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カテゴリー「刑事/その他刑事」の436件の記事

2017年9月 1日 (金)

控訴審の進行に怒りを爆発させた被告人!

 9月に入り、だいぶ涼しくなった。
 ジェニファー、僕たちの夏は終わったんだね、嗚呼、毎年言うよね俺はこれを。

1709012 「年収2億円トレーダー・ウルフ村田が借金を踏み倒し!? 金銭トラブルの舞台ウラ」と2015年8月30日付けデイリーニュースオンライン。
 9月1日はまずこの「名誉毀損」の判決から傍聴した。うわぁ、だった。どこがうわぁか、やっぱこういう公開の場所では言えない。

 それも含めて合計6件をこの日は傍聴した。
 うち1件、「詐欺」。被告人はだいぶ年配のセレブ風おばさん。入院、手術の患者が主治医に謝礼金等を渡すという慣習、あれを利用して現金とお中元(高額商品券)を詐取したとされる事件。しかしおばさんは、現金については事実無根、お中元については犯意も欺罔行為もないと真っ向否認なのだった。

1709014 もう1件、「有印私文書偽造・同行使、免状不実記載、道路交通法違反、無免許過失運転致傷」。犯罪事実はぜんぶ認めているのだが、なんと、事故の実況見分調書は偽造(ねつ造)なのだという。
 有罪は動かないと思うが、偽造(ねつ造)について裁判官はどう言及するのか、判決を見逃せない!

 合計6件を傍聴して、今日は北区滝野川の究極の居酒屋「昭和」へ、17時の開店と同時に行った。
 やっぱ「昭和」はいいな~、大満足。
 画像上は、串カツと煮物。画像中は各種野菜と豚バラ肉を蒸したやつ、とごまだれ。ちょっとボケてるのは湯気のせいかと。画像下は、いわしのカルパッチョだっけそんなの。
 これら全品チケット1枚。チケットは10枚綴りで1100円、つまり1品110円。んなバカな、うそつけ(笑)、と思うでしょ。最初は俺も思ったさ。でも、うそじゃないのだ。やんなっちゃうよね~!

1709015 満腹になり、18時半頃に退出。急ぎ帰って、9月1日発行のメルマガを急ぎ書かねばと。
 8月30日に傍聴した、あることで新聞記事になってる被告人(81歳)の、別件の「道路交通法違反」、これが凄かった! 高裁の審理っていつもこうだけど、被告人は納得いかないだろうなぁ、と思ってたら、ついに! その納得いかなさを弁護人に対し爆発させる被告人が現れたんである。いや凄かった。
 それを早くレポートしたくてたまらず、早く「昭和」を退出したんだが、なんか疲れが絶頂に達したみたいで、ごめん、今夜は早寝するっ。
 メルマガは明日昼頃までには発行しますので、弁護士さんに是非お読みいただきたい。
 つーことで、お休みなさい。22~02時をしっかり眠ると、髪に良いんだとか。少し生えるかなぁ…。

※ 弁護人と弁護士が混在してるのは誤記じゃない。弁護士が刑事裁判の弁護人をやる、検事や副検事が検察官をやる、判事や判事補が裁判官をやる、そゆこと。

 ←9月1日22時10分現在、週間INが80で3位~。weep

2017年8月21日 (月)

大物音楽プロデューサーのシャブ

 今日の狙いは15時から、「窃盗」の判決。
 それ1件のために行くのか俺は。だがしかし、ゆかねばならぬ男がひとり。

Img_1460 どうせ行くならと早めに行った。そしたらマニア氏から、大物音楽プロデューサーの「覚せい剤取締法違反」があると聞いた。
 開廷まであと20分、ヤバイじゃないっすか。
 あわてて行くと、すでにがっつり行列が! 芸能マスコミらしき人たちも少しいたが、多くは夏休みの生徒さん、学童、母子連れだった。
 俺は、男子中学生5~6人に一瞬の差で先を越され、30数番目だった。
 なのに最前列中央付近の、ノートを取りやすい端っこの席を取れちゃったょ。
 
 以下は6月16日付け産経ニュース。

「民泊」悪用し覚醒剤密輸した男女を逮捕 ロックバンド「LINDBERG」手がけた音楽プロデューサーも覚醒剤使用で

 民泊を悪用し覚醒剤を密輸したとして、警視庁組織犯罪対策5課は覚せい剤取締法違反(営利目的輸入)容疑で無職、白井■■(39)=横浜市磯子区■■=と同、畑中●●(●●●)(26)=東京都渋谷区●●●町=の両容疑者を逮捕。覚醒剤を使用したとして同法違反(使用)容疑で、音楽プロデューサー、月光恵亮(つきみつ・けいすけ)容疑者(65)=同=を逮捕した。民泊を利用した違法薬物の輸入事件の摘発は警視庁で初めて。
 月光容疑者はロックバンド「LINDBERG」など、複数の人気アーティストのプロデュースを手掛けており、白井容疑者は月光容疑者がかつて経営していた音楽事務所に勤務していたという。

 メルマガ次号でご報告しよう。

Img_1459 15時からの「窃盗」は、濡れたような黒髪の、アルコール依存症で摂食障害で抑うつ神経症の年配女性。
 言っちゃなんだが、明らかにまともじゃねーな? と思えた。しかし裁判的には「刑事責任能力、完全にあり」なのだ。現実と司法との落差、乖離、そんなものがしみじみ見えた。虚構の司法というか。
 それが全くダメとは俺は思わない。ひとつの統治のあり方なんだろうと思う。
 しかし、そもそもが虚構なので、いずれ瓦解するかも。そのとき! 火事場泥棒というか焼け太りというか、国家は国民全体の自由と権利を大きくさらい盗るんじゃないかな。
 そんなこともふと思ったりなんかしちゃったりする傍聴人のメルマガが「裁判傍聴バカ一代」なのだ、うん。

 帰り際、東京高裁の総務課へちらっと寄り、タブレット開廷表の契約書、仕様書、取扱説明書を開示請求(正しくは開示申出)してきた。
 もしかして俺が最初の請求人(申出人)かも。何が出てくるか楽しみっす。

 画像は、ある交差点の監視カメラ。

 ←8月21日19時40分現在、週間INが170で1位~。confident 

2017年8月 2日 (水)

少女の治療を阻む無責任官僚体

 以下は今年4月8日付けテレ朝ニュースの一部。

解決至らぬ“点滴殺人” 元看護師からの手紙
 「思い出すと精神を抉られる思い」。
 「事件が解決してほしいという気持ちは強くあります」。
 これは、大口病院に勤めていた看護師の女性が、記者に宛てた手紙だ。
 点滴による殺人事件の発覚以前に、院内で起こっていた“トラブル”が書かれている。
 「エプロン切り裂き」。「放っておくとエスカレートするのでは」。
 ここで看護師の女性は、自身が巻き込まれたことへの恐怖、病院に対する疑問、そして、より大きなトラブルになることを心配していた。
 去年9月、横浜市の大口病院で、入院患者である○○○○さんと○○○○さんが点滴に異物を混入され殺害された。2人が入院していたのは、病院の4階だった。
 その4階では、事件が発覚する前に異常ともいえる事態が起きていた。7月から9月にかけ48人の入院患者が亡くなっていることが分かったのだ。

 昨年大騒ぎされた事件だ。
 「点滴殺人」といえば、中年以上の方はこれを思い出すんじゃないか。

 あんときゃもう、警察の小出しのリークに乗っかったマスコミが恐怖と憎悪をあおりまくったっけ。
 ネットで言うところの「祭り」の熱狂の中に身を置いて、「もしや冤罪では」と思った人は皆無だったんじゃないか。俺も皆無の1人だったょ。変な日本語(笑)。

 いま、「守大助」でヤフー検索すると、現在1ページ目の4番目にこれが出る。

   北陵クリニック事件Q&A: 病気が真犯人だった

 このページを、俺は過去に何度か開いたような気がする。開いて一瞥して、うわぁ、なんか古くさい感じでぎっしり書かれてるなぁ、と閉じてたように記憶する。

 しかし今回、ちらっと読んでみた。
 そしたらっ! おそろしく明解に分かりやすく真相が語られてるじゃないか。俺は驚いた、なんだこれっ!

 「Q えーっ、「事件ではなくて被害者もいない」って、それは一体どういうことですか?」という項に、被害者とされる5人の患者のカルテについて「私はその全てを検証し…」とある。
 ん? どゆこった? 何者だ?
 ページ下のリンクをたどり、何者か分かった。
 現在、高松少年鑑別所の医務課長で、香川大学医学部付属病院の医療情報部客員研究員でもある、池田正行医学博士なのだった!

 そんな博士が、なぜこんなサイトを?
 この事件が、何もないところから警察、マスコミ、検察、裁判所が「仙台筋弛緩剤殺人(殺傷)事件」としてつくりあげた、真っ白冤罪であることが──てかそもそも事件ですらないことが──完全に暴かれている、冤罪史に残る前代未聞のケースだから、か。

 恐ろしいことに、容態が急変した小6少女(当時)は、じつはミトコンドリア病という難病ゆえに急変だったのに、警察、マスコミ、検察、裁判所が「点滴に筋弛緩剤を混入された被害者だ!」と言い張って絶対に後戻りしないため、難病認定されず、ミトコンドリア病の治療も受けられず現在も…。
 でもまぁ、真っ白無実の守大助さんを無期懲役の牢獄に閉じ込め、再審請求に対し七転八倒、抵抗する彼らだもの、たかが少女1人の生命など…ねぇ。
 無責任官僚体のやり方、あり方、サイコパスの特徴をいくつか備えてるように思う。

 ←8月2日12時50分現在、週間INが180で1位~。happy01 

2017年7月20日 (木)

1人の裁判官が2日連続無罪!

 7月19日(水)、マニア氏から聞いた、東京地裁・刑事第6部の部総括、吉田勝栄裁判官が、2日連続で無罪をやってのけたと。
 以下は同日付け毎日新聞の一部。2件のうち1件はこの「覚せい剤取締法違反」だ。

覚醒剤使用 30代女性に無罪判決「元夫が混入の可能性」
 覚せい剤取締法違反(使用)の罪に問われた30代女性の判決で、東京地裁は19日、元夫がひそかに覚醒剤成分を混入した飲み物を、知らずに飲んだ可能性があるとして、無罪(求刑懲役2年)を言い渡した。
 女性は都内の自宅などで覚醒剤を使用したとして3月に起訴され、任意提出した尿から覚醒剤成分が検出されていた。

 その6月1日の第1回公判を俺は傍聴してる。7月19日の判決は13時30分~14時。15分間かそこらで終わったらしい。

 同時刻、俺は、地裁民事のほうで、原告が片山敦朗弁護士、被告がかなり有名な秋田一恵弁護士の、「不法行為に基づく損害賠償請求事件」の弁論を傍聴してたのだ。
 そっちは、ちょと気になるところはあったものの、双方代理人の普通の民事の口頭弁論期日というか、そのために無罪を見逃したとは、きぃ~っ! と言ってちゃきりがないんだけどさ。

 もう1件の無罪は、18日(火)13時15分~13時30分の「脅迫」 だという。それも俺は、途中の審理を1期日、傍聴してる。
 無罪の理由は、脅迫文言には当たらない、ということだったらしい。きぃ~っ、である。

 俺が傍聴した限りでは、どんな事件、どんな被告人、弁護人、検察官だったか、そして吉田勝栄さんの印象はどんなか、2件まとめてメルマガに書こう。
 ただ、ほかにどうしてもレポートしたい事件がたくさんあり、少しあとになるかも。

 国民の1割でも読めば、社会はだいぶ変わるだろうに、と思える本がときどきある。この本もまさにそれだと思う。
 人気作家さんの推理小説は確かに面白いけど、でも俺としては、こっちのほうがよっぽど興奮できて面白い。だって、とんでもないことがすべて、架空じゃなくリアルなんだもの!

 ←7月20日0時00分現在、週間INが180で1位~。happy01 

2017年7月12日 (水)

死んじゃうというか、そういう気持ちで…

 先々週だっけ裁判.inを見て、うわ! 東京地裁に「重過失致傷」の新件があったと知った。久々に出てきた自転車の事故か! 期日を調べ、おかげで今日、傍聴できた。
 9時50分からその判決。やっぱり自転車の事故だった。

 終わって出ようとしたら、ま、とりあえず伏せとくが、なんだ? と気になる状況があり、その法廷(513号、福嶋一訓裁判官)で10時から「出入国管理及び難民認定法違反」の新件を傍聴。
 傍聴人は俺1人っ。今日は中学生君の団体がいて、隣の法廷(やはり20席)へは10数人が入ったのに。
 こっちの被告人はベトナム人の留学生で…。

 11時から東京簡裁で「遺失物横領」の新件。これは見所の多い事件だった!
 群馬から所持金2万円で着の身着のまま上京、公園で野宿していた被告人(60歳。料理人)が拾ったのは、120万円相当の腕時計。売らずに自分で使用、発覚の経緯が、いやはやびっくり。
 そうして被告人質問で、こんなことを言うのだった。

弁護人 「お金、なくなったら、どうするつもりだったんですか」
被告人 「………………死んじゃうというか、そういう気持ちで…」

 傍聴は午前で終え、転げるように逃げ帰ると言ってた俺なんだが、やむを得ない流れというかそういうのがあって、東京簡裁で「窃盗」の判決を傍聴。
 被告人は老紳士、しかし男クレプトマニア、万引きで執行猶予中の万引き。三輪泉裁判官が言い渡した判決は、ななっ、なんと再度の執行猶予!
 その理由がまた、説得力があって! 俺は感心、感動しちゃったス!

 帰宅後、超絶マニアックデータを調べたら、その被告人の執行猶予の前刑を俺は傍聴してるのだった。老紳士は銀座の…!
 以上、3回に分けてメルマガでレポートしよう。

 ところで「電通の略式起訴は「不相当」 東京簡裁、正式裁判を決定」と7月12日付け朝日新聞。
 たぶん東京地検の判断により、手続き的には東京区検が略式起訴。ところが東京簡裁の略式担当(4室だっけ5室だっけ)は略式不相当とし、そうして東京簡裁の公判廷へ出てきた事件を、俺は過去に傍聴したことがある。
 大きく報道された、2人死亡の重大事故だった!
 そんなのをなぜ検察は罰金刑で済ませようとしたのか、正式裁判でどうなったか、メルマガ第1229号「居眠り運転、死亡被害者は母71歳と姪9歳!」でレポートしたっけ。

 今日、裁判所の地下の至誠堂書店でこの本を買った。こんな、誰がどう見ても真っ白無実だろうケースで無期懲役を確定させ、検察も裁判所も無罪を嫌がって徹底抵抗…震撼するよね。
 7月15日、守大助さんのご両親、阿部康雄弁護士が仙台から来て、集会がある。俺は行くよっ!

 ←7月12日23時40現在、週間INが200で1位~。happy01 

2017年5月24日 (水)

報酬5千万円の殺し屋は…!

 15時30分~16時、東京地裁718号法廷(52席)で「建造物侵入、強盗傷人」(裁判員裁判)の判決。
 「「ピザハット」店長“自作自演” 被害者装い売上金140万強奪容疑で逮捕 部下の副店長は鉄パイプで殴られ重傷 警視庁」と報じられた事件の被疑者と同姓同名だ。事件がなんであれ、裁判員裁判の判決を東京地裁で傍聴するなら、遅くとも15時には行かなきゃ、だなぁ。

1705241 15時30分~16時30分、東京地裁529号法廷(20席)で「強制わいせつ、強盗未遂、傷害」の審理。
 こっちの被告人氏名でネット検索すると、10mほどの距離を保って尾行した末、背後から襲いかかり…という、匿名者による転載報道がヒットする。
 一般傍聴人に大人気の色情事件なうえ、傍聴席は20席。やっぱり15時には行かなきゃ、かなぁ。

 と考えた末、15時からの、こう言っちゃなんだが無名の「傷害」の新件へ俺は行った。ひねくれ者だ(笑)。
 そしたらっ! すごいのにぶち当たった。裁判傍聴マニアになって15年目、事件数で7200件近くを傍聴してきたけど、こんな事件は滅多にないよっ。

1705244 ごくごく簡単に一部だけ拾えば、被告人は、被害者(かなり高齢)の息子から報酬5千万円で殺害を依頼され、まずは背後から首を絞めて落とした(失神させた)が、その後すべてを被害者に話し、気に入られたようで、有名菓子店の菓子箱と交通費をもらい…。しかもそれは4年前のことなのだった。被害者は警察には届けないと言ってたんだそうだ。じゃあ、なんで発覚したのか…。
 それ以外にすごい部分があって、俺は泣きそうになった。こんな事件は滅多にないよっ。

 メルマガ次号でレポートしよう。ある有名なお医者さんが購読登録するとメールをくれたり、緊張しつつ興奮してるのだ!
 でも今夜はもう寝よう。
 画像は、その「傷害」が終わってから行った、究極の居酒屋「昭和」の酒肴。上は、厚揚げの甘酢あんかけ、だっけ。旨かったな~。下は、オム焼きそば。俺は夜は炭水化物は食べないんで、これはマニア氏のを撮らせてもらった。旨そうだな~。いずれも1品チケット1枚。チケットは10枚綴りで1100円。やんなちゃうよね~。

 『週刊プレイボーイ』の広告に「ご夫妻推薦!」とある。
 周防正行さんのコメントは「恐怖は無知から生まれる。もう女性は怖くない」。草刈民代さんのコメントは「この本を読んだら夫が変わった!」。うっまい宣伝だねっ(笑)。そもそも本のタイトルが良い。絶対読まなきゃ。

 ←5月24日23時50分現在、週間INが240で1位~。happy01 

2017年5月23日 (火)

元マネージャー氏はすでに

 2014年6月29日付けの東スポ記事が今もネット上にある。以下はその一部。

「爆笑問題」元マネジャー覚醒剤事件で全社員、タレント薬物検査
 人気お笑いコンビ「爆笑問題」の元マネジャーが覚醒剤事件で逮捕、起訴されていたとの女性誌報道を受け、所属事務所「タイタン」の太田光代社長(49)が27日、所属タレントや社員を薬物検査したと自身のツイッターで明かした。本紙直撃に太田社長は、心労でダウンしたことを告白。

 そのマネージャー氏の“ふたつの事件”を、2013年と2014年に傍聴した。都度、メルマガ「裁判傍聴バカ一代」でレポートした。
 そして車雑誌『ドライバー』の2014年9月号にまとめて書いた。その原稿を、若干加筆等して以下に。 

 6月29日、人気お笑いコンビ「爆笑問題」がTBSの番組中で、元マネージャーが覚せい剤で逮捕されたことについて謝罪した。
 これ、じつはね、逮捕は今年3月。6月23日には元マネ氏は懲役1年の実刑判決を受けてるのだ。
 芸能界も覚せい剤も専門外の俺が、なぜそんなディープなことを知ってるのか。話は1年前にさかのぼるんである。

 昨年8月、東京地裁の小さな法廷で「自動車運転過失傷害」の裁判があった。被告人氏名でネット検索すると、「爆笑問題」のマネージャーだとか橋本徹氏を大阪府知事にした男だとか、たくさんヒットした。が、交通事故のヒットは一切ない。同姓同名の別人かな? と思いつつ傍聴してみたわけ。

 普通乗用車を運転中、居眠りして対向車線へ。自転車に衝突して、駐車中のトラックに突っ込んだ。トラックの男性2人は軽傷で済んだが、自転車の男性はボンネットにハネ上げられて転落し、高次脳機能障害を伴う脳挫傷。大事故である。
 捜査段階の調書を検察官が読み上げた。こんな部分があった。

調書 「(当時)タレントのマネージャーをしており……」

 居眠り運転の原因を尋ねられ、被告人はこう述べた。

被告人 「前日からの寝不足と、同行していたタレントを無事に自宅まで送り終えた、いわゆる現金輸送車の……安堵感に近いかと思います。それほどタレントを乗せているときと乗せてないときの落差は大きなものでありました」

 うわ、やっぱりそうだったんだ!
 自転車の男性の調書にこうあった。

調書 「相手もわざと事故を起こしたわけじゃない。恨んだところで自分の生活が変わるわけじゃない……」

 なんか達観してるというか、ただ者じゃないな? 「メッセンジャー」「世界大会で優勝」という語が出てきたので、あとで検索してみた。なんと自転車の世界では有名な人物なのだった。
 しかし何より驚いたのは……。

弁護人 「入院費、約1500万円と高いのは、どうしてですか?」
被告人 「医療水準の高いところで、なるべく後遺症を少なく……勤め先の社長と話しまして」

 社長が保険会社と交渉したんだという。俺は交通事故の裁判を何百件も傍聴してきたが、そんなことしてくれるケースはないよ!
 社長って、自身もよくテレビに出てる太田光代さんでしょ。すっごい女やなぁ~! 俺は心底感動した。  ※社長の交渉により保険給付が高額になったとは限らない。そもそもそんな交渉をすること自体が珍しいのだ、傍聴席で見てる限りにおいては。

 被告人は本件で解雇されていた。

検察官 「(再就職は)また同じような芸能関係へ?」
被告人 「やはり20年間、働いて……しかし、やはり人気のタレントを扱うものなので、私を採用していただくのは難しいのではないかと」

 判決は同年12月。禁錮2年6月、執行猶予3年だった。
 事故は過失で起こるのだ。そのフォローがここまで完璧なら、猶予期間が終わって芸能界復帰も可能なんじゃないか、俺はそう思った。

 そして今年6月16日、見覚えがある氏名を開廷表に見つけた。事件は「覚せい剤取締法違反」。まさか、今度こそ同姓同名の別人だろ。念のため傍聴してみた。なんとビンゴなのだった。

検察官 「平成22年から覚せい剤を使用するようになり……」

 ええーっ、それってマネージャーをやってた頃じゃないの?

検察官 「平成24年以降、少なくとも2名の密売人から……」

 密売人の携帯電話では被告人のことは「ベテランさん」となってるんだそうだ。ナメられてだまされないようベテランを装ったんだと被告人は述べてたが。

検察官 「居眠り運転をして交通事故を起こし、長い失業の不安から覚せい剤を使用したと……」

 今年3月、覚せい剤と注射器を所持してるのを職務質問により発見され、逮捕されたんだそうだ。
 執行猶予中の犯行なら普通は実刑だ。が、交通事故は過失犯のうえ、覚せい剤とは異種だ。覚せい剤依存症の治療計画は整ってるそうで、再度の執行猶予もあるんじゃないか。

 6月23日、判決。

裁判官 「主文、被告人を懲役1年に処する。未決勾留日数中30日をその刑に算入する。以上が主文です」

 実刑だっ!

裁判官 「とにかくこれを機会に薬物を絶つ……再起を期待しています」

 被告人は「はい、お約束します、ありがとうございますっ」と、体を90度に折っておじぎした。芸能界へは二度と戻れないかも。
 6月26日、太田光代さんは、所属タレントと社員全員に病院で薬物検査を受けさせる、まず自分から、とツイッターに書いた。そんなことをする芸能事務所がかつてあった? 俺はつくづく思ったのだった。すっごい女や!

 2014年10月15日、その「覚せい剤取締法違反」の控訴審判決を傍聴した。控訴棄却だった。保釈されており、控訴審での未決算入はなかった。
 上告がなければ10月の末頃に確定する。1年6月と1年、マイナス30日を服役することになる。俺の計算に間違いがなければ、満期だとしてもすでに出所しているはず。

 心配なのは、覚せい剤の再犯だ。俺が事件数で7200件近くを傍聴してきたところによれば、検察官が「徹底的矯正教育を行う矯正施設」と言い張る刑務所に矯正効果などない。たとえ刑務所で矯正プログラムを受けたとしても、「もう大丈夫。懲りたし」と思ってると、依存者はまたやる。
 依存症は病気であり治療こそが必要なのだ。
 その治療として「条件反射制御法」というのがあり、相当の効果があって治る! ということを最近、クレプトマニアの裁判で知った。俺は大いに驚きメルマガの第1906号「「DSM-5は間違っています」ときっぱり!」と、その後編である第1907号「天敵の多いジャングルに育った小動物の脳」でレポートした。

 もしかして、太田光代さんが元マネージャー氏に対し、平井医師の診察を受けるよう勧め、費用を援助…ということがあったとき、週刊誌は食いついて叩くんだろうか。しょむない言い方だけど、そういうことはヤメてほしいと思う。

 依存症といえば古書店でこんな本を見つけた。目次をめくったら、かなり面白そうだった。けど、俺の読書時間は裁判所への往復の電車内と、30分以上前に法廷に張り付いて開廷を待つ間のみであるところ、同書はけっこう重く、「鞄がさらに重くなりそうだなぁ…」と、買うのを躊躇してしまった。sweat01

 ←5月23日17時30分現在、週間INが210で1位~。happy01

2017年3月15日 (水)

絶品、小松菜の炒め蒸し煮!

 3月14日(火)10時から、東京地裁で「傷害」の第5回公判を傍聴した。同日付けの日テレニュースが「バレエ教室で講師の親指切断 懲役6年求刑」と報じてる。
 俺は第1回公判から傍聴しており、メルマガ「裁判傍聴バカ一代」の第1799号「たがねと金づちでバレエ講師の指を切断」などでレポートしてきた。
 3月14日(火)は、被害者意見陳述(検察官が代読)、論告・求刑、最終弁論、最終陳述が行われた。被害者意見陳述のなかに、ネットに書かれてるあれこれを被害者はどう見るか、考えさせられる部分があり…。

 同日、さぁ今日は早く帰ろうと決めてから「やっぱ最後にちらっと!」と飛び込んでみた「覚せい剤取締法違反」の控訴審判決。
 原審で懲役1年6月、うち4月について執行猶予2年とされた被告人が「一部執行猶予は重すぎる。全部実刑に」と求めた事件だった。
 昨年6月、一部執行猶予の制度がスタートしたとき、結局厳罰化じゃね? と思ったもんだが、うーん。
 そんな主張はよくあるのかどうか、俺はシャブの控訴審を滅多に傍聴しないんで分からない。

 今月は、手帳に傍聴予定がかなり詰まってる。4月3日(月)の週は真っ白。年度替わりの季節なのだ。

Img_1195_2 画像は、ある夜の独り酒盛りの酒肴、てか俺の夕食。
 小松菜とネギと油揚げと挽肉をフライパンで軽く炒め、市販の濃縮めんつゆを清酒で薄めて100cc弱ぶっかけ、蓋をして強火で数分蒸す。蓋を取って水分を少し飛ばし、暖めたラーメン丼に入れ、黒ごまとラー油少々。
 これが旨くって。「嗚呼、旨い! 嗚呼、旨い!」と思わず口にしてしまった。プラス厚揚げ焼きと焼酎で、すっかり満腹だ。でも寝る頃には軽く腹がへり、翌朝は腹ぺこ。体にいいかも。諸君もお試しを。

 Amazonのアフィリエイトは突然、「お客さまのアソシエイトアカウントは閉鎖されました」というのが出た。原因不明。故障の類いなのか。どうしたもんだろ。

 ←3月15日13時23分現在、週間INが190で1位~。happy01

2017年2月18日 (土)

シャブ密輸、差戻し無罪!

 2月17日(金)、結局やっぱり最高裁へ行ったわけ。元アナウンサー・煙石博さんの「窃盗」の弁論へ。
 傍聴券抽選、当たって傍聴した。「元アナ弁護側、最高裁で窃盗無罪主張 有罪見直されるか」と報じられてる。
 一審、二審が執行猶予付き有罪で、最高裁が「著しく正義に反する」(刑訴法第411条)からと破棄自判、無罪とすることはあり得る。なんといってもこれは、言ってみればしょぼい事件だから。しかし守大助さんの事件のような、ああいうマスコミが警察・検察に乗っかって日本中が熱狂したものはなかなか。「著しく正義に反する」は虚妄というか、俺はそんなふうに見てる。

 その弁論が終わったのが14時15分。歩いて国会図書館、国会議事堂、国土交通省の前を通り、東京高地簡裁合同庁舎に着いたのは14時35分頃だっけ。
 まず東京簡裁の開廷表を見た。なにぃーっ、14時30分から「道路交通法違反」の審理が! なんとオービス事件だった。ほ~!

 その被告人質問が終わったのが15時45分頃だっけ。1階へ今日の開廷表を見に行く途中、マニア氏が教えてくれた、16時から「覚せい剤取締法違反、関税法違反」(裁判員裁判)の判決があると。うわぉ、それって差戻しになったやつじゃん。
 すぐ行った。すでに行列ができており、俺は15番目くらいだった。
 傍聴席はかなり埋まった。ドキドキ緊張して落ち着かない風な被告人を証言台のところに立たせ、判決が言い渡された。

裁判長 「主文、被告人は無罪」

 素敵な女性通訳人が笑顔でノットギルティと告げるや、被告人は体を90度に折っておじぎし、発した。センキューマイロード!
 「「贈り物だと信じていた…」覚醒剤密輸のシンガポール男性に無罪判決 東京地裁のやり直し裁判員裁判」と報じられてる。

 これ、最初の裁判員裁判(たしか前田巌裁判長)の判決は、懲役12年、未決370日算入、罰金700万円、換刑1日2万円だった。
 被告人側が控訴。その控訴審判決(藤井敏明裁判長)は、原判決破棄、東京地裁へ差戻しだった。メルマガ「裁判傍聴バカ一代」第1633号でレポートした。

 17時過ぎに裁判所を出て地下鉄に乗り、都内某所のある千ベロ(千円でべろべろ)酒場へ。なんと若い女性だらけなのだった! あんな千ベロ、見たことねーよ。

 さぁ、以上をメルマガ次号と次々号でリアルに軽快に詳報しよう。俺のレポートはマスコミ報道とはだぁいぶ違うょ。お楽しみにっ。 

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2017年2月 9日 (木)

被告人は弁護士、全部否認!

 2月6日(月)に発行予定のメルマガ「裁判傍聴バカ一代」第1848号が、申し訳ない、まだ発行できてないのだっ。
 やっぱ、6日(月)は午後から、7日(火)と8日(水)は朝から夕方まで裁判所に居続けた、その影響が大きい。
 裁判傍聴に通えばメルマガ「裁判傍聴バカ一代」を書くひまがなくなる。ジレンマである。
 しかしっ、濃いのを次々傍聴し、メルマガ「裁判傍聴バカ一代」で是非ご報告したいと思う、そのなんちゅうか意欲、わくわく感があり、充実してはいるかと。 ※タイトルをリンク付きで3回も出した。よしっ。

 以下は2015年3月11日付けJCASTニュース。

被害届の取り下げ迫った容疑 警視庁が弁護士逮捕
   刑事事件の被害者らに被害届を取り下げるよう迫ったなどとして、警視庁は2015年3月10日、第一東京弁護士会所属の弁護士、棚谷康之容疑者(52)を強要未遂と証人脅迫の容疑で逮捕した。
   報道によると、棚谷容疑者は交際女性への傷害容疑などで逮捕、起訴された男の国選弁護人を務めていた。14年9月、被害者である20代女性に「お前は公開の法廷で証言させられる。何もいいことはないだろう。1日も早く心にもない被害届は取り下げたほうがいい」といった内容のはがきを匿名で送ったほか、女性の母親にも自らの事務所名で同様の内容の封書を送りつけた疑いがある。女性らはこれに応じず、警視庁に相談した。
   棚谷容疑者は「強要したのではなく頼んだだけ」などと容疑を否認しているという。

 この「強要未遂」の実質第1回公判が2月8日(水)にあった。棚谷弁護士(=被告人)は勾留中の身だった。まさか2015年3月10日からずっと勾留ってこたぁないょねっ?
 被告人は20分枠の長い認否の最後をこう結んだ。

被告人 「公訴事実の全部を否認し、争います!」

 同じ日に「過失運転致死」の判決を傍聴した。被告人はタクシー運転手。信号交差点を右折する際、横断歩道の自転車に衝突、死亡させたという事件だった。
 言渡しの最後に、裁判官が被告人に対し異例なことを長々と言った。一部拾えば…。

裁判官 「被告人は現実から目を背けないでほしい…もういい加減、現実から目を背けるのはヤメたらどうですか」

 なんでそんなことを言うのか、すごい理由があるのだった。
 加えてこの事件では、どんなに悪質でも執行猶予、逆にどんなに“良質”でも実刑とする、その理由がはっきりくっきり見えた。

 別の法廷で傍聴した「道路交通法違反」は、ここまで裁判所をナメた無免許運転もなかなか珍しい、と思える事件だった。でもねぇ、それは偉そうな裁判官僚思考による感想であって、一概に被告人を責められないのかもしれない。

 さて今日は、2月6日(月)に発行予定の第1848号と、7日(火)に発行予定の第1849号を仕上げよう。
 明日は横浜地裁へ行くか、考え中。

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