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カテゴリー「交通/飲酒運転」の87件の記事

2017年9月17日 (日)

距離30センチを飲酒運転して有罪

 交通違反マニア的にはいろいろ見所がある。以下は9月15日付け Record China。

韓国で「30センチだけ」飲酒運転の男に有罪判決=韓国ネット「何とかしてあげて」「彼を捕まえた警察っていったい…」
 2017年9月14日、韓国で30センチの距離を飲酒運転した罪で起訴された男に有罪判決が言い渡された。韓国・聯合ニュースが伝えた。
 ソウル南部地裁は同日、飲酒運転をしたとして起訴されたトラック運転手A(48)に対し罰金200万ウォン(約19万5000円)を科したことを明らかにした。Aは昨年12月2日午前3時50分ごろ、ソウル市内の路上で酒に酔った状態で自身の1トントラックを運転したとして起訴されていた。
 裁判所によると、Aは当時知人と酒を飲み、トラックの運転を代行業者に任せ自宅近くまで帰ったという。その際、代行の運転手が近隣の店の前にトラックを止めたため、Aはこの店に迷惑を掛けてしまうと考え「入り口前を避けて駐車してほしい」と頼んだが、運転手はそのまま帰ってしまった。そのため仕方なくAが自ら車を移動しようとしたところで警察により摘発。血中アルコール濃度は免許取り消しレベルの0.122%だったが、運転距離はわずか30センチにすぎなかった。
 Aの弁護人は法廷で「緊急避難(自身や他人の法益のため、現在の危険を避けるための行為に妥当な理由がある場合は罰しないという法理)」を掲げて無罪を主張した。しかし裁判官は「Aが直接運転しなければならないほど緊急で困難な状況ではなかった。別の代行や警察を呼ぶなど、周りの助けを呼んで車を動かすこともできたことから、緊急避難には該当しない」として、有罪判決を言い渡した。
 事件のいきさつと判決を知った韓国のネットユーザーからは多数のコメントが寄せられているが……(中略)……判決に「待った」を掛ける声が大部分を占めている。
 取り締まった警察に対しても……(略)。
 事件や裁判の話題に法律関連のコメントは付き物だが、今回も「法の融通が利かな過ぎ」「強者に対してはかなり融通が利くのに!」など嘆く声がみられた。(翻訳・編集/松村)

 日本の場合、普通乗用車で酒気帯び運転の初犯は、罰金30万円が相場だ。酒酔いだと40万円か50万円か、そこはまだよく分かってない。
 韓国の「約19万5000円」は安いと思う。平均賃金が日本とは異なるのかもしれないが。

Tn_dsc_1191 血中アルコール濃度は「0.122%」だったという。
 日本ではパーセントを使わない。呼気1リットルにつき0.15mg、血液1ミリリットルにつき0.3mg(道路交通法施行令第44条の3)、それ以上が処罰の対象とされる。
 血液1ミリリットルにつき0.3mgって何パーセント? わ、分からん…。
 ちなみに日本は、呼気1リットルにつき0.25mg以上の違反点数は25点。完全に免許取消処分の対象だ。

 血中0.122%って日本の基準では血中何mgに相当するのか、なんで小数点以下3桁なのか、分かる方がいたら教えて~。

Tn_dsc_1197 わずか30センチを運転しただけ、について。
 日本では、各事件を処罰すべきかどうかは検察官が決める。検察官が不起訴とすれば、処罰なし。
 起訴すれば、裁判官は間違いなく有罪(=処罰オッケー)とするだろう。なぜなら、検察官が処罰すると決めたから。日本の裁判、司法は、そういうものなのだ。
 ただ、30センチという珍しいケースでは、求刑が罰金30万円のところ判決は罰金20万円、という思い切ったことをやってのける裁判官はいるかもしれない。

 上掲記事でいちばん違和感をおぼえるのは、「ネットユーザー」らのコメントについて、「判決に「待った」を掛ける声が大部分を占めている」とある部分だ。
 日本だったらもう、その「トラック運転手A(48)」をぼろくそのぼろぼろのくそくそに中傷するコメントが圧倒的多数じゃないのかな。

 関係ないけど、韓国にも裁判傍聴マニア、交通違反マニアはいるのかしら。勾留もとえ交流してみたい。

※ 画像は、ループコイル式オービスの設置工事かと思われる。もしそうならマニア的にはスクープ画像だ。どこで撮ったんだっけ。もしかして読者氏からのいただきものかも。そんな気もする。いやたぶんそうだ! すごいのをいただきありがとうございますっ。

 ←9月17日0時10分現在、週間INが160で1位~。happy01

2017年5月12日 (金)

ガリガリガリクソンさんは公判請求で懲役求刑か

 以下は5月12日付け毎日新聞、の一部。

<ガリガリガリクソンさん>酒気帯びの疑い、逮捕状請求へ
 タレントのガリガリガリクソンさん(31)が大阪市内で酒気帯び運転した疑いが強まったとして、大阪府警が道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで逮捕状を請求することが12日、捜査関係者への取材で分かった。同日朝、同市中央区内の路上で、車内で酔った状態で寝ていたことから発覚。「ミナミで酒を飲んだのは覚えているが、運転していたことは覚えていない」と話しているという。
 捜査関係者によると、12日朝、中央区内の路上で「車がパンクしてとまっている」と通行人から通報があった。警察官が駆け付けると、運転席でガリガリガリクソンさんが1人で寝ており、酒の臭いがしたため調べたところ、呼気から基準値以上のアルコールが検出された。周辺の駐車場から、ガリガリガリクソンさんの車が出る様子が防犯カメラに、映っていたという。

 政令値(呼気1リットル中0.15ミリグラム)以上のアルコールを体内に保有して運転したか、またはアルコールの影響により正常な運転ができない状態で運転したか、どちらかが立証されたとして…。

Img_0582_2 前者の場合、運転したのが普通車で初犯なら、赤切符を切られて罰金30万円で決まりだ。
 略式処理のケースなのに、わざわざ逮捕状を取る、ふつうなかなかないことだと思う。

 交通ジャーナリストと裁判傍聴師、二足のわらじを履く者としては、こりゃ体刑事案なのかなと想像する。

 昔、普通車の初犯の酒気帯びは罰金20万円だった。2度目だと罰金25万円だっけ。罰金前科の間隔にもよるが、まぁだいたい罰金前科2犯で公判請求(正式な裁判への起訴)をされ、懲役刑を求刑された。
 ところが2007年9月19日、飲酒運転の厳罰化があった。大報道されたのをご記憶だろうか。
 その後、罰金前科1犯でもう公判請求のケースが、法廷へ出てくるようになった。交通ジャーナリストと裁判傍聴師、二足のわらじの俺だから気づいた、世間が知らない厳罰化といえる。

 さらにその後、罰金前科なしでも、物損事故を伴っていたりすると公判請求、というのが普通になった。物損とはいえ飲酒運転の危険性を顕在化させ、悪質! というわけだ。この厳罰化も報道されてない、と思う。

170510 赤切符で罰金処理ではなく、通常書式で懲役求刑、を体刑事案という。
 体刑事案だから令状逮捕するってもんでもなかろう、と思うけれども、車がパンクしていたとされることから、何か建造物とかに激しく衝突したことがうかがわれ、逮捕状のこととあわせ、ガリガリガリクソンさんは公判請求されるのかな、と。
 そしたら大阪地裁の法廷に被告人として立たされることになる。傍聴券抽選になるんだろうか。傍聴したいけど…。

 ちなみに芸人さんが被告人の事件を俺は何件か傍聴してきた。
 たとえば、メルマガ第1680号「有名芸人、無免許で執行猶予中の無免許!」、第1687号「ベイビーギャング、男前芸人の判決、詳報」の事件とか。
 有名芸人さん(どなたか不明)の運転手をやらせてもらううち、その有名芸人さんが置き忘れたカードを不正に使い…というのもあった。超有名芸人さんのマネージャーの交通事故、なんとその執行猶予中に覚せい剤、というのも傍聴し、レポートしたっけ。

 なお、俺の表向きの肩書きは交通ジャーナリストだけども、メルマガ「裁判傍聴バカ一代」は、交通事件ばかりじゃない。てか交通事件以外のレポートが圧倒的に多い。近頃は「窃盗病」を追っかけてる。窃盗病者以上に、検察官も裁判官も病的じゃないかと思え、そういうところに俺はわくわくするのだ。
 色情系事件ももちろんレポートしてる。特に今は、女子学生との不倫から発展した、「被害者」とされるほうが悪いんじゃないの? と思える事件が2件、同時進行してる。いったいどうなるのか、これは最後まで追っかけよう。

 さてメルマガ次号を急ぎ書かねば。次号は、おそらくは長年鉄道会社に勤務したらしい50代男性が、万引きで執行猶予判決を受け、同じ月のうちにまた万引きをやった! 「もう絶対しない!」と力強く語るところからして、嗚呼、出所後きっとまたやるんじゃないか…という事件をレポート予定。じゃねっ。

※ 画像はいずれも北区滝野川の究極の居酒屋「昭和」にて。画像上は、たまねぎの輪切りに豚肉を巻いたやつ。赤、黄、緑の野菜が添えられ、マカロニサラダまで付いて、これで1皿110円。画像下は、レバニラ炒めと、昆布の煮物にホタテを載せたやつと、食べかけの春巻き。これらも1皿110円。ホッピーは外が110円、中が110円。外国人観光客がSNSにアップしたら大変なことになるっ!

 ←5月12日15時50分現在、週間INが210で1位~。happy01

2015年1月 9日 (金)

酒気帯び運転、逆転無罪!

071115_se 日本酒1合をイッキ飲みしてすぐ普通貨物自動車(軽トラかな)を運転、2分後にシートベルト違反で捕まり、それから約30分後かな、北川式SE型(拙著『なんでこれが交通違反なの!?』の134~135ページ)で呼気検査、0.2mgと出て、酒気帯び運転で検挙された…。

 この事件の控訴審判決が今日あった。原判決破棄、無罪!

 逆転無罪の理由は、非常に分かりやすかった。メルマガ次々号に書く。次号は危険ドラッグ運転の量刑と、常習下着ドロをレポートすべく、もう書き進めちゃってるので。
 全国の警察官諸氏よ、同じ轍を踏まないよう、メルマガ次々号を読んどきましょう、うんうん。よし今回も上手に宣伝できたぞ。happy02

 ←クリック先の画面の右下に当ブログの順位表示あり。1月9日16時20分現在27位~。weep

  

2014年8月20日 (水)

26歳、元キャバ嬢の飲酒運転、びっくりな展開に!

 20日(水)、自転車で近所の農家の直売所を11カ所巡り、最近見つけた遠くの激安八百屋へ足を伸ばしてスイカ等を買い、汗だくで帰宅、シャワーを浴び、さて少し仮眠しようか、熱中症気味だもの…。

 ところがっ、ふと「neet1978のブログ」を見たら、13時30分から東京簡裁で「道路交通法違反」の新件があるじゃん!
 うわ~、今日は完全に休むつもりでいたのに、勘弁してよぅ~。
 じゃなくてぇ(笑)、「neet1978のブログ」さん、マジありがとう、俺は疲れた体に鞭を打ち、出かけたのだった。

 被告人は26歳の元キャバ嬢。池袋のクラブで飲酒しての、ベンツでの飲酒運転。検査値は0.6mg
 俺の興味としては、自白事件なのになんで公判廷へ出てきたのかってこと。つまり、なぜ略式による罰金(たぶん30万円)で終わらなかったのか。

 だぁが、そんなのを吹き飛ばす、びっくりな展開になるのだった!
 被告人が言うようなバカなミス(って被告人はそれがミスと気づいてないようなんだが重大なミス)を警察官がするはずはなかろう、と言いたいところだが、交通違反マニアの俺からすると、現場の警察官たちは知識不足からつまらないミスを、けっこうやっちゃってるのかも。
 次回は警察官の尋問を行うことになりそう。これは追っかけねば! 「neet1978のブログ」さん、マジありがとう。

 結論、警察庁および都道府警警察の諸氏よ、俺を交通取締りアドバイザーとして雇いましょう。レクチャーまたは講演が終わってからの大宴会、もちろんお付き合いしますとも。
 報酬は年間20万円にマケときます。警察庁+47都道府県警で合計960万円、いひひ。嗚呼、取らぬ狸の皮算用は楽しいな~(笑)。

 びっくりな展開の「道路交通法違反」の詳細はメルマガ次号で!

  

2014年4月 3日 (木)

警察は自白を強要し冤罪をつくると元警部補が公言

 「元警部補に逆転無罪 飲酒検知捏造事件で大阪高裁」と3月26日付け産経ニュース。さらに同日付で…。

逆転無罪の元警部補「復職したい」
 「家族や親戚(しんせき)に迷惑をかけたが、よく頑張ってくれた。支援してくれた方々に感謝しています」。飲酒運転の取り締まりでアルコール数値を捏造(ねつぞう)した罪に問われ、大阪高裁で26日、逆転無罪判決を受けた山下清人元警部補(59)は、大阪市内で記者会見し、笑顔でこう語った。
 山下元警部補は平成24年3月、証拠隠滅容疑などで大阪府警に逮捕され、その後約半年間にわたって身柄を拘束された。
 逮捕後の府警の取り調べについて「容疑を否認すると『ボケ』『カス』などと乱暴な言葉を浴びせられた。悪いことをした汚い手で孫を抱くことができるのかなどといわれ、精神的に参った」などと振り返り、「やってもいない事実がつくり上げられ、何を言っても信用してもらえなかった」と府警の捜査のあり方を批判した。
 その上で「近年、府警ではさまざまな不祥事が発生している。今後は証拠に基づく適正な捜査を進めてもらいたい」と求めた。
 山下元警部補は24年6月に懲戒免職処分を受けたが現在、府人事委員会に不服を申し立てている。「復職して再び警察官として働きたい」と話した。

 元警部補氏の同僚らはともかく、警察組織としては、元警部補氏を切り捨てると決めたのだ。
 しかも、元警部補氏は、警察が身内に対しても公平に自白を強要し、冤罪をつくるのだと、組織に長くいた者として、公言しちゃったわけだ。「今後は証拠に基づく適正な捜査を進めてもらいたい」なんて、警察庁を差し置いてたかが警部補ごときが何を言いやがる、だろうし。
 仮に復職できたとしても…いや、すぐに定年だからいいのか。支給停止になってるだろう退職金の問題が大きいのか。

 この事件、普通なら運転者が出廷し、証言したはず。どんな様子だったのか、検察官は被告人質問でどう突っ込んだのか、東京だったら地裁も高裁も俺が狙ってぜんぶ傍聴し、メルマガで詳細レポートしたのにぃっ。ま、しょーがない。

 逆転無罪を言い渡した横田信之裁判長の経歴を「e-hoki」で見ると、「検事」も「最高裁」もなく東京での勤務もない。ほぉ~、東京高裁ではあり得ない経歴だ!

  

2012年10月25日 (木)

セレブ美人妻の酒酔い運転

 眠くてたまんないんだけども、10時からの「道路交通法違反」、また中国人による運転免許のカンニング事件かもしれない、行かねばならぬ男が1人、行かせたくない女が1人、ふたりの恋の城ヶ崎sign01

 無理して行ってみたらばっ、カンニングは無関係、セレブ美人妻の酒酔い運転(0.8mg)なのだった、嗚呼。
 とはいえ、これはこれで印象深い裁判だった。お年寄り弁護人が、普通は当然出す(裁判官も求める)はずの書証を出さず、まったく頓珍漢なことで情状証人(夫)の尋問を20分近くやっちゃってsign01 検察官が何度も首をひねるのが、私は可笑しくて可笑しくて。

 そのあと結局、16時18分まで、いろんな事件を傍聴したのだった。
 
 
 弁護人が期日をすっぽかして…とか、前刑の痴漢は女性下着を着用しての犯行で…とか。

 オービス否認事件も傍聴した。今日は被告人質問。白人風美女弁護人の主質問は非常に簡潔。いいね~。検察官も、地検の“正義君”と違って、よけいなことは言わないタイプ。なのに裁判官が…sign01
 オービス事件での測定値の否認、どこがポイントなのか、今回よぅく分かったような気がした。

 以上のうち、どれをメルマガで簡潔に詳報するか、悩んじゃう。裁判所は休みの土曜も発行してるから、そっちへ分けることにしようか。

 以下の2冊、左のを読み終わった。非常に面白い。今は裁判所への往復の電車で、右のを読んでる。これも非常に面白いですわ。

 アマゾンでは現在、左はロープライス75円、右は1円sign02 しょんなバカなっ。
 価値と値段が、乖離を通り越してるっつーか、なんか、うまく言えませんけど(←ある被告人の口癖)、現代社会は狂ってるか病んでるか、どっちかに違いないと震撼する(※)。
 ま、私も自分のメルマガを105円(1号当たり約4円)に設定してるんで、偉そうなことは言えないかもしんないけどさ。

 我々は、国会議員(当選して政権を握ること=国家予算を国民買収費にできることが絶対目標)を選ぶに当たり、最悪か極悪か、どっちかしかないと昔から言われてるのに、「国会議員は国民のためいつも最善を尽くしてくれる」旨の前提のもと、報道と称してごちゃごちゃ文句を言う、そんな新聞・テレビにも震撼する次第。
 極悪や兇悪より、最悪のほうが若干まし、そう腹をくくらざるを得ないのに。うまく言えませんけどね(笑)。

2012年9月27日 (木)

女性巡査長の酒酔い運転を傍聴

 今日は朝9時15分頃に裁判所へ行ったにょ。なぜ? それはまだ秘密。sweat01

 午後は13時10分~13時20分、東京地裁・刑事第6部、山崎威裁判官、725号法廷(52席)で「電子計算機使用詐欺」の判決。キャバ嬢に6億円を貢いだ事件。第1回(7月5日)を傍聴してたんで判決も見たかったが、パス。阿曽山大噴火さんによると、求刑8年のところ、懲役7年、未決100日算入だったそうだ。

 それをパスして私は、13時30分~14時30分の「道路交通法違反」の法廷(20席)の前に、12時45分から張り付いてたのだsign01 交通違反マニアとしてこれは絶対見逃せないからsign01
 隣の法廷(20席)に「売春防止法違反」の新件が入ってて、そっちが早々と大行列になりあふれた傍聴人がこっちへ来ては困るから、また警視庁の警察官らが大勢で早々来ては困るからっ。 ←これが傍聴強迫症の症状ね。weep
 以下、7月8日付け産経新聞の一部。

乳児置いて逃走…飲酒運転で警視庁巡査長の女を逮捕
 酒に酔って車を運転したとして、警視庁亀有署は道交法違反(酒酔い運転)の現行犯で、警視庁組織犯罪対策5課の巡査長、■■■容疑者(32)=東京都江東区■■=を逮捕した。警視庁によると、■容疑者は育児休暇中で「育児のストレスで、夫に隠れて酒を飲んだ」と供述している。

 絶対見逃せないでしょ?
 で、なかなかに見所の多い裁判だった。犯行に至る経緯は、私としてはだいぶ肯けた。可哀想に。
 巡査長は交通取締りを3年ほどやってたそうで、それをネタにした検察官の突っ込みは、地検の若い検事って交通取締りの現場のこと(私よりも)何も知らないんだなぁ、と。拙著を読んで勉強してくださいね、きゃっ。happy02

 あと、今日は、3分の1ほど残った焼酎のペットカップを傍らに、崩れそうになって居眠りしてる、いちおうスーツ姿だけどホームレス風の年配男性を見た。歩いてるところも含め、合計4回見た。裁判所内で、ですょ。そしてなんと、上着の左襟に弁護士バッヂが。ええーっsign02
 以上、詳細はメルマガでっ。

 「酒酔い運転で警視庁警部補を現行犯逮捕」と9月27日付け産経新聞。これも公判請求で懲役求刑となる可能性が高いんじゃないか。たとえ酒気帯びでも、0.5mg以上で物損事故を伴ってると、同種前科ナシでも公判請求、そういうのを私は複数傍聴してきたので。

2009年11月26日 (木)

消えた人身事故

oneonetwofive日(水) そのtwo

clip 13時10分から東京簡裁・刑事2室3係(磯和和隆裁判官)728号法廷で、「窃盗」の判決。
 2室3係は久しぶり。どうも片寄りが出るんだよね。地裁刑事21部なんて10月、11月は全く行ってないし。ごめんね~。え? お前なんか来るなって? うぇ~んcrying

 約1年前に東京簡裁で「窃盗」により懲役1年6月、執行猶予3年の刑を受けての、スーパーでの菓子等54点の窃盗。
 懲役1年、未決20日算入。訴訟費用は不負担。
 13時12分閉廷。

 そばの地裁727号法廷で13時30分~15時、「道路交通違反、業務上過失傷害」の新件があり、てぇことは2007年6月12日より前の、酒気帯びか無免許による人身事故か? 2年半近く経て公判廷へ出てくるって、よっぽど重傷事故だったのか? あるいは…。
 と傍聴するつもりでいたが、夕べ4時間ほどしか寝ておらず、15時まで保ちそうもなく…。

clip 13時20分から東京高裁・刑事3部(金谷暁・山内昭善・安藤章裁判官)410号法廷で、「道路交通法違反」の判決。
 被告人(在宅)は、最近薬物で有罪判決を受けた某俳優にちょと似てた。傍聴席にいる美人と可愛い女の子は、その妻子か…。
 20005年4月に覚せい剤で懲役1年6月、執行猶予4年の判決を受け、2008年11月の無免許&人身事故は罰金刑で済み、そして本件は2009年6月の、必要性、緊急性は何らない無免許運転。懲役4月の実刑は重すぎると控訴したが…。
裁判長 「本件控訴を棄却する。主文は以上です」
 訴訟費用は不負担。

clip 13時30分から今日2件目の、東京地裁・刑事19部(角田正紀裁判官。角は下の部分が用、紀は右側が巳)719号法廷で「道路交通法違反」の新件。
 二日酔いの酒気帯び運転(0.5mg)&物損。交通罰金前科4犯。うち酒気帯び2件。
裁判官 「被告人の飲酒はあれか、友人となの、独りなの」
被告人 「独りが多いです」
裁判官 「(書証を手に取り) 当時の部屋の写真、これすごいよね~」
 缶ビールの空き缶などで埋まってるんだそうだ。
裁判官 「これ質問じゃないんだけど、仕事のほうはちゃんとできるみたい。社会生活きちんとできてるのに、どーしても交通違反ヤメられない人がいるんだよね。これくり返してると刑務所行きだよ。実刑判決もらって初めて目が覚めるんだけど、(反省しまくって猶予判決を求めても)もう済まない段階きてるんだよね。あなたも土俵際だよ」
 求刑は懲役7月。
 本件の物損事故は、同乗者がむち打ちの傷害を受けており、本当は人身事故なんだそうだ。ケガの程度が軽ければ「自動車運転過失傷害」は不起訴、という原則があるにしても、裁判員裁判に人手を割かれての“罪数落とし”も、あちこちにあるんだろうなぁ、と想像した次第。

 途中、やっぱりだいぶ居眠りしてしまった。こんなんじゃ傍聴しても意味がない。とっとと帰ってベッドで寝ることに…。

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 この日の朝、民事の裁判、行政訴訟か国賠を傍聴してる夢をみた。なかなか面白いスジの裁判で、原告代理人がなぜか東京区検の渡邉賢二検察官なのだった。うわぁ、これはすごいぞと興奮して明け方、目が覚め、どういう事件か反芻してるうちに眠れなくなり、それで睡眠が4時間くらいだったわけ。
 あんなに反芻したのに、裁判所へ行く電車の中ではもうほとんど思い出せず、今はもう上記のこと以外消え去った。まるで恋のよう、あるいは人生のよう。恋も人生も、一夜の夢か…。なーんつって、きゃはっ。heart03

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  flair 裁判員制度はいらない!大運動 flair

2009年9月13日 (日)

警察官と被告人、どっちがウソつき?

nineoneone日(金) そのfive

clip 15時から東京簡裁826号法廷で、8月26日に第1回を傍聴した「道路交通法違反」(酒気帯び0.63mg)の第2回。
 被告人の違反を現認したという西新井署地域課の巡査部長、の証人尋問。

 前回、被告人の調書には要旨、
「飲酒し、千鳥足になるほど酔っているのがわかったので、バイク(100cc)にまたがり足で蹴って帰ることにした。エンジンはかけたが、アイドリング状態、駆動がかかってない状態だった。ヘッドライトは自動的に点灯する。ヘルメットはかぶった。メーターパネルにあごをつけるようにして、たぶん10キロくらいの速度で、路面を足で蹴りながら進んでいくと、右折の際、転倒してしまった…」
 とあるらしかった。

 運転の定義は、
「道路において、車両又は路面電車(以下「車両等」という。)をその本来の用い方に従つて用いることをいう」(道路交通法第2条第1項第17号)
 であり、被告人のそういう行為が「運転」に当たるのかどうか、そこが問題になるのかと私は思った。
 足で蹴って、せいぜい歩く程度で、というなら、バイクにまたがったのは体とバイクを支えるため、バイクを押す行為にすぎない、という考え方もあり得るとしても、10キロくらいだと、どうだろう、下り坂をエンジンを切って惰性で下るのは「運転」に当たるという判例もあったっけ…と思った。

 ところが、現認警察官の約55分間の証言を総合すると、こんな感じか。
「深夜1時過ぎ、自転車で1人、パトロールの途中、交差点を渡ろうとすると、バイクが普通に走ってきた。中央寄りを走っており、速度は15~20キロくらいだったので、右折するのだろうと思い、自分は急いでいないので、バイクが通過するのを待った。するとバイクは右折時に転倒した。進行方向から90度回転した位置でバイクは倒れ、運転者の右足がバイクの下になった。人命救助のため近寄って声をかけたとき、運転者の酒臭に気づき、応援を呼んだ」
 「運転」に当たるかどうか、ではなく、完全に運転していたというのである。しかも、見間違いの可能性がないほど、普通に運転していたというのである。

 被告人と現認警察官の言い分が(事実が)、真っ向から違ってる。
 こうなると、残念なことだが、どっちかがはっきりウソと認識したうえでウソを言ってる可能性がある。
 そうだとして、ウソをつく理由、どういう理由がどっちにどれくらいあるのか。
 一般的には、
「被告人には刑責や行政処分を逃れたいという動機がある。一方、警察官は、職を賭してまで見も知らぬ者を罪に陥れるはずがない」
 を絶対の大前提として、被告人の言い分を疑って疑って疑い抜き、警察官の言い分については信用できそうな部分を何とか探しに探し…となるのだが、1室1係、虎井寧夫裁判官は、たぶんそんな一般的な認定はしないはず。
 さぁ、どうなるのか…。

 ちなみに、私のこれまでの取材や経験からすると、警察官はあからさまなウソを平気で堂々と言い切ることがある。珍しくない。しかも、各部を整合させるのが上手だったりする。裁判所をナメてるというか仲間だと思ってる、という面もあるのだろう。
 一方、運転者のウソは、重要な部分があいまいだったり妄想じみてたり、すぐウソとわかる。というか、途中で面倒になり、「どうせ勝てねぇから」とか言い訳し、崩れてしまいやすい。法廷へ出てまでウソを押し通そうするのは、よっぽどの変人であり、変人らしさが見える。そんなことが言えるかと思う。

 次回は、とりあえず被告人質問。
 弁護人がどれだけ時間をかけて被告人の説明を聞いてるか、被告人は拙著『改訂新版 なんでこれが交通違反なの!?』のQ120や、参考記事「裁判官が悪いと言う前に」なんかをしっかり読んでくれてるか、そのへんが(被告人の言い分がウソでない場合は)ひとつ分かれ目になるんじゃないか、「運転」の解釈はまた別として。

 だが、次回期日は連休明け。すでに同時刻に「公然わいせつ」(珍しい否認)の第2回と、「公然わいせつ幇助」の判決が入ってる。もっといくつも入る可能性がある。困るんだよねぇ、主任傍聴人のスケジュールも聞いてくれないと。coldsweats01

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 それが15時57分閉廷。地裁522号法廷ではまだ証拠調べをやってただろうに、もうころっと忘れてしまい…。
 裁判所内で2件、用を足し、警視庁へ。
 8件の開示を受け、再雇用関係の2件の文書を開示請求。

 「三菱RS-2000K型」は、文書がないという。そもそもそんなもの設置されてないという。
「けぃは、Kではなく型ではないですか?」
 はぁ? えっ? あ~っ? 日下部敏検察官はRS-2000型を、まず「にせんけぃ」と発語し、「けぃ」は型ですよとの意味で、「けぃ…かた」と言い直し、それを聞いて私が、
「RS-2000K型sign02 どわぁ~っsign03 最新型だっsign03
 と勝手に大興奮しちゃったわけ? ごめんなさい~。crying

 帰りの電車で、今年2月~7月の「所属別確認標章取付件数」を読む。ほほ~、今年4月から駐禁取締りの民間委託が島嶼部を除く全域に拡がり、かつ制度スタートから3年を経て、明らかな変化が見て取れるね~。うわ~。
 交通違反は面白くてしょーがないっス。lovely
 ま、考えてみれば、そうした情報がテレビ・新聞で普通に報じられ、多くの人が知ってたら、こんな面白さは味わえないという以前に、私は交通違反専門の「交通ジャーナリスト」として飯を食えてない。
 そういうのが長年染みついて、報道された事件は傍聴意欲が萎えるってことになるんだろうか。

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2009年9月 8日 (火)

酒気帯び無免許 刑務所一直線

nineseven日(月) そのfive

 東京地裁は速度違反の否認はほぼ皆無だが、東京高裁はたまにある。念のためちらっと確認を…と前の「器物損壊、傷害」から622号法廷に居たのだ。

clip 続いて16時から「道路交通法違反」の控訴審第1回。

 酒気帯びと無免許は、<<略式で罰金→公判請求で執行猶予付き懲役刑→猶予中にまたやって実刑判決→量刑不当で控訴>>というパターンが多い。
 本件はその酒気帯びのケースだった。

追記: 9月30日の判決で分かった。本件は執行猶予中ではなく、2005年5月の猶予判決(懲役6月)の猶予期間が満了して5カ月足らずでの犯行だそうだ。お詫びして訂正します。

 猶予中にまたやれば、今度は実刑、しかもその場合、前の猶予は取り消され、2つ併せて服役することになる…と前の裁判のとき念を押されたろうに、とくにアルコール依存症だというわけでもなさそうなのにまたやって、
「実刑だと仕事も生活も破滅する。今度こそ本気で改心しました。どうか許してください」
 と、今度やれば破滅と承知でやった者が、必死に訴える…そういう事件が、もう嫌になるほど次から次へとくる。
 そういう傾向は、全員とまで言わなくても多くの人間(私も含む。ただし私は飲酒運転は断固しない)に、基本的に備わってるんだろう、とは思うけど…。

 豊富な事例をもとに『酒気帯び 無免許 刑務所一直線』という小冊子をつくり、運転免許の取得時、更新時、処分者講習のテキストとして配布してもらうことにしようか。
 その種のテキストは(したがってその利益は)、交通安全協会に独占されてるわけだが、つけいるスキは、いくらでもあるっsign03
 なーんて力を込めて言うと、安協&警察のほうで警戒して、現在のテキストを改良するかも。じつは現在の『交通の教則』、巻頭に豪華カラーページの特集が登場したり、ちびまる子ちゃんが出演したり、まさに突如として大きくリニューアルしたのは、例の免許利権訴訟と、私が警察庁と警視庁へニューテキストの“営業”に行ったあとなんだよね。

 裁判のほうは、被告人の勤務先の会長と被告人の母親を証人尋問。
 被告人が服役すると、被告人がリーダーをやってる事業部は閉鎖(&その事業部の社員を解雇)せねばならず、妻子は路頭に迷うんだという。
 そして被告人質問。悪い人ではけしてないんだろうけど、どうもなんだか定まらないような、再度の執行猶予をつけるというものすごい決断をするに当たって裁判所が望むものが、被告人の中に見えない…とでもいうのか。
 次回判決、ぜひ傍聴したい。16時50分閉廷。

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