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カテゴリー「交通事故」の243件の記事

2026年6月30日 (火)

人間は2種類、自己誇大感が強い者と…

 裁判所へ向かう電車内で、唐突に思いついた。

 

 人間は2種類にわかれる。人間は2つのタイプしかいない、なーんてよく言われるよね。私も思いついたにょ。

 A:自己誇大感が強い者
 B:べつにそんなことない者

 

 結局、Aは、本当は自信がないのだろう、いわゆる劣等感が奥底にあるのだろう。幼少時、無償の愛をぞんぶんに受けることがなく、虐待のなかで育ったんではないか。

 Aの特徴は、いつも、または折々、偉そうなこと、やたら偉ぶること。

 

 でも、じつはちっとも偉くない。誇れるものもない。じゃあ、どうする。
 男、日本人、国家、国旗など、だれもがことさらに誇ったりしないものを、ことさらに誇り、偉ぶる、、、

 でもでも、それだけじゃ弱い。誰も相手にしてくれない。そこで…。

 男、日本人、国家、国旗など、それらをネタに、それらじゃない者、なさそうな者、それらを批判する者、に対する攻撃にこそ興奮し、頑張るんである。
 自己誇大感は大いに満足…。

 たいへん舌足らずではありますが、ま、そんなことを電車内でふと思いついた次第。

 

 そうして東京は千代田区霞が関の裁判所へ行き、まずは東京高裁で、「ポルシェ時速200キロ超の死亡事故、懲役12年判決「常軌逸する」」この事件の控訴審判決を傍聴した。
 事件名は「危険運転致死(予備的訴因 過失運転致死、危険運転致死)」だ。

 被告人は不出頭。前回(控訴審第1回)も不出頭だった。

裁判長 「主文。本件控訴を棄却する。主文は以上であります」

 当然だろうと思った。てか私は、こういうのは、未必の故意による無差別通り魔殺人事件、というべきではないかと…。

 だってさ、鋭利頑丈な刃物で相手身体の枢要部を深々と複数回突き刺せば、「殺すつもりはなかった」は通用しないわけでしょ。交通量がそれなりにある一般道で、時速200~268キロでかっ飛ばせば、「事故って死傷者が出るとは思わなかった」は通用しないでしょ、うーん。

2026年5月 8日 (金)

運転者の義務履行を期待しないのであります!

 当ブログ容量オーバーが判明。画像はほぼ前部削除した。が、まだ足りない。少しずつ可能な限り削っている。その作業中、うむぅとなった。2009年4月9日の記事は、いくらなんでも長すぎる。そこで、記事の真ん中辺りをざくっと切り取り、こちらへ移すことに。若干、手を入れる。

 びっくりするシーンが出てきますよ。

 

   5⃣  4⃣  3⃣  2⃣  1⃣

 

 10時30分から同じ東京高裁506号法廷(門野博裁判長)法廷で「道路交通法違反、自動車運転過失傷害」の第1回。

 飲酒交通事故。約半年間、勾留されてるんだという。判決の期日を決めて2分ほどで閉廷。

 

 私は急ぎ、東京地裁432号法廷(水野智幸裁判官)へ。11時から「自動車運転過失致死」の新件があるのだ。

 非常階段で4階の中央廊下へ降り、うわっとなった。大廊下の南端に、主に学生らしき男女が13人くらい、たむろしている。やばい!

 私は432号への細い通路へ入り、開廷表をメモ。やがて続々と人が集まってくる気配が。法廷のドアの小窓から中を覗くと、「窃盗未遂」の新件をやっていて、数席だけ空いていた。
 どうしよぉ、10時57分、空いてる席に私は座った。

 被告人はちょと妙な感じだなと思ったら、鳥取刑務所でIQ15と判定されたことがあるんだそうだ。
 次回期日を決めて11時頃に終わり…。

 

 遺族を待ち、11時10分頃から「自動車運転過失致死」の新件。

 中型貨物で右折時、青信号の横断歩道を横断していた被害者(年配女性)に、約15~20キロで衝突、頭蓋内損傷などにより死亡…。

 死亡被害者の夫の意見陳述が、なんともいえなかった。検察官から開示されたドライブレコーダの記録の中に、衝突される直前の、夕食の買い物の袋を持って横断する妻の姿が…と。

 求刑は禁錮3年。

 驚いたのは弁護人の弁論である。
 自分の命は自分で守ることが大事、当職は車に一時停止を期待しない、横断歩道が青信号であっても、運転者の義務履行を期待しないのであります! と高らかに。

 私の隣に遺族がいて、「ふざけるな」という主旨の怒りの呟きが聞こえた。

 

 弁護士が述べたことを、私も常に言っている。交差点およびその付近はいちばん事故が多い。交差点で事故った車が信号待ちの通行人へ突っ込んでくることもある。ゆえに私はいつも、頑丈そうな遮蔽物の陰で信号を待つ。

 青信号の横断歩道へは、ついうっかり歩行者を見落とした左折車、右折車が突っ込んでくる。ついうっかり赤信号を見落とした直進車が突っ込むこともある。青信号の横断歩道を歩くのは、じつは断崖絶壁の際(きわ)を歩くようなのもの。ゆえに私はいつも、ひやひやきょろきょろ横断する。

 しかしそれを言うのは、まだ生きている者に対するメッセージとして、だ。切なる願いとして、だ。

 遺族の前で、被害者があたかも間抜けであったかのように、と受け止められかねない形で言うって、どうなの、それで量刑が軽くなる可能性などまったくないのに。被害者は、警察とメディアがふりまいたといえる「横断歩道聖域幻想」の犠牲者なのに。
 次回判決。12時10分閉廷。

 

 今日はお弁当を持ってきた。裁判所通いを始めてから初めてかな。天気も良いし、ぶらぶら日比谷公園へ。

 天気が良く、日比谷公園はさすがに人が多かった。ベンチはみな埋まっていた。OLさんたちに倣って私も、大きな石の上に座ってお弁当。

 ビタミン、ミネラル、繊維質たっぷりのお弁当。それはネ、さつま芋を蒸(ふ)かしたやつ、半切れ。ひぃ~。
 出がけに台所に蒸かし芋を見て、そろそろ食べないと腐っちゃうぞと、ラップに包んで鞄に落とし込んだのだ。

 

 今日は、あのギターのおじさんがいた。ギターをじゃらーんとかき鳴らし、狂言か謡(うた)いか詩吟か密法の呪文のように唸る歌の、聴き取れた歌詞の一部は…。

 膝詰め談判/飛び道具のように/汗を流した/万能の神/隣に座ったのに/すれ違って/零点何秒の差だよ/夜討ち朝駆けって/今日のご予定は足の向くままさ…。

2026年4月26日 (日)

交差点は事故が多く、事故った車が歩道へ突っ込み

 当ブログ容量オーバーが判明。あわててほとんどの画像を削除した。が、まだ0.01%ほどオーバーしてるらしい。よくわかんないけど、もっと削らねばならぬらしい。

 なので、さらに削れるところは削ろうと、少しずつやってる。面倒な一方、すっかり忘れていたことをしばしば発見し、有用な作業となっている。

 2008年11月19日の記事がいかにもタコにも長く、かつ、その中で、のちの重大事件につながる部分があった。その部分を切り取り、こっちへ移す。若干の加除訂正等をする。

 

   🚗  🚙  🚌

 

 交通事故について、ちょっと言っておくと、11月18日のResponseにこんな記事が。以下はその一部

強引に右折しようとして出会い頭衝突、歩道にも突っ込む 
 13日夕方、愛知県名古屋市中村区内の市道で、交差点を進行してきた乗用車とタクシーが出会い頭に衝突。押し出された乗用車が歩道に乗り上げ、信号待ちをしていた歩行者に突っ込んだ。この事故で歩行者3人が軽傷を負っている。

 こんなことさえ、珍しくないんだよ。事故の大半は、交差点およびその付近で起こってるんだから。

 交差点は、当たり前だが、人と車が交差する場所だ。交差点およびその付近が、場所別では最も交通事故が多い。

 そうして、生身の人間と、2㌧もある鉄の塊が交差すれば、人間はひとたまりもない。私が傍聴してきた交通事故の裁判の、死傷被害者のほとんどは、青信号を横断中の歩行者だ。

 法律上は「被害者には何ら落ち度がない」と言ってもらえる。
 だが、何ら落ち度がなくても、生命や健康な日常は一瞬で奪われる。賠償金が何億円出ようと、加害者が懲役何十年になろうと、奪われた生命や健康は戻らない。私が交通省大臣だったら…。

 

   🚗  🚙  🚌

 

 私が交通省大臣だったら、どうしたいと、17年半前に私は考えていたのか。たぶん…。

1、横断歩道は車道に白線をペイントしただけ。不注意な車両が突っ込んでくることも普通にあり得る。運転者の側の注意に自らの命を預けていいのか。気をつけろぉ! との趣旨をくり返しくり返し広報する。

2、歩道にガードレールを。交差点の歩道には頑丈なボラードを。

 

 言うまでなく、交通省なんてものはない。

 そうして2019年5月、まだご記憶の方もおいでだろう。琵琶湖のそばの交差点で、車両同士の交通事故が起こり、一方の車両が交差点角の歩道へ突っ込んだ。そこには信号待ちの保育園児らがいて…

 

 歩道で信号待ちをするとき私は、信号柱など頑丈そうな構造物、太い街路樹などの陰に隠れるように立つ。
 歩行者信号が青になり、横断歩道へ進み出るとき、右左折車が、あるいは完全信号無視の直進車が、突っ込んでこないか、キョロキョロ確認する。

 めんどくさい? いやいや、慣れれば普通だ。
 みっとない? いやいや、誰も私なんぞ気にしない。みなさん、スマホか歩行者信号の灯火しか見ていないので…。

 そして、ほとんど誰にも届かないだろうけど、以上のようなことを私は言い続けていく。ま、世の中そんなもんかなと思う、残念ではあるが。

2026年2月22日 (日)

被害者374名の「不同意わいせつ」!

 2月18日(水)の続きだ。

 

 14時30分~、東京地裁514号(20席)で「道路交通法違反」の新件。

 この法廷、朝いちから夕方までの5件は、「過失運転致傷、道路交通法違反」が1件と、「道路交通法違反」が4件、すべて新件。
 ここまで詰まることは滅多にないけど、最近どうも交通違反・事故の地裁刑事が多い。首都高のオービス事件は激減したのに…。

 とまれ、本件の被告人は非身柄、62歳、会社役員。町内会の総会に出て懇親会で飲酒、自宅近くのコンビニへ行くため普通乗用車を運転、電柱に衝突して酒酔い運転が発覚、呼気検査の結果は0.74mg。
 ああ、また酒酔いか、オービス激減と入れ替わるように、増えたなあ。検察冒陳まで聞いて私はそっと退出。

 

 15時~、東京地裁722号法廷(52席)で「過失運転致傷」の判決。

 被告人は非身柄。70歳ぐらいか。主文は禁錮10月、執行猶予3年訴費負担。

 2024年の10月末、午後7時頃、普通乗用車を運転して、漫然10キロの速度で青信号の交差点を左折。出口横断歩道を、左方から右方へ横断中の15歳男子(受験生)に自車左側面を衝突させ、加療約3カ月を要する左ちゅうとうこつ(肘頭骨か)骨折の傷害を負わせた…。

 それって、つまり、被害男子が左から突っ込んできた???

 注意義務は車の運転者のみにある。青信号の横断歩道上で、歩行者は何ら注意しなくていい。目の前を横切ろうとしている車に突っ込んでも、何ら落ち度はない、という「常識」ゆえに起こったように思われる交通事故が、続々と法廷へ出てくる。

 てか法廷へ出てくる交通事故は、ほとんどが青信号の横断歩道上で起こっている。
 そんな「常識」を、誰が広め、固く植え付けたんだ! 私は残念で悔しくてならない。

 

 15時08分、非常階段をワンフロア上り、東京地裁818号法廷(52席)で、13時30分からの「暴行、脅迫」の審理を途中から傍聴してみた。第1回は7月。どんな事件だろう、と。

 被告人は身柄(拘置所)。60歳代かなあ。リモートで証人尋問が行われていた。証人は被害者の1人らしい。別室にいて、証言の様子を裁判官、書記官、検察官、弁護人だけが手元のノートPCで見る形だ。声は被告人、傍聴人にも聞こえる。中年男性の声だった。

 弁護人(年配男性)からの尋問が、んまあ、すごかった! 私は傍聴ノートにこう書いた。

「すっげでかい声 糾問調 完全に自分の考え 押しつけ 証人が知らないことをぶつけ なんだこれーw」

裁判官 「証人に対する質問をしてください。弁護人の意見を述べる場ではありません」

 と裁判官が何度も言うのだが、弁護人は、なんだか証人を小馬鹿にしたように、でっかい声でわめき続ける。

 検事を定年で辞め、弁護士登録し、シンプルな自白事件を少し扱っただけ、かしら。「こりゃヤメ検だよね~」とノートに書いて私はそっと出た。

 

 15時30分~、東京地裁416号法廷(42席)で「不同意わいせつ」の判決。

 被告人は非身柄。長身で、グレー地に黒のイラストと赤い大きな英文字のトレーナーを着て、ややのけぞり、目を閉じている。なんかちょっと偉そう。
 検察官席の付近が広くパーティションで覆われ。被害者と参加人弁護士がいるのだ、きっと。

裁判官 「本日は…(判決言渡し)ですが、その前に?」
検察官 「前回の被告人質問を踏まえて、被害者がさらに陳述をしたいと…」

 再開して、パーティションの中から、若めの女性の声で意見陳述が始まった。

被害者 「改めまして…ありがとうございます…なぜ、もう一度…私たち被害者の痛み、苦悩が、誰にも届いていない…374名の重み…口だけの謝罪…流し作業…なんなのか…」

 こんな部分もあった。

被害者 「性嗜好の歪み? 笑わせないでください! 374名が犠牲に…(前回は被告人の母親を尋問したのか)幼少期は真面目? 笑わせないでください!」

 よく通る、良い声で、かつれつよく、激しく叩きつけるような陳述が、15分間も続いた。
 「374名」ってなんなの? 帰宅後いろいろネット検索してみたが、どうも見つからなかった。報道されるのは、ほんとにごくごく一部なのだ。 

 この陳述も踏まえたいと、判決言渡しは3月になった。傍聴しなければ!

2026年1月22日 (木)

駐車車両のタイヤの上に、現金105万2千円を置き!

 東京地裁で「組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律違反」の新件(第1回公判)を傍聴。

 被告人は身柄(留置場)、40代前半、無職、なーんか偉そうで悪そうな感じが。銀行等の預金通帳とキャッシュカードを匿流詐欺グループに売ったんだろうか。

 いや、違った。初めて聞く手口の犯行だった!

1、 親族が至急に現金を必要としている、というあるあるの詐欺電話を詐欺グループ(の架け子)がかけた。

2、 その親族の上司を名乗る受け子が、埼玉県の和光市だっけ路上で、騙された被害者から現金を受け取った。

3、 被告人は指示を受け、黒色のアルファードを運転して埼玉県和光市のコインパーキング、三井のリパークへ行き、指示された枠に駐車。

4、 受け子はそのコインPへ行き、指示にしたがい、赤いカラーコーンのある枠に駐車した白色のライトバン、の助手席側のタイヤの上に、現金105万2千円が入った紙袋を置いた。

5、 被告人はその紙袋を回収し、駐車料金を精算機で精算してアルファードを発進させ…。

 

 弁護人は2人。何度かお見かけしたような中堅男性と、ずいぶん昔からお見かけする、長身でお洒落ぇ~な中年男性。
 最近受任したばかりなのか「まだ整っておらず」と、公訴事実に対する認否は留保。証拠意見も留保。

 次回期日がなかなか決まらない。私はそっと出て…。

 

 そばの非常階段を3フロア降り、東京地裁の別の法廷で「傷害」の審理を傍聴。

 これ、さっきスマホ検索したところ、自転車の男性(61歳)を車道上で転倒させ殺人未遂で逮捕、という報道がヒットした。交通トラブルなら私のジャンルといえる。

 被告人は非身柄。スーツにネクタイ、普通に会社員か公務員風のおじさんだ。弁護人が少なくとも2人。もう1人は弁護士か司法修習生か。
 今日は、同意書証の要旨告知から。甲9号証、被害者は「回復見込みのない意識障害」と出てきた。ええっ。
 今後どうするか、とりあえず打ち合わせの日程を長々検討しはじめた。私はそっと出て…。

 

 エレベーターで3フロア上がり、南側へ70mほどか歩き、東京地裁の別の法廷へ。ドアは施錠されておらず、「過失運転致傷」の新件の、最終弁論が始まるところだった。

 被告人は黒スーツの、がっちした若者だ。こう言っちゃなんだが、ネクタイが若者風で安そう。
 どうやらバイクとの事故で、被害者は鎖骨を骨折したらしい。

 治療費は保険で支払い済み(または支払い見込み)だが、そのほかに誠意を示すべく「弁護人を通じて示談の打診」をしており、次回判決の期日に、再開を請求したい旨を弁護人は述べた。

 被告人は前科前歴なし、交通違反が1件のみ、姉が証人出廷したという。執行猶予で決まりのシンプルな事件だ。

裁判官 「どうしましょうか、今日判決することも…」

 示談ができてもできなくても判決に影響しない、ゆえにそんなことを言うわけだ。検察官は応じた。
 ところが弁護人は、あくまで示談にこだわり、1カ月ほど先の期日を求めた。うーん。

 

 同じ法廷で続けて「道路交通法違反」の新件。

 被告人は60代前半の「飲食店従業員」。俳優顔のお洒落な男性だ。弁護人の隣の席から、法廷中央、証言台へ歩く際、靴がカツカツと良い音をたてた。

 前科4犯、うち2犯は同種。昨年2月確定、無免許運転、懲役5月、執行猶予3年…。
 同年10月、飲食店関係者が運転する車両に同乗して出かけ、その関係者は、被告人が無免許であることを知らなかったようで、降車して被告人に買い物を頼み、被告人は運転してドラッグストアへ。その駐車場でか倉庫にぶつけ、申告せず歩いて立ち去り、戻って車両を運転して移動させ…。

 今回は執行猶予なしの拘禁刑、前刑の猶予は取り消され、ダブルで服役、間違いないだろう。粛々と行くのだ刑務所へ。
 「乙号証の一部不同意、任意性は争いませんが…」と若めの弁護人が言うのを聞きながら、私はそっと出た。もう帰らねば。帰って原稿を書かねば。

2026年1月15日 (木)

不幸な事故はいつまでも起こり続けざるを得ない…

 ちょと調べ物をして、なんと、2007年4月20日(金)に書いた記事が、下書きのままだったことに気づいた!
 せっかくなので、2026年1月15日(木)にアップしよう。

   🚭 🚻 🚭

 警察庁へちょっと寄ってから、東京地裁・刑事12部(井口修裁判官?)515号法廷で、4月11日に傍聴した業務上過失致死の第2回公判。

 検察官が訴因を変更し…。
 14時39分~14時54分、被告人の上司を証人尋問。
 14時54分~15時54分、被告人質問。
 論告(求刑は禁錮3年)、弁論、最終陳述で、16時17分閉廷。

 いや~、これは! いやはやなんとも!

 検察官の立場、裁判官の立場、被告人の立場、弁護人の考えが、くっきりハッキリ伝わってきて、あ~、これじゃあ、被害者・遺族と加害者、双方にとって不幸な事故は、いつまでも起こり続けざるを得ないな~、弁護人の考えが事故防止にはいちばん有用と思うが、そんなの法廷は必要としない、にしても偉そうに書面上の正義ばっか振りかざす検察官は最悪だな~、あ~あ、とため息が出た。

 そのへん、詳しく書いてる暇がない。
 あと1時間か2時間、机に向かう時間があれば、あれとこれが片づくのだが、と後ろ髪引かれつつ裁判所へ出かけ、ということを4日間くり返すと、検察統計でいえば、未済(みさい)が既済(きさい)をどんどん上回っていく…。

 そんな忙しいなか、道路交通法専門なのになぜわざわざ業過を傍聴に出かけたのか? それがねぇ、今日のメインはオービス事件だったんだが、手帳のメモミスで…(泣)。

 

 ともあれ、強く思うのは、新車情報、海外の珍しい情報など、交通社会の最新の話題を提供しつつ、身近な事故を分析して、被害者にも加害者にもならないためには、どうすればいいか、スタジオのタレントさん、専門家らと考える、「加害者をやっつけろ。ギャー」でストレス発散して終わらない、そんな1時間番組を日曜夜9時あたりに、車のメーカーら、あるいは損保会社らは、なんでやらないのかってこと。

2025年12月20日 (土)

芸能関係の事件を1日に3件傍聴した

 この「過失運転致死」の被告人、1年半前にも別の「過失運転致死」で有罪判決を受けてるんでは? 二度も死亡事故をやらかすとは、どんな奴!?

 という「過失運転致死」を見つけ、頑張って傍聴した、東京地裁で。この日は弁護人の立証からだった。

 被告人(非身柄)は60歳ぐらいか、音楽系の芸能方面の人だという。
 事故後、毎月現場に供花してきたという。

弁護人 「来年3月で7年間になりますね」
被告人 「はい」

 なっ、7年、どゆこと? なんと、不起訴2回を経て東京地裁に起訴され、禁錮2年6月を言い渡され、控訴。
 そしたら東京高裁は、飲酒と睡眠薬と両方がどう影響したか、その影響についての予見可能性はどうか、審理が尽くされていないと、破棄&差戻し!
 1年半前の期日は、差戻し前の第一審だったんだね。

 

 飲酒したあと、マイスリーを、本来1錠のところ2錠(20mg)服用し、寝ようと思ったら知人女性から電話があり、会って話さねばと午前2時過ぎ、運転を開始。朦朧として、時速40キロ以上で左折、対向車線へ逸脱。自転車を押して横断歩道を渡っていた73歳女性に衝突し、多発外傷、脳挫傷で死亡させた、というふうな事件なのだった。

 差戻し後の当審では、埼玉医科大学の教授と准教授、薬剤師の証人尋問を行ったという。

 求刑は禁錮4年。死亡事故で4年はめちゃくちゃ重い!
 判決は2月某日が指定された。差戻し前の一審と同じく禁錮2年6月になるんだろうと想像するが、なぜ2度も不起訴になったんだろう。よっぽどの事情があったのか。傍聴しなければ!

 

 この日は、ほかに2件、被告人が芸能方面の事件をたまたま傍聴した。

 1件は、酒気帯び、0.74mg。アイドルとファンとの交流の会を実施し、普段は酒を飲まない被告人は、必要なあれこれを車で会場へ運び交流会を仕切る役割だったが、なぜそうなったのかだいぶ飲酒し、交流会が終わり、「同僚」を助手席に乗せて送る途中、中央分離帯に衝突して横転…。

 もう1件は、芸能事務所のプロデューサー。大事な取引相手とのゴルフに遅れそうになり、午前3時半頃、首都高の稼ぎ頭というべき中央環状線、目黒区付近のオービスにより141キロ(超過81キロ)と測定撮影され…。

 

 私はね、有名芸能人の裁判を狙って傍聴する(傍聴券抽選に並ぶ)ことは、ほぼない。

 しかし、たとえば超有名お笑い芸人さんのマネージャーの事件とか、超有名女性歌手の“パパ”の事件とか、某テレビ局の有能ディレクターの事件とか、十分に有名なお笑い芸人さん本人の事件とか、傍聴券抽選じゃない事件は、まあまあ傍聴してきた。

 誰も知らない、知れば「ええっ!」となる、そういうのを傍聴するのが、芸能関係に限らず、私は好きなんだね。

 無罪判決より、罰金刑の執行猶予に痺れる、そんな奴が1人ぐらいいてもいいじゃないか。いや、これは私1人ではなかろう。ほかに複数人いるようだと私は見ている。頼もしいです。 ※無罪を軽く言うものでは毛頭ないです。

2025年12月12日 (金)

スマホに脇見して時速80キロで突っ込んだ!

 「首都高で事故、2歳児死亡 3台玉突き、東京・板橋」と2025年4月19日付け秋田魁新報。 ※魁=さきがけ。

 12月10日13時15分~、東京地裁でその第4回公判、「過失運転致死傷」の判決言渡し、を傍聴した。
 被告人は保釈中。濃く伸びた坊主頭でずんぐり系の若者だ。黒スーツに黒系ネクタイ。背中がむっちりしている。

 事故歴5回、なのに前科なし。「過失運転致傷」で立件されたが、不起訴で終わったのか。被害者のケガの程度が2週間以内、治療費等が保険で出るケースを、検察はほぼすべて不起訴にしているのだ。

 そうして本件をやらかした。準中型貨物で首都高(※)を運転中、片手に持ったスマホに脇見。渋滞で減速走行中の車列に、時速約80キロで突っ込んだ…。 ※首都高は自動車専用道路。裁判官は「高速道路」と言った。

 それをやれば大変なことになると決まってることを、あえてやり、大変なことになったわけで、事故では全くない。少なくとも未必的な故意が優に認められ、故意に欠けるところはない。交通無差別殺傷事件、私はそう思うのだが。

 

裁判官 「主文。被告人を懲役3年に処する…」

 主刑が3年までなら執行猶予を付すことができる。もしや懲役3年、執行猶予5年かも、と被告人はちらり思ったろうか。裁判官は続けた。

裁判官 「…もう一度くり返します。懲役3年に…」

 裁判官は――それがこの人の個性と思う――決まりの短文をひらひら棒読みする感じで読み上げ、溜めをつくらずソク上訴権を告げた。言渡しは3分で終わった。

 傍聴席から2人の男性が立ち上がり、バー(傍聴席の前の柵)の中へ。保釈を取り消し収監するのだ。こんな者が何年、何十年刑務所へ行こうと、失われた命は戻らない。

 検察官の後ろの席にいた被害者参加人(死亡男児の両親)のうち女性が、憤怒の表情のまま涙があふれた!

 

 

 私はすぐに法廷を出て、そばの非常階段を駆け上がった。真上の法廷で13時20分から「過失運転致傷」の判決。

 こちらの被告人(非身柄)は、いかにも年寄り年寄りしたお年寄りだった。80歳代か。耳が遠い。

裁判官 「主文。被告人を拘禁刑1年に処する。この裁判が確定した日から5年間その刑の執行を猶予する」 ※2025年6月1日から懲役、禁錮が拘禁刑になった。

 過去に同種の罰金前科があり、多数の交通違反歴があるが、体刑の前科はナシ。脇見して赤信号を看過、右折してきた二輪車に衝突、重傷を負わせた…。

裁判官 「免許証返納の意思はなく…猶予は最長の5年としました」

 

 廊下へ出て壁の開廷表をメモっていると、被告人と弁護人が出てきた。

弁護人 「5年は長い…免許、返納しないと言ったから…」
被告人 「免許…取消し…」

 被告人の頭には取消しのことしかなく、返納が入り込む余地はなかった、そう聞こえた。私は傍聴ノートに「話が通じてないみたい」と赤ペンで書いた。

 ちなみに、運転免許の返納は、取消し処分の対象者はできない。この被告人が返納するためには、取消し処分の欠格期間が明けてから、再度運転免許証を取り直し、それから返納することになる。

 

 13時40分から東京高裁で、被告人氏名秘匿の「住居侵入、不同意性交等致傷」の判決を、14時から高裁の別の法廷で「殺人、死体遺棄、旅券法違反、出入国管理及び難民認定法違反、公文書偽造」の判決を傍聴した…。

2025年11月17日 (月)

国交省が本気で踏み間違い事故防止を!?

 「踏み間違い死亡事故の88%は高齢者…加害者には厳罰!で問題は解決するのか」とwebドライバーに書かせてもらった。

 アクセルとブレーキの踏み間違いにより事故が発生するのも、高齢者によるその事故が重大死傷事故になりやすいのも、当然といえる。防止装置が発明され、販売されている。しかし世間はあんまり興味を示さないようだ。
 高齢者による重大踏み間違い事故が、いつまでも報じられ続ける…。

 

 昨日、偶然に、国土交通省のwebサイトで以下のようなPDFファイルを発見した! 

 

    令 和 7 年 6 月 1 7 日
    物流・自動車局車両基準・国際課
    審 査 ・ リコ ー ル 課

ペダル踏み間違い時加速抑制装置の搭載を義務づけます!
  ~道路運送車両の保安基準等の一部改正について~

1.主な改正の概要

⑴ 「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」の義務付け
電気自動車を含め、オートマの乗用車(クラッチペダルのない乗用車)には、「ペダル踏み間違い時加速抑制装置に係る協定規則」に適合する装置を備えなければならないこととします。(詳細は別紙参照)
【適用時期】
新型乗用車:令和 10 年9月1日(輸入車は令和 11 年9月1日)

⑵ 農耕トラクタ等の特殊自動車の安全対策等

① 令和6年8月に開催された農林水産省農作業安全検討会での検討の結果等を踏まえ、農耕トラクタの運転者席に座席ベルトを備えなければならないこととします。
【適用時期】
新型車、継続生産車:令和9年1月1日

② 林野庁において推進している高性能林業機械の導入への対応として、大型特殊自動車及び小型特殊自動車に備える灯火器及び後写鏡については、一定の条件のもと、作業時に取り外しを可能とすることとします。

2.公布・施行
公 布 : 令和7年6月17日
施 行 : 令和7年6月17日(一部、同年6月23日、同年7月6日)

 

 乗用車については「新型」限定、2028年(輸入車は2029年)9月からとはいえ、ついに義務付け!

 私は紙の日本経済新聞の朝夕刊を、隅々までではないが毎日読んでいる。YouTubeで民放のニュースを、ざっとだが見ている。
 けれど、こんな重大発表を、しっ知らなかった。

 お役所のこうした文書に「!」が付くって珍しいんじゃないか。もしや国交省は、強い抵抗に逆らってここまで到達したことに、興奮してるとか?
 抵抗ってなに。分かんないけど、防止装置の後付けを、または最初からの組み込みを、嫌う事情があったんじゃないかなあ、と思えて。

2025年11月 8日 (土)

未必の故意による無差別殺傷事件、なぜ危険運転でさえないのか

 11月4日(火)、この日は手帳に傍聴予定がなかった。

 しかし家人から言いつけられた、15時頃に都心の某所へ来いと。じゃあ、ちらっと、ちょっとだけ、裁判所へ寄ってみよっかな…。 → 裁判傍聴依存症Yes・Noチェック✨

 

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 13時15分~13時30分、東京地裁710号法廷(52席)で「公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例違反、建造物侵入、神奈川県迷惑行為防止条例、性的姿態等撮影」の判決。
 女子トイレへ侵入しての盗撮と、東海道線か東急東横線での電車内痴漢かな、ほかに何だろ、まずはこれを傍聴してみることに。

 被告人は身柄(拘置所)、べたついた感じの濃い髪、地味なおっさんだ、50歳ぐらいか。
 傍聴人は、私のほかに、母娘と思しき女性1組のみっ。おかしい。さっき1階の開廷表にひとだかりがなく、今日はやけに傍聴人が少ないように感じたが、それもしても、おかしい。他に何か強烈な事件があるのかっ?

 13時18分、裁判官が来ない。書記官は何も言わない。来ないあなたを、私待ぁつぅわ、いつまでも待ぁつぅわ。
 「1320出るっ!」と傍聴ノートに書いて私は出た。


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 出て13時30分~14時30分、東京地裁104号法廷(98席)で「過失運転致死傷、児童買春,児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律違反」の判決。
 交通死傷事故と、児ポ法、そんな組み合わせは初めてだ。しかも104号法廷は普通使わない。いったい何?

 法廷付近には腕章の職員が多数いて、一般傍聴人の行列があった。私は40番目ぐらいだったか。 ※ 法廷内には、検察官側に特別傍聴席が4席、弁護人側に記者席が20席もあった。

 被告人は身柄(拘置所)。例の官給品のジャージ上下、メガネ、禿げ坊主、地味顔、ま、30歳ぐらいか。

 検察官席は、前列に6人。若いメガネ君と、太めの中堅男性、この2人が検察官と思われる。弁護士バッジの年配男性と、そして女性が3人。うち1人が、すごい目つきで被告人をにらんでいる。後列には7人か。
 対する弁護人は1人。昔からよく国選をやってる、ちょとイケメンな中年男性だ。

 裁判長が、広い法廷の中央、証言台のところに被告人を立たせた。被告人の両手が軽く丸まっている。ヤンキー系に多い形だな、と傍聴席最前列から見る私。

裁判長 「主文。被告人を懲役7年6月に処する。未決勾留日数中250日をその刑に算入する」

 交通事故の法定刑は上限が7年だ。上限の7年に、または6年6月に、児ポ法で6月または1年をのせた、そんな感じなのだろう。 ※2025年6月より前の事件なら拘禁刑

 被告人は大型貨物の運転手で、数日前から高熱を発していたのに、会社に対し運転交代を申し出ることもなく、11tの大型貨物に12t超の貨物を積載し、意識が遠のいたり、車線逸脱をくり返したりしながら、とうとう首都高5号池袋線下り、高島平付近で、渋滞停止中の車列に、75~80キロメートル毎時の速度で突っ込み、3台を炎上させるなどし、3人死亡、1人は高次脳機能障害、2人軽傷の重大事故を…。

 未必の故意による、通り魔的無差別殺傷事件! そう思えた。

 しかし危険運転ですらなく、単なる交通事故の扱い、なぜ?
 「自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律」の第2条(危険運転致死傷)の「次に掲げる行為」に、「体調不良」や「政令で定める疾病」がないんである。
 ま、こんな男をたとえ死刑に処したって、殺された人は戻らないとはいえ。

 裁判長が上訴権を継げると、被告人は小さく肯いた。控訴するんだろうか。
 検察官席の前述の女性が、すごい目つきで被告人をにらみ続けていた。13時42分閉廷。

 あそうそう、児ポ法違反のほうは、4日後に神田警察署内で、児童の性的な姿態等の動画、画像複数が保存された携帯電話1台を所持、だった。


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 それから私は東京地裁828号法廷(20席)、13時30分~14時30分の「道路交通法違反」の新件へ。

 13時48分頃、弁護人から被告人質問の最中だった。被告人は非身柄、フード付き黒色ジャンパーにジーンズ、60代ぐらいの男性だ。

 何か医療関係の集荷の仕事で、職場の人間関係のストレスから、飲酒して運転開始、途中コンビニで酒類を買い、さらに飲酒して運転を続け、対向車線へはみ出したり、蛇行したり、縁石に乗り上げたり、青信号で発進しなかったり、とうとう停車車両に追突…。
 呼気検査の結果は「基準値の4倍以上」だったという。

 前科なし。求刑は懲役1年2月。直ちに判決、懲役1年2月、執行猶予3年、訴訟費用(国選弁護人の費用)は被告人の負担とする。14時15分閉廷。


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 15時~16時、東京地裁710号法廷(52席)で「食品衛生法違反」の新件あり。これは珍しい。私は傍聴したことがない。

 だが、検察冒陳で切り上げて出ても、家人の御用に遅刻してしまう。叱られる。怖い。後ろ髪引かれつつ、裁判所をあとにしたのであった。「食品衛生法違反」、なんだったろう、誰か教えて~💦

 

 帰宅後、いつものように被告人氏名でネット検索。
 13時15分からの判決の被告人については、2018年8月に同姓同名の男(41歳)の逮捕報道があったようだ(転載らしきものがヒット)。性犯罪のあるある中のあるある、深夜住宅街を帰宅のため独り歩きの若い女性に背後から抱きつき、下半身を触ったというものだった。

 13時30分からの判決については、すでにいろいろ報道されていた

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