2月26日(火)、まずは傍聴券抽選に並んだ。倍率は3.5倍ぐらいだっけ。私は当たった。しかしこういう事件は私より深くレポートできるだろう方に当たり券を譲った。 ※「妻殺害の講談社元編集次長に15年求刑」とはTBSニュース。
そんなことより、これ、ご記憶だろうか。以下は昨年10月29日付けのNHK、「クローズアップ現代」の冒頭部分だ。
なぜ起きた?弁護士への大量懲戒請求
ネットを通じ弁護士に大量の懲戒請求を行った市民が、弁護士に訴えられるという異例の裁判が各地で行われている。きっかけは、弁護士会が出した朝鮮学校への補助金交付をめぐる声明に対し、あるブログが、弁護士資格のはく奪などを求める懲戒請求を行うことを読者に呼びかけ、およそ1000人が応じたことだった。市民がなぜ、大量の懲戒請求書を送ることになったのか、匿名性の高いネットのなかで起きていた実態に迫る。
私はすっかり忘れていたのだが、何かでネット検索するうち「 「余命♥ななこ」に天誅!余命三年時事日記の嘘とワナを暴く。」と上辺に記されたページを発見したのね。各地の裁判所における期日がたくさん載っていた。一見して、このつくり手はただ者じゃなかろう。すごい。
傍聴券抽選のあと、東京地裁でのその「損害賠償請求訴訟」の弁論期日を傍聴してみた。なかなかに興味深かった。
次に東京簡裁で「窃盗」の新件を途中から傍聴。ばりばり摂食障害の窃盗症患者らしい。日本国では、窃盗症の患者には治療ではなく刑務所を与えることになっている。当然に窃盗症は悪化するが知らん顔、とはしかし国民は知らない。
続いて東京簡裁の別の法廷へ。メルマガ第2117号「強情そうな万引きお婆ちゃん、ひどい手抜きの弁護人」の無残な判決を、やっぱり見届けることにしたの。
ところが! 傍聴席で開廷を待っていたら、マニア氏がとんでもない情報をくれた。なにいぃっ!? くっそぅ、いやありがとう、大感謝、私はあわてて席を立ち…。
東京地裁の某法廷で「窃盗」の判決。なんと、被留置者の所持金等を管理する警察官が現金を盗んだという事件だった!
あとでネット検索してみた。被告人は珍しめの氏名なのだがノーヒット。あれっ? さらに検索してみたところ…!
「「菊川怜」夫が不倫の果てに起こされた裁判 7年交際、5000万円養育費を未払い」と1月16日付けデイリー新潮。その判決が今日あるとマニア氏から教わり、傍聴してみた。
原告席も被告席も無人。傍聴人は私とそのマニア氏のみ。言い渡された判決は意外なものだった。
さらに東京簡裁で、女性被告人の「窃盗」の新件を傍聴。
窃盗症と思しき女性に「はい、二度としません、もう絶対しません!」と何度も固く誓わせ、検察官も裁判官も満足げ。そういう裁判を私はさんざん傍聴してきた。そして超絶マニアックデータの備考欄にこう書いてきた、「きっとまたやる」。窃盗症は、自分の意思や誓いでは万引きを止められない。万引きできそうな瞬間、意思も誓いも消え去ってしまうのだ。実際またやってまた法廷へ出てくる。そのパターンを何度レポートしてきたか!
あなたは本当はすごくまともな人なのだと思う。だが万引きに関してだけは自分を絶対に信じるな! 加えて、検察官、裁判官は偉い人というイメージを捨てろ!
それから「傷害致死」(裁判員裁判)の新件を傍聴してみた。1年以上前に「90歳母親を暴行死 文京区非常勤職員を逮捕 「2、3回蹴っただけ」と一部否認 警視庁」などと報じられた事件だ。
事件についてじゃなく裁判そのものついて、いやはや何だそれ、なものが見えて…。
そのあとも「へ~!」な裁判を傍聴したのだがもうこのへんにしとこう。あと5時間半以内にメルマガ原稿を1本仕上げねば! じゃねっ。
※ 上の画像は某氏からのいただきもの。なんだか分かります? 昭和時代の最後の楽園と呼ばれた(私が呼んでいた。笑)、究極の居酒屋「昭和」の現在、というか「昭和」の跡地だそうだ。嗚呼、あの場所に俺らの幸せな時間があったのか。下(真ん中)の画像は、在りし日の「昭和」。
※ 追記: そういえば私は過去に、某マニア氏から情報をもらい、弁護士の懲戒請求の審尋なるものを傍聴したことがある。メルマガ創刊の8カ月ほど前だ。「オウム真理教」に関する事件だった。もしまだメルマガに載せてなければ、当時の傍聴メモをもとにいずれレポートしようかと。
※ 2019年3月15日追記: 上の画像は、昭和ではないそうだ。昭和の画像をマニア氏からお送りいただいたので載せる。ありがとうございます。
←2月27日18時00分現在、週間INが100で3位~。
最近のコメント