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カテゴリー「刑事/その他刑事」の561件の記事

2024年4月17日 (水)

元検察事務官の女性は特殊詐欺の罠に落ち、検察威信の罠に落ち

Dsc_0155  「16歳未満の者に対する面会、不同意性交等、不同意わいせつ、大阪府青少年健全育成条例違反、児童買春,児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律違反、新潟県青少年健全育成条例違反、性的姿態等撮影、福井県青少年愛護条例違反」の第2回公判。東京地裁。

 追起訴2件。被害女性は16歳と12歳。16歳のほうの事件の認否で被告人は言ったね。

被告人 「相手との関係なんですが、当時お互い結婚を前提として付き合ってる間柄だったんで」

 その被害女性の調書にこうあるそうだ。

調書  「××君(被告人)、29歳と…実際は43歳と聞いて…薄々気づいてたけど、やっぱり騙された…43歳と聞いていたら、気持ち悪い…付き合わなかった…××君と真剣に付き合っているつもりだった…刑事さんから…(12歳との性交等々)…聞いて、会うたびに体を求めてくる…体を食い物にする女の子たちの(自分も)1人だった…絶対許さない…」

 逮捕時、被告人のキャリーバッグにはセーラー服、性具、ローション、拘束具などが入っていたそうだ。
 「〇〇(女性の下の名)JK1(16)」「12歳」とのフォルダに動画等を多数保存していたそうだ。

 まだまだ追起訴があるという。続行。
 被告人は強姦致傷で懲役16年の服役前科あり。また10年以上の刑務所暮らしを覚悟してか、捨て去って枯れきったような雰囲気だった。

 

 「過失運転致死」、新件。東京地裁。

 被告人は20代前半。見た目、少年のよう。
 自車左前部を63歳女性に衝突させ、車底部に巻き込み、左後輪で礫過(れきか)。
 まったく気づかなかった、それは本当と認められる事情があり、罪名に「道路交通法違反」はない。
 しかし大型貨物でひき逃げと大きく報じられており、“リンチサイト”にまんま転載され。こういうのは、あるあるだ。

 被害女性は「全身への甚大な外力」による「胸腹部損傷」で死亡。直後、「腹部から臓器が飛び出して」いたという。

 

 「詐欺」の控訴審判決。東京高裁。

 被告人は身柄(拘置所)。30代、地味な感じのマジメそうな女性だ。
 以下は2023年12月26日付け毎日新聞、の一部。この事件だ。

「検事の右腕」落ちたわな 「機密書類運搬バイト」実は「受け子」
 「【日当3万円】研修期間あり」――。司法試験を目指して勉強にいそしんでいた元検察事務官はある日、インターネットの掲示板「ジモティー」で、配送スタッフのアルバイト募集を見つけた。軽い気持ちで応募したが、それが「転落」の始まりだったことに、その時は気がつかなかった。

 ジモティーが公開で募集しているし、念のためその探偵業者をネットで調べたところ実在した、なので全く疑うことなく、機密書類を受け取りに行ってたんだという。
 原審は東京地裁、懲役3年(未決算入不明)。控訴審の判決は…。

裁判長 「主文。本件控訴を棄却する。当審における未決勾留日数中120日を原判決の刑に算入する」

 少なくとも未必的な認識…未必の故意…おいおい、決めつけがひどすぎでしょ、と思えた。

 しかし、いったん逮捕報道があったからには、不起訴にしたら示しがつかん。
 検察の威信、肥大しきった自己尊大感とでもいうか、そのメンツを揺るがす事件、なんとしても刑務所へぶち込むぞ、となった場合において、裁判所は逆らわない、すべての証拠を有罪方向に解釈する、有罪方向の理屈だけを立てる、というものを私は感じたね。

 特殊詐欺の罠に墜ち、検察威信の罠に落ち…。

 

 なぜ犯行に至ったのかしっかり分析し、再犯しないために今後は具体的に何をどうするか、監督できる人物はいるか、その人物は具体的にどう監督するか、被告人に対して検察官、裁判官は問い詰める、定番だ。
 だがっ! 冤罪が発覚したとき、検察、裁判所は、それらをしない。平然と、しない。
 ゆえに、冤罪という権力犯罪は再犯され続ける。論理則、経験則等に照らし、極めて合理的といわなければならない。

 

 帰り、警視庁へ寄った。恥ずかしい失敗をやらかしてしまった💦

 ←4日17日7時30分現在、週間INが40で2位。

2024年4月 2日 (火)

腕時計盗、9944万6千円も1700万円も同じ懲役6年6月って

Screenshot-20240402-at-053506-1700-66  「「闇バイト」募集 貴金属店で1700万円相当窃盗の罪 男に懲役6年6カ月の判決 釧路地裁帯広支部」と3月25日付け北海道テレビ放送(HTB)。
 こうだ。

去年、SNS上で「高額バイト」などとうたったいわゆる闇バイトを募集し、少年らと札幌の貴金属店で窃盗をした主犯格の男に、懲役6年6カ月の判決が言い渡されました。

旭川市の建設業・高橋一風被告(28)は去年2月、少年3人と共謀して札幌市の貴金属店に侵入し、およそ1700万円分の腕時計を盗むなどの罪に問われています。これまでの捜査で、高橋被告はSNSで集めた少年たちを実行役にして指示する立場だったことが分かっています。

25日の判決公判で、釧路地裁帯広支部は「闇バイトの動員までして自動車を盗み犯行に及んでいて、組織的で計画的である上、札幌市内の中心部でなされた大胆なもので悪質」「被害額は相当高額で結果は重大」などとして、懲役6年6カ月の判決を言い渡しました。

 これを一般の視聴者はどう聞くのだろう。
 傍聴マニアな私からすれば、疑問だらけだ。

 

 「窃盗をした」「侵入し」「盗むなどの罪」とある。
 罪名は「窃盗、建造物侵入」か「建造物侵入、窃盗」と思われる。
 腕時計を試着するなり店を飛び出して逃走、か。ずばりそういうのも私は傍聴したことがある。

 「およそ1700万円分」とは、腕時計が複数であることを意味するのだろう。
 試着盗だとして、少年らに合計約1700万円もの腕時計を同時に試着させるって、あるんだろうか。
 「強盗」じゃないのか。けど上掲報道には「強盗」を臭わせるものは何らない。

 犯行場所は「札幌市内の中心部」だという。なぜ札幌地裁ではなく「釧路地裁帯広支部」なのか。
 帯広での犯行で帯広警察署により逮捕され、札幌の事件も発覚したってことか。

 量刑において、被害金額とともに重要なのは前科だ。
 被害額が約1700万円で懲役6年6月(ろくげつ)は重い。同種前科とかあったんじゃないか。
 いやいや帯広の犯行のほうがじつは被害金額が大きく、そこはなぜか報じてないとか?

 疑問だらけだ。

 

 私は東京地裁で、上野の貴金属店での「建造物侵入、強盗」の判決を傍聴したことがある。

 被告人は身柄(拘置所)、スリムで格好いい若者だった。身のこなしがちょっとヤンキー風、ヤクザ風だ。
 被告人は指示役。実行犯は2人で、うち1人を被告人が誘ったという。
 トビ(鳶)の仕事を紹介したつもりが、じつは強盗の実行役とわかり、その者に伝えたが、その者は「金になるならやりたい」と言ってやったのだという。

 2人が貴金属店に入り、客に包丁を突きつけて「しゃべるな、動くな」と脅し、従業員にショーケースを開けろと言い、結局レンチで叩き割った…。
 奪った腕時計は45点、総額9944万6千円相当!
 すべて運搬役(氏名不詳者)に渡したのだろう、被害弁償は一切なし。

 前科なしで、判決は懲役6年6月、未決120日算入。

 

 前科なしで9944万6千円で、懲役6年6月。
 北海道の上掲の事件は、約1700万円で、懲役6年6月。
 おかしくない?

 とはしかし、上掲報道を見て思う人はいないよね普通。
 裁判傍聴マニアは、なんというか、存在する意義はあるんじゃないか、うまく言えませんけど。

 

 ちなみに、高額腕時計は海外で捌くルートがあるのだと、ルフィがらみの事件で出てきたょ。

 ←4日2日6時10分現在、週間INが70で2位。

2024年3月31日 (日)

偉そうに言うなら見本を見せてくれと被告人

23032254_20240331102001 被告人 「私自身、ベストを尽くしてこうなってしまった…とりあえず…墓を管理するのは僕しかいない…世話…7年間やってきたんですけど…できるだけ早く家に帰って…自治体…社会貢献できるよう…自分は変わりもんだと…趣味…写真芸術…これやるためにずっと生きてきた…」

 

 東京地裁で13時30分~14時30分、「傷害」の新件。
 途中から傍聴席に座り、傍聴ノートを出してペンを持ったとき、弁護人に問われて被告人は長々とそう語り始めた。メモしきれなかった部分を「…」でつなぐ。

 被告人は身柄(拘置所)、濃い坊主刈りで、50歳代か、60歳ぐらいか。
 続いて検察官が反対質問。

検察官 「この7年、お母さんが死んでから7年間、たいへんだった…今回のこと、避けることはできなかったんですか」

被告人 「………………うーん…………たらればになってしまうんですが、やっぱり、施設に、もっと積極的に入れることができれば…大腿骨を骨折…要介護3が出て、でも父は強い意志で、自宅へ戻って…介護用ベッドと、あと僕が我慢すればよかった…」

検察官 「介護疲れで、腹が立ってしまうのは…それを行動に移すかは別…しつけのつもりで何度か暴力…やむを得なかったと…正直な気持ち…」

被告人 「介護してるときは…排泄物とか、あまりにもひどい…やむを得なかったかなって思ってたんですが…半狂乱の状態…やはり、孤立してると、あっ、これでいいのかな(しつけが功を奏したのかな)…やっぱり、排泄物、悪意があったんじゃないかと、そのときは…」

 あとでわかった、92歳の父親に対し、背中を押して転倒させ、頭部に加療2週間の傷害を負わせたんだという。

検察官 「お父さん、悪意があったと今、思うんですか」

被告人 「半分、半分です…若い頃からけっこう、人を困らせること、するんです…たとえばひとつの…」

 ここで私は、赤いペンでこう書いた、「まー、えんえん、しゃべるしゃべる、ほっときゃ1時間ずっとしゃべるだろ」。

検察官 「おそらくお父さん、悪気はなかったと思うんですね」

 なんだそれ、孤立して余裕がなかったという本件介護の、その修羅場を見ず、試験を勝ち上がってきただけの者が、どんな感想、想像を述べとんねん!
 さすがに裁判官が「それ、質問ではない…」と指摘したよ。

 

検察官 「改めて、こういう結果になって、お父さん…」

被告人 「残念……………自分がベストを尽くしてきたのに、こうなってしまった…同時に、なんとかならなかったのか、残念………」

検察官 「叩くようになったのは」

被告人 「えーと、特に増えたのは2021年以降です。事件起こる前、1年、排泄物、家の清掃が、たいへんだったんで、おしおきのつもり…」

 いま2023年3月。事件が起こったのはだいぶ前だったんだな?

検察官 「介護…社会で問題に…みんなが暴力をふるうわけではない。どう考えます?」

 修羅場で孤立していた者に対し、なんと空疎な言い分か、と私は感じた。
 被告人はこう答えたね。

被告人 「見本、見せてくれって…」

 おお~!
 裁判官はこう尋ねた。

裁判官 「お父さん、要介護の3、当時、デイケア、ショートステイは…」

被告人 「僕が、年1回、撮影旅行へ行きたいとき…土日だったら、全土日、デイケアが入る…2回やりました…1回5600円かかるんですよ…僕が栃木、群馬へ撮影…ちょっと高い…1時間だけみてもらうのは、毎週じゃなきゃ駄目って」

 

 14時32分、ようやく論告・弁論が始まった。求刑は懲役1年。
 弁護人の最終弁論中、こんな部分があった。

弁護人 「7年前に母親が亡くなり…1人孤立し、限界を感じながら…被告人はベストを尽くした…偶発的…排泄…体を汚してしまい…洗おうとしたが、なかなか浴室に入らない…被害者は、結果、亡くなっていますが…」

 えーっ、父親は死亡したんだ。
 しかし「殺人」でも「傷害致死」でもない。因果関係の立証ができなかったのか。あるいは…。
 「殺人」も「傷害致死」も裁判員裁判対象事件だ。めんどくさいので“罪名落とし”の面もあったのか。

 きっかり1週間後の16時40分に判決。時刻的に都合がつかず、私は傍聴しなかった。ま、懲役1年、執行猶予3年で間違いないだろう。執行猶予が4年だったらちょとびっくりだ。

 ←3日31日10時20分現在、週間INが60で2位。

2024年3月28日 (木)

ギャンブル、客を依存症にさせてなんぼの商売

Screenshot-20240328-at-045006  たとえば「「カジノはほぼ皆行ってたよ」大谷翔平“元通訳”水原一平は日ハム時代からカジノへ「選手に賭け方を指南していた」《元日ハム有名選手が実名証言》」と週刊文春4月4日号。

 アメリカの大リーグの大谷翔平選手の元通訳・水原一平氏のことで、ギャンブルという語が日々あふれるようになった。

 私の超絶マニアックデータその1(現時点で約1万940件)の備考欄から「ギャンブル」とあるものを拾ってみた。
 ギャンブルがらみはこれだけ、ではない。尾行欄に「ギャンブル」の文字があるものを拾った。

 

・ギャンブルに狂いサラ金から逃げ回り、サウナの無施錠のロッカーから9万5千円等窃取。

・ギャンブルはもうしないと誓ったのに、生活保護費をパチンコに費消してしまい、東急ストアで豚肉380円を万引き。

・43歳まで板金工としてまじめに働いていたが、ギャンブルに狂って離婚。転落。

・パチンコ店へ出勤後、妻が離婚届を出したことを知り、自暴自棄になり店の金庫から約2300万円窃取。逃走しつつギャンブルで全部費消

・ギャンブルに狂い、パチスロ台の上の財布を置き引き。パチンコ店内のカード窃取で猶予中。

・ギャンブルをし、無為徒食の生活を送り、換金目的で用意周到にバッグ等8点、高価なものを万引き。

・友人との飲食やギャンブルに持ち金を使い果たし、所持金を超える缶ビールを万引き。警備員の指に噛みついた。

ギャンブルの軍資金を闇金から借りて返せず、棒引きにするから銀行口座を作ってこいと

・池袋のロッテリアで働いていたがギャンブルにのめり込んで辞め、度々侵入して金品を窃取していた。

・3人家族へ義母と義弟(ギャンブル狂い)が来て、自分の派遣仕事(12~14万円)で家族を支え、生活苦から万引き? 盗癖でしょ。

・ギャンブル&借金男。自分名義では借金できないので兄の名を妄用して免許証再交付。しかし、立派に更生してるのだった。

・ ギャンブル依存、絶ちがたい盗み癖、また空き巣。

・20代、ギャンブル癖、換金目的の万引き。

・73歳、同種前科11犯、生活費の不足をギャンブルで埋めようと空き巣。

・会社を辞め借金を重ねてギャンブル。他人も不幸にしたいと民家の車のカバーに放火。弁償も借金も全部父親が。

・生活保護費は即酒とギャンブルに使い果たし、マックで手慣れた置き引き。もうダメな男。

・ギャンブル依存症、パチスロ店で客のICコインを盗み8千円引き出し。

26歳の検察事務官がギャンブルに狂い、保管金300万円を盗んだ。弁償は25万円のみ。

・ギャンブル狂い、保釈中に逃走してすぐまた車上荒らし。境界域か。

・福島で除染作業中、同僚の金をギャンブルで使い込み、逃げる際、事務所からデジカメ3台と車を盗み、無免許で東京へ。

・普通の若者に見えるのにギャンブル癖で換金目的万引き、累犯2! また実刑。

・目隠しヘアの31歳、ギャンブルで生活を立てていたが…。

・前科多数、出所後、生活保護費をギャンブルに費消、換金目的で血圧計を万引き。

何十年で娑婆にいたのは何カ月、ギャンブル好きで空き巣常習。

・羽田空港の航空有印郵便から現金書留を抜取り、通勤の天空橋駅でエスカレーター盗撮。ギャンブルから。

・他人の免許証でレンタカーを詐取し、ネットカフェのシャワールームで盗みを。ギャンブル依存。よくしゃべる男。

・ギャンブルの借金を度々親に精算してもらい、母親のタンス預金を50万円盗み、発覚を逃れるため放火!

・生活保護の女。内夫あり。保護費をギャンブルに費消して万引き。

・仕事で稼いだ金をギャンブルで浪費、生活費に困窮して50歳女性からひったくり。自転車を盗んで職質で発覚。

・ギャンブルに狂い、社員寮のテレビなどを勝手に売却、雇用主が情状証人に。

 

 私の場合、高校生の頃から、30歳代の半ば頃までだっけ、パチンコをやっていた。
 終わりの頃の1年間ほど、月平均11万円の収入になった。地味なお仕事、という感じになってしまい、面白みが薄れた。

 入りにくい穴に玉が1回入ると、チューリップがぱっかんぱっかん10数回開くタイプと、絵柄が3つそろうとバカバカ玉が出るタイプ、つまりギャンブル性の高い台が主流になり始め、店内のトイレの便器等を破壊する者が現れ始めた。
 こんなクズな場所に入り浸ってたら駄目だ、アホらしくなって、きっぱりヤメた。勝ち逃げした。

 

 ギャンブルもゲームも、客を依存症にさせてなんぼの商売かと思う。
 人をわくわくさせ、射幸心をあおり、痺れる快感をたまに与え、時間と金を吸い上げるのだ。

 ギャンブルをやらないんじゃなく、そもそも近寄らない、それがいちばんかと思う。
 でも、いっぺん見学に行くのは良い、とも思う。
 その場合、少額を投じて「ああ、こんなものか」と去るべし。

「負けちゃった。原因はたぶんこれだ。なのでこうやれば勝てるかも」
「勝っちゃった。今のやり方でいいんだ。じゃ、もう1回だけ」

 そうなったとき、あなたは転落人生の崖っぷちに立っているのだ。
 転落とまではいかなくても、稼ぎの何割かをギャンブル産業に捧げ続ける人生って、アホらしいでしょ?

 ある裁判官が、こんなふうなことを言ったよ。

裁判官 「地道に生きた先に、小さな幸せもあるわけで…」

 ←3日28日5時30分現在、週間INが30で2位。

2024年3月27日 (水)

塩を備える義務違反で書類送検

 「 「塩」を備えなかった疑い 死因は「熱中症」60代男性が死亡 草刈り作業中に倒れる 農業生産法人と役員を書類送検」と3月25日付け長野放送。
 合掌。

 農業生産法人と役員が「労働安全衛生法違反」の疑いで書類送検されたという。
 ニュース中に、こんな部分がある。

法律では「多量の発汗を伴う作業場には塩と飲料水を備えなければならない」とされてますが、当時、塩分を摂取できるものが用意されていなかったということです。

 なにそれ、と思って「労働安全衛生法」を見てみた。
 どうにも見つからない。

 

 念のため「労働安全衛生規則」(労働省令)を見てみた。あった!

(発汗作業に関する措置)
第六百十七条 事業者は、多量の発汗を伴う作業場においては、労働者に与えるために、塩及び飲料水を備えなければならない。

 これに違反すると…。

第二十三条 事業者は、労働者を就業させる建設物その他の作業場について、通路、床面、階段等の保全並びに換気、採光、照明、保温、防湿、休養、避難及び清潔に必要な措置その他労働者の健康、風紀及び生命の保持のため必要な措置を講じなければならない。

 この第23条の違反になり、罰則は法第119条第1号、6月以下の懲役または50万円以下の罰金、たぶんそういうことかなと。

 

Screenshot-20240327-at-024922-000905329p  「労働安全衛生規則」、第617条ってすごっ、と思ったでしょ。
 なんと第678条(警報及び標識の統一)まで、多岐にわたって細かく定められてる。よっくもそんなに、である。つくるとき、大変だったろうねえ。
 右の画像は、労働局か労働基準監督署かそっち方面のパンフより。

 

 「労働安全衛生法違反」の刑事裁判を、何件か私は傍聴したことがある。
 1件はメルマガ第1800号「自動車部品工場の頭部粉砕骨折、逆転有罪」でレポートした。
 第147条第1項違反の事件だった。

(射出成形機等による危険の防止)
第百四十七条
 事業者は、射出成形機、鋳型造形機、型打ち機等(第百三十条の九及び本章第四節の機械を除く。)に労働者が身体の一部を挟まれるおそれのあるときは、戸、両手操作式による起動装置その他の安全装置を設けなければならない。
 前項の戸は、閉じなければ機械が作動しない構造のものでなければならない。

 傍聴席に遺族がいて泣き、なんとも胸がつまる思いの裁判だった。

 

 「労働安全衛生規則」は、人は事故を起こすもんだとの前提で、防ぐために、機械装置や設備について、いっろんなことを定め、義務付けている。
 その理由を裁判長はこう述べた。

裁判長 「人間の注意力には限界があることから…」

 だから機械装置や設備について、いっろんなことを…。しかし! 結局は人間のやること、それでも事故は起こる。人が死傷する。

 

 一方、交通事故はどうか。
 青信号で右左折する自動車が、同じく青信号で横断歩道を横断する歩行者や自転車(以下、歩行者等)を、という死傷事故が、もう次から次へと法廷へ出てくる。
 自動車の運転者に常時完全な注意義務を課す。
 注意義務を怠ったら警報が鳴るとか、んなこたない。

 そして歩行者等は、青信号の横断歩道は聖域とすり込まれている。
 死傷事故が次から次へと起こって当たり前、当たり前中の当たり前ではないか。

 なんてこった! と私は傍聴席で思い続ける…。


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 ←3日27日3時10分現在、週間INが40で2位。

2024年3月19日 (火)

【独自】心神喪失で不起訴は370人

Screenshot-20240319-at-205554  事件数で1万1千件超を傍聴してきた立場から、少しコメントしてみたい。

 「夫を殺害した男性は、心神喪失で不起訴になった。裁判官と受け答えができていたのに…「どうして殺されたの?」真相を求める遺族の苦悩は続く」と3月19日付け共同通信。画像はそのスクリーンショットだ。
 以下は刑法。

(心神喪失及び心神耗弱)
第三十九条 心神喪失者の行為は、罰しない。
 心神耗弱者の行為は、その刑を減軽する。

 

 これはほとんど空文、と傍聴席からは思える。

 犯行後に逃げたなら「是非弁別能力あり」とされる。
 ひとけがなくなるときを狙って襲ったなら「行動制御能力あり」とされる。
 完全に狂ってるっぽい場合は「病気の影響は否定できないがその影響は限定的だった」とされる。

 起訴されたらもうアウト、有罪確定、と傍聴席からは見える。
 何を処罰すべきかは検察の守備範囲、裁判所の役割は、処罰を法的に正当化しお墨付きを与えること、そこが基本と、ぶっちゃけ傍聴席からは感じる。
 いちおう断っておくと、私の場合、良い悪いは措き、とりあえずありのままに見るよう心がけている、つもりだ。

 

 そういうなかで、検察のほうで、心神喪失により不起訴とすることはある。
 2022年(それが最新)の検察統計の「8 罪名別 被疑事件の既済及び未済の人員-自動車による過失致死傷等及び道路交通法等違反被疑事件を除く-」によれば…。
 既済の総数は30万6659人。うち14万6617人が不起訴で、うち370人が「心神喪失」だ。

 起訴した場合に裁判官が悩みそうなケースは不起訴、そういうことかなと。
 特に「殺人」は裁判員裁判の対象事件だ。裁判員に難しい判断は無理。裁判員裁判の判決を高裁でひっくり返したら批判を招きかねない。そういう深謀遠慮もあるかも。

 

 そんなことを踏まえて、今回の事件、どうなんだろう。

「犯罪者に権利など不要。法律が犯罪者を守るなどおかしい! ぶっ殺せ!」

 そうした声が大きく響きやすい社会状況であるといえる。
 ならば、起訴して…。

「思考盗聴やストーカー云々(うんぬん)など、被告人が統合失調症の迫害妄想に支配されていたことは明らかである。しかし、殺人がよくないこと自体は認識していた。被害者が1人になるところを狙っており、行動制御能力もあった。刑事責任能力は完全にあったと認められる。よって被告人を主文の刑に処し、未決勾留日数中600日をその刑に算入する」

 との判決を得ることも、可能だったはず。
 なぜ本件は不起訴だったのか。
 担当検察官が、だいぶんに変わり者だったのか、あるいは、本件がよっぽど特殊な事件だったのか。うーん。

 

 私としては、370人をすべて、「〇〇起訴」とかいう呼び方で起訴してはどうか、なんてちらっと思ったりする。
 すなわち、検察官は不起訴を主張し、その理由を述べる。公益弁護人みたいな人が意見を述べ、被害者遺族も意見を述べる。でもって裁判官が判断する、そういうのはどうかなと。

 検察が密室で不起訴と決め、その理由としては「心神喪失」の4文字しか明かさない、それよりは良さそうな気が…。

 ←3日19日21時50分現在、週間INが60で2位。

2024年3月15日 (金)

だいぶ有名歌手の薬物裁判、傍聴人は15人

2312254  1970年前後のものしか、歌については私はほぼ興味がない。
 そのせいもあってか知らなかった、ある歌手がだいぶ有名だってこと。
 今回、その芸名プラス逮捕でYahoo!検索したところ、約92万3千件のヒットがあった。

 そう、ある有名歌手が薬物で逮捕されたと、ネットで話題になっているのだ。

 

 ある傍聴人氏から情報をもらい(ありがとう!)、傍聴した。

 念のため前日、裁判所の傍聴券情報のページで確認した。
 傍聴券抽選ではなかった。
 今回の期日は世間に知られていない、と解することができる。
 あまり焦って行くこともなかろう。

 そうは思いつつも、「もしや既に大行列だったらどうしよう」と焦りつつ、開廷25分前に私は法廷前へ行った。
 若い女性が1人、ぽつんといるのみだった。まともそうな女性だ。

 

 開廷10分前にドアの施錠が解かれ、開廷5分前に早々と裁判官が登壇した。
 その時点での傍聴人は、私を含め10人ぽっちだった。
 開廷2分前には、15人になった。
 先頭だった若い女性、私、若め女性5人組(服装、雰囲気的にファンとは考えにくい。傍聴見学か)、若いカップル、若い女性2人組、若い男性2人組、ピアスの若い男、そして、おお、ある著名人、合計15人。

 

 違法薬物の裁判だけど、覚醒剤か大麻かその他の薬物か等々、事件名すら伏せる。傍聴席の数も伏せる。
 現れた被告人が、在宅か保釈中か身柄か、またその容姿、人定質問でどう答えたかも伏せよう。

 

 この日は、起訴状と追起訴状の朗読、認否(自白)、検察冒陳、書証(弁護人は全部同意)の要旨告知までで終わった。
 次回は、さらに追起訴だ。

 

 全部終わったら、何らかの形で書くかもしれない。
 ネットにすぐ書けばPV(page view)をどっかん得られそうな事件は、ときどきあるのですよ、ひっそりと。
 たとえば、超有名歌手の父親のスピード違反とか、超々有名タレントのマネージャーの交通事故とか、それらはメルマガ(有料)でレポートしてきたけど。

 ←3日15日21時20分現在、週間INが50で2位。

2024年3月 4日 (月)

いま私の精神状態は崩壊してます!

2402091  最近傍聴した事件をちらっと。

 

 東京高裁で「名誉毀損、威力業務妨害」の、控訴審判決。

 被告人氏名でネット検索したところによれば、2chの時代からの“有名人”だったらしい。

 私の超絶マニアックデータでは、同姓同名の被告人の「業務上横領、不正アクセス、電算機詐欺」の刑事裁判の期日が2011年11月~2012年12月、東京地裁であった。
 実刑判決らしいことを臭わせる、本人らしき投稿がネットにあった。
 同じ被告人氏名、事件名の控訴審の期日が2013年4月~同年7月に東京高裁であった。
 気になりつつ、私は一度も傍聴してない。

 今回、いったい誰の名誉をどう毀損(きそん)したのだろう、誰のどんな業務をどう妨害したんだろう、どうにも気になって傍聴してみたわけ。

 

 傍聴人は、私のほかに、被害関係者かと思しき男女が3人と…。
 検察職員かと思しき男性が2人。てことは、被告人は保釈されており、原判決は実刑、控訴棄却ならすぐ保釈を取り消して収監、そういう段取りなのかな?

 開廷時刻、被告人の姿はない。

裁判長 「お見えになってない…」
弁護人 「×月×日の週までは連絡がとれた…事務所へも何度も…×月×日の週、また入院になるかもしれない…その週以降、メール…応答がない…」

 控訴審は被告人の出頭を要しない、けれどもしかし、保釈中の被告人が出頭しない場合は、なんだっけ、やっかいなことになるはず。
 そのシーンに私はまだ遭遇したことがないよ!

裁判長 「それでは、進行について…」
弁護人 「あ、いらした…」

 冬の大きなジャケットというかジャンパーというか、それを着て髪は長めでぼっさぼさ、杖をついた大柄で太めの男性(40代ぐらいかなあ)が、弁護人の斜め後ろのドアから入ってきた。
 表情は、眠そうでまぶしそう、なんか尋常じゃない。

裁判長 「被告人質問…」

 私の傍聴ノートには「判決」の期日とある。メモミス?
 弁護人の隣に座った被告人が、泣きそうな、どでかい声で訴え始めた。

被告人 「(被告人質問が)できる状態じゃないですう!」

 机の上に薬の袋をばさっと出し…。

被告人 「ここに薬…5種類…いま私の精神状態は、崩壊してます! 弁護人から毎日メール…体が硬直してるんです! 今日(の期日)分かってる、大事なんで…(ところが弁護人が)ばかばかばかばかばかばかメール、送ってくるんです! それで私、またうつ状態がひどくなって!」

 泣きそうな、どでかい声で、しゃべるしゃべる、延々と訴える、泣きわめくように。
 結局、次回に被告人質問をやり、次々回に判決となった。

 そうまでして被告人質問をやるってことは、被告人の供述によっては原判決がひっくり返る可能性あり?
 いやあ、傍聴マニアとしては、原判決はまあまあ重い実刑で、それを正当化するために、被告人をして少しは納得させるために、被告人質問をやるんだろう、と。
 そういう丁寧さは、裁判所には、あると思う。

 ←3日4日20時30分現在、週間INが130で2位!

2024年2月23日 (金)

「殺人」の鑑定留置理由開示

230427_20240223152701  昨年9月1日、北海道新聞が「ススキノ殺人 父母「やってない」娘との共謀否認 鑑定留置理由開示」と報じた。
 今年2月22日、NEWSポストセブンが「《ススキノ頭部切断事件》2月末で終了の留置期間、親子3人の鑑定結果「娘の責任能力により起訴はギリギリの判断、両親は法廷へ」【自宅はスプレー缶で落書き被害】」と報じた。

 

 「鑑定留置理由開示」の裁判を、私は過去に3件傍聴した。
 珍しいので、都度メルマガ「今井亮一の裁判傍聴バカ一代(いちだい)」でレポートしてきた。
 今回、うち1件、2018年9月4日付けの第2148号「息子を殺害、「鑑定留置理由開示」の裁判は」のレポートをここに転載しよう。適宜、加除訂正等して。

 

 8月22日(水)15時~15時30分、東京地裁401号法廷(20席、刑事第14部、村田千香子裁判官)で「殺人」の鑑定留置理由開示。

 勾留理由開示とか鑑定留置理由開示とか、普通はチョー人気薄だ。
 けど、本件は「殺人」とある。この2文字は人を惹きつける。やばいかも。
 開廷23分前にあわてて行くと、すでに行列ができていた。私は15番目、かろうじてセーフだ。
 行列には親子連れが何組かいた。夏休みの真っ只中なのだ。危ないあぶない。

 

 被告人もとえ被疑者は身柄(留置場)、61歳、無職。
 グレーの半袖Tシャツに、膝下丈の黒のジャージ、髪が濃く目力(めぢから)が強い。
 メガネは老眼鏡なのか、ややうつむいてレンズの上から傍聴席をぎょろり見回した。

 検察官席は、いつものように無人だ。検察官が立会(りっかい)する理由開示を、昔々傍聴したことがあったかどうか。
 弁護人は2人。サカタと名乗る中堅男性と、ウカイと聞こえた、めちゃくちゃアイドル風な若い女性だ。

 村田千香子裁判官は中年女性だった。
 14部は令状とかそっちが専門だ。通常第一審つまり普通の裁判をやらない。私が見てきた限り、14部の勾留理由開示等は、判事補になり立ての若い裁判官がはつらつとやる。
 女性でも男性でも中年の裁判長は珍しい。
 以下、メモしきれなかった部分を「…」でつなぐ。

裁判官 「ではこれから、鑑定留置の理由を開示します。まず本件被疑事実の要旨は…」

 6月2日の午後8時14分頃、被疑者方において、長男36歳の左胸を包丁で1回突き刺し、失血死させたのだという。

裁判官 「事件の内容、性質…うつ病等の通院歴…その他の…に照らせば…終局処分を決するためには…精神障害の有無及び内容…考えられる影響…鑑定を実施する必要があり…検査、診察をするためには留置する必要があると認められる」

 そんな漠然とした当たり前のタテマエを公開の法廷で言う=人前にさらす、勾留についても鑑定についても理由開示とはそういうものなのだ。
 サカタ弁護人がこんなことを言った。

弁護人 「そもそも今回の鑑定留置決定はタダユウイチ裁判官が…私は当然、理由の開示もタダ裁判官が…(ところが)村田裁判官…なぜですか」
裁判官 「配点の都合としか申し上げられません」
弁護人 「(鑑定留置の)決定の経緯…どうして説明できるんですか…決定してない裁判官が、なぜ」
裁判官 「裁判所としての判断を申し上げます」

 そうそう、鑑定留置の理由はさっき裁判官が述べたとおり、あれ以上でも以下でもない。
 求釈明でいろいろ尋ねられたら、証拠の内容にわたることだから、捜査の密航性がなんちゃだからと蹴ればいいのである。
 裁判官が誰であれやることは同じ。それ以上でも以下でもない。だから判事補になり立ての若い裁判官が普通はやるのである。
 私は傍聴席からそう見続けてきた。

弁護人 「推測をお聞きすることになるんですか」
裁判官 「そう言われればそうです」
弁護人 「おかしい」
裁判官 「おかしいとは思いません」

 15時04分、ウカイ弁護人が求釈明を始めた。つまり裁判官に対し複数の質問をし、裁判官が答えた。
 5番目はこうだった。

弁護人 「5、留置期間を延長する理由は…?」
裁判官 「この手続は(鑑定留置状の)発布時点での理由を明らかにするものです」

 そうなんだぁ。延長の理由は開示しないんだぁ。
 とはいえ実際の運用では漠然としたことをちらっと臭わしてもいいのか、「被疑者の家族からの聴き取りなどが必要になった」旨を裁判官は言った。
 そのほかの質問については、「先ほど答えたとおり」「捜査の密航性」「証拠の内容にわたる」の3つで軽くあしらった。

 ウカイ弁護人は意外なことを言った。

弁護人 「こちらで医師に(延長の理由を)聞いたら、検察の都合だと思っていると…」
裁判官 「いま初めてうかがったところです」

 あらら、そんなことを言っちゃう医師に鑑定を依頼したとは。
 15時09分、サカタ弁護人が立ち上がった。

弁護人 「延長の理由はここで開示する必要がないと…どうしてか」
裁判官 「もう見解の相違だと思います…そもそも…理由開示の制度は…そのような制度と理解しているとしか申し上げられません…お答えしない…お答えする必要を認めません…必要な範囲はお答えしたつもりです」
弁護人 「我々は暇つぶしでやっているわけではない…身体拘束の不利益から解放するため…準抗告するに当たり…」



 15時16分、10分以内の意見陳述の段になった。
 やっと被疑者が口を開くのかと思いきや、またサカタ弁護人が立ち上がり2分間ほど陳述した。
 こんな部分があった。

弁護人 「果たして十分に説明を尽くされたか…傍聴席…いっぱい…8月…法律を勉強している人も…不利益の理由をきちんと説明したのか、甚だ疑問…速やかに不服を申し立てるつもりです」

 15時18分、サカタ弁護人が座ると裁判官が言った。

裁判官 「では閉廷します」

 私のような慣れて歪んだ(笑)傍聴人からすれば、理由開示の裁判とは木で鼻をくくったような理由を開示する手続きにほかならず、熱く文句を言っても裁判官には全く通用しない。
 しかし、実際に弁護活動をやっている弁護士さんからすれば、法廷では全く相手にされなくても、その後、身柄拘束が解かれやすくなることもあるらしい。


 2018年8月22日に以上を傍聴したこの「殺人」は、2020年7月に東京地裁の裁判員裁判の法廷へ出てきた。

 裁判員裁判は、素人裁判員に負担をかけないため、できるだけ短期日でシンプルに終えられるよう、予め密室で主張も立証も削り整える。その整えに、ものすごく月日がかかる、場合があるのだ。

 私はすっかり忘れており、傍聴しなかった。判決の報道はない。
 ほぼすべての犯罪は報道などされない。報道されても、警察の逮捕発表の一部のみ。まれに、第1回公判や判決が報道されることもある、じつはそんなもんなのだと、傍聴マニアをやってればわかってくる。

 

 この第2148号の編集後記に私は、自転車のながらスマホ事故のweb記事に関してある「ジャーナリスト」の氏名でネット検索したら「やはり出た…デタラメ報道(怒)」というのがヒット…と書いてる。
  警察と検察と裁判官とメディアのチームが、事件などないところからでっちあげた北陵クリニック事件、守大助さんは今も無期懲役の牢獄にいる。

 ま、そんな感じでメルマガを発行し続ける日々もあったのね。

 ←2月23日15時30分現在、週間INが30で2位。

2024年2月 5日 (月)

あなたの「地雷裁判」とは

23102343  「地雷〇〇」といわれる。
 裁判傍聴マニアにとって「地雷裁判」って何だろ。

※画像は知財高裁・東京地裁中目黒庁舎へ行ったとき撮影。あのクレーンを操る人はあんな高所へ毎日上り下りするわけでしょ、信じられない。頻尿の人はどうするんだろ。紙おむつ? みんなたいへんだぁ~💦

 

 傍聴マニアにとって「地雷裁判」とは何か。
 開廷表の被告人氏名は女性風なのに、現れた被告人は男だった。
 電車内痴漢だと思って「公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例違反」を傍聴したら、客引きだった。

 そんなとき、被告人が現れた瞬間、または起訴状の朗読が始まったところで、傍聴人が数人さっと立って去る、あるあるだ。

 

 私にとっての「地雷裁判」は何か。

 酒乱が警察官に逆らったというだけの「公務執行妨害」、申し訳ないけど、私はうんざりだ。

 検察官がやたら小声で早口、ほとんど聴き取れない、それも勘弁してほしい。 ※裁判員裁判ではそんなこと絶対ないです。
 あるいは…。

裁判官 「主文。被告人を懲役1年6月に処する。この判決確定の日から3年間その刑の執行を猶予する。裁判所が罪と認めた犯罪事実は起訴状記載のとおりです。その事実に関係法令を適用のうえ主文の刑としました。執行猶予について説明します…」

 と、具体的なことに全く触れない判決言渡しも、ねえ。
 そういうのは、どっちかといえば女性裁判官に多いように思う。

 男社会で勝ち上がっていくため「男っぽく荒い(粗い)言渡しを」ということなんだろうか。
 女のくせに差別丸出しでがんがん攻めると、差別好きな男たちにめっちゃ受ける、みたいな。

 

 9時50分からの判決を、9時45分から始め、9時48分には終わってしまうってのもひどいね。

 9時48分に終わって廊下へ出たら、可愛そうな被告人の母親が来た。
 言渡しはとっくに終わり、娘は手錠をかけられ奥のドアから去りましたよ。
 遠くから始発に乗ってきた母親は娘に会えず、がっくり…。

 

 被告人が不出頭で、あるいは追起訴が間に合わず、何も審理できずに終わるとか、弁護人が来ず連絡がつかないとか、そういうのを私は地雷とは思わない。
 ほほぅ、こりゃあ次回是非傍聴しよう! となる。

 ま、だからどうだってことはない。心にうつりゆくよしなしごとを、つれづれなるままにつづってみた次第だ。ふふ。 ←なんだそれ(笑)

 ←2月5日20時50分現在、週間INが30で3位。

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