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カテゴリー「「裁判傍聴バカ一代」」の366件の記事

2018年8月12日 (日)

ねぶた祭りのぼったくり駐車料金、なぜ起こったか

 8日(木)の朝、突然に右耳の聞こえがひどく悪くなった。浜崎あゆみさん、KinKi Kidsの堂本剛さんらも罹患したという突発性難聴だった。入院はなんとか避けられたものの、きつい点滴をやりつつ禁酒禁煙、安静を強いられ、ほとんど自宅入院というべき状態だ。そばに煙草があるのに自分の意思で禁煙、つらい~!

 病院の待ち時間で、また点滴の間に、先頃読者氏から教わって直ちに買ったこの本を読み始めた。

 これはほんと面白いわ。
 ずばりこの本で説明がつくと思われるニュースがあった。以下は8月11日付け朝日新聞、の一部。

ねぶた祭のコイン駐車場、1時間5千円 普段の16倍超
 2~7日に青森市で開かれた青森ねぶた祭の期間中、近くのコインパーキングが1時間あたり5千円の利用料金を設定し、気づかずに駐車して高額請求を受ける利用者が続出した。中には6万5千円支払った人も。「せっかくお祭りに来たのに」と憤る声が上がっている。
 この駐車場は青森駅から約400メートルの市中心部にあり、ねぶたの運行コースにほど近い。青森県平内町の男性(24)は4日夕に駐車し、ねぶたを見てから車内で仮眠。翌朝車を出そうとしたところ、7万5千円を請求されて驚いた。
  (中略)
 この駐車場は東京の管理会社「パラカ」が運営。普段なら昼間の利用料金は20分100円で、ホテルJALシティ青森の宿泊者や飲食客はさらに優遇される。
 パラカとJALシティは「一般客に利用をあきらめさせ、宿泊者の駐車スペースを確保するためだった」と釈明。看板の表示で注意を呼びかけ、発券機にも同様に表示したが、請求に驚いてホテルに相談に来る人が10人以上いたという。
 JALシティの上楽宗之総支配人は「問題ないと思ったが、表示を見ないで入ってしまった人がいたようだ」。お金を支払った人には、5千円分の金券を渡すことにしたという。パラカの担当者は「想定外の事態。決してぼったくろうとしたわけではない」と話している。

 パラカとJALシティは、『ファスト&スロー』がいうシステム2、スローな思考で考えたのだ。しかし人間はシステム1、ファストな思考が強い。今回のことが起こるのは必然だったのだ。
 システム1は、平井愼二医師がいう第1次信号系(動物脳)、システム2は第2次信号系(人間脳)と、重なるのかどうか。ノーベル経済学賞受賞者だというダニエル・カールマン氏と平井愼二医師は、同じものを異なる角度から見ているのか。
 その興味があるので、『ファスト&スロー』を私は誰よりも面白く読んでいるのかもしれない。わけ分かんない話で申し訳ないです。そのうちゆっくり。

 メルマガ「裁判傍聴バカ一代」、8月は以下の5号を発行した。

第2138号 無邪気な神待ち少女14歳はなぜ助かったか
 家出少女を泊める者を「神」という。「家出する予定です。14歳です。エッチ目的じゃない方…」と少女が神待ちツイート。「最低限の生活費はお出しします」と応じた男と少女は東京へ。男は当然にエッチ目的で…。その発覚の仕方が普通じゃないのだった!

第2137号 万引き病、治療を約束させる卑怯な罠!
 本格の窃盗症、クレプトマニアと思われる高齢女性。病気を悪化させ固定化させたのは検察官、裁判官たちだろ! ほんとムカつく。 プラス、日銀の職員が天皇金貨を多数枚盗んだ事件、の判決。その執行猶予の説明に私は…!  編集後記は突発性難聴の詳報。

 以下の3号は8月9日にお知らせした

第2136号 薄い微笑みがつらかった人生を想像させ
第2135号 乳児を虐待殺と報じられ事件、傍聴してみた
第2134号 学校でイジメられ、中2でシャブをおぼえ

 いま購読登録すると以上5号がどどっと送信される。そして8月末まであと8号が順次送信される。そこまで無料だ。バックナンバーもご覧いただければ。

 ←8月12日23時40分現在、週間INが170で1位~。happy02

2018年8月 9日 (木)

ブレーキ踏み間違い事故、最新データ

 メルマガ第2133号「組織的な“妊娠詐欺”、一部無罪の理由は!」の編集後記で速報したデータを、ここでもちらっと明かしておこう。

 ブレーキとアクセルの踏み間違い事故の、第一当事者(※)年齢層別の事故件数の最新データをゲットした。 ※第一当事者=過失の重いほう、過失の程度が同じなら死傷が軽いほう。

 2017年の踏み間違い事故の、全年齢の事故件数は4722件。うち死亡事故は50件。
 年齢層別のトップ5はこうだ。丸括弧内は死亡事故件数。

 1位 75歳以上 867件 (26件)
 2位 16~24歳 865件 (0件)
 3位 65~74歳 817件 (15件)
 4位 40~49歳 532件 (4件)
 5位 30~39歳 526件 (0件)

 一目瞭然、踏み間違い死亡事故50件のうち41件が65歳以上! 極端な偏りといえる。
180808 高齢になるほど、踏み間違いに気づくのが遅れる、つまりアクセルを強く踏み続ける、そこがひとつの大きな原因と警察のほうでは分析しているようだ。

 間違えてアクセルをぐわっと踏めば、機械的にまた電子的にアクセルがパカッと外れる、そんなふうなアイデア装置、踏み間違い事故の防止に特化したアイデア装置を複数の中小企業が考案し、販売している。
 しかし国家は興味がないようだ。

 ここまでの高齢社会になりながら、足下の暗がりにアクセルとブレーキ、正反対の働きをするペダルを2つ並べ、目視することなく的確に踏ませようとする、そのこと自体に無理があるのだと思う。

 編集後記でそんなデータの速報もするメルマガ「裁判傍聴バカ一代」、8月は以下の2号を発行した。

第2136号 薄い微笑みがつらかった人生を想像させ
 ホストクラブに体験入店し、先輩ホスト2人のマンションに同居するや、現金を盗んで逃走した事件。なんと同種前科があり…。  プラス、同種で執行猶予中の万引き、こちらは再度の執行猶予に。なぜ? その理由が…。  編集後記は、交通違反についてネット情報の明らかな間違いを。

第2135号 乳児を虐待殺と報じられ事件、傍聴してみた
 早々と大行列ができた。夏休みだもの。そうとは知らずそばの待合室に被告人の両親がのんびり座っており、傍聴できない状況になった。嗚呼、またか。そこで私はどうしたか、びっくりなことをしたのだった(笑)。それから満席の法廷で裁判が始まり…。

第2134号 学校でイジメられ、中2でシャブをおぼえ
 同種服役前科あり、また覚せい剤をやった被告人は、グラマーで姿勢の良い女性だった。その生い立ちは、北原ミレイさんの名曲『ざんげの値打ちもない』(阿久悠さん作詞!)を彷彿とさせ…。結審して被告人席へ戻った被告人は静かに泣きに泣き、透明な涙がこぼれにこぼれた。

 いま購読登録すると以上3号がどどっと送信される。そして8月末まであと10号が順次送信される。そこまで無料だ。
 単なる傍聴記、傍聴レポートではぜんぜんない。じゃあ何なのか。私自身どう宣伝していいのかよく分からないのだが、類似のものがなく唯一無二の読み物、ですかね。

※ 画像は昨夜の家飲みの酒肴。きうりと、長芋をすったやつ。そして殻から外してたてのぷりっぷりの牡蛎を片栗粉にまぶしてバターのみで焼いたのと、同じく殻から外したての丸々としたホタテをバターと醤油で焼いたの。ホタテは小さな皿に載りきらず、下の大きな皿の右上にも1個載っている。大きな皿のは家人手作りの肉ピー。黄色いのは、肉ピーを焼いて肉汁だらけのフライパンに落とした卵だ。これがまた旨くて。豪華でしょ~。

 ←8月9日00時50分現在、週間INが180で1位~。happy02

2018年7月29日 (日)

いわゆる「荒れる成人式」の事件、無罪っ!

1807279 27日(金)、最後に東京地裁(石田寿一裁判官)で「有印私文書偽造・同行使、詐欺未遂」の新件を傍聴した。マンションの死亡住民(70代)になりすまして信用金庫で手続きして逮捕、と報じられた事件だ。
 真っ向無罪主張だった。
 今後、高齢社会が孤独死が進めばあちこちで問題になってきそうな事件と思えた。追っかけよう。

 次回期日は追って指定となり、裁判は早く終わった。
1807276 私は裁判所内でみっちり調べ物をし、それからお向かいの警察庁へ。
 高齢者のアクセル・ブレーキ踏み間違い事故について、最新の非常に興味深い文書をもらった。あとでメルマガで書こう。

 北区滝野川の究極の居酒屋「昭和」は17時開店。まだだいぶ早い。
 警察庁(いわば全国警察の総元締め)を出た私は、警視庁(東京都警察本部)の脇を歩き、散歩がてらふらふらと皇居の敷地内へ入った、桜田門から。

 広いね~。そして外人さんだらけだね~。
 画像上は、皇居の敷地内を出て歩道を歩く途中に撮ったもの。
 左側の四角いだけの巨大建造物が、今日は朝からいた裁判所ビル(東京高地簡裁合同庁舎)だ。

 真ん中の、屋上に塔がある巨大建造物が、警察庁などが入っている合同庁舎2号館。
 右側の同じような巨大建造物が警視庁だ。
 そのさらに右側に桜田門があり、皇居がひろがる。

 皇居の石垣とお濠の向こうに3つの巨大建造物を見る、なかなかいいでしょ。
 この写真を撮っていたら、観光客と思しき外人さんが撮影の邪魔にならないよう足を止めてくれた。
1807271 私は気づいてにっこり。外人さんもにっこり。国際交流だ~(笑)。

 そうして「昭和」へ。
 この日の「昭和の酒肴は、なんと私好みのものだらけだった。うひょ~、である。
 下の画像の右側は、鮎の塩焼きと茄子の煮浸しとジャガイモの細切りをなんか焼くか挙げるかしたもの。左側は麻婆茄子。小鉢はオクラと長芋等をあえたもの。
 満腹満足して早めに帰宅。超絶マニアックデータの入力作業をして寝たのであった。

 メルマガ「裁判傍聴バカ一代」、7月は以下の11号を発行した。

第2131号 いわゆる「荒れる成人式」の事件、無罪っ!
 たまたまちらっと傍聴した「傷害」の控訴審判決。原判決破棄、一部無罪! 公訴事実は2つ。なんとなんと、1つは交通トラブルの事件、もう1つは、成人式の某文化会館での、おそらくは元暴走族君との事件、そっちが無罪なのだった!

第2130号 躁状態が気持ちよくて薬の服用を怠った…
 東京法務局の職員が、自ら起こした民事訴訟に関連して相手方代理人弁護士を恐喝したとされる事件。同時期に高級マンションを続けて2つも購入しており、どうもやってることがおかしいと思ったら…。嗚呼、せっかくの公務員人生をそんなことで棒に振ってしまう場合もあるのかと。

 以下の4号は7月22日にお知らせした

第2129号 常習万引きおばさんのあり得ない言い訳
第2128号 リアルナンパ塾、女性は人格のない獲物か
第2127号 交通トラブル殺人、原審は正当防衛を認め!
第2126号 上西小百合議員の本人尋問、傍聴しました!

 以下の5号は7月14日にお知らせした

第2125号 何度服役しても出ればアコム無人君へ行き
第2124号 みんなで談合、こんな裁判は受けられない!
第2123号 傷害致死の控訴審、逆転無罪がヤバイっ? 
第2122号 催涙スプレー使用の強制わいせつ未遂は…
第2121号 麻酔科医長、酒気帯び2件とも逆転無罪!

 いま購読登録すると、以上11号がどどっと送信される。どれも忘れがたい事件だが、そうだなぁ、「常習万引きおばさんのあり得ない言い訳」なんか、あり得ない言い訳にすがらざるを得なかった防衛機制が哀れで…。
 そして7月末まであと2号が順次送信される。そこまで無料だ。

 これを読者氏から教わり、上下巻を楽天で即注文した。2日後だったか、宅配便だけども郵便ポスト入れで届いた。助かるっす。

 ←7月29日11時30分現在、週間INが130で2位~。happy02

2018年7月14日 (土)

交通トラブル、逮捕容疑は殺人、一審は正当防衛を認め、しかし…!

 7月13日(金)、ばりばり窃盗症、クレプトマニアと思われる女性の「窃盗」の判決から傍聴した。
 万引きで執行猶予中に、缶コーヒー1本等販売価格合計435円を万引きしたが、20万円を支払って示談、ようやくしっかり病識を持つに至ったようで入院治療を開始…。

 同種裁判をさんざん傍聴してきた私から見て、再度の執行猶予は十分あり得ると思えた。ところが東京簡裁の吉田要裁判官は、量刑相場の階段を厳格に上らせ、実刑とした。とはいえ後ろめたかったのだろう。実刑が相当だとする理由をかなり長々述べた。行為責任主義病、量刑相場病こそ治療の対象と、私は思う。

 続いて、昨年9月に第1回公判があった「詐欺」の被告人の、なぜか今頃の、しかもなぜか厳重警備の勾留理由開示を傍聴した。

 警視庁の捜査員をかたり、「あなたとやり取りした警察官が逮捕された」「保釈金が必要です」などと嘘を言い、女性から現金360万円をだまし取ったとして無職の男2人が逮捕されました。

 などと昨年6月にテレビ朝日が報じたらしい事件だ。
 最近注目の守下実裁判官、との掛け合いが非常に、なんというか! この被告人、アウトロー界ではおそらくかなりの有名人かと。

 午後、ばったりお会いしたある女性マニア氏から教わり、なんと、「上西小百合氏に賠償請求 元府議「テレビで虚偽」」と報じられた「損害賠償等請求事件」の、上西小百合被告の本人尋問を傍聴した!
 ハキハキとよくしゃべる人だった。阿部賞久原告の本人尋問のとき、上西さんは被告席にいたわけだが、そのお顔が…! 際だったキャラの持ち主といえる。

1807131 メディア報道に慣れている方は「上西さん、何か犯罪をやったのか」という印象を受けるかも。違います。民事裁判では訴えた側を「原告」、その相手方を「被告」というのです。刑事裁判では、訴える(起訴する)のは検察、起訴された者を「被告人」というのです。そしてメディア報道は徹底的に「被告人」を「被告」と称して動じないのです。ある元裁判官氏も憤慨してました。

 画像は昭和。茄子のチーズ焼きと、鶏の腿焼きっていうのかな。いずれも1皿チケット1枚。チケットは10枚綴りで1200円。
 
 最後に、いわゆる交通トラブルの「傷害致死」の、控訴審判決を傍聴した。
 原審(裁判員裁判)はなんと正当防衛、過剰防衛を認めたんだね! なのにその重い量刑は何なのっ。
 こりゃ大事件じゃないかとあとでネット検索してみた。が、「殺人容疑」で逮捕されたという発表報道しか見つけられなかった。原審の認定が報道されればネットでがんがん無断転載され死亡被害者を貶める匿名コメントが踊ったろうに、見当たらない…。

 んで控訴審は、正当防衛も過剰防衛も成立する余地はないとした! なら原判決破棄か? いやそれがそうじゃないのである!
 近頃話題の交通トラブルが発端の事件であるうえ、原審も控訴審も非常に興味深い。ところが、控訴審判決も現時点では報道が見つからない。

 私のメルマガしか報じない裁判が全国に日々どんだけ埋もれているのか。責任の重さに身が引き締まる思いですとかそんなの超えて、気が遠くなる…。遠くなる私がアホで、私独りが世間から遠ざかるのか。べつにいいけど(笑)。
 メルマガ「裁判傍聴バカ一代」、7月は以下の5号を発行した。

第2125号 何度服役しても出ればアコム無人君へ行き
 同種前科9犯。前刑出所後すぐまた無人君へ行き…。この人の人生は一体何なのだろう。  プラス、酔って路上に横臥していた40歳男性を轢いて逃げた事件。逃げの部分は未必的故意にとどまるとされたが…。  プラス、農業体験ツアーの10代女子に対し地元の73歳男性が強制わいせつ行為、とされる事件。間もなく夏休み。同種事件がワイドショーを賑わすことになるのか。

第2124号 みんなで談合、こんな裁判は受けられない!
 うわ、ヤバイ被告人なんだなっ! ばりばりそう分かる態勢で「窃盗」の新件が始まった。手錠・腰縄で現れたのは、金髪交じりの55歳男性。起訴状では職業は土木作業員だそうだが本人は断固「OLです」と答えた。守下実裁判官との互いに大声の掛け合い、見応えがあった!

第2123号 傷害致死の控訴審、逆転無罪がヤバイっ?
 父親を死亡させたとされる事件。一審の裁判員裁判は懲役3年。証拠調べはしないのが基本の控訴審なのに、なんと一審で尋問した専門医をまた尋問! 検察官はしつこく食いついて裁判長から止められ、新たな反証を検討したいと言い出した! こんな展開、滅多にない。もしや…!
 
第2122号 催涙スプレー使用の強制わいせつ未遂は…
 わいせつ目的で女性に催涙スプレーをかけた、「強制わいせつ致傷」で逮捕、などと実名報道された事件、の判決を傍聴した。びっくり、事実認定に、わいせつ目的もわいせつ行為も一切なかった。しかしわいせつ事件としての実名報道(の転載)は永遠に残るのだ。

第2121号 麻酔科医長、酒気帯び2件とも逆転無罪!
 ネットにある情報によれば、なんとも悪質な麻酔科医長。だがっ、酒気帯び運転は2件とも無罪! 今後、損害賠償等の民事訴訟になっていくのだろうか。てゆっか酒気帯び2件が2件ともなぜ無罪? なるほどねぇ、という理由なのだった。

 いま購読朗読すると、以上5号がどどっと送信される。そして7月末まであと8号が順次送信される。そこまで無料。購読解除しなければ翌月から108円というのは、1号の金額じゃない。月額だ。んな馬鹿な(笑)。
 次号はどうしよう。レポートしたい事件が多すぎてほんと困るっす。

 ←7月14日18時30分現在、週間INが160で3位~。happy02

2018年7月 9日 (月)

オレオレ詐欺が猛威をふるえる理由

 どれくらいの方がご存知なのか、メディア報道は、まず1段落目で最低限を報じ、2段落目、3段落目と次々に、若干詳しいことを加えていくという特殊な形になっている。
 下から順に1段落ずつ抜いていっても、まぁそれなりに伝わる形になっている。なので、各段落に若干のダブりがしばしばある。
 そんな形にこだわらず、しっかり取材し、決められた文字数の中でがっちり伝えればいいのに、と私なんかは思うけれども、そうはいかない事情というか慣習があるのだろう。元メディア記者氏の本にそのへんが書かれていたりする。

 で、以下は今年5月11日付けのKHB(北日本放送)の、キャッシュだ。
 私のほうで、丸カッコ数字を振る。

孫装う電話「声が違う」 偶然居た母親にバレ逮捕
(1) 孫を装って嘘の電話を掛けて現金をだまし取ろうとしたとして、24歳の男が逮捕されました。電話に出た実際の孫の母親が嘘の電話に気付いて逮捕に至りました。
(2) ■■■太容疑者は9日、東京・荒川区に住む80代の男性の自宅に「会社の書類を違う所に送ってしまった」などと孫などを装って嘘の電話を掛け、現金300万円をだまし取ろうとした疑いが持たれています。
(3) 警視庁によりますと、孫を名乗る電話には偶然、居合わせた実際の孫の母親が出て声が違うことに気付き、通報したということです。
(4) ■■容疑者は「パチンコをしていた時、受け取る仕事をしないかと見知らぬ男に持ち掛けられた」などと容疑を認めているということです。

 1段落目と2段落からは、「容疑者」自身が孫に成りすまして電話をかけたようにしか読めない。
 本件以外のオレオレ事件でも、そう読める書きぶりは非常に多い。
 ところが4段落目を見れば、「容疑者」はテキトーにリクルートされた使い捨ての末端の受け子だ。
 ていうか、自分で電話して自分で金を受け取りに行くケースってあるのかな。少なくとも私は聞いたこともない。

1807071 しかぁし、「容疑者」は共犯者の1人、従属的立場だが不可欠な役割を担ったとされ、300万円の詐欺未遂の被疑者そのものとされるのである。警察はその前提で発表するのだろう。
 そしてメディアは前例踏襲、警察発表をそれなりになぞる形で報じる…。

 オレオレ詐欺において受け子はいちばん捕まるリスクが高い。次々捕まる。ゆえに詐欺グループは次々と受け子をリクルートする。
 普段のメディア報道に少しは触れている者は、リクルートされてこう思うんじゃないか。

「俺は電話なんてかけない。頼まれて“荷物”を受け取りに行くだけだ。しょっちゅうニュースになってるやつとはぜんぜん違う。なんか詐欺っぽいけど、電話がけとか俺は全く関わってないし、そもそも孫がどうとか全然知らない。大丈夫だろ」

 もしもメディアが、

「使い捨ての末端の受け子がまた逮捕されました。荷物を受け取りに来ただけと否認しているようですが、裁判では全く通りません。従属的だが不可欠な役割を担ったとされ、詐欺の既遂額合計数百万円の本件は間違いなく実刑、刑務所行きでしょう」

 などと毎度しつこく報じれば、受け子のリクルートはかなり困難になり、オレオレ詐欺の被害額は年間数十億円かもっとか減るんじゃないか。

 とは警察官も検察官も裁判官も絶対言わない。メディア報道も変わらないだろう。もし何か起こるとすれば、んなことをしょっちゅう言ってる私が詐欺グループから攻撃を受けるだけかと。
 だが、裁判傍聴師の立場上、言い続けていくしかない。

 ときにそんな社会的役割も担ったメルマガ「裁判傍聴バカ一代」、7月は以下の3号を発行した。

第2123号 傷害致死の控訴審、逆転無罪がヤバイっ?
 父親を死亡させたとされる事件。一審の裁判員裁判は懲役3年。証拠調べはしないのが基本の控訴審なのに、なんと一審で尋問した専門医をまた尋問! 検察官はしつこく食いついて裁判長から止められ、新たな反証を検討したいと言い出した! こんな展開、滅多にない。もしや…!
 
第2122号 催涙スプレー使用の強制わいせつ未遂は…
 わいせつ目的で女性に催涙スプレーをかけた、「強制わいせつ致傷」で逮捕、などと実名報道された事件、の判決を傍聴した。びっくり、事実認定に、わいせつ目的もわいせつ行為も一切なかった。しかしわいせつ事件としての実名報道(の転載)は永遠に残るのだ。

第2121号 麻酔科医長、酒気帯び2件とも逆転無罪!
 ネットにある情報によれば、なんとも悪質な麻酔科医長。だがっ、酒気帯び運転は2件とも無罪! 今後、損害賠償等の民事訴訟になっていくのだろうか。てゆっか酒気帯び2件が2件ともなぜ無罪? なるほどねぇ、という理由なのだった。

 いま購読登録すると、以上3号がどどっと送信される。そして月末まであと10号が順次送信される。初月無料だからと試し読みすると、「この内容で週3回発行かよっ、信じられない!」と購読解除できなくなり、翌月から月額108円を支払うことになってしまう方が多いようなのでご注意を。

※ 画像は、昨日の朝、自転車で農家の直売所をまわり、買い込んできたもの、の一部。袋入りのトマトはいずれも200円。きうりとインゲンは1袋100円。小さなトマトは200円分、少し食べちゃった。茄子は3本100円。合計1000円。消費税なし。バカ安だからと買い込み、冷蔵庫で傷ませちゃつまらないからと頑張って食べる。これが健康の秘訣だ。

 ←7月9日1時20分現在、週間INが150で2位~。happy02

2018年6月30日 (土)

悪魔のマニュアルDSM-5

 現時点で約7850件の裁判を傍聴してきて言える、窃盗症、クレプトマニアは確かにあると。私は万引き病と呼んでいる。

被告人 「もう絶対、万引きしません! 誓います!」

 固く誓わせるのが裁判のお約束。裁判官は満足する。
 だが、私は傍聴席で思う、嗚呼、この人はきっとまたやる…。

 意地悪な見方? いや、固く誓うのは自分の意思の力を信じるからにほかならない。ところがこれは病気ゆえ、意思の力は役に立たない。病識を持たず意思の力を頼む者は、きっとまたやってしまうのだ。

 病識を持ち始めた被告人を検察官は「病気のせいにするのですか!」と責める。弁護人が「窃盗症」「クレプトマニア」という病名を出せば、検察官は必ず、アメリカの診断基準、DSM-5を得意気に持ち出して一蹴する。
 その診断基準のAとして、こんなのが掲げられているのだ。

個人的に用いるのでもなく、またはその金銭的価値のためでもなく、物を盗もうとする衝動に抵抗できなくなることが繰り返される

 摂食障害の女性が窃盗症になることはけっこうあるようで、彼女たちは主に食べ物を万引きする。食べるつもりだったり、ため込むつもりだったり。

180212_170201 アパートを経営しているとか、貯金が2千万円あるとかで、財布に数万円あるのに、バナナ等合計千数百円を万引きすることもある。その場合、有能な警察官は「老後のために少しでも節約したかった」という調書を取っておく。裁判官が有罪にしやすいように。裁判官はバカとナメてるよね。

 とはいえしかし、警察官のそういう“優秀さ”は悪質な犯罪者を逃さないために役立っている面もあるのだろうと思う。
 結局、諸刃の剣のどっちの側が使われたのか検証する手続きがなく、行政(司法も行政機関の一部)は無謬という大原則のもとにある、そこがマズイんじゃないかと。

 話がそれた。DSM-5の話に戻す。
 そもそも万引きはスーパーやコンビニでもっぱら行われるところ、個人的に用いようのないもの、金銭的価値がないものが、棚に陳列されているかね。

 アメリカのクレプトマニアはいったい何を万引きするのか。何を万引きすればアメリカの精神科医はクレプトマニアと認めてくれるのか。しかし検察官を尋問することは許されない。反対尋問にさらされないから言いたい放題だ。

 かくして、DSM-5を錦の御旗に検察は窃盗症、クレプトマニアを否定し、ひたすら量刑相場の階段をのぼらせる。
 万引き被害は生まれ続け、病者(主に女性たち)が続々と法廷へ出てくる。病者はやがて刑務所へ落ち、人生が破滅する。自殺した人も少なからずいるんじゃないか。

 そんな面もある裁判を日々レポートするのがメルマガ「裁判傍聴バカ一代」だ。6月は以下の11号を発行した。

第2118号 検察官の錦の御旗、DSM-5を否定した!
 窃盗症、クレプトマニアかどうかの診断基準、アメリカのDSM-5、しかしそれを用いれば日本に窃盗症、クレプトマニアは存在しなくなる。ゆえに検察官が、錦の御旗、オールマイティの切り札として使う。だが今回、大熊一之裁判長は…!

第2117号 大報道された放火無罪の男がまた下着盗!?
 裁判員裁判でスタート、二転三転、最高裁で破棄、差戻しとされ、放火は無罪。ここまでは大報道された。その男が下着盗で捕まりまた被告人として法廷へ出てきたことを、メディアは一切報じなかった。私だけがメルマガでレポートし続けた。あれから約3年が経ち、なんとまた…!

第2116号 恐るべき刑事免責制度、でも結局無意味で!
 「刑事免責」を適用した全国初の証人尋問、狙って傍聴した! 結局は自白強要の制度なのだね。しかし、証人は不利なこと言わず「覚えていません」を連発。検察官は焦ったか尋問が長引き、弁護人は「異議。重複です」をくり返し、裁判長はなんと「もう終わって下さい」をくり返した。どうなってんだこれ。 

 以下の4号は6月23日にお知らせした

第2115号 「刑事免責」初適用のシャブ密輸、傍聴した!
第2114号 鑑定は儀式の道具、刑事司法、無惨なり!
第2113号 必ず捕まることを前提に成り立つ商売とは 
第2112号 弁護人も裁判官もバカ野郎なので仕方なく…

 以下の4号は6月11日にお知らせした

第2111号 槇原敬之さんの“パートナー”の覚せい剤
第2110号 駅ホームで男子学生が肩をぶつけてきた?
第2109号 6400ccのアメ車で235キロ、求刑は?
第2108号 前代未聞、弁護人が被告人質問を放棄っ!

 いま購読登録すると、以上11号がどどっと送信される。そして月末まであと2号が送信される。最終号は1日のお届けになりそう。そこまで無料。初月は試し読みで無料とされているのだ。

※ 画像はマニア氏からのもらいもの。どこにだっけ、そんなのが貼ってあったんだという。マジ? 悪質ないたずら? ネット内を調べてみたら、価格.comのテレビ紹介情報に「スズキホテル下田」に関連する情報というのがあった。少なくともその番組の録画が行われた時点においてはマジだったらしい。これを書きつつ電話してみたが無反応だった。土曜日の19時頃、忙しい時間だったのかも。ごめんなさい。

 ←6月30日19時10分現在、週間INが160で2位~。happy02

2018年6月23日 (土)

放火無罪のあの被告人がまた!

 月~金、毎日は絶対裁判所へ行かないようにしています!
Img_0118 常々そう言ってきた私なのに、今週は月~金ぜんぶ通ってしまった。しかも、月~木は朝一から! 消耗した~。

 私が悪いんじゃない。どうしても傍聴したい事件が毎日あったのだ。しょーがないでしょ、ねぇ。
 ところが、嗚呼、どうしても傍聴したい事件の多くを、裁判所の庁舎内にいながら傍聴しなかった。なぜ?
 もっと見逃せない事件に偶然遭遇したり、ちらっと入っただけの法廷でとんでもないことが行われていて出られなくなったり。体はひとつ、人生は1回限り、仕方ないとはいえ。

Img_0119 殺人に等しいというべき“あおり運転”も傍聴した。求刑どおり懲役14年。重い。しかし満期でも30歳代で社会へ出られる。被害者は18歳で死亡し、二度と戻らない。そんなのも傍聴した。

 マニア的に今週いちばんは、あの被告人の事件だ!
 侵入窃盗&放火で起訴 → 東京地裁(裁判員裁判)は放火無罪、侵入窃盗のみ有罪(実刑) → 東京高裁は破棄・差戻し → 最高裁は破棄したうえで東京高裁へ差戻し…。
 結局最終的に、放火は無罪、侵入窃盗は実刑だったが、未決勾留日数(※)の算入で刑期はぜんぶチャラ。 ※じつはマスコミタブー。

 その被告人が2014年、また東京地裁の法廷へ出てきた。下着ドロで、真っ向否認だった。
 あの被告人と同一人物であることを各方面から私は確認し、傍聴し続けた。たかが「窃盗」なのに傍聴席はほぼ毎回かなり埋まった。一般傍聴人は少なく、ほとんど警察官、検察官だった。私は熱中し、メルマガでレポートし続けた。

1804273 そうして今週、同姓同名の事件がまた東京地裁へ出てきたのである!
 まさか…。傍聴してみた。なんと同一人物だった。今回も下着ドロ。
 前回の弁護人は、6文字でまとめれば非常に個性的、だった。今回の弁護人は、私の古くさい表現でいえば、おぼこい娘さん、刑事弁護は初めてじゃないのかな、戸籍の写しまで不同意とした。福嶋一訓裁判官が優しくサポートした。私も暖かく見守りたい。本件はどう転んでもまた実刑、しかしあなたを大きく成長させてくれるはず。だから私のことも暖かく見守ってぇ~(泣)。

 二転三転の放火無罪といい、前回今回の弁護人といい、被告人は波瀾万丈の星の下にあるのかもっ。これは追っかけよう。
 警察、検察の方々は、わざわざ傍聴しなくても、私のメルマガをお読みいただければ。うんうん。

 そんなメルマガ「裁判傍聴バカ一代 」、6月は以下の8号を発行した。

第2115号 「刑事免責」初適用のシャブ密輸、傍聴した!
 これってもしや? と念のため確認に行ったらば、記者クラブ記者の行列だけで15人、ずばりその事件なのだった。若い中国人3人が登場する覚せい剤密輸。不可解なことに検察官が、無駄にダブる証拠説明を大幅に時間超過してまで続けようとした! 無能呼ばわりを覚悟で死守したかったものは…。

第2114号 鑑定は儀式の道具、刑事司法、無惨なり!
 万引き病の女性が続々と法廷へ出てくる。この被告人は、前刑の裁判時から眠るような無表情だった。ところが今回、最後の最後、魂の叫びとでもいう陳述を。しかし求刑は懲役5年。そんな刑事司法に不可欠なのが御用医師の鑑定で…。

第2113号 必ず捕まることを前提に成り立つ商売とは
 好きなときに働けてそれなりの稼ぎになるのが繁華街での客引きだという。だが続けていれば必ず捕まる。罰金前科を重ね、執行猶予付き懲役刑を食らったあたりで普通は去る。ところが本件被告人は、2犯を服役してもまだ続けた。なぜ?  そのあと、大がかりな危険ドラッグ製造の事件を傍聴。似たところがあった。
 
第2112号 弁護人も裁判官もバカ野郎なので仕方なく…
 事件名は「児童福祉法違反、売春防止法違反」、被告人は女性。傍聴人が押し寄せるに決まってる! ところが弁護人は、前回に続き今回も、被告人の父親のために特別傍聴席(取置席)を申請しなかった。今回も父親(高齢)は傍聴を許されず「ダメですか?」と寂しそうに出て行った。ちっきしょう…。こんなのをリアルレポートするのは、嗚呼、世界で私だけかも。

 以下の4号は6月11日にお知らせした

第2111号 槇原敬之さんの“パートナー”の覚せい剤
第2110号 駅ホームで男子学生が肩をぶつけてきた?
第2109号 6400ccのアメ車で235キロ、求刑は?
第2108号 前代未聞、弁護人が被告人質問を放棄っ!

 いま購読登録すると、以上8号がどどっと送信される。そして月末まであと5号が順次送信される。毎月そう思うけど、今月もまた、いちばん濃いかも。

※ 画像は皇居付近の案内板。これは現在の銀座側から見た図、というか図のずっと下のほうが東京湾だ。桜田門を左側へ出て、左上の角に、現在の警視庁の庁舎がある。

 ←6月23日0時20分現在、週間INが130で2位~。happy02

2018年6月11日 (月)

袴田事件、無罪の石橋は叩いて叩き割る

 ちょうど2カ月前の4月11日、東京高裁・第8刑事部の大島隆明裁判長が、典型的万引き病の控訴審について、泣きたくなるほど感動的な判決をやってのけた。
 私はメルマガ第2086号「罰金50万円は軽すぎて不当と検察控訴!」と第2087号「クレプトマニア感動判決は袴田事件ゆえ?」に分けてレポートした。
 第2087号の終わりにこう書いた。

 私は感動しつつ興奮した、大島隆明さん、どうしちゃったんだ!?
 近々定年なのか、あるいは定年を待たずに退官する腹を決めているのか、絶対マトモじゃない!
   (中略)
 袴田事件の記録を読み込み、あまりのひどさに良心が目覚めてしまったのか、あるいは、それでも立場上検察主張を認めざるを得ないことに良心が耐えかね、今回の判決理由につながったのか。
 前者であってほしいけれども…などと裁判傍聴師はそんな妄想に耽るのですょ。

 大島隆明さんは今日、袴田事件の再審開始決定を破棄した
 「石橋を叩いて渡る」とは慎重なことの喩えだが、刑事裁判は、無罪方向の石橋は叩いて叩いて叩き割る、有罪方向の石橋は使い慣れた木槌で上手に叩いて渡る、もともとがそういうものだ。刑事裁判は有罪に傾いたピサの斜塔とも言われる。傾いて傾いてほとんど倒れそうな斜塔だ。
 司法はぶっちゃけ国家の治安、秩序、維新を護る装置なのである。
 大島さんもまた意識せずそこにずっぽりはまり込み、しかし無意識の奥底の良心が悲鳴を上げた、その悲鳴があの万引き病の裁判だったのか。

 こんなこと言う傍聴マニアはいないでしょ(笑)。裁判が公開とされているのは司法を国民に監視させるため。そこを忘れず、私は裁判傍聴を続けていこう。
 メルマガ「裁判傍聴バカ一代 」は、6月は以下の4号を発行した。

第2111号 槇原敬之さんの“パートナー”の覚せい剤
 “男のシャブ”の審理なんて普段は超人気薄なのに、行列ができていた。これは芸能系事件なのだ。情状証人にも被告人本人にも、覚せい剤の依存性の怖さを徹底的に叩き込むのがこうした事件のお約束。ところが…。被告人の特異なキャラクターのせいか。

第2110号 駅ホームで男子学生が肩をぶつけてきた?
 駅の通路で通行女性に次々と肩をぶつけながら歩く若者の動画が話題になっている。そんななか、駅のホームでの“肩ぶつけ事件”が法廷へ出てきた。ぶつけた若者は、被害者にとがめられるや急に「助けてください」と周囲に言い出した。こうして加害者、被害者が逆転した、とは弁護人の主張。ぶつけた若者は有名私立大の学生だという。今後証人出廷することになるはず!

第2109号 6400ccのアメ車で235キロ、求刑は?
 中央自動車道でナンバーなしのダッジ・チャレンジャーを運転し、本邦初の高速度で捕まったと大報道された事件。公訴事実はなんと第6まであった。被告人はなかなかスジの通った人物と思えた。一方、試験に勝ち上がってきただけで人生経験が如何にもなさそうな若い検察官が、申し訳ないけど哀れに見えたス。

第2108号 前代未聞、弁護人が被告人質問を放棄っ!
 首都高速のオービスによる81キロ超過(測定値131キロ)。もう鉄板で懲役3月、執行猶予が2年か3年の事件だ。弁護人の立証は「ありません」。書証も人証ない、それは珍しくない。「被告人質問もやらないんですか?」と裁判官。意地悪な揚げ足取りだね(笑)と思ったらなんと弁護人が「はい」と答えた。にゃんだとぉ~っ! 前代未聞の裁判を傍聴したっ。

18061120172 いま購読登録すると、以上4号がどどっと送信される。そして月末まであと9号が順次送信される。そこまで無料。単なる裁判傍聴記じゃない。是非1カ月の試し読みを!

 上の画像は、最近警察庁から開示を受けた、2017年のオービスの都道府県別の取締り件数の一覧表。
1806112017 下の画像は、昨年開示を受けた2016年分と並べたもの。
 メルマガ次号の編集後記で解説するに当たり、やっぱ現物をお見せするのが良かろうとここにアップした次第。編集後記では、その号の本文の裁判には関係なくても、最新情報、びっくり情報を惜しむことなく出しているのです。

 ←6月11日17時20分現在、週間INが170で2位~。 

2018年5月27日 (日)

鬼畜虐待パパが強姦の始期を否認した理由

1805243 「昭和」での待合せにまだ時間が早かった。ので付近をぶらぶら歩いてみた。そしたら気になる看板が!

 この現場にどういう事情があるのか知らないが、一般論としていえば、たった1人のために、ごく一部の者のために、みんなが理不尽な迷惑をこうむる、ぜんぶが壊れてしまう、そういうことってあり得るのに、あり得ないことを前提に社会は成り立っているのではないか、などと考えつつさらにぶらぶら歩き、「昭和」へ。

 「昭和」でいっしょに飲食した方が、「賢者の食卓」というのを服用していた。数カ月か半年でだいぶ何kgか痩せたという。へぇ…。

 じつは私、最近太ってしまって。
 原因はたぶん明らかだ。裁判所へ行く日をなるべく減らしており、行かない日、昼食後に必ず1時間ほど寝てしまうのだ。夕方、柿の種の小袋を1袋食べれば──つまりたぶん血糖値が少し上がれば──もう眠くてたまらなくなり、30分ほど寝る。そのくり返しで太ったのだろう。どうにかしなければと何カ月思い続けてきたか。どうにもならない。 ※上掲バナーは私のアフィリエイト。

1805245 そこで今日、思い立って「賢者の食卓」を買うことにした。どうせならと歩いて出かけた。
 最初のドラッグストアで、6g×30包が1800円(税込み1944円)だった。出かける前にネットで調べたところによれば、最安値は1500円前後だった。しかし思い立ったが吉日、どうしても今日入手したい。もっと安いのはないか。

 結局、1時半ほど歩いてドラッグストアを8店まわった。見事にどこも税込み1944円だった。しょーがないので8店目で買った。だいぶカロリーを消費したという意味で私も賢者だ(笑)。
 すがりついた藁(わら)は溺れる者を助けてくれるのか、レポートを待て!

 下の画像は「昭和」の酒肴。左はハムカツと、豚肉を何か工夫したカツ。右はオムレツ。いずれも1皿チケット1枚。チケットは10枚綴りで1200円。やんなっちゃうよね~。

 さてメルマガ「裁判傍聴バカ一代」は、5月は以下の11号を発行した。

第2104号 鬼畜虐待パパが強姦の始期を否認した理由
 女子が13歳以上か未満かで強姦の構成要件が異なるから。ではあるが明らかに無理ムリ否認。弁護人は不愉快そうに見えた…。  もう1件、「知らないと損する!」の典型というべき交通事故。  編集後記はオービスの不可解入札調書。盛りだくさんすぎかしら(笑)。

第2103号 万引き病、吐くことを前提に食べています!
 前号からの続き。16歳頃から食べ吐き(過食嘔吐)が始まり、牛乳と飴以外は吐くためだけに食べてきたという女性。今回、しゃぶしゃぶ食べ放題で尋常じゃない量を食べ、吐きやすいデパートのトイレへ急ぐ途中、いつもの癖で飴3袋を万引きして現行犯逮捕され…。

 以下の5号は5月21日にお知らせした

第2102号 摂食障害、犯行時の体重は23kgって!
第2101号 警視庁の白バイ用ドラレコ、不可解な契約…
第2100号 謎のワンコールに導かれて女性ストーカー
第2099号 女性ストーカー犯、主質問に39分間って!
第2098号 オービス否認、警察の秘密が明かされた!

 以下の1号についてお知らせを忘れていた。

第2097号 渋谷スクランブル交差点突入犯は実刑だった
 テレビでくり返し大報道されたあの事件、の控訴審判決。詳しいことが分かった。道交法第126条により公訴は棄却されるべき、という主張を弁護人がしなかったらしいことに私は不思議な感じがして…。でもこういうこと一切、ネットのまとめサイトや何かには絶対に出てこないはず。

 以下の3号は5月7日にお知らせした

第2096号 無罪論告をされた被告人が4年後にまた!
第2095号 東京地裁は“知られざる超人気スポット”!
第2094号 自転車が85歳をひき逃げ、その判決は?

 いま購読登録すると、以上11号がどどっと送信される。そして月末まであと3号が順次送信される。そこまで無料だ。
 これまでどんな事件をどうポートしてきたか、バックナンバーの紹介ページをご覧いただければ。

 ←5月27日22時00分現在、週間INが140で2位~。happy01

2018年5月24日 (木)

東京地裁がはとバスのコースに!?

 5月23日(水)、朝から裁判所へ行った。
 通勤ラッシュの電車は面白いよね。ドアとドアの間の通路へ詰めればだいぶ入れるのに、その通路の入口付近に立ちふさがって動かない者(たいていスマホに夢中)がいて、おかげでドア付近は大混雑、ドアがなかなか閉まらなくて発車が遅れたり。

1703262 10時から東京地裁710号法廷(山下博司裁判長)で「児童福祉法違反等」の判決。メルマガで3回にわたりレポートしてきた鬼畜事件だ。
 被害女児は、少なくとも自分が性的虐待を受け続けたのと同じ10年間は刑務所へ行ってほしいと言っていた。求刑は懲役10年。酌むべき情状など何もないように思えた。しかし8掛け原則が適用されたか、判決は懲役8年。

 11時から東京簡裁826号法廷(山中喜代志裁判官)で、女性被告人の「窃盗」の新件があった。またクレプトマニア、万引き病か。
1703263 しかしそっちは、たまたまお会いした女性マニア氏にお任せし、私は同時刻、簡裁728号法廷(吉田要裁判官)、「過失運転致傷」の新件へ。
 なんとまぁ、可哀想に、「知らない者は損をする」の典型ともいうべき事件だった。

 それが早めに終わり、簡裁826号法廷へ行ってみた。本件万引きは鉄板で執行猶予だけど、うわ~、この若い女性被告人、猶予中にまたやるだろうなぁ! と思えた。国選に慣れた弁護人もそう思っているようだった。

 午後一は、13時30分から東京地裁429号法廷(警備法廷、前田厳裁判官)で「関税法違反、消費税法違反、地方税法違反」の新件を傍聴。「高垣麗子「夫逮捕」でパニック 妻も知らなかった森田容疑者の“裏の顔”」とも報じられた、香港からの金塊密輸事件だ。
 その傍聴券抽選(13時00分締切り)が終わって庁舎内へ戻るとき、正面玄関の行列が歩道のほうまで延びていた。いちばん後ろの人が法廷に入るまでに少なくとも20分はかかるだろう。
1703264 行列の中心は、夏服の男女生徒諸君だった。はとバスで来たんだそうだ。うわぁ、はとバスさんよ、東京地裁をもしもコースに入れるなら、傍聴アドバイザーの私に言ってくださいよ。

 それを途中で抜け、14時から東京高裁410号法廷(秋葉康弘裁判長)で「過失運転致傷、過失運転致死傷」の控訴審判決。「過失運転致死傷」の部分は、2014に世田谷区内で61歳の軽トラックが女子小学生3人に突っ込み…と報じられている。「過失運転致傷」とは何なのか、分かった。主文、原判決を破棄する…。

1703265 これで帰る予定だったのに、ついふらふらと15時から東京地裁713号法廷(佐々木一夫裁判長)へ。「公務執行妨害、傷害致死、覚せい剤取締法違反」(裁判員裁判)の判決。「職務質問中に車急発進、男性ひかれて死亡 歌舞伎町」などと報じられた事件だ。
 求刑は懲役10年とマニア諸氏から聞いていた。これも8掛けか。いや、なんと判決は懲役10年だった。

 続いて15時30分から東京地裁528号法廷(任介辰哉裁判長)で「強盗殺人、窃盗」(裁判員裁判)の判決。「公園で男性を殺害容疑 無職の男逮捕、東京・墨田」などと報じられた事件だ。
 判決は無期懲役、未決200日算入。「死ぬとは思わなかった」という弁解を裁判長はどう退けたか、あんな論法を私は初めて聞いた!

 それからお向かいの警察庁さんへ寄り、自転車のあれについて開示請求。ついでにお宝文書を2件ゲット。帰りの電車内で、駐禁取締りのばらつきぶり、“知らずに損する者”のばらつきぶりに「ほ~!」という顔をし続け(笑)。

 以上、メルマガ次号でどれをまず書こう。しかしその前に、これからまた裁判所へゆかねばならぬ。あの極悪事件の追起訴と、あの不可解事件の証人尋問があるので、仕方ないよね。

 画像は本文とは関係ない。1899年の大惨事、ほうき川転落事故の現場。マニア氏の撮影による。

 ←5月24日10時40分現在、週間INが140で2位~。happy01

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