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カテゴリー「日記」の650件の記事

2024年9月16日 (月)

政官財の不正を暴きまくる国会の狂犬集団!

 2004年、つまり20年前、『ドライバー』(八重洲出版)の連載コラムに、突拍子もないことを書かせてもらった。
 今回、ちょっと手を入れてここに。断っとくけど20年前の話だからね。

  🚗  🚙  🚌

「あんたも議員になったらどうだ」

 何度かそう言われたことがある。仕事柄というか、議員さんたちと接することも多く、そういう話も出てきたりするわけね。
 でも、自分が実際に議員になるってのは、あまりに遠い。というか、どうも想像できなかった。ところが…。

 

 きっかけは昨年9月。都庁へ情報公開の用事で行ったときのことだ。
 ちょっと時間に余裕があった。私は議会棟へ寄り、後藤雄一さんにお会いした。

 後藤さんは小さなパン店のご主人で、「行革110番」として“カラ宴会”や“カラ弁当”など税金の不正支出をこつこつ暴いてきた人だ。
 その後、都議会議員に立候補し、2回目で当選したんである。
 議会棟内の狭い事務所で、後藤さんは言うのだった。

「いやあ、議員になると(行政の不正を)10倍突っ込めますよ。そのぶん風当たりも強いですが、楽しいですよォ(笑)」

 

 同年11月、衆院選があった。
 社民党の東京比例区の候補者に保坂展人さんがいた。保坂さんとはNシステムのことで何度もお会いしている。
 なので、雨の街頭での演説や、どこか公的施設の和室での小規模な集会などへ私は応援に行った。
 見ていて、選挙ってのはたいへんだなあ、私にはとてもできんなあと思った。

 結局、“2大政党”フィーバーの波に呑まれてか、保坂さんは落選。警察の広報や情報公開ではどうしても得られなかった資料を「質問趣意書」という議員の特権により簡単にゲットしてくれた北川れん子さん(兵庫県。同じく社民党)も落選した。うむむう…。

 

 それから間もなく、唐突に思いついたのである、政官財の腐敗を鋭く突っ込んでるジャーナリストたちが政党をつくり、国会議員の立場を手に入れたらおもしろいんじゃないか。

 なぜ政党か。
 選挙は選挙区と比例とに分かれる。選挙区選挙では自民や民主に勝てっこない。
 それなりの知名度を利用して比例(参院選の場合は全国区)で出るのがよかろう。
 衆院選はよくわかんないけど、現職の議員を抱えてないと出られないとか、ややこしい規則になってるらしい。

 しかし参院選(今年夏に選挙がある)のほうは公職選挙法第86条の3第1項第3号により、立候補者を10人そろえれば出られるという。だから政党なのである。

 

 あちこち電話し、聞いてみた。

 議員の歳費は月額123万7500円。税金や年金がかなり引かれるらしいが、貧乏ジャーナリストには十分に魅力的な額だ。
 そのほか文書通信費などが月額100万円に、立法事務費が月額65万円。でかい! それだけの取材費を出す雑誌は滅多にないぞ。
 さらにJR各社の無料パスが支給される。交通費タダで全国を取材にまわれるわけだ。
 議事堂裏手の議員会館に、なんと家賃タダで事務所を持てる。
 得票数によっては「政党交付金」てのももらえるらしい。ひ~!

 素敵なのは、公設秘書を3人持てることだ。
 政策秘書には約44万円、第一秘書には月額約41万円、第二秘書には約31万円の給料が税金から支給される。
 この秘書を有能な新人ジャーナリストにすれば威力倍増だ。

 しかも参議院事務局には調査室というのがあり、議員の手足となってくれるらしい。

 

 政局がどうこうでうろうろせず、外交だの経済だのには目もくれず、ひたすら議員の特権を利用して政官財の不正を暴きまくる。暴いて雑誌にスクープを打ちまくる!
 ダメ議員は辞職に、ダメ官僚は懲戒免職に、ダメ企業や天下り法人は廃業に、どんどん追い込まれる。ストップされる税金無駄遣いは数百兆円にのぼりますぞ。

 党名は、可愛く駄洒落で「ジャーナリス党」。略して「ジャ党」「蛇党」。1文字なら「蛇」。
 仲間のジャーナリストが不正をやれば、当然それにも食いつく。国会の狂犬集団と怖れられ、蛇なのに犬かよと笑われ…。

 

 このアイデア、「おもしろそうじゃん。もし出るなら投票するよ」とのお声をいただいてる。

 ただ、重大な問題がある。
 立候補するには「供託金」が必要なんだね。参院選の比例の供託金は1人600万円。10人で6000万円、がーん!

 ジャーナリストの小林道雄さん(講談社『日本警察崩壊』など)はこう笑っていた。

「ジャーナリストに必要な能力は、霞を食って生きられることだよ」

 6000万円、「ジャ党」は非現実の夢物語か。

 

※追記: そういえば1992年に、私は参院選挙の説明会へ行った、というか紛れ込んだことがある(笑)。そのレポートはこちら

2024年9月10日 (火)

もしも裁判所内へTVカメラが入ったら

 裁判所内では、少なくとも東京高地簡裁合同庁舎では、記者クラブの代表社のTVカメラ1台による2分間の法廷内撮影、あれを除いて撮影は原則許されない。 ※法廷内や廊下で盗撮して匿名掲示板にアップする者は野放しのようだが。

 もしも、もしもですよ、TVの庁舎内撮影がかなり自由になったら…。



女子アナ
 「ご覧ください! あちらの法廷の前に大行列ができています。いったい何があるのでしょう!」
最後尾の傍聴人 「ここですか? 不同意性交等の新件ですよ。窃盗詐欺より、やっぱ見たいじゃないですか、ねぇ(笑)」

女子アナ 「続々と傍聴人が集まってきます。先頭の方にうかがってみましょう」
先頭の傍聴人 「俺は1時間前から来てるよ。次は×号法廷で不同意わいせつ、その次は×号法廷で監護者性交等、今日は当たりだよ(笑)」

女子アナ 「裁判傍聴の魅力って何ですか」
先頭の傍聴人 「何ですかって、そりゃあ、しし、司法、かか、監督か? ひ、ひひ」


ナレーション 「この法廷の傍聴席は42席です。ところが行列は、この時点で50人を超え、さらにどんどん集まってきます。わいせつ裁判は大人気のようです」



 なーんて、ラーメン店を紹介する100分の1ほどでも裁判所をTVが扱えば、大変なことに。
 でも大丈夫。裁判所が絶対許さないだろう。理由は…。

・裁判所にいるのは傍聴人だけじゃない。民事、刑事の当事者、その家族等が来ている。
・わいせつ事件の被害者は、裁判が多くの目(特に興味本位の目)に晒されるのを好まない場合がある。
・撮影した映像、画像をネタに中傷や恐喝がどっと起こることが予想される。
・しらしむべからず、よらしむべし。

 

 嗚呼、暑い!

2024年9月 5日 (木)

靴修理店、職人から商人へ?

 2018年1月12日付けのメルマガ第2041号「韓国からの逃亡犯罪人、日本で夢みた5年間」、その編集後記からちらっと、若干の加除訂正をして。

 

 私の茶色の革靴は、イギリスかイタリア製の高級革靴だ。確か20年ぐらい前、デパートの閉店セールで半額だった。

 かかとに半月型の鉄の板(以下補強金属)を釘3本で固定する、すり減ったら外して新しいのを、ということを、スペアキーの作成も行う靴修理店でやってもらい、長持ちさせてきた。
 ここ数年は1足500円だった。その前は400円、40年ほど前、お年寄りが営む小さな靴店では300円か250円だっけ。

 

 昨年暮れ、補強金属がだいぶすり減り、新しいのを打ってもらう必要が生じた。
 忙しくて動けず、かつ忘れ、今年の初傍聴の日(9日)、いつもの店へ行った。

 ところがっ、閉店していた!
 近頃なんかあちこちにやたら同種の靴修理店(以下同業店)が増えた。しかもお洒落な店構えで。
 そのあおりで閉店を余儀なくされたのか。可愛そうに。

 

 なんにしても早く新しい補強金属を打ってもらわねば。
 ところがっ! やたら増えた同業店はどこも、「金属も樹脂製も、かかとの補強はしてません」なのである。
 樹脂製ならできるという同業店があったが、1足千円だという。高っ!

 それくらいで驚いちゃいけない。某駅ビル内の同業店は、もちろん金属のはなく、樹脂製が1足3千円だという。
 さ、3千円? この靴のここに打つやつですよ、3千円? 3千円?
 何度確認しても店員はニコニコ「3千円です」とくり返すばかり。

 

 困り果て、靴の量販店を思い出した。
 あそこは広い店内の一角に靴修理のスペースがあった。ああいうスタイルでアコギなことはやらないんじゃないか。
 行ってみた。
 金属のはないが、樹脂製は1足500円だという。地獄で仏、の気分だった。

 「3千円の店がありましたよ」と言ったら、年配の職人さんは笑うのだった、「やりたくないんでしょう」。
 なるほど。しかしそれにしても3千円はないだろ。よく分からず3千円でOKする客もいるのかな。

 近頃やたら増えた靴修理店、そこにいるのは職人じゃなく商人、嗚呼、こういう時代なのかと思った次第。

 いわば資本家が次々出店し、職人さんは雇われ人であり自由がきかない、ということかもね。

 ともあれ、その後、家人がMBTのお高いシューズを見つけ、私に買い与えるようになった。

 お高いシューズをなぜ私なんかに? 人間は足が基本、足が弱れば寝たきりに近づく、カネがかかる、足を鍛え、死ぬときはぽっくり死になさい、と。

 靴底が妙な形で、かっちり履けるのだけど不安定。歩き、立つ、それだけで足が鍛えられる。
 履き始めてたちまち、ふくらはぎがカッチカチになったよ。

 

 整形外科で変形性膝関節症と診断された私の膝を、ほぼ完治させてくれたカイロプラクティック医は、人間の体は長く座るのに向かない、適度に揺れる電車内で姿勢良く立てば、下半身が鍛えられるという。

 裁判傍聴は座る時間が長い。上りなら1、2フロア、下りなら4フロア程度、非常階段を私は利用している。

2024年9月 3日 (火)

ヘイトは実際にあると認めたうえでの法律!

 「本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律」、2016年6月3日施行。

 略称は「ヘイトスピーチ解消法」「ヘイトスピーチ対策法」「差別的言動解消推進法」だという。
 短い法律だ。附則も含め全文を引用しよう。

 この法律、なななんと、「前文」がある。珍しい。こうだ。

 

 我が国においては、近年、本邦の域外にある国又は地域の出身であることを理由として、適法に居住するその出身者又はその子孫を、我が国の地域社会から排除することを煽動する不当な差別的言動が行われ、その出身者又はその子孫が多大な苦痛を強いられるとともに、当該地域社会に深刻な亀裂を生じさせている。

 もとより、このような不当な差別的言動はあってはならず、こうした事態をこのまま看過することは、国際社会において我が国の占める地位に照らしても、ふさわしいものではない。

 ここに、このような不当な差別的言動は許されないことを宣言するとともに、更なる人権教育と人権啓発などを通じて、国民に周知を図り、その理解と協力を得つつ、不当な差別的言動の解消に向けた取組を推進すべく、この法律を制定する。

 

 いわゆるヘイトが日本に実際あると認め、そこから出発している。
 こんな、ヘイターや極右からすれば「自虐」な前文が、どぉーして明記された? びっくりするでしょ、ねえ。

 前文のあと、こう続く。「2」とあるのは第2項の意味だ。附則にある「1」「2」は項なのか私は不知。

 

第一章 総則


(目的)
第一条 この法律は、本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消が喫緊の課題であることに鑑み、その解消に向けた取組について、基本理念を定め、及び国等の責務を明らかにするとともに、基本的施策を定め、これを推進することを目的とする。

(定義)
第二条 この法律において「本邦外出身者に対する不当な差別的言動」とは、専ら本邦の域外にある国若しくは地域の出身である者又はその子孫であって適法に居住するもの(以下この条において「本邦外出身者」という。)に対する差別的意識を助長し又は誘発する目的で公然とその生命、身体、自由、名誉若しくは財産に危害を加える旨を告知し又は本邦外出身者を著しく侮蔑するなど、本邦の域外にある国又は地域の出身であることを理由として、本邦外出身者を地域社会から排除することを煽動する不当な差別的言動をいう。

(基本理念)
第三条 国民は、本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消の必要性に対する理解を深めるとともに、本邦外出身者に対する不当な差別的言動のない社会の実現に寄与するよう努めなければならない。

(国及び地方公共団体の責務)
第四条 国は、本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組に関する施策を実施するとともに、地方公共団体が実施する本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組に関する施策を推進するために必要な助言その他の措置を講ずる責務を有する。
 地方公共団体は、本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組に関し、国との適切な役割分担を踏まえて、当該地域の実情に応じた施策を講ずるよう努めるものとする。

第二章 基本的施策

(相談体制の整備)
第五条 国は、本邦外出身者に対する不当な差別的言動に関する相談に的確に応ずるとともに、これに関する紛争の防止又は解決を図ることができるよう、必要な体制を整備するものとする。
2 地方公共団体は、国との適切な役割分担を踏まえて、当該地域の実情に応じ、本邦外出身者に対する不当な差別的言動に関する相談に的確に応ずるとともに、これに関する紛争の防止又は解決を図ることができるよう、必要な体制を整備するよう努めるものとする。

(教育の充実等)
第六条 国は、本邦外出身者に対する不当な差別的言動を解消するための教育活動を実施するとともに、そのために必要な取組を行うものとする。
 地方公共団体は、国との適切な役割分担を踏まえて、当該地域の実情に応じ、本邦外出身者に対する不当な差別的言動を解消するための教育活動を実施するとともに、そのために必要な取組を行うよう努めるものとする。

(啓発活動等)
第七条 国は、本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消の必要性について、国民に周知し、その理解を深めることを目的とする広報その他の啓発活動を実施するとともに、そのために必要な取組を行うものとする。
 地方公共団体は、国との適切な役割分担を踏まえて、当該地域の実情に応じ、本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消の必要性について、住民に周知し、その理解を深めることを目的とする広報その他の啓発活動を実施するとともに、そのために必要な取組を行うよう努めるものとする。

附 則

(施行期日)
 この法律は、公布の日から施行する。

不当な差別的言動に係る取組についての検討)
 不当な差別的言動に係る取組については、この法律の施行後における本邦外出身者に対する不当な差別的言動の実態等を勘案し、必要に応じ、検討が加えられるものとする。

 

 なるほど、立派なことを言っている。
 でも、基本理念、基本政策であり、罰則がない。
 本当は罰則を設ける予定だったが、激しく反発する一派があり、罰則を設けない代わり、あの前文を設けた、という深読み、うーん、外れかな(笑)。

 罰則はないけれども、こういう法律がある以上、国も地方も、ヘイト、ヘイターに対し無策でいることはできない。
 罰則はなくても、国の法律にこううたわれている以上、ヘイト、ヘイターは民事で訴えられたら勝ち目がないんじゃないか。

2024年9月 1日 (日)

愛国事務執行機関が敵勢力殲滅事務を完遂した

 百条委員会。地方自治法を見てみた。

 

第百条 普通地方公共団体の議会は、当該普通地方公共団体の事務(自治事務にあつては労働委員会及び収用委員会の権限に属する事務で政令で定めるものを除き、法定受託事務にあつては国の安全を害するおそれがあることその他の事由により議会の調査の対象とすることが適当でないものとして政令で定めるものを除く。次項において同じ。)に関する調査を行うことができる。この場合において、当該調査を行うため特に必要があると認めるときは、選挙人その他の関係人の出頭及び証言並びに記録の提出を請求することができる。
② 民事訴訟に関する法令の規定中証人の訊問に関する規定は、この法律に特別の定めがあるものを除くほか、前項後段の規定により議会が当該普通地方公共団体の事務に関する調査のため選挙人その他の関係人の証言を請求する場合に、これを準用する。ただし、過料、罰金、拘留又は勾引に関する規定は、この限りでない。
③ 第一項後段の規定により出頭又は記録の提出の請求を受けた選挙人その他の関係人が、正当の理由がないのに、議会に出頭せず若しくは記録を提出しないとき又は証言を拒んだときは、六箇月以下の禁錮又は十万円以下の罰金に処する。
④ 議会は、選挙人その他の関係人が公務員たる地位において知り得た事実については、その者から職務上の秘密に属するものである旨の申立を受けたときは、当該官公署の承認がなければ、当該事実に関する証言又は記録の提出を請求することができない。この場合において当該官公署が承認を拒むときは、その理由を疏明しなければならない。
⑤ 議会が前項の規定による疏明を理由がないと認めるときは、当該官公署に対し、当該証言又は記録の提出が公の利益を害する旨の声明を要求することができる。
⑥ 当該官公署が前項の規定による要求を受けた日から二十日以内に声明をしないときは、選挙人その他の関係人は、証言又は記録の提出をしなければならない。
⑦ 第二項において準用する民事訴訟に関する法令の規定により宣誓した選挙人その他の関係人が虚偽の陳述をしたときは、これを三箇月以上五年以下の禁錮に処する。
⑧ 前項の罪を犯した者が議会において調査が終了した旨の議決がある前に自白したときは、その刑を減軽し又は免除することができる。
⑨ 議会は、選挙人その他の関係人が、第三項又は第七項の罪を犯したものと認めるときは、告発しなければならない。但し、虚偽の陳述をした選挙人その他の関係人が、議会の調査が終了した旨の議決がある前に自白したときは、告発しないことができる。
⑩ 議会が第一項の規定による調査を行うため当該普通地方公共団体の区域内の団体等に対し照会をし又は記録の送付を求めたときは、当該団体等は、その求めに応じなければならない。
⑪ 議会は、第一項の規定による調査を行う場合においては、予め、予算の定額の範囲内において、当該調査のため要する経費の額を定めて置かなければならない。その額を超えて経費の支出を必要とするときは、更に議決を経なければならない。
⑫ 議会は、会議規則の定めるところにより、議案の審査又は議会の運営に関し協議又は調整を行うための場を設けることができる。
⑬ 議会は、議案の審査又は当該普通地方公共団体の事務に関する調査のためその他議会において必要があると認めるときは、会議規則の定めるところにより、議員を派遣することができる。
⑭ 普通地方公共団体は、条例の定めるところにより、その議会の議員の調査研究その他の活動に資するため必要な経費の一部として、その議会における会派又は議員に対し、政務活動費を交付することができる。この場合において、当該政務活動費の交付の対象、額及び交付の方法並びに当該政務活動費を充てることができる経費の範囲は、条例で定めなければならない。
⑮ 前項の政務活動費の交付を受けた会派又は議員は、条例の定めるところにより、当該政務活動費に係る収入及び支出の状況を書面又は電磁的記録(電子的方式、磁気的方式その他人の知覚によつては認識することができない方式で作られる記録であつて、電子計算機による情報処理の用に供されるものをいう。以下同じ。)をもつて議長に報告するものとする。
⑯ 議長は、第十四項の政務活動費については、その使途の透明性の確保に努めるものとする。
⑰ 政府は、都道府県の議会に官報及び政府の刊行物を、市町村の議会に官報及び市町村に特に関係があると認める政府の刊行物を送付しなければならない。
⑱ 都道府県は、当該都道府県の区域内の市町村の議会及び他の都道府県の議会に、公報及び適当と認める刊行物を送付しなければならない。
⑲ 議会は、議員の調査研究に資するため、図書室を附置し前二項の規定により送付を受けた官報、公報及び刊行物を保管して置かなければならない。
⑳ 前項の図書室は、一般にこれを利用させることができる。

 

 長っ。ついでに第100条の2も見てみる。「第三者委員会」はこれに基づくのか、分かりませーん。

 

第百条の二 普通地方公共団体の議会は、議案の審査又は当該普通地方公共団体の事務に関する調査のために必要な専門的事項に係る調査を学識経験を有する者等にさせることができる。

 

 第100条にも第100条の2にも「事務」とある。
 これ、事務員さん、事務机、事務用品、などの事務とはちょと違う。行政行為、とでもいうのかな。

 駐車監視員による駐禁取締りは「確認事務」という。
 違法駐車車両が、放置車両(運転者がその場を離れて直ちに運転できない状態の違法駐車車両)であるかを確認する、それが駐車監視員の仕事の中心なので。

 駐車監視員を抱える業者を「放置車両確認機関」という。

 

 いずれ言いだすかもね。「防衛事務を行う」「ミサイル発射事務を執行した」「敵勢力殲滅事務を完遂した」。
 「防衛事務」は「愛国事務」に呼び換えられ、軍隊は「愛国事務執行機関」と…。

 そんな近未来SF漫画、読みたい、って100条委員会の話はどうした!

 百つながりで。

2024年8月12日 (月)

ファクトを示され、誤った信念にさらにしがみつく!

 『週刊プレイボーイ』の2021年6月21号、No.25を拾い読みした。


 古い雑誌でも、仕事場に見つければ、いちおうざっと見るのだ私は。
 イマジンならぬ暇人?
 いやあ、テレビは卒業したし、スマホは連絡など特定の用途にしか使わないので。

 

 その週プレの、橘玲さんの連載コラム「そ、そーだったのか!? 真実のニッポン」に面白いことが書かれていた。

 アメリカの研究者が、「誤情報の訂正にひとはどのように反応するのか」を調べた研究があります。

 

 結果、保守派はひどいけども、リベラルだって保守派をぜんぜん笑えない、いくつか例を挙げ…。

 このことは、「ひとは見たいものしか見ない」だけでなく、「見たくないものを突きつけられると、自分の誤った信念にさらにしがみつく」ことを示しています。ファクトチェックに効果があるのは、自分にとって都合のいい「ファクト」だけなのです。

 そしてこう続ける。

 もちろんこれは、「ファクトチェックなどやめてしまえ」ということではありません。多数を占める政治的に中立(穏健)なひとたちは、ファクトによって正しい認識をもつことが期待できます。

 なるほどねえ、と思いました。

 

   ☕  🍸  🍺

 

 しっかし暑い!

 かといってクーラー(冷房、今どきはエアコン?)の効いた部屋に閉じこもっているのは絶対まずい。
 裁判所(東京高地簡裁合同庁舎)へ出かけ、私の歩測で約100mの中央廊下等を忙しく歩き、非常階段を上り下りする日、でない日は、私は自転車で2時間ほど走りまわる。
 なるべく広い範囲を走りまわり、農家の野菜直売所を10数カ所チェック、特売品、見切り品を探してスーパー、ドラッグストアを複数チェックする。

 

 先日、思いついて、まあまあ広い公園へ自転車で乗り入れた。

 古い常緑樹がうっそうとあり、その下は草花だらけ。
 アスファルトの道路の焼け付く暑さは消え、うっわ、涼しい~! と感じた。
 ここならゆっくり昼寝できそう。寝ないけど。

 木々の葉が日差しを遮るだけでなく、植物の蒸散作用のおかげかと思う。
 光合成でどんどん酸素を放出していることも関係するのか、そこは私は不知。

 

 でも、こんな公園は金(かね)にならないんだわねえ、とも思った。
 木々をぜんぶ伐採し、地面はコンクリートで固め、巨大な商業施設をつくれば、数百億、千億の金が動き…。

 小池百合子都知事と、なんとか不動産が、目を付けませんように。先の都知事選がああだった以上、もはや祈るしかない。

2024年7月30日 (火)

蓄冷ジェル枕を首の後ろに当てたら全身が冷やーっと

 発見した!

 

 昨夜、気温30℃ぐらいか。でも冷房(クーラー、エアコン)を使えない事情があった。
 寝られないというか、寝たらやばいことなるかも。どうする?

 

 思いついて起き上がり、冷蔵庫へ。

 ほら、洋菓子等々についてくる蓄冷材、ああいうのを溜めてる冷凍の引き出しがある。
 あそこから蓄冷材を何個か出し、、、出してどうしようか、とにかく引き出しを開けた。

 

 そしたらっ、あれは「蓄冷ジェル枕」とでもいうんですか、冷凍庫に入ってるのに、カチカチに凍ってなくて、なんか柔らかい、重くて薄い、枕っぽいやつ、下は私のアフィリエイト、こんなようなやつがあったわけ。

 

 

 こんなようなやつを、タオルでくるくる巻き、ベッドに横になり、後頭部、首の後ろ付近に当てたわけ。

 ひゃーっ、気持ちいい~!
 錯覚だろうと思うが、全身が涼しくなった。もう直ちにぐっすり眠った。

 

 脳への血液が冷やされ、脳は涼しいと感じる。けど、じつは体は熱中症、、、だったらヤバイかも。
 でもあの冷感、快感は忘れられない。今夜も、と思ってます。

2024年7月29日 (月)

世界で年間数百万台のノートPCがこれでアウトになってるのでは

 かつてのメルマガ第2508号「芸能人のストーカーもYouTuberも実刑判決、でもネット検索ではヒットなし」、その編集後記に書いたこと、作者(私だよぅ)の許可を得て転載しよう。

 

 背の高い大きなグラスのお茶を右手で持ち上げ、つい手がすべった。ノートパソコンのキーボードへほぼぜんぶ、だぼぼっとこぼしてしまった!
 以前、もっと少ない量の焼酎でノートパソコンを1台、アウトにしたことがある。

 しかし今回は助かった。
 前回で懲り、新たに買ったノートPCは、キーボード部分に厚紙をあて、マスキングテープで覆い、その上に別売りのキーボードを置いていたのだ。

 画像からは、この厚紙とテープ、小学生の工作かと思うでしょ。でもこれのおかげで10数万円、確か17万円ぐらいが助かったのである!

 ただ、別売りのキーボードはびっしょりお茶をかぶり、アウトになった。画像にあるのは新しく買ったELECOMのやつ、2千数百円だっけ。新しいキーボードは気持ち良いね~。

 世界で1年間に少なくとも数百万台のノートPCが、飲み物とかだばっとこぼしてアウトになっているんではないか。
 世界中が私のように厚紙等とマスキングテープでガードしたら、世界の経済は少なからぬダメージを受けるのではないか。日経新聞さん、調べてください。

 

 当ブログはもう容量ぎりぎりで、新たに画像を載せられないみたい。
 なので、この記事をTweetしてそこに画像を貼っときます

 

 ノートパソコンのキーボードを覆う、薄く透明なシリコンシート、みたいなやつを使ったこともある。
 アイデア商品ではあるが、でもあれは、少なくとも私は使いにくくて。
 ELECOMの別売りキーボードが最高ですわ。

2024年7月27日 (土)

国と利権と秤にかけりゃ、利権が重たい男の世界

 昔、ってもう30年ぐらい前か、確かテレビ東京の、大前研一さんの番組に、交通違反・取締り専門のジャーナリストとして出演させてもらった。

 ちょうど1994年のデータでいうと、当時は今より2千万人ほどか運転免許人口が少なく、取締りは今より2.3倍ほど多かった。私のような者にも出番がまわってくるわけだ。
 また、当時はテレビも栄えていたというか、ギャラがめちゃめちゃよかった。びっくりした。
 いや、あの番組だけが破格で、それは大前さんの考えによるのだと、あとでどこか別の局でか、聞いたような気が…。

 

 その番組中で、今回この記事に述べる趣旨のことを、私は普通に言った。
 そしたら! 石井苗子さんが、鼻にしわを寄せる感じで「はあ?」と発し、なんちうかちょっとモメてしまった(笑)。

 私はいったい何を言ったのか…。

 

   ☕  🍸  🍺

 

 要するに、ものすごくシンプルに言うとだ、これをやったら社会は国民の暮らしは画期的によくなる、ということがあるとしよう。
 ま、それを単に「良いこと」としよう。シンプルでしょ(笑)。
 あなたの専門のジャンルにも、その種の良いことがあるんじゃないか。

 

 しかし、その良いことをやると、自民のパー券を大量に買い、長年献金し、選挙のときは特別に裏金も出した、そういう企業、また業界が、困る。

 一方、良いことをやる者たちは、パー券を買わない、献金も裏金も出さない。

 良いことをやると、高級官僚たちの長年の天下り先が、困る。

 一方、良いことをやる者たちは、天下りをとらない。

 

 さあ、どうするっ?
 良いことを、つまり社会も国民の暮らしも画期的によくなるほうをとるか、はたまた利権のほうをとるか、2つに1つ、どっちかを選ばねばならない。究極の選択だ。

 そんな岐路に立たされれば、我が日本国は、間違いなく、良いことを捨てる、利権をとる。
 政権を、天下りポストを捨ててまで、国民(結局愚かな大衆)の幸せを選択する、そんな馬鹿がいるはずがない。

 その選択を、長年にわたり普通に重ねてきて、いまの日本国がある。
 結局、日本国の衰退の本源、根幹はそこなのだ。

 以上が私の考え、私見である。ま、試見といってもいいかも。

 

 

 関連して、最近、すごいことが起こったようだと私は見ている。たとえばなしでいこう。

1、ある官庁が、巨大市場をつくろうとした。それ自体は悪いことじゃない。もっと早くやってもよかった。

2、その事業には特殊な、まあ、たとえていえば特殊な高性能アプリが必要だった。

3、ところが、そのアプリを唯一つくれる業者が、天下りをとらないとわかった。

4、官庁は、普通に天下りをとる業者になんとかアプリをつくらせようと頑張りに頑張った。が、どうにもこうにも駄目だった。

5、巨大市場は消えた。

 

 もったいない! いやしかし、無理もなかったんじゃないか、とも私は想像する。

 広く使用され高額な税金が支出されることになる重要なアプリについて、天下りを嫌う業者と契約するなんぞ霞が関の恥さらしだ、財務省は予算をつけんぞ! と怒られたとか?

 また、その高性能なアプリを採用すると、これまで普及していた同種のアプリが馬鹿みたい見えて、すべて、天下りをとらない業者のアプリに置き換わってしまう、という問題もあるのだろう。

 

 国の将来・国民の暮らしと、自民と官僚の利権、どっちが重いか、秤(はかり)にかけりゃ、利権が重たい男の世界。背中(せな)で吠えてる唐獅子牡丹。なんか妙なオチになっちまったよぅ。

2024年7月12日 (金)

私立探偵さんからメールがきたよ

 日々着信する電子メールの、半分以上かな、詐欺メールだ。
 今朝、面白いのがきた。

 

私は私立探偵で、金融機関から、以前亡くなった人物とあなたの関係を確認するよう依頼を受けました。

彼は遺言書を残さずに亡くなり、財産を残しました。私たちは、あなたが故人と関係があると考える理由があります。

詳細については、私または鑑定人に連絡して確認してください。

敬具、
ビクター・チェン

 

 差出人は「victorchein@counsellor.com」となっている。
 いろいろ思いつくねえ。

 

 好奇心半分、何らかの返信をすると、まずはカモ認定される。
 そのうえで、遺産は日本円で何千億円相当だ、あなたの取り分は何十億円だ、手続きのため特別な口座を設定する必要がある、その費用は何万円か何十万円だとくる。

 これに応じて振り込むと、超馬鹿なカモに認定される。
 これこれの鑑定費用がかかる、政変が起こり金融機関が変更になった、特別な振込方法になった、補償金が必要だ、次々といろんな理由をつくって(あらかじめすべて用意されている)、カモが気づいて送金をストップするまで、とことんむしり取る、、、のだろうと私は想像する。

 

 最初のひっかけメールが巧妙だと、まともな人もひっかけてしまう、まともな人は早い段階で詐欺と気づく、効率が悪い。
 なので、最初のひっかけメールは、わざと馬鹿っぽくつくっている、馬鹿をひっかけるのが詐欺なのであると、どこかで読んだ。

 

 馬鹿ばか言うけど、今井はお利口なのか?
 私の場合、これは詐欺メールではないと認められる事情があるメール、それ以外はすべて詐欺メール認定し、弾いちゃってるのだ。
 詐欺じゃないメールも、弾いちゃってるかもしれない、馬鹿でしょぉ(笑)。

 でもね、ネットを利用するにはそれぐらいがちょうどいいんではないかと。

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