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カテゴリー「交通事故」の186件の記事

2018年9月21日 (金)

普通は死ぬ量の酒を飲まされ強姦され

1809191 第2155号の「道路運送法違反」の法廷へ、私は開廷8分ほど前に行った。
 被告人氏名は中国人風だし、傍聴席は52席だし、エロの匂いは全くないし(笑)、こんなのどうせガラガラだろうと。

 ところが、ぎょっ、傍聴席の奥のほう(検察官席側)に白黒ウエアの若い男女が20人ほどお行儀良く固まっていた。 ※白黒ウエア=ワイシャツまたは白ブラウスに黒ズボンまたは黒スカート。
 団体見学で外国人の事件を傍聴って、あんまりないんじゃないか。52席の法廷の新件がほかにないんだろうか。

1809192_2 傍聴席最前列へ進みつつ私は、二度見、三度見、眉をつり上げ「ふんがぁ!」となった。
 引率と思しきスーツにネクタイの中年男性は、紛うことなくあの稗田雅洋裁判官だったのだ。
 一般人風の服装で、なんで引率をやってるの。あっ、退官したのか?

 そのとおり、新日本法規の裁判官検索によれば昨年3月末で依願退官しているのだった。そして早稲田大学の法学学術院の教授になっているのだった。
 裁判官としてかなりのエリートコースだったのに、なんでっ? ちょと考えられない。
 瀬木比呂志さんの小説を思い出すなら、最高裁とモメ、高額年俸で教授にしてやるからと追い出された? あるいはもしや不倫とかでしくじった? 裁判員の女性と恋に落ち…?

 一般に裁判官は、退官を目前にすると良心に目覚め、すごい裁判をやってのけることがある。なのに私は稗田裁判官の裁判をあんまり傍聴していなかった。仕方のないこととはいえ、しまったなぁ!

 なーんて失礼っぽいこともちらり書くメルマガ「今井亮一の裁判傍聴バカ一代」、9月は以下の9号を発行した。

第2155号 中国人の白タク営業、微信のチャットから
 インバウンド旅行客の急増とともに増えた外国人向けの白タク営業。報道された事件だ。大きな業者から委託されてやる仕事と、ウイーチャット(微信)を通じての仕事とがあり、前者は欧米人が多く、前者は中国人が多く…。はは~、いろいろ勉強になりました。

第2154号 普通は死ぬ量の酒を飲まされ強姦され
 リアルナンパ塾のメンバーの「準強制性行等、集団準強姦」の、今日は2人の被害女性の意見陳述から始まった。凄い内容だった。被告人の反省が口先だけと浮き彫りになるような。そして論告・弁論。弁護人が「今回に限り執行猶予を」と結んだのには驚いた。どう転んでも長い実刑は決まりなのに…。

 以下の3号は9月18日にお知らせした

第2153号 リアルナンパ塾、イエーガーで泥酔させ強姦
第2152号 性嗜好障害等は人生を台無しにする難病!
第2151号 じつは私も池上彰さんの番組に関わった件

 以下の4号は9月11日にお知らせした

第2150号 弁護士が裁判所のトイレに“放火”した事件
第2149号 自動二輪が90キロで信号無視、死亡事故
第2148号 息子を殺害、「鑑定留置理由開示」の裁判は
第2147号 重過失傷害、赤信号見落としの自転車事故

1809193 いま購読登録すると以上9号がどどっと送信される。そして月末までにあと4号が順次送信される。毎月どんな感じか、バックナンバーのページもちらっとご参照いただければ。

 画像は、法務省の掲示板にひっそり掲示された、司法試験の合格発表。だ~れもいなかった。いずれも9月19日(水)の夕方撮影。言っちゃ何だが、有名芸能人の裁判の傍聴券抽選よりだいぶ倍率が低い、むちゃくちゃ低い。
 有名芸能人の裁判を傍聴するのは司法試験に合格するより遙かに難しい、知られざる真実である、うむっ。pout

 ←9月21日13時30分現在、週間INが130で2位~。happy02

2018年9月16日 (日)

あおり運転、予備的訴因のほうが重い?

 以下は9月7日付けNHKニュースの一部。太字は私。

「あおり運転」で死亡事故 検察が監禁致死傷罪も加える方針
 去年、神奈川県の東名高速道路でいわゆる「あおり運転」を受けたワゴン車の夫婦が死亡した事故で、危険運転致死傷などの罪で起訴された男が、車をその場にとどまらせたことも事故につながったとして、検察が監禁致死傷の罪を加える方針を固めたことが関係者への取材でわかりました。
 危険運転にあたらないと判断される可能性があり、裁判が注目されます。
 去年6月、神奈川県大井町の東名高速道路で、「あおり運転」を受けたワゴン車が高速道路上で停車したあとに大型トラックに追突され、ワゴン車に乗っていた静岡市の夫婦が死亡、娘2人がけがをし、危険な運転で事故を引き起こしたなどとして福岡県中間市の石橋和歩被告(26)が危険運転致死傷などの罪で起訴されています。

 「加える」ってどういうことなんだろう。書きぶりからして、事件名は「道路交通法違反、危険運転致死傷(予備的訴因 監禁致死傷)」になるってことなんだろうか。
 それって珍しいような気がするけど、いいの? という話をしよう。

 「道路交通法違反」の部分はいろいろ考えられる。
 車間距離不保持は5万円以下の罰金。進路変更禁止違反も5万円以下の罰金。割込み等違反も同じ。
 本車線道での駐停車違反は10万円以下の罰金。放置駐車、すなわち運転者が車両を離れて直ちに運転できない状態の駐車とされれば15万円以下の罰金だ。

 やむを得ない理由がないのに故意に本車線道に駐停車したら、また他車両に駐停車を余儀なくさせたら10年以下の懲役または100万円以下の罰金とか、そういう規定は存在しないのだ。

 本件の「危険運転致死傷」は、「自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律」の第2条第4号だ。以下、太字は私。

(危険運転致死傷)
第二条
 次に掲げる行為を行い、よって、人を負傷させた者は十五年以下の懲役に処し、人を死亡させた者は一年以上の有期懲役に処する。
  一 アルコール又は薬物の影響により正常な運転が困難な状態で自動車を走行させる行為
  二 その進行を制御することが困難な高速度で自動車を走行させる行為
  三 その進行を制御する技能を有しないで自動車を走行させる行為
   人又は車の通行を妨害する目的で、走行中の自動車の直前に進入し、その他通行中の人又は車に著しく接近し、かつ、重大な交通の危険を生じさせる速度で自動車を運転する行為
  五 赤色信号又はこれに相当する信号を殊更に無視し、かつ、重大な交通の危険を生じさせる速度で自動車を運転する行為
  六 通行禁止道路(道路標識若しくは道路標示により、又はその他法令の規定により自動車の通行が禁止されている道路又はその部分であって、これを通行することが人又は車に交通の危険を生じさせるものとして政令で定めるものをいう。)を進行し、かつ、重大な交通の危険を生じさせる速度で自動車を運転する行為

 「かつ」は「または」ではない。「重大な交通の危険を生じさせる速度」という部分もなければ、2条4号には該当しないのだ。
 「速度」については15キロだっけもっと下だっけ、それでもアウトとする解釈で固まっているが、しかし本件は…。
 検察はどんな論法で2条4号に該当すると言うのか、弁護人はどんな論法で該当しないと言うのか、ぜひ傍聴したい。しかし傍聴券抽選になり、並び屋さんが大挙動員され…。

 泣き言はさておき(笑)、以下は「刑法」。

(傷害)
第二百四
条 人の身体を傷害した者は、十五年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。
(傷害致死)
第二百五条
 身体を傷害し、よって人を死亡させた者は、三年以上の有期懲役に処する。

(逮捕及び監禁)
第二百二十条
 不法に人を逮捕し、又は監禁した者は、三月以上七年以下の懲役に処する。
(逮捕等致死傷)
第二百二十一条
 前条の罪を犯し、よって人を死傷させた者は、傷害の罪と比較して、重い刑により処断する。

180914 「監禁致死傷」は第221条、だからつまり3年以上の有期懲役より重い感じで処断されるわけだ。ちなみに有期懲役の上限は20年。

 「危険運転致死傷」は1年以上の有期懲役…。あれっ? そしたら予備的訴因のほうが重いじゃないか。
 軽いほうの罪で起訴しておいて、それがダメなら重いほうの罪にしたい、普通なかなかないことのように思う。

 おっと、冒頭の報道の「加えて」が予備的訴因と決まったわけじゃないのだ。いやでもでもしかし、じゃあ「加えて」はどういう意味なのだろう。
 嗚呼、第1回公判の検察官の冒頭陳述を、ついでに弁護人の冒頭陳述を傍聴したい…。

※ 画像は本文とは無関係。マニア氏からのいただきもの。14日(金)のテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」より。いちおうジャケットを着て行ったのに、局に着く前に暑いからと脱ぎ、着るのをころっと忘れたのです。この画像がなぜ横向きなのか、分かりません~。sweat01

 ←9月16日1時30分現在、週間INが150で1位~。happy02

2018年8月 9日 (木)

ブレーキ踏み間違い事故、最新データ

 メルマガ第2133号「組織的な“妊娠詐欺”、一部無罪の理由は!」の編集後記で速報したデータを、ここでもちらっと明かしておこう。

 ブレーキとアクセルの踏み間違い事故の、第一当事者(※)年齢層別の事故件数の最新データをゲットした。 ※第一当事者=過失の重いほう、過失の程度が同じなら死傷が軽いほう。

 2017年の踏み間違い事故の、全年齢の事故件数は4722件。うち死亡事故は50件。
 年齢層別のトップ5はこうだ。丸括弧内は死亡事故件数。

 1位 75歳以上 867件 (26件)
 2位 16~24歳 865件 (0件)
 3位 65~74歳 817件 (15件)
 4位 40~49歳 532件 (4件)
 5位 30~39歳 526件 (0件)

 一目瞭然、踏み間違い死亡事故50件のうち41件が65歳以上! 極端な偏りといえる。
180808 高齢になるほど、踏み間違いに気づくのが遅れる、つまりアクセルを強く踏み続ける、そこがひとつの大きな原因と警察のほうでは分析しているようだ。

 間違えてアクセルをぐわっと踏めば、機械的にまた電子的にアクセルがパカッと外れる、そんなふうなアイデア装置、踏み間違い事故の防止に特化したアイデア装置を複数の中小企業が考案し、販売している。
 しかし国家は興味がないようだ。

 ここまでの高齢社会になりながら、足下の暗がりにアクセルとブレーキ、正反対の働きをするペダルを2つ並べ、目視することなく的確に踏ませようとする、そのこと自体に無理があるのだと思う。

 編集後記でそんなデータの速報もするメルマガ「裁判傍聴バカ一代」、8月は以下の2号を発行した。

第2136号 薄い微笑みがつらかった人生を想像させ
 ホストクラブに体験入店し、先輩ホスト2人のマンションに同居するや、現金を盗んで逃走した事件。なんと同種前科があり…。  プラス、同種で執行猶予中の万引き、こちらは再度の執行猶予に。なぜ? その理由が…。  編集後記は、交通違反についてネット情報の明らかな間違いを。

第2135号 乳児を虐待殺と報じられ事件、傍聴してみた
 早々と大行列ができた。夏休みだもの。そうとは知らずそばの待合室に被告人の両親がのんびり座っており、傍聴できない状況になった。嗚呼、またか。そこで私はどうしたか、びっくりなことをしたのだった(笑)。それから満席の法廷で裁判が始まり…。

第2134号 学校でイジメられ、中2でシャブをおぼえ
 同種服役前科あり、また覚せい剤をやった被告人は、グラマーで姿勢の良い女性だった。その生い立ちは、北原ミレイさんの名曲『ざんげの値打ちもない』(阿久悠さん作詞!)を彷彿とさせ…。結審して被告人席へ戻った被告人は静かに泣きに泣き、透明な涙がこぼれにこぼれた。

 いま購読登録すると以上3号がどどっと送信される。そして8月末まであと10号が順次送信される。そこまで無料だ。
 単なる傍聴記、傍聴レポートではぜんぜんない。じゃあ何なのか。私自身どう宣伝していいのかよく分からないのだが、類似のものがなく唯一無二の読み物、ですかね。

※ 画像は昨夜の家飲みの酒肴。きうりと、長芋をすったやつ。そして殻から外してたてのぷりっぷりの牡蛎を片栗粉にまぶしてバターのみで焼いたのと、同じく殻から外したての丸々としたホタテをバターと醤油で焼いたの。ホタテは小さな皿に載りきらず、下の大きな皿の右上にも1個載っている。大きな皿のは家人手作りの肉ピー。黄色いのは、肉ピーを焼いて肉汁だらけのフライパンに落とした卵だ。これがまた旨くて。豪華でしょ~。

 ←8月9日00時50分現在、週間INが180で1位~。happy02

2018年7月12日 (木)

川崎支部の自転車死亡事故、傍聴券は12枚…

2 漠然といえば自転車の事故。
 少し詳しくいえば、自転車を運転中に事故を起こして起訴された事件。それが刑事裁判の法廷へ出てくることがたまにある。
 事件名は主に「重過失致死」または「重過失傷害」だ。 
 犬の咬みつきや、駅のホームを走って人にぶつかり線路へ転落させた等々もその事件名で出てきたっけ。

 超絶マニアックデータその1を調べてみた。
 現時点で私は、自転車事故の「重過失致死」を6件、自転車事故の「重過失傷害」を25件、傍聴していた。
 合計31件。被告人の年齢は21歳から68歳までさまざま。女性は6人だ。電動アシスト自転車あり、スポーツタイプの自転車あり。
 単に不注意の過失だけじゃなく、信号無視とか悪質な違反もあると「重過失」になるのだ。

 これだけの数を傍聴したのは日本で私だけじゃないかと思う。だぁって私の場合、別の法廷で「強制わいせつ」や「殺人」や女性被告人の「ストーカー行為等の規制等に関する法律違反」があっても、真っ直ぐ「重過失致死」「重過失傷害」の法廷へ行くから(笑)。

1 それでだ、7月11日の夜、お世話になってる若いマニア氏から情報をいただいた。横浜地裁川崎支部で12日、あの、スマホとドリンクを持ちつつ電動アシスト自転車を運転、死亡事故を起こしたとされる女子大生の「重過失致死」の第1回公判があると。
 私は7月2日に川崎支部へ問い合わせるべく手帳に書き、ころっと忘れてた。ありがとう。よし、32件目を傍聴しようっ。

 だが、傍聴券抽選だという。
 うわぁ、前橋地裁・太田支部みたいなクソバカ野郎なことになりそう。記者クラブマスコミはどうせ横並びの短報しかしないくせに──それぞれ役割ってもんがあるのでそれはそれでべつにいいけど──なんで傍聴席を埋めたがる、ちっきしょぉ。
 地団駄踏んで断念した。

 12日の朝、念のため川崎支部へ電話してみた。
 傍聴券抽選の当たり券は、案の定、たった12枚ぽっち…。

※ 画像は那覇地裁。別のマニア氏の撮影による。

 ←7月12日14時50分現在、週間INが180で1位~。happy02

2018年1月24日 (水)

秒速28メートルで急接近!

 以下は1月22日付けNHKニュースの一部。

早稲田大教授が中央道ではねられ死亡 事故で車外に出た直後
 22日未明、東京・三鷹市の中央自動車道で、事故を起こして高速道路上で停車していた早稲田大学の男性教授が、車の外に出た直後に後ろから走ってきたトラックにはねられて死亡しました。
 22日午前0時10分ごろ、三鷹市新川の中央自動車道の上り線で、中央分離帯に衝突する事故を起こした男性が、事故処理のため車の外に出て左側の車線に立ち入ったところ、後ろから走ってきたトラックにはねられました。
 トラックにはねられた男性は、東京・中野区の早稲田大学社会科学部教授の西原博史さん(59)で、病院に運ばれましたが全身を強く打って死亡しました。

 ニュース映像を見ると、その付近の中央分離帯はガードレールだけのようだ。追越車線で動けなくなったなら、走行車線を横断して路側帯へ避難しようとする、それ自体は普通のことといえるだろう。
 「高速道路における緊急時の3原則!」は、
  路上に立たない!
  車内に残らない!
  安全な場所に避難する!
 なのだ。

 しかし…。
Img_1642 私が定期購読しているマニア雑誌『月刊交通』(東京法令)の12月号──それが現時点で最新──の「交通警察の基礎知識」、今号のテーマは「高速道路の安全利用について」であり、こんなことが書かれている。

「後続車との距離が相当あったとしても、時速100キロメートルの車両は1秒間で約28メートルと、想像を超えた速さで接近してきます」

「多くのドライバーは、『まさか、高速道路上に歩行者はいないだろう。』……という思い込みで……」

 高速道路において2016年中に、歩行者、または駐停車した車両内の乗員が死亡した事故は27件発生。高速道路における死亡事故の約15%を占めたそうだ。
 その27件について、高速道路を歩いたり、駐停車することになった、理由は…。

  車両故障によるもの 5件
  交通事故によるもの 12件
  高速道路外からの歩行者の立入り 2件
  道路工事などの作業中のもの 3件
  駐停車した理由が不明のもの 5件

061108


 画像は、宇都宮地裁・足利支部へ行く途中の首都高速。西原教授が走行車線を無事に渡り、非常電話等で通報すれば、こうした掲示板にすぐ「事故車あり」等の表示がされただろう。合掌。

 ←1月24日4時50分現在、週間INが80で3位~。happy01 

2017年12月24日 (日)

失われなくていい命が無残に失われていくのは仕方のないことなのか

 自分の過去記事をちょと調べてて、こんなのを発見した。
 2012年6月発売の『ドライバー』に書いた原稿だ。あのとき私はだいぶ熱くなって書いたんだが…。
 以下に転載しよう。写真は本文とは別の事故。ガードレールのおかげで歩道へ突っ込まずに済んだ。

 4月23日の朝、京都府の亀岡市で、集団登校の小学生の列にクルマが突っ込み、多くの死傷者が出るという、とんでもない事故が起こった。
 4月27日の朝には愛知県でも、集団登校中の小学生の列にクルマが突っ込んだ。同日、時間的にはその約15分後に千葉県で、登校のためバスを待っていた小学生の列にクルマが突っ込んだ。同じタイプの事故が3件連続とは!

080811_05250001 とくに京都のケースは死傷者が多いうえ、加害者が無職の少年で無免許だった。報道は過熱した。
 現場にブレーキ痕はなく、居眠り運転と判明! 加害少年は元暴走族の中心メンバー! 仲間とともに夜通し走り回っていた! インターネットではさっそく少年らの実名暴きが始まった。
 さらに、被害者らの氏名や連絡先を無断で、警察が加害少年側に教えたことが発覚! 死亡被害者の父親の携帯電話番号を教えたのは小学校の教頭だった!

 テレビ・新聞を見ると、けしからん! 許せん! わっしょいワッショイと日本中が熱狂しているかのような。私は思った。ああ、いつもこれだから同じタイプの事故、起こらなくていい事故が起こり続けるんだ、と。

 加害少年が無免許だったとか、居眠りだったとか、そんなのはハッキリ言ってどうでもいいのだ。大事なのは、進路を外れたクルマが小学生たちに突っ込んだという事実なのだ。
 警察庁が「原付以上運転者(第1当事者)の法令違反別死亡事故件数」というデータをとっている。事故原因のデータといっていいだろう。
 2011年の総計は4118件。もっとも多いのは「信号無視」でも「最高速度」でもなく「安全運転義務違反」。内訳は、
  漫然運転  733件
  脇見運転  648件
  安全不確認 429件
 などで合計2503件。要するにちょっとした不注意が6割以上を占めるのだ。

 クルマがどんなに高性能になっても、運転する人間のちょっとした不注意は避けられない。クルマが進路を外れることもある。
 ハッと気づいてハンドルを戻せばいいが、気づかず電柱に激突することもある。田んぼや崖下へ落ちることもある。路側帯へハミ出してしまうこともある。

歩行者の通行の用に供し、又は車道の効用を保つため、歩道の設けられていない道路又は道路の歩道の設けられていない側の路端寄りに設けられた帯状の道路の部分で、道路標示によつて区画されたものをいう」(道路交通法第2条第1項第3号の4)。

 これが路側帯の定義だ。白線で区画されたにすぎない「帯状の道路の部分」、そこへついうっかりハミ出してしまうことは、いくらでもあり得る。運転者が居眠りした場合、路面が水はけのため左側へやや傾斜していれば、左側の路側帯へハミ出しやすい。
 京都のケースでは、そんな路側帯を集団登校の通学路としていたのである。いつか必ず事故が起こるに決まっているではないか!

 防ぐ方法は明らかだ。ガードレールを設けておけば、うっかり進路を外れた運転者はガードレールに衝突してハッと気づく。路側帯の白線をこえて小学生たちの列にまで進んでしまう、ということが避けられる。
 現場は府道。京都府はどう考えているのか。5月3日付けの産経新聞によれば、京都府の道路管理課はこうコメントしているそうだ。
「ガードレールを付けたことで逆に道幅を狭めて危険が増したり、道路沿いの民家に不便を掛けたりすることもある。どこにでも付けられるわけではない」
 どこにでも付けなくていい。せめて集団登校の通学路には必要だ、との認識はないらしい。

 ガードレール以外にも方法はある。たとえばハンプ、つまり車道に設けるカマボコ型の盛り上がり。道路構造令第31条の2がいう「凸部」だ。騒音対策のためゴム製のハンプもある。
 また、ボラード(頑丈な鉄柱)を車道に設置して「狭窄部」をつくっている場所もある。ボラードや街路樹を利用して車道をわざとじぐざぐにする手もある。
 これらは、運転者の自発的な注意に頼らず物理的にスピードを落とさせ、注意を喚起する方法だ。

 ところがニュースを見る限り、京都の現場にはそんな安全施設はなにもない。ただ白線で区画された「帯状の道路の部分」があるだけだ。つまり、
「人間は不注意な生き物。クルマが進路を外れることは当然にあり得る。しかし、進路を外れたクルマが歩行者(とくに集団登校の小学生)と交錯してはならない」
 という考え方が欠落しているのだ。

 そうして、加害少年が元暴走族だとか言って、世間は(マスコミが先導して?)攻撃する。ずっとそれでやってきた。だから、起こらなくていい事故が起こり続ける、罪もない子どもたちが犠牲になり続ける、私はそれが口惜しくてならない。

 2006年9月、埼玉県で、公園へ出かける途中の園児たちの列にクルマが突っ込み、大勢の死傷者を出す事故があった。運転者(37歳)は、助手席に置いた音楽プレーヤーを左手で操作、脇見していたんだという。やはり路側帯での惨劇だった。あのとき、対策として出てきたのは、ガードレールではなく現場の制限速度を30km/hにすることだった。
 その後も、通学の児童、生徒へクルマが突っ込む事故は全国で起こり続けた。そうして今回の京都の事故に至るわけだ。
 悲惨な事故が起これば加害者を責め、規制強化、取り締まり強化、厳罰化を求めて盛り上がる。どうかしてるよと私は思う。

 ただ、京都の事故に対する熱狂は急激に収束した。4月29日の未明、群馬県内の関越道で、高速ツアーバスが居眠り運転で路側の防音壁に深々と突き刺さり、多数の死傷者が出たのだ。
 インターネットが使える方は「貸切バス事業に関する実態調査」を検索してみてほしい。2007年3月付けの、国土交通省の近畿運輸局とバス協会の調査結果がヒットする。その「自由意見」には、こんな声が噴出している。

「近年バス事業者全体が旅行会社の言いなりにならざるを得ない状況に陥っている…」
「規制緩和により、新規事業者がアルバイト運転手を使い安い運賃で走るために、正社員で運行しているバス会社は大変です…」
「自由競争の奨励は反面弱い所に色々な無理がしわ寄せされる事になり、いずれ事故に…」

 今回の関越道のような事故が起こることは予想されていたのだ。そうして、進路を外れたバスが突き刺さる構造の防音壁が…。
 失われなくていい命が無残に失われていく、それはもう仕方のないことなんだろうか!

 そんなことを長年にわたり言い続けているのは、私が知る限り、どうも私だけらしい。なぜ? 結局、分かりやすいシンプルな“悪”を叩けば十分、叩き尽くしたら次の悪=獲物を追えばよろしい、そういうことなんだろうか。

 私はこっち方面が専門だからこんなことを言うわけだが、他の方面も同様なのかもね。

 upアフィリエイト、つまりここから楽天へ入って何か買うと、その一部が私の手数料収入になる、そういう仕掛けです。

 ←12月24日0時30分現在、週間INが80で2位~。happy01

2017年12月23日 (土)

アメリカの交通事故死者5万人って

 こんなのがあると、また読者氏から教わった。

 そこかよっと笑われそうだが、私が注目するのは「交通事故で去年5万人も死んだんだぞ」という部分(字幕)だ。

 11月25日の当ブログ記事で紹介した2016年の「交通事故統計年報」(警察庁交通局)によれば、2015年のアメリカの交通事故死者は3万5092人。他国に比べ、突出して多い。
 警察庁のそのデータは2000年から載っており、2000年から2007年までアメリカは4万人台が続く。2005年は4万3510人だ。そこからすると、YouTubeで切り取られている映画は1999年以前のものかと思われる。

 アメリカの社会は国民は、交通事故をどう捉えているんだろう。どんな事故が多いんだろう。「危険運転致死傷罪」みたいな処罰規定はあるんだろうか。
 日本はアメリカべったりだとか言われるのに、そういうところは聞こえてこない。残念だ。

 ところが先日、某国大使館の広い会議室で、世界の交通安全思想について3時間以上も話を聞く機会を得られた。スピード抑止対策、スピード違反取締りのあり方についても聞いた。へえ~! ほ~! の連続だった。いずれ『ラジオライフ』に書こうと思う。
 その前にメルマガを書かねば。

1712231、70歳女性は万引きのおかげで夫婦仲が劇的に改善したかに言うのだが、しかしきっとまたやるんじゃないかと、私だけでなく裁判官もたぶん思い…。

2、少年被疑者の「強制性交等致傷」の勾留理由開示。コンビニへ買い物に行っている間にマンションでそんなことが起こっているとは知らなかったと…!

3、公然わいせつ」は駅ホームの待合室内でのチンコ出し。懲役前科だけで9犯。うちの2犯の裁判を私は傍聴している。被告人(60歳)は今回初めて、女性たちはチンコ出しを気持ち悪く思っていることを知ったのだという。

4、窃盗、威力業務妨害、詐欺」。若いときからやんちゃだったらしい男は、特殊詐欺にどう荷担し、報酬はどうだったか、リアル供述。

5、家族も殺すと脅されて日本へ覚せい剤を運んだというアフリカ人をどう有罪にするか、その論法。

6、被告人は大物芸能プロデューサー。一審は、覚せい剤を裁判を甘く考えていることがありあり見えて実刑判決、その控訴審。飛び抜けた美人妻が普通ちょっとあり得ない誠実本気証言を。裁判長の訴訟指揮具合からして、ああ、これは逆転執行猶予だなと私は思った。

 以上のうちどれを次号でレポートするか、悩む!

 暮れは野菜が高い。4分の1のしかも小ぶりな白菜がセールで158円(税別)だったり。
 画像は、農家の直売所で勝った野菜。小松菜100円、ブロッコリ200円、白菜200円。いずれも税無し。白菜はかなりでかく、自転車のおばちゃんから「立派な白菜ね~、どこで買ったの!」と言われ思わずドヤ顔になったのは私である(笑)。

2017年12月15日 (金)

女子学生のスマホ事故

 以下は12月14日付け時事通信。

スマホ自転車で女性死亡=女子大生を書類送検へ―神奈川県警
 スマートフォンを見ながら電動自転車を運転し、女性に衝突して死亡させたとして、神奈川県警麻生署が、重過失致死容疑で川崎市麻生区の大学2年の女子学生(20)を年内にも書類送検する方針を固めたことが14日、分かった。
 同署によると、事故は7日午後3時15分ごろ、同区上麻生で発生。遊歩道から車道へ出ようとした女子学生が、前を横切った無職の女性(77)に衝突。女性は転倒して頭蓋骨を骨折し、2日後に死亡した。
 事故当時、学生は左手にスマホ、ハンドルに添えた右手に飲料カップを持ち、左耳にイヤホンをしていた。「スマホをいじっていた」と話したという。同署は前方不注意が原因とみている。発進直後だったが、電動式で初速が高く、勢いよく衝突したことが死亡の要因になったとみられるという。

 スマホにつながったイヤホンが、もっと深く脳に入り込み、人間に自動ブレーキをかける、そんなアプリが普及しない限り、こうした事故は止まらないように思う。

17080216 この事件は公判請求(正式な裁判への起訴)が為され、禁錮刑が求刑される、かもしれない。
 来年1月の終わり頃から、横浜地裁・川崎支部へ問い合わせてみようか。

 判決はもちろん執行猶予付きとなるはずだ。が、執行猶予付きでも禁錮刑は禁錮刑。猶予期間が終わるまでその女子学生は、国家資格等を取れなかったり、公務員になれなかったりする。
 就職等のため、どうしても禁錮刑は避けたい場合、公判請求されてからいろいろ主張・立証しても、まぁず無駄だ。法廷で主張・立証したいことは、公判請求される前に、捜査段階でしなければならない。という話はメルマガ等でさんざん書いてきた。

 あと、こういう自転車事故の報道を見て私が直ちに思うのは、女子学生は個人賠償責任保険に入っていたのかなぁ、ということだ。
 個人賠償責任保険は、家屋の火災保険や自動車の任意保険の特約として加入している人が多いんじゃないかな。年間の掛け金は1500円前後か。水漏れで大変なことになってしまったとか、商店で誤って高価な商品を壊してしまったとかいう場合に、そして自転車の事故にも保険金が出る。
 私は自転車事故の裁判を狙ってかなり傍聴してきた。痛感するのは、刑罰なんかどうでもいい、被告人(または同居の親)が個人賠償責任保険に加入しているかいないか、そこが加害者側も被害者側も天と地の違いだ! ということである。
 ご自分や同居のお子さんが自転車に乗っていてもし未加入なら、すぐに加入をと、保険会社から金をもらってないのに言いたい。

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2017年11月25日 (土)

交通専門番組、あっていいのに

 以下は9月19日付け Record Chinaの一部。

なぜ日本は交通事故による死亡者が少ないのか―中国ネット
 2017年9月17日、中国のポータルサイト・今日頭条に、なぜ日本は交通事故による死亡者が少ないのか、その理由について分析する記事が掲載された。
 記事は、15年の日本の交通事故による死亡者数は4117人で、1億2000万人の人口からすると非常に少ないと指摘。一方の中国は13億人の人口とはいえ15年には10万人以上が交通事故で死亡しているという。
 日本で交通事故による死亡者数が少ない理由の1つとして、記事は「秩序正しさ」を挙げた。例えば、日本では車道と歩道が完全に分離しており、自転車も自転車専用道を走るため、中国のように人も車も自転車もごっちゃになる現象がないと指摘した。

 関連して、画像は2016年の「交通事故統計年報」(警察庁交通局)の一部だ。
Img_1704 注があり、フランスを除く諸外国の死者数は30日以内死者。フランスの死者数は、一定の係数を乗じて30日以内死者に換算している。日本については、10万人当たりと1万台当たりの数値で30日以内死者数を用いているそうだ。
 このデータに中国は残念ながらない。

 2000年と2014年の、アメリカと韓国と日本の人口10万人当たり死者数を見ると、こうなっている。

      2000年  2014年
 米国  14.9  10.3   
 韓国  21.8   9.4
 日本   8.2   3.8

 韓国と日本は半分以下に減っているのに、アメリカは…。
 アメリカでは、たとえばどの州のどの時間帯のどの年齢層のどんな態様の事故が多く、事故防止のためにどんな手を打っているか、とかそういうことが話題になったりしてるんだろうか。ぜんぜん聞こえてこない。

 というかお隣の韓国、2000年は大変な状況だったのだ。何が原因で半減したんだろう。半減してもアメリカと並んで多い。受験競争だけでなく交通事故も大いに問題なはず。しかしぜんぜん聞こえてこない。

 日本および諸外国の事故や交通規制や取締り、車を使った犯罪、自転車を含む新車情報、ドライブレコーダのスクープ映像等々を専門に扱うテレビ番組があったらいいのに、そしたらもっと事故は減るんじゃないか、と思う。

 昨日、東京地裁の地下の至誠堂書店で、高山俊吉弁護士の新刊を見つけた!

 ←11月25日19時20分現在、週間INが140で久々の1位~。happy01

2017年11月20日 (月)

糖尿病で運転中に意識消失

 「糖尿病で運転中に意識失う、危険運転致死容疑で逮捕」と11月18日付けTBSニュース。
 事件数で約7500件の裁判を傍聴してくると、ニュースを見て「あぁ、その種の裁判を傍聴したことがあるょ」となることが多い。
 糖尿病で運転中に意識喪失の裁判については、メルマガ第1479号「無自覚性の低血糖症による危険運転致傷」で第1回と第2回公判を、第1549号「裁判官なんてどうせロボット、いなくていい?」でその判決をレポートした。

Img_1690 被告人は69歳。「1型糖尿病」で「無自覚性低血糖症」に陥るおそれあり。意識消失を2回経験しており、医師から車の運転は止められていた。しかし仕事のため運転を続けた末…。
 豊島区内の目白通りを運転中、どうも様子がおかしくなった。が、もう少し先で休もうと運転を続け、意識消失! 歩道へ突っ込み、信号待ちしていた21歳女性に衝突したという事件だ。女性のケガは加療約10日間。そこが救いだった。
 以下、第1479号から被告人質問の部分を拾ってみよう。少し加筆等する。

弁護人 「1型の糖尿病、体が糖分を分解することができなくて、インシュリンを打たなければならない…食べた糖分に比べてインシュリンを打ち過ぎるとどうなりますか?」
被告人 「頭がぼけーっとなります」
弁護人 「低血糖になると」
被告人 「はい」
弁護人 「朝ご飯を食べる前にインシュリンを打って、奥さんはクリーニング屋(と聞こえた)の相手をしていて、ご飯が遅れた…それで意識を失ったことがあると…お酒に関連して意識を失ったことは?」
被告人 「サッカーで北朝鮮に勝って、喜び、酒飲みすぎて、インシュリン、2度打った…朝起きなかったので女房が救急車呼んで…」

 その後、インスリン注射は食事の後に打つようにし、医師に報告したところ…。

被告人 「それはいいですねって」

 本件当日、朝食後にインスリンを打ち、昼食は「きゅうりとレタスのサラダ、冷や奴」だったので、普段は「15単位」のところ「8単位」を打った。すると…。

弁護人 「今回、(事故現場の)200m手前に目白警察署が…そのとき…」
被告人 「なんか疲れてが出てるっていうか、昼は食事も少なかったし、休もう休もう…休むとこがなかった…その先にもう1軒、お客さんあるから、チトセバシのところで(路側に)寄せようと思って」

 昼食は糖分がほぼなかったので、インスリン(弁護人いわくインシュリン。どっちでもいいです)を打ち過ぎの状態になったわけだ。
 そうして突然、意識を失った!

 以下は「自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律」の第3条第2項。

自動車の運転に支障を及ぼすおそれがある病気として政令で定めるものの影響により、その走行中に正常な運転に支障が生じるおそれがある状態で、自動車を運転し、よって、その病気の影響により正常な運転が困難な状態に陥り、人を死傷させた者も、前項と同様とする。

 第3条ってのは、従来の危険運転の適用範囲を広げたもので、“おそれあり危険運転”と言っていいかな。「制令」とは同法施行令第3条のことで、その第4号にこうある。

自動車の安全な運転に必要な認知、予測、判断又は操作のいずれかに係る能力を欠くこととなるおそれがある症状を呈する低血糖症

 低血糖の影響により「正常な運転に支障が生じるおそれがある状態」との認識が、意識を失う直前にあったかどうか、そこがこの裁判の争点なわけだ。
 被告人質問を聞く限り、被告人は血糖値を適宜調節しており、ヤバイとの認識はなかったように聞こえる。
 しかし…。
 要するに検面調書(検察官面前調書)に、目白署の前辺りで低血糖と認識した、という趣旨のことが録取されているのだった。裁判的にはこれでもうアウトだ。

被告人 「(取調べの検察官は)目白署の書類、見てたんです。検察のケの字も聞かない、私のことは…(聞き取れず)…ないっ! 何も言えません」

 意味がよくとれないのだが、とにかく、それまで気力なくぼそぼそと述べていた被告人が、そこだけ怒ったように力を込めるのだった。よっぽどムカつくことがあったのか。

 だがその後は、気を失う前の認識と、衝突後に警察官から言われて得た認識とがごっちゃになったり…。刑事裁判では通常、どの時点での認識か、時点を特定せずにどんどん質問をぶつけるのだ。
 やがて被告人は、疲れてめんどくさくなったのか、血糖値が下がって頭が働かなくなったのか、「分からない」「覚えてない」の連発になってしまった。

 裁判が必要とすることは、一般生活者の理解や常識とは違う。時点の特定のこともあるし、またたとえば、読んだ小説のあらすじではなく、文字は明朝体だったかゴシック体だったか執拗に問われる、みたいな。そんな被告人質問に長々さらされて、疲れたろうね~。

 求刑は懲役10月。判決は懲役10月、執行猶予3年だった。

 画像は警視庁本部(いわば東京都警察本部)の、皇居に面した正面玄関の外側。この細長い立派なやつは、いつ設けられたんだろ。公安委員会はパブリック・セイフティ・コミッションっていうんだ、へ~。

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