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カテゴリー「交通/その他交通違反」の83件の記事

2019年6月 3日 (月)

6月3日、最高裁から東京地裁へ

 高速バスで2泊の日帰り旅行は、さすがにやっぱ疲れる。
 へとへとだけども、帰宅後少し仮眠して出かけねばならない。13時30分から最高裁第一小法廷で「道路交通法違反」の上告審の判決があるのだ。
 しっかり傍聴してきた。

裁判長 「主文、原判決を破棄する。本件コウソを棄却する」

 あれっ、控訴棄却? 公訴棄却? まさか酵素棄却じゃあるまいなっ(笑)。
 公訴棄却とした原判決(二審判決)を破棄し、罰金9千円の一審判決に対して被告人が行なった控訴を棄却したのだ。なんつってややこし~。
 NHKの「交通違反の公訴棄却取り消し 有罪確定へ 最高裁」という報道はだいぶ分かりやすいんじゃないか思う。

 池上政幸裁判官の補足意見の詳細をどうしても知りたくて、頑張って判決書きをゲットした。ありがとうございます! メルマガ次号で速報しよう。
 公訴棄却とした福崎伸一郎裁判官のこと、最高裁の前回の期日(弁論)も併せ、『ドライバー』に書ければと思う。

190603  判決書きをゲットしてから東京地裁(東京高等地方簡易裁判所合同庁舎)へ歩いた。
 途中、国会議事堂の前で、安倍政権批判かなそういうのを拡声器でやっている人を見かけた。昭和の言葉、右翼、左翼でいえば右翼方面の人らしかった。

 東京地裁では「凶器準備集合、住居侵入、窃盗」という珍しい事件の審理を傍聴した。
 例によって、逮捕報道からは想像もつかない中身だった。なんて事件だ! である。これもメルマガでレポートしなければ。

 それから、東京地裁の別の法廷で、私の今日のもう1つの狙いである「道路交通法違反」の判決を傍聴。メルマガ第2246号「有罪に決まってる公務執行妨害、決まってるけどヤバイ速度違反!」でレポートした事件だ。
 この被告人は格好良かったね~。ああいう男が私は好きだ。妄想たくましく言えば、裁判官も打たれた(びびった?)はず。でなきゃああいう訴訟指揮はしなかったろう。
 さぁ、今夜はもう寝よう。疲れた。

 ←6月3日22時10分現在、週間INが120で3位~。

2019年4月18日 (木)

最高裁の傍聴人サービス!

190418  今日は歩いた~。
 自宅から駅まで歩き、赤坂見附の駅から最高裁へ行き、最高裁から東京簡裁・高裁へ歩き、そこから法務図書館までは近いのだけど、遠いコピー機へ往復し、歩いて銀座へ飲みに行き、霞が関まで徒歩で戻って地下鉄に乗り…。

 最高裁では「道路交通法違反」の弁論があったのだ。
 傍聴した。2つのトピックがあった。
 ひとつは右側の画像。「これを取ってください」とか言われてA4の紙を1枚取り、どうせ注意事項だろうとか思っていたら、なんと、「傍聴人の皆様へ」「道路交通法違反被告事件について」として、「事案の概要」「原判決及び争点」が簡記されているのだった!
 こんなの始めて! 裁判員制度がうまくいかないので、裁判に対する国民の関心、人気を高めるべく、いろんな工夫をしてるんですかね~。

 メルマガ次号は、その最高裁の弁論をレポートしよう。非常に興味深い事件なのだ。

 

 私の靴は、デパートで元値が5万円くらいのをバーゲンで買った高級革靴で、重い鞄を持って長く歩くのには適さない。傷んだらどうすんだ(笑)。ウオーキングシューズってのを買おうかなぁと思う。今度の単行本で儲かったら買おう。

←4月18日22時10分現在、週間INが100で3位

2019年2月20日 (水)

交通取締りがまた減った!

 交通事故、交通取締りについての2018年の統計、そろそろ公開されるはず、まだかな、おっかしいな、あっ、今年はこんな深いところにあったのか、んもぉ。
 ということで、公開から1週間遅れでようやく発見しました。以下、軽くさっと見てみよう。左側の件数は2018年、右側は2017年、※印はピーク時だ。

1、いわゆる青切符、赤切符の取締り件数はこうだ。
  598万5802件 ← 648万2542件
   ※1373万5091件(1984年)

2、いわゆる点数切符(白切符、うち9割近くがシートベルト装着義務違反)の取締り件数はこうだ。
  79万2704件 ← 93万7584件
   ※約420万件(1995年)

3、駐車違反の放置違反金納付命令の件数はこうだ。
  97万2586件 ← 105万6032件
   ※235万3830件(2007年)

4、以上の総計はこうだ。
  775万1092件 ← 847万6158件
   ※1373万5091件(1984年)

 1と4の※印のところが同じなのは私のミスじゃない。1984年当時、シートベルトの不装着は違法ではなかったのだ。放置違反金なんてペナルティもなかったのだ。 記:申し訳ない、当時は自動二輪のヘルメット着用が義務だったかと。その取締り件数によっては、2007年の1373万3382件がピークかも。あとで調べとくです。

 どうです、この激減ぶり。惨憺たる有様といえる。
 ただ、違反別で見ると、増えているものもある。
 目立つのは歩行者妨害だ。
  18万1290件 ← 14万5292件

 高速道路における車間距離不保持の取締りも増えている。
  1万1793件 ← 6139件

190208_2 これは、2018年1月16日に警察庁が「いわゆる「あおり運転」等の悪質・危険な運転に対する厳正な対処について」という通達(丁交指発第2号等)を発出したことによるのだろう。

 今年の通常国会で携帯電話使用違反の厳罰化が決まる予定だ。厳罰化法が施行されてから、その違反の取締りが増えるかも。
 携帯電話使用等(危険違反と使用違反)の取締り件数はこうだ。
  84万2199件 ← 91万5797件

 いちおう触れておくと、政府統計の信頼が揺らいでいる。交通取締りの統計もやばいのか。
 聞くところによると、政府統計のインチキは、安倍政権に忖度(そんたく)する方向でのものらしい。2014年5月30日に「内閣人事局」を設置し、官僚が政権に忖度したがる形をつくったのだ。頭いいよねぇ。
 しかし、交通取締りの統計は安倍政権に特に影響しないだろうと思われる。なのでセーフじゃないですかね。
 ただし、たとえば高速道路における車間距離不保持の取締り件数を見て「あおり運転がこれだけ社会問題になっているのに、2倍近くに増えるとは、けしからぁん!」と興奮するのはよくない。現場警察官の、言い方は何だがケツを叩けば、取締りはぐんと増えるのである。
 ま、とりあえずそんなところで。

 画像は、例によって農家の直売所で買った野菜だ。ネギ、ブロッコリ2束、大根、ほうれん草、ゆず3袋は各100円。キャベツは150円、白菜は200円。いずれも税ナシ。よって合計1150円。

 ←2月20日13時40分現在、週間INが120で3位~。

2019年2月13日 (水)

僧衣で運転は違反か、国会議員の質問主意書

1902101 国会質問はテレビ向けのパフォーマンス。面白いのは質問主意書、と私は思っている。だいぶ以前、運転免許の更新手数料のことについて、社民党の北川れん子議員(当時)に質問主意書を打ってもらったことがある。あんときゃありがとうございました。

 パフォーマンス性が極めて乏しい質問主意書がマスコミ報道に出ることは希有だ。が、出た。以下は2月8日付け読売新聞。

僧衣での運転は違反か「個別に判断」…閣議決定
 福井県の40歳代の男性僧侶が僧衣での運転を理由に県警に交通反則切符を切られた問題で、政府は8日、僧衣での運転が道路交通法違反にあたるかどうかについて「個別に判断するべきで、一概に言えない」とする答弁書を閣議決定した。国民民主党の大西健介衆院議員の質問主意書に答えた。

 衣服といってもいろいろだから「個別に判断するべきで、一概に言えない」、なるほどおっしゃるとおり…。
 いやいや大西健介議員質問はこうなのだ。以下一部抜粋。

 福井県警は「和服が一律に違反ではない。着方によって違反になる」と説明している一方で、昨年一年間に、僧侶一件、着物の女性二件で青切符を切っています。
 以上を踏まえ、

一 僧衣、和装での運転が道路交通法違反となるかどうか、政府、警察庁の見解を伺います。
二 「状況によって現場の警察官が危険だと判断した場合は違反となる」というのでは曖昧で予見可能性がないのではないか、また、自治体によって違反になるかどうかが異なるのは不公平ではないかとの批判がありますが、政府が明確な基準を周知すべきではないですか。政府の見解を伺います。

 右質問する。

 「右質問する」となっているのは、質問主意書が今も縦書きだからだろう。
 それはともあれ、その質問に対し「個別に判断するべきで、一概に言えない」は、答える気がない。答えたくない、ということとばりばり解される(笑)。

1902102_2 長年の裁判傍聴をとおして官僚の気持ちが分かるような気になっている(あぶね~、笑)私としては、適切なるお答えだと思う。
 道路交通法には治安法としての側面がある。たとえば、仮にですょ、「韓国と戦端を開け、この野郎!」と国民を盛り上がらせたのに、力強く反対する宗教者がいたとしましょうょ。思想信条を理由に逮捕はできない。日本は民主主義の先進国ゆえに。しかし好き放題やらせておいちゃいかん。僧衣、法衣を理由に道交法違反で逮捕し、携帯電話を押さえ、家宅捜索して、戦争反対の勢力をすべて調べよう、つぶそう、そういうふうに利用できるのである。
 見通しが良くて交通量が少なく、基本的に誰も一時停止の標識に杓子定規には従わない場所、そういう場所の規制は国民の遵法意識をかえって損なう旨、元法制局長官の著書『法令作成の常識 (セミナー叢書) [ 林修三 ]』にはあったりするが、統治者からすれば、逮捕、家宅捜索をしたい者をひっかけるのに有用なわけだ。
 だからといって特段騒ぐほどのことはなく、みんなそういう地面の上に生活しているのだと、普通に認識すればいいのだと思う。国家とは、いつでもそんなものだろうから。

 さてメルマガ「今井亮一の裁判傍聴バカ一代(いちだい)」は、2月は以下の5号を発行した。

第2215号 「ヤクザ弁護士」の担当事件、ビシッとした男らで傍聴席は埋まり
 「ヤクザ弁護士」という呼称は過去に検察官から聞いた。その担当事件を連続2件傍聴。うち「東京都暴力団排除条例違反」の被告人はだいぶ大物なのか、52席の傍聴席のほとんどを組員らしき男たちが埋めた。私はじろじろ見られ…。

第2214号 認知症の事実に一切触れず実刑、だってこれは裁判だから
 「前頭側頭型認知症」という特殊な認知症がある。82歳のお婆ちゃんは、前刑の犯行も今回の犯行も、また法廷での様子も、ばりばりその認知症をうかがわせる。しかし日本の刑事裁判は「病気のせいで万引き」を認めない。世間が知らない裁判の日常だ。

第2213号 元同僚の女性宅へ度々侵入、目的は下着で「自慰行為」
 前科なし。こんなの執行猶予に決まってる。なのに切れ者風の弁護人はあらゆることを被告人に有利に力強く主張するのだった。こういう弁護が被告人をして「あそうか、俺がやったことはそんなに悪くなかったんだ」と思わせ、再犯につながるってこと、あるのでは?

 以下の2号は2月8日にお知らせした

第2212号 道交法違反、犯人隠避等の裏に、まさかのとんでも事件が
第2211号 新型オービス、たぶん本邦初の裁判、探して狙って傍聴しました!

1902103 いま購読登録すると、以上5号がどどっと送信される。そして2月末まであと7号が順次送信される。とにかくいっぺん験し読みをしてほしいです。

 画像は、「えひめ丸事故」の慰霊碑。2001年2月10日、愛媛県立宇和島水産高校の実習船「えひめ丸」がアメリカの原子力潜水艦に衝突され、9人が亡くなったのだ。合掌。巡礼の旅に出た読者氏が画像を送ってくれた。

 ←2月13日23時10分現在、週間INが110で3位~。

2018年12月26日 (水)

反則金値上げは携帯電話使用だけ?

 連休明けの12月25日(火)、警察庁が「「道路交通法改正試案」に対する意見の募集について」をネットにアップした。読んだ。
 なんと、12月21日(金)の私の読み(先読みというかニュース報道の読み方というか)は大外れ。反則金の値上げは携帯電話使用についてだけだった、申し訳ないっ!
 なぜ大外しをやっちまったのか。報道はこうなっていた。

 反則金の限度額は、大型自動車が1万円から5万円、普通自動車が8000円から4万円、小型特殊自動車は6000円から3万円にそれぞれ引き上げる。

1812241 携帯電話使用の違反は、危険違反と使用違反に分かれる。2017年の取締件数は、危険違反が174件。使用違反が91万5623件。ほぼ全部が使用違反といえる。
 報道にある引き上げ前の限度額、「大型自動車が1万円」とかいうのは、使用違反についてだ。道路交通法の「別表第二(第百二十五条、第百三十条の二関係)」というところにある。
 その限度額のなかで、使用違反の反則金額は現在、大型車が7千円、普通車と二輪車が6千円、原付車が5千円だ。

 それでだ、要するに私は、いっくら「限度額」だといっても一気に5倍は凄すぎるだろ! と思ったわけ。
 たとえば現在の普通車の使用違反の反則金額は、限度額の75%。引き上げ後も同じ割合にするなら、4万円の75%は3万円。3万円ってのは、スピード違反と過積載を除いては破格の、飛び抜けた金額だ。危険きわまりない赤信号無視だって、普通車の反則金は9千円なのだ。一時不停止は7千円なのだ。
 はは~、反則金収入が近年激減していることもあり、こりゃあ他の違反の反則金額も引き上げるんだな! 私はそう読んでしまったのだ。

 警察庁の「道路交通法改正試案」にはしかし、他の違反についての限度額の引き上げについて言及がない。たしかに「ながらスマホ」の運転は超ヤバイけど、バランスというものがあるでしょ。「ながらスマホ」だけ突出して引き上げたら、他の違反がやたらしょぼく見えてしまう。私が警察庁だったら…。とにかく今後注目だ。

 さて、今日の私の手帳に、15時から東京地裁で「大麻取締法違反」の審理の期日があった。マニア氏から教わってメモった記憶なのだが、なぜわざわざメモったのか思い出せない。
 しかし、警察庁へ行ける日が今日しかないので、ついでにと警察庁のお向かいの裁判所へ行き、傍聴してみた。そしたらびっくり、マニア氏ょありがとう! 被告人は和装の素敵なご婦人で、その最終陳述、おっしゃるとおり! なんか涙が出そうになった。検察に殺されたというべき山本正光さんが思い出された。
 「大麻取締法」は、第1条に目的が明記されていない。また、医療用大麻をわざわざ明文で禁止している。なるほどね~、と。

 そのレポートは次号として、メルマガ「今井亮一の裁判傍聴バカ一代」、12月は以下の11号を発行した。

第2196号 結婚詐欺的な投資用マンション販売の判決
 たまたま通りかかった法廷の前に、黄色い腕章をつけた裁判所職員がいた。テレビカメラの撮影が入るという。開廷表の原告名は「閲覧制限」、被告名は某株式会社。なんだっ? 傍聴してみたら…!

第2195号 特別公務員暴行陵虐致傷、無罪の警部補は!
 法務省のデータによれば、この事件が法廷へ出てくるのはチョーの三乗くらい珍しい。かつ、不起訴の理由が尋常じゃない。そんな事件が出てきた。私はもう飛びついて傍聴したよ(笑)。

第2194号 日本が我が国に来て沢山の人を殺しました
 前号からの続きだ。南京大虐殺81周年の前日を選んでなぜ抗議行動をしたか、被疑者(中国人男性)は淡々と語るのだった。こんな勾留理由開示の裁判を詳細にレポートするのは世界で私1人だろう(笑)。自嘲の意味ですょ。

 以下の2号は12月21日にお知らせした

第2193号 靖国神社で逮捕、中国人の勾留理由開示!
第2192号 フジテレビへ高級外車で突っ込んだ男は…

 以下の4号は12月16日にお知らせした

第2191号 弁護人は無理ムリあらゆる屁理屈をこね?
第2191号 ニヤニヤと、あからさまに見下す裁判官!
第2189号 東京にあこがれた女子が万引き病に至るまで
第2188号 犯行はムチャクチャだけども正直な若者君

 以下の2号は12月7日にお知らせした

第2187号 特殊詐欺の若者、身内らに囲まれ懲役7年
第2186号 謎の厳重警備事件に遭遇、その正体とは?

 いま購読登録すると、以上11号がどどっと送信される。そして月末まであと2号が順次送信される。
 ごめん、次号は、上記大麻の事件じゃなくて、マニア的に大注目のネズミ捕りの事件(27日傍聴予定)になるかも。AV女優に対するストーカーの事件は来年送りになりそうだ。
 メルマガに追われつつ雑誌原稿もあるし、おかげさまでいろんな媒体からコメント依頼をいただくし、たまにテレビのお仕事もあるし、何より渾身の単行本を書かねば! 健康のため有酸素散歩もしなければならず、毎晩酒も飲まねばならず…ってどさくさ紛れに何いうとんねん(笑)。

※ 画像は農家の野菜直売所、庭先販売。こういう自販機タイプのところが多い。対面販売のところもあるし、台に並んだ野菜を手に取り貯金箱みたいな投入口へ100円玉を入れるところもある。農家によって値段や野菜の種類や量に違いがある。たとえばブロッコリーならどこがお得だとか頭に入れ、ポケットに100円玉をたっぷり入れ、10数カ所を自転車でまわる。いつも買いすぎ、傷ませないようじゃんじゃん食べる。これが健康の秘訣ですよ。

 ←12月26日22時40分現在、週間INが130で3位~。

2018年12月21日 (金)

ついにきた、反則金値上げ!

 いったいどうするのか心配していたら、うわぉ、こんな手できましたか! やるっすね! と私なんかは思ってしまうのである。
 以下は12月20日付け時事通信。

運転中の携帯、罰則強化=道交法改正試案―警察庁
 警察庁は20日、自動車や原動機付き自転車を運転中の携帯電話の使用について、罰則を強化するとともに反則金の限度額を引き上げる道交法改正試案を発表した。
 来年の通常国会に提出し、来年中の施行を目指す。
 罰則は、現在の「5万円以下の罰金」から「6カ月以下の懲役または10万円以下の罰金」に変更。事故を起こしかねない危険を生じさせた場合は、現在の「3カ月以下の懲役または5万円以下の罰金」から「1年以下の懲役または30万円以下の罰金」とする。
 反則金の限度額は、大型自動車が1万円から5万円、普通自動車が8000円から4万円、小型特殊自動車は6000円から3万円にそれぞれ引き上げる。事故を起こしかねない危険を生じさせた場合は、反則金の対象から外し、刑事手続きのみとする。

 流し読むと、携帯電話使用の反則金をどかんと引き上げるようにも読める。
 しかしそうじゃないでしょ。すべての違反の反則金を上げるってことでしょこれは。

181221 反則金は1986年に全体に「1.5倍」の値上げが行われた。1986年は約613億円だった反則金収入は、翌1987年に約1036億円になってしまった。値上げしたのに取締件数をあまり減らさなかったからだ。

 その後、おおむね800億円前後で推移していたのだが、2011年に700億円を割り、2016年に600億円を割った。大変だ、警察庁はいったいどうするのか。余計なお世話と叱られるかもしれないが、私は心配していた。
 そしたら値上げ、なるほど、なのである。ほっとしました、と言っちゃ各方面に誤解を招くか(笑)。
 値上げによって変わるものはといえば、反則金収入が増加に転じる以外に、特に変化はなかろうと私は予想する。ほかにもっといろいろいじれば話は別だが。

181221_2 ところで2018年は、常軌を逸した猛スピードで運転して犯行動画投稿サイトに投稿して捕まり、大ニュースに、ということがよくあった。これを好機ととらえ、スピード違反の罰則を引き上げるって手はある。
 また、あおり運転が大きな話題になった。その罰則引き上げに異を唱える者はいないだろう。

 道交法の改正試案、早く見たい、どこにあるのか、警察庁に電話した。Webサイトへのアップはいつになるか分からないという。でも、“あそこ”へ行けば見られるはずだ、うふふ。
 警察庁といえば、9月に大量に開示請求してあったものの一部、一部といってもかなりの文書についてようやく開示決定が出た。どんな文書があるか分からないまま大雑把に開示請求したところ、えーっ、そんな文書があったの! というものが開示される。楽しみ~。
 こうして今年も暮れていくのだ。

※12月25日追記! 警察庁がパブリックコメントの募集を発表した。その「別紙」を見ると、私の読みは見事に外れ! 反則金の限度額の引き上げは携帯電話についてだけらしい。詳しいことは別記事で書く。今ちょっと忙しく、読みの外れについてだけ急遽お知らせ。
※ 追記: 12月26日付けで書きました

 メルマガ「今井亮一の裁判傍聴バカ一代」は創刊10周年を迎え、粛々と発行を続けている。12月は以下の8号を発行した。

第2193号 靖国神社で逮捕、中国人の勾留理由開示!
 あっ、もしやこれは! と気づいて頑張って傍聴しました、靖国神社の神門前で南京虐殺等に対する抗議行動をして逮捕された中国人男性の、勾留理由開示の裁判を。傍聴席は20席。一般傍聴人は9人ぽっち。なのにチョー厳重警備で…! ちなみに「司法珍百景」といえるシーンもあったょ。

第2192号 フジテレビへ高級外車で突っ込んだ男は…
 フジテレビの湾岸スタジオの玄関にベンツで突っ込んだと全国報道された事件。どこも被疑者を匿名とした。その理由は…。 編集後記は、東名あおり危険運転にからんで自己愛性パーソナリティ障害について。

 以下の4号は12月16日にお知らせした

第2191号 弁護人は無理ムリあらゆる屁理屈をこね?
第2191号 ニヤニヤと、あからさまに見下す裁判官!
第2189号 東京にあこがれた女子が万引き病に至るまで
第2188号 犯行はムチャクチャだけども正直な若者君

 以下の2号は12月7日にお知らせした

第2187号 特殊詐欺の若者、身内らに囲まれ懲役7年
第2186号 謎の厳重警備事件に遭遇、その正体とは?

 いま購読登録すると以上8号がどどっと送信される。そして月末まであと5号が順次送信される。年末年始のお供に是非どうぞ。

 ←12月21日17時10分現在、週間INが190で2位~。

2017年11月16日 (木)

ドラレコはインチキ取締りの天敵か

 YouTube に以下の動画がアップされていると、マニア氏から教わった。

 ドライブレコーダーの映像かと思われる。踏切の手前で、せいぜい1秒程度とはいえ確かに停止している。ところが、「止まっていなかった」として交通取締りを受けようとしている、そのように解される映像だ。
 以下は道路交通法第33条の、第1項のみ。

(踏切の通過)
第三十三条
 車両等は、踏切を通過しようとするときは、踏切の直前(道路標識等による停止線が設けられているときは、その停止線の直前。以下この項において同じ。)で停止し、かつ、安全であることを確認した後でなければ進行してはならない。ただし、信号機の表示する信号に従うときは、踏切の直前で停止しないで進行することができる。

 単に止まればいいってもんじゃない。止まるのは踏切の直前でなければならず、かつ安全を確認しなければならない。しかし本件でそこは問題にされておらず、不停止での取締りのようだ。

Img_1635 声等からして若い巡査らしいその警察官は、いったいどういうつもりなのか。
 ドラレコの録画を全く気にせず、先輩から教わった従来のやり方のまま、いい加減な現認で違反を押しつけようとしたのか。あるいは、「あの程度では停止したとはいえない」という意味なのか。

 どっちにしても、違反切符の裏書きとか報告書とかには、「被疑車両は直前で停止することなく漫然時速15~20キロメートルの速度で進行した」旨を記載するはず。それが交通取締りの、まぁ昔からの仕来りというか。

 しかし今どきは、ドラレコがそれなりに普及している。本件車両にも取り付けられている。
 ドラレコを全く気にしていないなら、あまりに間抜けというほかない。
 一方、ドラレコに気づいたが、「運転者なんぞどうせバカ。反則金を納付せずドラレコを証拠として争うはずがない。じゃんじゃん取り締まろう=実績を稼ごう」と考えたなら、ある意味、筋道が通っている。間抜けという評価は当たらない。

Img_1636_2 運転者が反則金を払わず争えば、たぶんドラレコ録画があってもなくても、刑事処分は不起訴だろう。だが違反点数は通常、登録されたままとなる。
 その登録により免許更新時の講習の種類や次の更新までの年数とかで不利益を受け、運転者が民事の訴訟を起こした場合、ドラレコ録画を証拠として取り調べることになる可能性がある。
 被告となる都道府県(実質は警察)は当然、「漫然時速15~20キロメートルの速度で」とか記載された報告書等および同旨の陳述書を出し、警察官に同旨の証言をさせるだろう。
 そのあとでドラレコ録画が取り調べられることになったら、大恥というか。警察官は組織内でぼろくそ叩かれ、もう昇進はなくなるかも。

 あまりに可愛そう。現場で上手に説諭、警告して、違反切符を切らせずに終えてあげるべきかどうか、ま、意見の分かれるところか。
 なんにしても、ドラレコの有用性、重要性がよぅく分かる録画映像といえる。車内およびリアガラスを通して後方の様子も撮影できるドラレコを取り付けようかな、と思わせる録画映像でもある。

 ドラレコはいろんなのが販売されており、値段もけっこう高い。どれにしようか悩んでしまう。
 私の場合、カー用品店でたまたま安い見切り品を見つけ、ソク買った。6千円くらいだったか。取付は簡単で、ちゃんとカラーで録画される。パソコンで再生できたし。
 ドラレコは必需品と思いますよ。

 画像は、裁判所から帝国劇場方面へ歩く途中の、日比谷交差点。「あっ、マリカーだ! せっかくだから撮影しよう」とあわてて鞄からデジカメを出し、電源を入れ、撮影したもの。

 ←11月16日17時40分現在、週間INが140で2位~。

2017年6月 6日 (火)

TAPを持たない有能な警察官?

Img_1332_2 警察庁を出て銀座方向へ歩く途中、皇居付近で、交通指導取締りのシーンに遭遇した。
 交通整理をしていた警察官が、交差点手前で信号待ちの白いワンボックスに声をかけたのだ。その運転者は、遠くから見た限りでは若い美人だった。

 警察官は交通整理だけやるつもりと見え、違反切符作成端末TAPを持ってない。ワンボックスは黄色い線を踏んだか何かで、警察官は注意して終わるのかな、と思いきや、信号が青になると、交差点を渡った先の道端に停車させた。
 その付近にミニパトとか駐車させていることがある。ミニパトに置いていたTAPを出し違反切符を切るのかな、と思いきや、ミニパトはない。応援を呼ぶのか?
 ところが応援は来ず、しばらく何かやりとりしたのち、警察官はワンボックスを行かせた。

 これをどう見るべきか。
 些末な違反を理由に職質(職務質問)をかけ、まずは免許証の提示を求めて運転者の挙動、言動を観察、無免許、酒気帯び、また覚せい剤等の疑いがあれば応援を呼び…そういうつもりだったんじゃないか。
 とにかく、TAPを持ってないってことは、些末な取締りをやるつもりがないわけだ。キップ処理ではなく、体刑事案となる交通違反、また覚せい剤等のみを狙って実績を上げている、有能な警察官、なのかも。
 そんなことを妄想しつつ、俺はその先の日比谷駅から電車に乗り、究極の居酒屋「昭和」へ向かったのだった。

 金沢市から、早々と帰京することができた。なので、「少女にわいせつ行為 動画撮影容疑できゃりーぱみゅぱみゅ有名ファンを逮捕」と報じられた事件の裁判を、あきらめていたけど傍聴できそう。メルマガ「裁判傍聴バカ一代」をお楽しみに。

 ←6月6日8時10分現在、週間INが150で2位~。 

2016年10月18日 (火)

横断歩道を渡ろうとしている歩行者がいる場合

 以下は10月17日付けNHKニュース。

信号機ない横断歩道 9割の車が歩行者いても一時停止せず
 信号機のない横断歩道で、歩行者が渡ろうとしているのに一時停止せずにそのまま通過している車が9割に上ることが民間の調査でわかりました。
 これはJAF=日本自動車連盟が、ことし8月から先月にかけて、全国94か所の信号機のない横断歩道で1万台余りの車を調査したものです。
 それによりますと、信号機のない横断歩道で、歩行者が渡ろうとしている状況で一時停止をした車は全体の7.6%に当たるおよそ750台にとどまり、9割を超える車が一時停止をせず、そのまま通過していました。さらに、調査を行った横断歩道のうち半数を超える48か所では、一時停止した車は5%未満にとどまっていました。
 横断歩道を渡ろうとしている歩行者がいる場合は、ドライバーは手前で一時停止をしないと、道路交通法に違反する疑いがあります。
 JAFでは「法律に違反する可能性があるという認識がないドライバーも多い。横断歩道での一時停止の啓発活動に力を入れたい」と話しています。

 「法律に違反する可能性がある」というのがよく分からない。以下、道路交通法第38条から第1項のみ抜粋。赤字は俺。赤字のとこだけ拾い読みすればほぼ分かるかと。

(横断歩道等における歩行者等の優先)
第三十八条
   車両等は、横断歩道又は自転車横断帯(以下この条において「横断歩道等」という。)に接近する場合には、当該横断歩道等を通過する際に当該横断歩道等によりその進路の前方を横断しようとする歩行者又は自転車(以下この条において「歩行者等」という。)がないことが明らかな場合を除き、当該横断歩道等の直前(道路標識等による停止線が設けられているときは、その停止線の直前。以下この項において同じ。)で停止することができるような速度で進行しなければならない。この場合において、横断歩道等によりその進路の前方を横断し、又は横断しようとする歩行者等があるときは、当該横断歩道等の直前で一時停止し、かつ、その通行を妨げないようにしなければならない

 「横断歩道を渡ろうとしている歩行者がいる場合」に一時停止しなければ、ずばり38条1項の違反なのである。「疑い」も「可能性」も入る余地がない。
 反則金は大型車が1万2千円、普通車が9千円、自二が7千円、原付が6千円。違反点数は車種を問わず2点。

Photo 俺の有酸素散歩圏、半径約3キロでは8カ所、信号機のない横断歩道が思い浮かぶ。いや9カ所か。
 うち1カ所は、交差点の形状のせいもあるのか、多くの車が一時停止する。うち1カ所は直線道路で、一時停止する車は希(まれ)だ。交番の真ん前なのに。

 ちなみに俺自身が車を運転して通過するときは、こんな仕事をしてることもあり、必ず止まる。止まらない車が横断歩行者等をハネそうになったらホーンを鳴らすなり叫ぶなりしなければと緊張する。

 地方の田舎道を走った記憶では、止まる車は希だ。直線道路では、ほぼ誰も止まらない、そういう印象がある。JAFの発表はうなづける。
 しかし、なんでそんな調査&発表をJAFはしたのか、不思議な感じがする。
 だってさ、信号交差点での右左折車による横断歩行者妨害は狙って待ち伏せて取り締まるのに、信号機のない横断歩道では──俺が見聞きしてきた限りではあるが──まったく黙認じゃないの。
 待ち伏せて取り締まれば入れ食いだろうに、なぜやらないのか。

Photo_2 もちろん、道路交通法は治安法の側面もある。普段みんながしている違反があることは、イコール、特定の者をいつでも逮捕できるってことでもあるのだ。
 しかし、それにしても、うぅむ…。

 このネタをワイドショーが扱ったら、コメンテーターはきっと言うだろう。
「信号機のない横断歩道って、だいたいが狭い道路にあるんですよね。そんなとこで違反車両を停止させて、免許証を見せてくださいとか言って違反キップを切ってたら、かえって交通の危険を生じさせかねないんじゃないの?」
 多くの視聴者は「確かにそうだな」と思うでしょ。

 そこで! いちいち停止させず、ナンバーから判明した車両の所有者に行政制裁金を課す。そっちへ警察庁はゴゴゴと動き始めてるんで、今回JAFにそういう調査&発表をさせたとか?
 深読みが過ぎるかなぁ。いやいやそれは新型オービスの動きとも付合するぞ…。
 なに言ってっか分かんない? だよねぇ、ごめん。説明は長くなるので今回はパス。警察庁交通局の方は「おぅ今井君、そこまで読むかね」と笑ってくれてるかも。

 画像は新型の違反キップ切り端末。頂き物だ。あわてて撮ったのかブレてる。この端末、単に違反キップを簡易迅速に作成できるだけじゃなく、かなりの優れものなんだょ。そのこと、『ドライバー』か『ラジオライフ』に書いたっけ。ネットにもそのうち書こうかと。ただ、忙しくてっ。

※ 追記: 「法律に違反する可能性がある」は、こう解釈すれば理解できるんじゃないかと思い至った。
 すなわち、「無事故・無違反」の無違反は、違反がないって意味では全然ない。違反するしないじゃなく、取締りを受けた(違反点数を登録された)ことがないって意味だ。警察と多くの善良な一般運転者たちには、そういうことで定着しちゃってる。ゴールド免許は違反点数の登録で決まる。それがおかしいと感じるのは俺みたいな変人だけだ。
 したがって、「法律に違反する可能性がある」=取締りを受ける可能性がある、そう解釈すれば理解できる、うむ。

    

 こないだ古書店で3冊200円で買ったうちの1冊は『ネットのバカ』だった。なんちゅうタイトル(笑)。著者の中川淳一郎さんは『ウェブはバカと暇人のもの』の著者でもあるのだった。そっちもなんちゅうタイトル。数ページ読み始めた感じでは面白そう。裁判所への往復の電車で読もうかと。

 ←10月18日3時30分現在、週間INが160で1位~。

2016年2月10日 (水)

地域課警察官の神アイテム!

Photo 8日(月)、裁判傍聴マニアの大新年会は、女子2人、男子6人が参加し、裁判員裁判の秘密のスキャンダルが報告されるなど、楽しく執り行われました~。
 お仕事等で参加できなかった方から、「裁判傍聴マニアの大桜祭り」「裁判傍聴マニアの大暑気払い」を企画してくれとのメールをいただいてる。どぉしよぅ…。

 大新年会の話はそれくらいにして、以下は昨年9月2日付け時事通信、の一部。

交通反則切符、タブレットで=効率化、全国初12月から-警視庁
 警視庁が導入する交通携帯端末(TAP)。警察官が交通取り締まりを行う際、現場で免許証の情報を自動的に読み取れる=2日午後、東京都千代田区
 警視庁は12月から、交通違反取り締まりの際、免許証に埋め込まれたICチップの情報を自動的に読み取ることで、交通反則切符の発行などを迅速に行える「交通携帯端末(TAP)」の運用を始める。4700台を交番やパトカー、交通機動隊などに配備する。

 その取締り風景の画像をゲットした。やほ~!
 違反キップが手書きのとはちょと違うらしい。てか違うはずだ。俺はさっそく携帯端末専用違反キップの「ロール紙」等の契約書を開示請求した。マニアとしては気になるじゃないの、ねぇ。

 その「交通携帯端末(TAP)」について、車雑誌『ドライバー』の昨年11月号の記事を、編集長と筆者(俺だよっ。笑)の許可を得て以下に。

 交通違反の反則切符(いわゆる青切符)を迅速に発行するための携帯端末「TAP(タップ)」なるものを警視庁が公開したと、9月の初めに報道された。
 じつは俺ってばその契約書と仕様書を、早々と情報公開でゲットしてたのね。偉いでしょ。うふふ。

 文書のタイトルは「賃貸借契約書」。契約件名は「交通携帯端末システム用装置の借入れ」。買い取りではなくリース契約なのだ。
 契約金額は月額3004万2360円(税込み)。今年12月1日からの5年契約。
 青切符の交付時間を短縮するくらいで、ずいぶん高額だなぁ。と思って仕様書をよく見たら、あらびっくり、こいつはなかなかの優れものなんである!

 まず、IC免許証をかざすと氏名や生年月日等のデータ(人定事項)を読み取る。んで、「カメラ機能」(500万画素程度)によりナンバープレートの文字情報を読み取る。便利なうえ、誤記がぐんと減るよ。

 違反事項などを指またはスタイラスペン(タッチペン)で入力すると、青切符と反則金の納付書をその場でプリントアウトする。
 警察官は反則金の額を間違ったりするんだが、この端末は自動的に算出する。納付期限(原則翌日から7日)は、休日を挟んだりするとややこしいんだが、それも自動算出。納付しない場合の反則通行センターへの出頭日まで自動算出して印字する。

 そうして「交通違反取締データ」を端末内に登録し、警察署等に設置された「業務端末」にUSBで接続、「登録データ等の集約と更新を行うシステム」なんだそうだ。

 加えて、クルマ、バイクはもちろん自転車についても「登録情報の検索」ができる。盗難車両、何かの犯罪に使われたとして手配中の車両を見逃さないわけだ。

 しかも、できるのは青切符の取り締まりだけじゃない。なんと駐禁取り締まりのための「確認標章」(あの黄色いステッカー)もプリントアウトできる。つまり、駐車監視員が持つ携帯端末とデジカメと携帯プリンターと同じ役割を果たすのだ。

 さらに、「交通事故取扱処理」もできるっていうからオドロキ。物損事故だけでなく人身事故にも使うんだろう、「自賠責保険番号等の入力」なんて項目まである。

 慣れない警察官が苦労して作成し、誤記もぽろぽろあったのが、劇的にスムーズになるうえ、違反者や車両の電子的管理も同時にできるんである。どんなもんじゃい。って俺がいばるのは変か(笑)。

  リース契約は、充電器なども込みで4700台。月額約3000万円だから、1台1カ月約6400円。普通車の一時不停止(反則金7000円)を1件多く取り締まればお釣りがくる。

 その4700台をどこへ何台振り分けるか、仕様書に載ってる。これが興味深い。
 交通機動隊へ629台。高速道路交通警察隊へ111台。警視庁本部の交通執行課へ411台。

 残る3539台は97の警察署へ。
 いちばん多いのは、渋谷署(58台)でも新宿署(52台)でもない。さてどこでしょう。テレビのクイズ番組のネタにしてほしい。
 答えは東京23区から遠く離れた町田署(81台)なのである。同署のホームページによれば、管内に居住する人口は東京でいちばん多いんだという。

 それでだ、警察署の分は「地域」と「交通」に分かれてる。地域とは地域課、つまり交番勤務の警察官だ。交通は交通課。
 そして97署の合計は、地域課が2572台、交通課が967台。圧倒的に、このオールマイティな携帯端末は交番勤務の警察官のために導入されたといえる。

Photo_2 交番勤務は、日本の警察官の基本的な仕事であり、雑務が多い。俺も、拾った現金を届けたり、自分がパスモを落としたり、居酒屋の場所を尋ねたり、お世話になってる。
 そのうえ、110番通報があればまず現場へ臨場し、暴れる犯人と対峙しなければならない。職務質問による犯人検挙はだいぶ重圧なようで、成績が悪いと、
「せめて交通違反でも捕ってこい。捕るまで帰るな!」
 とか責められるらしい。
 それで腹が立ったかインチキな取り締まりをして「虚偽有印公文書作成・同行使」の罪に問われた警察官もいる。その裁判、俺が傍聴したもん。

 日々の仕事を忙しく頑張り、交通取り締まりの細かなことに慣れない地域課の警察官にとってこの携帯端末は〝神アイテム〟かも。

 てゆっかさ、ここまで便利になれば、取り締まりを行う者は携帯端末にくっついたロボットのようなもの。データの集約等も自動的に行えるなら、警察官がそのロボットである必要はない。
 近い将来、駐禁取り締まり以外も民間委託することを見越しての、今回の携帯端末だと俺は読むねっ!

 こんな調子で俺は『ドライバー』に連載を持たせてもらってる。『ドライバー』を買いたくなったでしょ? よし、上手に宣伝できたんで原稿料を上げてくれるかな、えへっ。 ←禿げたオッサンが「えへっ」とか言うなぁ~(笑)。

    

 この真ん中のやつ、SIMフリーだとか。これ買って、ガラケーのSIMカードを入れれば、俺もスマホ持ちになれるの? 薄い平たいのを持って指で表面をいじったら「今井さん、素敵♡」とか言われてモテモテだろうなぁ、ふふ。

 ←2月10日22時40分現在、週間INが360で1位。

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