2008年7月19日 (土)

擬制陳述

7月18日(金)その2

080718_12390001 restaurant またも厚生労働省(などが入ってる合同庁舎)の地下の食堂へ。よっぽど気に入ったんだね~(笑)。
 今日は、豚汁定食480円。きんぴらゴボウは唐辛子が効いてた~。ご飯は五穀米だそうだ(白米も選べる)。そういうの、私は好きなのyo。

clip 民事の開廷表マニア(?)の某氏から情報を得て、13時15分から東京地裁・民事5部(熊谷光喜裁判官)620号法廷で、「損害賠償」の第1回弁論。
 原告は、「名誉毀損」で懲役9年の判決を受けた被告人と同姓同名で、警視庁と国を被告とする訴訟なのね。

 同時刻に7件の期日が入っており、先に6件の判決が言い渡された。バーのなかに当事者の姿なし。原告席も被告席も空っぽ。民事は普通こうなのだ。
 6件とも、被告は原告に××万円を支払え、という判決だった。最高は6320万円。へえ。その当事者は双方ともスポーツ関係だった。ネットで検索しても、それらしい争いは見えない…。

 6件の判決言い渡しは6分ほどで終わり、7件目の本件は…。
 原告席は空っぽ。被告席には被告代理人が2人。
 原告が訴状を擬制陳述、被告が答弁書を陳述(いずれも、書面を確認して陳述したことにして)、それではこれで結審します、よろしいですね、と。判決期日を10月3日13時15分と決め、3分ほどで終わった。夏休みが入るにしても、10月は先すぎない?
 以下、民事訴訟法より。

第百五十八条  原告又は被告が最初にすべき口頭弁論の期日に出頭せず、又は出頭したが本案の弁論をしないときは、裁判所は、その者が提出した訴状又は答弁書その他の準備書面に記載した事項を陳述したものとみなし、出頭した相手方に弁論をさせることができる。
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2008年2月 7日 (木)

原告:黒木昭雄 被告:北芝健こと■■■■ 判決!

 朝5時に起きて原稿。9時には仕上げて少し仮眠を、とはシカシいかず、午前中いっぱいかかり、寝ずに裁判所へ。

 13時15分から、と思ったら13時25分から、東京地裁・民事44部(鶴岡稔彦・外山勝治・新城博士裁判官)527号法廷で、名誉毀損・侮辱を理由とする「損害賠償請求事件」の判決。
 原告は黒木昭雄さん、被告は北芝健こと■■■■さん。
※ 黒木さんの階級(退職時巡査部長)はハッキリしてるが、北芝さんの階級はなにか、ネットではどうも拾えない。黒木さんの年齢はわかるが、北芝さんの年齢はどうもわからない。本人尋問の様子を報じる「スポーツ報知」の記事によれば、「本名、年齢非公表」なのだそうだ。

 前々回の本人尋問の様子からして、請求棄却となる(黒木さんが負ける)ことはなかろうと思っていたが、
「主文。1、被告は原告に対し、100万円及びこれに対する平成19(2007)年2月23日から支払済みまで年5分の割合による金員を支払え…」
 言い渡し自体は10秒ほど。

 民事の場合、判決の時点で判決書きが出来上がっている。言い渡しが終わってから部の事務室で、当事者または代理人弁護士はもらえる。「これは正本である」という奥付も含めて全23ページ、の判決書きを、黒木さんから見せてもらった。
 おお~、前に述べたところも念のため押さえておくという、ていねい、かつ、たいへんわかりやすい書きぶりだった。鶴岡さんの雰囲気にぴったり。ってまた傍聴中毒者は勝手なこと言ってるよ。
 で、北芝さん(被告)の主張はぜんぶ退けられていた。
 黒木さん(原告)の完全勝訴じゃないの?これ。

 いや、被告の主張が一部認められた、ともいえるところはあった。
 被告の主張に、
「実話マッドマックス誌は、若者を対象に過激な内容、表現を売りにしている雑誌であり、読者が記事内容を額面どおりに受け取ることはない」
 という部分があり、かつ、被告は本人尋問で同誌について、
「非常に自由な雑誌で、勢いで記事を載せる、事実の確認はしない、編集者を信用しているから事実関係を確認して原稿を提出しようと思わない」
 などと供述していたのを受けて、判決は、同誌について、
「公正中立な報道を標榜する雑誌というよりは、過激な表現を売り物にする雑誌といえるものであって…」
 と認定しているところだろうか。
 「実話マッドマックス」、書き手からも裁判所からもそんなこと言われて、立場ないじゃん、と思ったス。でも、雑誌のキャラがハッキリしてること自体は、良いことだよね。

 訴訟費用の負担について、判決はこう述べている。
「訴訟費用はこれを11分し、その1を被告の、その余を原告の各負担とする」
 こういう、「これを×分し、その×を被告の…」というのを傍聴席から聞いたことは何度もあるが、私自身は民事は全負けか全勝ちしか体験しておらず、どういう分け方をするのか、よく知らなかった。
 これはねぇ、訴額(原告が被告に賠償を求めた額)が1100万円であり、「被告は100万円を支払え」という判決だから、「11分してその1を被告の負担」となるんだね。へ~。

 判決理由は原告の完全勝訴なのに、1100万円のうち100万円ぽっちか?
 いや~、名誉毀損の損害賠償裁判の報道を見てると、個人対個人の件で100万円というのは、ま、上述の、つまり「その雑誌はそういう雑誌だから」という、そのあたりで賠償額がいくらか減じられたと読める点を除いて、裁判的には常識的な、ほとんど満額じゃないのかな、判決理由の内容からしても。

 黒木さんと代理人弁護士、取材記者らと話してるうち、おっ、もうこんな時刻。
 14時30分から、簡裁で「傷害」の新件、地裁で「強要未遂」の新件があるのだ。
 「傷害」はおそらく否認事件。「強要未遂」は、珍しい罪名で、私は傍聴したことがない。どっちへ行く…?

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2007年12月28日 (金)

警察官証人の旅費日当 控訴審判決

 先週打ち合わせ済みの雑誌原稿にかかろうと、担当編集者氏からの依頼メールを開いたところ、予想に反して大量で、真っ青に。
 でもそんなのカンケーねぇ! って嘘、ウソです~!
 11時10分から東京地裁421号法廷の、「警視庁葛飾警察署留置11号こと氏名不詳の男」という被告人氏名の窃盗の判決へも行かず、ぎりぎりまで原稿を書いて、ちょっと警視庁へ寄ったのち、13時15分から、東京高裁・民事10部(吉戒修一・藤山雅行・萩原秀紀裁判官)825号法廷で、「不当利得返還等控訴事件」の判決。8月3日が地裁判決(請求棄却)だった、警察官の証人出廷の旅費日当のアレだ。
 控訴棄却。訴訟費用原告負担。

 同じ法廷で、他に5件連続判決があり、1件は、野村沙知子さんを被控訴人とする「預託金返還等控訴事件」だった。これは確か、野村さんがワイドショーとかでボコボコ叩かれたときに東京地裁に提訴された事件だよね。
 控訴棄却。つまり野村さんが控訴審でも勝ったってこと。

 もう1件、群馬県選挙管理委員会を被控訴人とする事件があり、たいへんなシーンを目撃してしまった。
 原告らは、裁判官を忌避したのにナンで判決を言い渡すんだ、とか怒ってて、言い渡しが始まろうとするや、原告(だいぶ年配)が壇上へ近寄って抗議したのね。そしたら、高裁の職員と思しき、TVドラマに強面刑事かヤクザ役で出そうなカッコイイ若めの男(ジャンパーの上腕部分に「裁」のワッペン)が、年配原告の上着の後ろえり部分(えりの折り返しよりちょっと下の部分)をムンズとつかんで、吊り上げて振り回すように原告席に座らせたのだ! うっわぁ~っ! びび、びっくりしまスた!
 この判決が5件の最後で、原告の連れの、何年も前から裁判所の門前で拡声器で抗議行動をしてるオジサンにどうも似た人(もしかして同一人物?)が、「出て下さい」と言われて「やってもらおうじゃないか、どうやって出すんだよ」と言ったので、うわぁ、これはたいへんなことになるのか? と見ていたが、とくに何も起こらず…。

 「不当利得返還等控訴事件」の判決書きを、控訴人と代理人弁護士(山下幸夫さん)からお借りし、地下のコンビニでコピーさせてもらい(1枚10円)、喫茶室(店名をどうしても覚えられない。コレヒドール…じゃない。何だっけ)で、読む。
 「原判決の××末尾に次のとおり加える」とか「原判決の××から××までを次のとおり改める」とかあって、足りない部分を補ってていねいになっている、のだが、そうですねぇ、結局は原判決と同じく、私としては「ええっ?」と首をかしげたくなる解釈もあり、どっちにも解釈できるときは行政側に有利に解釈するというか、もしも行政側を負けさせるときは行政行為が明白に一義的に違法でないとダメというか、そういう原則に従った解釈のように思えた。
 ただ、警察官が扱い事件で証人出廷したときの日当は、所属警察の側で「調整」すべきことである旨の言及があり、今後、全国の警察はその「調整」をせざるを得ないんじゃないかな。

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 14時10分から14時40分にかけて、東京地裁・刑事1部(髙木順子裁判官)408号法廷で、常習累犯窃盗、住居侵入・窃盗、常習累犯窃盗、恐喝未遂、覚せい剤取締り法違反の判決あり。
 これがねぇ、事件の内容について「検察官作成の起訴状記載のとおり」と言うだけで、どんな事件かぜんぜんわからない。弁護人が私選とは到底思えないのに、訴訟費用についても言及しないし。上訴権の告知まで含めて1件あたり3分程度。
 髙木裁判官は、いつもあんなことやってるの?

 15時から、高裁・民事14部(西田美昭裁判長)824号法廷へ。
 群馬県を被控訴人とする、ある事件の判決を傍聴に行ったのだが、13件の判決が次々と言い渡され、11件までは控訴棄却で(私が傍聴に行った事件も棄却)、しかしそのなかに、被控訴人氏名が「セイン・××・カミュ」の「損害賠償・専属契約不存在確認等反訴控訴事件」というのがあった。「専属契約は存在しない。一審原告は被控訴人に××万円(桁数は2桁じゃないよ)を支払え」との判決だった。

 来年の地裁の開廷表をチェックし、さぁもう帰るぞ! 原稿書くぞ! と思ったが、15時30分から地裁403号法廷で、遺失物横領の判決あり。地裁で遺失物横領って、珍しくない? いやいや、そんなこと言ってたらキリがない。ここはスパッとあきらめねば。人間、攻めるときは攻め、退くときは退くのが肝心だ。
 とか決心した直後、15時29分、エレベータへ走る。検察官の冒陳だけでも聞こうと。行ってよかった。いやはやなんとも…な事件だった。
 しかし長々傍聴するわけにはいかず、被告人の父親が証言する前に、私は退廷。

 原稿が進めば、28日(御用納めの日)も裁判所へ行けるのだが…。

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2007年10月27日 (土)

判決連続3件 涙が出そうな

10月26日(金)

 10月19日に傍聴した、電柱に捕まって嫌がる被害女性の髪をつかみラブホテルへ入れようと引っぱったという暴行の判決を、9時50分から傍聴(東京簡裁、岩垂正起裁判官)。
「被告人を罰金20万円に処す。未決勾日数中40日を、1日を金5000円に換算して上記刑に算入する」
 「満つるまで算入」とは、岩垂さんは言わなかった。
「20万円を納めたことになると、こういうことです」
 被告人は今日はあのトレーナー様の衣服のすそを、ズボンの中に入れていた。絵柄の端が少し見えていた。 

 続いて10時から、同じく10月19日に傍聴した、100円ショップで買い集めた錠前の鍵を35個束ねて持ち、日本橋高島屋の公衆電話の料金ボックスを開けたという窃盗未遂、の判決。
 懲役1年4月、未決30日算入
「現金を窃取しようと企て、料金箱を開いたが、警備員に発見されてその目的を遂げなかった…。無職・放浪の生活を送るなかで、安易に金員を窃取しようとしたもので、電話を使用しているように装い、習熟性、手慣れた様子がうかがわれ…少年時に窃盗で3回少年院に入り、昭和44年までに3回処罰され2回服役し…。これまで然るべき指導者に会うこともなく、充実したことも充実した生活をおくる経験もしたことがない様子がうかがわれ…。被告人の年齢から、今回が最後の更生の機会になるとも考えられる…」(※傍聴メモより抜粋。言葉のとおりではない部分もある)

 続いて10時10分から、これは第1回を傍聴してない、窃盗の判決。
 懲役1年2月、未決30日算入
 今年3月に、窃盗(万引)で懲役1年、執行猶予3年の判決を受け、4月から稼働したものの無断退職し、8月、渋谷区千駄ヶ谷、高島屋タイムズスクエアビル内の紀伊國屋書店で、書籍3冊、13万4400円(!!)を、読んだのち売却して金員を得る目的で、トイレに持ち込んで手提げ袋に入れ、店外に持ち出したんだという。
「計画性と規範意識、反省の乏しい生活に起因している…。両親が長年の確執の末、19歳のとき離婚し、父親と別れ、然るべきまともな指導者に出会うことなく、充実した生活を知り得ないまま…。更生するに十分な年齢であること、母親が証人となり…。もう、あとはねぇ、マジメに服役して…最初の服役ですから、比較的早く仮釈放で出られるかもしれない…でも、ただ早く出りゃいいってもんじゃない…ちゃんと地道な目標をつくって…」
 傍聴席の端に、オレンジのニットのカーディガンを着た、ちょっと上品そうな女性がいた。母親なのだろう。
 再び手錠・腰縄をつけられ奥のドアから退廷していく被告人が、軽くニッコリ、会釈していった。

 裁判所の認定が、また岩垂さんが描いた被告人の人物像が、ぜんぶそのとおり正しいのか、わからない。被告人には何も届いてないかもしれない。
 でも、岩垂さんのこういう判決を3つ続けて聞くと、なんか涙が出そうになってくるのだった。ほんと、下手すりゃ泣きそうで、目を伏せて私は退廷したのだった。

 昨夜、特攻を命じられ死にに行く夢を見たせいもあるのかも…。
 なんか、いつもの日常のなかで、くじで選ばれて特攻ないし自爆テロで死ななきゃいけない決まりになってて、とうとう私がくじに当たり、普通に受け入れるのだけれど、特攻の出発地へオートバイで向かう途中、ええい、こうなったらスピード違反で捕まってやれと思い、しかしけっこう交通量があって怖くてそんなにはスピードを出せず、そもそもそう都合良くネズミ捕りをやってるはずもなく、廃業した温泉旅館の地下の脱衣場のような、特攻の出発地へ着き…という夢だった。倉橋由美子さんの『スミヤキストQの冒険』を、ちょっぴり感じさせる感触の夢だった。

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 外へ出て電車に乗り、いったん『ラジオライフ』の編集部へ寄ってから、農林水産省地下・第4食堂でカレー蕎麦大盛り320円。そしてまた裁判所へ。

 13時25分から、4月13日に第1回を傍聴した「放置違反金納付命令取消」の判決を、地裁・民事3部(定塚誠裁判長)606号法廷で傍聴。
 万々万々が一、ほんの一部でも原告が買ったら一大事!! と念のため傍聴にきたのだ。

 同時刻から4件の判決が入っており、「放置違反金…」は4番目。
 1番目が住民訴訟で、原告代理人弁護士は谷合周三さんだった。あらま。
 大成建設は立川市に1億1千何百万円を支払え? 飛島建設は6079万円を支払え? 棄却された部分もあるが、2億円近く勝ったって、ええーっ、すごいじゃん!

 2番目と3番目は、外国人が原告の「退去強制令書」がどうとかいう裁判で、いずれも棄却。「放置違反金…」も棄却。
 来週の開廷表をチェックしてから地下鉄の駅へ行くと、ホームで谷合弁護士に偶然ばったり。
 詳しくは聞かなかったが、予定価格の100%近くで入札されたのは談合の疑いがあるので、適正価格との差額を戻せ、という訴えらしく、今回のは10%を戻せ(支払え)という判決なのだという。ほかに3件、勝ってるが、それは5%だったらしい。

 じつは私、ホームでのそんな話の途中まで、谷合さんのお名前をどうしても思い出せなかった。
 赤坂署の参考人費用カラ支給の裁判(それも住民訴訟)のときの、堀敏明弁護士、佃克彦弁護士、清水勉弁護士のお名前は普通に出てくるのに、谷合弁護士だけ、あれ? なんで? どうして? ピンポイントで文字が薄れて消えたように、出てこないのだった。ラーメンを食べながら、ラーメンという名称が浮かばない、みたいな不思議な感覚…。
 ここまでのことは初めて。特段心配することもないらしいが、でもびっくり…。

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2007年10月 5日 (金)

ブラジルの火事

10月4日(木)

 東京地裁・民事44部(鶴岡勝浩・外山勝浩・新城博士と開廷表にあったが、鶴岡さんは「稔彦」では?)527号法廷で、13時45分から、原告:黒木昭雄さん、被告:北芝健こと■■■■さん、の損害賠償請求訴訟の本人尋問!!!
 こぉーれは見逃せないでしょ。

 その前に、高裁刑事の803号法廷で、13時10分から窃盗、13時30分から業務上過失傷害の、いずれも判決を傍聴しようと開廷表をメモし、向かいの805号法廷(刑事10部。須田贒・秋吉淳一郎・横山泰造裁判官)の開廷表も見たら、同時刻からそれぞれ詐欺の判決と第1回。
 詐欺…かぁ。
 なんとなく805号のほうを傍聴することに。

 13時10分からの詐欺は、ザわたみ(標記を私は知らない)での無銭飲食。
 同種累犯前科は2犯、服役前科は11犯なんだそうだ。身柄(拘置所)
 口座開設のとき入金した100円以外にカネの出入りのない銀行のカードや、サラ金のカード数枚(いずれも限度額一杯の10万円を借りてる)で払えると思っていた、詐欺の故意はなかった(事実誤認)、懲役6月の実刑は重すぎる(量刑不当)の主張なんだそうだ。
 控訴棄却。当審における未決100日算入。
 須田さんが上訴権を告げるや、被告人は直ちに「当然します!」と言っていた。

 13時30分からの詐欺は、私は知らなかったが、有名な事件の控訴審なのだった。
 傍聴人がどどっと増えた。
 被告人は、赤ら顔の小柄なオジサン。在宅。
 被告人質問が始まってしまい、私は途中で抜けて527号法廷へ。

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 13時48分、まずは黒木さんへの尋問が、すでに始まっていた。げっ。
 傍聴人はパラパラ程度だったが、霞っ子クラブのユキさんがいた。詳しくはその傍聴記を待つことにしよう。書いてくれるといいな~。つか、そのうち週刊誌も記事にするんじゃないのかな~。

 原告代理人弁護士からの尋問が2時18分で終わり、続いて被告代理人弁護士から。
 その途中でまた私は退出。15時から簡裁のほうで、見逃せないオービス事件があるのだ(←このリンク先の下のほうの事件)。

 16時5分、527号法廷へ戻ると、北芝健こと■■■■(以下北芝)さんへの、原告代理人弁護士からの尋問が始まっていた。
 驚いたことに、証言台のところに座った北芝さんは、ポケットに手を突っ込んでいた。刑事裁判ではあり得ない光景だ。
 その尋問は16時17分まで続いた。
 とても迫力のある、勇ましい人だなぁ、という印象を受けた。

 傍聴してた人たちが、「ブラジルの火事にはびっくりした」と口々に言ってるので、なんのことか尋ねたら、裏を取らずに書く理由を、「ブラジルで火事が起こったことを書くために、いちいちブラジルへ行けるか」という趣旨のことを北芝さんは述べたらしい。うわぁ、マジっすか?

2008年2月7日判決

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2007年8月 3日 (金)

警察官は法廷では警察官ではない!?

 こぉれは今日のトップニュースでしょ。

 13時10分から、東京地裁・民事43部(松井英隆・内田義厚・大倉靖広裁判官)527号法廷で、「不当利得返還等請求事件」(平成18年ワ21444号)の判決。
「警察官が、自分が扱った事件の法廷で証言するに当たり、旅費・日当を裁判所に請求して受領するのは不当利得だ。返せ」
 という事件だ。

 民事の判決は、法廷では主文しか読み上げない。
 傍聴したってしょーがない。
 でも、これは全国の警察官の証人出廷に影響する事件なので、歴史の瞬間に立ち会う、ってほどでもないが、傍聴に出張ってきたのだ。

 やけに暑い法廷の、壇上に3人の裁判官が現れ、直ちに判決。
「主文。原告の請求をいずれも棄却する。訴訟費用は原告の負担とする」

 ふうん、あ、そう。
 どんな理由でそう判決したんだろ。
 山下幸夫・代理人弁護士から(もちろん原告の許可を得て)、判決書きの写しをもらい、地下の喫茶室でざっと読む。唖然、というか…。

 証人出廷した警察官は、警察官ではなく、
「自己の体験した事実及び体験事実から推測した事実を供述する第三者」
 なんだそうだ。
 法廷での証言は、
「警察官としての職務ないし義務の履行とは性質を異にする行為」
 なんだそうだ。ええーっ!?
 だから日当を請求・受領していいって、ちょっと、なんか理解し難いような…。

 ただ、法廷証言するとき以外は、「上司の指揮監督や警察官としての立場に」「反する」ことになれば、「ありのままに自己の体験した事実等を供述する義務を負」わないと、裁判所は考えてるようで、そこは、現実を直視しているらしいな、と…。

 以上は、日当について。
 次は旅費について。
   自宅 → 警察 → 裁判所 → 警察 → 自宅
 こういう移動なのに、
   自宅 → 裁判所 → 自宅
 の旅費を請求・受領するのは、詐欺に近いんじゃないかという原告の主張に対し、裁判所はこう判断した。
 すなわち、旅費はもともと大ざっぱなものであり、
「旅費日当請求書の請求者欄には、請求者の住所氏名及び押印欄があるのみであって、勤務先所在地を記入する欄がない」
 ので、いいんだ、と。

 ざっと読んだ感想としては、げぇ~、すっごいことを言ってのけたな~、つー感じ。
 まぁね、長年にわたり、警察官から請求されるままに払って(そして原則として被告人に負担させて)きた裁判所としては、「違法だから返還せよ」という判決は到底書けないんだろうな、とは思うけど、しかし警察のほうは、
「いい判決が出た。これから大手を振って旅費・日当を請求・受領しよう」
 とは到底いかないよねぇ。
 つーか、この判決には、全国の警察の皆さんも、ぶったまげるのでは?

 それから私は、警察庁と警視庁へ。
 警視庁で、後藤雄一さんにばったり。

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 裁判員制度はいらない!大運動

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2007年7月20日 (金)

肝心要のチェックをしないオービス定期点検!

7月19日(木)

 今日の霞が関の裁判所は、男女生徒・学生らの傍聴がやたら多かったねぇ。
 あの人たちは、まとまって傍聴するから、20席しか傍聴席のない法廷は、簡単に満席になってしまい、泣きたくなること、あるよぅ。

事故は警察官もグルになった保険金詐欺だから、免許取消処分は無効。よって無免許運転は成立しない
 という無免許の否認事件の、13時10分から東京地裁403号法廷で判決。
 弁論の更新(上申書の提出)があり、検察官・弁護人の意見は従前通りか確認し、改めて被告人の最終陳述。
 また長々語るのかと思ったが、あっさり終わった。
 求刑は懲役5月のところ、判決は、懲役5月、未決60日算入、執行猶予4年、訴訟費用不負担。

 この日は、民事の法廷で、黒木昭雄さん、岩瀬達哉さんの事件あり。

 13時30分から、地裁民事44部(鶴岡稔彦・外山勝浩・新城博士裁判官)527号法廷で、原告:黒木昭雄、被告:北芝健こと■■■■、の損害賠償請求事件の、たぶん第4回の弁論。
 いよいよ次回…。

 14時から、地裁民事46部(設樂隆一・間史恵・関根澄子裁判官)526号法廷で、原告:岩瀬達哉、被告:国、の著作権侵害行為差止等の、第1回弁論。
 年金に関する『週刊現代』の記事を、社保庁とかそっち方面が庁内LANで1万何千人だかに流したのが…という事件らしい。
 被告側は、42条1項(何の42条1項か知らないが、行政目的のための代理使用)の主張、損害論に関する主張、を論じたいのだという。

 14時30分から、地裁刑事715号法廷(長岡哲次・片山隆夫裁判官。右陪席はどなただっけ)715号法廷で、世田谷区清掃・リサイクル条例違反の控訴審第1回。
 うわぁ! 検察控訴の事件かぁ?
 と思ったら違った、坂本昌弘裁判官が東京簡裁で有罪(罰金20万円)にした事件の、被告人控訴の事件だった。
 被告人(在宅)は、一審のときと違って、びしっとよく似合うスーツ姿だった。
 長岡哲次裁判長は、被告人に対し、タメ口(ためぐち)混じりで、他の世田谷リサイクルの事件もあり、まだ控訴趣意書の出ていない事件もあるので、同じ頃に判決を言い渡したい、期日は追って指定する、旨言い、5分で閉廷。

  古紙持ち去り事件、続々判決!
  憲法と良心に従った無罪判決
  横川保廣裁判官が2件を無罪に

 リサイクル事件は、他の部へも上がってきてるらしい。
 当然、検察控訴のもあるんだろう。
 けっこう重要な事件と思うんだが、傍聴人は私のほかに3人だった。

 そして15時から、簡裁826号法廷(後藤征弘裁判官・町井裕明検察官)826号法廷で、5月31日に傍聴した首都高湾岸線東行きのオービスⅢLkの否認事件、の第2回公判。
 東京航空計器の森成昭治課長を証人尋問。
 森成さんの所属は、「事業本部生産部産機サービス部」に改称(改組?)されたそうだ。
 私が傍聴し始めてから、たしか改称はこれで2度目じゃないかな。
 長いおつきあいになる(笑)。

 この日もやっぱり、定期点検では撮影を行わないことを明言してたね。
 弁護人(若めの女性)は、慣れないようで、マニア的には微笑ましい場面もあったが、オービスⅢLkが残す測定値は、中央装置へ送られた画像(写真)に写し込まれたものだけで、それ以外のものは一切ない、という重要なポイントをしっかり証言させていた!

 中央装置(本件では高速道路交通警察隊内)の画像に写し込まれたもの、それが唯一の速度の証拠なのに、そこが正しいかどうかのチェックを、定期点検では(たぶん設置時の点検でも)一切行わない、とメーカー社員が明言しているのだ。
 犯罪の証明がない、とするに十分ではないか。
 …しかし、傍聴席から見る限り、どうも、後藤征弘裁判官は、ハナからオービスを信じ込んでるように思えた。
 この人、別の事件で、「白紙の状態から審理するんだ」と、やたら「白紙」「白紙」と言っていた。
 そんなことをやたら口に出すのは、じつはそうじゃない場合が多い…。
 オービス無謬神話…。
 その狂った神殿の神官を、いつまで裁判官は演じ続けるのか。
 狂った神話に気づき始めた(と私は傍聴席から見た)堀内信明裁判官は、略式令状の係へ移動になってしまったし、浅井牧夫裁判官は、武蔵野簡裁から異様な短期間でどこかへ行ってしまったし。

 20日、いよいよ、殺人で懲役10年を食らった福井雅樹さんが、出所だ!

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2007年6月23日 (土)

交機隊員の速度違反取締り 1回の当番で約7件

6月22日(金)14時~

 東京地裁・民事38部(松原則彦・松下貴彦・島田尚人裁判官)708号法廷で、「運転免許効力停止処分取消請求事件」の、これは何回目になるのかな、今日は証人尋問。

 本人訴訟。
 被告は東京都(代表者・石原慎太郎)。
 被告代理人は、この種の訴訟でよく見かける人たちだった。

 証人は、警視庁第六方面交通機動隊(CR)、第三中隊の警察官。
 どうやって白バイ乗務員になるのか、どんな訓練を受けるのか、興味深かった。

被告代理人 「1回の当番で、スピード違反の取締りは何件くらい行いますか?」
証人 「去年の平均は、だいたい7件くらいです」
 ※ 昼間帯は白バイに、夜間はパトカーに乗務するんだそうだ。

 へぇ~、そうなんだ~。私はもうニコニコ(笑)。
 2時25分から、原告(細い若めの男性)が反対尋問。
 証人が知っている事実、経験した事実について答えさせるのが証人尋問なのだが、素人は(弁護士も検察官も)つい意見を求め、議論になりかけることがある。
 この原告も、そういう面はあったが、しかし全体的に、よく準備、吟味された、頭の良い尋問と思えた。珍しいんじゃない?
 証人の警察官のほうも、「そうなのか?」と思える部分は若干あったにしても、全体にすっきり明解な証言と思えた。
 こういうのは気持ち良いね。

 ただ、「ええ~っ?」と思ったのは、警察官が、
「違反者が取調べを拒否した場合、強制的に取調べることはできません」
 と、すっきり明解に言い切ったこと。
 事実、違反キップ(6枚で1綴り)の交通事件原票への署名・押印も、測定値の記録紙を貼付けた速度違反認知カードとかいうアレへの契印(割印)・署名も、被告人はせず、現場で調書も取られず、その後の取調べも受けてないのだという。
 まぁね、個々の警察官のキャラクター、運転者のキャラクターによって、またその兼ね合いによって、こういうことはケースバイケースとはいえ、外山恒一さんが通常逮捕されたのと比べると「ええ~っ?」だよね。

 この尋問を踏まえて、次回双方主張等あれば出してもらって結審することに…。
 となるのかと思ったら、裁判長は言うのだった。
「じゃ終わりました。それでは裁判所はこの程度で判断したいと思います。判決の言渡しは…」
 7月27日(金)13時10分と決めて、この日は14時57分閉廷。
 私は急ぎ次の法廷へ…。

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2007年6月 9日 (土)

警察官証人の不当利得返還請求事件が結審

6月8日(金) 地裁民事43部

「警察官が、自分が扱った事件の裁判に証人出廷するに当たり、勤務中であるにもかかわらず、裁判所(国)に日当を請求して受領したのは、不当利得である。同じく、旅費(交通費)を請求して受領したのも不当利得である。自宅→警察施設へ出勤→裁判所→警察施設→自宅、というなかで、自宅と裁判所との往復交通費を請求・受領するのは、ほとんど詐欺に近い。不当利得を返還せよ」

 という事件「不当利得返還等」の5回目の口頭弁論が、東京地裁・民事43部 (前回は内田義厚裁判官の単独だったが、今回から松井英隆・内田義厚・大倉靖之裁判官の合議体) で10時からあるので、眠いのを押して裁判所へ。

 ところが、13時15分からだった。
 またメモミスだ。
 しかも、今度は手帳に13時30分とメモしてしまった。
 午後、「待てよ?」と思って確認のため13時10分頃に法廷へ行ったので傍聴できたが、最近ミスが多い。
※ 前回(4月23日)の傍聴メモを見ると、6月8日10時か13時15分と裁判官が提案し、13時15分と決まった。私は10時のほうを手帳に書いたのだ。

 先日傍聴した刑事事件の被告人(在宅)は、弁護人が何分前に法廷へ来たかを弁護人に、軽い犯罪でも執行猶予は取り消されるのかを裁判官に、相手が嫌がるほど念入りに尋ね、かつ、判決が終わって退廷する際、荷物を置いたベンチの付近を、また自分が座っていた被告人席の付近を、そして証言台の付近を、たぶん、忘れ物はないか、なのだろう、頭部を上下に動かして、異様なほど念入りに確認していたが、私も少しは見習わねば…?

 13時15分からの弁論は、双方これで主張・立証はないか、裁判官が確認し、
「それではこれで終結して、判決については…」
 と、2~3分で終わった。
 判決言渡しは、8月3日13時10分。←間違いないと思うよ。

 裁判官は判決書きに何を書くのか。
 今後の全国の警察官の証人出廷に与える影響は大きいだろう。
 ちなみに警視庁は、その旅費・日当のことで私がごちゃごちゃ動き始めた頃から、少なくとも日当は請求・受領しなくなったようだ。

 13時30分から、地裁刑事で道路交通法違反の新件があったが、礼田計さんが傍聴に行くというので私はパスし、原告と代理人弁護士(山下幸夫さん)といっしょに、地下の「ダーリントンホール高裁店」へ。
 ここ、4月にオープンしたんだっけ。私は初めて。
 以前の喫茶店と比べ、ずーいぶん変わったねぇ!
 珈琲・紅茶(いずれも250円)12杯のチケットが1500円(1杯125円)だというので、買った!

 地下の蕎麦屋(3月まで八千代食堂だったところ)で、夕方以降、酒を出すようになった、との情報がトさんから。ほ~!
 八千代食堂は飲み放題1000円(女性は800円)で重宝したが、今度はどうなんだろ。肴(さかな)は何を出すんだろ。当面、板わさと天ぷらだけとか? んなこたないよね?

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2007年5月26日 (土)

『0(ゼロ)からの風』と「生命のメッセージ展」

5月25日(金)

 また間違えたyo。
 「運転免許取消処分取消等」は、11時からではなく、11時30分からだった。
 1階へ降りて、そういえばあれ(殺人の公判で取調べ時のDVD録画を上映)は何時からだ? と開廷表を見ると、ちょうど11時からだった。
 傍聴券じゃない。おおぅ! でも、なんで?
 急いで法廷へ向かうと、テレビカメラのスタッフとすれ違った。
 はは~、やっぱ史上初だから、2分間の撮影が入ったんだ。
 てことは、審理はこれから始まるわけだ。間に合う。
 ところが、法廷前に職員がたくさんいて、もう満席という。
 そりゃそうだよね。
 なぜ傍聴券じゃなかったのか。どうも、普段はガラガラだから、らしい…。

 来週の東京地裁の開廷表を(時間がなかったので水曜分まで)チェックし、そして11時30分から、東京地裁・民事3部(定塚誠・古田孝夫・工藤哲郎裁判官)606号法廷で、「運転免許取消処分取消等」の弁論。
 双方の書面提出を確認し、
「これで双方、主張・立証はおしまいということでいいですか?」
 と結審。8月31日判決。
 この事件、私は内容を知らない。さっぱりわからない。

 せっかく出てきたので、次の事件を傍聴。
 「遺族厚生年金不支給処分取消」の第1回だった。
 被告・国の代理人は7人出廷。
 第1回期日までに2カ月おいたが、被告側が出すべきものを出しておらず、
「では次回期日は近いところでいいですか?」
 と裁判長が言うのに対し、
「1カ月半くらい…」
 と被告代理人。そしたら裁判長、声を大きくした。
「それは困ります! 処分はすでに行われてるんですから、すぐ出せるはずです!」
 国が不支給処分とした理由を出せ、という話なんだろうか。
 でも、最初にぴしゃりと叱って、あとでフォローする、というやり方だったのか、一般論としては「困る」が、個別事情を認めないものではない、ということで、次回は7月20日になった。

 これで今日の傍聴は終わり。
 何のために出てきたのか…って気もするが、いやいや、裁判所内の某所で某氏から、すり未遂についてまた新しい情報をいただいた。捜査3課、すり係の…。

 すぐに電車で移動し、早稲田松竹で『0(ゼロ)からの風』を。
 その感想は、またの機会に。
 ともあれ、「生命のメッセージ展」というのは、すごい企画だと思う。
 次回、東京では7月21日(土)22日(日)丸の内マイプラザだそうだ。

 文庫本の原稿は、明日からということで…。

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2007年4月26日 (木)

ストーカー&わいせつ図画陳列&名誉毀損

 色情系を少しは傍聴しておく必要が生じたところに、ちょうど珍しい罪名の事件があり…。

 10時から、東京地裁・刑事2部(神坂尚裁判官)533号法廷で、「ストーカー行為等の規制等に関する法律違反・わいせつ図画陳列・名誉毀損」の新件。
 3つ合体は珍しいよね。

 被告人は身柄(拘置所)。35歳。
 ジーンズに、しゃれた柄か生地の白い長そでTシャツ。髪はごわごわ系ばさばさ。
 体は大きく、かなりがっちり。
 終始、難しそうな(?)顔でうつむいていた。

 ごく簡単に言うと、女性には夫も子もあると知らず(?)、肉体関係を持ち、別れたがあきらめきれず、未練と恨みから、女性の恥部などが写った写真(最後のセックスのときに携帯電話で撮影)が入ったミニSDカードを女性に郵送し、数十枚をプリントして両親宅のポストへ入れ、さらにプリント数十枚を女性宅の玄関前の床に扇形に並べた(これは警戒中の警察官が発見して他人の目には触れなかった)…というもの。
 前科・前歴はないようだった。

 いちばん大事なのは、被告人が二度と被害女性に近寄らないこと、被害女性の不安が消えること。
 刑務所へ入れて刑罰を科しても、大した意味はない。
 というか、前科・前歴なしで、上記のような被害程度では、執行猶予が相当だろう。
 だったら、アパートを引き払わせ、執行猶予判決の言渡し直後、親族が身柄を引き受けて郷里(東京からだいぶ遠い)へ消え去らせてしまうのが、いちばん望ましい。
 その段取りを、弁護人(若めの女性)と神坂さんとで話し合い、次回判決となった。
 ま、簡単に言えば、そんな感じで、11時8分閉廷。
 求刑は懲役1年6月。
 しっかし、この神坂さんて、頭良さそうというか、私は好きだな~。

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 農林水産省・第5食堂で、アジフライとコロッケとミニオムレツの定食(半食)440円。
 日比谷公園のベンチで40分ほど午睡。
 起きると向かいのベンチに、ラブラブのカップルがいた。
 男はサラリーマン風。霞が関の官僚かもしれない。
 女は、カジュアルな格好。ファッション雑誌から抜けてきたようなスタイルの良さ。
 女はずっと男だけを見て、ときどき男の大腿部の内側の奥のほうに手を置いていた。互いの手指を、愛撫するように絡めあったりも。って昼間の日比谷公園でかよっ。
 ストーカーの裁判を傍聴したあとでは、複雑な気分…。

 13時30分から(前の事件が押して13時52分から)、東京地裁・民事44部(鶴岡稔彦・外山勝浩・新城博士裁判官)527号法廷で、「損害賠償」の第2回口頭弁論。
 鶴岡さんて、以前、民事3部で行政事件をやってたのに、へえ!

 原告は、黒木昭雄さん。
 被告は、「北芝健こと■■■■」さん。
 北芝さんについては、野田敬生さんがこんな記事を書いてるのね。

 被告(代理人3人)の準備書面に、だいぶ誤記があり、後日差し替えて提出、原告(代理人1人)が準備書面を陳述、それに対する被告の反論を次回に…ということで5分ほどで閉廷。
 次回は6月7日。

 私は急ぎ、弁護士会館へ…。

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2007年4月25日 (水)

横浜地裁でレーダ事件 第5回公判

4月24日(火)15時~

 霞っ子クラブのユキさんが、これで傍聴にハマったという事件(東京地裁)、今日が判決だった。そういえば私も06年1月19日、第48回公判を傍聴したっけ。
 あとでユキさんの傍聴記を読ませてもらうことにして…。

Photo_7  私は今日は横浜地裁へ。
 15時から、刑事2部(竹下雄裁判官)401号法廷で、道路交通法違反の第5回公判。
 レーダ式(日本無線のJMA-230)のネズミ捕りによる、31km/h超過
 測定値と違法性と両方争ってる事件。
※ 画像は礼田計さんより。マニア垂涎の貴重な写真。

 日本無線のヨシナガアキオ社員の、反対尋問の続き。
 東京航空計器のモリナリショウジさんと、三菱電機のスガイソウイチさんは、ある意味似てるんだが、ヨシナガさんは、その両氏とちょっと違うタイプか。言葉を選んで慎重に答えようとする。

 ヨシナガ証人が中央の証言台(発言台と呼ぶ裁判官もいるよね)のところに座り、左に弁護人、右に検察官、正面に裁判官、という位置関係。…そして背後に私(笑)。

 弁護人、検察官、裁判官、3人とも若い。
 いや、若いといっても30歳代か40歳前後なんだろう。
 それを若いという私が、すっかりオヤジ? いやーん。

 この尋問で、特筆すべきは、弁護人(主任弁護人)が、非常によく勉強してきてるらしかったこと。
「測定機の機能や測定原理について、法廷でメーカー社員に尋ねて教わってるようではダメじゃん。そんなこと、十分に知ったうえで、尋問しなければ」
 と思うことがよくあるんだが、この弁護人は違ったよねぇ。
 しかも、元気がいい! 声がはっきり大きい!
 検察官から「異議!」と言われても、ばしっと反論するし。

 オービス事件は、純粋に機械装置の作動の信頼性の問題になるわけだが、レーダ事件はそれに加えて、警察官による設置の仕方や、被告人車両の斜行が問題になる。
※ 斜行については、『改訂新版 なんでこれが交通違反なの!?―警察では教えない126の基礎知識』のQ018をご参照ください。

 31㎞/h超過ってことは、ごくわずかな誤差の可能性が認められれば、秋田のオービス事件(32㎞/h超過)と同じ「公訴棄却」という結果になり得る。
※ 超過30㎞/h未満なら、反則手続きを経なければ(反則金納付の機会を与えなければ)ならない。反則手続きを経ずに裁判をやれば、起訴自体が違法とされる。

 もしかしたら…。
 いやいや、そんな簡単なもんではないだろうけど、この事件は要注目だ。
 16時02分閉廷。
 次回5月29日(火)15時から、実況見分調書を作成した警察官の証人尋問。
 次々回6月29日(金)15時から。

 ところで、23日の最高裁のオービス判決
 検察が上告したのに、「被告人から上告の申立てがあったので…」となってることについて、どうなるのか、山下幸夫弁護士に聞いてみた。
 じつは23日、最高裁判決(15時30分)の2時間前、東京地裁・民事43部で、警察官証人の旅費・日当に関する「不当利得返還等」の第4回口頭弁論があり、そのとき山下さんにお会いしてたので、つい気軽に。ってごめんなさい。

 誰が上告したかは、判決の理由そのものではないので、最高裁判決が無効になるとか、そういうことはないと思う、とのこと。
 「更正決定」というものをして、直すことができるんだそうだ。

※ 「不当利得返還等」は、合議体(裁判官3人)で審理することになり、次回は6月8日(金)13時15分。全国の警察官証人出廷に影響する事件だから、最初から合議でおかしくなかったよねぇ。

P1010590  あそうそう、23日、最高裁判決のあと、南門付近で、Fさんにばったり遭った。昔のご相談者で、懐かしいTINの初期メンバーだ。当時とほとんど変わってないのにびっくり。偶然ばったりって、あるんだねぇ。思わず握手しちゃったよぅ。
※ 右の画像は、判決後、被告人にインタビューする報道陣。 

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 秋田放送のニュース
 http://www.akita-abs.co.jp/realtime_akita/asx/07042301.asx
 本件オービスのアップを見ると、「アンテナの左にストロボ、右にカメラ。普通のいわゆるHか」と見えるのだが、引いた絵をよく見てほしい。
 アンテナの左にカメラ、そのさらに左にストロボ、でワンセットになってる。
 どういうわけか、配置が違うんだね。
 カメラのそばに、小さな筐体がある。これがこの最新型(RS-2000B型)の特徴なのだ。
 小さな筐体は何か。またの機会に。

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2007年4月13日 (金)

石原都知事の代理人が都民を嘲笑

 12~14分ほど前に裁判所へ着くよう、電車に乗った。
 …のだが、どこかでトラブルがあったようで、電車がどれも少し遅れた。
 しかし、なんとか1分前には法廷に入れるだろう。
 …と思ったら、霞が関で降りるとき、大柄な白人カップルと日本人のオッサンが出口に立ちふさがり、降りる人並みに逆らって座ろうとするオッサンがいて、私の前の降車客がなかなか降りれない。
 しかーもっ、裁判所の手荷物検査で、上着を脱いで携帯電話をかけモタモタしてるオッサンと、手荷物をX線検査器に通すかどうか警備員に尋ねるオバサンがいて、さらに、あろうことか金属検査のゲートが、いつもは鳴らない私の鍵束に反応してピーと鳴り…。
 エレベータのタイミングは良かったのだが、30秒ほど遅れた。
 法廷に入ると、もう起訴状朗読が始まったところだった。
 ちっきしょう! こんなこともあるよね~。

 10時45分から、東京簡裁・刑事2室3係(長坂和仁裁判官。お初!)728号法廷で、道路交通法違反の新件。

 首都高3号線、駒沢(?)付近のオービスⅢLjによる53㎞/h超過(測定値113㎞/h)。
 被告人(在宅)は従業員百数十人の会社社長。
 測定値については争わないのだが、
   ・制限速度を超える速度で進行
   ・流れ(制限速度以上、測定値未満)を超える速度で進行
   ・測定値の速度で進行
 のうち、そのときどきで被告人がどれのことを言ってるんだか、事実関係がどうもよくわからない。

 なぜ略式に応じなかったのか、については要旨こう答えていた。
「略式だと、最終的な結論が機械的に確定する。人生の中で一生懸命働いてきて、平均よりたぶん多く税金を払い、安全運転を心がけてきた。駐車違反はあるが、事故や速度違反は犯さないよう、注意してきた。『高速道路』で113㎞/hで53㎞/hオーバーというのに、ひっかかるものがある。社会的貢献、当時同乗者が腹痛を訴えていたことなどの情状を酌んでもらえないか。人生の評価をしてもらえないか、というふうなことで…」

 刑事訴訟法248条は、こう定めている。
「犯人の性格、年齢及び境遇、犯罪の軽重及び情状並びに犯罪後の情況により訴追を必要としないときは、公訴を提起しないことができる」
 被告人が言うようなこと(性格、年齢、境遇、犯罪の情状)は、当然、勘案されるのだ。
 しかし、交通違反処理においては、それは現実には、「公訴を提起」(つまり起訴)されるまでのことであって、いったん起訴されたら、普通の裁判官は勘案しない。
 相場どおりの金額の罰金刑になる。
 何を交通違反とし、何を取り締まってどうペナルティを与えるか、すべて警察と検察が決めており、裁判所はただのお飾り、または追認機関だと、一般的にはいえると思う。
 もちろん、普通じゃない裁判官だったら勘案すべきものが本件にあったかどうか、わからないけれども。

 直ちに判決。求刑どおり罰金8万円。
 これは首都高の超過50㎞/h台の、相場の金額だ。
 だが、それでも、「ちぇっ、どーでもいいや」と罰金を投げ捨てるより、ずっと良いと思う。
 11時21分閉廷。

 11時30分から、3月28日に傍聴した脅迫の判決。
 懲役1年4月、未決算入20日、訴訟費用不負担。

 農林水産省へ。
 地下に、ローソンが入ったね。
 ああいう、フランチャイズ(だっけ?)でどこもかしこも埋まっていくのは、私は好きじゃないな~。

 第5食堂の鯖味噌煮定食が、450円になってた。
 値上げ前は420円だったように記憶する。
 そんで私は「半食」と言い、40円のバックを受けて380円だった…のだが、今日は50円バックしてくれて400円だった。おかしい。10円玉が切れてたんだろうか…。

 裁判所へ戻り、地下の郵便局で、岐阜県警へ420円郵送。
 30分ほど仮眠。

 13時45分から、東京地裁・民事3部(定塚誠・古田孝夫・工藤哲郎裁判官)606号法廷で、「運転免許取消書処分取消等」請求事件の弁論。
 定塚さんて、初めて聞くような。鶴岡稔彦裁判官は、移動になったのかな?

 被告は東京都。その代理人は4人。
 6枚で1綴りになってる反則キップの写しに混じった書類のことでごちゃごちゃモメ、次回は最終準備書面を陳述して結審することに。
 これ、事件番号が平成18年(行ウ)第131号。だいぶ長く争われてたらしい。

 同じ法廷で、続いて14時から、「運転免許効力停止処分取消」請求事件。
 こっちは本人訴訟。
 被告は東京都で、その代理人は5人。うち1人は弁護士で、どこかでお見かけした顔。
 豪雨の日、普通に走っていたタクシーに大排気量オートバイが激突し、右ハンドルを折って滑走、という事故で、警察官は事実をわかってくれてるんだろうと、調書の内容をよく確認せずにサインしたら、事故の加害者として点数がつき、停止処分を食らったので、それを取り消せという訴訟らしかった。
 当時、目黒署の交通捜査係の係長だったという警察官と、原告本人を尋問。
 なーんだか噛み合わないやり取りだった。
 定塚裁判長が、じつにていねいに根気よく原告をフォロー、サポートするのに比べ、被告代理人のうち、裁判官席にいちばん近い男が、被告人に背を向け、いかにも嘲笑という笑いをしばしば浮かべるのが印象的だった。
「ボケてんじゃねーの? どうせ勝てっこないのに、何ごちゃごちゃ言ってんの。ぷぷっ」
 みたいな感じ。
 はは~、なるほど、東京都の代表者は石原慎太郎都知事。
 その代理人だからいいのだ、という選択を今回の都知事選で都民はした…とまで言ったら言いすぎか。でも、近い選択をしたんじゃないの?
 15時32分閉廷。

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2007年3月 8日 (木)

放置違反金納付命令処分取消請求事件

3月7日(水)10時40分~

 高裁715号法廷で、執行猶予中(無免許で懲役5月執行猶予3年、から約2年半後)の被告人の、無免許・無車検・無保険の控訴審判決(公訴棄却。原判決は懲役6月)を傍聴してから…。

 東京地裁・民事38部(杉原則彦・市原義孝・島田直人裁判官)で、「放置違反金納付命令処分取消」(被告は東京都)の第1回口頭弁論を傍聴。

 トさんによると、こういう事件名での訴訟は、東京地裁で始めてだという。
 私は今日は裁判所へ来ない予定だったし、毎回民事の開廷表まではチェックしてないので、トさんから教わらなければ間違いなく見逃してたろう。こんなの報道されるはずもないし。
 …人間、1人じゃ生きていけないんだよ。
 見当外れかもしれないが(笑)、そんな言葉が思い浮かぶ。
 ありがたいことです。

 双方の提出書面(つまり主張・立証)を確認し、
「では裁判所はこれに基づいて判断します」
 と、判決期日を決めて、10時42分閉廷。

 終わって原告から、少しお話をうかがった。
 放置違反とされたのは二輪車で、要するに、「警察もこんな違反はやってるじゃないか。つまんないことで違反とるなよ」という趣旨らしかった。

 被告・東京都の答弁は、あっさりしたもので、その答弁と同じ判決になるだろう。
 訴訟が起こればそうやって片付けられるよ、という前提で、ニュー駐禁取締りはスタートしたのだ。
 しかし、「妨害となるか否かを論ずるまでもなく、違反を構成すると解されている」とする過去の判例は、06年6月1日からの新制度を想定していない。
 現在のようなやり方を正当化するためには、規制の見直しが不可欠。
 警察庁も不可欠と承知の見直しを、やらないまま現在のような取締りを行って、過去の判例を引けるのか、と言う問題もある。

 とにかく、放置違反金の納付命令書には、不服があれば、弁明と、不服申立なり訴訟なりできると明記されているのだから、そしてまた、圧倒的多数の運転者はそんなことやらないだろうという見込みのもと、新制度は(つかこういうカネ集めの制度は)成り立っているのだから、不服があればちゃんと手続きしていくことが大事と思う。

 ちなみに、この訴訟の訴状に貼る印紙は1000円、予納郵券は6400円だ。
 6400円のうち、いくら戻るか、やり方にもよる。

 珍しいのを傍聴したのに、よくわかんないレポートだった?
 ごめん、詳しくはまた別の機会に。

 13時10分から、高裁715号法廷で、興味深い事件の控訴審判決があったのだが、「刑裁はうす」のやすさん(相変わらずおしゃれですな~)のレポートを楽しみにすることにして、私は早々帰る。締切りが…(泣)。

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2007年1月30日 (火)

求刑は懲役1年→判決は罰金30万円 満つるまで算入

1月29日(月)14時30~17時00分

 裁判所に着き、一服してエレベータへ向かう途中、ちらっと1階で開廷表を見てたら、醍醐聡教授にばったり。
 今日NHKの裁判(民事)があり、勝ったのだという。おおっ!

 「NHKが番組改変」 200万円賠償命じる 東京高裁
 NHK番組改変訴訟 判決理由の要旨
 表現の自由への危うさはらむ「期待権」 NHK訴訟判決

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 14時30分から、東京地裁・民事第7部(山﨑努・武藤真紀子・広瀨大輔裁判官)713号法廷で、損害賠償事件の第1回口頭弁論。
 これ、「2ちゃんねる」が関係する訴訟で、これまでとは違う訴訟らしい、ねらーがたくさん来るかも、「ひろゆき」が来るかも、わかんないけど、との情報を先週裁判所の廊下で得て、たまにはそういうのも見ておくか、他に用事もあるし、と出かけたのだ。

 法廷に入ろうとすると、職員がいて、言われた。
「撮影、録音できるものはお持ちですか。ケータイは電源を切って鞄に入れてください」
 へえ~。
 傍聴席には、10数名の傍聴人。
 雰囲気的に、いつも見る刑事事件の傍聴席とも、よくある民事事件の傍聴席とも、明らかに異なる感じ。

 14時28分、被告のひろゆき氏がやってきた。おお~。
 髪ばさばさ。裏がふわふわ毛皮(模造?)で、フードがついた草色のコート。
 ソックスに、ありゃま、サンダル履きかいな。冬だよぅ。
 ひろゆき氏は被告席に座り、書記官から身分証で本人確認されたあと、机にひじをつき顔面を上向きにして、たぶん今日わたされたのかな? 書面を読んだ。
 今度は、椅子に深く掛け、持参の三つ折りの書面を読んだ。訴状かな。

 原告席には、若めの男が1人。弁護士バッヂはつけてないようだった。
 私は事件の内容をぜんっぜん何にも知らない。
 以下のようなやり取りに苦笑してただけ。

被告  「スレッドの立ち上げの定義がズレてるような気がするんですが」
裁判長「バンというんですか、イタというんですか」
被告  「掲示板ですからバンでいーんじゃないですか?」

裁判長「裁判所は2ちゃんねるが何か、よくわかってない。娘はわかってるらしいが」
被告  「(娘さんに)よろしくお伝えください」

 今日の期日は、今後へ向けての整理で終わった、という感じかな。
 14時47分閉廷。
 次回は3月19日(月)14時から。

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 弁護士会館へ寄ってから、警視庁へ。
 1件開示を受け、1件開示請求
 そしてまた裁判所へ。

 16時から、東京地裁・刑事第2部(神坂尚裁判官)529号法廷で、12月26日に傍聴した公務執行妨害・傷害の判決。

 ものすごく短く要約すると、こんな事件だ。
 男とともに警察署へ任意同行され、その署内でカメラで撮影したら、警察官から制止され、その警察官の顔にツバを吐きかけた。逮捕されて留置場で、別の留置人の顔面を手拳で殴打した(全治7日間の上口唇裂傷)。
 求刑は懲役1年。

 判決は、罰金30万円!
 しかも、未決勾留期間のうち1日を金5千円に換算して、刑に満つるまで算入。
 訴訟費用のうち、殴打された留置人に支給した分のみ被告人負担。

 懲役求刑で罰金判決、を傍聴するのは私は2回目かと思う(1回目はオービス事件。『ドライバー』でレポートしたっけ)。

 なぜ罰金刑にしたのか。
 この事件は、だいぶ長く争われたようだが、争点についてはすべて被告人側の主張をていねいに退けたうえで、神坂裁判官は要旨こう述べた。
 警察官へのツバかけについては、暴行の程度としては重いものとはいえないこと、留置人への暴行については、示談が成立していること、そして長期にわたり勾留されていることから、自由刑を選択する必要は認められない、と。
 神坂さんの文体というか論法は、たいへんわかりやすく、非常に勉強になった。
 刑事裁判とは(裁判所の認定とは)何なのか、見えたような気がした。

 それにしても、公務執行妨害に罰金刑の選択肢が設けられたのは、06年5月末頃。
 本件の公妨は05年11月末。その時点では、懲役刑のみ、罰金刑の選択肢はないのだが、そんなこともできるのか。ふうん。

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 その事件を、『漫画実話ナックルズ』によく描いてる漫画家さんと傍聴し、続いていっしょに、16時から始まってる421号法廷の道路交通法違反の新件へ。
 無免許だった。

 06年8月、酒気帯び自損事故で自車大破。すぐにまた車を買う。
 06年9月、その酒気帯びで罰金25万円。
 06年10月、その酒気帯びで免停90日。
 06年12月、短縮講習へ行く途中、本件無免許。右折レーンを直進して発覚。

 他には、駐車違反などの前歴3回しかないらしい。
 「酒気帯び→無免許」だけなら、略式による罰金でもおかしくない。
 が、短期間に車を大破させる事故も含めて連続でやってること、本件検挙時に逃走を図ったと見なされて現行犯逮捕されたこと(その後保釈)、などが影響して公判請求となったんだろうか。
 求刑は懲役5月。
 私は次の予定があり、弁論が始まると同時に退廷…。

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2006年11月 1日 (水)

拉致事件被害者等認定請求事件の抽選に当たった…

11月1日(水) その2

 次の道路交通法違反は、16時から。
 それまでどうしよう。
 傍聴券の事件の掲示板を見ると、15時から東京地裁民事2部(大門匡・関口剛弘・倉知康弘裁判官)606号法廷で、「拉致事件被害者等認定請求事件」というのがあった。
 抽選の締切りは2時40分。
 ちょうど時間が良いので、たまにはそういうのも…。

 交付所には、青いリボンのようなバッヂをつけた人が多かった。
 32席の傍聴券に、74人が並び、私(整理券70番)はすんなり当たってしまった。

 法廷には、2分間の撮影が入った。
 壇上に向かって右手、国側の代理人たちのすぐそばの島の端に座ってたのが私でーす。

 書証提出を終えてから、証人尋問。
 ハングル語の通訳が、証言台の向かって左側に。そんな位置に座るのは初めて見たっす。
 証人は、朝鮮労働党直属政治学校で、スパイ養成工作員教育を受けたという男性だった。
 尋問で出てくる図のコピーを、多くの傍聴人が持っていた。支援者なのだろう。

 途中、誰かの携帯電話のバイブ音らしき音が2回