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カテゴリー「駐車違反/公務執行妨害」の10件の記事

2014年2月26日 (水)

サムライの魂を持った女!

 以下は昨年12月6日付け時事ドットコム、の一部。■は今井。

元毎日記者を再逮捕=時事通信社長を脅迫容疑-神奈川県警
 神奈川県警は6日、時事通信社の西沢豊社長に対する脅迫容疑で、東京都杉並区■■■■、元毎日新聞記者の■■■■容疑者(42)=都迷惑防止条例違反罪で起訴=を再逮捕した。県警によると、容疑を認めているという。
 逮捕容疑は10月7~11日、時事通信社の本社(東京都中央区)に匿名で繰り返し電話をかけ、応対した社員に西沢社長の自宅住所を告げた上で「うちの若い者3、4人ぐらいを行かせた方がいいか」と話し、社長を脅した疑い。

 時事通信がそう報じた(=現時点でもネットにアップしてる)、「公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例違反」、その第2回公判を今日、狙って傍聴した。 ※第1回はメルマガ1221号
 なんで「時事通信」のネットアップを強調するのか、それは…。

 

 この被告人は、ありきたりな言い方でお茶を濁せば、じつに個性的! 語録と言っていいようなことをぼろぼろ言うのだった。たとえば…。

 

被告人 「嗚呼、サムライの魂を持った女だと、妻を尊敬しています」

 

 なぜそのように言うのか、理由を聞いて、俺はマジ感動したねっ!

 

 続いて、「公務執行妨害」の第2回公判を、狙って傍聴。真っ向否認、被害者とされるのは駐車監視員なのだっ! ※第1回はメルマガ1232号

 

 今日はジェイ・エス・エスの駐車監視員の、証人尋問。
 重要な部分で、あれれ? と目が点になった。この人、駐車監視員の仲間からは、もしかして…。

 

 以上はメルマガ次々号か、さらにその次でのレポートになるかも。
 俺はねぇ、毎日が刺激的すぎてもう…。

2012年7月10日 (火)

違法駐車の駐車監視員を現行犯逮捕しようとした?

 またも違和感ある報道記事。以下、7月10日付け産経新聞。

駐車監視員に言いがかり タクシー運転手の男を逮捕
 埼玉県警熊谷署は9日、公務執行妨害と器物損壊の現行犯で、東京都北区豊島、タクシー運転手、吉田知司容疑者(59)を逮捕した。
 熊谷署の調べによると、吉田容疑者は9日午後1時25分ごろ、熊谷市筑波のJR熊谷駅東口ロータリーで、放置駐車監視員の男性2人に対し、2人が駐車していた軽乗用車も駐車違反だなどと言いがかりをつけ、素手で軽乗用車をたたいた上、2人が乗り込んだ車の前に立ちふさがり、職務を妨害した疑い。
 熊谷署の調べに対し、「以前に成田空港で違反切符を切られ、頭に来ていた」と供述、容疑を認めているという。

 「放置駐車監視員」というのはない。「駐車監視員」である。
 「器物損壊」というが、何をどう損壊したのか明らかでない。

 

 なにより、駐禁取締りを行う駐車監視員自身や警察官自身は、よぉく駐車違反をやるところ、本件駐車監視員らの駐車が違法でなかったとの言及がない、という違和感。
 世間的には、駐車監視員自身が駐車違反になる場合があるとは毛ほども思っておらず、だから言及しなくてもいいのかな。

 

 じつは本件駐車監視員らの駐車はバッチリ違法で、しかし駐車監視員も警察官も違法とは露知らず、まずそのタクシーの運転手さんを逮捕してしまい、のちに実況見分をやり、違法と気づき、ヤバイので駐車位置を若干変えて合法とし…ということは、“業界”から漏れ聞こえてくる話からは、十分あり得ることのように思える。

 

 まぁね、タクシーの運転手さんのほうが、指定禁止場所なら駐車監視員は駐車しても合法と知らなかった、という線も十二分にあり得るけれども。
 え、なに言ってんのか分からない? 拙著『最新版 なんでこれが交通違反なの!?』をお読みください、Question55です~。拙著『交通取締りアウトorセーフ』だと30-31ページです~。

 

 さてメルマガ、次号のレポートは「強盗致傷等」の控訴審第1回にしようかと。「」の部分は、女性警察官の下着を盗もうとした事件かと思われ、“警察つながり”で傍聴したの。
 被告人(身柄、拘置所)は、最初からどうも様子がおかしく、結審して裁判官らが退廷してから、うわぁっ という事態に…。

 

 先日、スーパーの見切り品のコーナーに烏龍茶の1リットルパックが59円というのを発見 大喜びで2本買った(笑)。閉店間際のスーパーで4割引や半額のお総菜を漁ることに無上の喜びを感じるのは、私だけじゃないだろう。
 言っときますけど、私のメルマガ「裁判傍聴バカ一代」はそういうののお得感を遙かに超えてますよっ。初月は無料なんで、ぜひお試しを。
 いま購読登録をすると、まずは以下がどどっと送信されてきます。

 

第803号 検察官の机に真っ二つに折れたバットが!
第802号 居酒屋でケンカ、目蓋を咬みちぎった!
第801号 3年前の空き巣、遺留した吸い殻から…
第800号 悪いように悪いように組み立てられ
第799号 暴力団幹部から拳銃を取り上げた理由
第798号 大麻発覚を怖れ100キロで赤信号無視!

 

 そして日曜を除く毎日1本送信され、月末までに登録解除すると無料。スーパーの試食コーナーにトンカツが山盛りみたいなもんですな。あぁ、腹へった。

2007年1月 2日 (火)

駐車監視員が外国人にヘルメットを叩かれた?

 事実かどうか確認できていないが、新年早々こんなご報告(目撃談)をいただいた。

 名古屋市中区栄三丁目で、駐車監視員が外国人(黒人)にヘルメットを叩かれ、助けを呼んでいる女性監視員が携帯電話を奪い取られた。
 やがて警察官が現れたが、その時には外国人はすでに逃亡していた。
 その後、この事件が新聞で取り上げられたのを見ていないし、ネットでもニュースになっていないようだ。

 

 昨年10月か11月か、その頃のことらしい。
 ご報告者は、暴行したのが車の持ち主でなかったり、監視員が確認標章(ニュー駐禁ステッカー)を取付けてる最中でなかったりすると、公務執行妨害にならないのか、だからニュースにならないのか? もしそうなら監視員は不安だろうに…との疑問をお持ちのようだ。

 いや、それはないと思いますよ。

 確認機関に委託されてる業務は、巡回活動だ。制服を着て徽章をつけ、資器材の貸与を受けて、巡回計画にしたがって巡回活動をする駐車監視員は、それだけでもう十二分に「確認事務に従事する放置車両確認機関の」「職員」であり、「法令により公務に従事する職員とみな」される(道路交通法第51条の12第7項)。

 

 警察は捜査するでしょう。携帯電話を奪い去ったなら、窃盗か強盗でもあるだろうし。

 …ただ、その外国人が米兵だと話は違うかも。

2006年12月20日 (水)

駐禁レッカー 前年同期比-65.3%!

 先週各紙で報じられた、ニュー駐禁取締り制度の半年間のまとめ、の文書「新たな駐車対策法制の施行状況について」(12月14日警察庁交通局作成)をコピーさせてもらった。

 記者クラブの人たちゃ、こんな文書をいつも普通にもらえるんだろうな、いいなぁ~。

 

 なのに、こんなショッキングなことは、報じられてないのでは?

 新制度施行後5カ月間のレッカー移動、全国で4万5037台。前年同期比 -65.3%。
 どえぇ~っ!! -65.3%ってアンタ!! ←この言い方、石川県風?

 

 あと、「全国で発生した駐車監視員に対する公務執行妨害事案 12月10日現在」のほうも、面白いね~。
 これも、面白い部分は報じられてないのでは?

 

 一部ここで出すと、全国で46件(人員はたぶん47人)検挙したうち、刑事処分の結果がわかってるのが27件。

 懲役(執行猶予付)……7件
 罰金……20件。
 へえ、そーなんだぁ。

 

 その7件の懲役のうち1件を、私はたまたま偶然、東京地裁で傍聴したわけだ。
 文書作成後間もない12月14日に判決だった事件(傷害つきで懲役1年6月執行猶予3年)も、偶然たまたま傍聴した。

 被告人には申し訳ないが、すっごいラッキー。

 

 9月、10月、11月中の、確認標章(ニュー駐禁ステッカー)の都道府県別の取付件数も提供してもらった。
 こんなの1人で調べようと思ったらタイヘンだ。警察庁さん、ありがとございますぅ♥

2006年12月 1日 (金)

コアズの駐車監視員への公妨&傷害

11月30日(木) その6

 

 13時30分から、本日のメイン、東京地裁・第6刑事部(河田泰常裁判官)で、公務執行妨害等の審理。
 11月2日に、たまたまラッキーで傍聴できた、コアズの駐車監視員への公妨。全国第1号と大きく報道された事件だ。

 

 10分ほど前に法廷に入ろうとしたら、某テレビ番組からケータイに電話あり。廊下で話してたら、エレベータのほうから10人以上の男たちが、ざかざかやってきた。
 ぎょっ! 警察官かコアズ社員? 傍聴席を埋められたら困る。あわてて電話を切って、法廷へ。20席の傍聴席は、若いカップルも含めて17席ほど埋まったよ。

 本日は論告・弁論。この事件、被害者とされるコアズの駐車監視員が証人出廷していたのだった。ひゃー、傍聴したかったよ~!

 求刑は懲役1年6月。重い! と思ったら「等」は傷害だった。公妨だけなら1年が相場だ。
 駐車監視員は右ひざ打撲で加療約1週間の傷害を負い、痛みは10日から2週間続いたという。ええっ…?

 

 警察は、マスコミ大注目のなか新制度をスタートさせるに当たり、早い段階で「駐車監視員をナメたらアカンど」と全国民にアピールしたく、そこから、ひざとひざが触れたかぶつかった程度の本件を逮捕し、公妨&傷害に仕立て上げたんじゃなかろうか。そんなふうに感じたよぅ。
 次回判決。

 しっかし、そうまでして貢献したコアズなのに、来年度の警視庁管内の契約を、ぜんぶ外したんだよねぇ。何があったのか…。

 

 これで本日の傍聴は打ち止め。農林水産省地下・第4職員食堂で、きつねそば大盛り240円。
 裁判所を出るときまで、最近また太ったから非大盛りで行こうと決意してたのに、食券自販機の前で、つい大盛り券40円を買ってしまった…。

 

 警視庁へ寄り、警視総監あて6件、東京都公安委員会あて1件、開示請求。副玄関で、来年度の確認事務(駐禁取締り)の入札結果を再チェック。

 

 今年度は「<新宿>牛込、新宿、戸塚、四谷署」の契約を取っていたジェイ・エス・エスが、来年度は「<渋谷>渋谷、原宿、代々木署」を、コアズに替わって取ったね。

 その落札額は、2億3914万円。今年度のコアズの落札額は、1億9929万2000円。この差は何?
 駐車監視員の人数が増えるから? 早く契約書・仕様書を比較したいよぅ。

2006年11月 2日 (木)

駐車監視員への公務執行妨害で逮捕第1号を偶然傍聴!

11月2日(木) その2

 

 締切りが押してる。もう帰ろう。

 いやしかし、10時から公務執行妨害が、地裁の2つの法廷である。万々が一、駐車監視員への公妨だったら…。
 んなわけあるはずないけど、念のためちらっと確認して帰ろう。2件の公妨、どっちにする? 1件は、被告人が2人。うーん、1人のほうにしとこうか…。

 

 東京地裁・第6刑事部(河田泰常裁判官)416号法廷へ、10時40分頃に入ると、弁護人からの被告人質問の最中だった。
 被告人は、だいぶ若い男性(在宅)だった。「バイクが…」と聞こえてきた。

 車両がからむってことは、駐車監視員への公妨? いやいや、そんな都合のいい偶然はなかろう。ネズミ捕りか何かで、警察官とモメたんだろうか。だが…。

「コアズのツカモトさん…」

 と聞こえてきた。コアズ!? それっちゃ、警視庁管内の契約をいくつも取った警備業者じゃん! 当ブログで、契約書の分析モドキをやった業者じゃん!

 そうなのだ。駐車監視員への公務執行妨害で逮捕、全国第1号と報じられた事件だった! ななっ、なんという偶然! 途中からとはいえ、たまたま傍聴できるとは!

 06年6月5日、事件。
 6月6日、逮捕。
 6月7日、弁護士をつける(当番弁護士だろうか)。
 6月8日、勾留するかどうかの裁判があり、釈放。

 サンケイスポーツの報道だと、こうなっている。

5日午後4時半ごろ、東京・六本木の都道にミニバイクを停車しようとしたところ、男性監視員(36)に「この場所は駐車できませんよ」と注意を受けた。これに腹を立て、「うるさい」と言いながら左ひざで右脚を1回蹴り、公務を妨害した疑い。監視員にけがはなかった。

 

 「左ひざで右脚を1回蹴り、公務を妨害した疑い」の部分、公判では、「コアズのツカモトさん」のほうが被告人の通行を妨害し、ま、被告人のほうもカッとなってるところがあって、歩み出した被告人の左ひざが当たったの? とも聴き取れた。

 警察はもう、おそらく全国発表する予定で逮捕し、暴行の事実があったという自白調書を取っちゃってるんで、裁判所としては「自白は証拠の王」という日本の刑事司法の大鉄則に従い、警察の見解どおり認めざるを得ないんだろうか。そんなことを、ちらっと思ったよ。

 次回、検察官は、まだ出してない弁解録取書を出し、論告・弁論までやる予定だという。
 あ~、最初から傍聴してればよかった。いや、でも、この公妨があの事件とは露思わないし、私の目標は「東京簡裁の道路交通法違反を全件傍聴!」だし、ねぇ。

2006年9月 8日 (金)

取締りの警察官が違反者を殴った!?

違反して停止させられ暴言吐く…警官キレて殴る蹴る」とZAKZAK。以下はその一部。

 警視庁は7日、富坂署地域課の男性巡査長(27)が東京都文京区後楽1丁目の路上で、交通違反の取り締まり中、一時停止違反の車の男性(24)と同乗者の男性(25)の顔を殴るなどしてけがを負わせたと発表した。

 巡査長は事実関係を認め、「違反者に暴言を吐かれたので頭にきた」などと話しているという。同署は特別公務員暴行陵虐容疑での立件も視野に巡査長から事情を聴いている。
 調べでは、巡査長は6日午後5時半ごろ、一時停止せずに逃走した男性2人の車を追跡。停止させた後、車から降りた2人と口論になり、顔を殴ったり、右足をけったりしたという。

 読売新聞によると、
 この時、車から降りてきた運転手の男性(24)と口論となり、この男性の顔を殴った上、止めに入った助手席の男性(25)の顔を殴ったり、足をけったりしたという。
 なのだそうだ。こういうのが報じられるのは、初めてじゃない? 世の中、なんだかどんどん…という気がしてくる。
 「特別公務員暴行陵虐」は重い。以下は刑法

(特別公務員暴行陵虐)
第百九十五条 裁判、検察若しくは警察の職務を行う者又はこれらの職務を補助する者が、その職務を行うに当たり、被告人、被疑者その他の者に対して暴行又は陵辱若しくは加虐の行為をしたときは、七年以下の懲役又は禁錮に処する。
 法令により拘禁された者を看守し又は護送する者がその拘禁された者に対して暴行又は陵辱若しくは加虐の行為をしたときも、前項と同様とする。
(特別公務員職権濫用等致死傷)
第百九十六条 前二条の罪を犯し、よって人を死傷させた者は、傷害の罪と比較して、重い刑により処断する。

 

 罰金刑の選択肢がないから、略式では終われない。
 被害者から寛恕、示談を得られず、起訴猶予にできないなら、公判請求するしかない。

 そうすると、東京地裁の法廷へ出てくる。「特別公務員暴行陵虐」の公判は希有だから、希有だと知ってる傍聴マニアは詰めかけるんだろうな。私? 期日がわかれば私も傍聴したいけど。

 

 さて、現在朝の7時ちょい。今日も裁判所へ行くか。でも、5日連続じゃあ他のことが疎かになる。どうしよう。悩む…。

2006年9月 6日 (水)

駐車監視員への公務執行妨害で逮捕 15人目

 これで15人目か。
 駐車監視員への公務執行妨害で逮捕(検挙)と報じられたのは。

公務執行妨害:駐車監視員に暴行容疑、自営業者逮捕--静岡中央署/静岡
 静岡中央署は3日、静岡市駿河区登呂の自営業、■■■■■容疑者(45)を公務執行妨害容疑で現行犯逮捕した。調べでは、■■容疑者は同日午前1時10分ごろ、静岡市葵区両替町でパトロール中の駐車監視員3人に対し、駐車違反の取り締まりについて因縁をつけ、男性監視員2人の顔を殴った。さらに、もう1人の女性監視員の通報で駆けつけた警察官の頭を殴った疑い。男性監視員2人と警察官が軽いけがを負った。■■容疑者は酒に酔っていたという。駐車監視員への暴行で逮捕されたのは県内初。   毎日新聞 2006年9月5日

 

 この事件、被疑者本人が確認標章(新しい駐禁ステッカー)を取り付けられたとも、取り付けられそうになったとも、書かれていない。

 まぁ、酒に酔っていたというのだから、自分の車はないんだろう…とも思えるが、車で来て酒を飲み、運転できる者(代行業者とか)が来るのを待っていたのかもしれないし…。わからんね。

 なぜ「因縁をつけ」たのか。自身過去に取り締まられたことがあったのか、なくて社会的憤怒、生理的嫌悪のようなものが腹にあったのか、それとも…。記事からは、まったくわからない。 ※ ■部分は元記事では実名。

 

 ところで、

 駐車違反取り締まりの民間委託などを盛り込み六月に施行された改正道交法で、施行後三カ月間の県内の放置車両確認ステッカー(標章)取り付け件数は二千六百四十三件で、昨年同期(五百四十一件)の約五倍に上ったことが四日、県警交通指導課のまとめで分かった。同課は「法改正による取り締まり強化で件数が大幅に増えた。放置車両自体がなくなるよう、引き続き取り締まりを徹底したい」としている。

 

 と下野新聞(上掲はその一部)。たぶん栃木県警のことをいうんだろう。

 栃木はもともと、駐停車違反の取り締まりがものすごく少なかった。
 「交通事故統計年報」によれば、05年は2668件。構成率は2.0%にすぎなかった。

 警視庁(東京)は46万8918件。構成率は31.4%。構成率の全国平均は17.8%。
 だから、栃木は増やしやすいってことがあるんだろうね。

 ちなみに、件数も構成率も全国最少は、佐賀県。674件で1.2%。佐賀も、そうとう増えたんだろうか。

 

 6月から3カ月間の、全国のデータをまた開示請求しなきゃ。
 警察庁の電子申請は、紙の場合より100円安いけど、やっぱアナログなオヤジには面倒だよぅ。100円泣いて、紙で開示請求しよっか…。

2006年8月25日 (金)

駐車監視員への公務執行妨害で逮捕13人

 今週発売中の『FLASH』で、駐車監視員のマニュアルの想定問答集について書いた。面白いよ!

 その記事中、これまで駐車監視員への公妨で逮捕と報道されたのはもう9人、と書いた。
 私はレスポンスZAKZAKを基本に、ほか大手新聞のサイトを数日おきに、という感じで見ており、逮捕報道は9人だった。

 

 …が、書いて雑誌ができてから、「待てよ? ほんとに9人か?」と、「駐車 監視員 公務執行妨害 逮捕」などの文言で念入りに検索したら、締切り後も含め、あらま、あと4人が逮捕されてましたねぇ。
 すみません、だから、9人ではなく13人です、現時点で確認できてる報道は。
 それもあわせ、また表をつくっとくです。

- 犯行日 逮捕日 職業(年齢) 報道発表の内容 備考
①東京・六本木 6月5日午後4時半頃 6月6日 アルバイト(25) 路上にミニバイクを停めようとしたところ、監視員から「ここは停められません」と注意され、「うるさい」と言って監視員の右脚を左ひざで1回蹴った -
②岡山 6月13日午後4時すぎ 6月13日(現行犯逮捕) 自称行政書士(55)

「移動してください」と声を掛けた監視員に「おまえの車はええんか」と怒鳴り、監視員に携帯電話のカメラを向けた。監視員が顔の前に左手を上げると窓越しに引っ張ってかみついた。「注意されて腹が立った。母親を迎えに行くところで約束の時間に遅れイライラしていた」と供述しているという。(サンスポより)

公妨と傷害で公判請求
③東京・新宿 6月16日午後1時頃 6月16日 無職(46) 近くの店で文房具を買って車に戻ったところ、ステッカーが張られているのに腹を立て、「1分間しか止めていない。違反を取り消せ」と殴った。監視員が「痛い」と言うと「痛くないだろう。気合だ」と言い残して立ち去ったという。(毎日新聞より) 公妨で公判請求
④広島 6月9日午後3時頃 6月18日 電気工事業(45) 監視員2人が違反処理しようとしたところ、大谷容疑者が駆け寄り、「何しとるんや、痛めつけるぞ」などと脅して、取り締まりを妨害した疑い。(読売新聞) -
⑤神奈川・横浜 6月24日午後1時半頃 6月30日までに 会社員(36)

監視員から警告を受け立腹。車にあった長さ約1メートルの棒状の健康器具で監視員の巡回車をたたいた疑い。男は、車内で地図を見て駐車場を探していたところを警告されたと主張。「注意されたストレスを解消しようと健康器具を取り出した時に巡回車に当たったのではないか」と故意を否認している。(ZAKZAK)

-
⑥東京・日本橋 6月29日夕方 6月30日までに 会社社長(70) 内装工事用ワゴン車の男性運転手が取り締まりを受けたのを目撃して立腹。「勘弁してやれ」と怒鳴り、監視員の胸を突くなどした疑い。社長は「運転手と面識はなかったが、仕事なのに罰金を取られるのはかわいそうだと思った」と供述している。(ZAKZAK) -
⑦東京・新宿 - 6月30日 アルバイト(62) 自分の車に対する取り締まりを妨げるため、民間の駐車監視員の男性(40)の腕をたたいた(ZAKZAK) -
⑧大阪 6月30日午後1時35分頃 7月2日 貨物取扱業(41) 飲食のために止めた乗用車に駐車違反の標章を張られたことに立腹。近くにいた監視員に「どついたら公務執行妨害になるから」と、止めてあった自転車を投げたりけったりしたうえ、「邪魔や」と言って押しのけて車に乗り込み、逃げた疑い。(読売新聞) -
⑨埼玉 7月8日午後3時15分頃 7月8日 タクシー運転手(59) 自宅近くの三郷団地内の市道で取り締まり活動をしていた監視員に対し、「こんな場所での取り締まり活動は必要ないだろう」などと言いがかりをつけ、監視員の背中を手で突き飛ばした疑い。(毎日新聞) -
⑩千葉 8月6日午後8時30分頃 8月6日(現行犯) 職業不詳(36) 監視員が現場に止めてあった同容疑者の軽乗用車に駐車違反の手続きをしていたところ、監視員の胸ぐらをつかむなどの暴行を加えた。同容疑者は酒を飲んでいたという。(北陸中日新聞) -
⑪徳島 8月7日午後2時50分頃 8月7日 無職(26) 違法駐車した自分の乗用車が駐車違反取り締まりを受けたことに立腹。取り締まりを終えた直後の男性監視員(50)に、違法駐車の入力情報を取り消し、放置駐車違反のステッカー(確認標章)を外せなどと怒鳴りながら殴ったりけったりして、男性に二週間のけがを負わせた疑い。(徳島新聞) -
⑫大阪 8月8日午前10時30分頃 8月8日(現行犯) サンダル加工業(38) 区役所に立ち寄るため離れたワンボックス車に違反確認ステッカーを張られたことに腹を立て、駐車監視員の男性(55)の顔につばを吐き、胸を両手で突くなどの暴行を加えた疑い。(毎日新聞) -
⑬大阪 8月18日午後2時40分頃 8月18日 不明(29) 駐車違反の取り締まりをしていた監視員に対して、違反ステッカーを外すのを断られると、突然、足蹴りなどをしたうえ、監視活動用のカメラを取り上げ、地面に投げ捨てたなどの疑いが持たれています。監視員は、腕などに軽いけがをした。暴行を受けた監視員は、「頭を10回小突かれた」「足蹴り5回ですね、太ももを蹴られました」「相手が逃走する時に(ドアで)私の左手をはさまれた」と話している。調べに対して北村容疑者は、容疑を認めているということだ。(朝日放送) -
※神奈川(第51条の4第2項) 8月22日午後1時50分頃 8月22日 専門学校生(19) 警察官が見張っているとは知らず、盗難バイクから駐車違反ステッカーをはがした。学生は窃盗犯と疑われたが、約30メートル離れた所に自分のオートバイを止めていたことなどから、疑いが晴れたという。「警察を困らせたかった」などと供述したという。(朝日新聞) -

 

 最後の※は、公務執行妨害ではない。道路交通法51条の4(新制度についてのメインの条項)の2項、他人が勝手にそのステッカーを取り外してはならない、の違反だ。罰則は、2万円以下の罰金又は科料(121条1項9号)。

 この若者くんに対して、何らかの処分があるとすれば(あるとすれば、だよ)、家庭裁判所の審判を経てのごく軽い保護処分か、略式による罰金だろう。罰金額は、1万円か2万円か、推測できる情報がない。51条の4、2項違反の検挙は、全国第一号のようだし。

 

 ところで、新しい駐禁ステッカーを、他人により勝手に取り外されてしまった場合、どうなるのか。

 どうなるも何も、「持ち主または違反者がステッカーを確認しなければ、その後の手続きは進行しない」なんて定めはない。
 ステッカー取付けから、早ければ4日ほどで、その車両の持ち主(車検証上の使用者)に対し、放置違反金の仮納付の納付書と、弁明通知書が郵送される。

2006年3月21日 (火)

公務執行妨害に罰金刑を設ける理由

  公判請求 略式命令請求 不起訴
道路交通法違反 11,943 598,757 124,876
業務上過失致死傷 8,960 88,250 754,801
窃盗 41,959 - 48,281
公務執行妨害 871 - 1,016

※「検察統計年報」の2004年のデータより抜粋。

 

 いろんな犯罪があるなかで、窃盗(4万1959人)は、公判請求の人数がいちばん多い。つまり正式な裁判になる数が多い。

 2位は、覚せい剤取締り法違反で、17,071人。
 3位は(交通関係業過と道路交通法違反を除いた表でいえば)、出入国管理及び難民認定法違反で、8,468人。

 なんにしても、窃盗がダントツトップだ。「ダントツ」の語源は「断然突出」?
 窃盗は、裁判所にとって、かなりの負担になっている。

 刑法235条 他人の財物を窃取した者は、窃盗の罪とし、十年以下の懲役に処する。

 

 懲役刑の選択肢しかないから、処罰するときは、正式な裁判を開いて懲役刑を科すほかない。
 ここに罰金刑の選択肢を加え、略式で罰金を払わせてオシマイにできるようにする、という動きがある。

 それは、まあ、わからないじゃない。
 たとえば万引など、わざわざ公判請求して懲役刑を科すのも如何なものか、といって、不起訴で終わらすのも如何なものか、両者の中間に罰金刑があっていいんじゃないか、とね。

 

 しかし、同時に公務執行妨害も罰金刑に、ってどーゆーこと?

 これから“貧富の差”が広がり、“戦争できる国”へどんどん進んでいくと、国家と国民がぶつかりあう場面は増えてくるはず。裁判所に負担をかけることなく処罰して前科者にするには、略式で終えられる罰金刑があるほうがいいってことかなあ…と、ぼんやり私は考えていた。

 だが、ちょっと待てぇよ。

 駐禁取締りの民間委託について、こんな声がよく聞かれる。

「民間がやるんじゃ、違反者とのトラブルが増えるのでは?」

 取り締まりを行う「駐車監視員」は、それなりの帽子や制服を着用するものの、警察官とは迫力がちがう。「ざけんな、この野郎っ!」と監視員の肩を押す、なんてことが多発するおそれがある。
 駐禁取締りは年間300万件を超えると予想される…。
 
 私は「駐車監視員資格者講習」で教わったよ。
 監視員は「見なし公務員」とされ、監視員に対する暴行等は公務執行妨害の対象になると。これ、修了考査の問題に出たかな。

 そうするとだよ、これから路上でトラブルが頻発するだろうことを見越して、窃盗とセットで公妨にも罰金刑をという、そういう側面も、どうもあるんじゃないか。

 

 そしてじつは警察は、この民間委託を他の違反へも広げようとしている。

 違反だけでなく、軽微な(つまりほとんどすべての)交通事故(上の表のとおり不起訴がめちゃ多い)へも広げようとしている。
 そのためには、公務執行妨害の処罰を迅速・簡便に行える法手続きが、不可欠だろう。

 しっかり先を読み、必要な法律を準備していく…。私も少しは見習わねば?