新年度、被告人の手錠腰縄が消えた!
4月13日(月)、本年度の初登庁を我々は勝ち取った! だから我々って誰だょw
前年度から引き続き、女性傍聴人が多い。特に若い女性が。
私の場合、傍聴マニアを自称できる状況になってからで丸23年、ここんとこ急に、明らかに女性が増えた。
4月11日、選挙ウォッチャーちだい氏がTwitter(旧X)にこう書いている。
国会前で平和を求め、高市政権を痛烈に批判するデモに、なぜ若い女性の参加者が多く、オシャレな靴が多かったのか。
んなこと普通は信じられないが、東京地裁の傍聴マニアからすると「えっ、そっちも!?」なのである。社会の地下深くでゴゴゴと何かが動いているのか。
男どもが感じず、女性たちが無意識のうちに感じるとすれば、戦争の足音?
さて、新年度、驚愕の“変化”を発見した!!! まだご存知ない方、腰を抜かすと思いますよ。
4月13日(月)、東京地裁、入る法廷、入る法廷に、見慣れないパーティション、高さ180cmぐらいの、従来のものより幅が狭くて3つ折りのものが置かれていた。なんか真新しい感じ。
この法廷、遮蔽を必要とする事件は今日はないようなのに、どしてっ?
傍聴席20席の法廷で、裁判官席(法壇)の斜め後ろにそのパーティションが、3つの板部分が開かれ、置かれていた。そこには身柄の被告人が出入りするドアがある。ドアを隠すように。
あんなとこで被害関係者が傍聴するのか? うそでしょ。
裁判官が登壇し、少し待ち、そのパーティションの向こうに誰かやってきた。
裁判官が何か言い、パーティションの向こうにカチャカチャと、そう、手錠を外す音が!
そして被告人が、刑務官2人に同行されてパーティションの向こうから現れ、被告人席へ、なんと手錠腰縄なしで!
52席の法廷では、裁判官の斜め後ろではなく、弁護人席(または検察官席)の斜め後ろ(そこが身柄の被告人の出入口)にパーティションが広げて置かれ、壇上の裁判官が「解錠してください」と言い、カチャカチャと音が…。
つまり要するに、手錠腰縄の姿を傍聴人に見せないため、のパーティションなのだねっ! 新年度からそゆことになったのだね!
いや、あるマニア氏(女性)は、2月か3月にも見たと思う、と。私は見てない。もし本当にマニア氏が見たなら、それは試験的なものだったのか、分からない。
「殺人」の共犯とされ懲役10年を食らった人(まじ無実)は言っていた、手錠腰縄の姿で傍聴人たちの前へ引き出されるのは屈辱だった、と。
その意味では、けっこうな「改革」だ。
しかし…。
裁判員裁判の第1号事件の第1回公判は2009年8月3日だった。以来、儀式の冒頭はだいたいこうだった。ちょと違うこともある。
1、裁判長が1人で登壇
2、被告人が刑務官2人に伴われ、手錠腰縄で入廷
3、裁判長の指示により刑務官が手錠腰縄を外す
4、左右陪席裁判官と、裁判員が入廷
5、審理が始まる
被告人の手錠腰縄姿を、傍聴人は普通に見るのに、裁判員には見せないのである。
しかも、スーツを着せ、ネクタイもどき、革靴もどきを着用させたり、つまり、長く勾留されているように見せない、裁判員らの目を欺く、そんなことをずっとやってきた。
そうしてこれからは、被告人の手錠腰縄姿を傍聴人にも見せない、被告人の人権を守ったような気分になる。冤罪の反省はなく、そっちへ突き進む、うむぅ。
もうひとつ、大きな異変があった。
法廷前の壁の開廷表から、私が見た限りすべて、書記官の氏名が消えたのだ。
かつて、東京高裁の開廷表に立会(りっかい)検察官の氏名があった。いつからだっけ、消えた。
かつて、東京地裁の開廷表に、その裁判部で立会する検察官らの氏名があった。そっちは、私はあまり意識してなかったが、近頃は消えてたような。
いずれ裁判官の氏名も秘匿される、かもね。
現在、罰金の事件の多くは略式で処理される。略式は法廷を開かない。国民の目の届かない密室で処理される。
そのうち、相場的に執行猶予で決まりの事件も、略式で処理されるようになるんじゃないか。
水が低きへ流れるように、国家は国民の目の届かないところへ流れていく、それでは歌っていただきましょう美空ひばりさん『川の流れのように』。
追記: 4月13日(月)、ほんと久しぶりに、ひどい二日酔いを得た。昼頃に裁判所へ行く頃には吐き気は何とか収まったが、この日は酒を抜いた。ワクチンを接種したとか、突発性難聴で点滴治療を受けたとか、でないのに酒を抜いた。よっぽど懲りたんだねえ。

