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カテゴリー「刑事/窃盗」の126件の記事

2018年4月24日 (火)

原裕美子さんの二度目の万引きを傍聴に太田支部へ

1804248 ぎりぎりまで単行本の原稿を書き、あわてて飛び出したら、いつもの傍聴ノートと手帳を忘れたっ。しかし取りに戻る余裕はない。

 都営浅草線から東武鉄道へ乗り換えるなんて初めて。
 途中、浅草の神谷バーがあった。お~。30年かもっと前か、可愛い娘ちゃんとあそこで電気ブランを飲んだことがあるよ。などと思い出にひたる余裕もなく、浅草は外国人だらけだった。すごいねっ!

1804247 浅草から群馬県の太田へ向かう、東武鉄道の特急に乗った。全席指定席で、別に特急券を買わねばならないのだった。ひ~。
 そうして雨の中、前橋地裁・太田支部へ。

 昨年11月、マラソンの原裕美子さんの万引きの裁判が宇都宮地裁・足利支部であった。私は傍聴し、メルマガ第2005号「女子マラソン選手の万引き、足利支部へ!」、第2006号「足利の検察官も裁判官もどうなってんだ!?」、第2007号「これを温情判決と感謝したらアウトですぞ!」で3号にわたってレポートした。
 即日判決。懲役1年、執行猶予3年だった。

1804244 今年2月9日、また万引きで捕まり、今度は前橋地裁・太田支部の法廷へ出てきたのである。

 足利支部のとき、傍聴席は48席。メディアで大きく報道され、裁判所がびびったのだろうか、傍聴券抽選となった。
 記者クラブのための記者席が12席、原さんのご両親の席が2席あり、私を含む一般傍聴人に与えられるのは34席。
 抽選に並んだのは15人ぽっちだった。

 傍聴券の抽選に人が押し寄せるのは、あれはメディア各社が“並び屋さん”を大量に雇うからだ。
 原裕美子さんはバラエティ番組とかで活躍している芸能人ではないし、事件は殺人でも色情でもなく、たかが万引き。東京から並ぶ屋さんを大量動員する意味はないのだ、と私は推認する。

1804246 ところが今回の太田支部は、傍聴席は18席! 一般傍聴人に与えられたのは、たった11席だった! 11席って、ちょと前代未聞の抽選といえるかも。
 それでも定員割れするだろうと私は予測した。もう二度目の万引き裁判、注目度は低かろうと。
 ところがところが! 11人を超え、12人、13人、おいおい、と思っているうち16人も! 年配のご夫婦っぽいカップルが何組もいた。

 私はもう何年も万引き病の裁判を追いかけている。レポートしている。本件もどうしても傍聴したい、レポートしたい! 往復たぶん5千円弱と5~6時間をかけ、抽選に外れましたと帰ることになるのかっ?

 抽選の締切りは15時20分。あ、当たった…。なんか気を失いそうだったね。

 足利支部のときは即日判決だったが、今回はそうじゃない。裁判官は奥山雅哉さん、かなり個性的な人だった。メルマガ次号でレポートしよう。

 ←4月24日11時00分現在、ぎょっ、週間INが220で1位~。happy01 

2018年4月16日 (月)

あんな判決、あんな弁護をしなければ…!

 私が単行本を初めて上梓したのは1990年。そのメインは、反則金の納付は任意であり、払わなければ不起訴で終わる可能性が極めて高いこと、だった。
 そういう事実はもとから普通にあったのに誰も、かどうか少なくとも世間一般の方々は知らず、たぶん私が初めて大っぴらにしたのだ。

P1020390 その後、何かの占いで、私は新たに何かつくるより、すでにあることを分かりやすく伝えることのほうに向くのだと聞いた。嗚呼なるほど、と納得したっけ。

 そしてここ数年、クレプトマニア、窃盗症、いわば万引き病の裁判に私は熱中している。
 万引き病なんてあるのか? 長く傍聴していると分かってくる、確かにある! そうしてその万引き病を悪化させているのが、じつは検察官、裁判官なのだという驚きの事実。世間の誰もが知らない“裏側”へ大興奮で突っ込んでいく、1990年頃と似た感慨を私は覚えて…。

 メルマガ「裁判傍聴バカ一代」はここ3号、重度の摂食障害、万引き病の事件が続いているが、それ専門のメルマガじゃない。スピード違反で失職とか、相変わらず決まりきったパターンの交通死傷事故とか、オレオレ詐欺の使い捨ての受け子とか、下着ドロ、チンコ出し、精液かけ等々の法廷で、裁判官を検察官を弁護人を被告人を証人を傍聴人を、私は見張っているのだ。メルマガの読者諸兄に私自身も見張られながら。そういえば4月19日(木)、テレビ朝日の「※注芸人調べ 」という番組で見張られるかもしれない。ええっ!?

 そんなわけで4月は以下の6号を発行した。

第2087号 クレプトマニア感動判決は袴田事件のせい?
 前号からの続き。控訴審の大島隆明裁判長は検察官の控訴を棄却=原審の罰金刑を維持。その理由がもう、検察官のいつものバカげたテンプレートをことごとく否定するものだった。あり得ない! じつは大島裁判長はあの袴田事件の再審の、検察がした即時抗告を担当している。そのことが影響したとすれば…!

第2086号 罰金50万円は軽すぎて不当と検察控訴!
 これも重度の摂食障害。体型がもう尋常じゃない。万引きで保護観察付き執行猶予中にまた万引きをやり、普通は当然に懲役の実刑なのだが、原審の裁判官はなんと罰金刑に。罰金刑だと執行猶予は通常取り消されない。罰金刑は量刑不当だと検察が控訴し…。

第2085号 あんな判決、あんな弁護をしなければ…!
 万引きの被告人は、もとは美人だろうにガリガリに痩せて骸骨顔、重度の摂食障害なのだ。公判請求(正式な裁判への起訴)は初めてゆえ鉄板で執行猶予なのに、弁護人は専門病院での治療を約束させ、裁判官は無知な善意からなのだろう、執行猶予に保護観察を付けた。そのために、嗚呼、なんてこった!

 以下の3号は4月8日にお知らせした

第2084号 崖の上のポニョ、刑事裁判は紙の上の正義
第2083号 直ちに看破された詐欺、受け子は不能犯か
第2082号 まぁどうなってもいいや、死ぬか犯罪やるか

 いま購読登録すると以上6号がどどっと送信される。そして月末まであと6号が順次送信される。初月無料なので試しに読んでみてください。面白すぎてヤメられなくなると、翌月から月額108円が課金されます。1号108円じゃなく月額108円、そんなバカな!

  ←4月16日0時30分現在、週間INが100で3位~。happy01 

2018年4月12日 (木)

袴田事件、即時抗告審の大島隆明裁判長、すごい判決をやった!

 メルマガの女性読者氏から情報をいただき、分かりました、私が必ず傍聴しましょう、と傍聴してきた。

 4月11日(水)16時、東京高裁、第8刑事部、805号法廷(42席)、大島隆明裁判長裁判官、菊池則明右陪席裁判官、板津正道左陪席裁判官、「窃盗」の判決。

 ただの窃盗じゃない。万引きで執行猶予中にまた万引きをやり、普通はもう実刑判決のところ、再度の執行猶予、ただし保護観察付きとなった。保護観察中にまたやれば、次はもう法律上、実刑しかない。
 ところが、重度の摂食障害の被告人(若めの女性)はまた万引きをやった! という事件である。
 その摂食障害の重度さ、被告人の後ろ姿から無惨なほど明らかだった。

裁判長 「主文、本件控訴を棄却する。主文は以上のとおりです」

 あ~ぁ、原判決は懲役の実刑。前刑の執行猶予は取り消され、長く刑務所へ落ちるのだ、無惨だなぁ…。
 と思ったらなんとびっくり、これは検察控訴なのだった! 原判決は、懲役の実刑ではなく、罰金刑の実刑だったのだ! 罰金刑を破棄して懲役刑の実刑にすべきだと、検察官が控訴したのだった! ※罰金刑なら前刑の執行猶予は通常取り消されない。量刑の階段は1、罰金刑→2、執行猶予付き懲役刑→3、懲役の実刑と決まっており、2のあとに罰金刑なんて滅多にあるこっちゃない。

P1050109 大島裁判長は、原審の罰金刑を維持した。なぜ?
 その理由がもう、思い出しても涙が出そうになる! 私は長年にわたり病的窃盗、クレプトマニアの裁判を「うっわ、なんだこれ!」と狙って傍聴してきたが、今回のような論法、言いぶりを聞いたことがないっ。
 こんなこと言っちゃ申し訳ないが、あり得ない素晴らしい判決だったと思う。どゆことっ?

 じつはこの大島隆明裁判長は、袴田事件の再審の、再審決定に対して検察官がした即時抗告、を審理する裁判長なのである。
 そんな裁判長が、摂食障害の万引きについて素晴らしい判決を…。これをどう読むべきなのか。そこも含めてメルマガ次号で。いやそこも含めちゃうと前編、後編になるかも。

 とにかくね、こういうのをレポートするのが私の社会的役割と承知している。同種事件を扱う弁護人、検察官、裁判官は…ま、強要はしません、お好きにどうぞ。

※ 画像は下駄コレクション。能登半島は輪島の履き物店で、何年にもわたって買ったのだ。1足4千円くらいだっけ。東京だと9千円くらいするでしょ。私はいちばんの鼻緒が好きで、これは何足か買った。
 猛暑で豪雨のときとか、私はときどき下駄で裁判所へ行く。音を立てないようそっと歩いているので、裁判所でも乗り換えの駅でも電車内でも誰も気づいてないはずだ、うむ。

 ←4月12日1時00分現在、週間INが120で2位~。happy02

2018年3月12日 (月)

万引き病と水俣病

 AbemaTIMESって何だか、申し訳ない、私はよく知らない。そのAbemaTIMESが3月11日付けで「「タダで盗れるパラダイスが終わって泣いた」万引き衝動に抗えない“クレプトマニア”、摂食障害と併存するケースも」と報じた、と読者氏から教わった。
 ほほ~! なかなかの記事じゃないかと思った。私から少しコメントさせてもらえば…。
 
 たとえば、ある地方で大変な“奇病”が発生する。前例がなく、原因となるウィルスも発見されない。しかし奇病は人間も猫も確かに襲っている。
 医師らは、ある企業が湾に垂れ流した有機水銀が魚に蓄積し、その魚を食べて人間や猫がもだえ苦しむのだと発見する。
 だが国家は認めない。そのため奇病は、被害は拡がる…。

 万引きも似たパターンかと思える。
 クレプトマニア、窃盗症(以下万引き病)は確かにある。
 だが刑事司法(法務省と最高裁。具体的には検察官、裁判官。以下同)は万引き病を認めない。量刑相場の階段を上らせ、執行猶予中にまたやれば──てか病気ゆえにやるのだが──刑務所へ落とす。

 その際、刑事司法は、ただ認めないだけでなく自己正当化を図る。
 すなわち、病気ではなく結局は本人の意思の問題だと、被告人(病者)に言い聞かせるのである。せっかく病識を持ち始めていた病者からも病識を剥ぎ取るのである。

 病者自身、「そんな薄気味悪い病気があるもんか」「たとえあっても自分は違う」「自分はマトモだ」と思いたがっている。かつ、無邪気にも検察官、裁判官は立派な人と思い込んでいる。ので、その言い聞かせに易々とのる。
 また、刑事司法は刑務所をして「徹底的な矯正教育を行う矯正施設」であると言い張る。病者は、長く刑務所に“入院”したのだからもう大丈夫と思ってしまう。

 かくして、病者は病識を持たず、刑務所で病気は悪化する。万引き被害は──病者による被害は限定的だろうとはいえ──くり返され、病者自身およびその家族は破滅の方向へ向かう。自殺に至った病者も相当数いるのではないか。

 今回、AbemaTIMESが万引き病を取り上げたのは、元マラソン選手である原裕美子さんの万引き逮捕、あの影響がやっぱり大きいのだろうと思う。著名女性の万引きという話題性、である。

 原さんの事件は、万引きで執行猶予判決(懲役1年、執行猶予3年)を受けて半年も経たないうちの万引きゆえ、原則実刑だ。今回は、相場的には懲役8月(はちげつ)かな。
 その際、検察官、裁判官は、「病気のせいにするのか。背景に摂食障害があるとしても、結局は意思の問題だ。意思を強く持ちなさい」と言い聞かせるだろう。実刑判決を正当化するために。
 執行猶予は取り消され、刑務所へ。自己肯定感の低下、さらなるストレス、出所後またやる可能性が高い。そんな女性はいくらでもいるのだ。そして自殺、ニュース番組やワイドショーが連日報じ、ようやく世間もちらっと気づく…。
 いやいや、んなこたどうでもいい、原さん、死ぬな!

 万引きが止まらない方、またそのご家族には、とりあえずこれらの本をお勧めする。今まで独りで苦しんできたこととは違ったものがきっと見えてくると思います。あと、私のメルマガのバックナンバーから、万引き事件のレポートをお読みください。“落ちていく他人”の姿を見ることで、新たな気づきがきっとあるはず。私は万引き病の事件を狙って傍聴し、月に何回かレポートしています。

 ←3月12日1時40分現在、週間INが120で3位~。happy02

2018年3月 5日 (月)

マラソン元日本代表の原さんはなぜまた万引きしてしまったのか

 裁判傍聴師こと裁判傍聴マニアになって、この3月で16年目に突入する。
 私はここ数年、特に女性被告人の「窃盗」「常習累犯窃盗」に注目している。世間の方の99%以上はご存じないだろうけど、てゆっか「そんなふざけた病気があるもんか」と思うだろうけれど、クレプトマニア、窃盗症、万引き病の女性(たまに男性)が確かに存在することがくっきり分かってきた。それを検察官、裁判官、また多くの普通の弁護人がどう扱うか、んもうとんでもないことになっているのだ!

Img_1843_4 そこを見張り、メルマガ「裁判傍聴バカ一代」でしばしば興奮のレポートをしている。おかげさまで万引き病の女性自身、医師、支援組織等の方々にもお読み頂いているようだ。ありがとうございます。

 昨年11月8日、宇都宮地裁・足利支部へ行ってきた。マラソン元代表選手の原裕美子さんが万引きで捕まり公判請求(正式な裁判への起訴)をされたと聞き、期日を調べて。
 いきなり公判請求されるはずがない。前科・前歴を重ね、いわば量刑相場の階段をのぼって法廷へ出てくるのだ。原さんも万引き病の可能性が高い。私が見届けねばどうする、と。

 即日判決。懲役1年、執行猶予3年だった。
 メルマガで3号にわたってレポートし、3号目の第2007号「これを温情判決と感謝したらアウトですぞ!」の終わりのほうにこう書いた。

裁判官 「摂食障害が背景にあったことがうかがわれる…示談…嘆願書…犯行後自ら積極的に入院治療…このように被告人にも有利な情状が多数あります…以上を総合勘案すると…よって主文の刑に…」

 これを被告人はどう聞いただろう。
 本件に特有の事情のおかげで執行猶予の温情判決をいただいた、心からの反省や誠意は通じるのだ、と思ったら大間違いですぞ!

 分かりやすく言えば、どんな事情や反省や誠意があろうがなかろうが、本件は公判請求されるのが初めてゆえに執行猶予なのである。
 そして、執行猶予中にまたやれば、どんな事情や反省や誠意があろうがなかろうが、原則実刑なのである。
 そこを勘違いして、誠意が通じて温情判決をいただいたとか甘い考えになったら、絶対ダメですぞ!

 それから約5カ月を経て、以下は3月5日付けTBSニュース。

マラソン元日本代表の女、執行猶予中に菓子“万引き”
 マラソン元日本代表の女が群馬県太田市のスーパーで菓子を万引きしたとして、逮捕・起訴されていたことが分かりました。女は去年、栃木県内でも万引きをし、有罪判決を受けていました。
 逮捕されたのはマラソン元日本代表で栃木県足利市に住む原裕美子被告(36)です。原被告は先月9日、太田市のスーパーで菓子およそ380円相当を万引きした疑いが持たれています。
 警察によりますと、原被告は取り調べに対して「商品を戻すつもりだった」と容疑を否認していましたが、前橋地検太田支部は今月2日付けで起訴しました。原被告は去年、栃木県のコンビニで化粧品などを万引きし、懲役1年・執行猶予3年の有罪判決を受けていました。

 なぜまたやってしまったのか。
 その心理はどうなっているのか、またこの種の病気はなぜ悪化していくのか、特に誰が悪化させているのか! 第2060号「精液かけ、死んだような目に恐怖を感じて」(電車内の常習精液かけ犯)、第2061号「結局は意思の問題、そのセリフが元凶とは!」、第2062号「刑務所へ入れられた病者が中で思うことは」(本格の摂食障害&万引き病の若い女性)で、ありありとまざまざと私はレポートした。

 今回、前橋地検・太田支部が起訴したのだから、前橋地裁・太田支部の法廷へ出てくる。私が見届けなくてどうする。期日を調べて傍聴し、またレポートしよう。

 画像は本文と無関係。お客様である裁判員には茶菓が提供されると聞き、東京地裁に対し開示申出して出てきた、だいぶ以前の文書の一部だ。芋焼酎があればサイコーなのに(笑)。

 ←3月5日20時30分現在、週間INが140で3位~。 

2018年2月23日 (金)

万引き犯を狙う警備員を探してみた

 先日、ある万引き現場となったスーパーへ行ってきた。
 明るくお洒落なスーパーだった。
 女性被告人は警備員(保安員。以下同)に捕まったそうで、どうだろ、このお客さんたちの中に私服の警備員が隠れ混じっているのかなと注意してみた。

1802162 私自身が買い物でスーパーへ行くときも、警備員を探そうと試みるのだが、如何にとやせむ(笑)、割引シールの商品を探すのに夢中になっちゃって、警備員のことなどころっと忘れてしまう。
 しかし今回は、買い物が主たる目的ではない。じっくり探してみた。

 万引き犯は一般的に、買い物カゴに商品を入れると、人気(ひとけ)のない通路へ入り、自分のバッグへ商品を移す、そういう手口が多い。
 このスーパーで人気のない通路ってどこだろう、とか考えながら店内を回った。

 50歳前後かなぁ、べつに普通のおばさんが、空の買い物カゴを肘の内側にかけ、棚の商品を見ていた。
 ときどき商品を手に取ったりしているが、商品自体には興味がなさそう?
 わっ、あれが警備員か!

180222 じろじろ見ていたら、おばさんは急に30mほど離れ、そっちで棚の商品を手に取りながら横目で、つか視界の隅で私に注意を払っている、ように見えた。
 90%の確率で、あのおばさんが警備員なのだろう、と思えた!
 買い物カゴが空なのは、善良なお客さんたちのための商品を、万引き犯を油断させるために使っちゃいけない、ということなんだろうか。分かんない。

 そうして私は、小さな紙パックの純米酒を108円だかで買い、帰りの電車内で飲んだのだった。
 添付のストローを刺して飲むタイプで、最後のほうはじゅるじゅる音がうるさくて恥ずかしかったす。 ←意地汚くすするなっつーの(笑)。   ──以上、メルマガ第2060号「精液かけ、死んだような目に恐怖を感じて」の編集後記より。

※画像は究極の居酒屋「昭和」の酒肴。画像上は、以前のより大判のピザ。これはさすがにチケット2枚。画像下のはいずれも1皿1枚。チケットは10枚綴りで1200円。
 手前のは、れんこんと山芋をおろしたのを海苔で巻いて揚げたのかな。海苔の香りがよく、なかなかにオツだった。奥の三種盛りは、左右のがイカの何かで、中央のがわさび漬け。鯑(かずのこ)がごろごろ入ってるとは知らなかった。痛風に悪いとされるものは旨いなぁ(笑)。

 ←2月23日16時20分現在、週間INが150で2位~。happy01 

2018年2月17日 (土)

万引き病と低級動物霊

 クレプトマニア、窃盗症、万引き病の女性が続々と法廷へ出てくる。
 突っ込んで追いかけて傍聴していると、深いものが見えてくる。
180216 昨日傍聴した若い女性の「常習累犯窃盗」は凄かった。嗚呼、やっぱり! 万引き病は警察、検察、裁判所が悪化させているのだ! というシーンがあった。万引き病の女性たち、一部男性たちとその家族の不幸を、また万引き被害を、防ごうという気は検察、裁判所にはないのだね。そんなことはない、と言うだろうけど、未必的故意は十分に認められるというべきである。
 にわかには信じがたい話かもしれないが、突っ込んで追いかけている私には、ありありと見えてくるのだ。

 私は最近、治療とはまた別のアプローチがあるんじゃないか? と思い始めている。
 昔、『うしろの百太郎』という漫画があった。『恐怖新聞』というのもあった。

 あの漫画の数々の惨劇に「低級動物霊が取り憑いて…」というのが出てくる。尻尾がいくつにも分かれた、いっかにも邪悪かつ狡猾な狐の絵とか、つのだじろうさんが描き、昔の俺はびびったっけ。

180216_2 万引き病の女性には、じつは低級動物霊が取り憑いている! そう考えると、じつにしっくり落ち着くように思えるのである。
 だからといって、祈祷だお祓いだとなっては、漫画の悲劇をなぞることになりそう。助けてくれるのは、守護霊だ!

 どうすれば守護霊に守ってもらえるか、霊格の高い守護霊に取り憑いてもらうにはどうしたらいいのか。
 そこんとこ、故・丹波一郎さんは、明るく、素直に、暖かく、そのように生きる者を守護霊はいちばん喜ぶのだと言っていた。私は丹波さんの本はだいぶ何冊も読んだ。

 日本人は無宗教だと“一神教至上論”の人たちは言うが、バカ野郎、である。日本は万物に魂が宿り、ご先祖様の霊がいる。きわめて宗教的な民族といえる。
 万引きは、たとえ店員や警備員に見つからなくても、お天道様(おてんとさま)が見ている、背後から霊が見ている、ずるいことをやれば低級動物霊が取り憑き、バチが当たる。
180216_3 そういう日本ならではの考え方に立ち戻ることが今、必要なのでは?

 あと、万引き病の治療には催眠術が有効かも、という気もしている。守護霊がどうとかいうのも一種の自己催眠かと。
 ただ、規模の大小を問わずカルト宗教や、準強制わいせつ目的の自称催眠術師にはくれぐれもご注意を。それら自体が低級動物霊ということもできるので。

 以上のようなこと以外に、他の万引き病者、あるいは欲得の万引き常習者について見てみるのも、更生には有効かと思う。
 男性被告人の「窃盗」の多くは、換金目的の万引きか仮睡盗かひったくりだ。女性被告人の「窃盗」はほぼすべて万引きで、病的なものがだいぶある。東京地裁、簡裁、高裁では、だいたい毎日何件か女性被告人の「窃盗」の裁判がある。次々と傍聴してみるのは有用だろうと思う。傍聴できない方、地方にお住まいの方には、メルマガ「裁判傍聴バカ一代」の購読をお勧めする。
 以下の書籍もだいぶ参考になるだろうと思う。

 画像は本文とは関係ない。昨日の記事の、埼玉県北本市、国道17号の、 Sensys Gatso Group の固定式でレーダー式のオービス。その後、黒く覆われた。犯人が捕まるまでああしとくのかな。マニア氏の撮影による。

 ←2月17日11時30分現在、週間INが190で1位~。happy01 

2018年1月10日 (水)

11日(木)、昭和は休みかと!

 11日(木)、究極の居酒屋「昭和」はどうやら休みのようだ!
 休みであるとの情報が正しい可能性はきわめて高いと認められるに至ったので、11日(木)は私は昭和へ行かない!
 「昭和」には、重要な役割をつとめる裏の御頭(おかしら)様がいて、その御頭様が体調を崩されたのではないかと思料される。
 12日(金)には店が開くらしい。お見舞いの品など持参し、ちらっと飲みに行こうと思う。念のため電話で開店を確認してから。

171221 本日は10日(水)、遅れていた原稿を午前3時過ぎまでかかって仕上げ、寝て、午前7時に起きた。
 10時から東京地裁で、おっかけていた「窃盗」の審理があるのだ。
 その女性被告人は、万引きを重ねて量刑相場の階段を上り、とうとう実刑判決を受け、控訴。控訴審の前にまた万引きをやったという、完全に病気な事件なのだ。
 メルマガ第1846号「私はいま、万引きはできない、大丈夫」でまとめて何件か簡潔にレポートしたうちの、吉戒淳純一裁判官が担当した事件である。同第1934号「取調室と法廷、自白強要はどっちが執拗?」でもレポートした。

 東京高裁のほうはすでに判決が出ている。控訴棄却(原判決は懲役10月)だった。
 そして今、その控訴審の前にやった万引きの裁判が東京地裁で進行中なのだ。ややこしいでしょ。追っかけねば、でしょ。

 しかしっ、午前7時に起きたときすぐ悟った。嗚呼、今日は出かけてはならない。昨日も約4時間睡眠だった。明日も明後日も朝から裁判所へ行かねばならず、体がもたない。メルマガ発行がずさんなことになってしまう。今日は宅調日としよう。
 私はこういう、ものすごく勇気を要する突如の撤退をときどき決断するので、なんとか健康でいられるのかも。

 さてこれからメルマガを急ぎ書こう。次号は、「「大きくするの楽しみ」大型ヘビやワニを無許可で飼育 大麻所持で起訴の男を再逮捕」などと報じられたこともある「傷害致死、大麻取締法違反」(裁判員裁判)の第1回、双方の冒頭陳述までだ。
 これ、なんだか妙な事件なのである…。

 画像は、メルマガを書きながら焼酎を飲むときの酒肴。大和芋をすって高級海苔を散らしたのと、ブロッコリと、厚揚げ焼きと、その薬味のたっぷりネギとおろし生姜と、右下は安シウマイの見切り品を焼いて和からしを載せたもの。
 大和芋はつくづく旨いよねぇ。高価なので滅多に食べられないが(笑)。

 ←1月10日17時00分現在、週間INが140で久々の1位~。happy01 

2017年12月22日 (金)

万引き病、動物脳と人間脳!

 次にやったら間違いなく刑務所行き、もう絶対やっちゃダメと十二分に承知し、もう絶対やりたくない、絶対やらないと固く固く誓っているのに、また万引きをやってしまう。窃盗症、病的窃盗、クレプトマニア、私は万引き病と呼んでいる。
 ばりばりそのパターンの、いずれも女性被告人の「窃盗」を12月20日は3件傍聴した。

 60歳、清掃員。万引きで執行猶予中の万引き。
 49歳、主婦。少なくとも2回服役。前刑出所後約1年での万引き。
 51歳(?)、無職。万引きで執行猶予中の万引きで実刑判決を受け、控訴審で逆転執行猶予に。その執行猶予判決から間もなくまた万引き。

 大げさにいえば天からの神々しい光に浮かび上がったというか、強烈に認識できた。
 メルマガ第1906号「「DSM-5は間違っています」ときっぱり!」、第1907号「天敵の多いジャングルに育った小動物の脳」でレポートした、 独立行政法人国立病院機構下総精神医療センターの薬物依存治療部長で条件反射制御法学会の会長、平井愼二医師の証言、まさにあれなのだと、強烈に認識できた。

 私の理解で簡単に言えば…。
 人間には2つの脳がある。犬や猿も持つ「動物脳」と、考える「人間脳」。万引き病の女性たちは、動物脳が万引きをさせる。もう絶対やっちゃダメ、絶対やらないと人間脳がいくら考えても、動物脳には勝てない。だから万引きをしてしまうのだ。
 ところが検察官、裁判官は──ほとんどの弁護人も──人間は人間脳だけで動くと思っている。人間脳が万引きをくり返すのだとして人間脳を責める。動物脳の存在をまったくこれっぽっちも考えない。
 被告人もその考え方にのせられ、人間脳のどこが悪かったのか、言葉を探す。

 バカじゃん! と私は強烈に感じた。
 地動説を唱えたコペルニクスが、天動説の国家により断罪される、そんなシーンを見ているような気がした。「熱湯に手を突っ込んで火傷しなければ無罪」とかいう昔の裁判を、ぜんぜん笑えない気がした。

 万引きが止まらない方、またそのご家族等に、上述の第1906号、第1907号をぜひお読みいただきたい。その証言の中で、平井医師は治療法についても言及している。
 第1906号、第1907号はバックナンバーの扱いになり、無料じゃない。1カ月分まとめて108円になる。その2号がある2017年5月分には、抱腹絶倒でかつディープな労役場体験記も含まれる。かなりお得な月だと思う。
 それからこの本を読むことをお勧めする。

 この本、東京地裁の地下の書店、至誠堂にあるはず。至誠堂にはネットで買うよりお得な点がある。それは何か、公開の場所では言わない。ネットで広く知られると、バカな奴が食いついてダメにしてしまう、ということがあるので。
 ちみなにこの本を私は、当方の意外な手違いでというか2冊買ってしまった。必要としているどなたかに1冊差し上げようかと。

 ところで! 裁判所前の男こと大高正二さんがまた逮捕され、21日、東京地裁で勾留理由開示の裁判があった。朝、マニア氏から連絡があったが、第2029号の編集後記に書いた事情により行かなかった。
 でも裁判員.inに傍聴記がある。けっこう知的な書きぶり。ありがたいです~。
 あと高畑麗子さんのTwitterにいろいろ載っている。
  https://twitter.com/7ropongi

 ←12月22日1時40分現在、週間INが90で2位~。happy01

2017年11月11日 (土)

元女子マラソン選手の万引き裁判を傍聴に足利支部へ

Img_1649 8日(水)、宇都宮地裁・足利支部へ行ってきた。事件名的にはたかが「窃盗」だが、私の読み的には万引き病が疑われ、行かざるを得ない。

 同日21時41分頃、江川紹子さんが「「今回のことを胸に刻み、治療に励んで、信頼回復に努めたい」~元女子マラソン選手、法廷での誓い」と、良い記事をアップしてる。

 私のほうは同日20時30分頃に、車を運転してようやく帰宅。夜に5時間睡眠で昼にほとんど仮眠できず、もちろん傍聴中に居眠りもしなかったもんだから、もうへとへと。

 9日(木)の朝8時30分頃、傍聴券抽選の当たり券は何枚で何人が並んだか、そのへんまでなんとか書いてメルマガ「裁判傍聴バカ一代」第2005号を発行送信。直ちに東京地裁へ出かけた。
 狙いは女性被告人の「窃盗」。こっちは、万引きで執行猶予中に万引きで捕まり実刑判決を受け、控訴したところ、なんと原判決破棄、保護観察付き執行猶予に! ところがその約3カ月後、また万引きで捕まって東京地裁の法廷へ出てきた! という事件なのである。万引き病はディープなのである。

Img_1679 同日夕方、裁判所を出て文京区民センターへ。「くり返すな冤罪!市民集会」というのがあり、北陵クリニック事件(※)、守大助さんのご両親も来た。何より東電OL殺人事件、再審無罪のゴビンダさんが来日したもんだから、テレビカメラが2社入った。 ※リンク先は古くさいつくりのサイトだがNHKの「総合診療医ドクターG」にも出演した現役医師による。読み応えあるよ~。

 ちなみに講師の1人は水野智幸さん。どうも見覚えが…。あとで超絶マニアックデータを調べたら、同氏が東京地裁の刑事にいたとき、私はだいぶ傍聴してたよ~。

 そして10日(金)、東京地裁と東京高裁で「窃盗」を3件傍聴した。

1、高校時代から摂食障害の、なんと中年男性による、万引きで執行猶予中の万引き。原裕美子さんと同様、店内の監視カメラを認識しながらの万引きなんだという。

2、被告人はうつ病のお婆ちゃん。万引きで執行猶予中の万引きで実刑判決を受け服役。その後の、同じスーパーでの万引き。

3、被告人は、口をへの字にしてつまらなさそうな表情の中年女性。万引きで執行猶予中に万引きをやって実刑判決を受け、控訴。その控訴審が始まる前にまた万引き。

 窃盗症、窃盗癖、クレプトマニア、行動制御能力の障害、いろんな言い方があるが、私はとりあえず万引き病と呼んでいる。金はあるのに、今度やったらアウトだと十二分に分かっているのに、万引きが止まらない、そういうのを万引き病と呼んでいる。
 続々と出てくる万引き病の裁判を次々傍聴していると、検察官、裁判官たちこそが病気だ! と思えてくる。

Img_1680 同日夕方、北区滝野川の究極の居酒屋「昭和」へ行った。やっぱ「昭和」は良いな~。 ※画像はマニア氏が食べた石狩鍋だっけ。これがチケット1枚(110円相当)。そんなバカな!
 帰宅して玄関で靴を脱いですぐ、足の小指辺りを柱に思いっきりぶつけた。いってて。ま、よくあることさ。ところが数時間後、薬指が赤黒くなり、いつまでも重く痛い。まさか骨折?

 そして11日(土)、やっと足利支部の裁判の中身についてメルマガに書き始める次第。私のレポートは、江川紹子さんの記事とはだいぶんに異なるかと。J-CASTニュースにある「籍入れてもらえず「結婚」破綻」についても触れることになると思う。
 万引きが止まらない方に、私のメルマガ購読をお勧めしたい。今度やったらアウトだと十二分に分かっているのになぜどんなシチュエーションでまたやってしまうのか、警察、検察、裁判所はどう扱うのか等々、少なからず参考になると思いますょ。できれば原裕美子さんにも読んでほしい。

 ただし私の裁判傍聴もメルマガも万引き病専門ってわけじゃない。ある弁護士の娘さんの薬物事件とか、原審無罪の巨額詐欺の、検察控訴の控訴審とか、裏口入学あっせんの詐欺とか、除霊詐欺とか、国土交通省職員が起こした死亡事故(執行猶予付きでも禁錮刑だと失職)とか、典型的なDV男とか、長女のお友だち(7歳)に対しわいせつ行為をくり返した事件とか、いろいろ傍聴しており、そういうのもレポートしているので。

 この本に出てくる「おまじない」は万引き病に効くんじゃないかと私は見ている。

 ←11月11日8時40分現在、週間INが160で1位~。happy01

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