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カテゴリー「オービス(RS-2000)」の59件の記事

2024年6月17日 (月)

川越ホームラン劇場、閉館直前の豪華上映作品!

060208_20240617194701  パソコンの中にこんな画像を見つけた。2006年2月に撮影したらしい。

 どこか地方の小さな町の、映画館の立て看板だ。
 じつになんとも趣きがある。気になって、拡大してみた。

 

 上のポスターは、オリビア・ハッセー主演、『マザー・テレサ』。

 オリビア・ハッセーさんて、あの『ロミオとジュリエット』の美しくもみずみずしい少女じゃないか。
 あれを私は輪島市の映画館で観た、祖父のお見舞いに輪島市内の病院へ行ったとき、当時映画少年だった私はどうしても観たくて。
 祖父は間もなく亡くなった。お見舞いをスルーしたわけではないのだが、若干の悔いが残る。合掌。

 その祖父ら先祖代々の墓は、江戸時代頃かもっと前か、風化しきって小さな自然石っぽい墓も含め、今年1月1日の能登地震ですべて無残にひっくり返ったそうだ。墓地は山中にある。途中に土砂崩れというか崩落があり、簡単には近づけないという。先祖代々の家は半壊し、墓を直す余裕は全くないという。

 

 下のポスターは『四月の雪』。ペ・ヨンジュンと読み取れる。私も聞いたことがある、韓国の有名俳優さんだよね。

 「毎日11:00より(1回)」と貼り紙が。
 そんな上映の仕方もあるんだ。よほど人気の映画なのだろう、

 

 上下のポスターの間に「川越スカラ座」と。

 ああ、埼玉県の川越市!

 ジャーナリスト・寺澤有さんを被告人とするオービス裁判(三菱のレーダー式による超過37キロ)がさいたま地裁川越支部で長く争われた。
 んまあ、すごい裁判だった。オービス裁判の歴史に間違いなく残る!

 私の超絶マニアックデータによれば、第1回公判は2002年2月5日。24回もの期日を重ね、第25回、判決公判はなな、なんと2006年4月25日。
 

 私は川越支部へ、車を運転して行ったり、電車を川越駅で降り、裁判所まで15分か20分かぶらぶら歩いたり。
 そのときにふと撮影した画像なんだねえ。

 

 真っ茶に錆びた雨樋(あまどい)の、向かって左側の、緑色の文字らしきやつ、拡大してみた。一部読み取れた。

 『宮本武藏

 『緋牡丹博徒』 『網走番外地

 『ホタル』 『鉄道員

 『七人の侍

 『ゴジラ』 『モスラ対ゴジラ

 

 いいねイイネ!
 よくよく見ると、それら映画タイトルの上に「さよならホームラン」「ラスト・プログラム」、下に「シアターホームラン」と。
 「川越スカラ座」とは別に「シアターホームラン」があり、後者は閉館するのか?

 

 ネット検索してみた。
 「小江戸川越のらり蔵り」というFacebookによると、「川越ホームラン劇場」は1950年オープン、2006年2月19日を持って閉館したそうな。
 そんな背景のある、嗚呼、これは画像、とは露知らず、私は川越支部のオービス裁判へ通っていたのだ、4年間も。
 今井亮一、愚かなり!

 ←6日17日20時50分現在、週間INが70で2位。

2018年6月16日 (土)

三菱が速度取締りから撤退の根拠

18051813 最近分かった。
 何年にもわたり私が『ドライバー』や『ラジオライフ』やメルマガ等でさんざん書いてきたあの文書が、どうやらネットではヒットしないようだ! ネットには何でも無料でありそうに見えて、結局はそんなものなんだね~。

 三菱の撤退は、噂とかそういうレベルの話じゃない。ちゃんと文書があるのだ。
 タイトルは「弊社交通取締機器 新規販売終了及び保守対応終了についてのご連絡」。

 当記事1番目の画像は、平成20年(2008年)3月24日付けで三菱電機株式会社(以下三菱)の官公システム部長が警視庁の交通部交通執行課に宛てたもの。

18051811 2番目の画像は、同年6月付けで三菱の社会システム部長が大阪府警本部の交通部交通指導課に宛てたもの。
 私は石川県警からも同様の「ご連絡」をゲットした。三菱は同じ頃に他の道府県警へも同じ文書を出したはず。情報公開条例的にはとっくに保存期限が切れており、もう手に入らないかと。

 文書には、撤退の理由が記載されている。非常に興味深い。上記『ドライバー』等でさんざん紹介してきた。

 文書には大きな一覧表が付いている。オービスも含めさまざま速度取締り機器についてそれぞれいつまでに何の対応を終了するかという一覧表だ。
 最終期限は平成29年度末=2018年3月31日。一覧表にあるすべての速度取締り機器について、すべての対応を三菱は終了した

 ただ、一覧表に載っていない装置がひとつあり…。そのことは『ラジオライフ』に書いた。

 とりあえず今回はここまで。三菱の撤退は、噂とかじゃなく、10年前に三菱から警察に対し文書でもって連絡というか宣言したのだと、そのことだけご記憶いただければ。

 ←6月16日19時50分現在、週間INが170で1位~。

2014年11月10日 (月)

11月11日(火)10時、札幌高裁、原審無罪のオービス事件、控訴審第1回!

 やっぱどうしてもダメだ、行けないっ!

 
 11日(火)10時、札幌高裁810号法廷、「道路交通法違反」の控訴審第1回。これ、原審無罪のオービス事件なのだ。
 検察は新たに証拠調べ請求をするのか、するなら、いったい何を?
 ま、証拠調べ請求ナシで、控訴趣意書と答弁書の提出を確認して、2分間前後で結審、次回判決となる可能性が高いように俺は想像する。
 2分で結審、ぜんぜんオッケー。「仙台行ったら2分で結審」ってこともあった。んなこたいいのだ、傍聴したい、でも行けない!

 

 11日(火)は俺は東京地裁で、裁判員裁判で実質無罪になった被告人の、その実質無罪確定後の下着ドロ(これも大事件なのですょ)とか、ジャニーズジュニアがらみ淫行等とか傍聴する。
 なわけで札幌のマニア諸氏よ、あとは任せたっ!

2013年11月13日 (水)

三菱オービス裁判、メーカー社員尋問をしないって!

 13日(水)は午前だけのつもりだったのに、嗚呼、結局15時30分頃まで裁判所に居てしまった。泣きそう。

 

 でも、速度取締装置から撤退を決めた三菱の、高速走行抑止装置(RS-2000、いわゆるオービス、いわゆるH)の事件に、2件も当たってしまった。
 1件は控訴審判決。終わって弁護人に尋ねたら、測定値の否認なのに、一審でメーカー社員の尋問をやってないんだという! 控訴審でもやらなかった。へぇ~! てぇことは? ある仮説が…。

 

 あと、速度じゃない事件、被告人は男性ミュージシャンかと思って傍聴してみたら、現れた被告人は、どうも見ても女性、それも若くスレンダーな美人。薄い長袖Tシャツの下、形良くふくらんだおっぱいの先っちょに、ぽちんと…。
 待て待て、女性風の名前で男性ってことはよくあるけど、ばりばり男性の名前で女性ってのは、俺は記憶にない。法廷を間違えて入っちゃったのか? そしたら…。

 

 そして14日(木)の午前は、あの事件が公判廷へ出てくるのだ! あれがあの事件とは、俺のメルマガ読者以外の記者氏は気づいてないかもね。ただ、関係者が多数来る可能性がある。団体さんが来ちゃったらマジやばい。だいぶ前に行かねばっ。

 

 そんで14日(木)は正午からこれがあるのだ。
 http://no-saiban-in.org/news/2013/11/post.html
 忙しくってもう。じゃねっ。

2009年9月11日 (金)

中国人も陰茎を露出するのだ

日(木)

 

 13時25分から東京簡裁534号法廷で、9月3日に第1回を傍聴した道路交通法違反」(オービスⅢによる63キロ超過)の判決。

 13時30分から8階の別の法廷で、どうしても傍聴しておきたい判決がある。8階まで2分で行けるか。3分かかるか。こっちが数分前に始まってくれると助かる。

 13時20分、武内晃裁判官が登壇。よっしゃ。いいぞ。続いて弁護人が来た。13時22分、検察官が来た。よっしゃ。

 ところが、被告人が来ない!
 13時25分、被告人が来た。が、いったん傍聴席に座ろうとして…んもぉ。←傍聴人が勝手に焦ってるだけで、被告人に責めはないです。

 

 判決は罰金9万円。仮にその罰金に相当する金額を納付することを命ずる。
 仮納付命令。これにより、確定を待つことなく、払う気があれば今日のうちに払うこともできるのだ。
 判決の理由はごく普通だった。

 

 大廊下を走り、エレベータはパス。小廊下の奥の非常階段を駆け上がり、13時30分からの東京地裁815号法廷、9月3日に第1回を傍聴した道路交通法違反」(女性被告人のびっくりな酒気帯び0.53mg)の判決へ。

 13時30分の30秒ほど前に入ると、もう言渡しが終わるところだった。さっきのが数分前に始まってくれればいいのに、逆だよ、んもぉっ。

裁判官 「あなたの内縁の夫、ルーズだから、よく考えないと(あなたか夫か)どっちか、いつか刑務所へ行くことになりますよ」

 「(あなたか夫か)どっちか」の部分は、私の聞き間違いかもしれない。その部分があってもなくても、裁判官の言うとおりと思う。
 主文は、懲役7月、執行猶予3年だそうだ。訴費負担。

 ちなみにこの吉村典晃裁判官を見るたび、ラーメン大好き小池さんをなぜか私は思い出す…。

 

 大廊下を急ぎ足で、13時30分から「公然わいせつ」の地裁803号法廷(青木美佳裁判官)へ。

 13時35分に入ると、通訳人が起訴状の内容を通訳するところだった。
 被告人(身柄、拘置所)はたぶん中国人。

 検察官の書証は、甲が3号証まで、乙が外国人登録原票の写しを含めて4号証まで。少なっ。
 甲号証が少ないのは、女性警察官が目撃して逮捕したから、のようだ。乙号証が少ないのは、前科・前歴がないから。

 

 混み合った電車内での陰茎露出。車内を移動した女性にわざわざつきまとった挙げ句に露出したらしい。
 この被告人質問は、非常に珍しいものだった。
 被告人はほとんどしゃべらないというか、数文字の言葉を通訳人が十数文字の言葉に通訳するというか。その内容がまた…。

裁判官 「今回の直前に感じた衝動とはどういうものですか?」
被告人 「表現できません」
裁判官 「その衝動が出て来る原因について思い当たることはありますか」
被告人 「それもちょっと表現できません」
裁判官 「今後また衝動が生じるとは考えられませんか?」
被告人 「それはないでしょう」
裁判官 「なぜないと言えますか?」
被告人 「とにかくないと思います」
裁判官 「家族を本国に残して日本で生活するのは大変でしたか?」
被告人 「そんなことはありません」
裁判官 「そうすると、今回の原因、あなた自身はわからないのですか?」
被告人 「私がいけなかったのです。もう二度としません」
裁判官 「何がいけなかったのか、というのはわからないですか?」
被告人 「………………衝動的に女性に当たってはいけないと思います」
裁判官 「当たる、とは?」
被告人 「男としてそんなことをしてはいけないと思います」

 全体に、ものすごく強情なのか。あるいは…。

 日本の裁判は(って私は毒人参。さんと違って外国の裁判を知らないが)、犯行の原因を被告人自身に分析・自省させ、では再犯しないため具体的にどうするか言わせる、というのがお約束だ。
 これに慣れると、分析・自省や具体案が足りない被告人は更生が難しそうに見える。

 だが、国によっては、たとえば、「庶民は何も考えなくていい。国が決めたことを、処罰を怖れて守ればいい」みたいな考え方もあったりするんじゃないか。
 そうすると、その国で育った者が日本で被告人になった場合、分析・自省などそもそも頭になく、「反省が足りない。ダメだこりゃ」と見なされる…文化の違いで刑が重くなることもあり得るんじゃないか。

 でもね、通訳の仕方によって裁判官、裁判員への印象がまるで異なるとかいうことも含め、そういう不公平は、裁判という“装置”にとって屁でもないんだと思う。

 そのことは、「裁判員制度はいらない!大運動」の先日の記者会見で斎藤貴男さんが述べたこととダイレクトにつながる…と言っても、ああいうのは報道されないし、わかんないか。ま、そのうち私のほうで…。

 

 ともあれ、中国人も陰茎を露出するのか、日本人だけじゃないんだと、妙な気分を感じた。そりゃ当たり前、アメリカ人もイタリア人もインド人も出すよね。

 そういえば先日、若干年配のご婦人方に「公然わいせつ」の話をしたら、「そんなのが犯罪になるの? あら~!」と驚かれてしまった。昔は女学生にぽろっと見せる男、しょっちゅういたんだそうだ。冗談も混じってるんだろうと思うけど。

 

 求刑は罰金10万円。前科なしだから、そんなもんだろう。
 けど、そんなのをなぜ地裁で? それはまぁいいとしても、なぜ大きな法廷で?

 事件名に「わいせつ」の4文字があるので傍聴人が集まると思ったから? たしかに20人は優に超えてたけど、しかし、大きく報道された事件だって平気でいつも20席の法廷でやってるじゃないか、大きな法廷が空いてるときでも。

 やっぱ、事件の関係者が多いとあらかじめわかってるとか、マスコミからの問い合わせが多いとか、そういうのは考慮することがあるとしても、また、そういう場合に備えて大きい法廷をぎりぎりまで空けておこう、という準備はあるかもしれないとしても、基本的に裁判所のほうで「この事件は傍聴人が多いだろう、少ないだろう」と考えて法廷を選ぶことはないんだな…と改めて確信を得た。

 

 被告人がほとんど何もしゃべるつもりがないことが明らかなので、裁判はスムーズに進み、14時03分閉廷。

 終わって小廊下で、聞きのがした犯行日などを、メモしていた女性らに尋ねる。学生さんだそうだ。せっかくの機会なので大運動のパンフなど差し上げる。え? ナンパじゃないよっ。すぐ別れたし、地下で『裁判中毒』を買ってくれとも言わなかったし(笑)。

 

    裁判員制度はいらない!大運動 

 

 15時15分から簡裁728号法廷で、5月29日に第1回を、7月7日に第2回を傍聴した「道路交通法違反」の審理。
 今日は論告・弁論。求刑は罰金9万円。

 たいへんなことが分かった。これは港区赤坂1丁目、首都高速4号線下りのいわゆるオービスによる63キロ超過なのだが、とんでもないことが分かった
 このオービスは三菱のRS-2000のうち、なんとRS-2000K型なのだそうだ
 秋田の例のオービスRS-2000B型。あれはいわゆるステルスタイプ。Nシステムと同じナンバー読取機能もあったかな。
 じゃあ、K型は何なのか。
 さっそく警視庁に電話。明日、契約書と仕様書を開示請求に行くと予約したょ。ま、予約はべつに必要ないんだけど、興奮して、ね。

 

※追記: 翌夕、さらに驚くべきこと、正しくは呆れるべきことが判明するのであった

人気ブログランキングへ 9月10日4時50分現在位~

 

 2000K型の事件が終わったのが15時47分。地味な事件をよく傍聴してる女性が、大廊下をすたすた北側へ歩き、北エレベータの手前角をくるっと曲がった。なんだろ…。

 行ってみて良かった! 今日で少なくとも4回目の公判の、前から気になってた「道路交通法違反」の審理が、地裁710号法廷(登石郁朗裁判官)で行われていた。
 やはり道交法だけで(しかも地裁で)そんなに審理を重ねるはずがなく、タクシーでひき逃げと報道された事件だった。

 ちょうど遺体を鑑定した医師の証人尋問、の最中だった。医師が手に持つ書類に、被害者の血だらけの頭部の写真があった。ここまでにどういう経緯があるんだか、医師は弁護人に対しけんか腰というか…。

2009年9月10日 (木)

モノレールの暴走とオービスの暴走

 9日は10時から東京地裁703号法廷で、「「介護疲れた」半身不随の73歳妻を絞殺容疑 59歳夫を逮捕 警視庁」と報じられた「承諾殺人」の新件が、12時までの予定であった。

 11時50分からは、9月2日に第1回を傍聴した「道路交通法違反」(原付バイクによる無免許&酒気帯び0.37mg&無保険)の判決があった。
 が、「承諾殺人」は報道されてるし専門外だし…と裁判所行きを断念。机の上に山積みの書類等の分類・整理を。

 

 警視庁から開示を受けたまま積んであった文書をファイルに綴じ、その際に思いついた文書の開示請求書をつくり…。
 送付する約束だった文書をスキャンして送信…。
 散らばった名刺を整理するうち、連絡を取り忘れていた件を思い出し…。

 

 途中、新聞の切り抜き、というか破った断片を発見。
 6月26日付け山陽新聞では「湘南モノレール暴走は装置誤作動 運輸安全委が報告書」と報じられてる件だ。オービス事件に関係しそうか? と破ってあったのだ。

 暴走事故の原因は「変換装置のノイズ(電気信号の乱れ)の影響」と報じられてる。
 「個人的には、家でクーラーをつけたらテレビのチャンネルが変わったようなものだと理解しています」と述べてるサイトもある。
 違法に改造されたCB無線の影響により国道沿いの家屋内の石油ストーブが誰も手を触れないのにボッと火がついたというケースと似てるのか。
 この件については、運輸安全委員会の6月26日付け「鉄道事故調査報告書」が拾える。

発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない

 と冒頭にある。
 この考え方で、道路交通事故の原因も究明されたら、道路交通事故は、若い男性の車離れ現象などを待つ前に、劇的に減少していただろうに。

 

 ま、オービスについては、モノレールの暴走や火災や道路交通事故(以下まとめて事故という)とは、決定的に異なるものがある。
 それは、事故の結果が、残らないことだ。

 オービス以外の事故の場合、モノが壊れたり焼損したり、人が死傷したり、という目に見えてあとに残る結果が生じる。
 だがオービスの場合、被疑者・被告人が「俺はそんなスピードで走ってない」と口頭で述べるだけ、何も残らない。つか残さない。写真に焼き付けられた測定値(とされる記号)以外に何も残さない。

 そうして、事故を起こしたとバレたら社会的にも損害賠償的にもたぁいへんなことになるオービス製造販売会社の、「オービスは無謬である」との裁判用の書類や証言専門社員の証言をもとに有罪とする、そこが、オービス以外の事故とは決定的に異なる。

 

 なーんていちいち言及してるから、整理がはかどらない。しょーがないか。

 

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2009年7月 9日 (木)

法廷証言、今日で270回目!

7月7日(火)

 このピコピコ音は何? 鞄の中から? あっ、デジカメの電源が勝手に入ってる…。
 その数カ月後、あれ、撮影後、電源が切れなくなった。でも、いつの間にか切れてるから、いいか…。
 と思ってたらとうとう、電源が入らなくなってしまった。バッテリー付近をいじると入るけど、こりゃあ、買い換えるしかないのか?

 

 13時20分から東京高裁720号法廷(安廣文夫裁判官)で、6月23日が第1回だった「傷害」の判決。
 原審は東京簡裁。その第1回は昨年12月16日、第2回は今年1月20日、第3回は2月17日、3月12日の第4回(判決)は、罰金20万円、訴費負担。
 今日の控訴審判決は、控訴棄却、訴費負担。
 じつはこの被告人はちょっと変わった氏名で、ネット検索すると、ヤフーで5万1100件、グーグルで1万4100件ヒットする。ヤフーとグーグルでなぜこんなに違うのか…。

 

 それが13時31分に終わり、大急ぎで東京簡裁728号法廷(岡野清二裁判官)、5月29日に第1回を傍聴した「道路交通法違反」(首都高速4号線下り赤坂付近の三菱RS-2000による63キロ超過)の、13時30分から第2回公判。
 今日は三菱電機のスガイソウイチさんの尋問なのだ。久しぶりっ。
 法廷に入るとちょうど証人尋問が始まるところだった。

検察官 「これまで、こういう法廷での証言は何回くらいやってきましたか」
証人   「今日が270回目だと思います」

 うっわ~ しばらく前に100回目というのを聞いたような気がするけど、270回というのはオービスだけでなく、ネズミ捕りのレーダ測定機の事件も含めて、なのかな。

 ま、なんにしても、270回も法廷証言してるって、ものすごいよね。ギネスブック級じゃね?
 だから、世の弁護士諸氏よ、こういう百戦錬磨どころか270戦錬磨の鉄人を前に、測定機ないし測定値が怪しいことを尋問で明らかにしようとするのは、よほどのドンデンネタでも握ってない限り、全くムリなんですょ。
 どう審問したって、微笑とともにさらっとかわされ、オービス無謬の心証を裁判官に与えるだけなんですょ。

 

 それでだ、今日の主尋問は、すごく良かった。簡潔で明解にして必要十分。素晴らしかったと思う。感動的ですらあった。
 スガイさんが腕を上げたのか、立会の日下部敏検察官のリード(証人テスト)が良かったのか、その両方だったのか。

 

 14時25分から被告人質問。
 被告人はカタカナの外国人氏名で、国籍はアメリカ。しかし日本語は流ちょう。そして、アメリカの超有名大学を卒業し、物理科学の博士号を持ってるんだという。
 ただ、どんな知識があっても、ブラックボックスたるオービスの誤測定の可能性を外側から指摘してもムダだと思う。

 論告弁論を9月に決め、15時02分閉廷。
 手帳に9月の期日が入ったのは、私はこれが初めてだ。こうやって1年があっという間に過ぎ去っていくのだ…。

 

 15時から簡裁826号法廷(江波戸直行裁判官)に入ってる「銃砲刀剣類所持等取締法違反」の新件へ。
 検察官からの被告人質問をやってた。
 被告人(31歳、身柄)は小柄で細め、マジメそうなおとなしそうな感じだった。
 強盗する目的で99円ショップでカッターナイフを買い、ショルダーバッグに入れてたんだという。ええっ。

裁判官 「ここまでくるのは、たいへんだったろうけど…」

 「たいへん」の意味を、弁護人が最終弁論で明かした。
 被告人は母子寮で育ち、母親からビール瓶で殴られるなどし、栄養バランスのある食事を与えられず、小学校卒業時で130cm、36kg。絶えずイジメを受けていたんだという。中学のとき都の養護施設に入所したが、そこでも激しいイジメを受け、施設に入ったときから一度も妹とは会っておらず、母親はどこにいるのか分からず、所持金はほとんどないのだという。
 求刑は罰金10万円。次回判決。15時35分閉廷。 
 

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2009年3月14日 (土)

高裁でオービス否認に遭遇

3月11日(水) その

 

 地下の食堂でA定食460円。今日は、ゆるい餡かけの白菜炒め、だっけ。悪くない。けして良くはないけど、トレイの上に主菜、味噌汁、麦飯、小鉢、小鉢、漬け物、濃い茶、の7つが載り、良い。

 

 13時10分から東京高裁720号法廷(田中康郎裁判長)で「道路交通法違反」の判決。
 被告人(在宅)は、黒いジャケットに黒いズボン、鮮やかな青のシャツに、赤っぽいネクタイ。つるつる頭のおじいさん乃至おじさん、だった。

 なんと、横浜の保土ヶ谷の、たぶん三菱RS-2000の、否認事件だった。
 それも、略式経由らしかった。
 制限速度は60キロで、超過速度は61キロ。
 争点は測定値ではなく、測定&撮影から約2年を経過しての取調べは、防御権の観点から違法である、というふうなことと、オービス写真の運転席に写っているのは被告人本人ではない(被告人には帽子をかぶる習慣がなく、車には鍵が付いており誰でも乗れた)、ということらしかった。

 控訴棄却。訴費不負担。
 珍しいのを傍聴してしまった。

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2009年2月19日 (木)

オービスの専門家=メーカー社員

2月17日(火) その

 

 10時30分から東京高裁622号法廷(長岡哲次裁判長)で「道路交通法違反」の判決。
 これ、少なくとも4回目の期日のはず。道交法でそんなに期日を重ねるとは、スピード違反の否認だな? と傍聴してみたわけだが、やっぱりそうだった。てゆっか、1月20日の審理を私は傍聴してたのね。すっかり忘れてた。

 山梨県の笛吹市内の高速走行抑止装置、つまり三菱のオービス、RS-2000による40キロ超過だった。
 オービスマップを見ると、山梨のオービスはぜんぶ三菱。シェア100%。山梨はタイヤチェーンで路面が削れ、ループコイル式は適さないからか。

 原審でスガイソウイチ社員が証言していたそうな。お~、スガイさん、全国の裁判所を飛び回ってますね~。

裁判長 「…スガイは…(装置)の仕組みについて熟知し、専門的見地から供述…態度は真摯、具体的かつ明確で…信用性に疑問を生じさせるようなものはない…」

 私は可笑しくて、傍聴席でニコニコしてしまった。
 なんとか偽装というのがよくあるが、偽装を疑われた営利企業の社員に「偽装はございません」と真摯に証言させ、丸呑みにする…のと同じだ。

 

 医療機器の誤作動が問題になったとき、やっぱ裁判官は、その医療機器の製造販売会社の社員に「わが社の装置は絶対大丈夫でございます」と証言させ、「証人は本件医療機器の仕組みについて熟知し、専門的見地から供述…」とやるんだろうか。
 その誤作動による被害が起こったのが、警察とか行政側の病院で、かつ同様の被害があったとの訴えが過去にたくさんあり、そのすべてを(誤作動の動かぬ証拠があった希有なケースを除き)メーカー側のカタログとセールストークだけで有罪にしてきた、という条件がそろえば、やるんだろうね。

 

 東京地検へ行き、「被疑事件罪名別月表」の2008年8月~12月分を開示請求。300円。これがあるとないとでは、傍聴の深みがぜんぜん違う。拙著『裁判中毒』でも引用してるよ~。

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2008年5月14日 (水)

スカッと気持ちの良い否認事件

 じつは昨日(13日)、
  4月8日 第1回公判 534号法廷 風営法違反
  4月10日 第1回公判 728号法廷 銃刀法違反
 の第2回公判がいずれも13時30分からあり、いずれも証人尋問だった。
 どっちを傍聴しよう、どっちもどっちだよな~、と悩み続け、そのうち、地域の活動の当番が回ってきて、しまった、忘れてた! 今さら誰かに交代は頼めないか~となり、二日酔いもあって、じゃあ、いっそ今日は裁判所はサボってしまえ、と寝て13時すぎ、当番は忘れてたんじゃなくて来週だったんだ! これから起きても完全に間に合わない、げぇ~! ということがあったの。
 二兎を追う者は一兎をも得ず…そりゃ違うか(笑)。

 

 

 13時18分、エレベータから534号法廷へ向かう途中に、見慣れぬ立札があり、「5月14日(水)午後1時30分 東京地裁八王子支部 来庁尋問室(530号法廷)」と書かれていた。非公開だから一般傍聴人は入れない旨も書かれていた。へぇ~。そんなの初めて見たよ。
 職員が幹廊下(私が勝手にそう読んでる。枝廊下と区別して)へ出てきて、きょろきょろしてた。証人がなかなか来ないのかな。

 

 13時30分から東京簡裁・刑事1室3係(八木澤秀司裁判官)534号法廷で、久しぶりの「道路交通法違反」の新件。

 

【場   所】 首都高速4号線下り 港区元赤坂
【日  時】 2006年5月5日 午前1時9分
【装   置】 三菱電機 RS-2000(俗称Hシステム)と思われる
【測定値】 122㎞/h 制限速度60㎞/hを62㎞/h超過
【被告人】 34歳 内装業 頭は坊主 スーツがけっこうキマってる
【弁護人】 国選(職権) 
【主   張】 そこにオービスがあることはよく知っており、制限は80キロと思い込んでおり、20キロ超過くらいではオービスは光らないと思い、いつもメーターをちらちら見ながら100キロ程度で走っている。ストロボが光った記憶はないが、当時もそうだったはず。

 

 これも地裁へ移送となるか不安だったが、ならずにホッとする。
 さてこの事件、どう争うのか。
 弁護人は、検察官請求の書証を全部同意。
 そして簡単に被告人質問をやり、弁論で、検察立証の不十分さ等を端的に述べた。
 最終陳述は、
被告人「ないです!」
 14時24分閉廷。
 スカッと気持ちの良い、内容的にも概ね(おおむね)申し分のない争い方と、オービス裁判を百何十件か見てきた私には思えた。
 否認なのに書証全部同意で、1回結審で? と訝る(いぶかる)方もおいでかもしれない。そのへんは、起訴(3月17日付け)がなぜこんなに遅れたのか、首都高の62キロ超過の相場は9万円なのに、なぜ求刑10万円だったのか、等々も含めて、『ラジオライフ』の連載ページに書こうかと思う。雑誌でしっかり書かせてもらいたくなる、良い争い方だった。

 

 

 裁判所内の某所で、「裁判官は死刑にしてやるって言ったのに!」「10年間こんな死刑囚に阻害されてきて、また10年間こんな……(聴き取れず)ならなきゃなんないの!」「みんな弁護士に吸い取られていったじゃん!」などと激しく興奮して職員にまくしたてるご婦人を見かけた…。

 

 今日は、オービス事件を1つ傍聴しただけで帰る。なんか不思議な感じ。
 帰り、駅の売店で、分不相応にも『プレジデント』6月2日号を買う。650円。電車内の吊り広告に、「保存版!『人の気持ちをギュッと掴む』書き方指南」「一流企業トップ12人が添削!!」「思いを200%伝える起訴状」「被害者の納得感を引き出す論告要旨」「被告人が本気になる判決書き」「気分を害さない完璧な控訴趣意書」とあるのを見て。←傍聴中毒人の幻視ですか?

 

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