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カテゴリー「刑事/その他刑事」の492件の記事

2022年11月18日 (金)

東京地裁、庁名板3事件とは

 東京地裁(東京高等地方簡易裁判所合同庁舎)の「庁名板3事件」というのがある。
 聞いたことない? 私が昨日突然思いついた呼び名だ。

 “犯行日”の順に並べると…。

 

Screenshot-20221118-at-094955 1、朱墨事件
 2019年10月19日、朱墨がかけられた。右の画像は同日付けの産経新聞記事「総務省、裁判所看板に塗料 70代男逮捕」のスクリーンショットだ。
 「軽犯罪法違反」で起訴され、東京簡裁が2020年1月12日、拘留29日、未決10日算入の判決を言い渡した。

 被告人だった男性は、今度は議員会館の庁名板に墨汁をかけ、また「軽犯罪法違反」で起訴された。その裁判は東京簡裁で現在進行中だ。

 

2、引っかき事件
 2021年10月31日、「裁」「判」「所」のそれぞれに「バカ」「シネ」「クソ」と読める引っかきキズがつけられた。
 「器物損壊」で起訴され、東京地裁は2022年11月17日、罰金20万円の判決を言い渡した。
 被告人は、なんと医師だった。犯行の動機が…!

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 庁名板を修復するまでの間、裁判所は庁名板を白いシートで覆った。
 この庁舎が裁判所であることを示す庁名板全体を隠してしまったのだ。

 

2205195 3、貼り紙事件
 2021年12月7日、白いシートの上に「ここは裁判所です」という親切な紙が貼られた。
 これが「軽犯罪法違反」として東京地裁の法廷へ出てきた。第1回公判は2022年9月20日。次回期日は追って指定とされたまま、もう2カ月近くストップしている。
 公訴事実に明白な誤りがあった。検察も気づき、苦慮しているものと思われる。

 

 私はねえ、有名芸能人の裁判よりずっと、上記のような事件に傍聴の醍醐味を覚えるのだ。変態ですか?
 右の画像は現在の庁名板だ。

 ←11月18日10時50分現在、週間INが802位。

2022年11月11日 (金)

「社会通念上」はどこへ消えた

1901249  私が初めて傍聴したのは40年ほど前、横浜簡裁だった。オートバイで行った。
 たしか光電式の速度違反の裁判だった。何を言ってるのかさっぱり分からなかった。

 約20年前、2003年にちょっとしたきっかけがあり、裁判傍聴マニアを自称できる傍聴ぶりになった。

 当時、「社会通念上」という裁判用語がよく用いられた。
 ところが、裁判員裁判が始まった頃からだと思う、聞かれなくなった。
 代わりに登場したのが、この言い回しだ。

裁判長「論理則、経験則等に照らして合理的といえる(不合理といわざるを得ない)」

 この言い回しは、私が知る限り、高裁の刑事判決でのみ用いられる。
 なぜ
変えたんだろう。興味深い。
 門前の小僧、習わぬ経を読み。傍聴マニアは立飲酒場でこう喫酒(きっしゅ)する。

「当飲食店で取り調べた関係各証拠によれば、寿司には清酒、焼肉にはビールが論理則、経験則等に照らして合理的といわなければならない。貴君の選択には理由がない。よって棄却し、飲食費用はその10分の5を刑訴法181条により貴君の負担とする」


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 立番=りつばん
 公判立会=こうはんりっかい
 立飲=りついん

 ←11月11日4時00分現在、週間INが702位。

2022年11月 6日 (日)

公開捜査が受け子、出し子を安心させる?

Screenshot-20221102-at-184531  警視庁のWebサイトに「特殊詐欺被疑者一斉公開捜査」というのがある。
 すべて受け子か出し子と思われる。
 画像をクリックして出てくるページには、たとえばこんなことが書かれている。

被疑者は、氏名不詳者らと共謀の上、令和4年1月18日、区役所職員等になりすまして、東京都大田区に居住する被害者(女性、当時70歳代)に電話をかけ、医療費の還付金を受けることができる旨のうそを言い、ATMを操作させて被疑者らの管理する銀行の預金口座に約50万円を送金させ、被疑者が新宿区内のコンビニエンスストアにおいて、ATMから現金40万円を引き出して窃取した。

 これを読めば普通、こう思うでしょ。

この被疑者が電話をかけ、還付金がどうとか嘘を言って騙し、送金させ、ATMから40万円を引き出したのかあ。悪いやっちゃなあ

 闇バイトを始めたような人は、こう思うんじゃないか。

じゃあ、俺は大丈夫だ。俺はそんな電話とかしないもん。誰かの代理でコンビニATMを使うだけだもん

 とぉころがっ!
 という話を以前、「オレオレ詐欺の“受け子”調達は…ニュース報道が支えている?」として書いた。

 今回の警視庁のWebサイトも、特殊詐欺の受け子調達に結果として便宜をはかることになっている、と私は思う。


 「氏名不詳者らと共謀の上」とある。そう、捕まるのは、手配されるのは、いつも、末端の使い捨ての受け子、出し子、または受け出し子(以下、受け子等)だけ。
 詐取金のほとんどを手にする上位者は、いつも「氏名不詳者ら」なのである。

 特殊詐欺グループは、お年寄りだけを食うんじゃない。闇バイトに引き寄せられる受け子等をも食って莫大な富を得るのだ。
 闇バイトに連絡をとった瞬間、刑務所行きが決まる、それが現実だ。

 なーんて私がどんなに言っても、闇バイトをスマホで探すような人には、たぶん届かない。
 特殊詐欺グループの上位者の周辺には届いて、ネットのあちこちで匿名での誹謗中傷を受ける、その可能性のほうがずっと高かったら困る…。

※ たかが受け子等でも、特殊詐欺以外の犯罪でも、逮捕して送検する警察官諸氏は大変な苦労だなと、裁判傍聴からは強く感じられる。そこはしっかり言っておきたい。

 ←11月6日20時00分現在、週間INが702位。

2022年8月21日 (日)

あなたをハッキングして情報を盗みました!

20220821
 相変わらずこういうメールがぽつぽつ着信する。
 メールのタイトルは「あなたをハッキングして情報を盗みました!」。以下がその全文だ。

こんにちは、お世話になっております。
貴方のアカウントに最近メールをお送りしましたが、お気づきになられたでしょうか?
そうです。私は貴方のデバイスに完全にアクセスできるのです。

数ヶ月前から拝見しております。
どうすればそんなことが可能なのか疑問に思っておられますか?それは、訪問されたアダルトサイトに付いていたマルウェアに感染されていらっしゃるからです。あまりご存知ないかもしれないので、ご説明いたします。

トロイの木馬ウイルスにより、私は貴方のパソコンや他のデバイスに完全にアクセスが可能です。
これは、貴方のスクリーンに搭載されたカメラやマイクをオンにするだけで、貴方が気づくことなく、私が好きな時に貴方を見ることが可能となることを意味します。その上、貴方の連絡先や全ての会話へのアクセスも行なっておりました。

「自分のパソコンにはウイルス対策ソフトを入れているのに、なぜそれが可能なのか?なぜ何の通知も今まで受信しなかったのか?」とお考えかもしれませんね。その答えは単純です。
私のマルウェアはドライバーを使用し4時間毎に署名を更新するため、ウイルス対策ソフトでは検出不可能なので通知が送られないのです。

左側のスクリーンで貴方がマスタベーションを行い、右側のスクリーンでは貴方が自分を弄っている間に閲覧していた動画が再生されるビデオを私は所有しています。
これからどんな悪いことが起きるのか心配ですか?私がマウスを1度クリックするだけで、この動画は貴方のソーシャルネットワークやメールの連絡先全てへと送信されます。
また、ご利用のメールの返信やメッセンジャーにもアクセスして動画を共有することだって可能です。

朗報は、まだ抑止することができることです。
ただ 19万円 相当のビットコインを私のBTCウォレットに送金いただくだけで止められます(方法がわからない方は、オンライン検索すれば、段階ごとに方法を説明した記事が沢山見つけられるはずです)。

私のbitcoinアドレス(BTCウォレット) は下記の通りです。: 3Mwm1ZE8SfRU87xp72e1yQGUT7ZZvtr7sN

お支払いの確認が取れ次第動画をすぐに削除し、もう2度と私から連絡を取ることはありません。
この取引が完了するまでに2日(48時間)の猶予がございます。
このメールが開封されると同時に私は通知を受信し、タイマーが始動します。

送金できない場合はメールにてお問い合わせください。

このメールと私のBitcoinのIDは追跡不可能なため、苦情を申し立てようとしても何も起こりません。
非常に長い間この件に取り組んできたため、 どんな隙も与えませんよ。

このメッセージについて誰かに話したことを私が感知すると、先ほども申し上げた通り、ビデオはすぐに共有されます。

 「私は貴方のデバイスに完全にアクセスできるのです」と言いながら、私の氏名すら知らない。
 氏名はもちろん、何かのパスワードとか「ビデオ」とやらをちらっとでも出せば、金を詐取できる可能性は飛躍的に高まるのに、それをしない、レベルの低い詐欺、いやネットではごく普通の詐欺メールのひとつだ。

 毎日10万通ずつ地道に送信すれば、月に1人ぐらい引っかかる、そんな感じの内職仕事か。あるいは意外にももっと儲かるのか。
 以下は刑法。

(詐欺)
第二百四十六条 人を欺いて財物を交付させた者は、十年以下の懲役に処する。
 前項の方法により、財産上不法の利益を得、又は他人にこれを得させた者も、同項と同様とする。
(未遂罪)
第二百五十条 この章の罪の未遂は、罰する。

 ←8月21日5時40分現在、週間INが602位。

2022年8月19日 (金)

神風を頼むときその戦はすでに負けている

 本日10時から東京地裁で「窃盗」の審理。被告人は女性氏名。
 なんか特殊な事件らしいことまでわかっている。傍聴したい。

 この時期、がくっと開廷が少ない。そこへ夏休みの学生、生徒、親子連れの方々が大勢訪れる。大変だ。
 でも本件の法廷は713号、傍聴席は52席、大丈夫、傍聴できる。
 出かけると決め、早起きした。しかし…。

 原稿が進んでない。やばい。どうしよう。
 いや、やっぱり行くと立ち上がり、やっぱりヤメようかと座る、どうしよう。

「行けば、何か凄い事件に、たまたま幸運にも遭遇するかも。よし…」

Img_0579  ここで私は最終決断をした。行かない! と。
 偶然の幸運に期待する、神頼み、それは負け戦へと悪魔が誘うときの常套想念だ。

裁判長 「論理則、経験則等に照らして、たまたまの幸運に期待するとき、もう負けは確定、との被告人独自の人生訓は合理的といわなければならない。よって本件控訴を棄却し、当審における未決勾留日数中60日を原判決の刑に算入する。刑訴法181条1項但し書きにより、訴訟費用は被告人に負担させない」

 10時から東京地裁713号法廷の「窃盗」、どんな具合だったか、どなたか教えてくれるとうれしいっす。

 ←8月19日9時00分現在、週間INが602位。

2022年6月20日 (月)

訪問買取業者から電話あり!

 080で始まる番号から着信があった、ちょうど昼頃のことだ。

 拙宅にある不要品を何でも買い取るという。部品でもいいという。壊れたカメラがあることを想定しているらしい。
 非常に慣れた調子の、ベテラン風のおばさんだった。

 買い集めてどうするんですか? 売るんですか? それ買いに行きたいですねえ、と言ってみた。

 本店は名古屋。埼玉の大宮に買取専門の支店があり、買取担当が今日は拙宅の方面を回っているんだという。午後3時頃は如何でしょうか、と。

2201072-2_20220620173401  販売は名古屋だけですか、買取の人を派遣して、そんなので儲かるんですか?
 などと申し向けてみたところ、少しひるんだ感じはあった。が、しかし、とにかく買取担当を派遣したいらしい。
 派遣成立でいくら、の契約のアポ電バイトなんだろうか。

 ま、常識的に考えて、

 ・高価なものを二束三文で、またはただで、強引に持ち去る。
 ・逆に引取料金を数万円~数十万円とる。

 どっちかじゃないのかな。
 高齢者宅の情報を、特殊詐欺グループや特殊強盗グループに高く売ったりして。

 真っ当な業者もいる。
 そうかもしんないけど、訪問買取業の若者を被告人とする「強要、強盗未遂、窃盗」といった裁判をいくつか傍聴した身としては、警戒心が先に立ってしまう。許されたい。
 メルマガでは以下の2号でレポートしました。

第2602号 毎月150万円のノルマを課され盗みを。不要品買取業者、おそるべし!

第2639号 訪問買取業者の罠、厳しいノルマを課され、盗みを示唆され

 画像は、横浜地裁からの帰り、見かけた風景。珍しいので撮影しました。

 ←6月20日17時20分現在、週間INが50で4位。

2022年3月16日 (水)

詐欺メールで2千万円を稼いだ若者

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 朝、パソコンに向かって最初の作業は、おそらく多くの方と同様、詐欺メール(俗称「迷惑メール」。私の定義では詐欺メール)をざくざく削除することだ。
 Amazonにメルカリに、あとなんだっけ、ちらっと見ただけでもうざくざく削除する、1秒に2件は削除する。

 「「これ詐欺だったの?」──「えきねっと」をかたるメール、手口の巧妙さが話題に “自動退会処理”に注意」と3月7日付けITmedisNEWS。こうある。

JR東日本が提供する、指定券予約サービス「えきねっと」をかたるフィッシングメールが出回り、その手口の巧妙さが話題になっている。プロレスラーの桐生真弥さん(@mahiro_tjpw)は3月5日、「詐欺にあいかけた話」として、フィッシングメールが届いたことをTwitterに投稿。「このメールはレベルちょっと高かった。近年で一番」と注意を促している。

 おっしゃるとおり、私も一瞬「あっ」となり手を止めた。
 詐欺師らもなかなかうまいところを突いたもんだ。ひっかかる人が多いのだろう。「えきねっと」をかたる複数タイプの詐欺メールが毎日大量に着信する。Amazonをかたる詐欺メールに匹敵する量かと。

 詐欺メールの送信で「楽してお金を稼いだ」若者、を被告人とする「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律違反」を傍聴したことがある。
 メルマガ第2455号「競馬と出会系のメールを約22億通、約2千万円を稼いだ若者」(2020年8月29日付け)でレポートした。
 あんな話、ほとんど誰も知らないだろう。雑誌『ドライバー』のWebサイトに書かせてもらおうかな。
 あそこには、交通以外の記事も書いているのだ、じつは。たとえば「オレオレ詐欺の“受け子”調達は…ニュース報道が支えている?」とか。

 そうこう言ってるうちに、もうこんな時刻。そろそろ裁判所へ出かける準備をせねば。じゃねっ。

 ←3月16日11時00分現在、週間INが50で2位。

2022年3月 9日 (水)

死刑を破棄、改めて死刑!?

20220309  「川崎老人ホーム転落死事件 二審も元職員の男に死刑判決 東京高裁」と3月9日付けTBSNEWS。右はそのキャプチャー画像。

 そこかよっ、と言われそうだが、こんなことを書くのは私しかいないだろうと、ちゃちゃっと書く。
 ニュースにこうある。

川崎市の老人ホームで入所者3人が相次いでベランダから転落し、死亡した事件で、東京高裁は元職員の男に一審と同じく、死刑を言い渡しました。

 もしそうならびっくり判決だ!
 というのも、高裁の判決は以下の2つのうちどっちかなのだ。

主文。本件控訴を棄却する
主文。原判決を破棄する…

 前者が圧倒的に多い。後者の場合、破棄したうえで、地裁へ差し戻すとか、被告人を××に処するとか、被告人は無罪とか、続く。

主文。被告人を死刑に処する

 とは高裁は言い渡さない、言い渡せない、刑事の高裁は事後審なので。
 しかし報道は、高裁が死刑を言い渡した、となっている。であれば、こういう主文だったはず。

主文。原判決を破棄する。被告人を死刑に処する

 そんなバカな? いやいや、一審判決を破棄し、一審と同じ刑を改めて言い渡すことは、たまにある。
 結論は変わらないんだけども、適用法令に誤りがある、という場合なんかに、そうなる。
 そういうのを私は1件か2件、死刑の事件じゃないが傍聴したことがある。メルマガに書いた。第何号か忘れた。

 だから今回のケースは、一審の死刑判決に何か誤りがあり、でも結論は変わらないんで、いったん破棄して、改めて死刑判決を言い渡しのだな、誤りって何だろ! なのである。

 東京高裁にはまだ確認してない。が、過去のこの種の報道を見てきたところから推測するに、こういうことだったのではないかと。

「高裁は被告人側の控訴を棄却、一審の死刑が維持されました、それだと一般視聴者は分からない。無知な人たちにインパクト強く伝えるには、高裁も死刑判決! とやるほうがいいんだ」

 TBSだけじゃなく、どこのニュースもほぼそうじゃないかと。

 民事は【原告vs被告】、刑事は【検察官vs被告人】なのに、メディアは必ず刑事の被告人を「被告」とするし。
 なんと! 報道に毒されたか、被告人を「被告」と呼ぶ刑事裁判官までいる、びっくりだ。

 新型コロナの新規感染者数について、陽性者数(分子)にばっかりめっちゃこだわり、検査数(分母)は基本スルーとかあるし、ウクライナについての報道も、どこまで信じていいの? という気がしてしまう。
 こういうところに陰謀論が入り込んでがつんと稼ぐんだなあ。私も頑張ろう。 ←あんたは無理っ(笑)

 ←3月9日20時20分現在、週間INが80で2位。 

2022年3月 3日 (木)

報奨金ハンター養成塾!

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 「全国初…特殊詐欺の容疑者検挙に向け『報奨金』制度導入 「だまされたフリ作戦」への協力等で 愛知県警」と2021年7月1日付け東海テレビ。このニュースを、いま知った! 右の画像はそのスクリーンショットだ。

 だいぶ前から私はメルマガ等で言ってきた。
 いまや一大産業となった特殊詐欺について、通報すれば×万円、受け子等々の逮捕に至れば被疑者1人につき×万円、懸賞金、報奨金を出したらどうかという趣旨を。

 そのためには、詐欺の手口の詳細、受け子や出し子の服装、行動の特徴等をよく知らねばならない。
 各地の公民館、コミュニティセンターで警察が「特殊詐欺、手口講座」を開く。
 民間の「報奨金ハンター養成塾」が続々設立され、「当塾塾生による報奨金、総額1億円!」などとTVCMが…。

 お年寄りたちは、架け子からの架電を待ち、わくわくどきどき電話に張り付く。
 受け子等を探して住宅街を歩き回る。駅の番号式コインロッカーやコンビニATM、銀行ATMを回って歩く、眼光鋭くきびきびと。

 生き甲斐と健康を同時にゲット、素晴らしいではないか。

 もちろん、受傷事故はヤバイ。
 行き過ぎちゃって、反戦デモに参加した住人、原発に反対の住民を警察に通報するようになっても困る。
 そこらは十二分に注意しなければならない。

 先輩諸氏(お年寄りら)を餌食とする特殊詐欺、の裁判をたくさん傍聴して思うのは、いくら報道され注意喚起されても結局「他人事」ってことだ。
 他人事、これは人間の大事な心理機制のひとつではないかと思う。
 しかし上記のようなことになれば、特殊詐欺は「自分事」になるだろう。

 そういうことをいつも夢想してきたが、なんと愛知県警がリアルで始めていたとは。
 ただ、1万円はしょぼいと思う。逮捕1人につき、せめて5万円はほしいよね。

 このモデル、日本から世界へ広がるかも。てか世界ではすでに行われてるかも?
 「他社がやらないニュース専門チャンネル」で報じてほしい。

 ←3月3日12時40分現在、週間INが60で3位。

2022年1月 4日 (火)

悪いのはうさぎのピョンちゃんです

 2015年、山口地裁宇部支部へ私は3回通った。2回は高速バス、1回は格安航空券で福岡を経由した。
 狙いの裁判は「詐欺」。中身的には「裁判所は裸の王様か事件」、だから宇部まで通ったのである。司法を国民に見張らせるため裁判は公開なので、国民の義務的に。

 ある期日の帰途、山口地裁(本庁)へ寄った。ご当地の傍聴マニア諸氏と勾留もとえ交流させていただいた。そのときのことを私はメルマガ「今井亮一の裁判傍聴バカ一代(いちだい)」の第1505号に書いた。
 以下は第1505号からの抜粋だ。若干の加除訂正をする。

 そんなことをメモして廊下へ出ると、さっきの年配男性2人が廊下の椅子に座っていた。
 たまらず私は声をかけてみた。あの、失礼ですが、いわゆる傍聴マニアに相当する方ですか?
 ずばりそうだった!

 次の刑事の開廷は、14時30分、2号法廷で「ストーカー行為等の規制等に関する法律違反」。東京地裁なら、遅くとも30分前には張り付かなきゃいけないとこだが、山口地裁はそんな心配はぜんぜんないらしい。
 約1時間、た~っぷり話を聞いた。いや~、面白かった。サイコーにありがとうございますっ!
 直ちにメモしておらず、もうだいぶ日数が経って具体的なことはかなり忘れたんだが、一部思い出すと…。

 万引きの女性被告人が、保釈後、うさぎの着ぐるみのようなのを着て出廷、こんなことを言ったんだそうだ。

被告人「悪いのはうさぎのピョンちゃんです。中の○○ちゃん(被告人自身)は悪くないんですぅ」

 最後に何か言いたいことはないか尋ねられ(つまり最終陳述で)、こんなこと言ったオッサン被告人もいたんだとか。

被告人「煙草を吸わせてくれ」

 あるいは…。

被告人「広島刑務所へ行かせてくれ。あそこは飯が旨いけん」

 蛍光ランプ式白色LEDを発明した学者氏が研究費を詐取したとされた事件は、学者氏の発言が圧巻だったという。
 マニア氏らはマスコミ記者とも情報交換してるらしい。お互いにとってお得だものねぇ。

 そうこうするうち、14時30分~15時30分、山口地裁2号法廷(24席)で「ストーカー行為等の規制等に関する法律違反」の新件が…。

 高速バスを私は湯田温泉で乗降した。バス待ちで入浴するならお勧めの湯があるとマニア諸氏から聞いた。
 湯田温泉、ホテル「かめ福」の、「白狐の湯」。850円。
 お高いけど、素人はマニアに従え、行ってみた。

 石灰系の泥が溶け出している、かのように広い深い湯船の中心付近が白濁しているのだが、泥じゃなく、超微細な気泡なのだという。温度設定も絶妙で、すんごく気持ち良かった、至福! ありがとうございます!

 これ的な感じかな。このシャワーヘッドを私も買った。これを顔に数秒かけると、おおぅ、小鼻の脂っぽさがほぼなくなる。驚いた。
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 遥か東京地裁を離れて(※)、自家用車で地方の裁判所を巡って傍聴し、温泉宿に泊まる、そんな身分に、嗚呼、なりたい。

 ←1月4日22時20分現在、週間INが40で2位。 ※私が中三か高校生のとき劇場で観たのは1967年のほう。思春期にそんなんばっかり観てるから、こんなんなっちゃうんだわ。

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