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カテゴリー「民事の裁判」の64件の記事

2022年5月23日 (月)

発信者情報開示の裁判が普通にぽつぽつある件

220314-2  民事の事件名について、ひとつ言い忘れてた。

  発信者情報開示請求

 これ、普通にぽつぽつある。

 東京地裁の場合、民事の弁論期日が1日だいたい400件台か。
 それぜんぶをチェックすることを、私は全くしていない。
 主に刑事裁判を傍聴する途中、通りかかった民事の法廷の開廷表もさっと見る。そこから「ぽつぽつある」と言ってるのだ。

 

 うち一部を私はメモし、超絶マニアックデータに入力、原告氏名でネット検索する。
 原告は、個人もあれば法人もある。有名だったり無名だったり。
 現在「ひろゆき氏」と呼ばれている彼が被告(※)の期日は、3件を傍聴した。2004年と2006年だ。 メディアがいう「被告」ではなく正しい意味での「被告」ですよ!

 

 400件台のうち、どうなんだろ、1日10件ぐらい、「発信者情報開示請求」の期日かも。
 1日5件としても(それぐらいは優にあるだろう)、月~金の5日間で25件だ。4週間で100件だ。もっと多いかも。

 ネットで匿名で誹謗中傷して本人が特定された、損害賠償を請求された、とニュースになるのはごくごく一部。
 たとえば数十万円を支払うことで和解したとか、なんであれ埋もれてる事件が、もうたーくさんあるんだろうなと想像される。

 

 匿名の陰に隠れて好き放題の誹謗中傷は、ヤバいですぞ、と言っておきたい。
 でも、そういう人は「正義の説教をしてるだけ。みんなやってる」程度にしか思ってないのだろう。

 性犯罪の被告人は「相手は嫌がっていない」と思い、特殊詐欺の受け子は「荷物を受け取りに行くだけだから」と思う、犯罪者はみんな自分に都合のいいような認知の仕方をするのだ。

 いや、自分に都合のいいように考えるのは人間の特質のひとつであり、犯罪者は特にその傾向が強いということか?
 などと、裁判傍聴マニアにならなかったら考えもしなかったかもね。

 画像は、確か六本木付近を歩くうち「おお!」となって撮影したもの。中空の白い小さなものは月だ。

 ←5月23日22時10分現在、週間INが40で2位。

2022年4月28日 (木)

控訴人岡本夏生さん、被控訴人ふかわりょうさん、判決

 27日(水)、マニア氏から情報をいただき、東京高裁・第5民事部(木納敏和裁判長)511号法廷で「各謝罪広告等請求控訴事件」の判決を傍聴した。

 控訴人は「岡本夏生こと○○○○」。控訴人席に座った。
 被控訴人は「ふかわりょうこと○○○」。出頭せず、被控訴人席には、代理人弁護士と思しき中堅男性が2人。 
 以下は私のメモより。「21日」は違うかも。

裁判長 「…1、(1)主文、第1項…変更…(2)被控訴人は控訴人に…80万円及び…元年5月21日から…年5分の割合…支払え、2、控訴人の追加請求…いずれも棄却…3、訴訟費用は5分して、その1を控訴人…その余を被控訴人の負担とする」

 訴費の分担割合から単純に計算すると、訴額は100万円だったのかな。

 

 この日もいろんなのを傍聴した。

 スマホのアニメの音量でいわゆる兄弟げんか、地下格闘技の経験もある兄を、弟が包丁とフライパンで…。
 幼少時より虐待、DVが激しかった父親に、息子の憤怒がついに爆発!

 

 異種事件で保護観察付き執行猶予中、だから法律上もう執行猶予は付かない立場で、けんか相手を刃物で刺し「傷害」で公判請求された若者に、検察官は罰金50万円、満つるまで算入を求刑! そんな感動的なシーンも目撃した。
 東京地裁の公判立会(りっかい)では珍しい、年配の検察官だった。

 

 27日(水)、東京地裁の刑事の公判期日は110件もあった。100件を超えることは滅多にない。
 前日、ノーマスク集団の訴訟があり、午前一杯は“休業”を強いられたせいだろう。
 陰謀論の流布は敵国にダメージを与えるために有効な手段だなあ、と思う。

 

20220428  疲れて夜、時事通信のこの報道を見つけた。以下は一部だ。

ふかわりょうさんに80万円賠償命令 岡本夏生さんへキス―東京高裁
 タレントの岡本夏生さんが、同業のふかわりょうさんから意に反するキスをされたなどとして損害賠償や謝罪広告掲載などを求めた訴訟の控訴審判決が27日、東京高裁であった。木納敏和裁判長は賠償額を1円とした一審東京地裁判決を変更し、ふかわさんに80万円の支払いを命じた。

 ←4月28日6時30分現在、週間INが70で2位。

 

2021年12月19日 (日)

裏ガネ訴訟、認諾

20211219  「赤木さん妻「認諾は不意打ち」「私も夫も許さぬ」 財務省に抗議文」と12月17日付け朝日新聞。右はそのWeb記事の一部だ。

 認諾。

 認諾には、こう言っちゃなんだが懐かしい思い出がある。
 「弁護士佃克彦の事件ファイル」の「赤坂警察署裏ガネ疑惑事件」、この3ページ目に認諾という語が出てくる。
 非常にわかりやすく的確にまとめられている。さすが佃さんだ。

 私のほうで雑ぱくにまとめると…。
 ジャーナリスト・寺澤有さんが、恐るべき取材により、裏ガネの事実をすっかり暴いた。
 違法に支出した金(判明分で50万円弱)を東京都に返せ、という住民訴訟が始まった。私が原告になった。
 警察は、違法はないと抵抗した。無駄な抵抗だった。
 逃げられないと悟った警察は、違法はないと言いつつ、訴額と同額の金を都に返した。
 幕引き?
 いや、佃さんたち代理人弁護士団は、幕引きをさせなかった。
 違法を認めず払ったのは、訴訟とは関係ない寄付の類いだ、と。
 そうして、違法支出をいよいよ具体的に立証するぞという段になった。
 すると警察は突如「認諾」した。あんときゃびっくりしたよね~。
 警察は訴額と同額を、今度は違法に支出した金を都に返す形で、また払った。

 あの裏金づくりに加担させられていた現場警察官諸氏は、少しはスカッとしてくれたんじゃないか。もう20年以上前のことである。

 ←12月19日11時50分現在、週間INが70で2位。

2019年9月11日 (水)

アイドル少女を食い物にする手口が流行?

 なぜだろう、なにかを検索していてこんなTweetに遭遇した。ぎょっとなった。

 今年3月某日、私は東京地裁で、原告欄も被告欄も閲覧制限の「損害賠償請求事件」を傍聴した。
 以下は、メルマガ第2239号「秋葉原のアイドル少女を食い物にする手口がすでに蔓延!?」の一部だ。少女の母親(原告の1人)の本人尋問は、被告不出頭のまま行なわれた。母親は良い感じに可愛くお洒落な女性だった。

弁護士 「娘さんと被告との契約について話を聞きましたね」
母親  「娘のアーティストとしての活動…応援してくれる…毎月、支援金として5万円…CDの制作も検討する…(被告の事務所に)所属という形態にすると、ほかの(芸能)事務所から話がきたときに…」
弁護士 「同人活動は行なって大丈夫ですと…そのギャラは…」
母親  「すべて娘に入ると…」

 「ライブ活動」の名称がいくつか出てきた。私はあとでネットで探してみた。それらしいヒットがあった。
 なんちゅうか、こんなややこしいメルマガに熱中して芸能方面とか全く疎い(うとい)私のイメージでは、秋葉原系というのか、そんな感じのアイドルを「娘さん」はやっており、けっこういい線だったらしい。
 ある大きなイベントに参加すると被告に伝えたところ、「それはすごいですね。ぜひ出演してください」と被告は口頭でかメール等でか言ったそうだ。

弁護士 「このLINE…被告とあなたと…被告が、ソニーのプロデューサーと面会している…営業活動をしていると…それ以降、連絡は?」
母親  「情報はありませんでした」

 そして約3カ月後。

母親  「突然、契約解除…損害賠償、90万円の支払いをと…なぜこのようなメールを…とても理解できない…直接(被告に)電話をかけた…出ませんでした…私たちの説明も聞いてくれず、一方的に、理不尽と思いました」

 母親と原告代理人弁護士によれば、被告は母親に対しメールかLINEで、どうやら10日か2週間くらいわたって次々とこんなことを伝えたのだそうだ。

被告  「弊社が民事訴訟…原則裁判は公開…アーティスト活動に大きな障害…支払い期日は○日…マスコミに情報が流れる…娘さんが払う代償はお金に換えられないほど大きい…民事提訴…直ちにマスコミに連絡します…警告です、明日必ず支払いを…訴訟を起こした場合…音楽活動は今後不可能になります…本日お支払いください。法的措置に出ます…アーティスト生命に大きなダメージ…明日○日までにお支払いください…報道機関に情報提供…」

 日にちを限って支払いを要求し、期限までに支払いがなければまた日を限って支払いを要求し…。傍聴席で聞いてて「なんだぁ?」と思えた。

母親  「とても不安に感じて、娘の音楽活動ができなくなると思いました…被告は顧問弁護士に相談していると…私たちは音楽業界…全く分からない…被告はプロなので…」

 そうして娘は悩んで眠れず、身体症状が出て、予定されていた大きなイベントに出場できなくなったらしい。
 被告からの怒濤の要求が始まる頃か直前、母娘の住所がネットに流出するということがあったそうだ。

 「心愛 (@choco_cocoh83)」さんの上掲Tweetにあることとだいぶ似ている気がする。アイドルを夢見て実際に活動し始めている少女はたくさんいて、そこに食いついて騙して脅して金を巻き上げる“商売”が、実際けっこう流行っているのか!? 芸能マスコミさん、週刊誌さんが掘り起こして大きな話題になるときがくるのか!?


 

 ←9月11日19時30分現在、週間INが120で久々の2位~。

2019年7月10日 (水)

ハンセン病訴訟、韓国への輸出規制、すべては選挙勝利のため!

 「ハンセン病家族訴訟、控訴せず=安倍首相表明「異例の判断」」と7月9日付け時事通信。
 国賠(国家賠償請求訴訟)では国側は、どんなに非道でも分が悪くても七転八倒、転げ回って徹底抵抗するのがならいである。
 先輩や同僚の失策、過失、不作為は絶対に認めない、すなわち「行政無謬の原則」の護持に全身全霊を捧げ奉るってことだろうと私は見ている、遠くから(笑)。

P1040115  なんにしても、これは「異例の判断」どころじゃないっしょ! 官僚をバカにするにもほどがあるとカンカンな官僚氏がだいぶいるんじゃないか。今後いろんな国賠で、原告らは被告代理人の訟務検事より首相を相手にするようになりかねない。ダメでしょ。

 安倍首相はなぜこんなことをしたのか。そりゃもう、選挙勝利のためとしか考えられない。
 官僚のメンツをつぶしても、反感を買っても、選挙勝利のためだけに動く。その潔さはあっぱれと言わざるを得ない。
 こんなこと自民党の古い人や取り巻きの官僚が考えつくはずもない。背後に、巨大広告企業から出向しただいぶ有能な広告マンがいるはず。絶対いると思う。

 「韓国 WTOで日本の輸出規制を批判 日本も反論し激しく対立」と7月10日付けNHKニュース。
 これもその広告マンの仕業と考えればすっきりする。韓国に対しガツンと食らわせてやったと大満足の国民は多いはずだ。
 だから韓国さん、投票日の前に何を言ってもダメっすよ。逆に、
「安倍首相閣下の果敢な制裁に降参です。慰安婦もレーダー照射も徴用工訴訟もぜんぶこっちが悪かったです。ごめんなさい」
 と文在寅大統領が発表して自民党に大きな貸しをつくる、その手はあるんじゃないですかね。投票日の前日がいいと思います。
 そして以下は6月29日付け毎日新聞。

二階幹事長「選挙やってくれたら予算つけるのは当たり前」
 自民党の二階俊博幹事長は29日、徳島市内であった党参院議員の激励会で、土地改良事業関係者を前にあいさつし、来月4日公示の参院選について「我々の方針と一緒にやってくれないところは予算は休ませてもらう」と述べた。国の予算編成に対する与党の影響力をたてに協力を迫った形で、「選挙を一生懸命やってくれるところに予算をつけるのは当たり前。やりましたよと胸張って言えるようにすれば、要求に満額お応えする」とも語った。

 国の予算は自民党の買収費用と、堂々言っているに等しい。この潔さ、くり返すがあっぱれである。
 政策論争だとか小賢しいことを言ってる野党が勝てるはずがない。今度も自民党が圧勝でしょ。

 怖ろしいのは、選挙後まで秘匿とされているトランプ大統領との約束だ。選挙前に明かしたら日本国民が激怒して自民党大敗につながりかねない、いったいどんなことを約束したの~!

 

 さ、よけいなこと言ってないで単行本原稿に戻ろう。
 あそうそう、火曜発売の写真週刊誌『FLASH』に東京地裁の傍聴マニアのお1人が実名顔出しで載ってます~。詐欺の記事ではない。芸能関係の記事だ。

※ 画像はたしか金沢地裁輪島支部。こういう掲示場をしみじみ見ていると意外な発見があったりする。先日は某裁判所の掲示場に某芸能人の氏名があったし。

 ←7月10日16 時50分現在、週間INが140で2位~!

2019年2月27日 (水)

弁護士を大量懲戒請求の事件、傍聴した!

 2月26日(火)、まずは傍聴券抽選に並んだ。倍率は3.5倍ぐらいだっけ。私は当たった。しかしこういう事件は私より深くレポートできるだろう方に当たり券を譲った。 ※「妻殺害の講談社元編集次長に15年求刑」とはTBSニュース。

 

 そんなことより、これ、ご記憶だろうか。以下は昨年10月29日付けのNHK、「クローズアップ現代」の冒頭部分だ。

なぜ起きた?弁護士への大量懲戒請求
 ネットを通じ弁護士に大量の懲戒請求を行った市民が、弁護士に訴えられるという異例の裁判が各地で行われている。きっかけは、弁護士会が出した朝鮮学校への補助金交付をめぐる声明に対し、あるブログが、弁護士資格のはく奪などを求める懲戒請求を行うことを読者に呼びかけ、およそ1000人が応じたことだった。市民がなぜ、大量の懲戒請求書を送ることになったのか、匿名性の高いネットのなかで起きていた実態に迫る。

 私はすっかり忘れていたのだが、何かでネット検索するうち「 「余命♥ななこ」に天誅!余命三年時事日記の嘘とワナを暴く。」と上辺に記されたページを発見したのね。各地の裁判所における期日がたくさん載っていた。一見して、このつくり手はただ者じゃなかろう。すごい。
 傍聴券抽選のあと、東京地裁でのその「損害賠償請求訴訟」の弁論期日を傍聴してみた。なかなかに興味深かった。

 

 次に東京簡裁で「窃盗」の新件を途中から傍聴。ばりばり摂食障害の窃盗症患者らしい。日本国では、窃盗症の患者には治療ではなく刑務所を与えることになっている。当然に窃盗症は悪化するが知らん顔、とはしかし国民は知らない。

 

1902263 続いて東京簡裁の別の法廷へ。メルマガ第2117号「強情そうな万引きお婆ちゃん、ひどい手抜きの弁護人」の無残な判決を、やっぱり見届けることにしたの。
 ところが! 傍聴席で開廷を待っていたら、マニア氏がとんでもない情報をくれた。なにいぃっ!? くっそぅ、いやありがとう、大感謝、私はあわてて席を立ち…。

 

 東京地裁の某法廷で「窃盗」の判決。なんと、被留置者の所持金等を管理する警察官が現金を盗んだという事件だった!
 あとでネット検索してみた。被告人は珍しめの氏名なのだがノーヒット。あれっ? さらに検索してみたところ…!

 

 「「菊川怜」夫が不倫の果てに起こされた裁判 7年交際、5000万円養育費を未払い」と1月16日付けデイリー新潮。その判決が今日あるとマニア氏から教わり、傍聴してみた。
 原告席も被告席も無人。傍聴人は私とそのマニア氏のみ。言い渡された判決は意外なものだった。

 

1704121 さらに東京簡裁で、女性被告人の「窃盗」の新件を傍聴。
 窃盗症と思しき女性に「はい、二度としません、もう絶対しません!」と何度も固く誓わせ、検察官も裁判官も満足げ。そういう裁判を私はさんざん傍聴してきた。そして超絶マニアックデータの備考欄にこう書いてきた、「きっとまたやる」。窃盗症は、自分の意思や誓いでは万引きを止められない。万引きできそうな瞬間、意思も誓いも消え去ってしまうのだ。実際またやってまた法廷へ出てくる。そのパターンを何度レポートしてきたか!
 あなたは本当はすごくまともな人なのだと思う。だが万引きに関してだけは自分を絶対に信じるな! 加えて、検察官、裁判官は偉い人というイメージを捨てろ!

 

 それから「傷害致死」(裁判員裁判)の新件を傍聴してみた。1年以上前に「90歳母親を暴行死 文京区非常勤職員を逮捕 「2、3回蹴っただけ」と一部否認 警視庁」などと報じられた事件だ。
 事件についてじゃなく裁判そのものついて、いやはや何だそれ、なものが見えて…。

 

 そのあとも「へ~!」な裁判を傍聴したのだがもうこのへんにしとこう。あと5時間半以内にメルマガ原稿を1本仕上げねば! じゃねっ。

 

190315※ 上の画像は某氏からのいただきもの。なんだか分かります? 昭和時代の最後の楽園と呼ばれた(私が呼んでいた。笑)、究極の居酒屋「昭和」の現在、というか「昭和」の跡地だそうだ。嗚呼、あの場所に俺らの幸せな時間があったのか。(真ん中)の画像は、在りし日の「昭和」。

 

※ 追記: そういえば私は過去に、某マニア氏から情報をもらい、弁護士の懲戒請求の審尋なるものを傍聴したことがある。メルマガ創刊の8カ月ほど前だ。「オウム真理教」に関する事件だった。もしまだメルマガに載せてなければ、当時の傍聴メモをもとにいずれレポートしようかと。

 

※ 2019年3月15日追記: 上の画像は、昭和ではないそうだ。昭和の画像をマニア氏からお送りいただいたので載せる。ありがとうございます。 

 

 ←2月27日18時00分現在、週間INが100で3位~。

2018年11月18日 (日)

スポーツ界のパワハラ、セクハラ、まだたくさん埋もれているのかも

 11月16日(金)も、おそらくはメルマガ第2179号「「女優、平愛梨」さんの弟であるがゆえに?」に書いた事情で、東京地裁の刑事の開廷が極端に少なかった。
 午後の新件は男性被告人の「覚せい剤取締法違反」1件のみ! 大人気のエロ裁判は「邸宅侵入、強制わいせつ」が1件のみっ! 事件名的にマンションのエレベータへ乗り込んでおっぱいを触ったとか、かな。

181116 そんななか、珍しいことが起こった。
 13時20分に東京高裁で、16時に東京地裁で、女性風の同姓同名の「窃盗」があったのだ!
 私は被告人氏名に見覚えあり。たしかクレプトマニア女性(略してクレ女、くれじょ)だ。万引きで執行猶予中に万引きをやって実刑判決を受け、控訴し、また万引きをやったという、残念だけど病気ゆえありがちなケースか。

 13時20分のを傍聴した。なんと被告人は男性だった。換金目的での高価な衣服の万引きだった。あれっ?
 16時のは傍聴できなかったが、帰宅後、事件番号と傍聴ノートから分かった。やっぱりクレ女だ。
 てことは? 同姓同名、同事件名の2人の公判が同じ日にあったわけだ。こんな偶然ってあるんだろうか、あるんだねぇ。

 16時からのをなぜ傍聴できなかったか。
 14時過ぎから16時半頃まで、私は民事の法廷から出られなくなってしまったのだ。

181116_2 オリンピックが近づいたことが関係しているのか、スポーツ方面のパワハラ、セクハラが週刊誌やワイドショーでよく話題になる。ニュース報道にもなる。
 本件は、あるスポーツの、まだ発覚、というか公(おおやけ)に、なっていないと思われる、ま、その方面の、「うわぁ~!」な事件なのだった。
 私は裁判傍聴師として、主に司法監視の立場からメルマガでレポートするけれども、今回ばかりは法廷や裁判官名は伏せようと思う。

 それが終わって、女性被告人の「常習累犯窃盗」を傍聴。前刑の裁判も私は傍聴している。
 今回、捜査・公判を通じてずっと供述拒否、黙秘なのだという。女性刑務官2人に挟まれ、ほか2人の男性刑務官に見張られ、車椅子に座って体を左側へ傾け、首を90度に折ってうなだれ、眠るように目を閉じ、その姿勢を約30分間ずっと続けるのだった。尋常じゃない。クレ女とか通り越している。
 そんな事件を弁護人はどう弁護したかレポートしたい…ってそんなの世間的に興味を引くはずもなく、部数が伸びないのは当たり前だよねぇ。
 しかし私は、誰もやらないことをやるのだ、やり続けるのだ、さまぁみろ、えーん。 ←泣いてどこかへ走って行っちゃいました、あらら(笑)。

 画像上は16日(金)の「昭和」の酒肴。おちょこは天つゆ。昭和のこの野菜天ぷらが私は好きだ。隣は豚肉のステーキだったかな。若干固いんだけども、噛むたびに肉の味が広がり、良い。どれも1皿チケット1枚。チケットは10枚で1200円。信じられない。しかし“裏の御頭様”の健康が優れないようで、11月30日をもって閉店となる。それまでなるべく多く通おうと思う。次は21日(水)だ。

 画像下は、なんだっけもう忘れた、日高屋的な飲食店の注文タブレット。こんなことが日本語と英語とたぶん中国語で出るとは、オリンピックへ向かって、こういうのをつくって売る会社は“がっちり!”なのだろうね~。

 ←11月18日0時40分現在、週間INが150で3位~。 

2015年8月 7日 (金)

裁判は現場を見ないのが鉄則

 事件数で5800件を超える裁判を傍聴してきた。色情犯の侵入手口とかだけじゃなく、裁判とは司法とは何か、いろんなものが見えてきた気がする。

Img_0175 見えてきたもののひとつに、裁判は現場を見ないのが鉄則! というのがある。
 たとえば、交通事故で夜間のサイドミラーの視認状況が問題になったとき、警察官が撮影した写真を法廷へ出し、明暗が実際と異なるとかデジカメの機能がどうとかごちゃごちゃやるが、「じゃあ現場で見てみよう」という単純なことを誰も言い出さない。

Img_0194 たとえるなら、料理そのものは見ず、食べず、色や形や臭いやレシピを紙の上に書き起こし、それで料理の味を認定しちゃう、その紙を食べちゃう、みたいな。
 そこから冤罪が生まれたりもしてるんだろうと思う。真実がどうであろうと、紙の上で有罪なら有罪なのである。

 鉄則とは言っても希(まれ)な例外は有る。
 ある裁判官が「窃盗」の事件で、犯行の目撃者が目撃したと言い張るものが果たして見えるのか「検証」をやり、見えないことが分かって被告人を無罪としたそうな。俺はその時期、その裁判官の裁判をしょっちゅう傍聴してたが、残念なことにその事件は知らなかった。その裁判官は間もなく、八丈島簡裁へ移動した。んでその無罪は逆転有罪とされたんだっけ。

 以下は8月4日付けの「NEWS石巻かほく」。

大川小訴訟・第5回口頭弁論 11月13日に現地視察
 東日本大震災で石巻市大川小の児童と教職員計84人が死亡・行方不明となり、犠牲になった児童23人の19家族が、県と市に計23億円の損害賠償を求めた訴訟の第5回口頭弁論が3日、仙台地裁であった。
 市側は準備書面で、津波の予見可能性や結果回避義務違反などを否定。「大川小が津波避難場所として指定されていたことなどから、教職員らが地震前に津波を予想できなかったことはやむをえない。校庭にいた方が安全という話もしていない」と主張した。
 遺族側は、当時3年生だった長女を亡くした只野英昭さん(44)が意見陳述し「真実が語られないまま時間だけが過ぎてきた。全ての原告が今も悲しみを抱えている。事実を明らかにすることがお互いのためになる」と述べ、当時学校にいた教務主任の証人尋問をあらためて裁判所に要望した。
 高宮健二裁判長は、遺族側が求めていた校舎、校庭、裏山の現地視察を11月13日に実施する意向を示した。

 希有な珍事だと思う、と俺はツイッターに書いたんだが、ちょと待てょ、俺が希有と言ってるのは「検証」のことだ。「現地視察」ってなに? 8月3日付けの産経ニュースの記事でも「現地視察」となってるけど…。
 民事訴訟法に「視察」「現地」の語はない。どゆこと?

P1020078 仙台地裁へ電話してみた。そしたら、報道がなぜ「現地視察」という語を用いたか不明だが、現地において当事者間で進行協議をやるってことなんだそうだ。11月13日の期日は「進行協議」の期日なんだそうだ。
 となると、ごめん、進行協議を現地でやることが希有なのかどうか、俺は全く分からない。でもまぁ、少なくとも、珍しいことではあるのかな、と。

 ところで、暑いね~! 昨夜初めて、俺もエアコン(冷房)をつけっぱなしで寝た。温度は32度に設定して(笑)。
 夏の太陽の炎熱を感じるとき、俺はいつも思い出す、アルベール・カミュ氏の『異邦人』を。あれのインスパイアで、全編にわたり登場人物が汗だくだくの不条理ドラマ、あってもいいんじゃないか。    

 引き続き、『ラジオライフ2015年8月号』に乗ってた面白商品。左のは“お掃除ロボット”。もしゃもしゃした球体が床を転げ回り、マイクロファイバーがほこりをくっつけてくれるんだそうだ。右側のは防水で、風呂でも使えるとか。俺も買おうかなぁ、もう遅い? えーん。

 ←これを1回クリックいただくと「週間IN」が10ポイント増え、1週間にわたり順位に影響する、そういうシステムらしい。8月7日18時15分現在、「週間IN」の合計が230ポイントで8位~!

2015年4月21日 (火)

原発再稼働差止は必ずやひっくり返される!

 遅れ馳せながら、以下は4月14日付け福井新聞、の一部。

福井地裁、高浜原発再稼働認めず 仮処分決定、規制委合格事実上否定
 関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の安全対策は不十分として、周辺の住民らが再稼働差し止めを申し立てた仮処分で、福井地裁(樋口英明裁判長)は14日、再稼働を認めない決定をした。仮処分で原発の運転を禁止する決定は全国初。決定はすぐに効力を持つ。関電は不服を申し立てるとみられ、主張が認められない限り再稼働できない。

 すでに「判決要旨全文」がネットにアップされてる。以下はその一部。 ※これは「判決」ではなく「決定」じゃないかとは思うんだけど、それは些末なことか。

 ともあれその中に、こんな部分もある。

 他方、被告は本件原発の稼動が電力供給の安定性、コストの低減につながると主張するが、当裁判所は、極めて多数の人の生存そのものに関わる権利と電気代の高い低いの問題等とを並べて論じるような議論に加わったり、その議論の当否を判断すること自体、法的には許されないことであると考えている。

 なんてこと書くんだ! この裁判官、腹をくくったな!

 俺は事件数で約5700件の裁判(主に刑事だが)を見てきて、ひしひしとしみじみと、司法とは以下のようなものだと感じてる。

 国家を動かすのは行政である。刑事政策においては検察・法務省、原発政策においては官僚と自民党と財界と学者との有機複合体。それらが国策を決めて動かすんであって、司法は、それを法的に追認して補完する装置である。例外的に見える場面もあるが、基本的には…。

 ゆえに、福井地裁の判決は、高裁で、または最高裁で、必ずやひっくり返されるだろう、というのが俺の見立てだ。
 自民党は必ず言うだろう、「判決は判決として重く受け止め、原発再稼働(加えて新設)については粛々と進めていく」とか。

 先の戦争について、長期の見通しがなかった、軍部等が場当たり的に自己の力を誇示していくだけだった、ゆえに先の戦争は始まった、とか言われるけど、現代においても何ら変わらず…。

 俺の専門分野では、1992年9月9日の、大阪高裁のオービス逆転無罪がある。
 オービスの写真に焼き付けられた測定値は111キロだったが、被告人車両(大型トラック)にはタコグラフ(自車の走行記録計)があり、その記録はどう解析しても60キロ程度だった。
 大阪高裁は、タコグラフの記録を否定する理由がないとして、逆転無罪としたのだ。

 しかしその後もオービスは使われ続け、測定値を争う被告人が続々と法廷へ出てきた。大阪高裁の逆転無罪に言及する弁護人もいた。
 すると、東京航空計器の証言専門社員は、へらへらと笑って言うのだった。

証人 「あの判決の後、検討も改良もしてません。あれは私どものオービスの性能を正しく理解していただけなかった判決ですので」

 行政(この場合は警察・検察とオービスのメーカー)は、司法がどう判断しようが、やりたいことをやるんである。

 結論として、福井地裁の今回の決定、どうせひっくり返されるとはいえ、または自民党等は歯牙にもかけないだろうとはいえ、しゅんごいことをやってのけたもんだと思う。俺は大いに讃えたい。

 ←これをクリックいただくと「週間IN」が10ポイント増え、1週間にわたり順位に影響するらしい。4月21日00時20分現在、「週間IN」の合計が210ポイントで11位~~。

    

2014年12月25日 (木)

大阪地裁、自作自演に騙されたうえ…

 以下は12月22日付けNHKニュース、の一部。

千葉県警 交通事故統計未計上 すべて異なる署
 千葉県警察本部が、交通死亡事故の件数を統計に実際より少なく計上していた疑いがある問題で、NHKの調査で、こうした疑いが出ている10件余りの事故はすべて取り扱った警察署が異なり、特定の警察署の問題にとどまらない可能性のあることが分かりました。千葉県警は、意図的に計上しなかったケースがないかを含め、個別の事故ごとにその要因や背景などを詳しく調査しています。

P1050788 これ、NHKのスクープなんだろうか。警察の不正をNHKが掘り起こして報じたとすれば、すごい、大したもんだ!
 不正自体については、忙しいなかただただ数字を競わされれば、“統計マジック”が出てくる、それは自然なことだろうと思う。

 以下は12月25日付けの毎日新聞、の一部。

大阪地裁:控訴期限を誤る 高裁「二重ミス」批判
 保険金の支払いを保険会社に命じた2011年3月の大阪地裁判決を巡り、被告の保険会社の控訴が約3年半後にようやく認められた。当時は「控訴の締め切りに1日間に合わなかった」とされたが、大阪高裁は今年11月、締め切りの起算日を地裁が誤って記していたと判断した。控訴を受け入れた高裁は保険会社の逆転勝訴を言い渡し、確定した。訴訟の行方に影響した異例のミスが明らかになり、高裁は地裁を厳しく批判している。

P1050789 分かりやすく要約すれば、大阪地裁は、自作自演の訴えにころっとだまされて保険会社に約470万円を支払わせ、保険会社が控訴したら、大阪地裁は日付を誤り、大阪高裁は誤った日付を理由に控訴を退け、保険会社が上告したら、最高裁は日付の誤りに気付き、差戻し審の大阪高裁がようやく自作自演を見破り、保険会社を勝たせた…。べつに分かりやすくない? あれ~(笑)。
 いったん支払われた約470万円、果たして戻ってくるんだろうか。

P1050791 この事件、確定前だったからこうなったんであって、もしも途中で確定してたら、あとで自作自演の証拠が出てきても、保険会社は泣き寝入りするしかなかったろう。
 「既判力」といって、たとえ不正に騙し取られた判決であっても、いったん確定した判決は絶対、という考え方があるのだ。
 もともとはそこから出発したのが、あの「刑事訴訟法違反」なのである。

 画像は、オヤジの最後の楽園、板橋の居酒屋「昭和」の酒肴。
 上は、にしんの甘辛煮。旨かったぁ。右側の切り身に箸をいれてからの撮影。左側の焼きネギもサイコー。
 真ん中はミックスフライだっけ、同行者が注文し、撮影前にフライを1個食べちゃった(笑)。複数種類の野菜が付いてるとこがいい。
 下は、さといもの揚げ出し。これは俺が一部食べちゃってからの撮影。茄子、レンコン、絹さや、大根おろしが付いて、味が良いのだ。
 これら全品、1皿110円。やんなっちゃうよね~。

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