フォト
2024年6月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
無料ブログはココログ

カテゴリー「刑事/色情犯」の238件の記事

2024年6月 6日 (木)

東京都のマッチングアプリ、予想されるトラブルは?

 東京都(小池百合子都知事)がまた面白いことをおっぱじめるようですね。
 以下は6月4日付け朝日新聞の冒頭部分だ。

東京都がマッチングアプリ、夏にも実用化 「独身」「年収」証明必須
 東京都が独自のマッチングアプリ開発を進めている。少子化を背景に、「婚活」促進に取り組む自治体は多いが、都によると、自治体によるマッチングアプリ開発は珍しいという。信頼性を高めるため、都は身元証明書にとどまらず、独身であることや収入の証明まで義務づける。ハードルの高い「官製マッチングアプリ」は必要か。

 

 プロジェクション・マッピングに何十億円とか聞くと、今回のも“利権あっせんコンサル”みたいなのが揉み手で、あるいは知事選作戦本部が提案したのかな、なんて妄想もできたりできなかったり、ラジバンダリ。 ←懐かし~!

 

Screenshot-20240606-at-211726-powerpoint  都庁のwebサイトを見てみた。

 「A💓Iマッチングシステム」とか「東京都結婚支援ポータルサイト TOKYOふたりSTORY」とかあった。
 「独身証明証明書」の書式もあった。
 「証明証明」は私の誤記じゃない。如何にも官僚的で、痺れるよね。

 こういうのの上に、さらに独自のマッチングアプリをつくるんだ。

 

 「小池都知事が子作りゴーサイン「東京都の婚活マッチングアプリ」に懸念されるトラブル…「利用者が学歴詐称」は2位、では1位は?」と6月5日付け東山ドレミさん。

 参加者が入力した氏名・生年月日、年収、最終学歴、源泉徴収票、独身証明書、写真付き本人確認書類等々が大量流出! と私は予想する。でも、記事中の10位までにも入らなかった、残念~。って残念とか笑えるネタじゃないんですけど。

 

 超少子化に打ち勝ち、特殊出生率だっけそれを2.1とかにすることは、特に日本では不可能だろうと私は思う。
 超少子化、超々高齢社会への下り坂を、ややゆるやかに、程度のことができれば上首尾というべきだろう。

 そうして、たとえば人口が5千万人とかになったとき、円安が進みに進んでもうほとんど輸入できなくなったとき、どんな社会であるべきか、そこを真剣に、できれば、いや絶対に、女性が中心になって考えるべきと私は思う。

 

 しかし、なぜだろう(笑)、私が思う方向とは逆へ、社会は進んでいくことが多い。
 それはもう慣れっこだ。私が必ず正しいと言うつもりもないし。

 いずれこんな言説が匿名SNSにあふれるかもね。

 昔は愛だの恋だの言わず親が決めた相手と黙って結婚したもんだ。男は我武者羅(がむしゃら)に働き、女は傅(かしず)き、子を産めるだけ産んだもんだ。
 産めよ増やせよ大日本帝国!

 強姦して被害女性が妊娠したら、強姦犯の罪一等を免じろ、あっぱれ愛国の勇者よと報奨金を出せ! 

 


[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

性犯罪者の頭の中 (幻冬舎新書) [ 鈴木伸元 ]
価格:858円(税込、送料無料) (2024/6/6時点)

 この本、面白そう。

 ←6日6日22時40分現在、週間INが80で2位。80ってすごく多い。ありがとうございます!

2024年5月27日 (月)

女ストーカー、幸せな結婚をするのが夢だから

16021062_20240527132401  過去のメルマガをたまたま読み返す機会があった。以下、若干の加除訂正等をして。

 

 

 東京地裁の傍聴席20席の法廷で「ストーカー行為等の規制等に関する法律違反」の新件。

 被告人は女性氏名! 開廷55分前から少しずつ男たちが集まり始めた。しかし開廷10分前にドアが開いた時点では、たった20人。開廷までの10分間に、また開廷後も続々と来たとはいえ、女のストーカーが10分前で20人とは、滅多にあるこっちゃない。



 被告人は身柄(警察留置場)。30歳代後半、無職、貯金あり、婚姻歴なし、単身居住。前科なし。
 優しそうな表情で、口が終始薄く開き、どうも様子がおかしい。

裁判官 「体調、大丈夫ですか? もう退院してるわけですよね」

 入院の理由は不明。ただ、重度の貧血とは出てきた。

 事件はおおむねこうだった。
 都内のA店の店員であった被害者(既婚男性)のところへ、2年ほど前から被告人は毎日のように訪れ、個人情報を尋ね、写真を撮り、投げキスをし…。
 もう来ないでほしい、と被害者は言ったが被告人はやめず、警察官から注意されたがやめず、警告を受けたがやめず、公安委員会による禁止命令を受けたがやめず…。
 被害者はB店へ移動した。

検察官 「(被害者は)これで被害者から逃れられると思った…」
裁判官 「被告人ですね?」

 この新人検察官(男性)、さっきは起訴状のラスト、罪名及び罰条のところで「ストーカー行為等の規制等に関する法律」の「行為」を抜かし、裁判官に指摘された。
 書証の要旨告知では、「甲14号証、被告人の感情、行動を時系列に…」とだけ言い、どういう内容かと裁判官から3度尋ねられてもその意味が分からず、指導役の先輩検察官(女性)がフォローした。

 被告人の日記や携帯電話のメモに、会いたいですとか、ふり向いてもらえない気持ちとか、たくさん綴られてるという。

 被害者がA店から姿を消すと、被告人は他の店舗を数店まわり、とうとうB店に被害者を見つけた。
 被害者は、「一生逃れられないのかと絶望感を覚えた」そうだ。

 弁1号証は謝罪文。被害者は受け取らず…。
 そして被告人質問。

弁護人 「被害者は(謝罪文を)受け取りたくない、見たくない、その気持ちは理解できますか?」
被告人 「はい、理解できます」

 口をあまり動かさないような、力のない話し方だった。

弁護人 「今、被害者に好意はありますか?」
被告人 「もう長い時間がたって、好きという気持ちが薄れたんです。気持ちが薄れてしまってます。もう、逮捕されてまで…もう疲れ切ってます。好きって気持ちはもう…」

弁護人 「恨みは?」
被告人 「ないです。自分が悪いんだと思います」

 もう絶対に会わないと被告人は誓った。なぜそう誓えるのかと尋ねられ、力のない話し方でこんなことを言うのだった!

被告人 「私も、結婚して子どもを持ったりするのが夢で、もう年齢的に(間もなく)40歳で、あと数年が最後のチャンス…もし刑務所なんか行ったら、誰かと知りあうチャンスがなくなってしまうので…もし刑務所行ったら、夢が台無しになってしまう…」

 相場的に執行猶予で決まりだが、被告人本人は知らず実刑を怖れる、よくあることだ。
 女性検察官はこう尋ねた。

検察官 「好きな人にどうして嫌がることをするんですか」
被告人 「本人はさほど嫌がっていない…周りの方が言うほど嫌がってないと思って…」

 どのストーカー犯もそうなんだよねえ。
 注意や警告、禁止命令を受けてまで、なぜつきまとったのか。

被告人 「やはり自分の気持ちを分かってほしいという気持ちが…」

 そうなんだよねえ。
 男性検察官が論告を述べた。

検察官 「悪質な犯行…(被害者は)やっと被告人から逃れられると安堵したのに…」

 ここで被告人が、口を少し空けたまま、小さくうなづいた。

検察官 「同種犯行に及ぶおそれは大きいと…」

 ここで被告人は、首を小さく左右に振り、口を閉じようとした。が、どうも閉じられないような。
 貧血の症状として口角炎があるという。それで口を閉じられず、あまり動かせないのか。

 求刑は懲役1年。最終陳述で被告人はこう述べた。

被告人 「他の方にもストーカーせず、幸せな出会いをしていきたいです。申し訳ありませんでした」

 少し休廷して判決。懲役1年、執行猶予3年。訴訟費用(国選弁護人の費用)は不負担。



 女のストーカー事件は、「そんな女につきまとわれて男は大変だったね」と「そりゃ男のほうが悪いぞぃ」の2つに大きく分かれる。
 本件は、ばりばり前者、ではあるのだがしかし、なんか切ない事件だった。幸せな出会いと結婚、あと数年内にできるだろうか、できたらいいね。

 ←5日27日13時20分現在、週間INが70で2位。

2024年5月22日 (水)

市教委が裁判の公開性を封じたわいせつ裁判、やり直し?

1812274-2_20240522150101  「横浜市教委 わいせつ事件裁判で職員動員 傍聴席埋める」と5月21日付けNHK。
 「教員の性犯罪公判に職員を多数動員、横浜市教委が謝罪 第三者の傍聴妨げる」と同日付け神奈川新聞。
 「教員のわいせつ事件裁判に職員大量動員 「傍聴機会失わせた」と釈明」と同日付朝日新聞。

 各社一斉に報道した。各社ほぼ同じ内容だ。記者クラブ加盟社に対する教委の記者発表(記者レク)を受けての記事、毎度毎度の、いわゆる発表ものだ。

 

 これ、裁判傍聴マニアからすると、ちょっと奇妙なのね。

 刑事裁判の開廷表には、被告人の氏名欄がある。
 その欄に、氏名の記載がなく、すかっと空欄だったり、氏名ではなく「非公開」「非表示」「被告人氏名非公開」「被告人の氏名省略」、あるいは「甲」「A」などと記載されていることがある。
 傍聴マニアは直ちに思う。

マニア 「ははあ、被告人が父親か、学校教師か、少年なのだな」

 

 そうして、刑事訴訟法第290条の2第1項の柱書にこうある。

第二百九十条の二 裁判所は、次に掲げる事件を取り扱う場合において、当該事件の被害者等若しくは当該被害者の法定代理人又はこれらの者から委託を受けた弁護士から申出があるときは、被告人又は弁護人の意見を聴き、相当と認めるときは、被害者特定事項(氏名及び住所その他の当該事件の被害者を特定させることとなる事項をいう。以下同じ。)を公開の法廷で明らかにしない旨の決定をすることができる。

 開廷表に被告人の氏名があってもなくても、色情事件、ストーカー事件などでは、審理の冒頭で裁判官が、被害者特定事項について秘匿決定をしたことを告げる、よくあるシーンだ。

 

 今回、横浜市教委が裁判の公開性を封じたわいせつ裁判はすべて当然に、開廷表に被告人氏名がなく、被害者特定事項について秘匿決定がなされたはず。
 そのへんのこと、知らずに動員をかけたのか、知ったうえで動員をかけたのか、意味合いが違うでしょ。
 ところが、そのへんについての報道が全くない。ふむーん? と傍聴マニアは思う。

 

 加えて、2019年からのそんなことを、市教委はなぜ今回突然に発表したのか。何かあったはずなのだが…。

 

Screenshot-20240522-at-064211-tokyo-web  ふむーん、と思っていたら、なんと、がーん、「なぜか満席の横浜地裁…記者は1人の傍聴者の後を追い、確信した 横浜市教委の「傍聴ブロック」発覚の経緯」と5月22日付け東京新聞。 ※画像はその一部のスクリーンショット。

 そそ、そんな経緯で発覚したとは、なんと、がーん! ←表現が貧困やねえ(笑)

 21日の市教委の発表直後にその記事を打っていたら、他社の報道はちっさかったろう。
 22日になって打つ、いいね。

 

 ところで私は、公開の裁判でなかったからと原判決破棄、というのを傍聴したことがある。
 要するに、身柄の被告人に同行の警察官3人、のうち1人が傍聴席に座り、なにげに傍聴席のドアを内側からロックしてしまったのだ。
 被告人の身内はすでに傍聴席にいて、審理中に他の傍聴人が法廷に入ろうとすることもなかったという。北関東の支部の裁判ゆえ、そんなもんでしょ。

 なので、ドアロックに気づいたが、審理をやり直さず、そのまま進行した。
 んが、あとで問題になったんだね。判決後、検察官が控訴、東京高裁へ出てきた。それをたまたま私が傍聴したのだ。

 公開の裁判ではなかったからと、原判決破棄、その支部の本庁のほうへ差戻しになった。

 

 そうするとだよ、市教委により動員をかけられた者たちが、1時間前から、傍聴席数を超えて張り付き、仲間以外を傍聴させない、これって裁判の公開性からして問題では?

 民間でも、傍聴の動員がかかることはある。反マスクのカルト団体の裁判なんてすごかったよ。主に素敵な感じの中年女性ばっか、42席か52席の法廷へ、200人は押し寄せた。コロナ真っ盛りの頃に、全員ノーマスク、圧巻だった。
 けど、あれは公務として義務としての動員ではないし、そもそも一般人の傍聴を妨害するためではない。

 横浜地裁の事件、再審か何かの方法で、裁判をやり直す?
 いやあ、どうだろ。傍聴席のドアが無施錠でさえあれば裁判の公開性はオッケー?

 ま、とりあえずそんなことで。

 ←5日22日15時00分現在、週間INが60で2位。

2024年5月21日 (火)

イスラエル大使館へ突入事件、アクブレ踏み間違い事故で決着

1507222  超絶マニアックデータから、最近入力したものの一部を挙げてみる。
 以下は、35の入力事項うち、事件名欄と尾行欄のみだ。私本人以外には意味不明かと思われる部分もあるので、若干加筆等する。  ※画像は奈良地裁。今回の本文とは関係なし。

 

危険運転致死傷、道交法違反」  飲食店の同僚5人を乗せカラオケ店へ。朝まで大量飲酒。5人を送り届ける際、盛り上げるため高速度で赤信号無視。2人死亡、3人重軽傷。

脅迫、名誉毀損」  投資詐欺に749万円を奪われ、詐欺男の妻、妻の祖父か父親(社長)の実名等をTwitterに出す等して脅迫、名誉毀損。社長は自分が育てあげた会社の上場が決まったが、レピュテーションリスクから、取締役になれず。

公務執行妨害」  スナックで暴れ、110番により臨場した警察官に暴行。母親が証人出廷、「お酒を飲むと180度変わるんですね」と。

過失運転致傷」  一方通行を逆走、対向車から警笛を鳴らされバック(後退)、後方横断歩道上の85歳女性に衝突、高次脳機能障害。

脅迫、暴行」  カスハラモンスターー、羽田空港で大暴れ。

偽造有印公文書行使、詐欺、詐欺未遂」  マイナカード(個人番号カード)を偽造、口座開設に失敗、無銭飲食に成功。

危険運転致死」  酒酔い。路側帯の自転車を転倒させ、後輪タイヤハウスに巻き込み死亡させた。路側帯へ入っていないと無罪主張。

麻薬」  コカインで執行猶予、間もなくまたコカイン。目の前1mしか見えず想像力や知恵のないベビーフェイス女子。落ちるべくして刑務所へ。

傷害」  隣人トラブル。隣室女性の耳を包丁で切り落とした。殺すより地獄の苦しみをと。

窃盗」  網走刑務所を満期出所、上野へ。酩酊して路上寝、所持金品等なくなり福祉に相談。酔いを覚まして出直すように言われ、自暴自棄になり缶ビールを万引き、店内で開封して飲んだ。

過失運転致傷、道交法違反」  被告人は86歳、ゆっくり右折。出口横断歩道上へ51歳女性が小走りで飛び出し、左ドアミラーにぶつかり転倒、全治5日の打撲。これがひき逃げに!

ストーカー、性的姿態等撮影」  31歳女性につきまとい、玄関ドアの郵便受けから裸体等を盗撮。

詐欺」  元検察事務官(女性)による受け子。探偵業者の機密書類の受け取りと思った。念のため業者を調べたら実在したので安心した。

傷害」  東大病院の手術室の清掃員。ベテラン上司のパワハラに切れてボコボコに殴った。

過失運転致傷」  右翼団体の構成員がイスラエル大使館へ突っ込もうとした事件。なんとアクセルブレーキ踏み違えで決着!

 ほとんどは報道されていない。報道からは想像もつかない展開のケースもある。
 裁判傍聴は、だから、やめられない止まらない。

 ←5日21日12時40分現在、週間INが50で2位。

2024年4月17日 (水)

元検察事務官の女性は特殊詐欺の罠に落ち、検察威信の罠に落ち

Dsc_0155  「16歳未満の者に対する面会、不同意性交等、不同意わいせつ、大阪府青少年健全育成条例違反、児童買春,児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律違反、新潟県青少年健全育成条例違反、性的姿態等撮影、福井県青少年愛護条例違反」の第2回公判。東京地裁。

 追起訴2件。被害女性は16歳と12歳。16歳のほうの事件の認否で被告人は言ったね。

被告人 「相手との関係なんですが、当時お互い結婚を前提として付き合ってる間柄だったんで」

 その被害女性の調書にこうあるそうだ。

調書  「××君(被告人)、29歳と…実際は43歳と聞いて…薄々気づいてたけど、やっぱり騙された…43歳と聞いていたら、気持ち悪い…付き合わなかった…××君と真剣に付き合っているつもりだった…刑事さんから…(12歳との性交等々)…聞いて、会うたびに体を求めてくる…体を食い物にする女の子たちの(自分も)1人だった…絶対許さない…」

 逮捕時、被告人のキャリーバッグにはセーラー服、性具、ローション、拘束具などが入っていたそうだ。
 「〇〇(女性の下の名)JK1(16)」「12歳」とのフォルダに動画等を多数保存していたそうだ。

 まだまだ追起訴があるという。続行。
 被告人は強姦致傷で懲役16年の服役前科あり。また10年以上の刑務所暮らしを覚悟してか、捨て去って枯れきったような雰囲気だった。

 

 「過失運転致死」、新件。東京地裁。

 被告人は20代前半。見た目、少年のよう。
 自車左前部を63歳女性に衝突させ、車底部に巻き込み、左後輪で礫過(れきか)。
 まったく気づかなかった、それは本当と認められる事情があり、罪名に「道路交通法違反」はない。
 しかし大型貨物でひき逃げと大きく報じられており、“リンチサイト”にまんま転載され。こういうのは、あるあるだ。

 被害女性は「全身への甚大な外力」による「胸腹部損傷」で死亡。直後、「腹部から臓器が飛び出して」いたという。

 

 「詐欺」の控訴審判決。東京高裁。

 被告人は身柄(拘置所)。30代、地味な感じのマジメそうな女性だ。
 以下は2023年12月26日付け毎日新聞、の一部。この事件だ。

「検事の右腕」落ちたわな 「機密書類運搬バイト」実は「受け子」
 「【日当3万円】研修期間あり」――。司法試験を目指して勉強にいそしんでいた元検察事務官はある日、インターネットの掲示板「ジモティー」で、配送スタッフのアルバイト募集を見つけた。軽い気持ちで応募したが、それが「転落」の始まりだったことに、その時は気がつかなかった。

 ジモティーが公開で募集しているし、念のためその探偵業者をネットで調べたところ実在した、なので全く疑うことなく、機密書類を受け取りに行ってたんだという。
 原審は東京地裁、懲役3年(未決算入不明)。控訴審の判決は…。

裁判長 「主文。本件控訴を棄却する。当審における未決勾留日数中120日を原判決の刑に算入する」

 少なくとも未必的な認識…未必の故意…おいおい、決めつけがひどすぎでしょ、と思えた。

 しかし、いったん逮捕報道があったからには、不起訴にしたら示しがつかん。
 検察の威信、肥大しきった自己尊大感とでもいうか、そのメンツを揺るがす事件、なんとしても刑務所へぶち込むぞ、となった場合において、裁判所は逆らわない、すべての証拠を有罪方向に解釈する、有罪方向の理屈だけを立てる、というものを私は感じたね。

 特殊詐欺の罠に墜ち、検察威信の罠に落ち…。

 

 なぜ犯行に至ったのかしっかり分析し、再犯しないために今後は具体的に何をどうするか、監督できる人物はいるか、その人物は具体的にどう監督するか、被告人に対して検察官、裁判官は問い詰める、定番だ。
 だがっ! 冤罪が発覚したとき、検察、裁判所は、それらをしない。平然と、しない。
 ゆえに、冤罪という権力犯罪は再犯され続ける。論理則、経験則等に照らし、極めて合理的といわなければならない。

 

 帰り、警視庁へ寄った。恥ずかしい失敗をやらかしてしまった💦

 ←4日17日7時30分現在、週間INが40で2位。

2024年2月16日 (金)

16歳未満の者に対する面会罪!

Screenshot-20240216-at-042936-egov 私はよく、へーんな裁判所の夢をみる。
 あり得ない罪名を開廷表に見つけて興奮する、そんな夢もみる。

 今回、一瞬、夢かと思った。
 2月15日(木)、東京地裁の開廷表にこんなのがあったのだ。

16歳未満の者に対する面会、不同意強制性交等、不同意わいせつ、大阪府青少年健全育成条例、児童買春,児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律違反

 

 「16歳未満の者に対する面会」、なんだそれー!
 以下は刑法。夢ではないのだ。

 

(十六歳未満の者に対する面会要求等)
第百八十二条 わいせつの目的で、十六歳未満の者に対し、次の各号に掲げるいずれかの行為をした者(当該十六歳未満の者が十三歳以上である場合については、その者が生まれた日より五年以上前の日に生まれた者に限る。)は、一年以下の拘禁刑又は五十万円以下の罰金に処する。
 一 威迫し、偽計を用い又は誘惑して面会を要求すること。
 二 拒まれたにもかかわらず、反復して面会を要求すること。
 三 金銭その他の利益を供与し、又はその申込み若しくは約束をして面会を要求すること。
 前項の罪を犯し、よってわいせつの目的で当該十六歳未満の者と面会をした者は、二年以下の拘禁刑又は百万円以下の罰金に処する。
 十六歳未満の者に対し、次の各号に掲げるいずれかの行為(第二号に掲げる行為については、当該行為をさせることがわいせつなものであるものに限る。)を要求した者(当該十六歳未満の者が十三歳以上である場合については、その者が生まれた日より五年以上前の日に生まれた者に限る。)は、一年以下の拘禁刑又は五十万円以下の罰金に処する。
一 性交、肛門性交又は口腔性交をする姿態をとってその映像を送信すること。
二 前号に掲げるもののほか、膣又は肛門に身体の一部(陰茎を除く。)又は物を挿入し又は挿入される姿態、性的な部位(性器若しくは肛門若しくはこれらの周辺部、臀部又は胸部をいう。以下この号において同じ。)を触り又は触られる姿態、性的な部位を露出した姿態その他の姿態をとってその映像を送信すること。

 

 傍聴した。
 被告人は身柄(警察留置場)。なんか暗ーい感じだ。
 生年は「おじゅうよねん」、たぶん昭和54年。現在44歳かと。仕事は「していません」。

 

 A(12歳女子)とグループラインで知り合い、個人のラインでメッセージをやり取りするようになり…。
 イキそうにさせながらイカせない…エーダッシュのドエムを開発しないとだからね…。
 閲読させ、もって誘惑し、大阪の駐輪場前の路上で面会し…ホテルの客室内で性交をし、撮影した…。
 東京の西武池袋線、電車内でB(17歳女子)に対し着衣の上から、さらに下着内に手を入れて、わいせつ行為を…。

 起訴状朗読の最後に検察官が「罰条」を言う。私は必死にメモった。
 確かに「182条2項」と出てきた。

 

 被告人は2003年に「強姦致傷」などで懲役16年を食らってるという。
 被告人氏名でネット検索すると、それらしい判決報道の転載がヒットする。
 そっちの被害者は複数名の少女と女児だ。

 

裁判長 「今後の進行ですけど、1月末に追起訴(の分は)…次回、審理に入りたい、それ以上は…」

検察官 「現在、被疑者勾留…2月末に…3月末までございます。そのあとにつきましても余罪捜査…」

 被告人はスマホにか、Aの名と「12歳」と記したフォルダに、動画のほか、Aの教科書の画像なども保存していたという。
 “獲物の記録”から次々発覚するってことはよくあるようだ。本件がそうか、まだわからないが。

 
 長く服役すると、なんにも考えず命令に服従することだけを叩き込まれ、脳にすり込まれ、出所しても抜けず、自分で自分を律することが困難になりがち、という話も聞く。
 本件犯行の背景に、そんな事情もあったりして。
 とにかく、被告人はまた10年を超える刑を服役することになりそうだ。 

 ←2月16日4時50分現在、週間INが30で2位。

2024年2月10日 (土)

求刑10年は軽すぎと被告人が述べて判決10年、量刑不当で控訴

1812274-2_20240210193101  「検察側の10年求刑に被告「短すぎる」 女子高校生への性犯罪事件」と昨年5月18日付けテレ朝news。
 冒頭部分はこうだ。

 女子高校生に対する強制性交等致傷などの罪に問われている男の裁判が横浜地裁で行われ、検察側が懲役10年を求刑したのに対し、男は「短すぎると思う」と述べました。

 5月24日の判決(横浜地裁)についても報道がある。求刑どおり懲役10年…。

 

 求刑10年が「短(みじか)すぎる」と被告人(被告ではなく被告人)が言わなければ、逮捕報道だけで終わっていたはず。

 裁判傍聴マニアをやっていると、犯罪のほとんどは報道されず、報道されてもそのほとんどは逮捕のみ、と分かってくる。

 

 

 その「強制性交等致傷、強制わいせつ致傷」の控訴審判決が今年2月9日、東京高裁であった。 
 ちょうど時間が空き、かつ開廷6分前の行列が5人しかなかった、ので傍聴した。

 被告人は身柄(拘置所)。逮捕以降ずっと勾留されてるんだろう。
 例の官給品のジャージ上下を着て、その上衣の裾から、薄汚れてくたびれた白Tシャツか何かがハミ出している。そのハミ出しが印象的だった。髪は密集して濃く、やや長めだ。

 通常の被告人席(弁護人席の前の黒いベンチ)ではなく、バー(傍聴席の前の柵)を背にして置かれた黒いベンチ、そこに被告人は座った、両側を刑務官に挟まれて。
 被告人の前に長机がある。
 黒いベンチと長机の間に被告人を立たせたまま、判決が言い渡された。
 被告人の動きを封じる必要があったのかと、普通には推測される。

 

裁判長 「主文。原判決を破棄する。被告人を懲役9年に処する。原審における未決勾留日数中260日をその刑に算入する…充電ケーブル1本を没収する」

 

 「10年は短すぎる」と述べて懲役10年とされた被告人の、その刑を9年に下げたとは!

 前科はないが、3人に対する悪質な犯行で、何らの被害弁償もなく、原判決は相当である…。
 しかし、当審(控訴審)での取り調べによれば、被害者3人に対しそれぞれ一定額の被害弁償をしており、現時点においては原判決はやや重きに失するに至った…。
 裁判長は、でかい声でパキパキとそう述べ、言渡は2、3分で終わった。 ※被害弁償の金額を裁判長は述べた。けど伏せる。何円であれ具体的金額を出すと、被害女性を中傷したがる連中を刺激するおそれがあるので。

 

 「10年は短すぎる」と言いながら、量刑不当で控訴し、刑を短くするため被害弁償をしたのか?
 そうじゃなく、控訴は弁護人がしたらしい。被告人も弁護人も控訴ができるのだ。
 被害弁償は、原審の時点では、被害者側が受け取らなかったのかもね。

 

 なことより、「強制性交等致傷」である。
 これは未遂と出てきて、私はほっとした。
 「強制性交等未遂」という罪名はあるが、未遂で負傷させても「強制性交等未遂致傷」とはならない。
 未遂は飛んで「強制性交等致傷」になる、そういうところが私は気になる。

 

 気になるといえば「ほとんど」だ。
 今回私は、1つのセンテンスで「ほとんど」を2度使った。
 「んど」で終わるって変なの。「商人(あきんど)」「蔵人(くらんど)」「グラウンド」、どれも異なる方面の言葉だ。
 ほとんどって何なの?
 ほらね、そういうところにどうも私は引っかかる。

 ここ数日、寝る前に少しずつ、自閉症関係の本を読んでる。自閉症の特徴に私は、まあその、少し当てはまる。
 「んど」に引っかかるのも、それかと思われる。

 ネットで「ほとんど」を調べた。
 「語源由来辞典」がヒットした。ははあ、なるほど、と思った。便利な時代になったねえ。

 ←2月10日22時00分現在、週間INが70で3位。

2023年12月19日 (火)

清掃員が女子トイレに盗撮カメラを秘匿設置、発見した女生徒は

18050925  今年7月13日施行の新法、「性的な姿態を撮影する行為等の処罰及び押収物に記録された性的な姿態の影像に係る電磁的記録の消去等に関する法律」により、盗撮の法定刑はぐんと重くなった。

 どれぐらい重くなったか、新法の裁判をなるべく傍聴したいと思っている、時間が空けば。
 先日、時間が空き、驚きの事件に遭遇した。  ※右の画像はどこかの商業施設の男子トイレ。

 

 東京地裁、「性的姿態等撮影未遂、性的姿態等撮影」、新件。

 被告人は身柄(警察留置場)。車椅子で入廷した。
 上下グレーのジャージで、マスクをつけ、私が言うところの“目隠しヘア”だ。
 前髪の奧の目をぎょろりと動かし、傍聴席を見渡した。
 始まる時点で傍聴人は合計7人。始まってからわさわさしゃかしゃか何人来たか、3人までしか私は記録してない。

 

 人定質問によれば被告人は50代男性、仕事は「今してません」。
 犯行時は「清掃員」だったそうな。

 派遣先の高等学校で、各階のトイレの清掃業務中、3階の女子トイレに入り、個室の汚物入れに小型カメラを隠匿設置した。

 午後0時28分頃、被害者A(17歳)がその個室で用便しようとしてカメラのレンズに気づき、向きを変えた。これが未遂分。
 その後、被告人が戻り、向きを戻した。

  (途中ちょっと省略)

 午後3時30分頃、被害者Aは友人とともにカメラを見に行き、見つけて学校に申告した。
 調べると、計9台の小型カメラがあちこちのトイレに隠匿設置されていた。
 学校内は騒ぎになり、被告人が所在不明となった。
 学校の防犯(監視)カメラに、学校から出て行く被告人の姿が録画されていた…。

 追起訴があり続行。

 

 被告人は前科3犯、うち同種が2犯。
 2017年6月に東京地裁で「公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例違反、児童買春,児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律違反」により懲役1年8月(※)の刑を受け、服役したという。 ※女性検察官の声が小さく「…ちげつ」としか聞こえなかった。「はちげつ」、8月と解される。

 

 被告人氏名でネット検索すると、逮捕報道がヒットする。事件的に時期的に年齢的に、本件被告人の前刑の事件の逮捕報道かと思われる。
 電車内の痴漢で逮捕され、パソコン等にトイレの盗撮画像が発見され、清掃員として出入りしていた小学校、の女子トイレに小型カメラを隠匿設置し女児を盗撮したことが発覚した、のだそうだ。

 検察官がいつも強弁する「徹底した矯正教育を行なう矯正施設」=刑務所を出て、また同じことをやる、あるあるだ。
 しかし検察官は「徹底した矯正教育を行なう矯正施設」と強弁し続ける。あるあるだ。

 

 上掲は私のアフィリエイト。
 居酒屋とかカフェとか、トイレが男女共用のことがよくある。
 そういうトイレに動体検知カメラを秘匿設置し続け、若い女性が映った部分のみ編集し続け、ロシアのサイトに売って878万円稼いだ被告人もいた。

 自分の楽しみのために、若い女性が多そうなお洒落なカフェの男女共用トイレに、という者は普通にいそうだ。
 盗撮発見器を持ち歩き、探してみる? また鞄が重くなる、てか私はお洒落なカフェへ行かないし💦

 男の“盗撮欲”は、性犯罪者たちの執拗さはどれほどか、女性誌で特集記事を、もうやってる?

 ←12月19日3時20分現在、週間INが50で2位。

2023年12月17日 (日)

支援女性に好意を抱き強制性交等致傷

Screenshot-20231216-at-082622-92-5117-tb  ちょっと時間が空いたので、もうダメかなあと思いつつ開廷15分前、東京地裁815号法廷(52席)へ。
 すでに大行列!
 法廷前の小廊下は、軽く60数人、たぶん70数人の大行列で埋まっていた。生徒さんのグループが多く見えた。
 「殺人」(裁判員裁判)の判決があるのだ。

 

 一瞥(いちべつ)して直ちに私は東京地裁531号法廷(52席)へ。
 「殺人」と同時刻から、こっちは「強制性交等致傷」(裁判員裁判)の判決だ。

 こっちの傍聴人はパラパラ程度だった。
 あっちの大行列の後ろのほうの人、どうせ傍聴できないんだから、こっちへ来ればいいのに、とはしかし、初めて裁判を傍聴に来る人たちは、夢にも思わないのだろうなあ、世の中そんなことがいっぱいあるわけで。

 「強制性交等致傷」の被告人は身柄(拘置所)。濃いめのグレーのジャージ上下。禿げめで坊主刈りで長身だ。年齢的には50歳前後だろうか。
 目つき、悪っ! その目つきと姿勢、動作等に、なんというか、如何にも尋常ではないという印象を私は受けた。

 

 裁判員が6人全員、男性だった。見た感じ20代から70代の、男ばっか。補充裁判員2人(書記官の隣に着席)もだ。
 裁判官3人も男性。こんなところで“男祭り”とは。

 

 法廷中央、証言台のところに被告人を立たせ、裁判長が主文を告げた。

裁判長 「主文。被告人を懲役8年に処する。未決勾留日数中320日をその刑に算入する」

 1年以上も勾留されているわけだ。

 いったい何をやったのか。
 夜中に1人歩きの女性を尾行、後ろから襲いかかってそばの駐車場へ連れ込み、という事件かと私は思った。そういうのが多いので。

 ところが!

 被告人は軽度の精神遅滞…。
 被害者(女性か)は、精神障害者の支援に従事しており、被告人を担当していた…。
 被告人は被害者に好意を持ち、自殺未遂のことで相談したいと被害者を被告人方へ呼び出し…。
 交際を求めたが断られたことに一方的に腹を立て…。

 アイスピックの先端を向けて「俺の言うことをきけ、死にたくなければ…」などと脅し、転倒させて馬乗りになり、首を絞め「殺すぞ、言うことをきけ」などと脅し…。
 約1時間にわたって性交や口腔性交をし、被害者に全治まで約1カ月を要する陰部裂傷等の傷害を負わせた…。

 なっ、なんだそれ!
 被害者は心身が不調となって退職を余儀なくされ、今もなお通常の生活に戻れていないそうだ。 

裁判長 「同種ではないが粗暴犯の前科がある…」

 私は帰宅後、超絶マニアックデータを調べてみた。
 2011年2月に東京高裁で、同姓同名の被告人の「傷害」の控訴審判決の期日あり。傍聴してない。

 

 

 この被告人氏名でネット検索しても完全ノーヒットだ。
 「軽度の精神遅滞」ゆえ匿名報道なのか。そう考えていろいろ検索してみたが、何も見つからなかった。

 「殺人」のほうは「東京・北区の老人ホームで入所者(当時92)殺害 元職員(51)に懲役17年判決 東京地裁」(12月15日付けTBS NEWSDIG)などと報道されている。上掲画像はそのスクリーンショットだ。

 ←12月17日5時50分現在、週間INが50で2位。

2023年11月29日 (水)

性犯罪に群がる傍聴人たち

 私の場合、裁判傍聴なるものに初めて挑戦してからおよそ40年。裁判傍聴マニアと自称できるようになってから丸20年である。

 裁判傍聴マニアの定義とは、うーん、外形的には、無関係な他人の裁判を次々傍聴する、それを毎日なり月に数回なり継続的に行なう人、かな。

 

Screenshot-20231129-at-142059-19-x  裁判傍聴マニアになってから丸20年、主に東京地裁(東京高地簡裁合同庁舎)へ通ってきた。その立場から、性犯罪の刑事裁判に関して、やっぱり少し述べておかねばと思う、右のポスト(旧ツイート)を拝見したうえは。

 

 昔は「強姦」「強制わいせつ」だった。
 「強姦」は「強制性交等」となり、「不同意性交等」になった。
 「強制わいせつ」は「不同意わいせつ」になった。
 盗撮は、「公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例違反」(東京の場合)から「性的姿態等撮影」になった。
 刑法が改正されたり、新法が施行されたりしたのである。

 

 東京地裁はやたら傍聴人が多い。

 2004年5月に裁判員法(裁判員の参加する刑事裁判に関する法律)が公布。その頃からか、法務省、最高裁が、国策である裁判員制度を、税金を使ってめちゃくちゃ宣伝した。
 働きかけがあったのだろう、小中高生、大学生、法科大学院生、企業や団体の新人研修等々等々、傍聴人が爆発的に増えた。爆増した。230人を超える団体もあった。
 裁判所前の道路(桜田通り)に貸し切りバスがよく並んだ、何台も。

 

 引率者により傍聴すべき法廷が決まっていない人たち、何を傍聴するか、開廷表を見て決める人たちは、全員ではないが、やっぱりどうしても性犯罪へ行く。

 

 10時から6つの法廷でそれぞれ「窃盗」「詐欺」「覚せい剤取締法違反」「出入国管理及び難民認定法違反」「道路交通法違反」「強姦」の新件がある、となれば、多くの傍聴人が「強姦」を選ぶ。 ※「覚せい剤取締法違反」は昔の罪名。いつからだっけ「覚醒剤取締法違反」になった。

 10時~11時に「強姦」の新件、11時~12時に別の法廷で「強制わいせつ」の新件、となれば、法廷から法廷へ、民族の大移動ならぬ傍聴人の大移動だ。

 性犯罪の裁判が、同時刻に重ならず、13時30分と14時30分と15時30分に続けてある、ということが起こり、ある有名傍聴マニアは喜色満面、もうニッコニコ、ということもあった。

 おそらくすべての裁判官が、心にこう焼き付けているだろう。

裁判官 「裁判が公開なのは、国民に司法を監視させるためだが、国民なんて、ふふ、結局こんなもんだよ」

 

 しかし、と私は思う。
 「いっぺん見て来い」とか言われて裁判傍聴へ来るに当たり、というか日々の中で、自らが「国民」であることを意識する人って、どれほどいるだろう。
 普通の人間なら、性犯罪、エロ裁判を傍聴したがる、そういうもんでしょ。
 普通の人間なら、選挙があっても投票に行かない、行くとしても「テレビによく出て立派なことを言ってるから」程度で投票したり、そういうもんでしょ。

 たかがそんなことで「国民に司法を監視させるため裁判は公開」の原則を棄ててはならない、そう考える裁判官もいるだろう。

 

 とはいえ、性犯罪の裁判の、被害者、その家族の方々は「クソな連中がわらわらと集まってきやがる。見せもんじゃない!」みたいな気持ちになる、それもまた当然のことと思う。
 そうした声があることを、性犯罪の裁判へ集まる傍聴人は知っておくべきと思う。是非知っておくべきだ。
 

 私の場合、「今日は裁判傍聴してみようか」と裁判所へ行くことはない。
 手帳に、どうしても傍聴したい裁判の期日がメモられている、そういう日にだけ行く。

 行って、それだけ傍聴して帰ることは、あんまりない。
 当日の開廷表を見て、「あっ、こんなのが今日ある」「これ、なんだろ」と、しょっちゅうなる。それが性犯罪の事件なこともある。そうして次々傍聴するのだ。

 とんでもない性犯罪とわかり、追っかけて傍聴することもある。


 
 特に最近は、「不同意性交等」「不同意わいせつ」「性的姿態等盗撮」をなるべく傍聴したい。新しい法条、新しい法律がどう運用されているのか、知りたい。
 盗撮については、法定刑が従来より3倍も重くなった。実際の量刑相場の変化を知りたい。

 

 あそうそう、傍聴マニアになりたての頃、「公然わいせつ」に嵌(は)まった。
 阿曽山大噴火さん似のホームレス男性が、ベランダの女性下着を見上げて路上で自慰行為をした、というのが、最初に傍聴した事件だったか。

 「青いブラジャーの露出魔」というのもあった。
 病気で勃起しないと被告人は思い込んでおり、勃起したように見せる“工作”をし、裸に青いブラジャーを着け、女性を見つけてコートの前をばっと開く…。
 病気で歩行が不自由だったことから、相手にしない女性もいたのか、捕まったのは何度目かだった。
 あの被告人はもう亡くなったかも。

 ま、とりあえずそんなことで。

 ←11月29日20時10分現在、週間INが30で2位。

より以前の記事一覧