可搬式オービスのミッシングリンク!
2006年2月スタートの当ブログ、容量オーバーが判明。
頑張って画像はすべて削除した、と思う。さらに、不要な記事、意味不明な記事等を少しずつ削除している、こうして新たに記事を書きつつ。
削除の過程で「あっ、昔こんな裁判を傍聴してたんだ!」と発見したり、、、
今回、2007年4月8日の記事に仰天した。今ふり返ると「うわあ!」なのである。
2007年4月7日付け読売新聞の「オービス通過したら“ねずみ捕り”…大阪府警が新作戦」という記事、今検索したら、おそらくは全文が「SOARISTO工房」というサイトの4月8日付けの記事に載っている。
読売の記事は、マニア的には突っ込みどころ満載、なのだがそこは措く。
重要なのは「移動式の小型オービス」「光オービス」「レーザー光線を使う」「試験的な取り締まりを約20回実施」という部分である。
可搬式オービスについての、私なりのまとめ記事を、もっと短く拾えばこうなる。
1、警察庁は2006年、放置違反金という新しいペナルティと、駐車取締りの民間委託をスタートさせた。
2、速度違反についても、速度違反金、取締りの民間委託へ進むはずだった。が、長く沈黙した。
3、2013年、ようやく動きだした。速度監視員に持たせる可搬式オービスは、超高性能な外国製のはずだった。が、なかなか進まない。
4、2016年、突然に国産の可搬式が登場。警察庁は全国へ売り込んだ。国産をゴリ押しした。
5、その後、速度違反金、民間委託へぜんぜん進まない。なんと、国産の可搬式は取締りに向かないのだった。
6、じゃあ外国製で進めればいいのに警察庁はそうせず、「見せる取締りで速度抑止を」と、高価な国産可搬式のカカシ利用を言わせ始めた。
7、少子高齢化、自動運転への動きなどで、速度違反は落ち目の違反になってしまった…。
この流れからは、警察庁の強い意志がうかがえる。すなわち、全国の速度監視員が持つことになる、つまり税金で大量に購入することになる可搬式は、絶対に国産で、という強い意志、執着だ。
上記3の部分で、なぜ外国製を出したのか。
当時私は「外国製は当て馬、民間委託等は国産の可搬式でやるんだろ」程度に思っていた。上記4で国産が出たとき「ああ、やっぱりね」と思った。5、6へ進むにつれ、警察庁の中に2つの勢力があるのだなと拝察した。
A: 速度違反金、速度取締りで新たな時代へ、新たな巨大市場へ向かいたい一派(いっぱ。以下同)
B: それなりに大きな税金事業は国内企業でなければなりません、という一派
Bの一派には、新たに大きな事業を始めるにあたり外国企業へ税金を流すのは霞が関官僚の恥! 笑いものになる! なんて事情もあったのかも。いや、恥とか笑いものとか超え、財務省が許さん! だったりして。
それでだ、2006年から2013年まで、空白の7年間、Bの一派は何をやっていたのか。
国産の可搬式を開発しようと必死に頑張ったんだろう、でも、だめだったんだねえ、と普通は想像できる。
そこんとこ、2007年4月の読売新聞記事が、具体的な話を報道していたのである、国産の「光オービス」で行くつもりで、大阪で動きだしていたと。
2006年~2013年の空白、ミッシングリンクを埋める新聞報道があのときあったとは、「うわあ!」なのである。
まあね、外国製のあの超高性能な装置をしっかり導入すれば、可搬式だけでなく、固定式、車載式、定置式(いわゆるネズミ捕り)の測定機もすべて外国製になりかねない。
でもそこは目をつぶり、駐車違反に続いて速度違反も、違反金&取締りの民間委託へ進んでいれば、それ自体大きな市場であるうえ、他の違反へ、自転車の違反へ広げ、さらには軽い交通事故(ほとんど不起訴)をも「事故違反金」に取り込むことができたはず。警察庁のもとに超巨大市場が誕生していたはず。というかそういう計画だったはず。
なのに、国産に執着したがために…私が言うのもなんだが、残念でならない、いや皮肉なんかじゃなしに。

