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カテゴリー「刑事/その他刑事」の480件の記事

2021年9月14日 (火)

津田大介さん、香山リカさんらの書類送検、たぶん世間が知らない話

20210910  「起訴求める意見付けず…津田大介さん,香山リカさんら書類送検 リコール署名巡り高須院長が告発」と9月9日付け東海テレビ。画像はそのスクリーンショットだ。

 別の報道では「書類送付」となっていた。刑事犯罪関係で初めて目にする4文字かと。
 身柄なしで検察へ事件を送致するのを、メディアは普通「書類送検」という。今回のは犯罪とは到底いえない送検なので、という趣旨か。

 犯罪とは到底いえない、起訴を求めない検察送致を行う、そんなことってあるの?
 じつはあるのだ。

 以下は2020年の検察統計の、全犯罪のデータだ。公判請求とは正式な裁判への起訴。略式命令請求とはつまり罰金処理。法廷は開かない。丸カッコ内は不起訴の理由の一部だ。

 公判請求  6万8351人
 略式命令請求  3万8239人
 不起訴  15万2569人
  (起訴猶予) 10万5986人
  (嫌疑不十分) 3万1798人
  (嫌疑なし)  1741人

 嫌疑なしの不起訴は極めて少ない。そこんとこ頭において、「殺人」のデータを見てみよう。殺人には罰金刑の選択肢がない。

 公判請求  242人
 略式命令請求  0人
 不起訴  722人
  (起訴猶予) 22人
  (嫌疑不十分) 255人
  (嫌疑なし)  214人

 嫌疑なしがめっちゃ多い。「死人に口なし」じゃ説明がつかないぐらい、めっちゃ多い。どうなってんの?
 私は昔、びっくりして検察か警察の職員に尋ねたことがある。こんな話を聞いた。

 「殺人」の統計には未遂も含まれる…。
 世の中にはいろんな人がいて、「俺は殺されそうになった!」と騒いで殺人未遂で告訴する人もいる…。
 んで、全部なのか一部なのか、警察は受理し、受理したからには検察送致する。そういうのは、もともと殺人未遂に相当する事実などないので、さくっと嫌疑なしの不起訴になる…。

210911  警察が検察に事件を送致するとき、どこそこ検察庁の検事正検察官殿、と「送致書」を作成する。
 うちの書棚には、ややこしい本がいっぱいある。画像はその一部だ。もっと高価でぶ厚い本もたーくさんある。
 たとえば『新版 交通事件捜査書類作成要領』(立花書房)を見ると、無免許運転の送致書の「犯罪の情状等に関する意見」として「…その行為は極めて悪質と認められるので厳重処分を願いたい」とある。

 たとえば『記載要領 捜査書類基本書式事例(改訂版)』(立花書房)を見ると、「処分に関する意見」として「厳重な処分を願いたい」のほかに「起訴相当と思料する」「軽く処罰願いたい」などがある。起訴猶予が相当と目されるときは「寛大な処分を願いたい」と書くんだそうだ。

 嫌疑なしが相当と目されるときはどう書くのか、そこは分からない。他の本をぜんぶ当たる余裕はない。
 本件の「処分に関する意見」はどう書かれたのか、知りたいよね~。

 以上、メルマガ第2571号「盗撮常習の元教員、監視カメラの録画をもとに3カ月後に逮捕って」の編集後記より。

 ←9月14日22時30分現在、週間INが50で2位。

2021年8月30日 (月)

侮辱罪の厳罰化、ほんとに厳罰化?

20210830-1  「ネットの中傷に対応「侮辱罪」厳罰化の方針」と8月30日付け日テレNEWS24。画像はそのスクリーンショットだ。
 そして以下は刑法。

(侮辱)
第二百三十一条 事実を摘示しなくても、公然と人を侮辱した者は、拘留又は科料に処する

 法務省の2019年(それが最新)のデータによれば、「侮辱」の既済(きさい)はこうなっている。

公判請求 2人
略式命令請求 30人
不起訴 60人
 (起訴猶予 21人)
 (嫌疑不十分 26人)

 私は過去に「侮辱」の刑事裁判を2件、傍聴したことがある。

 1件はメルマガ第2241号「極めて珍しい「侮辱」裁判、女性駅員に対しぶつけた言葉は」でレポートした。ぶつけた言葉は「デブ、ブタ、ブス、キモい、口臭えんだよ」などだった。

 もう1件は未レポート。区役所前での街頭演説がうるさいからと侮辱した、という事件だった。
 2件とも判決は科料9千円だった。
 以下は刑法。

(拘留)
第十六条 拘留は、一日以上三十日未満とし、刑事施設に拘置する。
(科料)
第十七条 科料は、千円以上一万円未満とする

 これを、こう変えようというのだ。

30日未満の拘留 → 1年以下の懲役
1万円未満の科料 → 30万円以下の罰金

 この法改定が実現したとき、たぶん罰金は“標準”が20万円になるのだろう。

 お金持ちには屁でもないかも。けど、「いててっ」となる人が多いんじゃなかろうか。
 払えない場合、財産刑を自由刑に換える、換刑処分とされる。
 20万円程度だと換刑は1日5千円が基本だ。20万円なら40日間の労役場留置となる。途中で外から誰かにたとえば10万円(20日分)を払ってもらい、出ることもできる。

 そして、だ。1年以下の懲役は、同種で執行猶予中だとかない限り、必ず執行猶予がつくはず。
 執行猶予付きでも懲役刑は懲役刑。公務員は失職したり、医師や不動産業者はヤバイことになったりするが、一般人にはどうってことない。

 一方、拘留も自由刑であり、しかし執行猶予がつかない。
 刑法第25条により、執行猶予がつくのは「三年以下の懲役若しくは禁錮又は五十万円以下の罰金」だけ。拘留は含まれない。拘留はかならず「実刑」だ。まとればこうか。

現行の自由刑=拘留=必ず実刑
厳罰化後の自由刑=懲役刑=原則執行猶予

 今回の厳罰化は、財産刑を格段に重くし、自由刑を実質軽くする、そう言えるんじゃないか。

 まぁね、ネットでの侮辱者の個人情報を開示させるとき、法定刑が重いほうがいいって面もあるのかもしれない。
 でも、侮辱者たちにいちばんダメージとなるのは、侮辱でも名誉毀損でも、犯罪に当たる匿名投稿をしたとき、すぐに身元を特定されてしまうことだろう。

 表現の自由、ゆえに身元特定のハードルは高いのだ?
 いやぁ、自民党がそれほど表現の自由を重んじるとは、私はちょっと考えにくい。
 侮辱や名誉毀損、誹謗中傷の匿名投稿って、どっちかと言えば、だいたい国家寄り、政権寄り、嫌韓嫌中的なベクトルのもとにあることが多いような気がする。そこが関係してるのかなぁとぼんやり思ってみたりなんかしたりしなかったり、、、😵

 ←8月30日19時30分現在、週間INが30で2位。

2021年8月12日 (木)

狙いの事件は傍聴券抽選で

 「エリート大阪大院生が「爆破予告」で逮捕されるまで」と2020年11月23日付けFRIDAY。
 その「強要未遂、威力業務妨害、強要」の判決が2021年8月12日(木)10時10分、東京地裁430号法廷である。

 私はこれを傍聴に出かけ、9時40分頃に東京地裁の敷地内に入った。
 正面玄関の遠く左方向で傍聴券抽選が行われており、ちょうど締切時刻になったようだった。へえ、なんだろ、と私は通りすぎた。

P1000485-2_20210814180101  ところが! それこそが「強要未遂、威力業務妨害、強要」の傍聴券抽選だったのだね。
 まさかそんなことになるとは私は想像せず、東京地裁の傍聴件抽選のページをチェックしなかった。ちっきしょぉ。

 いや、430号法廷の傍聴席は本来20席。コロナディスタンスで10席に制限されているはず。記者席(特別傍聴席)が何席かあるはず。
 だから抽選の当たり券は、430号法廷を使うなら、1桁枚数だったろう。そんなのに並ぶのは馬鹿らしい。

 傍聴券抽選と分かっていれば、今日は裁判所へ来なかった。原稿を書いてた。
 しかし傍聴件抽選と知らず、出てきた。
 出てきたおかげで、芸能方面の事件を傍聴してしまったようだ。

 被告人氏名でネット検索すると、株式会社ソニー・ミュージックレーベルズが、CD等の出荷は停止、デジタル配信も停止する等の告知があった。
 さらに検索すると、超話題のアニメの音楽も担当しているとか? いずれ社会問題になる可能性あり。傍聴した。
 さすが東京地裁、いろんな事件がありますね。

 ←8月12日20時40分現在、週間INが70で2位。

2021年7月21日 (水)

航空機内でキャビンアテンダント(女性)の臀部をわしづかみ

 7月20日(火)午前9時43分頃、昨年新型コロナがわーっと問題になってから私としては初めて、東京地裁(東京高地簡裁合同庁舎)の正面玄関に行列を見た!

 20数人だったか。X線手荷物検査に1人で30秒、1分かける来庁者はおらず、私は2分ちょいで通過できた。手荷物検査の担当者の手際もよかったのか。いいね!

 タブレット開廷表は、全部が埋まるほどではないが、だいぶ混雑していた。
 学生さんの2人連れ、3人連れが、だいぶ増えたのかな。

 この日、私は1日で大変な事件をたくさん傍聴してしまった。

 「公務執行妨害」3件、いずれも警察官に対する暴行で、ムッチャ悪質そうな2人、年配男性のほうは罰金30万円、中年男性のほうは求刑が罰金30万円。ところが、3件目、前科なしで暴行の程度も軽い若者君だけが求刑懲役8月。なんで? ※8月=はちげつ

210717-2  町議会議員のおじさんが飲酒事故で逮捕されたと報道あり。その2年後、まだ執行猶予中に「無免許過失運転致傷、道路交通法違反」、つまり無免許ひき逃げ事故をやらかし、懲役8月。

 殺人未遂で逮捕と報道された事件が「傷害」として法廷へ出てきた。いやはやなんとも、メディアは絶対に取り上げられない中身なのだった。被害者は現在も意識不明で、回復の見込みはないという。

 「強制わいせつ」は、なんと航空機内でキャビンアテンダント(女性)の臀部をわしづかみにして数回揺さぶる等した、という事件。そういう事件だと分かっているから、私は25分前に行ったのである。いやはや興味深い話が出てきた。
 ちなみにネットでは、公訴事実とはかけ離れた、ぶっ飛んで悪質な犯行だったとするWebサイトがある。あれはどうなっているのか、調べてみようか。

 画像は、例によって酒肴自慢。いいでしょ。おくらの色が薄いのは、赤おくら、だから。熱を加えると色が抜けるのですよ。茄子焼きにかかってる緑色のは、刻み大葉だ。

 ←いま何位かクリックしてみてください。クリックすると10ポイントか入る罠になってます~。

2021年6月24日 (木)

特殊詐欺の末端者リクルート掲示板を、大手企業や都議会議員が広告で支える構図

1804271  東京地裁で「詐欺」の判決を傍聴した。 ※画像中央の巨大ビルが東京高地簡裁合同庁舎。

 被告人は身柄(拘置所)。たわしヘアの中年男性だ。40代か。

裁判官 「主文。被告人を懲役1年に処する。未決勾留日数中40日をその刑に算入する」

 平成30年(通訳すると2018年)4月にも同様の「詐欺未遂」で懲役3年、執行猶予4年の刑を食らっており、その執行猶予中にまたしても特殊詐欺の受け子をやり、今回は既遂で100万円を詐取したんだという。

裁判官 「上位の者から脅されるなどした…犯行後すぐに後悔して自首…120万円を支払って示談…被害者も被告人を許すに至っている…そうは言っても執行猶予が相当な事案とはいえない…」

 前刑の執行猶予は取り消され、長く下獄する=犯罪者たちと長く交わることになる。

 帰宅後、超絶マニアックデータに入力しつつ、被告人氏名でネット検索してみた。
 報道ヒットは見当たらなかった。
 しかし例によって、自らは匿名のまま他人の実名をさらしまくる匿名者の、匿名掲示板への匿名投稿がヒットした。

 さらに、なんと、「寄付金」を求めるとかいうアホな掲示板がヒットした。本件被告人と同姓同名者が、受け子、出し子等のリクルートと解される投稿をしていた。
 こんな投稿を本名で? まさか。そのほかの投稿も、犯罪に直結しそうなものばかり。いったいどうなってんの?

 その掲示板には広告がいくつもあった。「PayPay株式会社」や「株式会社オープンハウス」の広告らしきバナーまである。広告はどんどん変わるようで、私が最初に見たときは「××法律事務所」の広告がトップに大きくあった。

 本件被告人と同姓同名者による同じ内容の投稿が、さらに複数の同種の掲示板に発見された。
 いずれも、んもうばりばり、犯罪の使い捨ての末端者を募集し、かつ金に困った者が「仕事」を求める掲示板だ。犯罪の企画者と、末端の実行犯希望者が交流する掲示板というか。
 そこにも広告があった。東京ガスもあれば、都民ファーストの都議会議員の広告も。ほ~、である。

 犯罪者たちのための掲示板を、立派な広告主たちが支える、今どきはそういうことになっているらしい。
 こういう掲示板を野放しのまま、「オレオレ詐欺の“受け子”調達は…ニュース報道が支えている?|裁判傍聴マニアからのひと言|」みたいなことになっているわけだ。

 どうすりゃいいの? いや、こりゃもうどうにもならないでしょ。良い方向にどうにかなる理由を見いだせない。
 ただ…。その先はまた別の機会にしよう。ヒントはこうだ。

 ・高齢者の裁判傍聴ツアー
 ・詐欺の電話をガチャ切りするな

 じゃねっ。  ※刑事裁判は検察官vs被告人、民事裁判は原告vs被告のところ、メディアは必ず刑事裁判の被告人を「被告」と報じる。

 ←6月24日20時30分現在、週間INが70で位。

2021年5月25日 (火)

刑法第248条、準詐欺って!

 げげっ、そんなのがあったのっ!? 
 仕事で刑法を眺めてて、びっくりなのを発見した。

(準詐欺)
第二百四十八条 未成年者の知慮浅薄又は人の心神耗弱に乗じて、その財物を交付させ、又は財産上不法の利益を得、若しくは他人にこれを得させた者は、十年以下の懲役に処する。

 「知慮浅薄」という四文字熟語を初めて知った。「ちりょせんぱく」と読むのだろう。
 知慮浅薄は年齢には関係ないと思うが、刑法的には未成年者のみを問題にするのだ。なるほど。
 未成年者の間抜けに乗じて、では威厳を損なうので「未成年者の知慮浅薄に乗じて」とした、いいね。

 「人の心神耗弱に乗じて」。認知症のお年寄りを騙すのなんか、ばりばりこれは当たりそう。
 認知症のお年寄りの成年後見人となった弁護士や何かが、お年寄りの財産を横領する、その裁判はときどき法廷へ出てくる。罪名は「業務上横領」だ。

210520-2  詐欺も準詐欺も業務上横領も法定刑は「10年以下の懲役」だ。
 傍聴マニアになって今年で19年目。開廷表に「準詐欺」の罪名を見たことがない。うーん、どうなってんだろ。

 成年後見人については業務上横領で扱えるし、知慮浅薄とか心神耗弱とか立証がめんどくさい、そういことなのかなぁ。
 被害者には申し訳ないけども、裁判傍聴マニアとしては「準詐欺」をいっぺん傍聴してみたい!

 画像は最近のリモート飲み(独り宴会)の酒肴。メインは、昼間にスーパーで定価で買ったチキンカツ(約200円)と、昨夜の残りのエビ唐揚げと、ブロッコリ。あと、きうりとワカメの酢の物と、長いもをすったやつ。
 純銅の細カップは黒霧島の水割り(5:5)用。最高だよねっ。

 ←5月25日22時40分現在、週間INが70で2位。

2021年2月15日 (月)

本当の犯罪者は“匿名警察”では?

 2月15日(月)、午前から裁判所(東京高地簡裁合同庁舎)へ行った。数えれば合計8事件を傍聴した。

 「道路交通法違反」を2件傍聴したら、2件とも首都高のオービス事件。超過80キロ台だった。可搬式オービスが取り沙汰されるなかで、もしかして従来型の固定式オービスは地味に誤測定をやってるのか? と思えた。

 「私はコロナだ」とかTwitterに書き「威力業務妨害」で逮捕、実名報道された事件の、今日は論告弁論。
 被告人(IT界では有名人らしい)のTweetに業務を妨害するような意図も効果も何らなく、業務妨害をやったのは匿名通報をした1人、“匿名警察”では!? とばりばり思えた。

 たまたまちらっと傍聴した「暴力行為等処罰に関する法律行為違反」で、精神障害の被告人が大変なことを述べた。

被告人 「弟が殺されて、死体確認…私と妹が…腐乱死体を見て…臭いが、この世のものとは思えない…臭いと、腐った死体が、頭にこびりついて離れないんです。今も鮮明に残ってます」

20210215  その後、「予告なしに熊が現れたり、黒い男がナイフを持って現れたり…」幻覚、幻聴が出てくるようになったのだという。
 「弟が殺されて」も幻覚かもしれないが、なんであれ大変な中に生きてる人がいるのだなと。

 以上4事件は、まったくたまたま傍聴したのであって、その日の私の狙いは別にあったのだ。裁判所を出たのは17時を回っていた。疲れた~。

※ 画像は東京都のデータ。一時期は1万件を超えていた検査数がだいぶ減った。しかも2月1日分でストップしている。どしたんだっ? こういうところから陰謀論が生まれてくるんですかね~。

 ←2月15日21時50分現在、週間INが50で3位~。

2021年2月 9日 (火)

警視庁職員のひき逃げ、冤罪か?

 9日(火)は朝から夕方まで裁判所(東京高地簡裁合同庁舎)に居続けた。

 9時46分頃、東京地裁のある法廷へ行くと、すでにかなりの行列ができていた。ほぼ全部警視庁の警察官たちと思われる。私は22番目だった。この法廷は52席、コロナディスタンスで26席に制限されている。22番目ならセーフだ。ほっ。

 ふと見ると、向かいの法廷のドア前に1人ぽつんと…。
 あっ、あれは昔からの本格のマニア氏かも。あの法廷は民事のはず。なんだっ? 壁の開廷表を見てみた。原告は津田大介さんだった。被告は、私はそっち方面は無知なのだが、もしやいわゆるネトウヨ関係? さすが本格のマニア氏、お~、とうれしくなる私なのだった。よけいなお世話? すんません~。💦

170127-2  警察官諸氏が大行列の法廷は、「ひき逃げ容疑で警視庁職員逮捕 男性死亡、「人とは思わず」」と報じられた、被告人が警察庁職員の事件だ。
 私が傍聴してきた限りでは、なんてこった、被告人と弁護人が言うことのほうにどうも説得力があるぞ。

 ただ、無罪が無罪になるとは限らない。なぜならこれは裁判だから。無罪が有罪とされるとき、どんな無茶苦茶な論法で有罪にしたか、見届けるのが裁判傍聴師の社会的役割なのだ。言ってること分かりますかね。

 

 昼休み、1階の開廷表を見てみた。若干珍しい被告人氏名がありスマホ検索。ええっ、あの有名TVドラマ等々に出演したという人物がヒット! 傍聴してみた。
 マスク着用ではあるが、その人物で間違いないと思えた。私は初めて聞く、えげつない手口の事件だった。
 逮捕報道はない。本件についてネットでのヒットは一切ない。

 だがっ、東京地裁には匿名の実名さらし魔がいる。数日して匿名掲示板にアップするようだ。数日後以降は、「このひと素敵。ほかにどんな活動をしてるのかしら」とネット検索したファンは、東京地裁のある刑事犯罪の被告人となったことを知って驚くのだ。

 氏名を変えねばもう活動できないだろう。変えても、人気が出れば足を引っぱる者が出る。昔の芸名または本名はきっと漏れる。ネット検索すればソク、匿名の実名さらし魔による匿名投稿がヒットし、スキャンダルになるだろう。
 俳優さんの人生は終わった、とは短慮であって、なんとか頑張ってほしい。

 

 傍聴を終えて、上記とは別方面のマニア氏と銀座の晩杯屋で一杯やった。
 マニア氏は珍しく裁判傍聴をしたという。な、なんと、社会運動関係の女性(ネットでたくさんヒットあり)が原告で、発信者情報開示の手続きにより判明したネットの誹謗中傷者に対し損害賠償を求めた民事訴訟の、本人尋問の期日だったらしい!

 開廷表には被告氏名(女性名)が記載されていたそうだ。
 前述の実名さらし魔は、民事については当事者が女性氏名の事件、離婚訴訟(家事だが)などを重点的にさらしているようだ。
 だから数日したら、ネットで誹謗中傷をやって訴えられた女性の氏名もさらされることになる可能性が高い。

 

2102091-2  そんなことより、と言っちゃ申し訳ないが、諸君、銀座晩杯屋がたいへんなことになりましたぞ!
 いや、ちょっと待て、1記事1テーマじゃなくどんどん書き加えていくのが私の悪い癖だ。今回はここまでにしとこう。

 画像上は、晩杯屋の銀座店の外観。このガラス戸を少し開けると風がビュービュー吹き込み、換気が良いのだ。画像下は今日の酒肴の一部。左はツブ貝の貝柱、の食べかけ。右側はほっけの刺身。いずれも250円。

 ひもは旨かったね~。ほっけの刺身は、なんだろ、珍しいものを食べちゃった。いいね、である。上の黒っぽいのは、おなじみニンニク揚げだ。ビアタンブラーのは酒、常温だ。日本で酒といえば米の醸造酒しかないと、刑事訴訟法で定義されている。うっそぴょん(笑)。

 ←2月9日21時30分現在、週間INが100で2位、ありがとうございます!

2021年1月12日 (火)

新年初傍聴、あの事件の判決がなんと…!

 約9カ月前の非常事態宣言とは完全にフェーズ(phase)が違う、と私は思う。
 感染の拡大ぶりが約9カ月前とは全く違うだろうから、という理由がひとつ。
 もうひとつは、総理大臣を始め政権党(自民党)の国会議員、地方議員、首長諸氏らが、自ら率先して、多人数の飲み会等をやってるってこと。なんで俺らだけ自粛なんだよ(笑)、でしょ。
 私が今20代で乾杯の音頭を取らせてもらえるなら、こんなことを言うかも。

「こういうときこそお金持ちが経済を回さねばと、セレブな貴婦人が密なパーティをやった。あの方はだいぶご高齢だ。感染すれば命が危ない。それでも経済を回そうとしてくれた。泣けるじゃないか、ええおい。俺らはぜんぜん金持ちじゃねーけど、貴婦人の心意気に応えたいと思うじゃねえか。俺らなりに誠一杯のパーティをしようぜ、乾杯!」

 

 そんな時期ゆえ引きこもっていたいのだが、いやいやこの判決は見逃せない、やっぱり見逃せないよ、と今年初めて東京地裁(東京高地簡裁合同庁舎)へ出かけた。

 

 ところがっ! なんてこった、前回で結審して今日判決だったのに、検察官の論告に不十分な点があったからと、論告弁論をやり直すことになった。
 んなバカなっ。うそうそ、こういうシーンを見るのが裁判傍聴の醍醐味と私は思っているのです。

 

 もう1件、ほら、報道は一切なし、私がメルマガでご報告してきた、総理官邸内での「傷害」、あれの審理の期日がこの日あった。

 ところがっ、ほぼ同時刻から別の法廷で「道路交通法違反」の、滅多にあるもんじゃない審理の期日があった!
 妨害運転(俗称、あおり運転)かっ!? まさか新型オービスLSM-300の否認じゃあるまいなっ!? 絶対傍聴せざるを得ないでしょ、ねえ。

 
 総理官邸内での「傷害」は、緻密なメモを取るマニア氏がお2人も傍聴してくれている。そこに甘えて私は「道路交通法違反」の審理を傍聴した。そしたら、妨害運転でもLSM-300でもなく…!

 

210101  今年初めての裁判所はこうしていきなり、興奮の連続なのだった。じつに刺激的。なかなか抜けられません~。💦

※ 画像は1月1日の酒肴。ほうれん草のおひたしのすりごまかけと、ブロッコリと、小松菜等の煮浸しと、スーパーの見切り品ではなく家人が某大手から半額で仕入れた高級おせち料理、3段重から一部取り出したもの。当然に全部は食べきれず、多くを翌日にまわした。こういうので酒を飲めて幸せだ。

 ←1月12日21時30分現在、週間INが70で2位~。

2020年12月25日 (金)

新型コロナ、いよいよ本格的にヤバイ!?

 メルマガ第2489号と第2490号でご報告した凄い事件の、被害者である「A女(えーじょ)」の証人尋問(15時~16時30分)を傍聴に12月25日(金)、東京地裁へ行ったわけだ。絶対見逃せない!

 午前に原稿を1本送信し、開放感もあり、午後いちから出かけた。

 まずは13時20分、「道路交通法違反」の判決を傍聴させてもらおう…。
 そばの民事の法廷の開廷表をちらっと見たら、13時10分から「故意殺人損害死亡罪請求事件」の弁論期日(判決言渡し)があった。なんだそれっ! 捨て置けないじゃないか、傍聴した。

 13時30分から東京高裁のほうで、3年前に朝日新聞が「車4台が事故1人死亡2人重体 長野、5人重軽傷」と報じた事件の控訴審判決。それを傍聴しよう…。

 ところが、阿曽山大噴火さんが東京地裁の狭い法廷へ急ぐのを見かけた。法廷前に行列ができていた。えっ、何かあるの? 阿曽山さんに尋ねてみた。制服フェチ関係の事件らしい。
 うーん、どうしよう。流れに身を任せるのも大事と、そっちを傍聴した。

 そのあと、ある事件をちらっと傍聴して、私は驚愕した! 被告人は身柄(拘置所)、なのはいいとして、その両側を固める刑務官2人が、どう表現していいんだろ、白く大きな防護エプロンを着け、1人はゴーグルを、1人はフェイスシールドを着けているのである。もちろんマスク着用のうえで。死体処理場の吏員、のような印象を私は受けた。

 終わって見知りのマニア氏に尋ねた。あの被告人は何の感染症?
 びっくり、被告人が問題なんじゃなく、東京拘置所でコロナ感染があり、その関係で刑務官があんな異様な格好をしていたんだそうだ。
 その時点ですでに阿曽山大噴火さんがTweetしているという。私もあとで見た、これだ

 15時からの狙いの事件、の被告人も身柄(拘置所)で、刑務官は同じ装備だった。マジ、東京拘置所が大変なことになったらしい。
 そんなことより、狙いの事件はいきなり…! 詳細はあとでメルマガでご報告したい。

 

20201225  その審理は17時近くまでかかり、帰りの電車は混んだ。
 ぎゅう詰めじゃないけどもかなり混んだ状態の車内の、近くに、マスクから鼻をすっかり出したオッサンが2人、マスクを引っ張って隙間をつくりはぁーっと息を吐く妙な男が1人、ずっとしゃべり続ける若いカップルが1組、いた。
 これだけ重なるのは私は初めてだ!

 帰宅してパソコンで東京都のWebサイトを見たら、コロナ検査の「陽性率」が7を超え、8に迫ろうとしていた。

 怖いのは無症状の状態の感染者だ。どんどん検査して無症状の者を隔離、治療していけばいいと私は思う。検査の信頼性が70%だとしても、漏れるのは30%だ。検査せず100%漏らすより断然良い。

 私はそう思うのだけど、日本国はとにかく検査を減らし、無症状状態の感染者を野に放つ方針だ。なぜ? 天下りがからんでるんじゃないかなと私は想像する。詳しい話はまた今度。

 以上を総合勘案して、12月28日(月)は出かけないことにした!
 12月28日(月)は気になる色情事件を傍聴し、マニア氏らと銀座晩杯屋で一杯やるつもりだったが、ヤメました!
 攻めるところは頑張って攻め、退くべきと感じたらすぱっと退く、これも「流れに身を任せる」の極意の一部、と私は考えている。何言ってっか分かんない? ですよねぇ(笑)。

 ←12月25日22時10分現在、週間INが70で2。 ←ランキングのサイトがリニューアルされたっ。

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