カテゴリー「駐車違反/民間委託前」の30件の記事

2006年5月31日 (水)

それって犯罪の謀議じゃないの!?

 宅配業者、配送業が困ってる…。場合によっては2人乗車も考えてる…。

 なんだ、それ? と私は思う。
 なんつーか、信じられない思いだ。

 何人乗車してようが、違反場所に駐車したら駐車違反なんだよ。
 運転できる者が1人残ってればセーフ、というのは、その状態だと「放置車両」に当たらず、新しい取締り(確認事務)の対象にならないってだけ。
 2人乗車も考えてる…ってつまり、違反(犯罪)をやっても捕まらない方策はないかと、謀議をめぐらせてるわけじゃん。

 偉そうに申し訳ないが、そこに、新制度の重大な根本的な問題点がある!
 宅配、配送業、引っ越し、ちょっとした荷物運び、何かの修理や工事、子どもやお年寄りの送迎等々等々、だいたいみんな、迷惑にならない場所に短時間、てことでやってきたわけじゃん。
 引っ越しや工事など、短時間ではすまず、また多少迷惑になることもあるが、それはまあまあ仕方ない、お互い様、でやってきたんじゃないのか。

 しかし、それらはほぼすべて、「違反は違反」だったのだ。
 検挙する警察官もいたが、見逃す警察官もいた。
 もともと検挙率がきわめて低いから、「運が悪いと捕まるけれども普通は大丈夫」として、社会や経済活動は成り立ってきた。
 言い方を変えれば、違反しなければ成り立たない、社会の国民の営みであり経済活動であったわけだ。

 それってそもそもおかしいじゃん!
 とは言わず、「これからは時間の長短にかかわりなく(=ごく短時間でも)捕まえますよ。捕まったが最期、カネは必ず徴収しますよ。取締りや徴収の事務を民間委託しますよ。取締りの数は倍に増やしますよ」、それが今回の新制度にほかならない。

 ところが世論は、一部の傍若無人な迷惑駐車を思い浮かべ、取締りを強化するのは仕方ない、という方向にある…かのように見える。
 仕方ない、けれども、強化されると日々の仕事や生活は困るので、取締りを逃れる方策をなんとか模索する…。
 おいおい、どこか狂ってるぞ! と私は思うんだが…。

 ※ http://www008.upp.so-net.ne.jp/ko-tu-ihan/FAQ/kihon/why.htm
   このページの、下のほうの枠囲みをご参照ください。

 30日(火)午後1時20分からの東京簡裁の道路交通法違反事件は、4月25日に「寺澤オービス事件」で川越支部へ行ったため見逃した事件だった。
 犯行時、警視庁交通部交通執行課でオービス担当だった警察官を証人尋問。この人、たしか前にも別の事件で証言したような。
 でも今回は、被告人の主張には関係のない、無意味な証言でしたね。書証の作成の真正を立証するという法律的な意味はあるとしても。

 当ブログのアクセス数、普段は600~700なのが火曜は1407。
 もう遅すぎるが(笑)、アフィリエイトを貼っとこう。

なんでこれが交通違反なの!?―警察は教えない126の基礎知識 Book なんでこれが交通違反なの!?―警察は教えない126の基礎知識

著者:今井 亮一
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 この本を、またはこのリンクをクリックした先で何かを買っていただくと、私のほうに若干の手数料(?)が入り、そのカネは、民間委託の契約書などを開示請求する手数料に、砂漠に水が吸い込まれるがごとく消えていくと、そういう寸法になっております。

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2006年5月30日 (火)

大阪の駐禁取締りは54万6000件?

 委託者・大阪府警本部長、受託者・ナカバヤシ株式会社大阪支社。
 の「放置違反金関係様式の作成、配送及び封入封かん業務」の「業務委託仕様書」。
 を見ると、「発送文書作成予定枚数一覧表」に、こうある。

 納付書(仮納付) 546,000枚
 弁明通知書     546,000枚

 「確認標章」を取付けたあと3日くらいで違反者の出頭がないと、この2つを、車検証上の使用者へ発送することになる。
 06年6月1日から07年3月31日までの契約だから、単純に割れば月5万4600通。

 05年の大阪府警の駐車取締り件数は、26万8840件。12で割れば2万2403件。

 うーん。予定枚数は多めになってる可能性があるし、違反者が全員出頭しないとは限らない、とはいえ、やっぱ取締りは2倍くらいには増やすようだ、とはいえるんじゃないかな。

 新しいセキュリティソフトを入れてから、PCの調子がめちゃめちゃ悪くなった。
 原稿を書けないまま、5~6時間が吹っ飛んだ。
 ウィルスとかも怖いけど、セキュリティソフトのせいでPCが動かないって…。

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2006年5月29日 (月)

東京の265ユニットは最大数

 確認事務(6月1日からの新しい駐禁取締り)の、警視庁の契約書を見ると、どこも「1日において活動するユニットは最大で×とし…」というふうになっている。
 以下は、各契約書にある、1日最大活動ユニット。契約番号が飛んでるのは、1回目の入札が不調だったもの。

契約番号62220<千代田>麹町、丸の内、神田、万世橋署 ──25

契約番号62241<中央>中央、久松、築地、月島署 ──28

契約番号62222<港>愛宕、三田、高輪、麻布、赤坂、東京水上署 ──43

契約番号62223<品川>品川、大井、大崎、荏原署 ──17

契約番号62224<渋谷>渋谷、原宿、代々木署 ──26

契約番号62225<新宿>牛込、新宿、戸塚、四谷署 ──31

契約番号62226<文京>富坂、大塚、本富士、駒込署 ──14

契約番号62227<豊島>巣鴨、池袋、目白署 ──16

契約番号62242<台東>上野、下谷、浅草、蔵前署 ──23

契約番号62229<深川>深川署 ──7

契約番号62230<城東>城東署 ──6

契約番号62231<本所>本所署 ──11

契約番号62232<向島>向島署 ──3

契約番号62243<江戸川>小松川、葛西、小岩署 ──15

 合計265ユニット。
 警察庁の発表に、東京の駐車監視員は、1ユニット2人換算で530人、すなわちユニット数は265とあったのは、こういうことなんだね。

 「最大で」とは、「それより少なくしろ」なのか、「それを超えちゃいけない」なのか。
 ま、どっちも似たようなもんか。
 「昨日は5ユニットも休んじゃったから、今日は5ユニット増やそう」みたいなのはダメで、コンスタントにやりなさい、ってことなのかな。

 あ~、6月1日が、こう言っちゃなんだが、楽しみだよぅ。
 てるてる坊主、つくるのか、おっさん!

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交通違反者900人を逮捕!

 「警視庁、悪質ドライバーに逮捕状…その数、900人」とZAKZAK。
 900人とは、史上最大の作戦では? やっぱこの時期だからですかのぉ。

「半数以上が駐車違反をしながら反則金を支払わず、6回以上の出頭要請に応じなかったドライバー」
 とあるが、これは、いわゆるワッカやステッカーを付けられても勝手に外して知らん顔してた人たち、ではない。知らん顔することなく、いったん警察に出頭して、自分が違反者だと正直に自白し、違反キップを切られた人たちだ。

 今後も、出頭→自白→違反キップのコースの人は、反則金不納付で刑事手続きに移行したのちの出頭の求めに応じないと、こうして逮捕されることがある
 しかし、勝手に外して知らん顔し、「放置違反金」というカネを振り込めば、一件落着。逮捕の心配はないし、違反点数もつかない。

 そう考えてみると、この史上最大の作戦(?)は、「諸君、正直に出頭すると、あとが面倒だ。放置違反金で終えるほうがいいよ」とのアピールともとれる。
 ってそれは深読みしすぎだよね。そこまで手続きのことを考えて記事を読むマニアは、滅多にいないはず(笑)。

 「バイクの放置駐車を繰り返した男を逮捕」とレスポンス。
 こっちは、そもそもの出頭さえしなかったように推察される。
 違反点数を気にしていたようだが、6月1日以降なら、カネ(放置違反金)さえ払えば点数はない。“摘発”されるのが半年間に2回までなら、車両の使用制限命令もないし。

 カネさえ払えば(徴収できれば)いいよ、という制度にするぞと2年も前に決めたのに…。
 だからどうしろっていうのか、警察としても困るだろうけど、やっぱなんだか違和感を覚えるよねぇ。

 そう考えてみると、今回の民間委託、なにも放置違反金と民間委託を同時に施行しなくても、放置違反金だけ04年10月1日辺りからスタートし(納付命令の通知発送などは交通反則通告センターにやらせ)、民間委託は06年6月1日と、そういうやり方もあったのでは? そしたら委託業者も、前例(警察官による確認標章の取付け)があって、良かったろうに。うーむ…。 

 「路上駐車の75%は30分未満の短時間駐車で、また、平日13時の時間帯では貨物車両が路上駐車の約50%を占めているという」ともレスポンス。
 これ、5~10分の駐車が60%という、先日のセミナーで聞いた調査結果に近い。

 もひとつ、報道を紹介しとこう。
 千葉県鎌ケ谷市の、住宅地にある9カ所の交差点に「ハンプ」が設けられたと毎日新聞。
「一時停止の標識を設けて、たまに待伏せ取締りをしてもダメ。違反して事故った者をいくら厳しく処罰してもムダ。どうしても一時停止(ないし徐行)必要な場所なら、ハンプを設けるべき」
 ずっとそう言ってきた私としては、ようやくそんな動きが出てきたのかと…。 
 以下は、「焼糞日記」2005年10月19日より一部抜粋。

11時から(前の通訳つき事件が長引いて13分から)地裁406号法廷(小池健治裁判官)で業過致死の新件。現場から会社へ帰る途中、踏切がなかなか開かず焦り、先の変形5差路(一時停止だが停止線はだいぶ手前で止まる車はなく、看板で右側の見通しが悪い。かねてより事故が多かった)を15~20㎞/hで漫然進行。右側から出てきた自転車(女性。65歳)に衝突。女性は歩道の縁石に頭を打ち、外傷性頭蓋骨内損傷により翌朝死亡。裁判官も「話し方がぶっきらぼう」と言っていたが、被告人(在宅)は根っからの職人で仕事以外の語彙が少ないのか、声はやたら大きく法廷的には反省がみられないとされる話し方。なんと12時46分までかかってしまった。とにかく検察官(柳美里さん似)は「停止線で一時停止しよく安全確認すればこの事故は起こらなかった。事故の原因は一重に自分の過失にある」と何度でも被告人に言わせようとする。こういう裁判はいつもこうだ。ハンプを設けたりせず、皆が違反する状態を事実上容認し(検挙率ゼロコンマの取り締まりに抑止効果なし)、見通しを悪くする看板を放置してきた者の責任は…。これでは事故発生件数が右肩上がりなのは当たり前だろが。

 土日で連載原稿をぜんぶ書かないとヤバそうなスケジュールなのに、日曜夕方までご相談等に対応。日曜は有酸素散歩約50分。

 Banner_02_2人気blogランキング 日曜夜か見たら、「週間IN」がなんと1010になってた。その時点から過去1週間に、101人の方がぽちっと押してくれたと、そういうことなんだろうと思う。
 当ブログ、いくらなんでも1000を超えることはなかろう、と思ってたので、びっくり。ありがとございます!
 もちろんこれは一時的なことだろう。1000を超えたという思い出を胸に、私は北へ北へ旅立つ~のです~。演歌や。

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2006年5月26日 (金)

5分から10分の駐車が60%とは!

5月25日(木)

 朝6時半にタクシーがお迎えにきて鎌田へ。某番組の撮影に同行。赤坂へ移動して続行。
 大きな目でにっこり微笑む若い女性キャスターから、マイクを向けられ何か尋ねられる、という体験をたぶん初めてしたよぅ。

 東京簡裁で14時10分からオービス事件の警察官証人尋問、3時10分から新件があり、最後の最後まで悩んだのだが、簡裁のほうは礼田計さん(「オービスと愉快な仲間たち/マニヤ編」)が傍聴してくれるというので、私はパレスホテルへ。

 14時から、パーク24株式会社(広報代行・共同ピーアール株式会社)主催の「改正道路交通法セミナー」。
 講師は日本大学理工学部の藤井敬宏教授(社会交通学)。
 内容は、①交通事故・交通渋滞発生原因と現在の交通事情、②「改正道路交通法」実施後の影響等。

 正直、「空振りかな」と思ってたのだが、なかなかどうして、たいへん参考になった。
 とくに、「調査の結果、5分間から10分間の駐車が60%」という点、へえ!ではないか。学生さんたちのマンパワーによる調査だそうだ。

 私はずっと、「どこもかしこも1分でも違反にしてるから『違法駐車があふれている』ってことになり、遵法精神が損なわれてもいくのだ。地域や道路の実態によって30分なり60分なりの駐車は合法とすべきだ」と言ってきたが、「10分まで駐車可」とするだけで、かなりの違法駐車が一瞬にして消える、マジックです、という話に、やっぱなるんだなぁ。

 もうちょっと言うとだ、紙に書いた法律で、千差万別の個々の駐車に対応できるはずがない。法律はいちおうの線引きをするけれども、取り締まる警察官には、ある程度の裁量権があり、何より、取り締まったあと、処罰するに当たっては、運転者の説明(駐車の動機や、駐車時間、迷惑性等々)もよく聞いて、果たして処罰すべきかどうか、すべきとしてどれくらいの罰が適当か、取り締まった者以外の者(手続き上は検察官、裁判官)が然るべく判断する。そういうふうになってるわけだ。
 ものすごーく大胆なこと言えば、後処理の手続きが保障されているから、少々大ざっぱな法律(交通ルール)も許されるわけ。もしも、交通ルールが、生活や交通の実態にあってなければ、取締りを受けても処罰されることはない。

 6月1日から始まる「放置違反金」は、後処理の手続きを省いて、取り締まっただけで一定のカネを強制的に徴収する制度、ということができる。
 だったら、交通ルールはこれでいいのか、よほど検討しなければならない。見直さねばならない。ところが…という図式だと私は思うんですよ。

 警察庁は、「だから60%の違法駐車をなくせるよう、5分~10分間の違反も取り締まれるようにしたのです」と言うのだろうか。

 終わってタクシーで帰宅。
 急ぎご相談等3件に対応し(遅れて申し訳ない)、仕事場で撮影。

 もう眠くて眠くて、風呂で週刊誌を2度もぽちゃんと湯船に落とす。早寝。

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2006年5月24日 (水)

青キップの取り締まりが激増!?

 10時にハイヤーがお迎えにきて、某番組のVTR撮りへ。
 13時30分から東京簡裁で道路交通法違反の新件があり、急ぎハイヤーで裁判所へ。
 途中、礼田計さんから電話あり。新件は流れたと。あれ~っ。ま、そんなこともあるよね~。
 裁判所で礼田計さんと少し話し、裁判所前へ到着したまた別の某番組のスタッフの車に乗り、某テレビ局へ。翌日以降ロケに出ることになり、打ち合わせ。
 手配してもらったタクシーで帰宅。
 19時から仕事場でまた別の某番組のVTR撮り…。

 そんな日々がここ2週間ほどか続いてる。
 そろそろ落ち着くのかと思ってたら、だんだん忙しくなってくる。
 ま、今日が今までいちばん忙しいと思うけど。
「今井君よ、テレビに使い切られてしまうぞ」
 というご意見もあるかと思う。
 でも、私はぜんぜん心配してない。
 だって、相変わらず東京簡裁の道路交通法違反事件の傍聴が(私以上に忙しいスタッフの方々には申し訳ないけど)最優先だし、私は私の知ってること、思うことを言うだけ。伝わる言葉で言おうと努力はしても(慣れないので、うまくいかず、申し訳ないが)、知らないことは言えないし、思わないことは言えない。
 べつに何も変わらないと思う。
 こういう、なんつーか嵐は──誰にだってそういう嵐の時はあるよね──いつか過ぎて、平凡な日常にまた戻るのだ。平凡な普通の日々が一番だよ。ま、共謀罪が可決されたら、そんなこと言ってられなくなるのかなあ、とは思いつつ。

 VTR撮りが終わって風呂で『週刊プレイボーイ』。
 ええっ!?
「交通安全対策特別交付金勘定が、『歳入907億4310万6千円』と、昨年度の予算額より43億8464万円も増えていたのだ」
 と。マジ!?

 今年度は、6月1日から、駐禁取締りの民間委託が始まり、「放置違反金」制度が導入される。
 「確認標章」という新しい駐禁ステッカーを取付けられると、要するに「反則金」か「放置違反金」か2つの選択肢があり、国会答弁では7割が「放置違反金」へいくと見込まれている。
 そしたら当然、反則金収入は減る。
 ところが、反則金を原資とする交付金の予算は増額されている…。んなアホな!?

 これが本当だとすると、週プレの記事で小谷洋之さんが書いているように、駐禁以外の取り締まり、それも青キップの取り締まりを、かなり増やす予定…ということだ。
 もちろん、予算は予算。新潟県警の“雪見酒接待”とか警察不祥事・犯罪が続出した頃は、反則金収入が交付金予算を、以前よりけっこう割り込んだこともあり、予算どおりに反則金が集まる(青キップを切って反則金を払ってもらえる)とは限らないけれどもさ。

 「治安悪化の情勢下、交通違反に割ける警察力には限りがあり…」というのが、今回の新制度の理由だったはず。
 いや、限りがあるのは、駐車違反に割ける警察力であり、民間委託で合理化されるはずの500人の警察力を、他の青キップの違反に振り向けるのか。

 いやいや、新制度により生じるのは、反則金収入の減少だけではない。
 違反点数がない放置違反金、の導入により、違反者講習、停止処分者講習、免許更新時の諸々の費用(=安協へ流れる委託費)の減少も当然に予測される。
 私は、これから別の方法(駐禁レッカーの“指定機関”と同じ方法)で巻き返すのか、あるいは交通利権の構造改革が始まるのか、と見ていたが、なんのことはない、放置違反金で減った点数を、他の違反でカバーするのか…?
 とすれば、青キップだけでなく、点数の高い赤キップの違反の取締りも強化されておかしくないが…?

 うーむ、ほんとに今年はどうなるのか、こう言っちゃなんだが、わくわくしてたまらないよぅ!

 ところで、礼田計さんのブログ、ついに公開のGoが出た。
オービスと愉快な仲間たち/マニヤ編」。
 こんなサイトは絶対、他にない。つか、あり得ない(笑)。すごいっ!!
 「マニア」ではなく「マニヤ」と表記するところからもう、マニアだ、いや、マニヤだ!

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2006年5月21日 (日)

赤字覚悟の契約なの?

 東京・港区の6つの警察署の管内、の委託契約をとった株式会社コアズ、の契約書の「経費内訳書」に「人件費」という項目がある。

 駐車監視員      3億0015万5127円
 統括責任者、代行者   2911万2153円

 礼田計さんからもらった、同社の「駐車監視員資格者 大募集」を見ると、こうなってる。

 責任者   日給1万2500円(8H労働)固給30万円    (月24日)
 副責任者 日給1万1800円(8H労働)固給28万3200円 (月24日)
 監視員   日給1万0800円(8H労働)固給25万9200円 (月24日)

P1000814  契約書の仕様書には、「1日において活動するユニットは最大で43とし」とある。
 なぜ、「最大で43」とわざわざ限るんだろう。
 それはともかく、1ユニットが2人とすれば、1日最大86人が巡回活動をするってことだ。

 また、仕様書には、こうもある。
「受託者は、履行期間中は常に108名以上の駐車監視員を選任し、確認事務に従事できるようにしておかなければならない」

   固給25万円9200円 × 10か月 × 108人 = 2億7993万6000円

 あれ…? 「3億0015万5127円」より、だいぶ少ない。
 こういう計算方法自体が違うんだろうか。

 「大募集」には、「御祝い金10万円支給いたします」とある(いいなぁ)。
   10万円 × 108人 = 1080万円
   2億7993万6000円 + 1080万円 = 2億9073万6000円

 べつの方向から計算してみよう。
 契約期間は6月1日から翌年3月31日までの10か月間で、固給25万円9200円だから、駐車監視員1人の(固定給分の)人件費は、259万2000円。
   3億0015万5127円 ÷ 259万2000円 = 約116人
   3億0015万5127円 ÷ (259万2000円+10万円) = 約111人
 というふうに計算すると、まあ、そんなもんなのかな、と思える。 
   
 次、いってみよう。
 「責任者」とは統括責任者、「副責任者」とは代行者、のことだろう。
 コアズの契約書の仕様書を見ると、各警察署ごとに1人の統括責任者を、全体で9人以上の代行者を選任することになっている。
 代行者を最低の9人とすると、計15人。 
   2911万2153円 ÷ 10か月 = 291万1215円
   291万1215円 ÷ 15人 = 19万4081円

 あれ…?
 「大募集」のとおりに払ったら、どうなるんだ?
   固給30万円 × 6人 × 10か月 = 1800万円
   固給28万3200円 × 9人 × 10か月 = 2548万8000円
   1800万円 + 2548万8000円 = 4348万8000円
   2911万2153円 - 4348万8000円 = -1437万5847円
 「御祝い金」を払ったら、約1586万円の赤字…。

 あちこちから聞えてくるところによると、どうも、今回の確認事務(取締り)の委託契約、業者は赤字覚悟…赤字覚悟の業者もいる…らしい。コアズもうそうなのか、以上の計算だけから一概には言えないかもしれないにしても…。

 今回は270警察署の管内だけだが、来年度には、どっと広がるだろう。警察からも、どんどん広げるのだと聞いている。
「反則金と放置違反金との2本立ては不公平を生む。トラブルの元だ」
 との批判を、私なんかではなく、もっと偉い人たちから受けて、放置違反金1本に絞れば、委託の分野も広がるだろう。
 そこを狙って、赤字覚悟でまず最初の契約を取ったと、そういう面もあるのかな…。

 放置違反金を払っても(納付命令を受けても)違反点数はつかないと、これは警察からの初めての発表になるのかな、わかんないけど、発表された。
 このQ&A、これまで私が多くのマスコミの方々から受けてきたご質問と、かなりダブる。
 そう、じつは私、広報の民間委託契約を警察庁と結んでるのです。
 年間1200万円(税抜)、随意契約、御祝い金は20万円でした。
 ってウソですけど。

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2006年5月20日 (土)

確認標章1枚の取付け工賃は2400円?

 引き続き、試算ターイム!

 確認標章、400万枚。
 うち8割は駐車監視員が、2割は警察官が取付け。
 放置違反金320億円420億円、反則金180億円で600億円。

 約1600人、790ユニットが動くわけだから
   400万枚 × 8割 ÷ 790ユニット = 約4051枚
 1ユニットが年間約4051枚の確認標章を取付けるってことか?

 「年間」と聞けば12か月を連想する。
 契約はだいたい6月1日~翌年3月31日となってる。
  4051枚 ÷ 12か月 = 月に約338枚
  4051枚 ÷ 10か月 = 月に約405枚

 1か月を30日、週休2日とすれば、稼働日は月に22日。
  338枚 ÷ 22日 = 1日約15.4枚
  405枚 ÷ 22日 = 1日約18.4枚

 石川県警は、1ユニット210日間稼働するってことで単価契約したそうだ。
  4051枚 ÷ 210日 = 1日約19枚

 株式会社コアズの「駐車監視員資格者 大募集」(礼田計さんからもらった)を見ると、監視員は「月24日」になってる。
 10か月なら240日。
  4051枚 ÷ 240日 = 1日約17枚
 12か月なら288日。
  4051枚 ÷ 288日 = 1日約14枚

 どの数字も、先に「1ユニットで1日16枚…or more?」と試算したのに近い。
「1ユニットが、2時間の巡回1回で、5枚、6枚、7枚…くらいの「確認標章」を取付けていくんかのぅ」
 いまわかる範囲では、そんな感じになるんかのぅ。
 ま、何かが抜けててぜんぜん違うかもしれんけど、とりあえず、ね。

 ところで、愛宕、三田、高輪、麻布、赤坂、東京水上各署の管内の、株式会社コアズの契約(6月1日から3月31日まで10か月)は、4億2380万1000円(税込)。
 仕様書を見ると、「1日において活動するユニットは最大で43とし」、契約期間内に、日勤帯、夜間帯、深夜帯で合計9331「ユニット×日の活動を行う」とされている。
  4億2380万1000円 ÷ 9331ユニット日 = 約4万5418円

  4万5418円 ÷ 約17枚 = 約2672円
 確認事務1台、確認標章1枚取付けの、工賃は約2672円ってこと…?

  2672円 × 320万枚 = 85億5040万円
 これをもって、全国の委託費は約86億円っていうのは、あまりに大ざっぱすぎ?
 警視庁管内の委託費の合計は約23億数百万円(税込)。86億円の約27%。
 警視庁管内のユニット数は265だから、全国790ユニットの約34%。
 めちゃめちゃ遠い数字でもないように思うが、やっぱ全国の委託契約書をとってみないと、わかんないね。

 ここで、別の試算をしてみよう。
 放置違反金320億円420億円、反則金180億円で600億円。
 放置違反金は、都道府県の収入になる。
 反則金は、いったん国庫へ入って「交通安全対策特別交付金」となる。

 駐禁分の反則金は、03年は243億円、05年は228億円と先に試算した。
   243億円 - 180億円 = 63億円
   228億円 - 180億円 = 48億円
 ま、50億円前後の反則金減収となる。
 その穴埋めをしなければいけないはず。
   320億円420億円円 - 50億円 = 270億円370億円
 そこから、委託費86億円を引いてみる。
   270億円370億円 - 86億円 = 184億円284億円

 いま引いたのは、確認事務の委託費。
 ほかに、放置違反金関係の事務の委託費がある。
 この総額が、まだわからない。試算できるほどの情報もない。
 あと、携帯端末、携帯プリンタ、デジカメ、標章の紙など、警察側が用意するものがある。
 その金額は、私はまだ知らない。

 でも、それらあわせて184億円284億円にもなるか?
 あわせて100億円になるとしても、残り84億円184億円、都道府県の儲けになる。
 あわせて84億円なら、都道府県の儲けは100億円200億
 そうか? これってそんなにオイシイ話なのか?
 まあ、そもそも年間400万枚もの標章を取付けられるのかどうか、という問題もある、きわめて大ざっぱな試算だからねぇ。
 つか、上の計算、どこか間違ってない?
 間違ってたら恥ずかしいよぅ。私は算数が苦手なのだ。

※ はい、そもそも420億円とすべきを320億円としてました。さすが、「算数」が「数学」になった辺りから落ちこぼれ始めただけのことはありますね(笑)。取消線と赤い字は9月5日追記。

 とにかく、苦手な算数にも挑戦したくなるほど、新制度はどうなるのか、こう言っちゃなんだが、わくわくしちゃってしょーがないっつーことで…。

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新制度の稼ぎは600億円!?

P1000636_edited  新制度でいくら儲かるのか。
 おおざっぱなことは、これまで触れてきたが、今回、少し真剣に試算してみた。
 意外なことになった!

 取締り件数は「2倍程度」が見込まれている。
 何を2倍にするのか。
  ・確認事務を委託した警察署管内において2倍
  ・全国規模で2倍
 どっちなのか。
 私はこれまで、そう考えていたのだが、これ、どっちでもないんだね!

 http://ko-tu-ihan.cocolog-nifty.com/blog/2006/05/1_e3b5.html
 ここで引用した答弁に、こうある。
標章取付け件数が現在の約二倍、ということは四百万件を超える…」

 取締り件数ではなく、標章の取付け件数なんだね。
 これは、なるほど、と思う。

 従来(現在)の取締りのやり方は、こうだ。
   <<標章取付け → 違反者が出頭して青キップ → 反則金納付(任意)>>
 標章を取付けられた者が全員出頭するわけではない。
 標章取付け件数と、取締り件数には、差が出てくる。

 ところが将来の取締りのやり方は、こうななる。
   <<標章取付け → カネ徴収>>
 これだと、標章取付け件数と、取締り(カネの納付)件数とには、差が出ない。
 ※ いずれも、ごく例外的なものは除いてますよ。

 つまり、新制度では、400万件を超える件数のカネが入ってくることになるんだね!

 では、1件あたり何円なのか。

 6月1日以降、新しいステッカーを取付けられると、
  ・出頭して青キップを切られ、反則金を払う
  ・知らん顔して、または反則金の納付がないために(※)、
   車の持ち主の立場で、放置違反金を払う
 どっちかになる。

 ※ 放置違反金とちがって、反則金の納付は任意。なのだけれども、では、「出頭して青キップを切られたが、取締りに納得いかなくて反則金を払わず、不起訴になった」という場合はどうなるのか。
 その場合、確認標章取付けの翌日から30日以内に、
(1)反則金が納付された
(2)公訴を提起された
(3)家裁の審判に付された

 この3つのどれかに該当しないので、車の持ち主に放置違反金の納付命令がいくのだという。そんなバカな? と思って警察庁に確認してみたが、そのようになるのだという。私はまだ信じ難いが…。

 ともあれ、反則金と放置違反金の金額は同じだ。
 しかし、車種によって異なる。
 最も一般的な普通車の金額で試算することにしよう。

P1000646  ここ、私はちょっと勘違いしてた。
 普通車の放置違反金は、駐停車禁止場所が1万8000円、駐車禁止場所が1万5000円、これだけだと思っていた。
 ところが、「時間制限駐車区間(いわゆるパーメ・パーチケ)に時間超過するなどして駐車しているもの」については1万円、というのがあるようなんだね。なぜ、だいぶ安いのか、不可解な気はするが、そうなってる。
 放置で1万円というのは、『交通の教則』の反則金額の表に載ってない。6月1日からの新しい違反形態・概念ということになるのか。

 というわけで、普通車の金額にも3種類あるわけだ。
 が、まあ、最も一般的な、駐車禁止場所における金額、1万5000円をベースに、試算してみよう。

   400万件 × 1万5000円 = 600億円

 マジ? そんな高額なの?
 いや~、これは取りっぱぐれのない制度といえるから、400万件に1万5000円を掛けちゃっても、試算としては特段問題ないはず。
 600億円!? うわお!

 でも…本気でそんなに稼ぐつもりなのか?

 試しに、従来の放置(駐停車・駐車)違反からの反則金額を推計してみよう。

 反則金の納付率は、全体で、100%をおおよそ3%前後、切る。
 放置駐車違反に限っての納付率は、わからない。
 ともあれ、まあ、納付率100%つーことで推計してみようよ。

 上述の答弁は、04年春のもの。
 なので、まず03年のを。

 03年の、放置駐停車違反の取締り件数は、8万6604件。
   8万6604件 × 1万8000円 = 15億5887万円
 03年の、放置駐車違反の取締り件数は、151万6316件。
   151万6316件 × 1万5000円 = 227億4474万円

   15億5887万円 + 227億4474万円 = 243億361万円

 ま、243億円、ということになりますか。
 試しに05年も。

 05年の、放置駐停車違反の取締り件数は、9万6134件。
   9万6134件 × 1万8000円 = 17億3041万円
 05年の、放置駐車違反の取締り件数は、141万254件。
   141万254件 × 1万5000円 = 211億億5381万円

   17億3041万円 + 211億5381万円 = 228億8422円

 ま、228億円ですか。

 そうすると、600億円ってのは、これまでの稼ぎの2倍をゆうに超えるじゃん? 3倍近いじゃん?

 ちなみに、この600億円の内訳は…?
 国会答弁では、7割くらいが放置違反金にいくだろう、とされてる。
 それをそのまま信じるなら、
  ・反則金    180億円
  ・放置違反金 420億円
 てことになる。

 反則金が納付されるってことは、その前提として、警察官がキップを切って処理することがある。
 180億円分は、警察官が違反キップを切るわけだ。

 「警察官が違反キップを切ったけれども、違反者は争って不起訴となり、しかし放置違反金が徴収された」
 というケースは、まあ、たぶんそんなにはないのだろうけど、警察官が違反キップを切る枚数は、180億円分より多い可能性はある。キップは切ったが、反則金納付には至らず、放置違反金で終わった、ということはあり得るから。

P1000696  新制度のイメージとして、
「これからは民間の駐車監視員が取締りを行う。その分の警察力が、治安のほうへ振り向けられる」
 という感じがあるじゃない?
 でも…。
 警察官が稼いでいた分が、243億とか228億円とかから、180億円に減る程度…。
 警察官が切るキップは、180億円分にもなる…。
 しかも、民間の放置違反金と、運転者とでトラブルになれば(なるだろう、今よりずっと)、その現場へ警察官が駆けつけることにもなる…。

 そしたら、警察官の負担減は、たいしたことないんじゃないか…。
 かえって負担が増えるんじゃないか…。

 それより何より、私が気になるのは、放置駐車が一掃されてしまったら、600億円もの収入がゼロになってしまうことだ。
「いったんは一掃したが、手をゆるめれば、また違法駐車がはびこる。一掃し続けるために、見張り役として駐車監視員を日々街頭に立たせておかねば」
 というなら、都道府県としてはそのための委託費を払い続けることになる。
 しかし、放置違反金の収入は望めない…。赤字だ…。
 だいいち、違法駐車(それはイコール迷惑駐車ではないよ!)を一掃して、民の日々の生活や経済活動は成り立つのか
 成り立つのは、委託を受ける業者とそこに就職できる人、の生活、経済活動だけだったりして?

 やー、こんなおっそろしく長いのを読んでくれてありがとございますぅ。
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2006年5月19日 (金)

新制度 変わらないもの 変わるもの

P1000581  このところ、雑誌、新聞、ラジオ、テレビの方とよく話す。
 テーマは、6月1日スタートの新制度、駐車違反の取締り(取り締まり)の民営化。
 それぞれの記者氏から得た小さな情報が、私が持ってる情報と結びついて「ははあ、そういうことか!」「やっぱりそうか!」となることもある。
 なにより、いろんな方からいろんな視点・観点の質問を受けてると、自分の知識・認識の足りない部分に気づけるし、断片的に言ってきたことが、わかりやすい1つの命題にまとまったりもする。
 これは非常にありがたい。

 そうして、私が言うべき基本が見えてきたような気がする。

 やっぱ、私は新制度には反対だわ。
 以下理由。
 まぁ、前々から言ってきたことをまとめたにすぎないっていえばそうなんだが。

「それやっちゃダメだよ。危険だから、迷惑だから」
 と誰もが思えるし、実際に危険で迷惑でもある、そういう運転や駐車を法律でしっかり禁止し、そのルールを破ったら必ず(最低限半分以上の確率でとか)捕まっちゃう、処罰される、というものでなければならない、本来は。

 ところが現実には、そんなことは関係なしに、一律に禁止してきた。
 「ダメだよ」と誰もが思わない、実際危険も迷惑もない運転や駐車も違反になる、そういう規制をしてきた。善良な人々の普通の営みが、法律上は違法になる、そういう規制をしてきた。

 そうして、日常的にあふれる違反のごくごく一部を取り締まり、反則金、罰金、レッカー料金、免許に係る各種講習の手数料等々、運悪く捕まった運転者から莫大なカネを毎年吸い上げてきた。道路は「カネの成る木」だった。

 今回の新制度は、そうしたことを(ほぼ)見直さず、カネの取りっぱぐれをなくしますよ、取り締まりは2倍にしますよ、取り締まりや後処理の事務手続きを民間委託しますよ、ということにすぎない。

 じゃあ、本当はどこをどう見直すべきか、ということは次回締切りの『ドライバー』に書く予定。

 ふり返れば、もう15年以上前からか、もっと前からか、私は、反則金制度(68年7月1日施行)について、要旨こう書き続けてきた
「なぜそんなに違反が多いのか。規制はこれでいいのか。本来はそう考えるべきだった。が、当局はそうは考えず、迅速・簡便にカネを徴収できる方法を考案した。運転者たちは(昔の私自身も含め)、その迅速・簡便な方法に飛びついた」

 それと同じことが、もっと大かがりに、これからスタートしようとしているのだ。
 反則金の納付は任意だから、「飛びついた」という表現でよかったが、これからは、飛びつくも何も(とくに自分の車で自分が違反して確認標章を取付けられた場合には)放置違反金を払う以外に現実的に選択肢はない、ということになる。
 そして遠からず、現実的ではない選択肢は、なくなるだろう。

 結局、何も変わらない。だけど、大きく変わる。
 変わらないのは何で、変わるのは何か…。
 ここで終われば、中島みゆきさんの『時代』。
 「そこを私たちはしっかり見分けなければならない」と結ぶと、なんだか新聞の社説みたいになるね(笑)。

 というわけで、ここんとこ、「緊急」とあるもの以外、ご相談のメールにほとんど対応してない。
 今日は久しぶりに(20日ぶり? 医師から叱られるよ!)有酸素散歩1時間以上やったし。
 ちなみに17日は某ラーメン店が半額の件、今月は珍しく忘れちゃいなかったのだが、行く暇がなくて(泣)。来月は行けるかなぁ。こうやって1月1月過ぎ去るうちに、今年も終わるんだろうなぁ。

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2006年5月18日 (木)

1ユニット1日2万5000円?

P1000693  開示文書を見て驚いたっていうのは…。

 石川県の場合、落札者は(株)アイビックス北陸で、金額は2万5000円(税抜き)なのね
 
何億、何千万円の入札結果ばかり見てきたもんだから、にっ、2万…!? と驚いたわけ。

 だけど、考えてみりゃ、これは単価契約に決まってる。
 石川県警の用度課に電話で確認したところ、1ユニット1日8時間の稼働を単位とする、やっぱ単価契約だそうだ。
 稼働日は210日間を予定しているそうだ。
 警察庁の発表によると、石川県は1ユニットのみ。
 2万5000円 × 210日 = 525万円。そんなもん…。

 いや、ちょと待てーよ!。
 1ユニットは、駐車監視員2人から成る。
 契約書を確認してみないとアレだが、統括責任者が1人、必要じゃないのか。
 統括責任者の代行者は、1ユニットの契約では、もしかすると不要かもしれないとしても。
 そのほかに、夏冬の制服、蛍光チョッキ、冬季の外套なども業者は用意しないといけない。
 車で巡回するなら、マグネットプレートをつけた車両も必要になる。
 1日2万5000円で、やれるのか?

 東京で委託契約をとった株式会社コアズの求人広告(礼田計さんからもらった)を見ると、
   責任者(たぶん統括責任者のことだろう)の日給は、1万2500円
   副責任者(たぶん代行者のことだろう)の日給は、1万1800円
   監視員の日給は、1万800円
 となってるぞ。
 うーん、石川県の日給は東京より若干安く設定されているとしても、統括責任者が必要とすれば完全に赤字の契約を取ったことになるんじゃないか。
 ま、あれこれ想像してないで、石川県警の委託契約書を開示請求してみよっと。

 その開示を受けると、たぶんまた何か疑問が生じてくるんだろう。「他の県はどうだ?」とか。
 こうやって、奥へ奥へと入り込み、抜けられなくなっちゃうんだよね(笑)。
 そうやってるうちに、途中で寿命が尽きて死んじゃう。
 それはラッキーな人生だろうと私は思うよ。

 ちなみに福岡県も、単価契約だ。
 中央、博多、西警察署の管内の契約を、(株)コアズ九州事業本部が3万2455円で落札。

 今日の朝日新聞の生活・家庭欄に、今回の新制度について記事あり。
 普通の人々の普通の日々の営みに、新制度はどう関わってくるのか、という視点の記事で、なかなかに秀逸と思えた。

 ※ 写真は、5月15日の警視庁「駐車監視員等総合実技訓練」より。もう、うれしくて171枚も撮影してきちゃったよぅ。デジカメは便利だ。

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2006年5月17日 (水)

交通安全協会はどこへ!?

P1000806  270警察署の管内で駐禁取締り(確認事務)が民間委託される、と話題になってる。
 これは道路交通法51条の8による委託だ。

 もう1つ、51条の15による委託がある。
 「放置違反金」に関する事務だ。
 放置違反金とは、車の持ち主が払う、違反点数のない、新しいペナルティだ。
 ※ 写真は放置違反金の仮納付書の書式。

 この委託契約を交通安全協会(安協)が取るんじゃないか。
 私はそう見ていた。

 先日、大阪の、51条の15による委託契約書をゲットした。
 「大阪府警本部における放置違反金関係業務の委託契約」──1億499万8832円
 「放置違反金関係様式の作成、配送及び封入封かん業務(の委託契約)」──単価(税抜き)29円、予定発送件数94万5000件
 前者は株式会社榮光社、後者はナカバヤシ株式会社大阪支社だった。

 あれ?

 そして5月16日(火)、ようやく東京の、51条の15による委託契約書をゲットした。
 「放置違反金関係事務に係る通知書等の発送委託年間単価契約」──推定金額6292万8834円
 「納入通知書等の読み取り収入済みデータの作成委託年間単価契約」──予定数量42万件、単価(税込)42.945円、推定総金額1803万6900円

 前者はトッパン・フォームズ株式会社、後者はなんと株式会社みずほ銀行(取締役頭取杉山清次)。

 あれ???
 安協はどこへいったの?????

「『安全協会がなければ日本の交通警察はない』のですから、安全協会を育成強化するということは、不断に私ども現役が続けていかなければならないことであります」
「私どもとしては基本的に『不当』にならない限り、できるだけ儲ける、県の安全協会に儲けてもらうというのが基本であります」
 と、91年6月6日付けの「全国警察本部交通規制担当者等会議における交通規制課長指示」なる文書にあったというのに(『警察庁出入り禁止』寺澤有・著、風雅書房)。

 免許更新事務、「更新のお知らせ」の発送、停止処分者講習、違反者講習、レッカー移動、パーメ・パーチケの管理等々等々、交通行政と安協は一体不離なのに。

 違反点数がない放置違反金へどっと流れれば、停止処分者講習などを受ける者が減るし、免許更新時の講習も、安い講習でいい者が増え、これからそっち方面の安協の収入は減るのに。

 どぉーして、51条の15の契約を取らないの?

 退職下級警察官の受け皿としては、駐車監視員の統括責任者と代行者で十分、退職幹部を大企業へ天下りさせたい、そういうこと?
 いや、それはまだ、何のデータ的根拠もない憶測だ。
 もちろん、駐禁レッカー移動のように、契約の形を、確認機関(取締りをやる業者)と警察本部長との契約ではなく、確認機関と安協の契約にするという線も、捨てきれないけれども、しかしそんなことより、私はひしひしと感じるよぅ。

 警察はもう、反則金制度に見切りをつけ、行政制裁金制度へ一気に舵を切ろうとしているように見える。
 それにあわせ、なんかこう、巨大な山が大地がゴゴゴと動き始めているような…。

 桜丘法律事務所へ寄り、浜島望さんとちらっと雑談してきた。

警察がひた隠す 電子検問システムを暴く Book 警察がひた隠す 電子検問システムを暴く

著者:浜島 望
販売元:技術と人間
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 その雑談で感じたんだけど、小泉・総理大臣の構造改革は、旧来の利権をぶっ壊し、新しい勢力が取って代わること…なのかなと、そっち方面はまるで頓珍漢な私だが、なんとなく見てる。交通行政のほうも、構造改革なのか…。

 でも、下級(嫌な言い方。ごめんね)警察官を、退職後、一般の民間企業へ散らばらせるわけにはいかないだろう。やっぱ警察一家のようなものの中に囲っておく必要があるんじゃないか。
 その受け皿は、統括責任者と代行者で十分なのか。安協はこれからどかんと巻き返すのか。はたまた…。

 とにかく6月1日、新しい時代の幕が開けるよぅ。わくわくするよぅ!

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2006年5月15日 (月)

駐車監視員の「実技訓練」を見てきたよぅ!

 や~楽しかったよぅ。天気よかったし。
 中野豪さんならどんなイラストを描いてくれるかと、ついわくわくしてしまう気持ちが、哀しかったけれども…。

Book 交番のウラは闇 イラスト・マンガ版

著者:中野 豪
販売元:第三書館
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 本日午後、警視庁の「駐車監視員等総合実技訓練」があると、どこからか聞きつけ、交通安全教育センターの多摩川河川敷のコースへ行ってきますた。
 記者クラブに所属してないとダメと言われるかと思ったが、公開だということで、ぜんぜんオッケーだった。でも、広報の対応も含め、どうも警視庁では私はそれなりに有名らしい。そりゃそだよね。

P1000752_1  訓練といっても、マスコミのためのデモンストレーションという意味合いのようだった。
 警視庁としては(というより警察全体として)、広く報じてもらい、周知させ、なるべく無理なく新制度をスタートさせたいってことがあるんだろう。

 テレビカメラやスチルカメラがたくさん集まってるからか、始まる前、女性警察官たちがきゃぴきゃぴしてた。ああいうところは普通の娘さんたちだなぁ、と。

 視察に来た大臣(国家公安委員長)も、若い女性駐車監視員ときゃぴきゃぴ(ってこともないか)話してた。
 ボディガードがすごかったね。見るからにボディガードだぁ、て感じの男たちがわらわらいて。クリント・イーストウッドみたいな渋いオジサンもいたっけ。

 今回は全ユニットが、私が言うところの「スリーピースタイプ」すなわち携帯端末とデジカメと携帯プリンタとに分かれたタイプだった。

 この携帯端末等って、けっこうすごいね。
 デジカメで撮ったのが、タブレット式の携帯端末に送信され、そこに打ち込んだ必要データが携帯プリンタに送信され、という具合になってるんだ。
 あの通信を妨害する電波を出す装置、なーんて誰かがつくって売るかも。電波法違反になりそうだけども。

 チェック係の女性警察官(見た限りなぜか全員巡査長)が、苦情を言う運転者役となり、統括責任者が接遇するシーンも見た。
 ははぁ、やっぱりそう言うんだなぁ、と私はもう楽しくてたまらなかったよぅ(笑)。

 携帯端末は、液晶画面が見にくいらしい。
 これから陽差しの強い季節に入るのに。
 よし、折りたたみの黒い被いを考案して特許を…という商才は私にゃないな。

 そんなことより私が気になるのは…。

違反者 「ごめん。お前から借りた車で、駐禁やられちゃったよ」
持ち主 「お前が違反したんだから、お前が出頭してキップ切られてこいよ」
違反者 「や~、だけど、そしたら俺、ゴールド免許でなくなるじゃん。お前、悪いけどさ、車検証上の使用者の立場で、放置違反金のほうで払ってくれよ。そっちだと、点数ないじゃん。違反金1万5000円と、礼金1万円やるからさ」
持ち主 「しょがーねーな、もぉう。2万5000円、先払いだぞ」

 こういうことが、これからどんどん起こってくるだろうわけで、これが犯人隠避になるのかどうか。
 どう見たって犯人隠避を構成してる…。
 しかし放置違反金制度では、それで決着する…。
 微妙…。
 いや、これが反則金だったら返還の手続きがとられ、罰金だったら再審請求で持ち主を無罪とし、それとは別に、持ち主は犯人隠避で処罰、違反者は道路交通法違反(駐禁)と犯人隠避教唆で処罰…となる。
 新制度においても、放置違反金を返還し、持ち主は犯人隠避で処罰、違反者は駐禁と教唆で処罰…それがいちばん整合する…のかなぁ…微妙。

 ※ 赤い字の部分、訂正しました。訂正前は、放置違反金には返還の規定がないように書いてましたので。すみません!
 ※ ちょっと付言すると、新制度は、違反者の責任を問うのが第一であると、じつはされているのです。

 とにかくこれは、ややこしい制度だ。
「反則金なんてなくして、放置違反金1本にしようよ」
 という方向へ行きやすく出来てる。←ここがたぶんいちばん重要なところ。

 ところで、午前中にアマゾンから本が3冊届いた。
 「発送予定日」が5月30日から6月14日、てのは何だったんだろう。

18+2ポイントで知る新しい駐車取締り―放置違反金制度と違法駐車取締り関係事務の民間委託制度 Book 18+2ポイントで知る新しい駐車取締り―放置違反金制度と違法駐車取締り関係事務の民間委託制度

著者:駐車取締実務研究会
販売元:東京法令出版
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 これ、ワタシ的には、すっごく面白そう。役に立ちそう。 

 多摩川河川敷へ行く前に、大阪府警から委託契約関係の文書が届いてた。
「大阪府警本部における放置違反金関係業務の委託契約」
「放置違反金関係様式の作成、配送及び封入封かん業務(の委託契約)」
 など。

 この契約は安協が取るのかな?と思ったが違った。
 前者は株式会社榮光社。後者はナカバヤシ株式会社大阪支社。
 まあ、大阪の場合、安協が確認事務の委託を受けてることもあるとはいえ、どういうことなんだろう、これは。全国を調べてみたい。

 契約書は、まだ中身をちらっと見ただけだが、こっちはさらに面白そう。
 私ってどうして、こんなことにこんなに夢中になれるんだろう。不思議だ(笑)。

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駐禁取締りの民間委託 警察が次に打つ手は?

 不起訴になれば点数は消す。免停等の行政処分は撤回する。
 それが、90年頃までの運用だったようだ。
 『交通取締りに「NO」と言える本』(90年12月発行)のため、職業運転者やその組合、弁護士たちを取材したところ、みなそのように認識していた。

 ところが、90年を過ぎた頃から急に
「不起訴になったのに、警察は点数を消さない。おかしい」
 という声が全国から聞えてくるようになった。
刑事と行政は別。不起訴は関係ない。点数は消さない
 という運用に変わったのだ。
 絶対消さないということもないのだが、原則として(とくに大都市の警察で)「消さない!」という姿勢を押し通したがるようになった。どうも、警察庁から「消すな」という指示が出たように思われた。
 なぜ?

 90年4月の読売新聞一面トップに、要するに「現場警察官が違反を確認しただけでカネを取ってしまえる制度にしたい」という趣旨の大きな記事があった。
 93年11月の朝日新聞、94年10月の讀賣新聞に、要するに同趣旨の大きな記事が載った。

 ははあ。
 そのような制度にするためには、「現場の確認は絶対」という前提が要る。
「現場の確認は絶対とまでいえず、だから運転者はしばしば争い、不起訴になることも、点数が抹消(処分が撤回)されることも普通にある」
 という状況があってはマズイ。
 しかし、かといって、
「検察さんよ、不起訴はヤメてくれ。略式に応じない運転者は全員公判請求して有罪にしてくれ」
 というわけにはいかない。
 それで、まずは警察ができる範囲のことはしっかりやろうと、
「違反だと確認した以上は、点数は消さない。行政処分は執行する。不起訴? それは検察官が刑事処分についてお目こぼししただけだ。行政処分とは関係ない」
 という形にしたくなったのだな、と私は推理した。

 このやり方は、うまくいった。
どうせ点数が消えないなら、争ってもムダじゃん
 と、刑事処分のほうも泣き寝入りしてしまう運転者も、たくさんでてきた。「どうせムダ」と言って運転者の足を引っ張る者もでてきた。
 かくして、「現場の確認」は、
・行政処分から見ると、ほぼ絶対。
・刑事処分から見ると、行政処分よりは落ちるが、ほぼ絶対。
 というふうな状況ができあがった。

 そうして、現場の確認(「確認事務」)のみによってカネ(「放置違反金」)を徴収してしまおうという制度(90年4月に読売新聞で発表されたのとほぼ同じ制度)が、このたび実現したわけだ。

 90年4月に読売新聞で発表された制度と、今回の制度、違う点は、後者にはまだ「反則金」を納付せずに刑事手続きで争う道が残されることだ。
 警察は(霞が関は)、その道も早く取り払ってしまいたいはず。
 なら、どうするか。そこだよ。

 今回の新制度では、「反則金」を払わずに、定められた法律手続きにしたがって争い(※)、不起訴になっても、車の持ち主が(または、持ち主としての自分が)反則金と同額の「放置違反金」を徴収されてしまう。
 これは誰が考えたっておかしいだろう。

 ※ 駐車違反では、ほとんどすべてが、「違反は事実だが、違反の動機、付近の状況、駐車の時間、再犯の可能性等(つまり悪質性)からして、処罰の要はない(または極めて軽い処罰を)」という主張だろう。悪質性は大事な要素だ。

 しかも。
 争うためには、まずは違反キップを切られてないといけない。
 違反キップを切られれば、点数が付される。
 争って不起訴になっても、「放置違反金」は取られるわ、点数はつくわ。
 一方、知らん顔してキップを切られず、持ち主の立場で「放置違反金」を払った者には、点数はつかない。ゴールド免許のまま。
 これも、誰が考えたって「不公平だ!」ってことになるだろう。

 つまり、新制度は、そういうわかりやすい不備を抱えてスタートするのである。
 「おかしい!」「不公平だ!」という批判が当然出てくる。
 今のところ、私がほとんど1人で言ってるわけだが、これから、大きな世論みたいな形になっていくだろう。自然にそうならなければ、世論があるという形をつくろうとするだろう。93年の朝日新聞の記事がそんな感じだった。

 そして!
「わかりました。不公平はいけませんね。では、反則金はナシにしましょう。放置違反金1本でいきましょう」
 とくるんじゃないのかねぇ。
 同時に(または前後して)、
「この講習を受ければ、車両の使用制限命令はしません(または制限期間を短縮します)」
 とくるかなぁ。
 完全に放置違反金(それはつまり「行政制裁金」)1本になったら、そのときは、
「使用者責任を果たさないのは、運転者として危険ともいえます。よって、放置違反金の納付命令を受けた持ち主には放置点数(違反点数と同点)をつけ、その点数によって、免許更新時には違反運転者講習を受けていただくこともあるとか、そういうふうにしましょう」
 とくるか。
「新しい時代の講習になりましたので、値上げします」
 ってのもアリだなぁ。
 94年の読売新聞の発表から、今回の「放置違反金」まで、12年も待ったけど、上記のような“改正”は、これからばたばたっと展開するんじゃないのかなぁ。

 交通違反を研究し続けて今年で23年目。
 今日もそんなことばっかり考えてるんだよぅ(笑)。

 昨日(日)の昼間のTBS「噂の東京マガジン」で今井のことを言ってた、とかちらっと聞き、「え? 私は知らないよ」と…。
 それって、『週刊朝日』の、黒木昭雄さんとの対談記事が、「中吊り大賞」に選ばれたっちう話だったんだ。担当編集者氏、おめでとうございます。

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2006年5月14日 (日)

駐車監視員は1日何台を取り締まるのか

 6月1日から駐禁取締りが2倍、について。

 国会答弁では2倍、2倍という数字が何度か出てくる。
 これは、何を2倍にするのか。
 取締り(「確認事務」)を委託した地域において2倍なのか、全体で2倍なのか。
 どうも前者であるような論調も見られるような…。

 04年4月8日の参議院・内閣委員会の、警察庁交通局長の午前の答弁はこうだ。
「新しい制度におきまして……………二倍程度の駐車違反取締りを行いたいと」
「最大限民間委託を行った場合には標章取付け件数は二倍と、今の二倍になったものとして……」
 これだとちょっとわからない。

 午後に、こういう答弁がある(太字は今井)。

 新しい制度での取締り件数あるいは民間委託の規模、これは各都道府県警察においてその時々の地域の駐車実態に応じまして判断されるものでありまして、一概になかなかお答えすることは困難でございますが、取締り量については、現在の違法駐車状態を良くするために行うものでありますから、かなり現在以上の取締りが必要だろうと、まずこう考えております。
 そこで、仮に標章取付け件数が現在の約二倍、ということは四百万件を超えるということでございますけれども、こうなって、全国の警察署の約四分の一において確認事務の委託が行われる、しかも全体の標章の八割は民間委託された駐車監視員が取り付けると。二割ほど一一〇番対応のことがございますので警察官が取り付けることがあろうと思います。そういう仮に仮に仮にという条件付でございますけれども、そういった場合に年間一千七百人分の駐車監視員が必要になるものと、こう見込んでおるところでございます。

 手元に98~02年の「違法駐車標章取付・駐停車違反取締件数」という表がある。全国のデータだ。
 標章取付件数は、約252万、237万、224万、218万、217万と推移している。
 この答弁は、03年の件数を元にしているはず。だって04年4月の国会答弁なんだから。
 ちなみに、取締り件数などのカウントは歴年なのね。
 反則金納付額などカネ関係は、年度だ。5月の連休が明け、6月の中頃だったか、前年度の反則金納付総額の集計が出るんだという。

 したがって、「約二倍」にすれば「四百万を超える」というのは、民間委託が行われる地域だけではなく、全国のことと解される。

 しかし、だよ。
 03年の駐停車違反の取締りは約168万件(05年は約159万件)。
 そのうち放置駐停車に対するものは、約160万件(05年は約151万件)。
 標章取付件数と、取締り件数とには、だいぶ開きがあるのだ。
 ※ 標章は「放置」に対して取付ける。

 標章取付と、取締りとでは、労力がだいぶ違う。
 新制度におけるやり方は、取締り、に相当する。
 交通局長の答弁は、標章取付の2倍となってるが、そうなのか? 取締り件数の2倍と考えるほうが現実的ではないのか?

 ま、それはともあれ、上掲の答弁にそって、大ざっぱに試算してみよう。
 400万件の8割は320万件。
 先日警察庁が発表した駐車監視員の人数は約1600人
  320万件 ÷ 1600人 = 2000件。
 駐車監視員は1人あたり年間2000枚の「確認標章」(新制度におけるステッカー)を取付けることになる。
  2000枚 ÷ 365日 = 約5,5枚
 全員が毎日働くわけじゃないだろう。250日とすると、
  2000枚 ÷ 250日 = 8.0枚
 1人1日8枚の「確認標章」を取付けてまわることになる。
 2人以上1組で巡回し、多くのユニットが2人のようだから、まあ、1ユニットで1日16枚…or more?

 先日開示を受けた委託契約書(契約番号62222)に、こうある。
「1日に連続9時間(実働8時間、休憩1時間)にわたって巡回活動を行うものとする」
「巡回計画書は、8時間の実働時間に対して、2時間の巡回を3回行うことを基本として作成すること」

 1ユニットが、2時間の巡回1回で、5枚、6枚、7枚…くらいの「確認標章」を取付けていくんかのぅ。
 新制度スタート直後と、何カ月かたってからとでは、だいぶ様子が違う可能性はあるのぅ。
 それにしても、「全体の標章の八割は民間委託された駐車監視員が取り付ける」という答弁と、1ユニット、2ユニットの県がだいぶあるってのは、どう結びつくんだ?

 とまぁ、俺は毎日そんなことばっか考えとるわけさ(笑)。

 Banner_02_2人気blogランキング ← どうも、今日ないし現在からさかのぼること1週間の間に、1日10人前後の方がぽちっと押してくれている、そういうことなのかな…よくわかんない。ちなみにこの1週間のアクセス数は、1日だいたい600から700。

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2006年5月13日 (土)

今回の民間委託に賛成か反対か

 14時までに送信すると約束した『ラジオライフ』の最後の原稿を、奇跡的に14時少し前に送信。
 ふうっ、やっと抜け出た! 締切り地獄…いや、すんません、締切り天国から。

 14時半すぎから、仕事場で某TV番組のVTR撮り。
 カメラの人が、長身で細いけれども筋肉を隠してそうな、モデル系の女性だったよぅ。どっちが映される側か、倒錯感あり…。

 ところで、
「今回の6月1日からの駐禁取締り(駐車違反の取り締まり)の民営化について、今井は賛成か反対か」
 と尋ねられることがよくある。

 私はどうも言いよどんでしまう。
 なぜだろう。
 少なくとも3つ理由がある。

 駐禁取締りの民営化は、270警察署の管内。
 しかし、全警察署(千数百だっけ?)の管内、つか全国的な民営化が、じつは道路交通法51条の15にしっかりあるのだ。
 警視庁のその契約書を来週ゲットできる。大阪府警の契約書もたぶん来週。
 取締りの民営化、「P」の文字がボタンにまでついた目立つ制服の監視員は、なんつーか目くらましのようなものともいえ、私にとっては賛成・反対の対象ではないというか…。

 2番目。『週刊金曜日』(26日発売? そしたら原稿もっと遅れてもよかった!? いや、遅らせたらあとが詰まること必至だから、ま、いっか)にも書いたが、6月1日スタートの新制度は、たとえていえばダルマに片目を入れるようなもの、と思うのね。
 これからもう一方の目を塗るどころか、ダルマを真っ黒に塗り潰すようなことが、どんどん積み重ねられていくはず。そこが、93年の朝日新聞、94年の読売新聞で大きく発表された、警察の野望ないし悲願のはず。
 私はそっちに興味津々で、賛成・反対どころじゃ…。

 3番目。やっぱり私はマニア。1つひとつが面白くってたまらないのだよぅ(笑)。
 たとえば上記「目くらまし」のことについても、「間違いない! 気をつけろぉっ!」というよりは、「公務執行妨害に罰金刑を、なんて普通に考えればとんでもない刑法改定をするりと潜り込ませてしまう、すげえっ!」という感心のほうが先に立つんですよ。

 うーむ、次回の『ドライバー』の連載コラムは、警察庁が次に打つ手の予想と、本当はどんな改革をすべきなのか、にしようか。

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2006年5月12日 (金)

51条の15による、世間で話題になってないほうの民間委託

5月11日(木)その2

 簡裁でオービス事件を傍聴してから、警視庁へ。

1、先日開示を受けた契約番号62222以外の、放置車両確認事務委託の契約書。仕様書については別紙(制服やチョッキの細かな仕様がたっぷり)を除く。

2、警視庁と東京交通安全協会との、運転免許事務の委託契約書。今年度分。

3、駐車違反のレッカー移動(署長移動)の契約書。今年度分。先日開示請求した江戸川・小岩署分を除く。

4、昨年10月1日から現在までに、警視庁が開示請求を受けた件名がわかる一覧表。

 の開示を請求。
 日比谷公園内のグリーン…なんだっけ、でカツカレー680円を食べながら某新聞のインタビューを受ける。

 帰宅して、少しは寝ないと死んじゃうよぅと横になったら、地震? いや、なんか、体がひくひくと動いてる…ように感じるのだった。あれー、なんだこれ…と、ぼんやり思ううちに眠った、1時間ちょい。

 その夜、某週刊誌の取材を受ける。

そして5月12日(金)

 警視庁から郵便。
 道路交通法51条の15による、世間で話題になっている以外の「民間委託」の契約書についての、一部開示決定通知書。うわお、これを待ってたんだよぅ!
 開示延長になり、5月半ばになるかと思ってたが、わりと早かったね。

 つか、12日(金)のテレビ朝日「報道ステーション」で、“そっちの民間委託”の話に触れる者がVTR出演するかもしれない。買って間もない夏のジャケットとズボンとシャツとネクタイを着て…え?

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2006年5月 9日 (火)

駐禁取締り民間委託の契約書をようやくゲット!

 11時頃、警視庁の情報公開センターへ。
 愛宕、三田、高輪、麻布、赤坂、東京水上各警察署の管内の、「放置車両確認事務委託」の委託契約書、の開示を受ける。契約者は株式会社コアズ東京事業本部。
 154枚、3180円。いてて。

 日比谷公園内のグリーン…なんだっけ、あそこのテラスでコーヒー300円を飲みながら、1時間ほどかけてじっくり読む。
「駐車監視員のうち、67名以上は正規労働者でなければならない」
「統括責任者の代行者を9名以上選任しなければならない」
「1日において活動するユニットは最大で43とし…」
 面白いっ!!
 そして、これは全契約に同じものがつくという「確認事務実施要領」。
 面白いっ!!
 3時間半しか寝てなくて、へろへろなのに、漢字だらけの固い文章を一気に読んでしまったよ。

 ところで、農林水産省の食堂は、どうも全店が40円引きになったような…。
 第3食堂の様子を見てから、今日は久しぶりに第1食堂(裁判所の正面玄関からいちばん近い食堂)へ。
 あんまり混んでたので、ぶらぶら書店へ行き、これを買う。

他人を見下す若者たち Book 他人を見下す若者たち

著者:速水 敏彦
販売元:講談社
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 ちなみ先日、アフィリエイトで注文した3冊、なかなか届かないので、アマゾンからきてるメールをよくよく見たら、「発送予定日」が5月30日から6月14日になっていた。ええっ!? んなアホな!?
 以前注文したときは翌日もう届いて感激したのに。
 今回は「3冊まとめて発送」を選択したっけが、東京法令のが遅いのか?

 第1食堂は、メニューの感じがだいぶ変わってた。
 バラエティに富むメニューの中から、ラーメン大盛300円。つまんねー奴!
 牛丼の具とカレーが、黄色いご飯(あれがサフランライスか!?)のあっちとこっちにかかった「牛ぎゅうカレー」480円てのが旨そうだったよぅ。

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2006年5月 8日 (月)

行政制裁金 12年前の世論誘導記事

 『ラジオライフ』のその2、その3を途中に、『週刊金曜日』の原稿に取りかかる。
 お題は、駐車違反の取り締まりの民間委託。

 じつは私、『週刊金曜日』94年1月14日号に、「警察に逆らえなくなる日」というなんと10ページもの記事を書いてるんだねぇ。12年前だ。私が21歳のときか(※)。

 ※ ってオヤジはほんっとくだらないこと言いたがるよな。50歳をすぎると、やむにやまれぬものが分泌されるらしい。学生諸君、これ、卒論のテーマにどないや。がははは。←『週刊アサヒ芸能』の勝谷誠彦さん風? ちなみに勝谷さん、『ニュースバカ一代』という本を出してるんだね。私の「交通違反バカ一代」も、そんな捨てたもんじゃないかも…と少し自信を持っていい?

ニュースバカ一代 ニュースバカ一代

著者:勝谷 誠彦
販売元:扶桑社
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 さてさて、『週刊金曜日』の94年のその記事は、93年の朝日新聞の“世論誘導記事”をネタにしている。

 93年10月22日、<<人身事故でも前歴なければ/けが2週間以内「免停」せず/道交法施行令改正し5月実施/事故増加を危ぶむ声も>>という8段組の記事が載った。
 いわゆる事故点数を引き下げ、「人身事故だと最低でも必ず一発免停」をなくす、という話。実際、その後そうなって現在に至っている。

 93年10月27日、<<けが2週間以内の交通事故「免停せず」/疑問の声 相次ぐ/歯止めを失う/代替の施策が必要>>という8段か9段組の記事が載った。
 いろんな人の厳しい批判の声が紹介された。

 93年11月4日、<<刑罰やめ高額制裁金/交通事故・違反での「前科」減らします/道交法改正警察庁が検討/軽微なものに限定>>という、前の2つよりずっと見出しに迫力のある、8段組の記事が載った。
 「代替の施策」として、「行政制裁金」を持ち出してきたのである。
 つまり、「違反(事故の過失)は事実かどうか」「事実として処罰すべきか」「すべきとしてどれくらいの罰が適当か」を、検察官、裁判官に判断してもらう道をなくし、警察官(または警察OBないし民間)の現認だけで、カネを取ってしまおうという制度にしたい、というのだ。
 『駐禁ウォーズ!!』で悪玉役の警察官僚が目論んでいる「行政制裁金」である。

 当時、たしか読売にも毎日にもそんな記事はなくて、のちに、「朝日には(どこにでもそうだろうが)警察べったりの人(編集委員だか論説委員だかそんな感じ?)がいて、その人がやらせたんじゃないか」という話を耳にした。

 そのことをもとに、「警察に逆らえなくなる日」という記事を書いたわけ。
 今ちらっと読み返すと、赤面もののくどくどしい記事だ。
 ま、交通違反と聞けば「違反は悪い。違反者などやっつけろ」と反応をするだろう読者もいることを想定して、わかりやすく伝えようと心を砕いた、ということでご理解を…いただけないくらい、くどくどしいつーか、昔の今井ブシ全開で恥ずかしいよぅ。

 こんな長い回想を書けるのは、締切りについて私が勘違いしていて、全部が8日(月)までではないらしいとわかったから。
 そして、今、完熟トマトと、自家製のきうりの糠漬けと、スーパーで買った筍土佐煮(4割引)で、キサイチのはちみつ黒酢ドリンクで割った焼酎を飲みながら原稿書いててご機嫌が良いから。
 肉系の揚げ物がなくても十分に幸せを感じられる、鐵っつぁん、おいらはもうそんな歳だよぅ。からかわねぇでおくれよぅ。←相模の彦十風?

最後まで読んでくれてありがとう♪ ぽちっとねの人気blogランキングは、ここまでは意外にも三歩進んで二歩さがるだけど、客観的にはそろそろ限界だろうと思うです、いくらなんでも、ねえ。 

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2006年5月 1日 (月)

「違法駐車」と「迷惑駐車」は違う!

 駐車違反(「放置車両」)の取り締まり(「確認事務」)の民間委託、どんどん進んでるねえ。
 「駐車監視員」の制服も、いまやこうやってネットで宣伝されてる。

http://www.nakahiro-group.co.jp/parking/
http://kimpara.co.jp/parking/
http://www.prevention.co.jp/products/parking.html
http://www.chikuma.co.jp/uni/fuyu.html
http://www.nikke.co.jp/uniform/pdf/park-uniform.pdf

 今朝のフジテレビの「とくダネ!」、女房殿が録画したのでちらっと観たよ。
 おおぅっ! 岐阜県警の、警視庁とは違ってこぢんまりした資格者講習!
 そして、どこのだっけ、具体的な確認事務の練習!
 携帯端末って、あんなだったんだ。携帯プリンタから、うにょうにょと新しいステッカー(「確認標章」)が出てくるがな! ステッカーの粘着って、へえ、あんななんだ!
 今井亮一ってのが映ってたけど、あんなヘンな顔なんだぁ、へえ!(泣)

 ま、こうして新制度の施行がどんどん近づき、いろんなことが動き出すと、「へえ!」「へえ!」と興奮すると同時に、私が前々から言い続けてきたことが、なんつーか、改めて思い出される。

 守るべき合理的理由を見出せない規制により、とくに危険も迷惑もない形式的な違反が日常的にあふれる状態をつくっておき、そのごく一部を取り締まり(元警察官僚・平沢勝栄議員によれば検挙率は0.005%)そこから生じる莫大なカネを天下り先へ流し込む、それが交通行政の実質といえる。つまり「交通商法」。

 『なんでこれが交通違反なの!?』のQuestion010に、もうちっと詳しく書いた。

なんでこれが交通違反なの!?―警察は教えない126の基礎知識 Book なんでこれが交通違反なの!?―警察は教えない126の基礎知識

著者:今井 亮一
販売元:草思社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 そのへん、『週刊金曜日』の原稿にもっと詳しく書こう。その前に、『ラジオライフ』の連載原稿を終わらせねば。ってまだ書き上げてないのかよ!

 と焦りつつ、①今日は良い天気だった、②女房殿から市役所へ行くよう命じられた、③こういうときこそ運動しとかないとヤバイ、と3つもの理由があったので、仕方なく有酸素散歩約1時間。あ~、気持ちよかったのぅ。
 終えてから、例のバス通り沿いの立ち食いそば屋で、きつねそば大盛370円(10円値上げになったね)を食って満足し、公園のベンチでちょと仮眠。あんまり眠れねーなと起きあがったら、約1時間が経過していた…。

 ところで、今後「民間委託」関連のニュースをみるときに、これは頭に入れといてほしいと思うことを。

 いま騒がれてる「民間委託」は、現場の取り締まり(「確認事務」)のこと(道路交通法51条の8)。
 それは全国270警察署の管内でのみスタートする。
 だが、全国規模で大きく変わるものがある。
 それは、「放置違反金」制度。
 「放置違反金」に関する「事務」も民間に委託され(同51条の15)、それも全国規模なのだ。

 あと、「違法駐車」と「迷惑駐車」とは違うってこと、忘れないほうがいいと思う。
   違法駐車=法令で違反とされてる駐車
   迷惑駐車=じっさい迷惑な駐車
 迷惑なバカヤロー駐車をイメージして、「違法駐車はダメです」ってやってたんじゃあ、どんな制度をつくったって、それこそダメじゃん、と思います。

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2006年4月30日 (日)

『新しい駐車取締り』東京法令

 急ぎ買いたい本の、アフィリエイトを貼っとこう。
 『新しい駐車取締り』のほうは、表紙が青と赤と2種類あり、赤のほうが今年4月発売の改訂版らしい。
 さて、あとはアマゾンのパスワードとか探すだけ…。

18+2ポイントで知る新しい駐車取締り―放置違反金制度と違法駐車取締り関係事務の民間委託制度 Book 18+2ポイントで知る新しい駐車取締り―放置違反金制度と違法駐車取締り関係事務の民間委託制度

著者:駐車取締実務研究会
販売元:東京法令出版
Amazon.co.jpで詳細を確認する

駐車監視員資格者試験問題集 Book 駐車監視員資格者試験問題集

著者:駐車監視員試験問題研究会
販売元:東京法令出版
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 同じ東京法令の、駐車監視員資格者講習のテキストだった『駐車監視員資格者必携』は、アフィリエイトのページにないのね。東京法令のホームページにも、どうも見あたらない。どうなってんだ?

 こんな本もあったよ。

さらば違法駐車取締り Book さらば違法駐車取締り

著者:國吉 雅仁
販売元:MBC21
Amazon.co.jpで詳細を確認する

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駐車監視員活動ガイドラインが公表!!

 はは~!! 27日(木)のアクセス数がなぜ激増したか、原因はこれ!?
 今ごろ気づくとは、私も相当のアホタレやな。
 木曜は朝からずっと裁判所にいて、夜は打ち合わせをすっぽかしそうになり、金曜、土曜は原稿三昧で、忘れてたんだなぁ、警察のHPをチェックするのを。

 警察庁が27日、「新たな駐車対策法制の施行準備状況について」というのを発表してる。
 ほほ~!! 面白いっ!!

 「受託契約に係る駐車監視員数」は「約1600人」。
 次ページの表を見ると「1580」。約20人の差がある。これは「1ユニットを2人と換算して算出した人数」だという。
 てぇことは? 警視庁の「530」は、265ユニットを意味するってことか? 3人1組のユニットがあっても、それは全国でせいぜい約20ユニットと、こういうことか?

 それにしても、警視庁は43警察署の管内で530人(265ユニット?)って。
 等分したら少なすぎるやろ。新宿、渋谷などに多くのユニットを振り向けるのか。

 この、「約1600人」って数字も興味深い。
 警視庁だけで、これまでに3500人の講習合格者がいるんだよ。てことは…?

 そして、「駐車監視員活動ガイドライン」を「4月27日までにすべての警察署」が公表するとある。
 なるほど、すでに公表されとるがな!
 その関係で、当ブログと自力HPのアクセス数が突然激増したのかな。

 しっかし…。
 たとえば石川県警金沢中署のガイドライン
 片町、香林坊、竪町、柿木畠(私は小さい頃そこに住んでたんだよぉ)などを含むあの広範囲を、2人(1ユニット?)で巡回活動するの?
 それはそのうちわかるとして、2人(1ユニット?)、4人(2ユニット?)ってところがけっこうある。
 少なすぎない?
 もちろん、ぜんぶ民間にゆだねるわけじゃなく、警察官も取り締まるわけだけどさ、検挙率が1%をはるかに割るってこと、なんか実感されない?
 ま、わざと批判を浴び、かねて用意の次のネタを持ち出すってこともあるにしてもだよ。

 いや~もぉ~、マニア的には面白くてたまらない。
 ふり返れば、もともと私はバイク乗り。物書きになってからは、バイク雑誌にばかり書いてた。バイクの駐禁取締りは少なく、交通違反専門といっても、駐車違反についての知識はあまりなかった。
 ところが10何年か前か、軽自動車を持つようになったころ、六本木でレッカー移動され、興味を持ち始めた。あれがなかったら、今回の新制度をここまで面白がることはできなかったかも。人間万事塞翁が馬。楽しい。

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2006年4月24日 (月)

駐禁取締りの新制度、現場は大混乱するのでは?

 ご相談等のメールに返信するうち、『ドライバー』の連載の、次回のネタを思いつく。
「もしも今井が交通違反で捕まって納得いかなかったら、どうする?」
 交通違反一筋、今年で23年目に突入の私の、極意とは!
 どうです、面白そうでしょ。
 これ、だいぶ前からアイデアはあったのだ。
 もっと早く発表すればよかったかな。

 それを数行書き(出だしの数行が書けたら、もう終わったも同然だ。わはは)、有酸素散歩1時間以上。
 今日は良い天気で暖かかった。
 汗に濡れた衣類を洗濯。

 仕事場に戻り、警察のHPに開示請求の書式がなかった山口県警と徳島県警に電話。書式の在処を教えてもらい、開示請求および申出(※)の文書をつくり、また事務作業。
 ※ その県内に住居や仕事場がある等の条件を満たさない場合、開示の「請求」はできないけれども「申出」はできる、という県がぽつぽつあるのだ。

 愛媛県警は、その「申出」さえできない。
 そういう県が他にも一部ある。どこだか忘れた。栃木県がそうだっけ。

 さらにご相談メールに対応していたら、某TV番組からメールあり。電話で30分ほど話す。
 そんなことで昼の仕事はおしまい。って仕事したのか?

 夜、某月刊誌の取材を受ける。寿司屋で、イワシ刺身とゲソ焼き等で少し飲みながら。
 いろいろ質問されて、今回も新しい発見があった。いやはや、6月1日スタートの「放置駐車」の取締りに係る新制度は、ほんっとにどうなるのか。警察庁のほうで細かなマニュアルを示さないと(示してもなお)現場は(取締り現場はともかく、そのあとの処理の現場が)大混乱になるんじゃないか。混乱しつつも、やがて、ある方向へと収束されていくんだろうか。

 終わってから、雨宿りがてら、大阪府警のHPからプリントアウトして鞄に入れていた、新しい取締りのための携帯端末等の仕様書を、1人コーヒーショップで読み込む。
 こぉれは(マニアには)チョー面白い!

 「行政制裁金」制度の幕開けとなる瞬間にこうして立ち会えるのは、こう言っちゃなんだが、マニア冥利に尽きるよぅ。

 帰り道、深夜スーパーで、メルシャンの本搾りチューハイを2本買う。
 糖類・香料・着色料無添加。
 缶チューハイの何が嫌かって、あのべとべと薬っぽい甘さが嫌だったのだ。
 ところがこの本搾りは、ぜんぜん甘くない。糖類無添加だもん、そりゃそうだわ。
 最近発売になった寶酒造の焼酎ハイボールもなかなかのもので、やっとこんな時代になったかと思うよ。

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2006年4月23日 (日)

駐車監視員が取締りに使う携帯端末の仕様書

 大阪府警HPにある案件情報検索
 「区分」の「委託役務」を指定し、「部局」は「大阪府警察」を選択し、「検索ボタン」を押すと、「案内情報一覧」という画面が出る。 

 大阪府警の「放置駐車違反処理端末機器の賃貸借」の入札、東京都港区のNECリース(株)が6億2430万円で落札だそうだ。 
 「閲覧」をクリックして出てくる画面の、「入札説明書等一式(10/13)」に仕様書がある。
 つまり、6月1日からの取締りで使われる携帯端末はこれってこと。

 「大阪府警察本部で使用する端末機器の賃貸借」のほうは、東京都千代田区の日本電子計算機(株)が1430万4000円で落札だそうだ。

 大阪府警は良いねえ。信号機の新設・改修工事の落札金額とかも、いちおう公開されてるんだ。

          **********

 先日の『週刊朝日』の対談、他に緊急の時事ネタがあって、掲載が1週延びたようだ。
 某テレビ番組のほうも、なんか選挙のことでかな、オンエアが延びたそうだ。
 原稿の締切りは、延びないどころか、ゴールデンウィーク進行だから早く出せとか言われ…(泣)。

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2006年4月21日 (金)

51条の15による委託契約こそ、誰も知らない新制度のキモか!?

 東京都内の、23区、そのうち12区の、43警察署の管内、を14の区域に分けて行われた、放置駐車確認事務(つまり現場の取締り)の入札結果。1月12日決定分では、3つの区域が、全社が予定価格超過だった。
 その3つの区域の入札結果(3月10日決定)について、先日開示を受けた(整理番号77)。
 副玄関ですでに閲覧したのだが、コピーを入手するには情報公開条例を利用しないとダメというので。

 契約番号62241<中央>中央、久松、築地、月島署
 217,906,410円  (株)アネシス

 契約番号62242<台東>上野、下谷、浅草、蔵前署
 195,550,000円 テイケイ(株)

 契約番号62243<江戸川>小松川、葛西、小岩署
 123,000,000円 シンテイ警備(株)

 これら業者の所在地、連絡先は、警視庁のホームページにある。

          **********

 05年の「自速機取締結果」(整理番号76)は、総計9039件。04年(10601件)より減った。

          **********

 礼田計さんから情報があった新型の「光電式速度測定器(JEM-340)」の取扱説明書を、4月11日付けで開示請求していたところ(整理番号79)、早々と4月14日付けで「開示決定等期間延長」になった。

 同じく4月11日付けで開示請求していた(整理番号80)、同測定器の契約書・仕様書は、4月19日付けで「一部開示決定」が出た。

          **********

 そして4月20日(木)、4件開示請求してきた。

・契約番号62222<港>の放置車両確認事務委託の契約書・仕様書
・江戸川区内の駐禁レッカー移動の契約書
・道交法51条の15に関する、収納情報のデータ化事務の随意契約の契約書・仕様書
・道交法51条の15に関する、通知書等の発送事務の入札経過調書と契約書・仕様書

 この整理番号が、97~100。
 そうすると、だよ、4月11日の何時だったか忘れたが、そこから、4月20日の昼頃までの間に、16件の開示請求があったことになる。誰が何を請求したの?
 「誰が」はわからないけれども、「何を」はわかる。「いつ」もわかる。
 6月1日スタートの新制度へ向けて、どんな文書が開示請求されたのか、他の人はどんなことに興味を示してるのか、調べてみようかな。

          **********

 上記4つのナカグロ(・)の、あとのほうの2つ。これは、6月1日施行の道路交通法の、次の条文によるものだ。

 第51条の15  公安委員会は、第51条の4に規定する放置違反金に関する事務(確認事務、納付命令、督促及び滞納処分を除く。)の全部又は一部を会社その他の法人に委託することができる。
 2  前項の規定により公安委員会から事務の委託を受けた法人の役員若しくは職員又はこれらの職にあつた者は、当該事務に関して知り得た秘密を漏らしてはならない。

 ※ 罰則は、第2項について、1年以下の懲役又は30万円以下の罰金(第117条の4第1号)。

 確認事務は、最初約270警察署の管内で民間委託する…ここは、大きく報道され、多くの人が知ってる。
 納付命令と督促・滞納処分は、警察が行う…ここんとこは、私があちこちで話してる。そこを安協(交通安全協会)にやらせるのが、今回の大掛かりな制度変更の、けっこうキモではないか、と。

 しかし、そのほかに、51条の15ってのがあるんだよね。
 これ、いったい何なんだろうと思ってたら、「収納情報のデータ化事務」「通知書等の発送事務」、それとあともう1つだとわかった。
 まあ、普通に想像すると、契約書の「乙」は安協なんだろう。
 その想像は当たるのかどうか、ハズレなら、いったい何者が契約したのか。
 そしてその契約額は?
 もしかしたら、「納付命令、督促及び滞納処分」の決定自体は、形式的なものであり、だからデータ化や通知書等の発送といった「事務」こそが、本当のキモなのかもしれない!

 つまり、たとえば「納付命令」というのは、そんなもの民間委託はさすがにできない。公安委員会(=警察)がやる。
 でもって、警察が命令したからといって、運転者には、べつにどうってことない。
 「納付命令が出た」と気づくのは、通知書が郵送されてくるからだ。
 郵送の事務なら、民間委託できる、しかも…。

 やっ! いま、気がついた!
 全国約270警察署でスタートと騒がれてる民間委託は、「確認事務」だ。
 51条の15による委託は、確認事務を「除く」とされている。
 ってことは、だよ、警察官が行う駐禁取締りについても(=全国で行われるすべての放置駐車の取締りについて)、51条の15による民間委託は、できるってことじゃないの!?
 これは、もしかしたら、確認事務の民間委託よりゴツイかもしれない! 「ここが本当のキモ」説は、かなーり信憑性あるんじゃない?
 リーチ、ツモ、チューキンドラドラ、裏ドラ14発! なーんてごちゃごちゃ想像するのが、マニアは楽しいのだよぅ。開示が待ち遠しいよぅ。

          **********

 21日(金)は、東京簡裁に道路交通法違反の開廷がなく、ご相談等にせっせと対応。
 久しぶりに有酸素散歩1時間以上。
 今日は雲が良かったねえ。
 例のバス通り沿いの立ち食いそば屋へ、どうにもたまらず、久しぶりに。
 きつね(油揚げ)が切れたというので、かけそば大盛310円。
 かけとはいえ、ネギのほかに天かす(揚げ玉)とワカメがそれなりにのり、おつゆが旨くてサイコー。満足!

 この土日で、西のほうの府県警へ、かなりの件数を開示請求しなければ。事務仕事は疲れるっす。

 そだ! 唐突にアフィリエイトを貼っとこう。

なんでこれが交通違反なの!?―警察は教えない126の基礎知識 Book なんでこれが交通違反なの!?―警察は教えない126の基礎知識

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2006年4月19日 (水)

違反しても反則金を払わない「逃げ得」って?

 毎日新聞も一面トップ(の左側)に。

知りたい:改正道交法、6月施行 駐車違反に厳しく!
 <2006・チャンネルYou>

 ◇放置確認で即ステッカ-、反則金未納なら車検拒否

 駐車違反の取り締まりが6月から、民間業者もできるようになる。改正道路交通法が施行されるのだ。この新制度、実は違反者にやたらと厳しい。いったいどのように変わるのか。【遠山和彦】

 ●不満には弁明を

 現在は、警察官が車にチョークで印を付け、長い場合は30分程度様子を見た後、違反と認定している。一方、新制度では、運転者がおらず、放置が確認できた時点で取り締まる。それでは、運転者は一瞬でも離れられないのか。警察庁は「運転者がいないのを確認して違反ステッカーを印刷する。張る前に帰ってくれば大丈夫」と説明する。マイクでの事前呼び掛けもなくなる。

 ただ、急病人の搬送などやむを得ない場合だってある。そんな時のために、違反金の納付命令が出る前に弁明書を公安委員会に出せる制度も新設される。納得できない時はこれを利用しよう。

 また、これまでは違反しても反則金を納付しない「逃げ得」も目立った。05年は違反者のうち27%が反則金を支払っていない。新制度では反則金を支払わないと、次の車検が通らない「車検拒否制度」も盛り込まれ、逃げ得は許されなくなった。

 新たに取り締まりに加わる「民間駐車監視員」は、都道府県公安委員会の試験に合格しなければならない。3月末現在の資格者は、全国で約1万人。デジタルカメラと違反ステッカー(標章)の簡易印刷機を持って巡回し、違反車を証拠撮影した後、ステッカーを印刷して車に張り付ける。

 監視員は、警察官OBなど経験者もいるが、ほとんどが民間会社員で取り締まりの経験がない。また、監視員は「みなし公務員」になる。違反者が文句を言って業務を妨げれば公務執行妨害。「ちょっと見逃してよ」と現金をやり取りすれば、贈収賄成立だ。

 「新しいビジネスチャンス」と期待する警備会社もあるが、収益のために、取り締まりを乱発しないだろうか。警察庁は「違反件数に関係なく、業者への委託料は一定額で決まっている。不必要に取り締まりが増えることはない」という。

 新制度は、違反取り締まりにあたっていた警察官を、ひき逃げなどの犯罪捜査や街頭パトロールに振り向けるために設けられた。東京、大阪、名古屋など大都市を中心に約270警察署の管内で実施する。今月中に取り締まり路線、重点時間帯を、警察署ごとにガイドラインとしてまとめる。幹線道路と繁華街が中心で、東京・新宿の甲州街道や歌舞伎町、名古屋市は中区錦3丁目、札幌市はススキノの繁華街などとみられる。

 ●運送会社は対策

 「引っ越し中に取り締まりを受ければ事業が成り立たない」。日本通運は、コスト増を懸念する。現在、駐車場の確保や運転助手の導入などを検討しているが、「ガイドラインが分かるまでは、駐車場確保も思うように進められない」という。

 一方、ヤマト運輸は、既に首都圏のビル街に「サテライト」と名付けた荷さばきの出来る営業所を開き、半径約400メートル以内を台車や電動自転車付きのリヤカーで宅配するようにした。「宅配中に違反すればお客様に迷惑がかかるが、現在の対策で大丈夫ではないか」と話している。

毎日新聞 2006年4月17日 東京夕刊

 紙の新聞のほうには、「駐車違反取り締まりの主な変更点」という表があり、項目の1つに「反則金請求先」というのがある。「現行/違法駐車をした運転者に請求」「新制度/運転者が納めなければ車両の使用者に請求」と。

 反則金の納付は、まったく任意であり、請求しないしされない。
 使用者が「請求」されるのは「放置違反金」であり、反則金ではない。
 反則金を払わなくても、「放置違反金」を払えば車検はとおる(更新できる)。

 この記事は、「放置違反金」のことをすっぱり捨象している。
 というか、「とにかく駐車違反で払うカネ=反則金」としているように思われる。

 まぁね、限られた文字数ですべて伝えようとして、一般読者にわかりにくいだろうこと、興味なさそうなことをすっぱり捨象したのかな、とは思えるのだが、新制度の重要なポイントは「放置違反金」と見る私としては、ちょっと違和感を覚える。

 あと、マニアックな(笑)解説もすこし述べるなら…

 「違反しても反則金を納付しない『逃げ得』」ってなに。
 現在、駐車違反の処理は、次のようになっている。

1,警察官が放置駐車違反を現認して、いわゆるワッカやステッカーを車両に取りつける。
2,「私が違反しました」と違反者が正直に出頭し、違反キップ(青キップ)を切られ、反則金の納付書を交付される。違反歴となり、違反点数も登録される。
3,多くの違反者は、反則金の納付は義務、「請求」されると思い込んでいるらしいこともあり、反則金の納付率は100%に近い。しかしどうにも納得いかなくて、納付せず争う違反者もいる。争う違反者はほぼすべて不起訴になっている。

 このなかで、「逃げ得」という言葉にふさわしいのは、1の段階で知らん顔してしまうこと、つまり、2の出頭をしないこと、だよね。
 それって、たしかに「違反しても反則金を納付しない」に含まれるが、そもそも出頭せず、したがって違反キップを切られないのだから、反則金の納付書さえないのだ。

 「違反しても反則金を納付しない」という言葉にふさわしいのは、3の、争う運転者でしょ。
 不起訴になるのを「逃げ得」というなら、たとえば、やっていない犯罪をやったとされ、争って無罪になるのも「逃げ得」になるじゃん。

 そして、3の、争う運転者は、けして「目立つ」ほどではないと思われる。
 たとえ目立つほどの人数だとしても、法律で定められた手続きによって然るべき刑事処分を求めるにすぎないのであって、「逃げ得」とか「許されない」とか言われるスジはない。

 まあ、いろんなことがごちゃ混ぜになって、とにかく6月1日から新制度はスタート、そして…なのかな。
 私としては、道路交通法に51条の3を設けて、レッカー料金の督促や徴収を安協(交通安全協会)に行わせるようにしたように、いずれ新たな条文を設けて、「放置違反金」の督促や徴収を安協に行わせるのではないかと想像する。
 加えて、
「正直に出頭したら違反点数がつき、知らん顔してればゴールドの免許のまま違反をくり返せる、どっちか選択できるのはおかしい! 不公平だ!」
 という当然の批判を追い風に、
「おっしゃるとおりです。では、放置違反金1本でいきましょう」
 と、1990年頃からの悲願だった「行政制裁金」になだれ込むのではないかと見る。

 どんな蓋が開くのか、こう言っちゃなんだが、楽しみだよぅ。

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2006年4月14日 (金)

民間委託は一部区域 放置違反金は全国

「あんた! ここにも出てるわよ!」
 と言って女房殿が冊子を突きだした。
 女房殿がいつも読んでる『R25』だった。

 ここんとこ、テレビ、ラジオ、週刊誌等から、ばんばん連絡がある。ありがとうございますぅ。
 どこでも基本的には同じことを言うわけだが、思いがけない質問もあり、手持ちの資料を読み返したり、新たに調べたりで、勉強になる。刺激になる。

 6月1日から全国約270警察署でスタートする「民間委託」のことを問われるので、それについて、私が知ってること、また私の見解・評価を述べてきたわけだが、なんちゅうか、体を起こして日本列島を上から眺めてみると、だよ、「放置違反金制度」、つまり、
(1)違反者として正直に出頭して、違反キップを切られて点数も付される
(2)違反者としては知らん顔し、車両の使用者の立場で「放置違反金」を払えば、違反歴とならず、点数もない
 そのどちらかを選択できる(誰だって当然に後者を選択するだろう)制度は、約270署の管内だけでなく、全国で6月1日からスタートするようなんだね。
 取締りの「民間委託」については、約270警察署の管内について行われると、そういうことのようだね。

「放置違反金は全国のことで、民間委託は(最初は)一部区域だけなんですよ」
 とは警察は言ってないようだが、警察発表をよくよく見てください。そうとしか読めない。

 約270警察署以外の地域では、「確認標章」(新しいステッカー)の取りつけは、警察官が行うことになる。
 約270警察署の管内でも、110番通報で警察官が現場へ行って取り締まるときは、「確認標章」になる。

 なので、これからは全国的に、放置駐車違反で点数を累積されることはなくなるわけだ。
 そうると、警察官が「確認標章」を取りつけてるのを見たときは、違反者はわざわざ出て行かず、隠れて見ている(そして車両の使用者の立場で「放置違反金」を払う)ほうがオトクだってことになる。

 そんなことでいいのか。
 という批判を浴びて、そのうち、上述のように(1)か(2)か選択するのではなく、(2)のみでイクようになるんじゃないのかなぁ。つまり、警察の悲願である「非犯罪化」「行政制裁金制度」が、完全な形で誕生するわけだ。
 そのとき、『駐禁ウォーズ!!』(小学館スピリッツコミック)が伝説の予言コミックとなり、私とウヒョ助ちゃんに思いがけぬ印税が入って、あらハッピー。じゃねーだろ!

 ぽちっとね♪の人気blogランキング、4月14日2時30分現在、「週間IN」が「510」で50位なのだが、それは「日記・雑談(その他)」のジャンルでのこと。
 「総合ランキング」を見ると、1000位でも「週間IN」は「1090」なんだよね。
 ま、当ブログが「総合ランキング」で50位とかにくることはあり得ないっつーか、万が一あったら、そんな世の中はちょっとヤバイんじゃないのか? と思うですよ。
 分(ぶ)をわきまえて、地道にやるです。
 分をわきまえるのが日本人の美徳だとか、新渡戸稲造さんの本に、たしか書いてあったような怪しい記憶。

武士道 Book 武士道

著者:新渡戸 稲造
販売元:岩波書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 13日(木)、高尿酸血症の薬が切れたので病院へ行き、久しぶりに血液検査をしてきたよ。
 尿酸値は7,1。正常値を若干超えるが、私にしてはかなり低い。
 ただし中性脂肪は240か250くらい。高い。でも以前よりはだいぶマシ。
 肝臓、糖尿病関係はOK。
 血圧は76-117。素晴らしいっ。

 調剤薬局で、飲みやすいタイプの青汁を試飲。
 青汁酎ハイってあればいいのに。もうあるのか?

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2006年4月 3日 (月)

満開の桜の下、交通行政も新時代へ向けスタート

 満開の桜の下、交通行政も新時代へ向けスタートを切ろうとしている。…と、なんだか朝日新聞っぽい(?)切り出しで以下、朝日新聞から引用。

駐禁、車離れたら即摘発 6月から民間委託  2006年04月03日06時10分

 6月から、駐車違反の取り締まりが一変する。道路交通法の改正で、違法駐車を確認する業務の民間委託を実施。わずかな時間でも車を離れれば「違反」と認定されることになる。交通事故や渋滞を招く違法駐車車両の取り締まり強化は、7000万人を超すドライバーにとって厳しい時代の到来と言える。運送業界などが対応に追われている。
 取り締まりは、駐車監視員が「違法駐車状態の確認作業」にあたる。
 監視員は駐車禁止区域に止められた車をデジタルカメラで撮影、端末機で警察に送るとともに、車に違反のステッカー(標章)をはる。
 従来と違って、運転手が車を離れていれば、駐車時間の長短にかかわらず「違反」とされる。「監視員によって不公平が生じないようにするため」(警察庁)という。
 全国47都道府県の県庁所在地などにある270署が、従来の駐車禁止、駐停車禁止区域のうち、どの区間(路線)を、どの時間帯に取り締まるかを決め、「活動ガイドライン」として公表。監視員はそれに沿って巡回する。ガイドラインの内容は4月下旬以降に公表される。
 実際にどれぐらいの時間とめていれば摘発するかなどについては、これから駐車監視員に講習する。

 改正道交法には、新たに反則金の未払い対策も盛り込まれた。未納が続くと、車検拒否や財産差し押さえもできる。
 駐車監視員は「みなし公務員」で守秘義務を負い、違反を見逃す見返りにわいろを受け取れば収賄罪が適用される。一方、違反者が暴れたりすれば、公務執行妨害に問われることもある。
 警察庁は、民間委託の導入について事件事故の捜査に捜査員を振り分けるのが狙い、と説明している。
 05年の取り締まり件数は全国で約160万件。都市部の渋滞は深刻で、違法駐車車両がからむ死亡事故も後を絶たない。警察庁は、取り締まり件数は現在の2倍程度に増えるとみている。

◇宅配会社、駐車場と契約 レンタカー、客から「念書」

 3月末、東京・原宿の交差点近くに、黒い乗用車が止まった。運転席の男性がファストフード店に走った。戻ってきたのは7、8分後だった。
 「えっ、これからはこれでアウトなの」
 道交法改正を知った一般のドライバーは驚きを隠せない。
 道路を「仕事場」とする業界の悩みは深い。
 ヤマト運輸は、車を使わない集配システムに切り替え始めている。首都圏を中心に「サテライトセンター」を設け、半径400メートル圏内を台車やリヤカー付き自転車で配達る。
 コストと排ガスを抑えるための試みが違法駐車対策にもなりそうだ。
 違反すれば、反則金の支払いに加え、手続きに時間をとられて配送計画が崩れる。違反を重ねれば、今後は車両の使用制限を受ける恐れもある。
 同社は昨年までに、24時間営業のコイン駐車場と法人契約を結んだ。
 「高層マンションでエレベーターを待ってるだけでも、5分を超えたりしますから」
 その場合、取り締まられる可能性が高い。同社は今後、取り扱い契約を結んでいるコンビニや酒屋などに駐車場の利用を依頼するという。
 レンタカー各社にとっては、新たに導入される放置違反金制度が脅威になる。運転していた利用者が反則金を払わなければ、肩代わりを求められるからだ。
 3300社が加盟する全国レンタカー協会(事務局・東京)は、すべての車両に会社名と連絡先を記したシールを張ることを決めた。違法駐車が確認された段階で、シールにある連絡先に通知してもらうよう警察に要請した。その場合、利用者が車両を返す時に「反則金を支払う」との自認書を書いてもらうという。
 日本通運も頭を痛めている。引っ越し業務では、地元の警察署から許可を得なければならなくなる。申請から「4~5日」とされ、警察署ごとのばらつきも予想される。そのため、運転手の配置や車両の分配に影響を与えそうだ。
 「十分な情報がなく、対策の立てようがないんです」
 配送車を多く抱えるコンビニ各社は声をそろえる。新たに確認業務を請け負う「駐車監視員」が、どの区間をいつ巡回するかを定めたガイドラインがまだ公表されていないためだ。
 幹線道路沿いの店舗などへの配達では、運転手のほかに増員すべきか。周辺の駐車場を確認し、配送ルートを見直す必要はないか――。具体的な検討に入れずにいる。

 ちょっと勘違いがあるようにも見えるので、いくつか補足しとこう。なーんて偉そうに言っちゃって、私のほうに勘違いがないか不安(笑)。

1、運転免許人口は、そろそろ8000万人だ。『月刊交通』06年3月号によると06年1月末現在で7879万2107人。

2、時間の長短にかかわらず違反なのは、従来も将来も同じ。「貨物の積卸しのための停止で五分を超えない時間内のもの及び人の乗降のための停止」が除かれるのも、従来も将来も同じ。
 ただ、従来は、取り締まるに当たって一応、それなりの悪質性をみようということで、あるいは警告を与えようということで、チョークで印をつけて10分なり20分なり待ったものと解される。
 しかし6月1日からは、悪質性とか抜きに、現認ソク金、となるのだ。
 この点、規制自体にメリハリをつけて、ということで通達が発出されているが、いわゆる「42.8.1通達」のようなものにすぎないだろうと思われる(このページの「規制の見直しが行われる?」を参照)。

3、「反則金」と「放置違反金」の区別が、記事ではどうも明確でないような気がする。
 事業用の車などを除いて、普通は、運転者(違反者)とその車の車検証上の使用者は同じ。
 新時代の取締りでは、
  (1) 正直に違反者として出頭し、違反キップを切られ、「反則金」の納付書を交付される。
  (2) 知らん顔して出頭せず、車の使用者の立場で「放置違反金」を納付する。
 この2つを選択できるのだ。
 後者を選択すると、キップを切られないのだから当然、違反点数はつかない。ゴールド免許のまま違反をくり返せる。
 たびたび(半年間で3回4回以上)「放置違反金」の納付命令を受けることになった車は、使用制限命令(20日間以上)を受けることになるが、これは正直に出頭して違反キップを切られた場合の免許停止等より格段に軽い。
 事業者としては、半年間に2回3回捕まった車は、違法駐車せずにできる仕事へ振り向ける、という選択肢もあるわけだ。

 それにしても、宅配ほかさまざまな業種の日々の仕事は、そしてそれら業種の働きによる恩恵は、違法駐車を前提に成り立ってきたわけだね。
 いや、違法=悪いこと、という認識は如何なものか。それら仕事や恩恵を杓子定規に違法とする規制があり続けてきたと、そう考えるのがニュートラルってもんじゃないのか。

 ところで、「民間委託の導入について事件事故の捜査に捜査員を振り分けるのが狙い」というが、国会答弁によれば節約できる警察官数は500人。「たった500人かよ!」と世論を盛上げてアレを持ち出すのは、もう少し先になるのかな。今後の大手マスコミ報道に注目したい。

 あそうそう、試しに登録した人気blogランキング、←これをクリックしてくれると1票入るのかな。どうもよくわかんない。ぜんぜん違うことやってたりしてね(笑)。

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2006年3月13日 (月)

駐車監視員資格者講習 ばっちり合格体験記

 すでに受講した方、これから受講しようという方もおいでだろう。何をって「駐車監視員資格者講習」を。
 ご存知のように、06年6月から、「放置車両」の取り締まりが「民間委託」される。都道府県から委託された会社に雇われた「駐車監視員」が取り締まり(「確認事務」)を行うことになるのだ。
 具体的には、デジカメで違反車を撮影して「確認標章」というステッカーを取り付ける。そこには「違反者が出頭して反則金を払わなければ、クルマの車検証上の使用者が『放置違反金』の納付を命じられる」という趣旨のことが印刷される。この制度は重大な問題をはらんでいるのだが、今回は忘れて話を進めよう。

 警察OB以外が「駐車監視員」になるためには、2日間にわたる講習(1万9000円)を受けて考査に合格しなければならない。その講習が05年6月あたりから全国各地でスタートした。「交通違反一筋20年」と名刺に刷ってる私(正確には05年で22年目)としては、うずうずするじゃないの。なので05年6月27、28日、受けてきたですよ、講習を。

  前夜は緊張してなかなか寝付けなかった。なんだか小学生のころを思い出してしまった。
 りんかい線という初めての電車に乗って着いた先は、東京ビッグサイト。4本足の巨大な未来オブジェのような、ものすごい形の建造物だった。そこへ、どっちかといえば場外馬券売り場で見かけるような服装の男たちがぞろぞろと吸い込まれていく。私は前々日にユニクロのセールで買った若作りのシャツだ。

 会場はその1階、レセプションホール。
 広いっ! 3人掛けの長机が横15列、縦23列ずらーっと並んでいる。なんせ1000人が一斉に受講するのだ。すごいよ。
 一番前でしっかりお勉強しようと思ったが、席は受講票の番号順に決まっていた。私は半分より後ろのほうだった。

 講習は9時30分開始。
 1時間ずつ午前に3時限、昼食を挟んで午後に4時限。受付で配布されたテキスト『駐車監視員資格者必携』(東京法令出版)に沿って行われた。
 受付も講師も全員、警視庁の職員だ。「ひょっとしたら来年、私といっしょに仕事される方もいるかもしれない」と交通執行課の男性が言っていた。紅一点の女性講師は、駐禁取り締まりの経験がだいぶあるようだった。

 1時限目にこんなことを言われた。
「テキストの書きぶり、表現をそのまま素直に覚えていただけば、必ずや合格すると思います。考査の問題に出そうなところ、監視員としてこれだけは覚えておいていただきたいというところは、何度かくり返し講義します。そうでないところはさらっと読んでいきます」
 ははあ、停止処分者講習(免停期間を短縮する講習)は、最後のテストの結果によって短縮期間が決まるが、どこがテストに出そうか教えてくれる。あれと同じ感じなのだな。
 じっさい、各時限の終わりに「とくに大事なところ」をおさらいするので、みんなそこにせっせと線を引いた。

 最初の何時限かは、違法駐車はなぜ迷惑かとか、どんな対策があって取り締まりはどう位置づけられるかとか、概念論ばかりで眠かった。「きょうは絶対に居眠りしないぞ」と固く決意してきたが、ついこっくりしてしまった。
 見ると両隣もけっこう居眠りしていた。背伸びしつつ会場を見わたすたびに、少なくとも1~2割が寝ている、そんな感じだったろうか。昼食後はとくにひどかった。私の近くの若者は、もう体を傾け、ほとんど寝ていた。そんななかを、写真つきの申込書のファイルを手にした職員が、受講者がちゃんと席についているか何度もチェックしてまわるのだった。

 午前と午後に少し休憩があり、大量の受講者がトイレと喫煙所へ流れた。
 喫煙所は屋外なのに、100人か200人が一斉にタバコをぷかぷかやるものだから、煙でもうもうだった。
 なにげに尋ねてみると、警備会社で働いていて、1万9000円の講習料は会社持ちという人が多かった。制服姿もちらほらいた。「うちは100人できた。200人の会社もいるんじゃない?」という声も聞こえた。
 200人なら受講料は380万円。日当や交通費も出してるのかも。それだけ投資しても儲かるってことか、この「民間委託」は。

 昼休み、建物内のコンビニは長蛇の列となった。
 おにぎりの棚など人だかりで、ようやく棚が見えたときは空っぽだった。私は小さなカレーパンとフライドチキンを買い、外のプラスチックの椅子で黙々と食った。友だち、いないんだもん。

 午後の講習から、だんだんと実務的なことに入ってきた。
 監視員は朝、会社(「放置車両確認機関」と呼ばれる)の事務所から警察署へ行き、連絡事項を聞いて携帯端末(専用のデジカメとプリンター)の貸与を受け、巡回計画書をもらう。そして、決められた巡回ルートにしたがって「確認事務」を行い、最後に警察署へ戻って携帯端末のデータを警察の装置に転送する。使わなかった「確認標章」は返却する。会社へ帰って事務日報を作成して提出。こうして1日の仕事が終わるのだそうだ。

 2日目の講習は、もっと具体的になった。
 一口に駐車違反といっても、駐車の態様や、そこが指定禁止場所(標識で駐禁とされる場所)かどうかで、何条何項何号の違反になるのかちがう。ミスるとトラブルになるので、こういう場合は何の違反、この場合は何の違反といちいち説明していくのだ。テキストには必要な法令がすべて掲載されていた。
 こんなの普通は絶対わかんないだろ、テレビのクイズ番組にぴったりだな、と思えるものがけっこうあった。私はおもしろくてたまらなかったが、「わけわかんねえ」という人もたくさんいたのではないか。

  最後の1時限は、「とくに大事なところ」の総ざらいだった。
 ずっと寝ていた若者も、このときは起きてテキストに線を引いた。なんだよぉ、調子いいなあ(笑)。
 くたくたになって午後6時10分、計14時限の講習が終わった。

 1週間後の7月4日、同じ会場で「修了考査」があった。
 マークシートで正誤式。1問2点。1時間で50問に回答し、90点で合格。
 落ちると最初から1万9000円を払って講習を受けねばならないという。交通違反専門の私が落ちたら恥だし、また「カネくれ」とは女房殿に言えない。私はみっちり勉強した。クイズのような違反認定の〝法則〟もわかり、「これでカンペキだ!!」となった。

 それでも当日、席につくとドキドキした。
 しかも、問題用紙に受講番号がふられており、「自分の問題用紙を取ってください」というではないか。まさか、警視庁は私にだけ超難問を与え、落とすつもりか!?
 いや、緊張ゆえの妄想で心を乱してはならない。明鏡止水。
 私は1問ずつ慎重に慎重にマークシートを塗りつぶしていった。20分で終わり、念のためさらに慎重にチェック。なんと、まちがえて塗りつぶした箇所を発見。危ねえっ。さらに念入りにチェック。
 こうして1時間の考査が終わった。ふうっ。どっと気がゆるんだか、吐き気を覚えてしまった。

 2時間後、合格発表。
 合格率は、ざっと見た感じ6割台のようだった。落ちた人はぞろぞろ帰っていった。会社で叱られるのだろうか。
 私? もちろん合格しましたよぉ。うれしかったですぅ。
 会場に残った合格者に「駐車監視員資格者講習修了証明書」が配られた。これに、薬物中毒者でないことの診断書などをそえ、9900円払うと「駐車監視員資格者証」をゲットできるのだ。資格は一生もので、全国で使える。
 え? 真っ向から制度を批判する今井亮一を雇う警備業者はいないって? ま、そりゃそうだろうけどさ…。

※『ドライバー』05年8-20号より。
※当ブログのプロフィールのそばに現在あるのが、その資格者証です。後日、情報公開で調べてみたところ、単価は100円だそうです。

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2006年2月19日 (日)

駐禁取締り民間委託の入札結果(警視庁)

2006年1月12日決定「放置車両確認事務委託入札結果」の順位1位。

契約番号62220<千代田>麹町、丸の内、神田、万世橋署
200,638,000円 ㈱コアズ

契約番号62221<中央>中央、久松、築地、月島署
※全社予定価格超過

契約番号62222<港>愛宕、三田、高輪、麻布、赤坂、東京水上署
403,620,000円 ㈱コアズ

契約番号62223<品川>品川、大井、大崎、荏原署
143,273,000円 ㈱セノン

契約番号62224<渋谷>渋谷、原宿、代々木署
199,292,000円 ㈱コアズ

契約番号62225<新宿>牛込、新宿、戸塚、四谷署
274,140,000円 ㈱ジェイ・エス・エス

契約番号62226<文京>富坂、大塚、本富士、駒込署
119,800,000円 日本不動産管理㈱

契約番号62227<豊島>巣鴨、池袋、目白署
138,780,000円 関東ビル管理連合(協)

契約番号62228<台東>上野、下谷、浅草、蔵前署
※予定価格超過

契約番号62229<深川>深川署
52,900,800円  ㈱セノン

契約番号62230<城東>城東署
48,411,000円 (財)東京都交通局協力会

契約番号62231<本所>本所署
76,952,381円 東洋興産㈱

契約番号62232<向島>向島署
29,300,000円 新生ビルテクノ㈱

契約番号62233<江戸川>小松川、葛西、小岩署
※予定価格超過

 この入札は「総合評価方式」といって、「価格点」50点と「評価点」50点の合計で決まる。したがって、価格点が低い(=委託費が高い)業者が1位をゲットすることがある。
 国会答弁等から推計すると、「放置違反金」の半分近くが業者の取り分となるらしいことがわかる。
 じつは東京交通安全協会も札を入れてるが、契約を取る気はないんじゃないかな…。
 そのへん、2月20日発売の『ドライバー』に書いたよ。

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