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カテゴリー「オービス(オービスⅢ)」の161件の記事

2024年5月 8日 (水)

ぶっ飛び判決、首都高55キロ超過に懲役3月、執行猶予2年!

23080112_20240508215901  「オービス裁判、常軌を逸した求刑、なぜっ?」と3月25日に書いた。

 首都高の50キロ制限の区間での、オービスによる超過55キロ(測定値105キロ)。
 相場的には罰金8万円の事件だ。

 真っ向争った。その場合、検察官は上限の10万円を求刑する、ということが、まれにある。
 判決は、検察官の顔も立てて9万円だったり、相場を知らないのか10万円だったり、そんなのを私は傍聴してきた。

 ところが本件の求刑は、なんとなんとなんと、懲役3月!

 懲役3月は超過速度が80キロ台の相場、の求刑だ。
 金額どころか刑種を超え、超過55キロで懲役3月って、いっくらなんでもぶっ飛び過ぎ、いわゆる“あたおか”ですか?

 

 その判決を傍聴した。
 東京地裁刑事第4部、811号法廷(傍聴席20席)、内山香奈裁判官はこう言い渡した。

裁判官 「主文、被告人を懲役3月に処する。この裁判が確定した日から2年間その刑の執行を猶予する」

 どっかーん。

 判決理由に、被告人の前科は出なかった。
 飛び越えて重い刑に処するにあたり、前科があれば言わないはずがない。
 私は辛抱たまらず、終わってから廊下で被告人氏に尋ねた。やっぱり前科はないという。

 被告人氏には申し訳ないが、こんなぶっ飛んだのを傍聴できて、、、いや、あんまりはしゃがないように💦

 

 そうして、この話はこれで終わらないんである。
 その言渡しが13時42分に811号法廷で終わり、隣の810号法廷(52席)で14時から「過失運転致傷、道路交通法違反」の審理の期日があった。
 同じ内山香奈裁判官で。

 いろいろあって14時03分頃に私は法廷へ入った。
 傍聴人は私1人。ま、そんなもんでしょ。
 弁護人から被告人質問をやっていた。
 自転車の飛び出しによる事故らしかった。

 なんと! 被告人は自車両のドラレコの記録(SDカードかな)を警察に提出。
 返却されたが、動画はすべて消えていた。
 この裁判で、検察官がドラレコ動画を証拠請求し、法廷で再生した。
 その動画は、肝心な部分が2、3分、抜けていたという!

 

 内山香奈さん、この事件でも検察の追認をやるのか、あるいは…! 私はもう興味津々、これは追っかけねば!

 うざい? 来んな?
 でも、裁判が公開なのは、国民が司法を監視するためと、日本国憲法の全趣旨から解することができ、だから許してね~。

 ←5日8日21時50分現在、週間INが50で2位。

2023年9月28日 (木)

「道路交通法違反」3件、驚いた!

 本日9時50分から東京地裁の傍聴20席の法廷で「道路交通法違反」の判決。

 長年にわたり私は主に東京地裁でオービス裁判を傍聴してきたが、「うわ、ついにこんなことが起こった! 裁判官はどうすんだ? このまま判決しちゃうのか!?」という重要事件なのである。

 同じ法廷にもしも10時から色情事件の新件とか入っていたら、早々大行列になってしまう、やばっ!!!

 焦ってだいぶ早めに私は行った。ぜんぜん大丈夫だった。どんなにほっとしたか。

 判決の前に弁論再開か、と私はドキドキしたが、再開はなく、そのまま判決しちゃった。懲役4月、執行猶予3年。
 詳しくは雑誌記事かWeb記事として書かせてもらいたい。
 全国の検察官諸氏、裁判官諸氏が「マジかよっ」となるはずだ。私も「マジかよっ」となりました(笑)。

 

 11時から東京高裁で「業務上過失失火、業務上過失致傷」の控訴審第1回。
 「過失失火」「重過失失火」の裁判を私は過去に何件か傍聴してきた。今回はなんだろ、傍聴してみた。

 「ポリタンクの形状」という語が出てきた以外に、中身はさっぱりわからなかった。
 次回判決、見届けよう。

 

 11時30分、東京高裁の同じ法廷で「道路交通法違反」の控訴審判決。
 ぶっ飛んだね!
 第2事実の事実誤認と量刑不当の主張。原判決は、なんと罰金2万9千円!!!

 被告人(不出頭)には申し訳ないけど、私みたいなマニアからすれば「うおおー」である。
 2万9千円の内訳、そこがまた驚きなのだった。こんなの初めて傍聴した。
 雑誌記事かWeb記事に書かせてもらいたいと思う。

 

Screenshot-20230928-at-191110-3  15時から東京高裁の別の法廷で「道路交通法違反」の控訴審判決。
 15分ほど前に行くと、すでに16人が並んでいた。ん…?

裁判長 「主文。原判決を破棄する。被告人は無罪

 えーっ!!!
 法廷内には、報道記者席が9席あった。

 SBS信越放送が「コンビニから戻り「救護の意思は持っていた」ひき逃げに当たらず 一審の実刑破棄し逆転無罪の判決 異例の3度目の裁判 佐久市の中学生死亡事故で東京高裁」と報じている。画像はそのスクリーンショットだ。

 誰も気にしてないと思うけど(当然だよっ。笑)、この田村政喜裁判長は、横浜地裁にいたとき江口大和弁護士に有罪判決を言い渡した、あの田村政喜裁判長なのだ。
 その田村政喜裁判長が過去に東京地裁で言い渡した交通事故の無罪判決(被告人も弁護人も無罪主張じゃなかった!)も私は傍聴した。

 このことも、機会があればどこかに書かせてもらいたい。
 今夜はもう寝ます、早々と。

 ←9月28日19時30分現在、週間INが302位。

2023年3月 3日 (金)

精神疾患に苦しむ被害者の弱みにつけ込んで

 聞いてちょうだい、今日は東京地裁へ午後出勤、2件しか傍聴せずに帰ったよ!

 

 13時15分~13時30分、「準詐欺」、判決。
 「心神耗弱に乗じて1億3千万円を不当に得たか 準詐欺容疑の探偵業者」と11月2日付け朝日新聞。この中の「(27)」の探偵が本件の被告人だ。
 懲役1年6月、執行猶予4年。

裁判官 「精神疾患の影響により合理的な判断を行う能力が欠けていることに乗じて…精神疾患に苦しんでいる被害者の弱みにつけ込んで悪質…精神疾患を有することを分かっていながら歩合制の報酬を…」

 電磁波攻撃、集団ストーカー、思考盗聴を訴える方々にとって、今回の事件が、ちらっとでも病識を持つきっかけになってくれたらいいなと思いました。

 

230303  13時30分~16時、「道路交通法違反」、審理。

 13時30分から今日は、非常に興味深い「詐欺」の新件があるとマニア氏から聞いていた。ところがなかった。期日取消しか。
 そうしてこれを見つけたのだ。
 時間の取り方からして可搬式オービスの否認か!

 違った、首都高速中央環状線外回り、八丁堀3丁目1番付近のオービスⅢLx(ループコイル式で画像伝送式のたぶん最終バージョン)による、なんと55キロ超過(測定値105キロ)の事件だった! ※画像は警視庁から以前開示を受けたLxの契約書の一部。

 今日は、本件の捜査当時第3交通機動隊の警部補だった警察官、の尋問。
 いやあ、マニア大興奮、勉強になりました!

 52席の傍聴席に最初からいたのは私を含め3人ぽっち。うちお2人は、最後までいたところからして警察方面の方に違いない。
 傍聴席最前列で、居眠りしつつもうなづいたり首を横にふったり、ばりばりメモしていた、あれが今井亮一の馬鹿なんですよぅ、許してやってください~💦

 詳しくはまたの機会に。いま忙しいのだ。今夜はもう寝て夜中に起き、昼前に原稿を1本仕上げる予定!

 ←3月3日20時30分現在、週間INが30で2位

2018年11月28日 (水)

グッドウイル、折口雅博元会長の87キロ超過

 今日判決と聞いていたが、どうにも忙しく、傍聴しないっ。
 以下は11月13日付け(同月14日更新)の時事通信、の一部。

首都高87キロ速度超過で起訴 グッドウィル元会長
 東京都中野区の首都高速中央環状線で今年2月、法定速度を87キロ超える時速147キロでベンツを運転したとして、東京地検が道交法違反の罪で、人材派遣大手の旧グッドウィル・グループ(GWG)の折口雅博元会長(57)を在宅起訴していたことが13日、分かった。9月20日付。
 東京地裁(西野吾一裁判官)で13日に初公判があり、折口被告は起訴内容を認め「大変深く反省している。二度と車には乗らない」と述べた。検察側は懲役3月を求刑し結審した。判決は28日。

 「13日、分かった」とあるところからして、司法記者クラブの記者氏が当日の開廷表を見て折口さんの氏名を見つけ「おおっ!、同姓同名の別人じゃないだろな?」と傍聴したんじゃないか、という推測が成り立つ。
 「あれっ、今井の野郎、傍聴席にいないよ」と思ったかも。そうなのです、12日(月)と14日(水)は行ったのに13日(火)は私はお休みをいただいたのです。

 あれを山手トンネルというんだっけ、あのトンネル内の中野区と目黒区のオービス、本体部は天井に設置され、ループコイル式で電子式(画像伝送式)の東京航空計器のオービスⅢ、Lk型かLx型は、よく活躍している。

18061120172 超過速度が80キロ以上なら、原則として公判請求(正式な裁判への起訴)をされる。超過速度が80キロ台なら、求刑は懲役3月で決まりだ。判決は懲役3月、執行猶予が、最近は2年が普通、同種罰金前科があったりすると3年、そのへんで決まりだ。
 「二度と車には乗らない」と述べようが述べまいが、求刑も判決も変わらない。早ければ30分で判決まで終わる事件だ。

 折口さんのケースで不思議なのは、なぜ即日判決でなかったのか、である。
 私選弁護人をつけ、反省文とか嘆願書とか贖罪寄付の領収書とかいろいろ出し、犯行車両であるベンツを売却させてその書類も出し、情状証人を尋問する等、重々しくがっつりやったので、それに応えて裁判に威厳を持たせるため、約2週間後としたのか、裁判傍聴師的にはそんな想像ができる。
 弁護人は、執行猶予がついたからと成功報酬を何十万円もとるんだろうか。もしそうならおいしいなぁ、私にも1万円くれ、と思う。 ←意味分かんないです(笑)。

Img_0413

 とにかく今日の判決は私は行かない。残念だが諸君にお任せします。
 ←11月28日7時40分現在、週間INが90で3位~。 

2018年11月 5日 (月)

元大砂嵐関は執行猶予付き懲役刑か

 静岡の高速道路といえば、新東名に制限110キロの区間がある。でも本件はそこじゃないと思われる。
 以下は10月27日付けの日本経済新聞、の一部。

元大砂嵐が無免許運転か 速度超過も、静岡の高速で 
 大相撲の元幕内大砂嵐(26)=本名アブデルラフマン・シャーラン=が今年4月、静岡県内の高速道路を無免許で、速度超過をして運転した疑いがあるとして、県警が道交法違反容疑で捜査していることが26日、捜査関係者への取材で分かった。元大砂嵐は2月、長野県で無免許運転したとして道交法違反の罪で略式起訴され、3月に引退していた。
 捜査関係者によると、静岡県内の高速道路上り線で4月、速度違反自動監視装置が速度超過をした車を検知。写真を解析し、運転手は元大砂嵐とみられることが判明した。
 車は元大砂嵐名義ではなく、助手席には同乗者がいた。時速140キロ以上で走行していた可能性があるという。
 元大砂嵐は現在、米国にいるとみられ、県警は来日を待ち、詳しい事情を聴く方針。

180902 「時速140キロ以上」と記事にある。
 現行のというか従来のというか、現時点ではLSM-300以外のオービスは赤切符の違反のみを取り締まるはず。
 高速道路における赤切符の違反は超過速度が40キロ以上。だから「時速140キロ以上」という部分から、犯行場所の制限速度は100キロと推認できるのだ。

 今年4月に撮影したケースについて「写真を解析し」ってどういうことか。
 10月27日付けのNEWSポストセブン「またも無免許運転発覚の大砂嵐 時速140キロ出していた」という記事に、「RIZIN関係者が証言」としてこんな部分がある。

「試合がきっかけとなって、大砂嵐がこの4月に静岡県下の道路で、無免許運転でスピード違反を犯していた疑いが浮上したのです。当該の道路に設置されたオービスには140kmの猛スピードで走る車が映っていたものの、あまりに速すぎて車のナンバーもドライバーの顔も不鮮明だったというのですが、県警の担当者が9月30日の試合をテレビで見ていて“映っていたのはこの男だ”とピンときた。RIZINに問い合わせがあって、無免許運転だったことが発覚したというのです」

 たかが140キロで写真がブレるはずがない。従来の電子式のオービスは200キロを超える速度も測定・撮影できる旨をメーカー社員が法廷で証言している。
 ただし、なぜか写真が不鮮明なことが普通にあるようだ。単に光の具合なのかどうか分からない。オービスは検証不能な秘密機械なのだ。

180902_2 不鮮明なら「追跡捜査処理簿」とかに「顔貌不鮮明」とか記して上司の決済印をもらい、終わったはず。 ※メルマガ第1564号「奈良地裁、オービスもみ消し2万4800円!」参照。

 ところが、4月に測定・撮影した不鮮明な写真について「県警の担当者」がテレビの試合を見て思い出したという。
 もしそのとおりであれば静岡県警は得がたい人材をオービス担当にしたもんだと私は思う。忘れられないような特別な事情が何かあったのかもしれない。

 無免許で罰金前科ありぃの無免許、しかも赤切符の速度違反と合わせ技では、公判請求(正式な裁判への起訴)をされ、執行猶予付き懲役刑となる可能性が高い。
 その裁判、私が傍聴すれば、他の方が気づかないところに気づき、他の方が言えないことをいろいろ言えると思うのだが…。

 メルマガ「今井亮一の裁判傍聴バカ一代 」は、11月は以下の2号を発行した。

第2174号 速度違反で前代未聞の判決、道徳の貯金か!
 摂食障害でクレプトマニアの女性を、治療を断ち切って刑務所へ落とすため、検察官はどんな頑張りを見せるか、悪い意味で清々しい。  プラス量刑のお約束を無視した前代未聞の判決、いったいなぜ? 裁判傍聴師の推理を聞いてちょうだい。

第2173号 ベトナム人の若い男女、不法残留の理由は
 一般傍聴人に超不人気な外国人の「出入国管理及び難民認定法違反」を2件レポート。2人とも語学留学生として本邦上陸、それぞれその後なぜオーバーステイとなったのか、興味深い。男子のほうはなんと別件で執行猶予中なのだった。珍しいケースだ。

 いま購読登録すると、以上2号がすぐ送信される。そして月末まであと11号が順次送信される。
 マスコミ、警察、検察、裁判所の方にけっこうお読みいただいているようなのだが、どうもみなさん、宣伝してくれないみたい。情報を独り占めしたい、同業者に知られなくないということらしい。
 なぬ、恥ずかしくって、購読していることを他人に言えない? え~、うっそ。

 画像は大阪のオービス。マニア氏の撮影による。
 上の画像を見ると、東京航空計器のループコイル式のオービスⅢ(スリー)Lx にしか見えないが、じつは違う。下の画像がその測定センサー、防音壁に取り付けられたレーザー式なのだ。2車線対応のF型柱タイプ、オービスⅤ(ファイブ)Ls なのだ!

 ←11月5日10時20分現在、週間INが130で2位~。 

2018年6月 5日 (火)

ダッジ・チャレンジャーで235キロ、傍聴した!

 東京都内の中央自動車道、松任谷由実(荒井由実)さんとは反対方向、上り車線を、排気量6400㏄のアメ車、ダッジ・チャレンジャーでなんと235キロメートル毎時でカッ飛ばしたと大報道された事件、宣言どおり傍聴してきました。

 その東京地裁710号法廷(傍聴席52席、山下博司裁判官)は、13時15分~13時20分、「公然わいせつ」の判決が入っていた。30数席か埋まった。
 それが13時17分に終わると、ほぼ全員がどっと出て行った。多くは13時30分からの、東京高裁622号法廷(42席、合田悦三裁判長)の「強姦致傷、無免許過失運転致傷、道路交通法違反」へ移動したんじゃないかな。

1805131 この庁舎(東京高地簡裁合同庁舎)では、エロ裁判からエロ裁判への“民族の大移動”がしばしば見られる。
 エロをバカにしてる? いいえ、明らかに見られる現象について言及しているに過ぎない。私もその大移動に加わったことあるもん。エロを嗤(わらう)者はエロに泣くとも言うし。言わない? あそ。

 710号法廷は、新たに少し傍聴人がやってきて10席ちょいか埋まり、13時30分~14時30分、「道路交通法違反、道路運送車両法違反」の新件が始まった。
 なんと! 公訴事実は第6まであった。こう言っちゃ何だが「お~、そうですか」と思える、なかなかの被告人だった。一方、試験勉強に勝ち上がってきただけで人生経験が如何にもなさそうな若い検察官が、申し訳ないけど哀れに思えた。
 メルマガ次号で詳報しよう。

1805132 それが14時21分に終わり、私はもう傍聴予定がない。どぉしよう。
 いつもお世話になっている若い傍聴マニア氏に「これからどこ行くの? 俺もついてくよ」と言ってみたら…。

 14時30分~15時30分、東京地裁725号法廷(52席、中山大行裁判官)で「覚せい剤取締法違反」の審理。
 被告人はなんと、歌手の槇原敬之さんの“パートナー”と報じられた人物なのだった。
 今日は追起訴(覚せい剤の所持)から始まった。そして証人尋問、被告人質問、結審して直ちに判決…。

 裁判所を出て、まずは警察庁へ寄った。毎年もらっている、オービスの都道府県別取締り件数と設置数の2017年分をゲット。ほ~、そうですか! と。
 続いて警視庁へ行き、3件を開示請求。
 この日は早起きして車雑誌『ドライバー』の原稿を仕上げ、それから裁判所へ飛び出したもんだから、もう眠くて眠くて。

※ 画像は5月中旬のもの。散歩中に民家の庭で見かけたさくらんぼだ。桜が散ってから、さくらんぼがないか私はけっこう探しているのだが、こんな立派なのを見たのは初めて。味は? いやいや窃盗でパクられちゃたまらないんで、我慢しました。てか鳥がつついてないところを見ると、まだ甘くないのだろうと(笑)。

 ←6月5日23時30分現在、週間INが150で2位~。

2018年5月29日 (火)

オービスの不思議な入札経過調書

 東京都のサイトに「入札情報サービス Tender information service」というのがあると、警察方面の方から教わった。
 tender といえば Love me tender だけかと思いきや、入札の意味もあるのだ。へぇ~。

 それでだ、その画面の「入札(見積)経過情報」をクリックし…。
 → 「工事」について「業種の一覧表」を開き
 → 「設備工事」と「9300陸上信号機」を選択し
 → 「開札(見積)日別選択」はすべてにチェックを入れ
 → 「取扱案件部署」について「局部課の一覧表」を開き
 → 「警視庁」をクリックし
 → 「検索」をクリックし
 → 「表示」をクリックし
 → 「次へ」「次へ」と進む

1805291 「平成29年9月7日」のところに「自動速度取締機更新工事」というのがある。
 これをクリックすると、いわゆるオービスの「入札経過調書」が出てくる。

 入札者は5社あり、オービスの老舗メーカーである東京航空計器が税抜き3240万円で落札している。
 あとの4社は、あれれっ、オービスを製造も販売もしていない業者ばっかり。んで4社とも辞退。なんだこれ! 面白いでしょぉ(笑)。

180529 私は入札のことはよく知らず、なので面白がって喜んでるだけだが、こういうのって普通なんだろうか。機会があったら専門家に聞いてみたいっす。

 …と、以上はメルマガ第2104号の編集後記だ。編集後記には、裁判や犯罪の関連ばかりじゃなく、自分的に最新の面白ネタ、びっくりネタも好き放題書いているのです。うまく宣伝できたかな? 

 下の画像は、農家の直売所で買ったキャベツ(100円)と、珍しい桑の実(200円)。赤いのをひとつと緑の葉っぱを1枚添えてるところがお洒落であり、人の心遣いが感じられて良い。味は、なんかこう懐かしい気分になる不思議な味だった。

※追記: 予定価格の99.9%というところから、「警視庁が予定価格を漏らしたのだ!」という批判が出るかも。それはお門違いの批判と私は思う。警視庁がそんな不正をするとは考えられない。予定価格は東京航空計器自身が決めたんじゃないか、というのが私の読みだ。

 ←5月29日19時50分現在、週間INが150で2位~。

2018年5月23日 (水)

オービスが時速696キロと測定した件

 マジっすか? という記事が5月20日のGIGAZINEに。以下はその冒頭部分だ。太字は私。

一般道をなんと「時速696km」で走ったとしてスピード違反キップを切られる事件が発生
 免許を取って自動車を運転したことがある人の多くはスピード違反(最高速度違反)を意識したことがあるはず。平成28年(2016年)の統計によると、日本国内では1年間で約160万件のスピード違反が取り締まりを受けており、数々の交通違反の中で最も多い違反となっています。普通のスピード違反だと「10キロオーバー」や「30キロオーバーで一発免停」などのレベルで恐々とするものですが、海外ではなんと一般道を時速696kmというあり得ないスピードを出したとして反則切符を切られるという事態がおこりました。

 私みたいなマニアは「反則切符を切られる」というところに引っかかってしまう。原記事をチラ見した限りでは「the speed indicated on the letter he received from police」、警察からの手紙に記されていた速度、ということなのかな。
 この取締りは自動速度取締装置(略して時速機。日本では一般にオービスと総称)によるものと解される。時速機が測定・撮影したあとの手続きも、ペナルティとしての金員の法的性質も、日本とは異なるようだ。
 ま、そこは措いといて、同記事中にこんな部分がある。 

 目を疑った男性は、この書類をベルギーの交通当局に送り返して説明を求めました。すると、案の定というべきか、この数値はコンピュータープログラムのエラーによってはじき出されたもので、実際の速度は時速60kmだったことが判明しました。あり得ないスピードで摘発されるところだった男性は疑いが晴れたことでホッと胸をなで下ろしたはずですが、最終的には「10キロオーバー」でキッチリと違反キップを切られ直したそうです。

 コンピュータープログラムのエラー!? 重要なのはそこである。エラーだとなぜ分かったのか。
 その「男性」以外からも「俺は700キロと測定されてる!」等続々とクレームがあり、調べてみたら、間違った計算式を入力して10倍以上の測定値を表示するようになっていた、パトカーを走行させて測定してみたら500キロと出た、とか?

170331lk そうじゃないとすれば、エラーはどう発見されたのか!?
 The letter  from police には、ナマの測定値らしきものと、あり得るプラス誤差をマイナスしてペナルティ徴収の根拠とする測定値と、ふたつ記載されている。
 そいうやり方をするところを見ると、もしかして、たとえばそのオービスがレーダー式の場合、発射した電波の周波数と、違反車両に反射して戻った電波の周波数、そういうのもじつは装置内で記録しているんじゃないか。たとえばループコイル式なら、最初のループ(電磁コイル)が違反車両を感知した時刻と、6.9m先のループが感知した時刻とか。そういうのをチェックして、エラーが発見されたのかもっ!

 日本のオービスには、あり得る(とされる)プラス誤差をマイナスした測定値のみしかない。ナマの測定値も、各段階での記録も一切残さない。つまり、エラーがあっても絶対にチェックできないシステムになっているのである。
 なぜ? 答えはずばり、日本のオービスにエラーはないからだ。
 もう少し詳しく言うと、何らかのエラーがあれば写真を撮影しないようになっており、写真が写ったこと自体が、エラーがなかったことの証明になるのだ。

 どうでぇす、日本のオービス、すごいっしょ。ただ、なんか背中が寒くなってくるけど(笑)。
 画像は岐阜県内の、東京航空計器のオービスⅢLk型。背中合わせなのが珍しいと、マニア氏が撮影して送ってくれた。ありがとう~。

 あそうそう、「最終的には「10キロオーバー」でキッチリと違反キップを切られ直した」という部分が非常に興味深いのだが、それはまた今度。

 ←5月23日8時10分現在、週間INが120で2位~。

2018年3月 1日 (木)

時速235キロでオービスに

 今日は強い心で裁判所行きを休んだ。
 メルマガの2月の最終号を昼頃に送信。東京は風も止み急に暖かい青空となったので、運動がてら自転車で広範囲へ買い物等に出かけた。
 途中、静かな住宅街に煙が見えた。火事だった! 警察官だけがいて消防車はまだだった。
 やがて消防車はきたものの、木造2階建ての家1軒が燃え落ち、隣家へ延焼するのを間近で見届けてしまった。
 住人は留守だったようだ。帰ってきたときのショックは如何ほどだろう。
 火事は怖ろしい。なんかものすごく疲れてしまった。火の用心、しようと思った。

 あとで遠回りして現場へ行ってみた。鎮火していた。規制線のところに立っていた警察官が私をじろじろ見た。成果をチェックに戻ってきた放火魔を見るような目だった。あの目から察するに、放火だったのか?

 帰宅すると、マニア氏からメールが届いていた。びっくりな報道を見たかと。
 以下は3月1日付けテレ朝ニュース。

中指立ててオービス通過 時速235キロで中央道を…
 東京・国立市の中央自動車道で法定速度を135キロ、オーバーした時速235キロで車を運転したとして41歳の男が逮捕されました。
 ■■■■容疑者はおととし1月、国立市の中央自動車道で、時速100キロの法定速度を135キロ超える時速235キロで車を運転した疑いが持たれています。警視庁によりますと、現場の自動速度取締機、通称「オービス」に前方のナンバープレートを外したスポーツカーが映っていて、所有者の■■容疑者が浮上しました。■■容疑者はおととし、都内の別のオービスに向かって中指を立てながら速度違反をする姿が映っていて、これまでに同じ車で5回以上の速度違反を繰り返していたということです。■■容疑者は「自分かどうか分からないので、認めません」と容疑を否認しています。

 あそこにあるオービスは何だっけ。三菱はすでに交通取締り機器から撤退していることもあり、東京航空計器のオービスⅢ、Lk型かLx型かなと思う。
 拙著によれば、Lk型は240キロまで測定できる。そのことは東京航空計器の証言専門社員氏の法廷証言で聞いたと記憶する。

 本件被疑者はどうなるのか。
 これはもう略式による罰金では済まない。警視庁が逮捕したというのだから、東京地裁の法廷へ出てくるはず。
 速度違反の最高刑は懲役6月。東京地裁における首都高速、高速道路の鉄板相場は、超過80キロ台が懲役3月、90キロ台が懲役4月だから、本件の求刑は懲役6月だろう。
 初犯なら普通必ず執行猶予が付く。超過80キロ台だと執行猶予は2年か3年。本件は4年か5年かも。
 ほかの5件がどうなるか、分からない。5件の超過速度にもよるけれども、合計6件の起訴となれば、実刑の可能性はあるかな。
 期日を調べて必ず傍聴しよう。

 そんなことより大変なのは、バカげてるとしか言いようのないぶっ飛んだ冤罪、北陵クリニック事件だ。 ←リンク先のサイト、見た目は古くさく大量の文字があるけど、読みやすく分かりやすく、なんと有名なお医者さんがつくったサイトなのだ。
 2月28日、仙台高裁は先輩裁判官らのメンツを守った。世の中でいちばん悪質な犯罪者は裁判官たちだと思う。守大助さん、そのご両親の気持ちを思うと涙が出そうになる。

 ←3月1日19時40分現在、週間INが120で3位~。 

2017年10月25日 (水)

反則金が6百億円台を割った!

 スピード違反は、反則金か罰金(上限10万円)か、とにかく金で済むと、『ドライバー』や『ラジオライフ』の以前からの読者氏、また拙著やメルマガの読者氏以外は思い込んでいるようだ。
 でもそりゃ大間違い!

Img_1624 超過速度がめちゃめちゃ高いと、原則、地裁へ公判請求(正式な裁判への起訴)をされて懲役刑を求刑される。
 普通は必ず執行猶予が付く。つまり直ちに刑務所行きとなることはない。
 ところが、公務員や医師や不動産業者などは、執行猶予付きでも懲役刑を食らうと、失職、医業停止、免許消除がヤバくなる。

 首都高速の場合、懲役求刑かどうかの境目は超過80キロだ。
 超過速度が80キロ台は懲役3月、超過90キロ台は懲役4月、上限は懲役6月。
 地方の、片側1車線で制限40キロの道路なんかだと、超過60キロ台で懲役求刑だったりするようだ。

Img_1625 正式な裁判の法廷に被告人として立たされて初めて、スピード違反でも懲役刑があるのだと知り、「どうか罰金刑に!」と必死にお願いする、しかし裁判官は量刑相場を崩さず、無惨に執行猶予付き懲役刑とする、そういう裁判を私はさんざん傍聴してきた。

 10月24日(火)、まさにそういう裁判の判決があった。被告人は医師、超過84キロ、求刑は懲役3月。
 なんと判決は罰金10万円だった! 非常に珍しい!
 なぜ裁判官は罰金刑を選択したのか、他の事件と違う点がひとつあった。同種事件をさんざん傍聴してきた私にとって、非常に、なんというか…。メルマガ次号でレポートしよう。

 画像は、先日警察庁でたっぷりコピーしてきた「交通事故統計年報」の一部、罰則を伴う交通違反のデータだ。
 2016年、取締り件数がついに600万件台に突入した。反則金納付額はついに500億円台にまで落ち込んだ。これは何を意味するのか、メルマガ第1994号の編集後記に書いた。
 ちなみに、「1件当たりの金額」つまり単価がどんどん減っているのは、2006年6月以降、駐車違反の多くが反則金から放置違反金へ移ったこと、スピード違反取締りの減少幅が大きいせいと思われる。
 駐車違反とスピード違反は、他の違反に比べて取締り件数が多いうえ反則金が高いのだ。

 さて今日は、逆転有罪かもしれない交通事故の判決と、父親殺害を殺し屋に依頼したとされる事件の論告弁論を傍聴に行かねば。私は殺し屋のほうの裁判も傍聴しているので、こっちも見逃せないのだ。じゃねっ。

 次はこれを読もうと。

 ←10月25日8時50分現在、週間INが220で1位~。

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