すれ違い直列とは
センターラインなんぞなく、軽自動車同士でもすれ違うには減速を余儀なくされる、住宅街のゾーン30の道路。
道路左側を自転車で走っていくと、前方右側を歩行者が同方向へ歩いてる。
前方右側の、さらに先には、電柱がある。道路幅が狭まってる。
そして遠くからこっちへ、乗用車が向かっている…。
そういうシチュエーションって、しばしばあるでしょ。あなたが自転車でも、歩行者でも、乗用車でも。
そういう場合、必ず! 自転車、乗用車、歩行者、電柱が横一列に並ばない?
危険がないよう乗用車が減速し、自転車もやっぱ少し減速して、結果、ちょうど並ぶことになるのかな。
先日、こんなことがあった──。
若年層の人口は減り、車の売れ行きは鈍る。それでも行政は、40~50年前に策定した道路計画に基づき、じわじわと大地を道路に変えていく。新しい道路は、歩道がやたら広い。
そんな広い歩道を、私は自転車で走っていた。
左側前方に、同方向へ進行する自転車あり。
さらに右側前方に、同方向へ進行する歩行者あり。
その先、右側に電柱。
そして前方遠くから、1台の自転車がこっちへ向かい、進行してきた。
おいおぃ、まさか…と思ったらそのまさか!
合計3台の自転車と1人の歩行者と1本の電柱が、見事に横一列に並んだ。
誰も減速などしてなかったはず。それでも並んだ、横一列に。
私は思ったょ、引力のようなものに、ひかれたのか?
そうして、惑星直列ならぬ「すれ違い直列」という言葉が浮かんだ。並列、ではない、直列だ!
惑星といえばSF、SFといえば名作『火星年代記』である。
そうして今回、アフィリエイトにこんなのを発見した!
水木しげるさんの『火星年代記』、なっ、なんだそれっ! 日本の幕末を舞台とする奇想天外な伝奇ホラーだとか? そんなのがあるとは知らなかった。不覚っ。
そういえば昔、私がオートバイに乗っている頃、水木しげるさんの仕事場のマンションへ、ちょと用事があり、うかがったことがある。水木さん、本当に片腕が無かった…。
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