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カテゴリー「その他刑事・民事」の41件の記事

2026年7月30日 (木)

クソ好き男を精神分析する!

 前記事からのつづき。

 東京地裁531号法廷(52席)で13時15分~16時45分、「侮辱」の新件。
 地裁の刑事の新件は人気なうえ、13時15分からの新件は滅多にない。恐怖の夏休み、大変なことになりそう。

 

 11時30分過ぎ、531号のそばの一般待合室へ私は行った。無人だった。

 ちょと事務作業をしつつ、おにぎりを食べた。今日は特別、いつものオニギラズではなく、白米とシャケのおにぎり(自作)だ。
 食べたら座ったまま目を閉じ、うとうとして、法廷前がにぎやかになり始めたら並ぼう、10番目ぐらいでもいいや、そう考えた。

 

 11時45分、法廷前から人声が。早っ。公務員か新人社員風な、若い女性2人と中年男性1人。警察関係かな。にしても、開廷の1時間半前って、早すぎだろっ。

 だがこの3人は、並んでいるのではなかった。12時頃、検察官が1人来て、いっしょに去った。
 悪気はないとしても、恐怖の夏休みに、早々行列のふりを装うのは勘弁してくれえ!

 そんなことがあり、行列4番目の私はドアそば1番に繰り上がった。眠くてたまらない。

 

 12時15分頃からか、行列が伸び始めた。12時52分頃、私のカウントで52人を超えた。

 12時55分頃、やけにうるさい、強引そうな中年男性が2人来た。並ばずに、こんなことを、よく通る声で言った。

「(たぶん被告人本人が)隠しておくのもなんだから、10時頃にTweetしますって…(だからこんなに並んでる)たぶん20何人かの法廷でしょ、困ったな~」

 うち1人は、あっ、維新の会の音喜多駿・元議員か。被告人の知り合いらしく思われた。

 

 13時05分頃、ドアの施錠が解かれた。検察官側の取置席(特別傍聴席)が2席あった。だから一般傍聴席は50席だ。

 裁判所の職員が、20人ずつ、10人ずつ、という感じで人数を絞って入廷させた。それは良い。一気に雪崩れ込めば大変なことになるだろうから。

 

 こうして、「“モノ言う株主”「趣味は炎上」のインフルエンサー田端信太郎がメルカリ社員をSNSで侮辱した疑いで書類送検…被害者は複数? 本人を直撃すると「事実です」」など多数ヒットがある事件の、第1回公判が始まった。

 被告人は非身柄。50歳、黒スーツに黒っぽいネクタイ。長身で日焼けして濃い坊主頭で大きなプラフレームの眼鏡、声がでかく、やたら迫力がある。

 公訴事実は2件。メルカリの、氏名の読みからして男性と女性、各1人に対し、「男としてクソを出せ」「女の腐ったような人材」「クソな無能」「クソジライ(地雷?)の人材」「ほんとこんなクソな無能を」などとX(旧Twitter)で侮辱したんだという。

 「クソ」が大好きな界隈(かいわい)、確かにあるようだ。「クソゴミ」「ゴミクソ」と連発する人もいる。『クソ好き男を精神分析する』なんて新書が出たらいいね。

 

 被告人は、迫力たっぷりの無罪主張だった。

 検察官の冒頭陳述のあと、弁護人3人のうち1人、どなただっけ超有名な年配弁護人(高野隆弁護士?)が証言台のとこへ出てきて、右に左に位置を変えながら(裁判員裁判における弁護人の作法か)、長々と冒頭陳述をおこなった。
 要するに、言論の自由の範囲内だ、可罰的違法性がない…。

 

 14時24分、被告人質問が始まった。まずは弁護人(2人目のヨシダと名乗る女性)から主質問。被告人はどんなに立派な経歴の人物か、経歴紹介が始まった。

 うわあ、これはもう楽勝で有罪でしょ、と私は思った。
 裁判所的には、言論の自由はもちろん大切だが、「クソ」を連発しての罵倒は言論の自由とは別物、刑法の侮辱に優に当たる、とされるでしょ。

 興味を失うと同時に、私は眠気が爆発。数秒間、気を失う、というのじゃなく、ほんとにぐっすりという感じで居眠りしてしまった。

 14時55分、主質問が終わり、10分間休廷。「ねた~」「よくねた~」と傍聴ノートに書き、私は法廷を後にした。

 

 15時30分~16時30分、東京地裁、民事の634号法廷(20席)で「××××(ホテル名)宿泊時の更衣室、プールサイド、風呂場、シャワーサンダル使用の恫喝、強要事件の損害賠償」の弁論(本人及び証人尋問)。

 原告は本人訴訟(代理人なし)。外見も含め、じつに何というか個性的な人だった。こんな部分があった。

原告 「僕はこんな裁判、100いくつできる人間ですんで、とことんやります!」

 これも途中で出て、とっとと帰る!

 アルベルト・モラヴィア作『眠くて死にそうな勇敢な消防士』ならぬ、眠くてたまらないのに裁判所へ出かけてしまった、勇敢な傍聴人…。

2026年7月28日 (火)

恐怖の夏休み、神社本庁、流血ブリザード!

 7月27日(月)11時~11時30分、東京地裁513号法廷(傍聴席は20席)で、ドリフトチーム「日本マジキテル連合」代表とされる被告人の「道路交通法違反、犯人隠避教唆」の第2回公判、追起訴。

 今日の傍聴予定はこれのみ。追起訴だけだし、何より恐怖の夏休みだし、ちょと持病の関係で午前はつらい。パスしようか。いやいや、こういうのは私が見届けねば。

 夏休みとはいえ、たかが交通違反の審理の期日、一般傍聴人は相手にしないだろう。でもでも恐怖の夏休み、早めに行こう。

 

 10時30分頃、1階フロアはがらがらだった。18台のタブレット開廷表にも空きがあった。513号のが終わったらどこへ行こうか、ちらっと確認し、エレベータで5階へ。

 10時35分頃、私はのけぞった。うっわ、なんだこれ! 513号に大行列、優に30人超えか! 傍聴席は20席なのに、たかが交通事件の審理なのにっ!
 ドリフト族の仲間たちも、少しはいたかもしれないが、ほぼ全員、いつもの若い女性たちと、夏休みの傍聴人だ。なんでっ!?

 

 千円を渡し、席を譲ってもらおうか、2千円がいいか、5千円? など考えつつ、さっき確認した別の法廷へ。
 地裁416号法廷(42席)、11~12時、「麻薬及び向精神薬取締法違反」の新件。なんとこっちも大行列、50人を超えてるか!

 

 1階へ降りてさらに開廷表を確認すると、今日11時からの地裁刑事の開廷は、513号と416号の2件のみなのだった!
 すべての傍聴人がその2つの法廷へ押し寄せたのだ! だから1階フロアはがらがらだったのだ。長年、言い続けてきた、恐怖の夏休み…。

 

 もう帰ろう、本気でそう思った。が、待て待て、念のため地裁民事の開廷表をチェックしてみた。
 10時30分からだっけ、2つの法廷で弁論(本人及び証人尋問)の期日があった。うち1件、被告は「神社本庁外」、おおっ。 ※外=ほか

 

 東京地裁606号法廷で「慰謝料請求事件」。
 東京の有名な神社の、神社本庁から派遣された宮司(ぐうじ)が、祝詞(のりと)をまともに読めず、大事な祭礼を途中で抜けたり…。神社本庁の側は、だったら宮司本人を訴えればいいじゃないか、という主張、のように思われた。

 次回判決、11月29日。主文が気になる。見届けようか。

 

 それが11時12分に終わり、もう1件の民事、404号法廷、原告も被告も個人名の「損害賠償請求事件」へ。

 原告席と証言台のところを広くパーティションで覆い、尋問をやっていた。若めの女性の声が聞こえた。
 被告席には、代理人弁護士と、派手な髪色の地味な男性、この人が被告か。 ※刑事は検察官vs被告人、民事は原告vs被告

 パーテの中から「…ゅうけつブリザード」と何度も聞こえた。「ライブ」「バンド」「パフォーマンス」とも聞こえた。「流血ブリザード」か。ライブ会場でのトラブルらしい。

 

 私は途中で出て、1階の開廷表をチェック。13時15分~16時45分、地裁531号法廷(52席)で「侮辱」の新件があった。
 事件番号的に、昨年秋頃の起訴だ。この時間の取り方からして、公判前整理手続きを経て、今日は公判手続きをだいぶ進めるのだろう。

 被告人氏名でスマホ検索、「“モノ言う株主”「趣味は炎上」のインフルエンサー田端信太郎がメルカリ社員をSNSで侮辱した疑いで書類送検…被害者は複数? 本人を直撃すると「事実です」」など多数ヒットが。よし、午後はこれを必ず傍聴しよう。

 

 11時30分すぎ、531号のそばの一般待合室へ。さあ、そこからまた恐怖の夏休みが始まるのだった。次号へつづく!

2026年2月20日 (金)

映画界の性被害がらみの名誉毀損、求刑は罰金10万円!

 2月18日(水)、なんと12日ぶりで! 裁判所(東京は霞が関の東京高地簡裁合同庁舎)へ行った、午後から。

 

 まずは13時10分、東京地裁806号法廷(52席か)で「損害賠償請求事件」の判決を傍聴。
 12月3日に有名人の本人尋問を傍聴した民事2件、のうち1件目のほう、の判決だ。

 原告席も被告席も無人。傍聴人は私のほかに、有名人の裁判でよくお見かけする方と、関係者らしき男性と私、合計3人。
 判決は、原告の請求棄却訴訟費用は原告の負担、理由は省略。10秒かかったかどうか。

 

 13時20分、近くの東京高裁805号法廷(42席か)で「覚醒剤取締法違反、危険運転致死傷、道路交通法違反」の判決。
 被告人は身柄(拘置所)。控訴棄却、当審未決90日算入。

 覚醒剤で服役前科あり。今回、覚醒剤所持の発覚を逃れるため、高速度で赤信号を殊更(ことさら)無視、死傷事故を起こして逃走したらしい。原判決は懲役14年

 死亡被害者はシートベルト不装着だったが、原審の弁護人はそのことを何ら主張しておらず、また、量刑に大きく影響する事情とは認めがたい…。シートベルトを装着していても死亡は免れない、ひどい激突ぶりだったのか。

 未必的故意による無差別殺傷犯にも等しい、そういう者が一定の割合で紛れ込んでおり、運悪く遭遇した人が犠牲になる、それを前提にこの社会は成り立ってる? なんかくらくらして。

 

 13時30分~、近くの東京地裁810号法廷(52席)で「名誉毀損」の審理。なんと合議である。
 被告人は非身柄、黒スーツに、地味でお洒落なネクタイ。なかなか男前の中年男性だ。

 事件番号的に、2024年夏頃の起訴か。これはねえ、「「生身の人間が被害に遭っている。それを証明すべくここに立つ」映画業界の性加害問題、壁にぶつかる苦渋」、この2023年12月の記事に出てくる「名誉毀損」の事件かと思われる。

 今日は論告弁論。求刑は、合議なのに、って言い方も変だが、ぬわんと罰金10万円。「名誉毀損」の法定刑は3年以下の懲役(拘禁刑)または50万円以下の罰金だ。ほ~。次回判決。傍聴しなければ!

 

 ここでいったん切ろう。

 ちなみにこの日は東京地裁に裁判員裁判が5件もあった。
 うち3件は、違法薬物の事件。2件はそれぞれ以下の報道の事件だ。

殺人罪などに問われた渥美遼馬被告が初公判で無罪主張 2023年に交際相手の女性を殺害・遺体を山梨県内の山林に遺棄した罪 東京地裁

女性殺害・遺棄か 無罪主張 “黙秘の男”別荘で何があった【スーパーJチャンネル】

 前者は「殺人、横領、死体遺棄、電子計算機使用詐欺」として813号法廷(52席)で18日が新件、第1回公判だった。
 13時頃、法廷前に大行列があり、13時25分頃、法廷前に空き待ちの行列があった。

 813号の行列に加わらず806号、805号、810号をうろうろしていた私は、変態ですか(笑)。

 

 後者は「殺人、死体遺棄」で、ワンフロア下で南側へ50mほどの715号法廷(52席)。そっちは審理だけど、それなりに行列だったんではないか。

 薬物事件の裁判員らは「なんだよぅ、どうせなら、報道された殺人事件が良かったよぅ」とか思うんだろうか。いやいや、初めて裁判所へ来る裁判員は、よその法廷の開廷表を見るという発想自体ないんだろうか。アンドロイドは電気羊の夢を見るんだろうか。

2025年10月15日 (水)

高校のスクールカウンセラーがカウンセリング室で女生徒の唇にキス

 10月14日(火)、この日私の手帳にあるのは刑事の判決1件のみ。こもって原稿を書こうか、どうしよう、どうする?

 刑事の判決に近接して民事の判決が1件あると、これはネットで知った。ええい、ぐずぐずしないで、行ってしまえ。

 

 13時10分、東京地裁・民事26部、421号法廷(武部知子裁判長の合議)で「損害賠償請求事件」の判決。

 原告は普通に男性氏名(こと名・暇空茜)、被告は太田啓子弁護士
 傍聴人は私を含め4人。うち少なくともお2人は、暇空方面の傍聴席によくお見かけする方かと。どこかでレポートしてるんだろうか、読みたい。

 原告席は無人。被告席には2人。民事の判決は双方不出頭が多いけど、ちゃんと来るとは偉い、と私は思う。

裁判長 「主文。原告の請求をいずれも棄却する。訴訟費用は原告の負担とする」

 この原告はネットで無茶苦茶をやらかし、反論、批判されると訴訟をやりまくる、というビジネスモデルで商売してるみたい、とは私の印象だ。

 

 続けてあと2件、判決言い渡しがあった。
 1件は「本件控訴を棄却」だった。民事は地裁が控訴審になることもある。なんだっけ、開廷表をメモし忘れた。

 もう1件、ちょっと不正確かもしれないが…。

裁判長 「主文、被告らは原告に3736万9038円を支払え…平成6年12月12日から…年3分の…訴訟費用は被告らの負担とする」

 被告らは訴訟に対し無反応、ゆえに原告が全部勝訴となったらしい。
 開廷表の原告は女性名、被告は女性名外(ほか)。あとでネット検索してみた。うーん、よくわかんない。

 

 そして13時20分、東京地裁・刑事10部、514号法廷で「電磁的公正証書原本不実記録、同供用、免状不実記載、有印私文書偽造、同行使」の判決。

 執行猶予前科が2犯あり、2犯目の猶予満了前に、有名高額外車(いわゆる金融車)の登録を偽造等したという事件だ。求刑は懲役2年6月。
 再開して検察官、弁護人が証拠請求。検察官はある書証について立証趣旨の拡張を。弁護人は日弁連への贖罪寄付10万円を…。

 この小暮潤一裁判官は、手続きの1つひとつを念入りに確認するタイプだ。時間を食う、食う。私は傍聴ノートに「強迫症なのかね~」と書いた。
 いや確認は悪いことじゃない。私のように確認が疎かでしょっちゅう行政職員の方々にご面倒をかけるより断然良い、とは思うのだが…。

裁判官 「主文、被告人を懲役1年4月に処する。主文は以上です」

 判決の理由を裁判官は丁寧にていねいに述べ始めた。

 私は12時50分頃に裁判所へ来て、1階の開廷表(タブレット)で午後の開廷をざっとメモした。13時30分からいろいろある。けどこれじゃあ13時30分を軽く過ぎてしまう。どうしよう。

 

 13時28分、えいやっと私は法廷を出た。出て、いちばん近い法廷へ小走りで。

 13時30分、東京高裁・第4刑事部、506号法廷(家令和典裁判長)で「不同意わいせつ」の控訴審判決。
 13時30分は地裁のほうでいろんな新件が始まる時刻だ。そのせいか傍聴人は私1人だった。被告人は不出頭。

裁判長 「主文。本件控訴を棄却する。訴訟費用は被告人の負担とする」

 なんと、スクールカウンセラー(男性)が高校のカウンセリング室で女生徒の唇にキスをしたという事件だった。
 女生徒は、なんつーかトラブルのある生徒だったらしいが、被告人から女生徒へのメッセージにこんな部分があったという。

メッセージ 「可愛すぎて次会うときまで我慢できない、会いに行っていいですか」

 原判決は不明。訴費負担てとこからしても、執行猶予判決だったのだろう。

 あとで被告人氏名でネット検索してみた。ある小学校の数年前の発行物に、新しいスクールカウンセラーが来たとして同姓同名があった。


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 ほかに、「「ネタバレサイト」逮捕の経営者 ライター複数雇用し事業化か」など傍聴し、地下の書店・至誠堂さんで『裁判官はなぜ葬られたか』を買い、とっとと帰ったのでありました。
 私は本はなるべく至誠堂さんで買うことにしている。なぜ? 買えばすぐわかりますって。

2025年8月20日 (水)

高知白バイ事件の片多康裁判官がさいたま地裁で!

 2023年12月30日付けの「下書き」を発見した。

 「最近傍聴した事件を少し」として、ええっ、そんな珍しいのを傍聴してたのっ、ひー! というのを書いていた。
 なぜ下書きに入れたまま忘れてしまったのか、謎だ。
 若干の加除訂正等をして、いま公開しよう。

 

 東京高裁で「道路交通法違反」の控訴審判決。

 原判決は罰金20万9千円。なにそれっ。
 9千円は信号無視。20万円は、なんと免許証の提示義務違反だった!

 手元にあってすぐ引き出せる2020年の統計では、提示義務違反の検察送致は22件。ほぼすべて不起訴か略式(法廷を開かず罰金刑)で終わっているはず。
 そんな珍しいのに公判廷で遭遇するなんて、被告人氏には申し訳ないが、私ってどんだけ運がいいんだ! 控訴審は控訴棄却。

 

 東京地裁(民事)で「運転免許停止処分取消等請求事件」の弁論(本人・証人尋問)。

 原告は、おっそろしく素敵な、若い女性だった。
 被告席には6人。以前に同種の裁判でお見かけした方々がいた。「あっ、今井の野郎、また来やがった!」とお気付きいただけただろうか(笑)。

 そんなことより、なんとなんと、飲酒運転の車両の同乗罪(刑事は不起訴らしい)で執行された免許停止処分、それを取り消せという訴訟だった! チョー珍しい。
 証人は、警察官じゃなかった。なんと、タクシーで帰るという原告を自分が運転する車に乗せたおじさんだった。チョー珍しい!

 

 さいたま地裁で「建造物不退去」の審理。

 6月9日に「受領証を全部手書きって!」で書いた、あの事件の、論告・弁論の期日が12月26日にあった。いいですか、12月26日、ですよ。
 論告は13分間。求刑は罰金10万円。
 弁護人は3人いて、憲法問題へがっちり踏み込み、最終弁論は33分間。

 弁護人が多いことに加え、裁判所は1月18日から裁判員裁判が始まるそうで、判決期日がなかなか決まらない。
 1月11日、12日、15日、16日、19日、なかなか決まらない。
 片多康裁判官は、1月5日を提案し、そして、軽く笑って言ったね。

裁判官 「なんなら年内でもいいんですけど」

 そうメモって私は、しゃっとアンダーラインを引いた。
 裁判所の仕事納め(昔の御用納め)は28日と聞く。弁護人が3人もついて憲法違反まで争っているのに、その判決は翌日か翌々日でもいいというんである。

 あのね、もうね、憲法問題など聞く耳持たん、有罪に必要な外形的事実だけ拾って求刑どおり罰金10万円、そう決めちゃってるのがミエミエじゃーん!

 いや、私だって、うぶなねんねじゃあるまいし、有罪に必要な外形的事実だけ拾って有罪、そのこと自体には何の感慨もない。
 だけど、憲法問題を争ってる弁護人3人を前に「なんなら年内でもいいんですけど」って、ぶっ飛んでるぅ~!
 被告人氏には申し訳ないが、こういうシーンに私は興奮するのである。

 

 あとで分かった、片多康裁判官は、あの高知白バイ事件で実刑判決を書いた裁判官だ。ほ~!

2024年7月 9日 (火)

たまげをキンタマの毛と私は理解しました!

 「保釈中に公判不出頭容疑 改正刑訴法適用し40代男を逮捕 スマホに逃亡計画メモ 警視庁」と2024年(以下同)4月23日付け産経新聞。

 1月15日、「常習累犯窃盗」の判決に出頭しなかった、というが、それは1月18日かと。
 1月15日は私は裁判所へ行っておらず、1月18日の判決期日(被告人は不出頭)を私は傍聴したので。

 

 ともあれ、警察官らが2月28日、被告人が滞在する北新宿のネットカフェへ踏み込んだ。
 その際、被告人は覚醒剤約0.089gを所持していたという。

 

 6月3日、被告人を勾留して「常習累犯窃盗、覚醒剤取締法違反、刑事訴訟法違反」の期日があった。傍聴した。
 覚醒剤の認否は留保。刑訴法の起訴状朗読まで進まず、終わった。

 

 そして7月8日(月)13時30分、新しい罪名での第2回の期日があった。
 被告人は私選弁護人の選任を希望しているってことで、続行。8分ほどで終わってしまった。
 んもぉ、今日はこのためだけに出てきたのにぃ!

 

   ☕  🍸  🍺

 

 いやいや、さっき1階フロアの開廷表で「ええっ!」な事件を私は見つけたんである。

 同じく13時30分開廷で、98席の103号法廷を使って、原告は漢字4文字の個人氏名、被告は一般社団法人Colaboと、少なくとも半分は女性名の個人10人、筆頭はColaboの仁藤夢乃さん、という「損害賠償請求事件」の、本人尋問なのだ!

 

 10分ほど遅れて法廷へ。
 証言台のところに男が1人いて、原告代理人弁護士から尋問の最中だった。

 これが原告本人だった。年齢はどうなんだろ30歳前後か、メタボ系の男性だ。

 原告代理人からの尋問に対しては、すらすらと、如何にも正当なことをしたんだというふうに述べていたが…。
 被告代理人弁護士からの尋問に対しては、ぼろぼろというか…。
 仁藤夢乃さん及びcolaboに対して、んまあ、ひっどいことをやったんだねえ!

 仁藤さんが何かのお祭りで皆とフランクフルトを食べてる写真か何か、そういうのを見つけてきて勝手に掲げ、「疑似フェラ自撮り画像」とかゲスな中傷をしたんだという。
 東日本大震災の復興支援で地元の高校生が、おいしくてたまげる(魂消る)、「たまげ大福だっちゃ」というのを開発し、Colaboが支援したことについて、尋問が終わり際、はっきり大きな声で言ったね。

原告 「たまげをキンタマの毛と私は理解しました!」

 

 5分休廷して14時50分、仁藤夢乃さんに対する本人尋問が始まった。
 仁藤さんは、くすんだピンクのシルク風な半袖上衣に、濃紺のパンツ。なんちゅうか、しゅっとして、素敵な娘さんなんだね。

 

 しかし15時20分、私はそっと出た。
 15時30分から5階の刑事の法廷で「傷害、道路交通法違反」の審理がある。
 これ、なんと自転車同士の交通トラブルの事件なのだ。今井的には見逃せないでしょ、仕方ないでしょ。

 

 原告のフルネームをネットで探すうち、すんごいのを見つけてしまった。

本件原告は、原告側書面のみならず、被告側の答弁書についても自身のブログ上で販売しております

 上記リンク先にある無料の文書の中に、本件原告のフルネームがある。

 

 たとえばさ、有名芸能人に対し、とんでもない民事訴訟をふっかけ、有名芸能人側が出してきた答弁書や準備書面等を販売する、そんな者も出てくるかも?

2024年3月23日 (土)

大麻取締法は目的のない法律

 「去年1年間の大麻による検挙人数およそ6500人で過去最多 初めて覚醒剤の人数を上まわる」と3月21日付けTBS NEWS DIG。

 警察庁によると、2023年の大麻事件の検挙は、前年より1140人増えて6482人、過去最多だという。
 年代別では、20代が3545人、10代が1222人、いずれも前年より大幅に増えて過去最多だという。

 

 私は大麻の刑事裁判も、まあまあ傍聴してきた。
 「大麻取締法違反」は「道路交通法違反」と似たところがある。
 どちらも、リアル社会でそれなりに、またはかなり活躍している人が被告人であることが、他の犯罪より多い、私が傍聴してきた限りでは。

 そんな立場から、警察は発表せず、したがってニュース報道にならないことを、述べておきたい。

 

 大麻は、使用はセーフ、所持がアウト、とは近頃は多くの方がご存知だろう。
 だがそれは、「リラックスするため」「興味本位で」などといった場合についてだ。

 「大麻取締法」第4条第1項は「何人も次に掲げる行為をしてはならない。」として4つの行為を掲げており、うち2つはこうだ。

 

二 大麻から製造された医薬品を施用し、又は施用のため交付すること。

三 大麻から製造された医薬品の施用を受けること。

 

 大麻由来の医薬品の処方や使用(施用)を、わざわざ明文で禁止している。
 第24条の3第1項に「次の各号の一に該当する者は、五年以下の懲役に処する。」とあり、その第2号はこうだ。

 

二 第四条第一項の規定に違反して、大麻から製造された医薬品を施用し、若しくは交付し、又はその施用を受けた者

 

 大麻由来の医薬品となると、使用(施用)もアウトなのである。

 

 いったいなぜ、医薬品をわざわざ明文で禁止するのか。
 多くの法律は第1条に目的、守ろうとする法益を定めている。
 たとえば「覚醒剤取締法」はこうだ。

(この法律の目的)
第一条 この法律は、覚醒剤の濫用による保健衛生上の危害を防止するため、覚醒剤及び覚醒剤原料の輸入、輸出、所持、製造、譲渡、譲受及び使用に関して必要な取締りを行うことを目的とする。

 

 たとえば「麻薬及び向精神薬取締法」はこうだ。

(目的)
第一条 この法律は、麻薬及び向精神薬の輸入、輸出、製造、製剤、譲渡し等について必要な取締りを行うとともに、麻薬中毒者について必要な医療を行う等の措置を講ずること等により、麻薬及び向精神薬の濫用による保健衛生上の危害を防止し、もつて公共の福祉の増進を図ることを目的とする。

 

 たとえば「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」はこうだ。

(目的)
第一条 この法律は、医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器及び再生医療等製品(以下「医薬品等」という。)の品質、有効性及び安全性の確保並びにこれらの使用による保健衛生上の危害の発生及び拡大の防止のために必要な規制を行うとともに、指定薬物の規制に関する措置を講ずるほか、医療上特にその必要性が高い医薬品、医療機器及び再生医療等製品の研究開発の促進のために必要な措置を講ずることにより、保健衛生の向上を図ることを目的とする。

 

 では、「大麻取締法」はどうか。第1条はこうだ。

第一条 この法律で「大麻」とは、大麻草(カンナビス・サティバ・エル)及びその製品をいう。ただし、大麻草の成熟した茎及びその製品(樹脂を除く。)並びに大麻草の種子及びその製品を除く。

 

 いきなり定義から始まっている。
 目的がないのである。掲げるべき目的がなく、ただ禁止し処罰するための法律なのである。


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お医者さんがする大麻とCBDの話 [ 正高 佑志 ]
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 大麻は、治療用はもちろん嗜好用も、世界的には解禁の方向へどんどん向かっているという。
 依存性等の害はアルコールより格段に小さいことが広く明らかになってきている。

 ゆえに、罪悪感なく大麻に手を出したくなる人は少なくないだろう。
 治療や苦痛の緩和のために、という人もおいでだろう。

 だが! そんなの関係ねえ、そんなの関係ねえ!
 大麻のいちばんの怖さは、依存症とかじゃなく、日本では禁止されていること、そのこと自体なのである。オッパッピーなのである。

 

 世界には、独裁者に逆らえば殺される国もあるという。
 日本は、「大麻から製造された医薬品」すら禁じて刑罰を食らわす国なのである。
 良い悪いじゃない、捕まるかどうか、なのである。
 そこんとこ、特に若い方々に、きりきり知ってほしい。肝に銘じてほしい。

 私の声は若い方々には届かないだろう。
 これをお読みになった方が、お子さんやお友達に伝えてくれることを願ってペンを置く次第だ。 ←なんか偉そう(笑)

 

 ちなみに、違法薬物の刑事裁判では「親和性、常習性、依存性」が悪情状の3点セットなのだが、「大麻取締法違反」の裁判では、裁判官は依存性を言わなくなったね。
 検察官もあんまり言わない。

 言うのは弁護人だ。「依存症治療の専門医療機関へ通院します!」と、被告人によく言わせたがる。
 あーぁ、と私は傍聴席から見ている。1段高い法壇で、裁判官は目を伏せている…。

2024年3月17日 (日)

最高裁の裁判官は過労死寸前?

 貧乏性なのか、日々配達されてくる日本経済新聞の朝夕刊を、真っ直ぐに回収袋に放り込むことが、私はできない。

 

 今年1月15日付けの夕刊の、「人間発見」のコーナー、「元最高裁判事 日本カメラ財団理事長 桜井龍子さん」の第1回を読んだ。
 見出しは「少数意見ためらわず」「職責の重さは格別■「寿命が縮んでも仕方ない」」。
 こんな部分がある。

 最高裁には長官と判事が計15人いて5人で小法廷を構成します。

 15人全員で構成するのを大法廷という。小法廷、大法廷は、単に法廷の大きさのことではないのだ。

 各小法廷が年に扱う上告事件は約2000件。民事に刑事、労働裁判に土地の境界争いなど多様ですが、一つ一つが原判決に判例違反か憲法違反があるとして終審判断を求める重い訴えです。

 15人で年に2000件! 単純に割り算すれば1人当たり約133件だ。
 たったそれっぽちか、と地裁、高裁の裁判官は言うかもしれないが。

 ただ2000件のうち95%は、あらかじめ調査官が意見を付けた書類をまとめ、5人が順に審査する「持ち回り事件」になります。書類を熟読し、明らかに棄却相当などと判断できた場合、判を押し、次の判事に回して最高裁の決定とするのです。

 最高裁の調査官はだいぶエリートだと聞く。東京地裁の裁判官に、その調査官の経験者がしばしばいる。
 調査官は数十人らしい。ネットで検索すると「私がいたときには調査官は37人で…」なんてのがあったりする。

 2000件の95%=1900件は、実質は調査官が審理し、裁判官はチェック、追認する、そんな感じで回してるのかな。
 調査官が判事にどんな「書類」を渡しているのか、気になるっす~。

 判事の稼働日数は年約200日。持ち回り事件の判断は1日10~20もあった。

 ここは紙面では太字になってる。桜井元最高裁判事の語りの部分に対して、いわばドラマのナレーションの部分だね。

 

 てかさ、1日10~20件って、なんだそれ!
 「重い訴え」の書類を、多いと1日20件も「熟読」するって、まじっすか?
 で、語りの部分がこう続く。

 机に書類が山積みで、家に帰っても考え続けることが日常的。“労働状況”は大学教員と比べものにならないほど過酷です。「健康管理は自分で」と他の判事に言われましたが、寿命が縮んでも仕方がないと腹をくくりました。

 おい~! と私なんかは思う。

 日々のすべてを事件処理に捧げ、おそらくは人としての余裕がなく、過労死寸前みたいな状態って、だいぶんにまずいんじゃないでしょうか。
 司法のてっぺんというべき最高裁が、じつはそんな状態だと、当たり前のように語る、大丈夫なのか。

 

 いや、桜井龍子さんが最高裁判事だったのは2008年からで、2017年退官だという。
 今は“働き方改革”だ。最高裁判事は30人になってるかもしれないじゃないか。 ←そんな話は聞かないぞっ。

 てかそもそも今回の記事は第1回だ。第2回、第3回へどう続くんだろ。

 そんなふうにキャーキャー言いながら(笑)、“古新聞”を少しずつ読んだりなんかしておる次第です。

2024年3月 6日 (水)

特殊詐欺、陰の立役者、名簿屋はセーフです

 また少し、ちらっと。

 

 東京地裁で「詐欺、窃盗、大麻」の判決。
 被告人は身柄(拘置所)、濃い短髪、というか坊主刈りが伸びた感じの若者だ。

裁判官 「主文。被告人を懲役4年2カ月に処する。未決勾留日数中280日をその刑に算入する…大麻…1袋を没収する」

 2月(にげつ)ではなく「にかげつ」と言う裁判官がときどきいる。そしてこう続けたね。

裁判官 「公訴事実は第1から第43まであります」

 えーっ、どんだけぇーっ!

 じつはネットで逮捕報道を拾える。特殊詐欺の受け出し子で、逮捕は2022年12月。本件の事件番号は「令和5年刑(わ)第10号等」。2023年早々の起訴だ。昨年1年間、延々と追起訴が続いたと思われる。

 公訴事実の第1は、江戸川区の83歳女性に対し、氏名不詳者らが区役所職員等になりすまして電話をかけまくり、補助金を受け取るには預貯金のキャッシュカード(以下CC)を再発行する必要がある、ついては担当者が古いCCを受け取りに行くと騙し、被告人が訪問してCCを受け取り…。
 公訴事実の第2は、そのCCでATMから合計140万8千円を引き出し窃取した…。

 それをワンセットとして、第1から第42まで、ほぼ同じ内容を裁判官は、全く飽きることなく延々述べ始めた。

 被害者たちはみんな、江戸川区、江東区、荒川区、練馬区、昭島市など都内在住で、80歳前後。
 そういう名簿を、氏名不詳の(=捕まってない)詐欺グループは、入手したわけだね。

 特殊詐欺の陰に名簿屋あり。
 傍聴席から見る限り、名簿屋は絶対安全圏のようだ。

 公訴事実の第43が大麻と思われ。ばかばかしくなって私は第21を聞かずにそっと退出した。

 

 東京高裁の民事の法廷にこんな事件名の判決言渡しがあった。

安倍晋三元首相「国葬」閣議決定取り消し並びに予算執行差し止め違憲確認並びに損害賠償控訴事件」 ※「国葬」にカギ括弧が付いてたかちょっと定かじゃない。ごめん。

 事件名は、原告が訴状に書いたものがそのまま開廷表に記載されると聞く。
 原告ら(控訴審では控訴人ら)は、「取消」「差止」ではなく「取り消し」「差し止め」と訴状に書いたわけだ。おお~、と思う私。

裁判長 「主文。本件各控訴をいずれも棄却する。訴訟費用は控訴人らの負担とする」

 だったかな。言渡しは10秒ほどで終わった。

 

 東京地裁の民事部で「損害賠償請求事件」の証人尋問。

 原告は元参議院議員の熊野正士氏、被告は株式会社文藝春秋外(ほか)。
 「【速報】公明党・熊野正士参院議員が辞職 知人女性へのセクハラ疑惑報道受け」(2022年9月30日付けテレ朝news)などと報道されている。

 「週刊文春」の記者だったムラオカ氏が証言台のところに座り、被告代理人弁護士の1人(喜多村洋一弁護士)が尋問を始めた。

代理人 「取材の端緒は…」
証人  「デスクから話があり…公明党の参院議員…入院してる…病気ではない…異性問題のトラブル…雲隠れ…」
代理人 「デスクはその情報をどこから…」
証人  「大阪府警の関係者から聞いたと…」
代理人 「女性はどういう人か…最初の人は…」
証人  「公益社団法人の会長の女性…」

 そのへんで私はそっと出た。私にはあんまり興味のない話でもあり。

 

 出て、東京高裁、「傷害致死」の判決へ。

 被告人氏名でネット検索すると、ある趣味方面で活躍してる人らしい。趣味方面のトラブルか? だったら大変だ、と気になって。

裁判長 「主文。本件控訴を棄却する」

 自宅で父親と「言い合い」になり、被告人は右手の平で父親の左側頭部を1回叩いた。
 すると父親は間もなく様子がおかしくなり、どんどん悪くなり、急性硬膜下血腫で死亡したという。

 その「死体解剖」なんだけど、なんと、某医科大学のI教授がやったはずなのに、じつはI教授の「講座」のT医師がやったんだという。
 I教授のとこでは、講座の当番の医師がやるのが「通例」なんだという。

裁判長 「このような運用は是正される必要がある…しかしながら…瑕疵(かし)があることは証拠能力を否定する理由にならない」

 I教授とT医師と、腕に違いはあんまりないのかもしれない。でも、立場が違う。教授のメンツをつぶさないように、みたいな忖度は心配じゃないのか。
 結局、まあ、刑事裁判の実質的な役割は――もちろん時に例外はあるけれども――有罪の理由をこねること、という原則に照らすと、どうなんだろ。

 

 そのほか、「やったことは悪いとはいえ、こりゃあ被告人が、その家族が、可哀想だわ!」というのを2件傍聴した。
 そっちは長くなるのでまた今度、できればドライバーのwebサイトに書かせてもらいたいと思う。
 今夜はもう寝る、歯磨きして寝ます!

2024年2月 1日 (木)

ルフィ一味の強盗、約3200万円を強取して報酬は

 最近、東京地裁と東京高裁で傍聴した中からほんの一部、のほんの一部を。

 

公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例違反、性的姿態等撮影」 判決

 昨年7月13日に「性的な姿態を撮影する行為等の処罰及び押収物に記録された性的な姿態の影像に係る電磁的記録の消去等に関する法律」が施行された、同じ盗撮でも、施行前は条例違反、施行後は新法の違反になるのだ。

 本件は、コンビニやドラッグストアのトイレ(男女共用)の洗面台の下に小型カメラを仕掛ける、という手口。
 条例違反のときにカメラを発見され、その後も続けて新法の違反になり、この罪名になったわけだ。
 合計13名の被害者のうち少なくとも1人は男性で、用便中の性器付近及び臀部を盗撮されたという。

 前科前歴なし。判決は懲役10月、執行猶予3年、訴訟費用負担。

 

損害賠償請求事件」 弁論(本人及び証人尋問)

 原告も被告(※)も動物保護関係の団体っぽい。なので傍聴してみた。 ※この被告は、メディアが刑事裁判で誤用する「被告」ではなく、正しい意味での被告。

 被告が原告を中傷する投稿をネットで行い、大変なことになって、というふうな事件らしかった。私は途中で出た。

 

危険運転致傷」 新件(第1回公判)

 念のため傍聴してみたら、びっくり!
 中型貨物(50代男性)が、軽自動車(20代女性)の車線変更に激昂し、追い越して前へ回り込み急ブレーキ、軽を衝突させ、横転させ、という事件。よーくしゃべる被告人で…。
 これは雑誌かweb記事で書かせてもらいます。

 

脅迫」 控訴審判決

 被告人は身柄。起立の仕方がヤンキー風で、あごを突き出し、偉そう。

 ある寺で、何かに激昂してクレームをつけてきた被告人、に応じていた住職および職員に対し「おまえら殺してやる」「みんな殺してやる」と生命身体に対する危害を告知、職員の1人が110番通報…。

 事実誤認の主張。「そんなこと言ってない」ではなく、「合理的な疑いを超える程度の立証があったとはいえない」との主張なのだった。
 判決は控訴棄却。私は途中で出た。事実誤認の主張なので、原判決の量刑には言及されなかったろうと思う。

 

住居侵入、強盗傷人、邸宅侵入、窃盗」 裁判員裁判、新件(第1回公判)

 たまたま時間が空き、たまたま通りかかった法廷にこれがあり、入ってみた。

 「中野区の強盗事件、7人目の容疑者逮捕 フィリピンから帰国時に確保」と昨年2月2日付け朝日新聞。その報道の容疑者が本件被告人だ。
 検察官席に4人並んでるうちの1人、若い女性が、よく通る声でかつれつよくテキパキと、証拠の説明をしていた。

 「統合捜査報告書6」によれば、約5分間の犯行で、被害金額は約3200万円、逃走の際に焦ったのかどうか、付近に500万円と200万円が遺留され、実行犯の1人、ワノが逮捕される際に遺留した分が290万円、残る実行犯らが杉並区のカラオケ店に集まって現金を数えたところ合計約2300万円あったという。

 本件「中野事件」で受領した報酬は…。フルネームは伏せる。

 大古某  不明
 永田某  250万円
 西本某  150万円(本件被告人)
 真栄城某 28万円
 山田某  なし
 福嶋某  なし
 ワノ某  なし(緊急逮捕)
 長谷川某 なし

 残りは氏名不詳の者たちが懐に入れたんだろうか。

 

 以上、ほんの一部の、ほんの一部だ。

 今年に入り、裁判傍聴に通いすぎてる。頑張って減らしてはいるが、もっと減らさねば。
 2月1日(木)は、早々と帰宅。警察庁へ大事な電話をしたり。こうでなくちゃいけないのだ💦

 

 今回の画像は、輪島の朝市の真っ只中、あんどう履き物店で買った下駄。
 店名のシールを貼るだけあって、見事な仕上がりの下駄だった。なのに安くってもう。東京じゃ絶対あの価格で買えない!

 何年かにわたり、毎年2足ずつ購入していた。
 数年前、閉店セールになっており、ひーっとなってあれこれ買った。

 今回の震災による火災で焼け野原になった、あの中にあんどう履き物店はあった…。 ※当ブログ容量オーバーが判明。画像は削除。

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