2008年7月 3日 (木)

弁護人のナイスボケに全員ずっこけ

080425_15000001clip  ぎりぎりなんとか原稿を1本送信し、11時から東京高裁・民事2部(寺田逸郎・辻次郎・齋木敏文裁判官)822号法廷で、第2次Nシステム訴訟(「損害賠償控訴事件」)の第2回弁論。
 あれ? 寺田逸郎裁判官って、初めてのお名前…? だいたい、なんで民事2部なの? 国賠とか行政事件は3部か38部じゃないの? と思ったら私は第1回の期日に出廷しておらず(だからお初)、そしてこれは地裁ではなく高裁なのだった。あ~、もう眠くて疲れて頭が…。
 双方の準備書面提出を確認して、結審。9月25日判決となった。
 N訴訟について詳しいことは、6月20日発売の『ドライバー』を参照。7月5日に次の号が発売されるが、まだ書店等にあるかも。

clip 同じ階の810号法廷(東京地裁・刑事7部、高橋徹裁判官)で11時から始まってる、「道路交通法違反」の審理を、11時30分頃から傍聴。
 地裁の「道路交通法違反」の審理には注目してるのだが(その理由は『裁判中毒』の110ページ参照)、な~かなか否認に当たらない。本件も否認ではなかった。かつて暴力団に所属し、服役前科のある、無免許運転の常習、らしかった。求刑は懲役5月。服役前科が本件と累犯の関係にあるかは不明。

pig 早めに地下で、かけそば210円+大盛り80円+かき揚げ100円。
 ここは、開店当初(って今年4月だっけ? もう忘れたよぅ)、汁(つゆ)が、ちょっと味のついたぬるい湯、みたいだった。そのとき、かけそばは200円だった。で、10円値上げした頃からだと思うのだが、汁の味が濃くなった。そばを食べ終えてから、テーブル上の薬缶(やかん)に入ったそば湯で割って飲むとちょうど良いくらいの味になった。

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phoneto 次は13時30分から地裁・刑事7部(大村陽一裁判官。この人、『ドライバー』の現編集長によく似てる)401号法廷で、「道路交通法違反」の審理。これは東京簡裁から移送になった、略式経由の否認事件だ。
 少し居眠りしておこうと、近くの一般待合室へ行くと、K君がいた。え? 何やってんの? と思ったら、K君も401号の審理を傍聴に来たのだった。K君と話すうち、そういえばあれを開示請求せねば、これもせねばと思いつき、警視庁へ何度か電話。裁判所にいた別の人から電話もあり、結局、居眠りできず…。

clip で、401号法廷。
 13時30分の時点で、証人(日本無線のヨシナガアキオさん)とK君と私を含めて、傍聴席(20席)に傍聴人10人。検察官、裁判官、書記官、被告人がそろい、みんなちらちら壁の時計を見上げた。弁護人が来ないのだ。少し遅れると連絡があったとか、そんな話も出ない。
 ありゃ~、あの大男の弁護人、期日を間違えたとかで、すっぽかすのかな? そのほうが助かるな~。←こういうとき、いつも私はそう思うのだ。ダメだよねぇ(笑)。

 13時36分、弁護人がズボンのファスナーをピッと上げながらやってきた。
弁護人 「すみません、お腹がゆるくて」
 グレーのTシャツ(見事な太鼓腹)、草色の半ズボン(腿の外側にポケット付き)、サンダル履きだった。ありゃりゃ~。って、猛暑の時期は半ズボンに下駄履きで来ることもある今井が言うか。いや、私の場合、国産伝統工芸の、お洒落な鼻緒の良い下駄だし、Tシャツの上に、フィリピンならそれなりに正装とされるはずの、襟付きの半袖オーバーシャツ(1万円くらい)を着るし。ってそんなとこで張り合うなっつーの(crying)。

 すぐにヨシナガさん(黒系のスーツにネクタイ)の証人尋問が始まった。
 本件は光電式(JEM-340)のネズミ捕りによる、超過30キロの事件。超過29キロなら反則行為であり、反則通告を経ない公訴は違法となる。なので、直の測定値に0.975を乗じて、小数点以下を切り捨てており、スタート光路とストップ光路の3mが、7.5cm以上短くなければ、表示測定値が真の速度よりプラスになることはない、という証言を引き出し、検察官からの主尋問は23分間で終了。
 続いて弁護人から反対尋問。ところが、
弁護人 「尋問の前に、事務所で関数電卓、叩かせる必要があるんで…」
 と言い出した。なるほど、今の証言をもとに、超過30キロをわずかでも割る可能性を計算しようということか。裁判官は14時15分までの休廷を宣した。

clip このスキに私は、高裁・刑事6部(永井敏雄裁判長)410号法廷へ。6月17日に偶然傍聴した、日本無線のレーダ測定機の「道路交通法違反の判決が14時からあるのだ。
 14時5分頃に入ると、40数席の傍聴席に傍聴人が1人しか居ないなかで、判決が言い渡されていた。被告人車両は二輪車、制限40キロの規制(指定最高速度)に気づかず、測定値は71キロ、法定最高速度60キロを11キロオーバーしたと考えるべきだと、そういうふうな争点らしかった。
 永井裁判長は、道路標示(指定最高速度を示す路面のペイント)が駐車車両の下になっていたとしても、そのことは道路標示の適法・有効性を左右せず、かつ、道路標示の全部が駐車車両の下になっていたとは思えず、指定最高速度違反の未必の認識はあったはずだ、というふうな理由で、31キロ超過として処罰することは妥当である、とした。原判決は罰金6万円だそうだ。
 控訴棄却。当審における訴訟費用負担。14時15分閉廷。
 指定最高速度違反と法定最高速度違反との関係、制限速度違反の故意と過失については、『交通事犯と刑事責任』(岡野光男著・成文堂)を参照。

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clip 14時16分頃、401号法廷へ戻ると、反対尋問が始まっていた。弁護人は、事務所に関数電卓を叩かせた結果をもとに、かな、ものすごく細かいことを突っ込んでいた。証人は、どうも理解できないふうだった。私も理解できない。そもそも私は生徒時代、「関数」という熟語が登場するたいぶ前に、数学はオチコボレてるんで(笑)。
 ところが、14時24分頃…。
弁護人 「そうすると、先ほど15cm以上ないと…」
証人   「そうは言ってない。7.5cmと…」
弁護人 「あっ、そうでしたか、すんません、じゃ、撤回します」
 前提となる距離を間違えて、難しい尋問をしていたのだった。
 もう全員、どどーっとずっこけて、床に寝転がって手足をばたばた…させはしないけど、明らかに全員、内心でずっこけてた。
 しかし弁護人は、そんなことまったく気にせず、しらっとしてた。あれは大したもんだと思った、いや、べつに皮肉じゃなしに。
 ま、私としては、結局、警察、検察、メーカー側が、よっぽど間抜けなミスを犯さない限り、証人尋問で誤測定を立証するのは不可能であり、かつ、“誤差”による誤測定だけ想定してる限りは、裁判では絶対に勝てないだろうと思う。ま、超過速度がぴたり30キロでは、“誤差”を攻めたくなるのはわかるけれども。

 被告人質問で、検察官は、なぜ略式に応じたのかと責めたてた。机上のエリート風に。弁護人のボケを鼻で笑ってる場合じゃないよ、と思いますた。
 あと、証拠の整理をして、15時29分閉廷。次回、論告・弁論。

 この公判は、途中何度も、30~40代くらいの男性が入れ替わり立ち替わり、出たり入ったりしたね~。被告人氏名が、趣深い女性氏名だから傍聴に来て、機械装置のわけ分かんない内容だから出て、だったのかな。

smoking 某氏と喫煙所で楽しいお話をしてから、警視庁と最高検へ行き、また裁判所へ戻り…。
 今日は、だいぶ前に買った小説、『クロカミ』を往復の電車で読み始めた。失礼ながら、今井恭平さん、小説なんて大丈夫? と思っていたが、いやはやびっくり、面白いじゃん。5分の2まで、引き込まれて読んで、先がどうなるんだか、まったく予想できない。電車に乗るのが楽しみ。

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cat 風邪ぎみだったのは、たっぷりの刻みネギとおろし生姜(いずれも国産)を国産大豆の豆腐にのせて食べたのが効いたか、だいぶ良くなったよ~。

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2008年5月11日 (日)

Nシステムは巨大な諸刃の豪剣

 以下、5月8日付け日刊工業新聞。

オリエスセンター、ナンバープレート認識装置発売-汎用カメラで低価格化
 オリエスセンター(東京都渋谷区、松本修一社長、03・6311・8151)は、ナンバープレート認識装置「ネットワークOC―iシステム=概要図」を発売した。汎用ウェブカメラを採用し、従来品に比べ価格を大幅に抑えた。大型商業施設などの駐車場に設置し、ナンバープレート認識によるマーケティングへの活用を見込む。価格は画像処理装置とカメラ2台のセットで200万円程度。初年度に100セットの販売を目指す。
 従来品は画像処理装置とカメラが一体型で複数導入するにはコストが高かった。新製品では画像処理装置を共有、カメラの数を増減できるため導入費用を抑えられる。カメラは屋内の理想的な環境下で90%以上の認識率を実現、1台約25万円で追加設置できる。
 駐車場の出入り口などで読み取るナンバー情報は、入退出管理、不正駐車防止向け利用のほか、データベース化することでマーケティングにも使える。

070429_154302  オリエスセンターのHPにある「設置例」、これを見ると、まさに、最新の1筒式によく似ており、『ラジオライフ』でやった「交番Nシステム」を彷彿させる。てゆっか、ずばりオリエスの装置なのかもしれない、警視庁から開示された契約書は業者名すら墨塗りなのだ。

 私が昨年のゴールデンウィークのとき散歩中に発見した交番Nは、今年の同時期の散歩中に見たら、忽然と姿を消していた。
 当該地点での監視理由がなくなり、新たに監視が必要となった別地点へ移動したのか。はたまた、実験が終わって回収され、もっとコンパクトで高性能なタイプが次に出てくるのか。諸君、交番の屋根に注目せよっ!

 オリエスセンターの「ナンバー自動読取装置」のFAQも、非常に興味深い。

Q. OC-i SYSTEM では車両の画像も保存できるのですか? 
A. OC-ISYSTEMではAV端子を持っているため、画像記録装置を繋ぐことで動画の保存が可能になります。また、別途ソフトウェアを作成することで、静止画を出力することも可能です。適宜ご相談に応じさせて頂きます。

 なーんて、警察が絶対に言わないことまで書かれてる。
 特定のナンバーを認識したら静止画を保存せよ、と設定しておけば、運転席と助手席に誰が乗って、いつどこをどっちへ向かって通過したか、たちまち判明するわけだ。

080506_13440001  オリエスセンターの装置は、「交通量によるデータ蓄積」を「CFカードメモリ」(64MBメモリ:約50万台、128MBメモリ:約150万台)を使用してるそうだが、そんなもの使用せず通信回線で中央装置へ伝送するのが、警察のNシステム。
 「CFカードメモリ」を警察の中央装置に差し込んで読み取れば、警察の監視網はさらに密になる。やがては、民間Nも伝送式になり、必要に応じて、または常時、警察の中央装置へ伝送することになるのだろう。
 最新の技術を使ってもっと便利にもっと便利に、という流れはもう止められない。ずいぶん前に、Nシステムについての集会があったとき、私は以下のような趣旨のことを言ったっけ。
「監視が善か悪か、正か邪か、じゃなくて、こういう国民監視システムを、今のこの警察が秘密で運用しているところに問題があるんじゃないか」
 集会には宮崎学さんもいて、「結論を言うてしもうたがな」旨言ったことが記憶にある。
 監視システムは諸刃の剣。巨大な諸刃の豪剣を、誰に持たせるのか。もちろん、一切の不正がない完全な正義の組織など(個人も)ないわけだが、それにしても、事実上誰も監視・チェックできない組織に、巨大な諸刃の豪剣を、善の刃だけに目を向け、邪の刃の怖ろしさをまるで気にせず、何の法律にも基づかず、どうぞどうぞと持たせてしまう、それは、やっぱマズイでしょと、そういうことだわね。

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 ところで、2006年9月20日、私はこう書いてる。

 裁判所内は、当事者・関係人でないらしき人たち(主に若い男女)がやたら多かった。
 1階で閲覧できる開廷表、少し(または、だいぶ)前に合計で2倍くらいに増やされたのだが、そこにもぉう人だかり。
 トコさんが来て、今日は多いですねと。多いよ。今発売中の『ドライバー』で、裁判傍聴が非常に身近になったようだ旨書いたけど、もうカンベンしてよって感じ。

 そうなんだよねぇ。昔は、東京・霞が関の裁判所合同庁舎の1階の開廷表は、桜田通り側に2組、弁護士会館側に1組だけだったのだ。
 2006年の夏頃に2倍くらいに増やされたが、今や、そんなもんじゃまったく足りない状態になってる。
 そのうち、人気タレントを起用した傍聴ドラマがテレビで人気にでもなった日にゃ、もぉうたぁ~いへんな、おっそろしいことになるんじゃないか…ブルブルガクガク。

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 近頃、受信フォルダに迷惑メールが1本入る毎に、「直アド交換」だの「セレブ妻」だの「コミニティの掲示板」だの、といった文言を、迷惑メール排除機能に登録するのが楽しくて。何十本もすぱっと削除フォルダへすっ飛んでいくのは気持ちいいよぅ。でも、登録文言が多すぎるせいか、たま~に、迷惑メールじゃないのに削除フォルダへすっ飛んでいくことがある。いちおうチェックはしてるんだが…。

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2008年5月 4日 (日)

裁判長が国に対し求釈明!

 5月2日締切りと言われてた原稿2本、まだだけど、4月28日締切りと言われてた原稿1本送信し、ちょっと開放的な気分。その1本は、「交通違反相談センター」を名乗って10年、いちばん多くていちばんの難問、というべき問い、への答えであり、ほんと四苦八苦してたのね。

 4月30日に書いた句読点の話、私なんぞからすると、日本語の文章になぜ「,」なんだ、フザケんな! ではあるのだが、じつは横書きの場合の読点は「,」を使うと、もうすいぶん前に国が定めており、いつからだっけ、裁判の判決書きとか横書きになったとき「、」が「,」に変わったにすぎないのだ。

 文科省の解説
 内閣府による依命通知
 文書の左横書き実施要領

 等々、ネットでいろいろ拾える。
 民事訴訟の訴状や準備書面で、「第1」「1」「(1)」「ア」「(ア)」をどういう順番で使うかも、そういうので決まってる。

 民事訴訟といえば、第2次Nシステム訴訟、その控訴審の第1回期日が、4月24日にあったんだよね~! 私の手帳にメモがなく、その日は裁判所へ行かなかったんだよね~、なんてこった!
 そんなの1回で結審、次回判決だろ、と思うでしょ。
 ところが、びっくり。原告兼原告代理人である櫻井光政弁護士から聞いたところによると、裁判長から被告(国)に対し、自治体予算で設置したNの画像管理等は国がやってるのか自治体がやってるのか、ウィニーで漏洩した責任は誰にあるのか、など3点について求釈明があったんだそうだ。うわ~!
 んで、次回期日は7月3日(木)11時822号法廷となったそうだ。
 Nは誰が管理し誰に管理責任があるのか、それすら秘密だったわけだが、この訴訟でそのへんが明らかになれば、ものすごい進歩だ。そんなことでびっくりしてること自体、すごいんだけどね。

 4月25日(金)、裁判所の帰りに新宿へ寄り、我が軍の福利厚生器材として、ウィーフィットを買った。このゲーム、やってみて痛感、メタボなオヤジ向けに開発されたに違いない。
 これまで3回やり、2回目に体重が0.3kg減ったが、3回目には0.8kg増えてた。

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 5月2日(金)、裁判員制度についての記者会見のためだけに裁判所へ行き、その帰り、メガネ3つのレンズを新しくしてきた。境目のない遠近両用。よく見える~。

 さて次の原稿にかかろう。

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2008年4月 7日 (月)

ドキュメント仙波敏郎 告発警官1000日の記録

 きっこさんが推すオムライス党こと社民党、の福島みずほ事務所から、またNシステムについての情報をいただいた。

平成20(2008)年度自動車ナンバー自動読取システム関連経費
                                    2,188百万円

○自動車ナンバー自動読取システムの整備・拡充に要する経費
                                    2,188百万円

(整備数)
   ・読取装置増設数 54式
   ・読取装置更新数 15式

 2,188百万円とは、単位が100万円だから、21億8800万円ということ。
 小学生はよく「百億万円払ってね!」とか言うけど、それは1000兆円を意味するわけだ、私の計算が合ってれば。

 08年度は新設54式、どこに設置するんだろう、とりあえずサミット関連だろうか。
 サミットといえば、7月7日~9日の洞爺湖サミットのことかと思ったらそれは大間違いで、それ以前にあちこちで分科会みたいなことをやるらしいね。知らなかったよ。
 ちなみに、今年、中国で本当にオリンピックがあるらしいというのも、私は今年に入って知った。チベット問題の報道を見て、ほんとに本当なんだ! とわかった。

 この週末、伊豆の温泉へ行ってきた。
 途中で私の車両を補足して、見る者が見れば、
「おっ、今井、またあそこか? 出発の曜日がいつもと違うな。メモしとこう。通過時刻と経路からして、いつものあそこへ行ったと推察できるが、帰りの経路がちがう。あの事件にも絡んでるのか?」
 という情報を得られるNシステムの下をいくつも通過してきたが、気づいた限りすべて、新型の筐体1つのタイプに更新されてたね。

 伊豆で、この本をようやく読了。

ドキュメント・仙波敏郎 -告発警官1000日の記録- Book ドキュメント・仙波敏郎 -告発警官1000日の記録-

著者:東 玲治
販売元:創風社出版
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 昔、『千日のアン』という映画があった。ジュヌビエーブ・ビジョルドという女優さんが主役だった記憶はあるが、観たかどうか忘れた。予告編しか観てないんじゃないかと思う。『冬のライオン』は観た。たしかワインを温めて飲むシーンに「へぇ!」と思った記憶がある。

 「告発警察官1000日の記録」も、この1000日は、十二分に映画になり得る展開の1000日だと思う。まー、すっごいですよ! 仙波敏郎さんというキャラがまた(私はご本人と2度お会いしてるから特にそう思うのかもしれないが)おっそろしく立ってる。あんな人は、いないよ!
 本について言えば、ちょっと変わった本だ。同じことを何度も説明してる。約350ページと長いのは、そのせいもあるんだろう。
 だが、同じことを何度も説明してくれているおかげで、ページを戻って前のエピソードを探す(確認する)ことなく、続けて読めるのだ、ともいえる。こういうのもアリだな、かえって親切だな、と思った。
 その点を差し引いても、著者の東玲治さん(元サンケイ新聞)の書きぶり自体が、少しくどいんじゃないかと思うのだが、たとえそうであっても、そんなのは些末(さまつ)なことと断言できるほど、内容はすごい。というか事実がすごい、警察が、愛媛の議会がすごい。仙波さんがすごい。

 Nシステムのことも出てくる。

 仙波がある日、ある目的の為に車を走らせたところ、目的地周辺の接触可能性のある人物を警官がすぐさま訪ね、仙波と接触したかどうかをしつこく尋ねたという事実などは…

 などと。これを、その人物がとぼけてれば大丈夫、と思う人は甘い。
「仙波さんは得体の知れない力により監視されている。俺も、仙波さんに関われば監視される! 関わるのはヤメとこう。口をきかないようにしよう」
 となるかもしれない、そっちのほうが、よほど重要(ある勢力にとっては有用)なのだ。
 警察組織(の悪い部分)に都合の悪い者、または特定の(たちの悪い)警察官に都合の悪い者を、監視すると同時に、監視対象者の周囲の者を萎縮させて監視対象者を追い込んでいくことができること、それをさせない歯止めが一切ないこと、そこが、約22億円のキックバックがどうとかいうことを越えて、Nシステムのいちばんマズイ点だと思う。

 仙波敏郎さんの話を、なんで東玲治さんが書いてるのか。それは最後のほうで明かされている。なるほど、そりゃそうだ、である。この本は、ほんとヤバイ本、しかしどうしても出さねばならなかった本なのだと思う。
 来年、仙波さんは定年だという。退職したら、その段階でのご自身の筆による本を著してほしい…なんてノンキなことは言ってられない。あろうことか現職の身で、警察裏金を内部告発した警察官が、定年まで勤め上げてしまう、そんなことになったら、警察組織としては一大事! のはず。そうならないよう、警察庁と愛媛県警は、あらゆる方策を考えるはず。なにか手を打ったときに、愛媛県知事と議会はどう呼応するのか、マスコミ各社はどうするのか、はらはらドキドキするよぅ!
 こんなすごい本なのに、アマゾンの「カスタマーレビュー」が現時点では1つもないことが、すごさをよけいに感じさせると、読み終えて思う。

 伊豆へは、もう1冊、持っていった。

反転―闇社会の守護神と呼ばれて Book 反転―闇社会の守護神と呼ばれて

著者:田中 森一
販売元:幻冬舎
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 こっちも分厚い本だ。総ページ400を超える。
 味わいはだいぶ違うけれども、こっちも負けず劣らず面白い!
 「カスタマーレビュー」のとおりだ。
 田中森一さんという人も(私は1度お会いしたことがある)、仙波敏郎さんと同様、おっそろしくキャラが立ってる。
 劇画はキャラクターだ! と劇画村塾小池一夫さんは必ず言うけれども、社会を動かすのも人物のキャラクターなのかもしれないねと、酔っぱらいキャラ、ボケおやじキャラの私は思うです。歴史をふり返っても、人を社会を動かすのは、主義主張じゃなくてキャラ(人物)なのかもね。
 じゃあ、キャラをつくるのは何か。生い立ち、境遇、出会い、そして努力…いや、そんな単純なものじゃないかも…いや、単純と思えるものこそ強いのかも…。どうなんだろうねぇ。

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 ブログ「名古屋地方裁判所やじうま傍聴記」に、
かわいいおばあちゃんめぐって大混乱! 狂犬病予防法ってナニ? 」
 がアップされた。
 拙著『裁判中毒―傍聴歴25年の驚愕秘録 (角川oneテーマ21)』の、51ページにちらっと書いた、「狂犬病予防法・過失傷害」という非常にレアな事件の傍聴記だ。
 じつはこの事件、偶然傍聴して「あり得ない事件だ!」と興奮し、しかし私はそうそう名古屋へ行けないので、同ブログの絶坊主さんに、もし可能なら傍聴しみてくださいよとお願いしたのね。

よく聞いてみると、信じられない内容で、「なんじゃこりゃ~!? 何でこんな裁判やってるの?」と驚きました。もう、とにかく、こんな裁判を見るのは初めてで、「信じられない」という言葉しか浮かびませんでした。

 と絶坊主さんは書いてるが、ほんとそのとおりだ。
 絶坊主さんは、私とは正反対の几帳面な方のようで、レポートはなかなか読み応えがある。なぜ告訴されてしまったのか、警察は何をしたのか、検察は何をするのか、そして裁判所は最終的にどう判断するのか、こんなレポートは他では絶対に読めない!

クッキー(Nさんの飼い犬の正式名称………の仮名)
ポチ(Nさんが飼い犬を呼ぶ時に使うあだ名………の仮名)

 とあるのを見て、私ゃメタボな腹を揺すって爆笑してしまった。犬の仮名って! 絶坊主さん、いい味だしてますねぇ(笑)。

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2007年12月26日 (水)

Nシステム訴訟 地裁判決

 ぎりぎりまで原稿を書き、13時10分から東京地裁・民事24部(矢尾渉・梶智紀・今井勇介裁判官)627号法廷で、Nシステム訴訟の判決。
  1、原告らの請求をいずれも棄却する。
  2、訴訟費用は原告らの負担とする。

 12階の民事24部で判決書き(全18枚)を受け取り、地下のコンビニの10円コピー機でコピー。裁判所内に10円コピー機があると便利だぁ。

 それから少し、原告やジャーナリストらで話をし、ちょうど14時から地裁の刑事12部402号法廷で、公務執行妨害の判決があったので、傍聴してみた。
 もしや駐車監視員への公妨かと、なるべく公妨は傍聴するようにしてるのだが、去年の夏に偶然たまたま2件当たった以外は、空振りの連続だ。
 これは、単に運の問題なのか、はたまた、駐車監視員の制度がスタート後しばらくは公判請求して懲役刑を科し、マスコミに報道させて、駐車監視員への公妨の抑止としたが、制度が定着してからは、多くを罰金で処理しているせいなのか、そのうちわかるだろう。
 ともあれ本件は、今年4月1日に新宿で、花見から帰る途中、近道のため車道を渡ろうとして、交通整理の警察官から横断しないよう言われて立腹、警察官の胸ぐらをつかんで植え込みに押し倒した、という事件だった。
 前科前歴のない若年者だということで、懲役10月、執行猶予3年。訴費不負担。

 それが終わって、久しぶりに元裁判官氏とばったり。裁判の裏話というか、面白い話をいっぱい聞かせてもらった~。果てしなく歓談していたいけど、そうもいかず…。

 帰りの電車で、N訴訟判決を読んだ。
 ずいぶんあっさりした判決、との印象を受けた。
 Nシステムによる監視が「国賠法上の違法性を有するか否か」を、双方から提出された書面だけで判断すると、そうならざるを得ないのかな、と思えた。
 ただ、愛媛県警の警察官の私有パソコンから延べ10万台の移動データがネットに流出した件について、当該警察官が、
  1、上司の許可なくデータを複写した
  2、捜査終了後に消去すべきなのに消去しなかった
  3、漫然と個人的に保管し続けた
  4、そのデータを自宅に持ち帰った
  5、Winnyを入れたパソコンでデータを取り扱った
 という、5つもの禁を犯し、その1つでも防げれば流出はなかったのに、1つも防げなかった、というのは由々しき事態であり、5段階目までいかなくても、その前の段階で(または別の段階へ進んで)不適切な利用をすることは優に想定され、Nデータの管理が適正に行なわれているとは到底いえない、と思うのだが、裁判所は、愛媛のケースは「特殊なものであり」「Nシステム等における情報の管理が一般的に適正を欠くとはいえない」と認定したところが、私にはオイオイ~と思えた。

 つらつら思ったんだけど、人間が、たとえば火を起こせるようになったとき、印刷機を手にしたとき、蒸気機関やガソリンエンジンを手にしたとき、社会は否応なく激変したわけだ。
 火事が危ないから火を使うのはヤメよう、なんてそんなの通らないのと同様、電子技術の爆発的進歩による監視・管理は、これはもう止めるのは無理ってもんだろう。
 しかし、放っておけば、企業と国が(昔風にいえば資本家と権力がってことになるのか)、自由も権利もクソ食らえでもって、好き放題やってしまう。間違いなくそうなるはず。
 自由とか権利とか、大事にしようと思うなら、ここは、国民というか被支配層の側から、あるべき監視・管理の美女ん、もとえビジョンなりガイドラインなりを、しっかり提示いく必要があるんじゃないか。

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2007年9月24日 (月)

子どもと警察官の行動を“悪者”も監視!?

 「Nシステムニュース」(発行:一矢の会 桜丘法律事務所内)2007年9月25日付け第48号、の発送作業を、昨日手伝ってきた。

 さすがN踏査の第一人者、警視庁北沢署巡査の私物パソコンから流出した膨大な警察情報のうち、N情報について、マニアックな言及をしている。

 2~3ページの記事、「あの国土安全保障省すら疑問視する監視技術に税金12億円!? 総務省が推進する『ICタグで子どもを守る』の呆れたウソ」(瀬下美和さん)。
 子どもが身につけたICタグから発信される位置情報、それを追跡するシステムは、悪いヤツらにとっても、いろんな利用の仕方があるようだ。

 それを読んでちよと震撼してたら、9月21日付け読売新聞に以下の記事(一部)。

交番警官の活動をGPSで管理、警察庁が導入検討指示
 警視庁立川署の友野秀和巡査長(40)が飲食店従業員の佐藤陽子さん(32)を射殺した後に自殺した事件を受け、警察庁は20日、交番勤務員の位置や活動状況を、パソコンやGPS(全地球測位システム)付き携帯電話で管理するシステムの導入を検討するよう全国の警察本部に指示した。

 膨大な警察情報が、警察庁がどんな号令をかけても、次々と漏れる時代でもあり、こうした管理システムは、システム構築で儲かる人たちと、テロリストとかそっち方面の人たちが、いちばん歓迎するのかも。

 自民党の人たちゃ、「テロとの闘い」というフレーズが好きなようだけど、敵が(あるいは大地震が)引き金を握る核兵器を国内に55発も置いといて(8月9日の記事の下のほう参照)、「闘い」なんぞできるはずが…と思うんだけど。

 以下は、9月20日付け新潟日報。

テロ対策にNシステム増設へ
 県警は19日、新潟市で2008年5月に開催される主要国首脳会議(サミット)労働相会合に備えたテロ対策として、自動車ナンバー自動読み取り装置(Nシステム)を増設する。約1億1000万円を9月補正予算案に計上。主会場の朱鷺メッセなどに数基設置する。
 Nシステムは幹線道路などに設置し、赤外線カメラでナンバープレートを読み取り、目的の車のナンバーと照合する。逃走車両の追跡などを目的に、県内では90年代初めから設置され、今年1月に田上町の男が母親を殺害した事件で逃走ルートを割り出すなどした。
 今回の増設は国際テロ対策だが、近年の犯罪の多くは偽造ナンバープレートを装着することが多く、Nシステムの“目”を逃れるケースがある。
 監視社会化を危ぐする声も根強い。東京都などの運転手が1998年、プライバシーの侵害に当たると警察を提訴。県内では県警が99年、警察官の素行調査に利用したことが明らかになった。
 警察当局にはより透明性の高い運用が求められているが、設置場所や台数すら「捜査上、支障がある」(県警)として非公表にしている。

 北海道では、旅行時間計測システムのカメラ端末が増えているそうだ。
 このデータはNシステムに連結できる。Nと近接していれば連結しないという。←第2次Nシステム訴訟で国側も認めた。

 ところで、考えてみればさ、警察施設の前にさ、「勤務簿や運転日報や手当の支給等が正しく作成・支給等されているかチェックするため」、あるいは「交通流を調査するため」とか称し、自動車ナンバー自動読取り装置を設置するのは、まったく違法とはいえないんじゃないか。
 Nシステムだって、ナンバーを読み取って保存・照合等すること自体は何ら問題ないそうで、その設置や運用には何の法的根拠もないし、「厳正に管理している」と言い張るだけで実態は闇の中なんだから…。どうなんだろ。

 第2次Nシステム訴訟の第4回口頭弁論は、9月26日(水)10時、536号法廷(ラウンドテーブル法廷)の予定。

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2007年6月18日 (月)

Nシステムの流出ファイルに仰天、絶句!

 以下、日本経済新聞の記事の一部。

警視庁職員の私有パソコン、600台以上に内部情報
 警視庁北沢署地域課の巡査長(26)の自宅パソコンから警察情報を含むファイル約1万件がインターネット上に流出した問題に絡み、内規に反し警察の内部情報を入れていた同庁職員の私有パソコンが600台以上あったことが16日、同庁の調査で分かった。ファイル交換ソフト「ウィニー」の導入も7台あった。

 「警察情報やファイル交換ソフトを入れていないかどうか申告を求めた」んだそうで、とすると、正直な警察官がずいぶんいたんだなぁ、という気がする。
 隠しきれない事情、申告せざるを得ない事情があったんだろうか。
 警察官の私物パソコンの問題については、北海道新聞の米林千晴さんのブログ「メディアの節穴」の記事が良かった。

 それで、だ。
 今回流出したというファイルの一部と思われるものを、某方面の方々から、ちらっと見せていただいた。

 「検索申請書」を作成し、自所属の決済を受け、出力方法がフロッピーの場合は、警視庁指定のフロッピーを受領し、新橋庁舎へ行き、「刑事総務課犯罪捜査支援室」で決済をもらい、「情報管理課」で申請書とフロッピーを担当者に渡し…という方法で、Nデータをもらうんだそうだ。
 そのフロッピーの内容を、私物パソコンのハードディスクに黙ってコピーしようとする者は、当然いるよね。

 そして、エクセルの「N設置一覧表」と「N全国データ」、見ました。
 うわあ!!!!! 仰天、絶句。
 こんなものが、私なんぞの目に触れてしまうとは、おそるべしウィニー!!!
 まぁね、私だからこんなに仰天するんであって、Nシステムのファイルなど、興味のない人からすれば「ナニこれ、あ、そ」てなもんだろうけどさ。
 でも、こういう秘密の「文書約9000件と写真約1000件のデータが流れたとみられ」るって、なんか気が遠くなる…。
 巡査長氏(とその上司)は、自殺せざるを得ない組織内の雰囲気、というのがあるかもしれないが、死んじゃダメですよ。なぜ死んじゃダメか。どんな理由を挙げても、そんなの小賢しい理屈であって、理由なしにダメなものはダメなんです!

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裁判員制度はいらない!大運動

 ところで…。

覆面パト 違反車急ブレーキで激突
 岐阜県多治見市の国道248号で15日、速度オーバーの乗用車を追跡していた同県警交通機動隊の覆面パトカーが、追突事故を起こした。拡声器で停止を命じられた乗用車は急ブレーキをかけたが、運転していた巡査部長(47)は速度計に目を向けていたため避けられなかった。事故により速度違反の記録も“消失”。あまりにもお粗末な追跡劇となった。
         (中略)
 パトカーは車体前部のヘッドライトなどを破損。さらにバッテリーに異常が発生し、速度超過測定機器の記録が失われた。このため速度違反は不成立。男性は違反の事実を認めながらも、反則キップは切られなかった。
         (後略)

 とスポニチ。
 急ブレーキをかける者が今後続出…とまではいかなくても、増えそうだよね。

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2007年6月15日 (金)

駐禁取締り1.3倍って、やっぱ少なすぎない?

 06年6月1日から「確認事務」(新しい駐禁取締り)ないしニュー駐禁ビジネスがスタートして1年、関連データがようやく発表されたね。
 以下は毎日新聞の記事の一部。

駐車監視員制度:導入1年 駐車違反、激減です 東京65%、大阪78%
 ◇反則金「逃げ得」も少なく
 全国警察が行った駐車違反の取り締まり件数が、昨年6月の民間駐車監視員導入からの1年で278万6993件(前年比約1・3倍増)に上ったことが、警察庁のまとめで分かった。駐車違反台数は今年5月時点で、東京、大阪、名古屋のいずれでも6~8割減少し、自動車盗、車上狙いも減少するなど、取り締まり効果が表れている。
 取り締まり件数278万6993件のうち、警察官が行ったのは約4割で、残りは民間駐車監視員が行った。制度実施前は取り締まりを受けても約23%は警察署に出頭しないなど「逃げ得」が問題になっていたが、この1年では85・7%が反則金、放置違反金の納付に応じていた。応じない人には車検拒否の処分や車の使用制限命令などが出された。 

 「反則金『逃げ得』も少なく」って、こういうのは、一般読者(無知な読者)に雰囲気をわかりやすく伝えよう、ってことなんだろうとは想像され、それは、まぁ、わからないじゃないんだけど、マニアはどうも引っかかる。
 多くは、出頭せず、したがって反則金の納付書を交付されることも、違反点数が登録されることも、違反歴となることもない、つまり、反則金や点数から「逃げ得」になってるわけで、「反則金『逃げ得』も少なく」は、逆を伝えてることになる…。
 「応じない人には…使用制限命令などが出された」も、違う。
 使用制限命令は、放置違反金の納付に応じないから出るってもんじゃない…。

 そんなことはともかく、こう感じた方もおいでなのでは?
「違法駐車が65%とか78%に激減? それで、2倍になると見込まれてた取締り件数が1.3倍にしか増えなかったのか。そんなんじゃあ、都道府県は大赤字。制度は破綻するじゃん!」

 いや~、その心配はないと、私は思うです。
 65%も78%も激減したのは、新制度の効果を測るための一部道路において、でしょ。
 日本全国のすべての道路から一斉に65%も78%も激減したわけじゃないでしょ。
 大丈夫。

 「1.3倍」というのは、私が持ってるデータからすると、「えっ、そうなの?」って感じもするのだが、ま、とりあえずこの1年間のトータルは「1.3倍」だとしとこう。
 で、「1.3倍」にしか増えなかったのは、1つには、新制度スタート当初、不慣れなどから件数を上げられなかったことがあるはず。
 それと、「2倍」という見込みは、駐禁以外の違反をじゃんじゃん取り締まれば「2倍」までは必要ないかもしれない(その理由について、うるさい説明を省きます。自力HPの記事などお読みください)。
 また、深読みすれば、初年度はどの業者も安めの金額で応札・契約したんで、取締り件数は見込みより少々減ってもいい、って事情もあるのかもしんない。

 でもまぁ、今回の集計以降に納付される放置違反金もあるとしても、集計時点で「1.3倍」っていうのは、やっぱ少なすぎるはず。
 今後、これまでとくにノルマがなかったグループも、しっかり尻を叩かれることになるんじゃないか。

 ともあれ、記者クラブに発表されたペーパーは、もっと詳細な可能性がある。
 半年目の発表のときもそうだったもん。
 詳細なやつを、早くみたい~。

 それよか、最近の報道で注目すべきはこっちだ。以下は毎日新聞の記事の一部。

警視庁情報流出:暴力団データ、Nシステム資料も流出
 警視庁北沢署地域課の男性巡査長(26)の個人パソコンから、ファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」を通じて捜査情報が流出した問題で、指定暴力団山口組に関する複数の内部資料やNシステム(自動車ナンバー自動読み取りシステム)の全国設置場所一覧表が含まれていたことが分かった。いずれの資料も使用にあたっては上司の許可を必要とするなど厳重に管理されている情報。個人パソコンに保存されていたことから、新たに内部の情報管理体制の問題も浮上した。
 毎日新聞が入手した「構成員」と題した資料には約400人分の山口組の構成員、準構成員と周辺者の氏名、住所などのデータが記載されていた。「山口組関連場所一覧」には、東京都内の山口組の関連先として、連絡事務所や関連企業の少なくとも2000件以上のデータが確認されている。
 Nシステムの一覧は全国1000カ所以上の設置場所が記載されていた。都内分の一覧表もあり、460カ所について設置場所が具体的に書かれていた。

 以前、愛媛県警から、やはり「Winny(ウィニー)」を通じて漏れた情報の、Nシステムのデータは凄かった。某氏を通じて見せてもらい、感動、じゃなくて震撼した。
 今回のは、どんなデータか。もう興味津々ですよ。
 しっかし、私ゃよく知らないんだけど、「Winny(ウィニー)」って、違法なソフトを、または合法なソフトを違法に、タダでゲットするためのものじゃないの? だから、それをつくった人は逮捕され、起訴されたんじゃなかたっけ? いや、違うから、警察官もパソコンに入れてるのか…。
 うーん、専門外のことに口出しするのはヤメとくです。とほほ。

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2007年5月24日 (木)

第2次Nシステム訴訟 第3回期日

5月23日(水)10時~

 東京地裁627号法廷で、第2次Nシステム訴訟、の第3回口頭弁論。

 その前に、小学館が被告で、原告が、埼玉県本庄市の保険金殺人で死刑判決を受けた被告人と同姓同名の、口頭弁論があった。
 原告は不出廷。
 「刑事事件の進展を待ちまして…」とか被告代理人が言っていた。
 何なんだろう…。

 N訴訟のほうは、原告が「準備書面(1)」を陳述。
 甲3~7号証を提出。
 被告・国が「準備書面(2)」を陳述。
 乙5~15号証を提出。

 被告の主張・立証は、もうないそうだ。
 私としてはちょっと信じられない感じがする。
 愛媛県警のNデータ流出は、被告の言葉を借りるなら、
①「その(Nデータの)分析を担当した警察官が
  「上司の許可なく当該データを複写
 できたという、そのことだけでも重大な管理ミスなのに、そのうえさらに、
②「消去すべきであったにもかかわらずこれを消去せず
 ということができてしまい、しかもなんと、
③「漫然と個人的に保管し続け
 るということもできてしまい、あろうことか、
④「ウィニーを導入した個人所有パソコンで取り扱った
 という、もう悶絶しそうなデタラメぶり…。

 ところが被告は、「当該警察官」には「懲戒処分」がなされ、「当時の上司」も「厳正な処分」がなされたとしか言わない。被告の主張を見る限り、再発防止のための手は何も打たれてない。
 そうして、「通過車両のデータ管理には厳格な管理措置が講じられている」とだけ言い張る。
 通達によれば、Nデータを公判の証拠に使ってはならないという秘密ぶり。
 ものすごぉく不安。
 不安を煽るだけ煽ってオシマイなの? みたいな…。

 次回は7月31日16時536号法廷(ラウンドテーブルの法廷)。
 原告側が、憲法を専門とする学者氏の意見書を出す予定。
 原告個人の陳述書も出すことになるはず。

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2007年5月15日 (火)

オービス身代わり出頭 本当は無実?

5月14日(月)

P1010651b  ぎりぎりまで原稿を書いてから、浜島望さん(『警察の盗撮・監視術―日本的管理国家と技術』)と待ち合わせ、栃木方面へNシステム踏査に出かける。
 盛りだくさんな1日だった。
 以下その一部…。

 関東ダンプの栃木分会で、下野新聞を見せてもらった。
 栃木県さくら市の市議会議員(63歳)が、免停中に国道4号のオービスに撮影され、知人(68歳)を出頭させて罰金8万円の略式命令を受けさせていた、罰金は議員が払った、議員は知人に「身代わりの報酬」として10万円を渡した、という事件について、下野新聞は連日一面トップでデカデカ報じてたんだね。
 これ、もしかして、下野新聞のスクープだったの?

 以下、刑法より抜粋。

(教唆)
第六十一条  人を教唆して犯罪を実行させた者には、正犯の刑を科する。
2  教唆者を教唆した者についても、前項と同様とする。

(犯人蔵匿等)
第百三条  罰金以上の刑に当たる罪を犯した者又は拘禁中に逃走した者を蔵匿し、又は隠避させた者は、二年以下の懲役又は二十万円以下の罰金に処する。

 交通違反の身代わりは、何件か傍聴したっけ。
 フェイクデリックのオーナーの件(判決は懲役2年・執行猶予5年)は、執行猶予中に業過致傷で措置義務違反の犯人隠避教唆だったけれども、ずばりオービスの、本件議員のとほぼ同様のも傍聴したことがある。
 その被告人は有名な会社の社長か会長だった。
 罪名は「道路交通法違反・犯人隠避教唆」。
 判決は懲役1年・執行猶予3年だった。
 その後、身代わり出頭したという人物(のスピード違反の罰金刑)を、検察官請求の再審で無罪にする公判も(東京簡裁で)偶然傍聴した。
 事件番号は「平成×年()×号」だった。
 まぁすっごい事件だったよ。
 
 本件議員も、とくに前科とかなく、然るべき情状立証をすれば、懲役1年・執行猶予3年くらいで終わるんだろう。
 知人男性は、罰金8万円について再審で無罪とされ、それとは別に、犯人隠避で、略式処理か公判請求になるんだろう。

 そんなことより私が気になるのは、5月13日付け下野新聞の記事にある、
「『10キロか20キロオーバーの速度違反をした。罰金を払うだけだから、代わりに行ってくれないか』などと依頼」
 という部分。

 身代わりを依頼するに当たり、「軽いことだからちょっと頼むよ」という調子で言ったのか?
 そうかもしれないが、もしかしたら、本当に10~20キロの超過と思っていた(少なくとも40キロ超過とは夢にも思っていなかった)のかもしれない…。
「免停中だから十分注意して運転してたが、10~20キロの超過でまさか捕まるとは。出頭してキップを切られて、ちょろっとバッキンを払えばすむから、代りに頼むよ」
 という調子だったのかもしれない。

070515_lk1  本件オービスは、オービスマップなどによると、東京航空計器のオービスⅢLk。ループコイル式で電子式(画像伝送式)のやつだ。
※ 画像は、警視庁保有のⅢLk(柱上型)の仕様書の一部。

 これは、ってどのオービスもそうなのだが、写真に焼きつけられた記号(測定値とされるもの)が、測定値を示す唯一の証拠でありながら、実際の走行車両の速度とその記号との一致について、一切チェックをしてないらしい。

 しかし、オービスのメーカー社員は、オービスは絶対に正しい、絶対にプラス誤差を出さない、と法廷で(何の客観的裏付けもなくただ)言い張り、被告人はみな有罪にされていくのだ。
 仮に本件議員が、スピード違反については無実だったとしても(測定値は誤っていたとしても)、オービスについてのそこまでの知識はなく、
「おっかしいな。でも、警察の取締り装置が40キロオーバーだと言うからには、たぶんそうなんだろう」
 という程度の認識でいるのかもしれない。
 誤測定と確信があっても、
「今さらそんなことを言っても、さらに立場が悪くなるだけ」
 と思い、非難の嵐が過ぎ去るのを、執行猶予付き判決で終わるのを、ただただ身を縮めて待っているのかもしれない…。

 わかんないけれども、確かなのは、オービスの信頼性を客観的に裏付けるものは一切ない、ということだ。

P1010668  ループコイル式の誤測定のカラクリについて、車中、浜島さんから重要なヒントを得る。うおう!

 右の画像は、国道17号の、更新されたNシステム端末。
 筐体1個のタイプだが、先日交番の屋根に見つけたN(らしきもの。以下同)とは若干違う。
 その下の画像が、“交番N”のアップ。

 帰りに、その“交番N”を見に行く。
 びっくり!
P1010623  車が通るたびに、ストロボ部分が赤く発光してたよ!
 …でも、発光しないことが、少なくとも1割くらいある。二輪車にも発光するが、その不発光は四輪の場合より多い…。
 あれは、いったい何なんだろうと、浜島さんとマニア談義。楽しいな~(笑)。

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2007年4月29日 (日)

スクープ撮 可搬式Nシステム!?

 犬も歩けば棒に当たる。
 オヤジ散歩してスクープ(?)に当たる。

070429_154302 有酸素散歩の途中、交番の上に妙なものが…。
 重そうな筐体が、三脚らしきものの上にセットされ、斜めに道路を見下ろしていた。
 筐体の正面は、上半分が赤外線ストロボらしき感じ。
 下半分の窓の、中央にカメラのレンズらしきもの。
 その両側に、車両を検知して距離を測るんだろうか、小さな目玉のようなものが…。

 これって、持運び自在の、Nシステム!?
 散歩の往路に携帯電話で撮影し、復路にまた携帯電話で撮影し、いったん帰宅してから自転車で出直してデジカメで撮影(画像は最初の携帯電話のもの)。
 ずっと「パトロール中」で警察官がおらず、尋ねることはできなかったが…。

 Nシステムは最初、道路をまたぐ巨大な門型構造物の上に設置され、その後、F字の鉄柱の上に設置され、さらにその後、浜島望さんが中国地方だかで、信号柱に間借りする形で設置されたものを発見した。

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 今回の交番の上のこれは、持運び自在、可搬式っちゅうことですか?
 とすれば、これは便利だ~!

 でも、なんでこんな場所に…。
 たまたま試験の場所に、ここが選ばれたとか?
 私の散歩コースなのに。

 あるいは、付近で事件があり、通過車両を把握しておく必要が生じたのか。
 もちろん、凶悪犯人を検挙するために、こういうシステムを利用するのは、けっこうと思う。おまわりさん、頑張ってください、と私だって正直思う。
 しかし…。
 秘密裏にどう使われてるのか、犯罪にはおよそ関係のない特定の国民ないしグループを、監視するために設置したのか、蓄えた全国民(つか全車両)の移動情報をどう使うのか、そういったことが一切わからないうえ、情報の管理が非常に不安なところがねぇ…。

 ま、これが本当にNシステムなのか、筐体の下にあるのは本当に三脚なのか、今のところわからないけれども、とりあえず、もしかしたらスクープ撮かもしれないってことで。
 は~、びっくりした~。
 さ、原稿にかかろう。

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2007年4月18日 (水)

第2次Nシステム訴訟 第2回期日

4月18日(水)10時~

 東京地裁・民事24部(矢尾渉・梶智紀・今井勇介裁判官)627号法廷で、第2次Nシステム訴訟、の第2回口頭弁論。
 被告(国)の代理人(7人)が、準備書面を陳述。乙号証を提出。

 乙2号証は、第1次訴訟の東京地裁判決(民事48部)。
 乙3号証は、その東京高裁判決(民事5部)。
 なのだが、
「これだけ出されてもねぇ。何をもとにこう判断したのか、わからないと」
 旨、矢尾裁判官。
 つまり、第1次訴訟の判決を出すなら、その証拠も出しなさいよ、ということか。

 原告のほうも、第1次で出した証拠のうち、使えるものを出そうかと思っているが、双方から同じものが出てもうウザイので、まずは被告が次回、出すことに。
 そして原告は次回、被告準備書面に対する反論を出すことに。
 私はこの被告準備書面を読んで、ますます不安が募り、賠償額を増やしたいと思っちゃうほどだったが、そういう原告陳述書を出すかもしれない。

 それにしても、第1回のとき被告は、何か調査するため2カ月くらい要すると言ってたのに、今回の準備書面も乙号証も、2カ月も要するものとは、どうも考えにくい。
 あれは何だったんだろう…。

 次回は、5月23日(水)10時、627号法廷。

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2007年4月16日 (月)

Nシステム照合業務の実施要領

「民営」の刑務所を市民に公開 高い塀や鉄格子なし
 民間企業グループが全国で運営に初めて参加する山口県美祢市の新設刑務所「美祢社会復帰促進センター」が15日、市民に初めて公開された。受刑者に無線タグを付けるなどIT技術を使った監視システムを採用。訪れた約800人は鉄格子なしの居室が連なる収容棟やモニターが並ぶ警備室を興味深そうに見入っていた。

 と4月15日付け朝日新聞(上掲は記事の一部)。
 これ読んで、『プリズナーNo.6』を思い出した年配者、多いんでない?
 あと、首に無線タグをつけられ、脱走すると爆発するとか、そんな映画やマンガもあったよね?
 時代はどんどん、かつてのフィクションに近づくねぇ。
 「美祢社会復帰促進センター」でも、白い巨大な風船「ローヴァー」が、ぼよんぼよんとやってくるのか…。

「話す監視カメラ」マナー違反も対象、導入批判も 英国
 英国中の街角に設置されている犯罪監視カメラ(CCTV)に、路上のマナー違反や犯罪行為に音声で警告する新型の「話す監視カメラ」の投入が進んでいる。犯罪予防への効果が上がるというが、マナー違反にまで目を光らすとあって、市民生活への監視が強まることが懸念されている。

 と、これは16日付け朝日新聞(上掲は記事の一部)。
 あと一歩で、完全に『1984年』のテレスクリーンだ!
 ジョージ・オーウェルさん、あんたはスゴイ。
 作中に出てくる「新語法(ニュースピーク)」にも、感服ですわ。

 時代はどんどん、かつてのフィクションに近づく…。それらフィクションで描かれたのは、人間を人間とみない、嫌~な時代だったが…。

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 というわけで、ですね、第2次Nシステム訴訟(次回弁論期日は4月18日水曜午前10時)の、被告(国)の「準備書面(1)」を読んだ。
 たいへん簡潔でわかりやすく、非常に面白い。

 あわせて、「自動車ナンバー自動読取照合業務実施要領の改正について」という通達が、乙第4号証として出てきた。
 墨塗り部分がだいぶあるものの、へぇ~、ほぉ~、という感じ。
 最後のほうに、
「本業務により判明した事項を、公判に証拠として提出してはならないものとする」
 とある。
 複数の弁護士から、「Nのことは証拠として出てこない」と聞いていたが、なるほど、通達があったんだ~。

 コメントは、今回はこれくらいにしとこう。
「今井の奴、あれを読んで何を書くのか」
 と見張ってる方もおいでと思うけど、ごめんね。

 先日、少しはドラマにも接しておこうと、ビデオを4本も観たもんだから、時間がなくなっちゃって。
→ 何作目かの「ゾンビ」。タイトル忘れた。最悪。1作目を劇場で観たとき、気に入ったんだけど。
→ 『宇宙戦争』。そっそれはないだろ、という特撮だけの映画じゃない? ああいう結末が絶対ダメとは私は言わないが、特撮をあれだけハデにやっといて、あの結末はないだろ、と。
→ 『ラスト・オブ・モヒカン』。格好いいよね~。好きな映画だ。しっかし、たくさん人が殺される…。
→ 『ウエスタン』。昔、劇場で観た。Once upon a time in the West. 綴りあってる? 何度観ても名作だ。何度でも観られる。こういうのを映画っていうんでしょ、ねぇ。

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2007年3月 9日 (金)

人間Nシステム 283万5000円

歩行者の顔で入館管理、東芝が日本初の商品化
 東芝は、ビルなど建物への入館の許可を歩いてくる人の顔で行う「歩行顔照合システム」を日本で初めて商品化した。従来製品は照合機の前で一度立ち止まる必要があったが、新システムは2-3メートル先の人の顔を歩行中に検知し、約1秒で照合することができる。
 顔データの登録もシステムの前を歩行するだけででき、従来製品では必要だった専用照明も不要になった。照合対象の身長幅は1-2メートル。大人から子ども、さらに車いす利用者まで対応可能。IDカードを持ち歩く必要がないため、入退の認証作業が大幅に軽減される。
 新システムの価格は283万5000円から。

 とZAKZAK(3月7日)。
 まさに、人間Nシステムである。
 Nはナンバー。
 こっちは顔、カオだから、Kシステムですか。
 Nは全国におよそ900カ所。
 Kシステムは、Nのような門型構造物とか大掛かりなものは不要だろうし、民間も設置したがるだろうから、爆発的に増える可能性がある。
 全国民について、誰がいつどこにいるか、いつ誰がどこにいたか、どこにいつ誰がいたか、エクセル上でひらひらっと検索できるようになるのか。
 
 どんどんそんな時代になっていきますね~。
 この流れには、もう抗(あらが)いようがないのかもしれない。
 イッパツ、テロでも起これば、わっしょいわっしょいでそっちへ行くでしょ。
 つか、国民投票法→憲法ぶっ壊し→米軍の作戦に大手を振って参加→外地で戦死&内地でテロ&国民を戦時管理、への太い道が、はっきり見えてるわけで。

 …あっ、Nシステム訴訟に関して、私ってば何かしなきゃいけないことがあったような! いけねっ。
 毎日毎日、原稿原稿で、もう…。いや、ありがたいことなんですけど。

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2007年2月22日 (木)

225カ所のTがNに接続

2月21日(水)10時~

 東京地裁・民事第24部合議B係(裁判官は誰だっけ。メモし忘れた)627号法廷で、第2次Nシステム訴訟の第1回口頭弁論。

 11人の原告の、私も1人。
 久しぶりに、柵のあっち側の席に座ってみようと思ったのだが、他の原告に譲る。私はまた今度にしよう。

 被告・国の指定代理人の、上のほうのお2人は、似たような禿げ方。昔、『