょぼいネタで責任をとらせて幕引きを図ったとか? 考えすぎですかねえ、、、

2026年1月31日 (土)

兄のプーマと弟のアディダスと

 「「弟」アディダス、「兄」プーマに完勝 規模3倍、時価総額は9倍」と1月27日付け日経新聞。これを紙の夕刊で読んだ。

 1924年、ドイツ南東部のバイエルン州、ヘルツォーゲンアウラハという町に、ダスラー兄弟(兄はルドルフ、弟はアドルフ)がスポーツシューズの工房を構えたという。

 兄弟は政治思想が異なり、ナチスが台頭するや「互いに口を利かないほど険悪な関係となった」そうな。
 ナチスに対し、どっちがどんな思想だったのか、記事は触れてない。やばすぎるんだろうね~。

 第2次大戦が終わっても兄弟仲は修復されず、1948年に兄が工房を飛び出し「プーマ」を創業した。弟は翌1949年、「アディダス」を設立。
 へえ~、知らなかったよぅ。

 事業は両者とも順調に伸び、雇用も拡大した。結果的に小さな町は2つの陣営に分かれた。

 そうして…。

 54年のW杯で当時の西ドイツ代表監督は、靴やユニホームの提供を依頼しにプーマに出向いた。ただ資金提供を求められ、プーマを率いるルドルフが憤慨した。
 この申し出をアディダスのアドルフは快く引き受けた。西ドイツはこの大会で初優勝し、それ以降アディダスはドイツ代表の公式スポンサーを務めることになった。

 一方のルドルフも、70年のW杯で、「サッカーの神様」、ブラジル代表のペレにスパイクを提供。

 世界の視線が集中するキックオフ直前、ペレが靴ひもを結び直すパフォーマンスを仕掛けてブランド認知を高めた。

 へえ~、ペレさん、やりますねえ。
 紙の新聞の記事はまだ続く。さらにいろいろあったそうな。

 

 で、交通違反へどうつながるんだ? つながりません(笑)。
 つながらないけれども、紙の新聞を見て「へえ~」と思うこともある、そゆことね。

 ま、無理につなげようとするなら、可搬式オービス。

・ 超高性能な外国製を使い、速度違反金、速度取締りの民間委託へ、さらに違反金と民間委託を他の違反へも広げ、8割ほど不起訴で終わってる軽微な交通事故からも警察限りでNewペナルティを徴収、という巨大市場を目指す一派。

・ 国産の可搬式に執着する一派。

 二派がいて、結果、巨大市場は台無しに、ですかね。

 後者は阿呆やなあ? その意見に私は賛成しない。巨大市場につながるアイテム、税金で多数購入することになる可搬式に、外国製を採用しては霞が関官僚の恥、なにより財務省が許さない、そんな事情があり、仕方なかったんではないか…。

2026年1月 8日 (木)

船の解体で「日本すごいぞ」

 「老朽船を30年ぶり国内解体 日本郵船検討、環境条約で海外委託難しく」と1月8日付け、紙の日経新聞で読んだ。2面の7段組の大きな記事だ。
 冒頭の部分がネットで読める

 老朽化した船を解体する施設が世界的に不足する懸念が出てきた。2025年に発効した条約により厳しくなった環境規制に適合する施設が少ないためだ。日本の海運会社は海外に解体を頼ってきた。日本郵船は国内で約30年ぶりに解体する検討に入った。
 「これからものすごい量で古くなった船が出てくるのに」。日本郵船の曽我貴也社長は船の解体施設の不足に危機感を抱く。

 今井がなんでそんなの読んだ? 昔、船乗りだったので、ってうそうそ。紙の新聞だと、朝食(繊維質スープと納豆)を食べながら、ながらスマホならぬ“ながら読み”をついしちゃうのだ。

 船の寿命は「20~30年」だそうで、紙のほうには「南アジアに依存」としてこう書かれている。

 船の解体はインド、バングラデシュの2カ国で世界の7割ほどのシェアを持つ。パキスタンやトルコも盛んだ。日本では1990年代以降、本格的な船の解体は実施されていない。 

 へえ~、である。まったく知らんかったよねえ。

 それでだ、愛知県知多市に、船の解体の世界最大規模の拠点を計画しており、2028年にも事業を始めるんだそうだ。
 船の鉄は品質が良く、知多市のその拠点の周辺には、鉄鋼会社の高炉や電炉や集積しているという。へえ~。

 コペンハーゲンの海運業団体BIMCOは、今後10年間に見込まれる船の解体数は約1万5000隻と過去10年の2倍になると資産する。

 

 日本すごいぞ、てえことになったらいいね。お友達企業、中抜き、丸投げ、献金、パー券等の連中が群がってくる(すでに群がってる)だろうけど、そんな連中にぐずぐずにされませんように。

より以前の記事一覧